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平成19年度 (PDFファイル)
平成 19 年度 事業報告書 平成 19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで ©Martin Hill' 学校法人立正大学学園 目次 はじめに ‐1‐ Ⅰ.法人の概要 1.学校法人の沿革 2.設置する学校、学部、学科等 (1)立正大学 (2)立正高等学校 (3)立正中学校 3.設置する学校等の所在地 (1)立正大学 (2)立正高等学校 (3)立正中学校 (4)研修所 4.各学校等の入学定員・収容定員・現員等数 (1)学生・生徒数 (2)学生・生徒数の推移 (3)学部の退学者数 (4)学位授与件数 (5)平成 19 年度教育職員免許状取得状況 (6)平成 19 年度国家試験合格率 5.役員に関する事項 6.評議員に関する事項 7.教職員に関する事項 (1)立正大学教員数 (2)立正中学・高等学校教員数 (3)立正大学・中学・高等学校職員数 (4)立正大学・中学・高等学校教職員推移 8.系列の状況 (1)準付属高等学校 (2)出資割合が総出資額の2分の1以上の会社の状況 ‐1‐ ‐1‐ ‐2‐ Ⅱ.事業の概要 1.経営計画 (1)立正大学ブランドビジョン (2)新学部ないし新学科設置に向けた準備 2.教育活動の展開 (1)4年一貫教育と学部・学科カリキュラム改革 (2)遠隔教育の推進 (3)一学部一優策事業 (4)FDの推進 (5)教育・研究システムのリプレース (6)図書館システムのリプレース (7)高大連携の推進 3.研究推進 (1)オープンリサーチセンターの事業 (2)総合研究機構 (3)研究奨励表彰制度 (4)学術交流の推進 (5)研究所の事業 ⅰ ‐2‐ ‐3‐ ‐6‐ ‐7‐ ‐8‐ ‐9‐ ‐10‐ ‐10‐ ‐11‐ ‐13‐ 4.学生支援 (1)キャリア形成支援・就職支援 (2)国際交流 (3)学生健康保険互助会 (4)学生短期貸付金 (5)本学独自の奨学金制度 (6)福利厚生関係 (7)心理臨床センターでの実習指導 5.管理・運営 (1)教員の定数見直し (2)全学共通科目についての管理運営体制の確立 (3)自己点検・評価体制の一層の整備 (4)教員基礎データ管理システムの導入 (5)時代の要請に適合した事務局組織の見直し (6)次期事務システム開発 (7)一般広報の事業展開 (8)経常費補助金 (9)研究にかかわる競争的資金の獲得 6.連携の強化 (1)産学官連携推進センターの事業 (2)付属中学・高等学校との連携強化 7.公開講座 (1)朝日教育再生フォーラム IN 立正大学「日本人のモラルと教育」 (2)立正大学スペシャル講義「食と健康」 (3)環境と子育てを考える (4)仏教文化公開講座「建学の精神の顕彰」 (5)創る―眩めく創造の園へようこそ! (6)投資入門−テクニカル分析とシステム取引・入門 (7)資産運用の最前線 (8)メンタルヘルスを支援する心理療法への誘い (9)やさしさ再発見 (10)命・心 (11)地域交流 (12)社会価値を生む共創型組織 8.入試関係 (1)各種イベント (2)学生・生徒応募状況 9.大学院 (1)大学院改革 (2)大学院社会福祉学研究科博士後期課程の設置 10.中学・高等学校 (1) 教育内容の向上 (2) 進路指導 (3) 運営体制の整備・改善に関すること (4) 生徒募集に関すること 11.キャンパス整備 (1)大崎キャンパス (2)熊谷キャンパス ⅱ ‐18‐ ‐22‐ ‐24‐ ‐27‐ ‐30‐ ‐32‐ ‐32‐ ‐34‐ 12.重要な契約 (1)熊谷キャンパス再開発事業計画工事請負契約 (2)熊谷キャンパス中央監視システム・BEMS 設備導入工事契約 13. 当年度の主な設備の取得状況 14.監査の状況 Ⅲ.財務の概況 1.財務の概況 (1)消費収支計算書について (2)貸借対照表について 2.経年比較 (1)消費収支計算書 (2)貸借対照表 (3)消費収支計算書関係比率 (4)貸借対照表関係比率 3.資金調達の状況 (1)借入金の状況 (2)寄付金の状況 (3)学校債の状況 ‐35‐ ‐35‐ ‐35‐ ‐36‐ ‐36‐ ‐36‐ ‐39‐ Ⅳ. 当面の課題 ‐40‐ ⅲ はじめに 立正大学は 130 年余にわたる長い歴史と伝統を有し、建学の精神に基づいた教育を実践し発展をと げてきた。近年、大学を取り巻く競争は一段と厳しさを増しており、本学においても大学・学部の個 性化、研究教育の充実が急務となっている。 平成 16 年度からは立正大学ブランドビジョンを確立すべく、あらゆるステークホルダーに向けた アクションプランを打ち出している。 平成 19 年度は GPA の導入準備、教養教育・初年次教育の導入準備、FDの導入、大学院改革など の教育活動・研究推進活動に積極的に取り組み本学の教育水準の向上に努めてきた。 この事業報告書は、平成 19 年度における主な取り組みについて報告し、立正大学学園が時代を担 う学生の教育に今後も邁進していくことをあらためて確認するものである。 Ⅰ.法人の概要 1. 学校法人の沿革 天正 8年(1580) 明治 5年(1872) 明治 37 年(1904) 明治 40 年(1907) 大正 8年(1919) 大正 13 年(1924) 昭和 22 年(1947) 昭和 23 年(1948) 昭和 24 年(1949) 昭和 25 年(1950) 昭和 26 年(1951) 昭和 41 年(1966) 昭和 42 年(1967) 昭和 43 年(1968) 昭和 44 年(1969) 昭和 45 年(1970) 昭和 50 年(1975) 昭和 56 年(1981) 昭和 61 年(1986) 昭和 63 年(1988) 平成 6年(1994) 平成 8年(1996) 平成 10 年(1998) 平成 12 年(2000) 平成 13 年(2001) 平成 14 年(2002) 平成 16 年(2004) 日蓮宗の教育機関として下総飯高檀林(千葉県八日市場)創設 檀林を廃し二本榎(東京都港区)に宗教院を設置 専門学校令による日蓮宗大学林(東京都品川区大崎)設置 日蓮宗大学林を日蓮宗大学と改称 財団法人日蓮宗大学設置認可 大学令による立正大学文学部・予科・研究科設置 立正中学校設置 立正高等学校設置 学校教育法による立正大学文学部・仏教学部設置 立正大学短期大学部設置、立正大学経済学部設置 私立学校法により財団法人立正大学から学校法人立正大学学園となる。立正大 学大学院文学研究科設置 熊谷キャンパス開設 立正大学経営学部設置、教養部一部熊谷キャンパス移転 奈良立正女子美術学院設置 立正大学保育専門学校設置 立正大学短期大学部熊谷キャンパス移転 奈良立正女子美術学院廃止 立正大学法学部設置 立正大学保育専門学校廃止 立正大学大学院経済学研究科設置 立正大学大学院法学研究科設置 立正大学社会福祉学部設置 立正大学大学院経営学研究科設置、立正大学地球環境科学部設置 立正大学大学院地球環境科学研究科設置・立正大学大学院社会福祉学研究科 立正大学短期大学部廃止 立正大学心理学部設置 立正大学大学院心理学研究科設置 -1- 2.設置する学校、学部、学科等 (1)立正大学 大 学 院 仏 教 学 部 文 学 部 経 済 学 部 経 営 学 部 法 学 部 社会福祉学部 地球環境科学部 心 理 学 部 (2)立正高等学校 文学研究科 経済学研究科 法学研究科 地球環境科学研究科 心理学研究科 宗学科 仏教学科 哲学科 史学科 国文学科 英米文学科 経済学科 経営学科 法学科 社会福祉学科 人間福祉学科 環境システム学科 地理学科 臨床心理学科 経営学研究科 社会福祉学研究科 社会学科 文学科 全日制 普通科 (3)立正中学校 3.設置する学校等の所在地 (1)立正大学 ①大崎キャンパス 1)大学院研究科 2)学部 3)研究所等 ②熊谷キャンパス 1)大学院研究科 2)学部 3)研究所等 東京都品川区大崎4丁目2番 16 号 文学研究科、経済学研究科、経営学研究科、心理学研究科 仏教学部、文学部、経済学部、経営学部、心理学部 日蓮教学研究所、法華経文化研究所、人文科学研究所、経済研究所、産業経 営研究所、心理学研究所、心理臨床センター、産学官連携推進センター 埼玉県熊谷市万吉 1700 番地 法学研究科、社会福祉学研究科、地球環境科学研究科 法学部、社会福祉学部、地球環境科学部、仏教学部 (2 年生) 法制研究所 社会福祉研究所 環境科学研究所 (2)立正高等学校 東京都品川区大崎4丁目2番 16 号 (3)立正中学校 東京都品川区大崎4丁目2番 16 号 (4)研修所 ① 八ヶ岳研修所 ② 軽井沢研修所 山梨県北杜市大泉町西井出 8240 番地 2100 長野県北佐久郡軽井沢町大字 5640 -2- 4.