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安全体感教育研修 株式会社 D-1 星野直貴 この度、5月24日から25日

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安全体感教育研修 株式会社 D-1 星野直貴 この度、5月24日から25日
安全体感教育研修
株式会社 D-1
星野直貴
この度、5月24日から25日にかけて「安全体感教育研修」に参加しました。そこ
では①墜落事故の危険を学ぶ「高所」、②感電事故の「電気」、③ドリル等の巻き込ま
れの「回転体」、④吊荷落下事故等の「玉掛け」の4項目について体感してきました。
その中で特に印象に残った「高所」と「玉掛け」について発表したいと思います。最
初に「高所」についてです。初めに「人間に見立てた60㎏のタックルバックを5m
の高さから鉄板の上に落とすとどうなるか」という墜落の衝撃を体感しました。タッ
クルバックを落とした時、体全体に響く「ドン」という強い音を感じました。その衝
撃力は2.5tの重量を表示していました。60kgの物体が5mの高さから落ちた
だけで、2.5tもの衝撃力を生むことに驚き現場で自分が5mの高さから墜落した
ら同じ事が自分の身に起きるのだと恐怖を感じました。
次に「ロープを付けた12㎏の物体を安全ネットに落し、その衝撃力を自らの手で体
感する」という研修をしました。物体がネットに落ちた時、手に持っていた自分のロ
ープが勢いよく引っ張られ、その時に落下の強い衝撃を感じました。続いて、安全帯
の正しい装着方法の講習がありました。「安全帯を腹回りと腰回りの2箇所で装着し、
1本吊でぶら下がった時にどのような違いがあるか体感する」というものです。腰回
りに装着した時は非常に安定して圧迫感も感じずぶら下がることが出来たのですが腹
回りに装着した時では、腹部に強い圧迫感があり息苦しさを感じました。もし、誤っ
て自分が墜落した時に腹回りに安全帯を装着していたら、ロープで体感した衝撃が腹
部にかかり1歩間違えば、安全帯で死んでしまうかも知れないと思いました。この体
感で高所作業での墜落の危険性と安全帯の必要性、保護具の正しい使用方法の重要性
を改めて認識しました。
次に「玉掛け」についてです。これはワイヤー切断による吊荷落下と手指の挟まれを
体感しました。吊荷落下は、
「 ワイヤーを切断し落下の様子を見る」というものでした。
吊荷が地面に落下した時、荷が広範囲に散乱しました。吊荷の近くにはむやみに近づ
かない・吊荷の下には絶対に立ち入らない事の重要さを認識しました。続いて手指の
挟まれ体感です。
「 自分の指に見立てた竹の棒を吊荷とワイヤーの間に入れて吊上げて
みる」という研修でした。荷を吊上げた時、竹の棒は一瞬で砕け散りました。その後、
自らの手を入れて挟むという体験もしました。手を挟んだ時の痛みは想像以上で忘れ
られません。今回の安全体感研修に参加して色々貴重な体験をすることが出来ました。
実際に体感したことで、現場作業での様々な危険を身を持って知ることが出来たので、
改めて安全に作業を行うという意識が高まりました。会社の先輩達が日々作業の時に
当り前に安全に対して行っている行動がとても大切な事だと再認識しました。そして
少しの気の緩みが取返しのつかない事態になってしまうという気持ちが一層強くなり
ました。高所作業では必ず安全帯を正しく装着・使用する、吊荷とワイヤーの間に不
容易に手指を入れない。こういった一つ一つの行動が大切であると考えさせられまし
た。この気持ちを念頭に置き、日々の作業を安全第一で従事していきたいです。
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