各学校等の入学定員・収容定員・現員等数 立 (1)学生・生徒数 研究科 学 部 大学院 文学研究科 修士課程 博士後期課程 経済学研究科 修士課程 博士後期課程 法学研究科 修士課程 経営学研究科 修士課程 社会福祉学研究科 修士課程 地球環境科学研究科 修士課程 博士後期課程 心理学研究科 修士課程 博士後期課程 学 部 仏教学部 昼間主コース 夜間主コース 文学部 昼間主コース 夜間主コース 経済学部 昼間主コース 夜間主コース 経営学部 法学部 社会福祉学部 地球環境科学部 心理学部 昼間主コース 夜間主コース 合 計 正 大 学 中学高等学校 立正高等学校 全日制普通科 立正中学校 合 計 総合計 入学 定員 178 73 56 17 16 10 6 20 20 10 10 10 10 25 18 7 24 20 4 2,355 105 65 40 510 360 150 360 200 160 300 300 300 230 250 150 100 2,533 平成 19 年5月1日現在 収容 現 員 収容定員に対す 定員 1年 2年 3年 4年 合計 る現員の割合 390 98 145 23 266 0.68 163 37 57 15 109 0.69 112 30 45 75 0.67 51 7 12 15 34 0.67 38 15 25 3 43 1.13 20 12 23 35 1.75 18 3 2 3 8 0.44 40 7 7 14 0.35 40 7 7 14 0.35 20 4 7 11 0.55 20 4 7 11 0.55 20 6 13 19 0.95 20 6 13 19 0.95 57 11 14 2 27 0.47 36 11 13 24 0.67 21 0 1 2 3 0.14 52 18 22 3 43 0.83 40 15 19 24 0.60 12 3 3 3 9 0.75 9,590 2,703 2,707 2,544 3,205 11,159 1.16 435 104 83 115 184 486 1.18 315 103 62 85 148 398 1.26 120 1 21 30 36 88 0.73 2,095 630 712 585 776 2,703 1.29 1,795 630 710 440 627 2,407 1.34 300 0 2 145 149 296 0.97 1,490 437 441 309 395 1,582 1.06 1,170 436 420 248 337 1,441 1.23 320 1 21 61 58 141 0.44 1,250 335 334 330 437 1,436 1.15 1,200 345 318 343 358 1,364 1.14 1,200 310 313 332 453 1,408 1.17 920 240 222 236 272 970 1.05 1,000 302 284 294 330 1,210 1.21 600 184 172 186 202 744 1.24 400 118 112 108 128 466 1.17 9,980 2,801 2,852 2,567 3,205 11,425 1.14 入学 定員 300 300 200 500 収容 定員 900 900 600 1,500 1年 221 221 203 424 現 2年 223 223 259 482 3年 220 220 214 434 員 4年 収容定員に対す 合計 る現員の割合 664 0.74 664 0.74 676 1.13 1,340 0.89 3,033 11,480 3,225 3,334 3,001 3,205 12,765 -3- 1.11 (2)学生・生徒数の推移 大学 大学院 中高 (人) 15,000 14,219 14,352 14,217 1,309 1,282 1,269 444 442 12,500 14,060 1,522 462 451 13,112 13,100 13,047 13,021 13,053 1,222 1,166 1,199 1,262 1,375 372 430 339 293 12,765 1,340 277 266 10,000 7,500 12,468 12,626 12,486 12,087 11,460 11,562 11,509 11,466 11,401 11,159 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 5,000 2,500 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 (3)学部の退学者数(除籍者を含む) 学 部 名 仏教学部 昼間主コース 夜間主コース 文学部 昼間主コース 夜間主コース 経済学部 昼間主コース 夜間主コース 経営学部 法学部 社会福祉学部 地球環境科学部 心理学部 昼間主コース 夜間主コース 合 計 1年 2年 3 3 0 20 20 0 9 9 0 7 8 7 5 5 2 3 64 3年 10 5 5 34 34 0 41 34 7 8 7 6 5 9 5 4 120 4年 3 3 0 23 10 13 2 0 2 4 17 5 8 6 2 4 68 -4- 15 9 6 57 37 20 17 14 3 27 22 10 22 16 7 9 186 平成 20 年 3 月 31 日現在 現員数に対する 合計 退学者の割合(%) 31 6.38 20 5.03 11 12.50 134 4.96 101 4.20 33 11.15 69 4.36 57 3.96 12 8.51 46 3.20 54 3.96 28 1.99 40 4.12 36 2.98 16 2.15 20 4.29 438 3.93 (4)学位授与件数 研究科名 専攻別 仏 英 社 文 学 研 究 科 史 国 哲 教 学 専 米文学専 会 学 専 学 専 文 学 専 学 専 合 計 攻 攻 攻 攻 攻 攻 経済学研究科 法 学 研 究 科 経営学研究科 社会福祉学研究科 環境システム学専攻 地理空間 システム学専攻 合計 臨床心理学専攻 応用心理学専攻 心理学研究科 合 計 心 理 学 専 攻 合 計 地球環境科学 研 究 科 修士課程 申請者数 5 1 1 5 2 4 18 20 7 7 10 10 2 12 14 5 19 ‐ 93 (5)平成 19 年度教育職員免許状取得状況 中学校 専 修 一 国 語 1 社 会 2 外 国 語 ( 英 語 ) 書 道 商 業 宗 教 地 理 歴 史 公 民 情 報 理 科 福 祉 合 計 3 幼稚園一種 特別支援学校一種 108 19 修士授与 件数 5 1 1 5 2 4 18 20 5 7 10 10 2 12 14 5 19 ‐ 93 種 課程博士 申請者数 1 0 0 0 0 2 3 2 ‐ ‐ ‐ 2 0 2 ‐ ‐ ‐ 1 8 専 28 94 14 課程博士 授与件数 1 0 0 0 0 0 1 2 ‐ ‐ ‐ 2 0 2 ‐ ‐ ‐ 1 6 高等学校 修 一 1 1 1 3 7 1 144 6 論文博士 申請者数 2 0 0 0 0 0 2 1 ‐ ‐ ‐ 1 0 1 ‐ ‐ ‐ 0 4 論文博士 授与件数 2 0 0 0 0 0 2 1 ‐ ‐ ‐ 1 0 1 ‐ ‐ ‐ 0 4 合 種 35 20 7 10 1 98 142 4 7 13 337 計 65 96 34 7 10 2 99 145 4 15 13 490 (6)平成 19 年度国家試験合格率 学 部 国家試験の名称 社会福祉学部社会福祉学科 社会福祉士国家試験 (H19 卒業者数 288 名) 精神保健福祉士国家試験 社会福祉学部人間福祉学科 保育士申請者数 (H19 卒業者数 136 名) 幼稚園申請者数 受験者数 (A) 合格者数 (B) 合格率(%) B/A*100 152 52 34.21% 7 5 71.43% 127 所定科目を履修すると卒業と同時に 111 取得 -5- 5.役員に関する事項 平成 20 年3月 31 日現在 役職名 氏 名 担当または主な職業 理 事 長 及川 周介 副理事長 髙村 弘毅 立正大学長、立正大学地球環境科学部教授 常任理事 山崎 和海 立正大学副学長、立正大学経営学部教授 常任理事 清水 千尋 立正大学副学長、立正大学法学部教授 常任理事 清水 海隆 立正大学副学長、立正大学社会福祉学部教授 理 事 中原 健次 立正中学・高等学校長 理 事 手川 誠士郎 立正大学文学部教授 理 事 小池 和彦 立正大学法学部教授 理 事 張田 珠潮 宗教法人妙立寺住職 理 事 髙木 明 理 事 丸山 暢謙 理 事 倉本冨士雄 理 事 上田 尚正 宗教法人立本寺住職 監 事 野坂 法雄 宗教法人常仙院住職 監 事 長谷川正浩 弁護士 監 事 石橋 財団法人石橋湛山記念財団理事長 省三 立正大学事務局長 -6- 6.評議員に関する事項 平成 20 年3月 31 日現在 担当または主な職業 役職名 氏 名 評議員 髙村 弘毅 立正大学長、立正大学地球環境科学部教授 〃 〃 中原 北川 健次 前肇 立正中学・高等学校長 立正大学仏教学部長 〃 北村 行遠 立正大学文学部長 〃 〃 五味 池上 久壽 和男 立正大学経済学部長 立正大学経営学部長 〃 鈴木 隆史 立正大学法学部長 〃 〃 矢澤 米林 圭介 仲 立正大学社会福祉学部長 立正大学地球環境科学学部長 〃 楡木 満生 立正大学心理学部長 〃 〃 新木 石黒 裕信 誠 立正大学事務局副局長 立正大学事務局学長室部長 〃 大場 一人 立正中学・高等学校教頭 〃 〃 松本 和道 小多喜孝道 宗教法人盛泰寺住職 学校法人小多喜学園理事長 〃 二ノ宮啓吉 目黒区議会議員 〃 〃 吉浜 松田 邦夫 克也 ㈱吉浜商店 城南信用金庫 〃 井口 範英 ㈱トーニチコンサルタント 〃 〃 金居 黒田 央 幸寿 八洲学園国際高等学校 ㈱アットホームプラス代表取締役 〃 新渡戸智純 宗教法人妙行寺住職 〃 〃 砂川 駒野 米子 教源 宗教法人常在寺住職 〃 張田 珠潮 宗教法人妙立寺住職 〃 〃 小倉 古河 光雄 良晧 宗教法人円乗寺住職 宗教法人常圓寺住職 〃 遠藤 是秀 宗教法人大泉寺住職 〃 〃 齊藤 小林 憲一 順光 宗教法人東城寺住職 宗教法人妙源寺住職 〃 丸山 暢謙 〃 〃 池上 小島 幸保 敏男 〃 倉本冨士雄 池上商事株式会社代表取締役 衆議院議員 -7- 7.教職員に関する事項 (1)立正大学教員数 学 部 仏 教 教 文 経 経 済 営 法 社 会 福 祉 地球環境科 心 理 合 計 授 12 32 20 13 14 20 19 17 147 准教授 6 7 5 4 6 7 2 6 43 専 講 師 1 5 3 6 5 0 4 5 29 任 教 員 助 教 助 手 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 7 0 1 1 10 平成 20 年3月 31 日現在 非常勤 合計 平均年齢 講 師 54.3 29 48 58.1 159 203 54.5 66 94 50.1 33 56 50.2 40 65 55.0 50 80 50.2 41 73 52.1 65 94 53.4 483 713 小 計 19 44 28 23 25 30 32 29 230 (2) 立正中学・高等学校教員数 学校別 教 平成 20 年3月 31 日現在 諭 平均年齢 講 師 合計 中 学 23 35.6 22 45 高 校 30 42.1 24 54 53 39.2 46 99 合 計 (3) 立正大学・中学・高等学校職員数 学校別 専任職員 常勤嘱託 大 小計 平成 20 年3月 31 日現在 非常勤嘱託 合計 平均年齢 学 154 17 171 46.0 29 200 中学高校 4 6 10 38.2 2 12 158 23 181 45.6 31 212 合 計 (4) 立正大学・中学・高等学校教職員推移 大学 専任教員 大学 非常勤講師 職員 中高教諭 600 (人) 544 550 511 508 526 503 490 490 230 228 209 478 480 483 231 226 226 230 201 195 186 187 85 95 181 99 平成17年 平成18年 平成19年 500 450 400 350 300 250 200 228 224 226 218 211 213 212 210 76 80 82 平成14年 平成15年 平成16年 150 100 78 79 77 81 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 50 ※中高教員は非常勤講師を含む。職員は学園全体で常勤嘱託者を含む -8- 8.系列の状況 (1)準付属高等学校 学校法人淞南学園 立正大学淞南高等学校 住 所 島根県松江市大庭町 1794 の2 人的関係 なし (2)出資割合が総出資額の2分の1以上の会社の状況 立正エンタープライズ株式会社 主たる事業 損害保険代理業(83.9%)引越業者・貸衣装業者の紹介業務(16.1%) 資 本 金 10,000,000 円(出資割合 100%) 人的関係 役員及び従業員は全員当学園役職員が兼務及び出向 -9- Ⅱ.事業の概要 1.経営計画 (1) 立正大学ブランドビジョン 4年目を迎えたプロジェクトで、平成 19 年度は立正大学の教育理念の視覚化、イメージの刷新、 学内のアイデンティティ確立などを通して、大学の社会的ポジションを高めることに主眼をおいて展 開した。本学が揚げる「ケアロジー」と『「モラリスト×エキスパート」を育む。』の教育目標を「受 験生・高校生」 ・ 「社会」 ・ 「在校生・教職員」のステークホルダーをターゲットにアプローチし、本学 の社会的認知度向上の訴求を意識した事業展開を行った。 日時 イベント 会場 10 月 4 日 (木) 18:30∼ 特別招待試写会(仙台) 「北極のナヌー」 MOVIX仙台 シアター3 「人間の視点から」「社会の視点から」 10 月1日(月) ラジオメッセージ 「地球の視点から」をコンセプトにケア ニッポン放送 ∼ 60秒3 本・20 秒1 本 ロジーの訴求を図る 12 月20日(木) 1 月7 日(月) 立正大学の理念や存在感を情緒的に訴求した 「ビジネスショウアップ」 ニッポン放送 ∼ 出演:高村学長 1月11 日(金) 第1回 管理栄養士・健康運動指導士 古旗照美 ビジョンミーティング 立正大学 12 月17日(月) −栄養と運動指導の視点か 大崎キャンパス 16:00∼ ら身体のケアをアプローチ 管理栄養士・健康運動指導士 藤原えみ子 する− 第2回 1 月 16 日 (水) ビジョンミーティング −食事と食育の視点から身 16:00∼ のケアをアプローチする− 第3回 3 月14日(金) ビジョンミーティング −理学療法の視点から身体の 16:00∼ ケアをアプローチする− 食環境コンサルタント 神木千鶴 内科医・医学博士 新居裕久 昭和大学医学部客員教授 日本理学療法士協会副会長 内山 名古屋大学医学部教授 靖 立正大学 大崎キャンパス 立正大学 大崎キャンパス (2) 新学部ないし新学科設置に向けた準備 平成 18 年度の新学部(学科)構想委員会、熊谷キャンパス将来計画・実施委員会 WG 答申、総合政 策会議 WG 案、熊谷キャンパス新学部構想学長試案等を継承し、平成 22 年度開設予定の新学部(学科) 設置に関する検討と諸準備を進めた。 - 10 - 2.教育活動の展開 (1) 4年一貫教育と学部・学科カリキュラム改革 4年間一貫教育体制は、平成 19 年度に仏教学部が大崎キャンパスに全面移転したことに伴い完成 を見るにいたった。これにより、各学部はカリキュラム編成をはじめその個性的教育を展開すること がいっそう可能となった。 (2) 遠隔教育の推進 平成 17 年度にサイバキャンパスネットワーク事業として双方向授業の整備を行った。平成 18 年度 には双方向授業実施推進のため「遠隔教育推進委員会」を発足し、平成 19 年度において、学部 11 コ マ、大学院3コマ、計 14 コマを遠隔授業として実施した。 今後は遠隔教育のみならず広くICT(Information&Communication Technology)教育を推進し、 多様なメディアを高度に利用した教育を推進していく予定である。 (3) 一学部一優策事業 平成 17 年度から推進しており、学部特性を生かした事業、学部横断的な事業など社会にアピール できる事業を各学部から募集した。平成 19 年度は仏教学部から申請のあった「仏教文化体験学習セ ンター・文化財修復研究学習プロジェクト」を採択した。事業期間は平成 20 年度∼平成 22 年度。 (4) FDの推進 大学および大学院学則の改正を行い、FD推進委員会のもとでFD関連項目整理、講演会、授業評 価アンケートの取り組み、他大学の状況視察調査、本学各学部での取り組み調査、各種学事改革事項 の検討、新任者研修、GPA導入検討などを行った。 ①大学・大学院 FD 研修講演会 学内研修会 教育改善の啓蒙を企画して、テーマを定めて、年2回の研修・講演会を行った。今後は 内 容 継続して開催する テーマ「アメリカの大学マネイジメントと教育改革」 第 1 回 吉岡 茂産学官連携推進センター長(立正大学地球環境科学部教授) テーマ「市民参加のためのカリキュラムと研究をいかにして高等教育で保進するか」 第 2 回 リンダ・ビアズリー氏 アメリカ・タフツ大学教育学部講師 そ の 他 IT を活用した授業改善を促進するために、ソフトの活用方法の年4回説明会を行った 学外研修会 FD 活動を促進するためには、教員の意識改革が必要であることから、私大連およびその 内 容 他大学の FD 研究会に積極的に教職員を派遣した ②学生による授業評価 学生の授業評価は所定のアンケート用紙に記入して提出する形式で行った。アンケートは、授業内 容、教授法、授業の成果、授業態度等を5段階ポイントで評価している。アンケートは集計分析をし、 各教員に結果を通知した。教員の教育改善指導のためのものである。なお、学生の科目選択の資料と しては結果を公開していない。また、公開授業も検討中である。 ③その他 FD活動の一環として、すでに新任教員の研修は実施しているが、平成 20 年度よりFD活動 NEWSLETTER を発行する計画を立てた。 ④自己点検・評価との関係 自己点検評価とFDをアライアンスする体制づくりを行いつつ、各学部・各研究科のFD推進政策 を実施していくための環境づくりを進めた。 (5) 教育・研究システムのリプレース 最新のハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク技術による教育研究システム全体の再構築を行 うと共に、無線LAN整備・AV教室へのLAN配線やネットワークセキュリティ強化に重点を置い - 11 - てシステム構築を行った。 この教育研究システムを活用することにより、授業における「学習意欲を喚起する動機付けの工夫、 その効果を実現するための授業設計や授業技術の工夫」など授業改善に役立てる。 特に、e−Learning についてはLMS機能と Web ページによる自学自習を可能とする教員向けの簡易 な教材作成ツールとして講義収録システムを導入する等、事前・事後学習用のコンテンツ作成を可能 とした情報基盤を整備した。 加えて、無線LAN環境の充実やAV機器を導入済みの教室へLANを敷設したことにより、学生・ 教員自身の持込みパソコンを活用できるオープン環境や授業環境へ配慮したネットワークを拡充する ことができた。 (6) 図書館システムのリプレース ハードウェアの劣化による障害が起こりやすくなってきたことと、他大学の図書館と比べ遅れてい る情報化のステップアップを図るため、リプレースを行なった。 ①Windows のセキュリティ更新プログラムの配布は配信用サーバを設置し、館内の検索用パソコンや 業務用パソコンの自動アップデートができるようにした。 ②「個人情報の保護に関する法律」全面施行後の最初のリプレースということもあり、セキュリティ の大幅な強化を図った。 ③リプレースを機会に、他機関のコンソーシアムへ参加できる条件を整え、さらに携帯電話からの蔵 書検索ができる環境も整備した。 ④平成 20 年度に予定されている統合認証システムの導入により、インターネット経由で自宅のパソ コンや携帯電話から資料の貸し出し予約を可能とした。 ⑤Web シラバス稼動時には、OPAC と連携して指定図書の書誌情報や所蔵状況の検索が可能となった。 (7) 高大連携の推進 平成 19 年度新たに2校と協定を締結し6校となった。また、はじめての試みとして連携している 高等学校と協議会を開催し、平成 20 年度に向けた連携のあり方について協議した。 - 12 - 3.研究推進 (1)オープンリサーチセンターの事業 事業名 「第 19 回環境修復セミナー」 主 催 オープンリサーチセンター 共 催 日本地理学会乾燥、半乾燥地域研究グループ 期 間 7月 11 日(水) 場 所 地球環境科学部会議室 話題提供者 ウラントヤ(烏蘭図雅)内蒙古師範大教授 テ ー マ 中国内モンゴル自治区の環境問題 国際オープンセミナー「水環境の修復―荒川からアジアへ―」 主 催 オープンリサーチセンター、地球環境科学部 熊谷市、埼玉県環境科学国際センター、国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事 後 援 務所、NPO 法人荒川クリーンエイド・フォー、同 秩父の環境を考える会,同 荒川 流域ネットワーク、同 エコシティー志木 期 間 2月 23 日(土)10 :00∼17:00 会 場 マロウドイン熊谷 平成 18 年度立正大学オープンリサーチセンタープロジェクト報告会 主 催 オープンリサーチセンター 期 間 3月3日(月) 9:30∼17:15 会 場 熊谷キャンパス 6 号館(6102 教室)。参加者 52 名。 他機関との協働事業 ナホトカ号油流出事故から 10 年シンポジウム「ふるさとの海を誰が守るのか?」 主 催 日本環境災害情報センター、立正大学 共 催 IFAW(国際動物福祉基金) 環境省、財団法人日本野鳥の会 財団法人日本鳥類保護連盟 財団法人世界自然保 後 援 護基金ジャパン 期 間 7月8日(日) 会 場 大崎キャンパス 石橋湛山記念講堂。参加者 50 名。 他機関との協働事業 GoogleMap・GoogleEarth の使い方講座 −ORC-GIS 講習会/埼玉県 GIS 普及推進研究会 7 月例会− 主 催 オープンリサーチセンター、埼玉県 GIS 普及推進研究会 期 間 7月 26 日(土) 会 場 熊谷キャンパス地球環境科学部棟 2F コンピュータ AB 室。参加者 26 名。 他機関との協働事業 荒川流域一斉水質調査 共 催 特定非営利活動法人荒川流域ネットワーク、オープンリサーチセンター 後 援 国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所 期 間 6月 3日(日) 場 所 荒川流域。参加者 60 名。 他機関との協働事業 公開授業『図化名人(デジタル写真測量システム)の基礎』 期 間 12 月8日(土) 会 場 地球環境科学部 3320 教室(地図製作室)。参加者 16 名 他機関との協働事業 地域 SNS 研究会「SNS でまちを元気に」 主 催 NPO 法人 GIS パートナーシップ、オープンリサーチセンター 期 間 2月7日(木) 会 場 地球環境科学部棟 2F 学生 CPU 室。参加者 18 名 他機関との協働事業 「自治体 GIS セミナー」自治体 GIS セミナー 地理空間情報をどう管理するか? −土地の管理における合意形成について考える− 主 催 社団法人日本測量協会・埼玉県 GIS 普及推進研究会 社団法人埼玉県測量設計業協会・埼玉県測量設計業協同組合・オープンリサーチセ 後 援 ンター - 13 - 期 会 主 後 期 会 主 後 期 会 間 場 2月 14 日(木) さいたま市 新都心ビジネス交流プラザにて開催。参加者 80 名 他機関との協働事業 「自治体 GIS セミナー」自治体 GIS セミナー 地理空間情報をどう管理するか? −土地の管理における合意形成について考える− 催 社団法人日本測量協会・埼玉県 GIS 普及推進研究会 社団法人埼玉県測量設計業協会・埼玉県測量設計業協同組合・オープンリサーチセ 援 ンター 間 2月 14 日(木) 場 さいたま市 新都心ビジネス交流プラザにて開催。参加者 80 名 他機関との協働事業 第 24 回 環境保全講習会 「人間と自然」 催 NPO 法人埼玉カウンセラー協会、オープンリサーチセンター 援 環境省関東地方環境事務所、埼玉県、熊谷市 間 3月8日(土) 場 熊谷キャンパス 8201 教室。参加者 75 名 (2) 総合研究機構 FD活動には、教育ばかりではなく、研究活動もあるが、①大学全体として研究FDを推進する組 織がない、②外部からの共同研究を受け入れたあとの研究プロジェクトをアレンジする組織がない、 ③各研究所活動はあるが、大学全体として共同研究を促していく組織がない、④教育に関しては、教 育のFD推進委員会が組織化されているが、研究に関しては、研究FD推進する組織がない等の事情 を前提として、それぞれの研究所の独自性を活かしつつ、各研究所がコラボレートできる「総合研究 機構」として平成 20 年度具体化しつつある。 (3) 研究奨励表彰制度 日蓮宗から研究奨励金として寄付された資金をもとに、「立正大学研究奨励金に関する要領」およ び「立正大学蘊奥賞選考に関する申し合わせ」により選考した。平成19年度蘊奥賞は本賞および褒賞 該当者はなく、将来その分野において蘊奥を究める可能性が高く、研究能力等が十分備わっていると 認められる者に与えられる奨励賞が斉藤昇文学部教授ならびに保正友子社会福祉学部准教授に授与 された。 (4)学術交流の推進 学部 仏 教 学 部 経 済 学 部 経 営 学 部 地球環境科 学 部 目的 提携先 世界的視野に基づく仏教学・仏 教文化の学術交流 中華仏学研究所、福厳仏学院、新竹玄奘大学、仏光山南華大学、 タマサート大学、中央民族大学、西蔵大学、北京大学、韓国精 神文化研究院、カリフォルニア大学バークレー校、ハワイ大学 マノア校、ゲッチンゲン大学、東国大学校、圓光大学校 国内外大学との学術交流の促進 中国北京交通大学経済管理学院、華東師範大学 学術文化や科学研究向上 中国海洋大学、国民大学、復旦大学、フィリピン大学 海外の大学および一流の研究 内蒙古師範大学地理科学学院 者との学術交流 - 14 - (5)研究所の事業 機 関 紙 研 究 会 仏教講座 資料調査 蒐集・整 理・伝存 機 関 紙 公開研究会 研 機 究 会 関 紙 研究助成 日蓮教学研究所 「日蓮教学研究所紀要」発行 ・月例研究会 6月 27 日「仏教遺跡をめぐる一・二の問題所員」所員則 武 海 源、7月4日「日蓮 教学における「以信代慧」の論理」所員原 愼 定、10 月 24 日「諸宗教の共存と融 和―サカ・クシャン時代のマトゥラーにおける宗教状況」所員高 橋 堯 英、11 月 28 日「日蓮宗における植民地布教と移民布教」所員安 中 尚 史、1月 30 日 隣国の聖 人と二人の仏教僧」所員三 友 健 容 ・研究生研究会 6月 13 日『立正安国論』の研究―「実乗の一善」を中心に―古 河 良 啓・身延山内 金石文の研究林 是 恭、7月4日日蓮聖人の法華経観宮 川 朋 子、富士門流の成立 と展開に関する一考察本 間 俊 文、10 月 24 日 日蓮聖人と檀越高 橋 貫 道・一念三 千観の源流の考察中 村 宣 悠・日蓮聖人の女人成仏観―法華経における女人救済論を 中心に―穂 坂 悠 子、11 月 28 日 心性院日遠における法華経解釈をめぐって山崎美 由紀・日蓮宗教学史における皆久論争の一考察―松平頼該の弘教活動を中心として― 武 田 悟 一、2 月5日丹後国日蓮教団の考察―網野本覚寺文書を中心に―高 野 聡 顕・ 日蓮聖人における「解説」の一考察奥 野 本 勇 11 月 29 日(第 47 回)鎌倉新仏教の寺院の在り方と本堂の形態 近畿大学教授 櫻 井 敏 雄 ・史料調査:古文書等の研究調査「京都本満寺」 ・架蔵資料デジタル化:「京都平楽寺書店所蔵日成本録内遺文」 、「京都平楽寺書店所 蔵写本録内遺文」 「千葉長谷寺所蔵寛永 19 年刊本録内遺文」合計約 4,800 カットのデ ジタル化を終了。 ・史料叢書編集・出版:第1冊、史伝旧記部『本圀寺年譜』の編集作業を進め、最終 段階に至った。また、第2冊として史伝旧記部『小山茗話』の刊行を企て、原資料の 撮影調査に赴き、翻刻作業を進めた 法華経文化研究所 「法華文化研究」発行 5 月 23 日 山 西 ・ 綿 山 に お け る 空 王 仏 信 仰 の 形 成 仏教学部准教授・法華経 文化研究所所員手 島 一 真 、 10 月 3 日 薬 王 菩 薩 本 事 品 に つ い て 国 際 仏 教 学大学院大学教授 今西順吉 ・研究員研究生研究会 第1回5月30日現代日本仏教の一側面について―研究の原点の再確認―研究生木田 隆正・キジル石窟天象図と焔肩仏との関連性について内藤善之・現存梵本『八千頌 般若経』の形成過程について庄司史生・宗炳の空思想について研究生野田悟史 第2回 10月31日『大智度論』における「施」について ― 仏 教 社 会 福 祉 思 想 の 一 考 察 ― 吉 村 彰 史・一 乗 要 決 に お け る 引 用 文 献 につ いて 丹 治法 義 ・四天王 に 関する 一考 察近 藤 信一 ・安慧 の 三性説に ついての 一考察 伊藤康 裕 ・個別研究会 正法華経研究会(主任・伊藤瑞叡教授)、法華思想研究会(主任・伊藤瑞叡教授)、法華経 美術研究会(主任・坂輪宣敬教授)、法華経梵本研究会(主任・仲澤浩祐教授)、 西域 出土文献研究会(主任・三友健容教授) 、天台学研究会(主任・三友健容教授) 人文科学研究所 「人文科学研究所年報」第 45 号発行 共同研究(A)石垣壽郎(哲学科)「科学的実在主義の検討」、時枝 努(史学科)「東北 地方における中世山岳宗教遺跡の考古学的研究」、矢野光治(文学科日本語日本文学 専攻コース) 「中国の文字改革について」 、島村幸一(文学科日本語日本文学専攻コー ス)「 『大島筆記』の研究」 、大塚 巌(文学科英語英米文学専攻コース) 「英語におけ る修飾構造の解明」 共同研究(B) 継続(平成 17~19 年度)代表者手川誠士郎「身体論の現在に向けて―身 - 15 - 体と行為―」構成メンバー手川誠士郎・望月哲也・安達秀夫・村上喜良・田島和久・ 板橋勇仁・岩田圭一 5 月 23 日(水)情報時代の図書館」平野美恵子所員(社会学科) ・ 「文字の造形美」 松 村定男所員(文学科日本語日本文学専攻コース)、6 月 27 日(水)「『超越論的自我論』 への序論」湯浅正彦所員(哲学科)・「《メディア・テクスト》を手がかりとした社会史 記述の可能性」浅岡隆裕所員(社会学科)、10 月 24 日(水) 「草原と森林―中国環境問 題の一端―」尾形 勇所員(史学科) ・「イタリアにおける国家形成と国民形成」北原 敦所員(史学科)、11 月 28 日(水) 「トマス・ハーディにおける都市について」藤田 定例発表会 繁所員(文学科英語英米文学専攻コース)・「ジョナサン・スウィフトの“Raillery” について」渡邊孔二所員(文学科英語英米文学専攻コース)、1 月 23 日(水) ・ 「アリ ストテレスの哲学における『身体』概念の生成」岩田圭一所員(哲学科) ・「武術の場 における身体的同調―大東流合気柔術を事例として―」田島和久所員(社会学科)、2 月 27 日(水)「論理と実在」石垣壽郎所員(哲学科)・「里山における山頂遺跡の存在 形態―福島市信夫山山頂遺跡出土品の調査―」時枝 努所員(史学科) 日時:平成 19 年 12 月 13 日(木) 講師:酒井紀幸氏(早稲田大学文学学術院教授) 公開講演会 演題:「身体・アイデンティティ・文化」 経済研究所 機 関 紙 「研究叢書」第 26 号発行 第 1 回 平成 19 年 6 月 20 日 講師:川上 洋一 諏訪東京理科大学嘱託教授 演題:今日のイラク情勢 第 2 回 平成 19 年 7 月 10 日 講師: 小林 襄治 証券経済研究所客員研究員 演題:1990 年代以降の国際金融システム−カジノ資本主義再考− 講 演 会 第 3 回 平成 19 年 11 月 27 日 講師: 林 健久 演題:現代福祉国家の変容をめぐって 第 4 回 平成 20 年 1 月 15 日 講師: 大友 篤 ICONS 国際協力株式会社常務取締役 演題:統計分野の途上国援助 第 1 回 平成 19 年 5 月 29 日 報告者:元木 靖 経済学部教授 テーマ: 乾燥限 界地のコメづくりをめぐる環境変化−中国天山山麓のフィールド・ノートから− 研 究 会 第 2 回 平成 19 年 12 月 4 日 報告者:北原 克宣 経済学部准教授 テーマ: 中国農業−見たまま、聞いたまま− 王 研 究 助 成 機 関 紙 研 究 会 研究プロジ ェ ク ト支 援 産学官共同 事 業 機 関 紙 在喆 教授 中国地域別エネルギーの相互依存関係についての研究 −『2002 年エネルギー分析用中国地域(6地域)間産業連関表』に基づく実証分析− 北原 克宣 准教授 長期不況後における日本資本主義の再生産構造と現代的貧困に関する研究 高嶋 修一 講師 両大戦間期における小運送政策の研究 山田 知明 講師 失われた十年の分配的側面に関する理論及び実証的研究:動学 的一般均衡によるアプローチ− 産業経営研究所 「産業経営研究所年報」第 25 号発行 6 月 29 日 大崎キャンパス 高見茂雄経営学部教授「工作機械メーカーの設備投資 行動」 、村松洋平経営学部准教授「組織アイデンティティ研究の意義と展望」 11 月 30 日 大崎キャンパス 池上和男(経営学部長) 「商店街調査とゼミ活動」 、秦 野 眞(産経研所長) 「投資・金融教育とゼミ活動」 1月 25 日 大崎キャンパス 共同研究 PJ(3 件)、個人研究 PJ(7 件) 共同研究 PJ(3 件)、個人研究 PJ(7 件) 10 月 28 日 大崎キャンパス全館 テーマ「10 年後を見据えて」 ・全体会 (中小企業家劇「東京 ある企業家の最後の選択」) 本学参加者:佐藤一義産学交流委員、泰野 眞産経研所長 ・17 分科会 本学参加者:加藤吉則大学院委員長、伊藤瑞叡仏教学部教授、泰野 佐藤一義産学交流委員、池上和男経営学部長 法制研究所 「法制研究所年報」13 号発行 - 16 - 眞産経研所長、 公開シンポ ジ ウ ム 機 関 紙 プロジェク ト 研 究 文化サロン 機 関 紙 気象予報士 基礎講座産 (学官連携) 機 関 紙 研 究 発 表 個人研究の 助 成 共同研究の 助 成 平成 19 年 12 月1日(土)熊谷キャンパス2号館 2101 教室 内容:パネルディスカッション「地域政治・行政とモラル─市民参加を通じての日米 の実践から」 社会福祉研究所 「社会福祉研究所年報」第 10 号発行 仲山プロジェクト研究(研究期間平成 18 年 4 月−平成 20 年 3 月) 研究テーマ:「大学における障害学生支援−立正大学社会福祉学部および関係諸機 関における調査から− 研究メンバー:仲山佳秀(代表)、堺 正一、中村尚子、森田久美子 梅澤プロジェクト研究(研究期間平成 19 年 4 月―平成 21 年 3 月) 研究テーマ:「感性福祉と関わる研究領域の研究内容・方法論の構築」 研究メンバー:梅澤啓一(代表)三友量順、溝口 元 6 月 20 日(水)埼玉県 NPO 推進課 宇佐美真一主査・NPO くまがや副代表理事出浦尚 明、「埼玉県と大学間における NPO 活動」 ・「私と熊谷の市民活動」 10 月 17 日(水)社会福祉学部教授 蟻塚昌克、「占領下における C.F.サムスの夢と 紙芝居・黎子物語」 12 月 19 日(水)なでしこ子育て支援センター主任 黒澤稔枝、 「子育て支援センタ ーについて」 2 月 13 日(水)環境科学研究所所長・地球科学部教授 福岡義隆、 「エコ川柳を通し て環境・福祉を観る」 環境科学研究所 「地球環境研究」10 号発行 ・入門・基礎コース 8 月 1 日(水)∼ 8 月 4 日(土)、8 月 6 日(月)∼ 8 月 11 日(土)(全 10 日間) 10:00∼18:00、ビジネス気象研究所主催、立正大学地球環境科学部共催で、立正大学 熊谷キャンパスにて開催。参加者 26 名 ・応用・実践コース 5 月∼7 月 毎週水曜日・土曜日、ビジネス気象研究所主催、立正大学地球環境科学 部共催で、立正大学熊谷キャンパスにて開催。参加者 8 名 心理学研究所 「心理学研究所紀要」第六号発行 塚野州一研究員「子どもはおとなになりたくないのか」 、日向野智子研究員「対人苦 手意識の社会心理学的検討」、大津悦夫研究員・浪本勝年研究員・樋口直宏研究員「大 学教育と教員養成」 ・鬼頭明成研究員「高度経済成長期における地域の変貌と学校教育」 ・畑中美穂研究 員「自己開示が心身の健康に及ぼす影響:促進条件および阻害条件の検討」 ・山村豊 研究員「高齢者の注意と認知フィットネスについての研究」、奥野誠一研究員「教育 領域における子どもへの援助に関する研究」 、金山富貴子研究員「組織・集団内にお ける対人嫌悪について」、実績または進捗状況:以上5件の個人研究については、平 成 20 年度発行の『立正大学心理学研究所紀要 第七号』において成果報告がおこな われる予定である。 ・齊藤グループ(齊藤勇研究員・宮城まり子研究員・今村泰子研究員) 「Work・Life・ Balance の国際的研究」、大津グループ(大津悦夫研究員・岩本俊郎研究員・浪本勝 年研究員・樋口直宏研究員・大島英樹研究員) 「大学教育と教員養成」、田村グループ (田村英恵研究員・澤宮容子研究員・櫻井広幸研究員・井田政則研究員)「イメージ と行動」 - 17 - 4.学生支援 (1)キャリア形成支援・就職支援(キャリアサポートセンター) ①「キャリア開発基礎講座Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の開設 当該科目はキャリア形成支援を単なる就職支援として位置づけることなく、人格形成、人間形成 を基本に据え、社会人としての生き方、考え方、行動等を学年進行に沿って意識、行動の発達状況 を加味しながら半期2単位の科目として開講している。 授業方法は単なるレクチャーに留まらず、「夢:目標を実現するために学生時代をどう過ごすか」 をテーマにした参加型の授業スタイルで、ⅠからⅢまで学年ごとに履修することで自信をもって社 会に巣立つことを目標にしている。 <受講者数> 科 目 名 学年 大崎キャンパス 熊谷キャンパス キャリア開発基礎講座Ⅰ 1年 316 名 310 名 キャリア開発基礎講座Ⅱ 2年 268 名 180 名 キャリア開発基礎講座Ⅲ 3年 345 名 213 名 計 929 名 703 名 ②「スキル開発1・2・3」の開設 当該科目は IT 関連資格取得を目的としたスキル開発 1(パソコン検定講座3級)、ビジネス系資 格取得を目的としたスキル開発2(秘書検定講座 2 級、簿記検定講座2・3級)、語学系資格取得 を目的としたスキル開発3(TOEIC 講座)を開設、低廉な費用で資格取得ができるため受講希望者が 年々増加している。 <合格者数> 科 目 名 スキル開発 1(パソコン検定講座 3 級) スキル開発 2(秘書検定講座 2 級) スキル開発 2(簿記検定講座 2 級) スキル開発 2(簿記検定講座 3 級) スキル開発 3(TOEIC 講座)450 点以上 計 大崎キャンパス 180 名 78 名 1名 7名 10 名 276 名 熊谷キャンパス 74 名 12 名 0名 2名 5名 93 名 合格率 87.6% 45.2% 9.1% 20.9% 16.9% 33.6% ③インターンシップ 本学におけるインターンシップは、企業や官公庁等での就業体験を通して職業に関する考えを深 め、実体験に基づいた「卒業後の自分を想像できる授業」として位置づけ、平成 15 年度から開始し た。平成 19 年度は 85 の企業・官公庁へ 148 名がインターンシップを体験した。 <実習者数> 一般応募制 公募制インターンシップ 合 計 インターンシップ 実施結果 応募者 受入先 実習生 受入先 実習生 受入先 実習生 191 68 132 17 16 85 148 ④進路・就職相談関係 <相談件数> 月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 大 崎 461 393 240 232 61 96 215 168 171 301 449 297 熊 谷 232 77 90 58 25 16 72 67 52 67 86 48 - 18 - 合計 3,974 ⑤就職ガイダンス <出席者数> 内 容 大崎キャンパス 熊谷キャンパス 第1回(7 月) 就職活動の流れについて 684 名 314 名 第2回(9 月) 就職体験報告 771 名 414 名 第3回(11 月) 業界研究 752 名 308 名 第4回(12 月) 面接試験対策① 515 名 315 名 第5回(1 月) 面接試験対策② 452 名 205 名 計 3,174 名 1,556 名 ⑥平成 19 年度求人件数 一般企業等 大崎キャンパス 熊谷キャンパス 2,096 1,549 施設 保育・幼稚園 合計 406 176 4,227 (2) 国際交流 ①留学生数 正規生 科目等履修生 計 学 部 88 0 88 大学院 50 27 77 ②留学生数の推移 300(人) 250 252 212 200 196 学部(正規生) 188 171 150 100 50 大学院(正規生) 150 111 108 88 47 79 60 42 88 70 67 49 36 57 51 50 30 31 27 大学院 (科目等履修生) 0 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 ③交換留学の実施 1) 長期留学生の派遣 留学先 期間 人数 USM(アメリカ) 平成 19 年9月∼平成 20 年8月 3 SIT(ニュージランド) 平成 20 年2月∼平成 21 年1月 2 2)留学生の受入れ プログラム 人数(大学) 期間 日本語教育システム 9(韓国威徳大学) 平成 19 年9月∼平成 20 年2月・7月 3(USM) 平成 19 年5月 19 日∼6月8日 海外学生日本文化研修 4(SIT) 平成 19 年 11 月 27 日∼12 月 17 日 - 19 - ④海外研修の実施 目的 英語研修 中国語研修 個人研修 研修先 USM 北京師範大学 ドイツ、韓国、アメリカ 海外福祉研修 仏教文化研修 人数 23 10 3 期間 平成 19 年8月1日∼8月 24 日 平成 19 年8月1日∼8月 28 日 夏期休暇中 12 35 平成 19 年8月5日∼12 日 平成 19 年8月 27 日∼9月6日 新羅大学校社会福祉学部 イギリス・フランス (3)学生健康保険互助会 互助会員(学生)の健康保持及び疾病負傷につき相互扶助の精神に基づき、医療給付、見舞金給付 の他、医療機関を利用することのない組合員のために還元給付活動を行った。 業 務 内 容 時 期 件・部数 契約病院・薬局請求書処理及び支払い 通年 7,722 件 医療見舞金申請受付 通年 858 件(含熊谷) 海の家受付及び契約旅館支払 7・8月 スキーハウス受付及び契約旅館支払 12・1・2月 健保ニュース発行 9月 学生健康保険の案内発行 4月 205 件 14 件 4,000 部 (4) 学生短期貸付金 最長一ヶ月間、5,000 円単位で 30,000 円を限度に無利子で貸付。 使途明細 生活費 書籍購入 帰省旅費 その他 (単位:円) 合計金額 合計件数 大崎・昼間 209 24 9 31 273 6,775,000 大崎・夜間 8 6 0 2 16 350,000 熊谷 57 5 2 12 76 1,825,000 合計 274 35 11 48 365 8,950,000 (5)本学独自の奨学金制度 ① 特別奨学金(69 万円、単年度給付、返済義務なし) 入試成績上位者への奨学制度。新入生 16 名に給付した。 ② 橘奨学金(年額、単年度給付、返済義務なし) 成績優秀者への奨学金制度。学部生 87 名に各 40 万円を、大学院生 13 名に各 50 万円を給付し た。 ③ 学業継続支援奨学金(年額、単年度給付、返済義務なし) 勉学の意思を強く持ち、成績優秀でありながら経済的事由で困窮し学費の納入が困難な学生に対 する奨学金で、19 年度は 10 名の学部生に各 172,500 円を給付した。 (6) 福利厚生関係 ①研修所 申込人数 合計 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 八ヶ岳研修所 12 0 41 41 195 111 2 9 13 29 13 10 476 軽井沢研修所 7 18 0 159 556 444 9 35 0 0 30 0 1,258 - 20 - ②カウンセリング 学生のキャンパス内外での生活上の諸問題(対人関係・生活面での意欲喪失・環境不適応他) に対し、専門のカウンセラー大崎キャンパス4名、熊谷キャンパス3名が週5日間対応して いる。 相談者数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1 月 2月 3月 合計 大 崎 63 98 86 101 8 25 124 103 79 65 6 14 772 熊 谷 48 58 64 69 0 24 94 73 64 56 0 0 553 (7) 心理臨床センターでの実習指導 相談業務(心理臨床とカウンセリングの実践) 立正大学の人的資源を活用して、個人、家族、地域社会等の教育・心理的問題解決を 目 的 支援するために外来相談業務を行なう 月曜から土曜まで(10 時∼6 時まで) 、センター相談員 (指導相談員、専任相談員、 内 容 非常勤相談員)が予約により心理相談、カウンセリングを行なう 平成 19 年度電話受付件数 93 件(平成 18 年度 100 件) 実 績 平成 19 年度面接実回数 925 回(平成 18 年度 832 回) 前年比 111% 臨床心理学専攻大学院生・心理学部生の実習指導業務 臨床心理士資格取得に必要な大学院生の実習、および学部生に臨床体験を与えるため 目 的 の場の提供を行なう 大学院生については修士 1 年の 7 月ごろより、相談ケースについて陪席、観察、担当 内 容 等の実習を行い、その都度スーパーバイズを行なう。学部生については見学、心理療 法、心理検査の体験等の場を提供する 実 績 ○内部実習 年度 面接担当 検査 プレイセラピー インテーク 陪 席 観 察 計 19 207 8 128 13 231 172 759 18 157 10 52 13 181 129 542 前年度比 40%の実績増。学部生についてはほぼ全員の施設見学をはじめ、心理検査、 心理療法の体験の場となった。 ○外部実習(機関数) 医療機関 学 校 保健所・福祉機関等 産業系 (病院、クリニック等) 7 10 5 1 計 24 機関で実習を行った。医療機関と学校は必修としている 内 容 内 容 目 的 テ ー マ 講 師 日時場所 実 績 その他 計 1 24 立正中・高等学校のスクールカウンセリング業務 立正中・高等学校と連携をとり、スクールカウンセラーの補助として大学院生を実習 させるとともに、相談・カウンセリングが必要な生徒について、センターで無料で相 談を受けている。中高等学校との打ち合わせ会実施 4 回。 心理臨床とカウンセリングにかかわる教育・研究業務 教員・学生の心理臨床にかかわる学術研究を発表する場として「立正大学臨床心理学 研究第 5 号」を発行した。 公開講座(カウンセリングセミナー)の実施業務 心理臨床センターの企画・主催により、地域社会に役立つ講座を開設する 「発達障害のある子ども達と家族への支援」 「東京都における特別支援教育」東京都教育庁主任指導主事 太田裕子氏 「発達障害がある人への支援」 東京都発達障害センター 石橋悦子氏 「家族支援とペアレントトレーニング」 立正大学教授 中田洋二郎氏 平成 19 年 12 月 16 日(日)10:30~16:50 11 号館 1151 教室 参加者 約 70 名 - 21 - 5.管理・運営 (1) 教員の定数見直し 平成 20 年度以降3年間の各学部の教員定数枠に関する合意書(平成 19 年9月 21 日付)に8学部 長が署名・捺印するとともに、平成 20 年度の人事計画を提出することによって、立正大学の将来を 見据えた事業計画を確実なものとすることに努めた。 (2) 全学共通科目についての管理運営体制の確立 教養部廃止後の全学共通の教養教育科目については、全学的合意に基づく教育方針のもとでの運営 が困難であることが強いられてきた。これに鑑み、平成 19 年度は、立正大学の建学の精神に基づく ブランド・ビジョン( 「モラリスト×エキスパート」を育む)を具現化すべく教養教育の在り方の再 検討を行い、その基本的体系について合意を得た。平成 20 年度は、これに基づき、21 年度の実施を 目指してその具体化作業に着手する。 (3) 自己点検・評価体制の一層の整備 平成 20 年度に大学基準協会による認証評価を受けるべく、 「立正大学自己点検・評価報告書 2007」 を作成する作業に全学を挙げて取り組み、その草稿が大学基準協会にて受理されるにいたった。 19 年度は、さらにまた上記作業に並行して、次回の認証のためにこの「報告書」のいっそうの充 実に向けた活動のあり方を検討し、第二回自己点検・評価委員会において次の点を確認した。 ① 年度ごとの「自己点検・評価報告書」の作成 ② FD(Faculty Development)との有機的関連システムの構築 ③ 個人業績データの整備 ④ 大学基本データの整備 (4) 教員基礎データ管理システムの導入 平成 19 年5月、株式会社「エデュース」によるソフト「研究業績プロ」を導入し、専任教員の「個 人情報、主要学科目、学内役職・委員、授業科目、ReaD研究者コード、科研費研究者番号、メー ルアドレス、ホームページ、学歴、職歴、委員会・協会等、展覧会・演奏会・競技会等、招待講演の 状況、著書・論文歴、研究課題・研究経歴・科研費受入状況、現在の専門分野、受賞学術賞、共同研 究希望テーマ、取得特許、教育上の能力、職務上の実績、所属学会、学会発表、社会における活動、 資格・免許、教員審査、海外活動」のデータ構築作業を進め、大学基準協会の認証評価申請資料「専 任教員の教育・研究業績一覧」の基礎データとして活用した。今後は、自己点検・評価及びFD活動、 産学官連携推進事業等に活用する方針である。 (5) 時代の要請に適合した事務局組織の見直し 時代の要請に応じた事務組織の見直しを行い、平成 19 年度に政策広報課を設置した。政策広報課 は政策および広報の企画・立案・実施を主業務とし機能性を高めるため学長室の直轄組織として位置 づけた。 (6) 次期事務システム開発 平成 20 年度稼動予定の新事務システムの開発を平成 18 年度に続き、平成 19 年度作業分を行った。 次期システムでプリンタに代えて導入することにした複合機導入についての調査を行い、複合機導入 に合わせ、総務部より要望のあった文書管理システムを導入することにした。 SI(System Integrator)ベンダーを決定するためコンペを開催し、富士通と理経の組み合わせに 決定し、両社も了承した。 また、平成 20 年度稼動予定の新入試システムの開発も平成 18 年度に引き続き行った。 (7)一般広報の事業展開 ①学園新聞(年4回)の編集・発行・発送 発行部数約8万部のうちの約6万5千部が卒業生向けの発送であることを視野に入れ、同窓会広 報担当者を編集委員に加え立正大学のステークホルダーメディアを意識した紙面改善を行った。 ②大学公式ホームページ HP委員会のもとで各種改善と、関係部署情報を含む各種大学情報のリアルタイム掲載を行った。 本学公式―ムページは、日経BPコンサルティング主催全国大学サイト・ユーザビリティー調査で - 22 - 平成 19 年度私立大学ランキング第4位、国公立を含めた 200 大学中総合第6位となった。 ③本学ステークホルダー(卒業生)広報の充実 同窓会HPとのシナジー効果を意識し、卒業生向けの各種情報提供を加えた。平成 20 年度以降 は立正大学校友会プランニングのもとで校友会HPの開設を予定している。 (8)経常費補助金 ①交付額 交付額 一般補助 特別補助 高度化推進特別補助 425,856 453,848 なし (単位:千円) 合計 879,704 ②経常費補助金の推移 1,200,000 1,000,000 973,543 936,148 879,704 873,954 826,076 800,000 738,865 851,476 761,592 742,291 合計 660,295 千 円 600,000 特別補助 625,454 570,591 433,101 462,826 442,895 400,000 461,359 395,975 348,089 305,764 299,396 一般補助 365,557 364,717 443,890 453,848 455,921 430,064 395,555 425,856 (但し、特別補助のうち H14-18年度は高度化 推進特別補助を含む) 298,766 264,320 200,000 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 (9)研究にかかわる競争的資金の獲得 平成 19 年度の科学研究費補助金の交付対象者は 18 名で交付額は 43,150,000 円であった。 ① 科学研究費補助金交付額の推移 60,000 53,880 48,690 50,000 43,150 40,000 千 円 30,000 20,000 17,200 10,000 11,700 10,300 0 14年度 15年度 16年度 - 23 - 17年度 18年度 19年度 6.連携の強化 (1) 産学官連携推進センターの事業 ①地域との連携 事 業 名「ひろえば街が好きになる運動」 共 催 熊谷市、日本たばこ産業、立正大学 実施期間 7月 21 日・22 日(熊谷市うちわ祭り開催期間中) 場 所 熊谷市コミュニティー広場 熊谷市、日本たばこ産業、本学で連携し、イベント会場に拠点を設け、スタッフ(本学 内 容 学生延べ人数:80 名)がイベントの観客に対して清掃活動への参加の呼びかけと回収後 の分別を実施。環境省の呼びかける国民運動『チーム・マイナス 6%』との連携 事 業 名「20 年経験者研修」 連 携 先 埼玉県教育委員会 実施期間 8 月 1 日、7 日、28 日 場 所 立正大学熊谷キャンパス 県内公立学校教員のうち、教職経験者 20 年目の者を対象に職務に関する専門的知識や幅 広い教養を身につける等の資質能力の向上を図るための研修講座 内 容 <メインテーマ> ・福祉と教育− 一人ひとりのニーズにこたえる教育 − ・現代社会と法 ・生物の環境、人間の環境 事 業 名「県内大学研究交流フォーラム」 連 携 先 埼玉県産学官連携支援ネットワーク会議 実施期間 10 月 10 日 場 所 北与野 新都心ビジネス交流プラザ 内 容 パネル展示、研究事例発表 事 業 名「立正大学学園祭(星霜祭)」 連 携 先 熊谷市 熊谷市商店連合会 実施期間 11 月3日4日 場 所 熊谷市内荒川公園、コミュニティー広場、市民体育館、熊谷駅構内等 内 容 熊谷市と連携を図り,荒川公園をメイン会場に実施 事 業 名「第 4 回埼玉北部地域技術交流会」 主 催 埼玉北部地域技術交流会実行委員会 埼玉県産業技術総合センター 熊 谷 ・深 谷 ・本 庄商工 会議所 寄 居 ・岡部 ・大里・加須 市商工 会 埼 玉工業 大 学 共 催 ものつくり大 学 東京電機大学 立正大学 埼玉県信用金庫 熊谷商工信用組合 埼玉りそな銀行 埼玉りそな産業協力財団 コラボ産学官埼玉支部 後 援 熊谷市 深谷市 本庄市 行田市 寄居町 加須市 実 施 日 11 月7日 場 所 埼玉工業大学 企業等の製品展示および業務内容の説明・PR。大学等の研究・事業等の展示および内 内 容 容の説明 事業名「立正大学法制研究所、熊谷社会保険労務士会 第3回共同研究会「年金記録問題とは?」 後 援 産学官連携推進センター 共 催 立正大学法制研究所、熊谷社会保険労務士会 期 日 平成 19 年 11 月 28 日 場 所 熊谷キャンパス 事業名「法学部シンポジウム 第5回 地域からの政治参加」 富岡清 熊谷市長 ケン・ピアズリー マサチューセッツ州メローズ市資産評価局長 参 加 者 リンダ・ピアズリー タフツ大学教育学部講師 宇野重規東京大学社会学研究所准教授 司会 山口道昭法学部教授 コーディネーター 早川誠法学部准教授 - 24 - 期 主 後 日 催 援 12 月1日 法学部、法制研究所 産学官連携推進センター 事業名「第2回熊谷市産学官連携まちづくりフォーラム」 −温暖化防止への地域からの挑戦− 主 催 熊谷市 共 催 熊谷商工会議所 妻沼・大里・江南商工会 立正大学 積水化学工業㈱ 太平洋セメント㈱ 中央化学㈱ 東京電力㈱ 協賛企業 ㈱東芝深谷工場 日東電工㈱ 万有製薬㈱ 三菱電線工業㈱ 実 施 日 3月 15 日 場 所 熊谷キャンパス 温暖化防止対策についての基調講演、産学連携の現状と環境問題についての講演。協賛 内 容 企業による電気自動車を始めとする環境関連機器の展示と資料等の配布 事業名「デリバリーカレッジ」の市役所へのPR 秋田県:横手、大仙、湯沢各市役所 岩手県:県庁、盛岡、奥州、一関、花巻、北上各市役所 茨城県:水戸、日立、筑西、ひたちなか各市役所 訪 問 先 群馬県:前橋、高崎、伊勢崎、沼田、渋川各市役所 千葉県:四街道、佐倉、成田、香取、八街、山武、匝瑳、旭、銚子、館山、茂原、市原、 千葉、富里、船橋、習志野、市川、君津各市役所 静岡県:富士宮、富士、三島、裾野、御殿場各市役所 内 容 デリバリーカレッジ開催のためのPRを 42 市に行った 場 所 平成 20 年1月∼3月 ②受託研究 事業名「都市基準点の時空間管理の実証実験および QR コードとの併用による住民参加型わがまち情 報管理への応用」 委 託 者 (財)日本建設情報総合センター 期 間 平成 18∼19 年度 担 当 地球環境科学部 後藤真太郎教授 事業名「大学・消費者団体・行政の連携によるスーパー等の実態調査」 委 託 者 品川区 期 間 平成 19 年度 担 当 文学部 田嶋和久准教授 ③共同研究 事業名「マイクロバブル発生装置『ミクロスター』の効果の測定及び利用面の開発」 研究相手 ㈱富喜製作所 期 間 平成 18 年度∼平成 19 年度 研究担当 地球環境科学部 渡辺泰徳教授 事業名「ファミリーチャレンジ CO2」 研究相手 熊谷市 期 間 平成 19 年度∼20 年度 研究担当 地球環境科学部 吉岡茂教授 ④知的財産の権利化と維持および管理 件名 「バーチャルリアリティによる、プレゼンテーション空間およびシステム関連の構築」 申 請 先 特許庁 期 日 平成 19 年 11 月 20 日 特許申請 発 明 者 心理学部 櫻井広幸准教授、地球環境科学部 山下倫範教授 申 請 者 立正大学(発明者から権利譲渡を受け、本学が申請したものである) - 25 - ⑤その他 期 共 日 催 後 援 内 期 容 日 内 容 事業名 「東京中小企業同友会第 16 回東京経営集会」 −産学公地域連携シンポジウム 10 年後の東京と経営を考える− 平成 19 年 10 月 28 日 東京中小企業同友会、立正大学経営学部(産学官連携推進センター支援) フィリピン大使館、ベトナム大使館、ミャンマー大使館、モンゴル大使館、 日本貿易振興機構 事業名 リーフレット、ホームページの作成 産学官連携推進センターのリーフレット及びホームページのリニューアルを行った 9月∼10 月 事業名 規程関係整備 産学官連携事業を促進するために 20 年度の施行を目途に必要な立正大学職務発明規定、 立正大学共同研究取扱規程の整備を進めた (2) 付属中学・高等学校との連携強化 平成 18 年度に大学と付属学校の連携について一定の合意が形成され、相互の意思疎通と連携の強 化を目的として立正大学・付属学校協議会が設置された。平成 19 年度は大学との連携のあり方、中 高教育のあり方などを中心に中高大一貫教育、教職員の交流などについて協議した。 - 26 - 7.公開講座 (1) 朝日教育再生フォーラム IN 立正大学「日本人のモラルと教育」 (主催:立正大学・主催:朝日新聞社) 日付 テーマ 講師 会場 講演「ことばの力」 6月9 日(水) パネルディスカッション 「日本人のモラルと教育」 小説家 数学者・大道芸人 リポーター 立正大学前副学長 朝日新聞社 (2) 立正大学スペシャル講義「食と健康」(主催:立正大学) 日付 テーマ 11 月21日(水) 体のケア「あくなき挑戦」 環境のケア「海の警告に耳 11 月28日(水) をすませ」 社会のケア「変革期の今、 12 月5日(水) 期待されるもの」 12 月12日(水) 食のケア「食を愉しむ」 重松 清 ピーターフランクル 東海林のり子 大津悦夫 中村正史 講師 会場 オリンピック金メダリスト 森末慎二 水中写真家 中村征夫 弁護士 住田裕子 「みんな地球に生きる人∼アグ ネスの環境論と子育て論」 立正大学 大崎キャンパス ソムリエ 田崎真也 (3)第 88 回公開講座「環境と子育てを考える」(主催:立正大学) 日付 テーマ 講師 1 月 12 日 (土) 立正大学 石橋湛山記念講堂 会場 日本ユニセフ協会大使・教育 熊谷市立文化セ アグネス・チャン 学博士・エッセイスト・歌手 ンター文化会館 (4)仏教文化公開講座「建学の精神の顕彰」(主催:仏教学部 協賛:仏教学部同窓会 後援:品川区教育委員会) 日付 テーマ 講師 会場 6 月 2 日(土) 鳩摩羅什三蔵の足跡をたどる 仏教学部非常勤講師 菅野龍清 6 月 9 日(土) 「日蓮聖人註画讃」を読む 文学部教授 黒田日出男 6 月23日(土) 日蓮聖人の法華経実践 仏教学部教授 庵谷行亨 6 月30日(土) 仏法為本の貫徹のひと 日親・日奧 日蓮聖人涅槃会法要、講話 「建学の精神と経営教育―人 10 月13日(土) 材育成の方向性―」、「雅楽 の世界」 仏教学部教授 松村壽巖 立正大学 石橋湛山記念講堂 経営部教授 加藤吉則 橘雅楽会 (5)創る―眩めく創造の園へようこそ!(主催:文学部・共催:品川区教育委員会) 日付 テーマ 講師 10 月 3 日(水) 「奥の細道」を創る 俳人 長谷川 10 月10日(水) 「横穴墓」を創る 文学部教授 池上 悟 10 月17日(水) 「本格小説」を創る 作家 水村美苗 10 月24日(水) 「源氏物語」を創る 文学部教授 藤井貞和 10 月31日(水) 「品川」を創る 品川区長 濱野 健 - 27 - 会場 櫂 立正大学 石橋湛山記念講堂 (6)投資入門−テクニカル分析とシステム取引・入門−(主催:経済学部) 日付 テーマ 講師 4 月 16 日(月) 投資入門:マーケットとは/システム取引とは 4 月 23 日(月) 投資入門:マーケット・メカニズム 経済学部教授 林 康史 5 月 7 日(月) 投資入門:テクニカル分析・入門 (7)資産運用の最前線(主催:経済学部) 日付 テーマ 講師 不動産金融工学研究所 11 月 5 日(月) 不動産投資の見方・考え方 代表取締役 11月12日(月) 投資信託 (株)ソフィアバンク 副代表 イボットソン・アソシエイツ・ 11月19日(月) リスクとリターン ジャパン(株) 代表取締役社長 東京海上アセットマネジメン 11月26日(月) 運用現場の最前線 ト(株)運用第一部長 リスク・マネジメント、マネ 大和証券投資信託委託(株) 12月3日(月) 審査部リスク審査課次長 ー・マネジメント ヘッジファンド、ファンドオ 企業年金連合会 年金運用部 12月10日(月) オルタナティブ投資担当部長 ブファンズ 12月17日(月) 投資情報とメディア 日本経済新聞社 会場 立正大学 大崎キャンパス 会場 小林秀二 藤沢久美 山口勝業 田倉達彦 立正大学 大崎キャンパス 望月 衛 安田伸樹 田村優之 (8) メンタルヘルスを支援する心理療法への誘い(主催:文学部・共催:品川区教育委員会) 日付 テーマ 講師 会場 認知行動療法−クライエント 10月13 日(土) 心理学部教授 沢宮容子 と共に問題解決をめざす− 家族療法−文化人類学者グレ 立正大学 10月20 日(土) 心理学部准教授 若島孔文 大崎キャンパス ゴリー・ベイトソンの遺産− 現実療法−選択理論による 10月26 日(金) アメリカ精神科医 ウイリアム・グラッサー メンタルヘルスの改善− (9) やさしさ再発見(主催:地球環境科学部、社会福祉学部、法学部・後援:埼玉県、小川町、滑川町、 東松山市、熊谷市、行田市、北本市、鴻巣市、深谷市、本庄市各教育委員会) 日付 テーマ 講師 会場 赤ちゃんのふれ合いに見る 5 月12日(土) 社会福祉学部教授 石井富美子 やさしさ やさしさと厳しさの中でゆら 5 月19日(土) 社会福祉学部准教授 金子 充 ぐ社会保障 人にやさしまちづくり−障 5 月26日(土) 害者・高齢者および子どもの 社会福祉学部准教授 山口雅功 視点から− ゴミにやさしい生活―ゴミ 6月2 日(土) 地球環境科学部教授 吉岡 茂 立正大学 は友達― 熊谷キャンパス 人間生活と物質循環―地球に 6月9 日(土) 地球環境科学部教授 鈴木裕一 やさしい生き方を目指して― 生き物おもしろ話―やさし 6 月16日(土) 地球環境科学部教授 渡邉泰徳 く生きるために― やさしさ・ヒューマンウェア 6 月23日(土) 法学部専任講師 高橋賢司 の労働法と雇用社会の問題点 男女共同参画社会と「やさし 6 月30日(土) 法学部教授 川眞田嘉壽子 さ」の視点 7月7 日(土) やさしい日本国憲法 あな 法学部教授 金子勝 - 28 - た変えますか? 9 月15日(土) ヨーロッパ再発見 11月3日(土) 地図再発見―地図のデジタ ル化と私たちの生活― 江戸のまち再発見―もったいな いが生んだリサイクル社会― 平和主義再発見 利息制限法再発見―法解釈 の発展と消費者保護― 国民主権の再発見―裁判へ の国民参加を中心に ボランティアリーアクショ ンとコミュニティ福祉 「福祉力」の再発見 11月10 日(土) 仏教再発見 9 月22日(土) 9 月29日(土) 10月6日(土) 10月13 日(土) 10月20 日(土) 10月27 日(土) 地球環境科学部専任 伊藤徹哉 講師 地球環境科学部教授 鈴木厚志 地球環境科学部教授 大塚昌利 立正大学名誉教授 岩井昭二 立正大学名誉教授 春日 寛 法学部教授 比嘉康光 社会福祉学部教授 田澤あけみ 社会福祉学部教授 稲葉一洋 社会福祉学部教授 三友量順 (10)命・心(主催:地球環境科学部、社会福祉学部) 日付 テーマ ブナをめぐる生物の関係 作家 畑正憲 次世代を育む男と女 講師 会場 山形弁研究家 ダニエル・カール 社会福祉学部教授 山口雅功 イギリスを歩きながら 心の健康をまもるために−精神保 健福祉士が考えたこと− ホテルメトロポ リタン長野 社会福祉学部教授 迫田圭子 (11)地域交流(主催:社会福祉学部) 日付 テーマ 9 月 1 日(土) 会場 地球環境科学部教授 米林仲 8 月 4 日(土) 命に恋して 日米ボランティア比較 7 月 8 日(日) ユニバーサルデザインと福 祉のまちづくり 講師 作家 林 望 社会福祉学部准教授 森田久美子 (12)社会価値を生む共創型組織(主催:経営学部) 日付 テーマ 講師 ㈱ヒューマンバリュー 高間邦男 代表取締役 「経営学部創立 40 周年記念 パタゴニア日本支社 シンポジウム」 篠 健司 環境担当 11月10日(土) 渋谷区会議員 講演 長谷部 健 NPO 法人green bird パネルディスカッション 経営学部教授 加藤吉則 - 29 - 新潟東急イン 郡山市市民交流 プラザ 会場 立正大学石橋湛 山記念講堂 8.入試関係 本学の平成 20 年度入試の定員充足率はおよそ 112%(募集定員 2,355 名、入学者 2,639 名) であり、 また学部レベルで欠員も生じておらず、適切な定員確保を実現することができた。 なお、志願者数が減少している学部については、さらなる教育プログラムの充実化を図るととも に、現段階では参加がない試験区分への新たな参加などを含めて、実施可能な対応を模索しつつあ る。 入試実施関係においては、AO 入試(プレゼンテーション入試) 、公募制・指定校・既卒推薦入試、 特別入試、一般入試、センター利用入試と多様な受験制度を与え受験機会を多く設定した。また、2 月前期の一般入試では、地元でも受験できるように地区入試(静岡・新潟・郡山・仙台)も実施し、 平成 20 年度入試(19 年度)からは大宮にも試験会場を設置した。受験料優遇制度を設けており、受 験生の立場にたった入学試験を実施した。 受験生募集関係は、大学を紹介するパンフレット(アーチ・ガイド・まるわかり・ポスター・受験 生用の講義案内・チラシ等)を多種製作し受験生に配付すると共に、以下のイベント等を実施した。 (1)各種イベント 19 年度は述べ 14 日間開催し(ミニも含む) 、8,612 名(前年度は 8,500 名) オ ー プ ン キ ャ ン パ ス の出席者があった。夏のオープンキャンパス時には、全学的行事なみの教 職員の動員をかけた。 高校教員対象入試説明会 大崎、熊谷、横浜、静岡、千葉、水戸、郡山、新潟、大宮で行なった。 299 名の高校教員が出席 高 6月∼7月の夏・9月∼10 月の秋と 12 月の3回、各回約 650 校 校 訪 問 入 試 広 告 の 媒 体 受験雑誌、交通広告、新聞、相談会、web を中心として、入試実施、地区 入試、大学改革、オープンキャンパスの実施などを広告した 進 学 相 談 会 ( 入 試 説 明 会 ) 19 年度は約 250 回。特に近年高校構内でのニーズが増えており可能な限り 対応した。また、出張講義への参加依頼を各学部教員に依頼した(19 年度 は 82 回) 大学見学者への対応 高校からの依頼による団体および個人への説明、キャンパス案内を行った (2)学生・生徒応募状況 ①応募者数 学校別 大 学 院 大 入学定員 応募者数 181 備考 250 12,805 編入学試験は含まない 32 立正中学を除く 学 2,355 高等学校 300 中 学 校 200 885 3,036 13,972 合 計 - 30 - ②応募者数推移 大学 30,000(人) 25,000 20,000 16,565 15,000 16,829 17,141 16,908 15,407 14,285 13,143 12,805 10,000 5,000 0 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 中学・高校 1,000(人) 885 900 800 700 548 600 500 400 495 461 367 中学 高校 447 388 383 300 200 100 80 68 57 84 0 120 159 42 32 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 ※高等学校の応募者数は立正中学を除く - 31 - 9.大学院 (1) 大学院改革 大学院教育の実質化に向けた大学院設置基準の改正が行われ、平成 19 年4月から施行されたこと から、人材養成の目的を具体的に明確化した。また、①単位先取り制度、②研究科委員会が特に優れ た業績を上げたと認めた者については、1年以上在学すれば足りるとする 1 年修士制度、③標準修業 年限2年間を超えて修学することを認める長期履修制度、④本学研究科間での単位互換制度、⑤修士 論文に代わる「研究報告書」制度を取り入れ、目的達成手段の多様化をはかった。 今後は複数の研究科で協同してプログラムを設定し、その所属する院生にプログラムの目的に従っ た科目選択を認め、新たな教育研究領域を設定していく方向で検討を進めている。 (2) 大学院社会福祉学研究科博士後期課程の設置 平成 19 年6月に変更届けを提出し 12 月に認可となった。平成 20 年4月より社会福祉学研究科社 会福祉学専攻博士後期課程として入学定員3名、収容定員9名としてスタートする。 10.中学・高等学校 建学の精神を日蓮上人の人格と教えにおく仏教主義の学校として、「行学二道」を教育目標に置き、 日常の生活や年間行事を通して「明るい挨拶の励行」「自ら学ぶ意欲を持たせる教育」「一人ひとりの 個性と存在を認める思いやりの心と、自らを律することのできる精神力を持たせる教育」を年間行事、 日々の学校生活を通して実践した。 (1) 教育内容の向上 ①中学・高校合わせて年間約 3,000 時間におよぶ、補習を実施した。この中には、成績不振者に対す るものから、基礎、応用力練成まで、6年においては大学受験指導にいたるまでのものや、漢字検 定、英語検定合格対策の補習をも含む。また、5月から9月にかけてホームヘルパー2 級の資格習 得するための講習を実施した。 ②3/9∼3/12 までの4日間、2年生、4年生の希望者に対して、富士休暇村において勉強合宿を実施 した。 ③英語力、特にコミュニケーション能力を身につける目的で、1年生から3年生まで週2時間、1ク ラスを二分割して少人数での英会話授業を実施した。3年生、4年生においては希望者を対象にホ ームスティを夏休みの 7/21∼8/15 の間、米国にて実施。19 名が参加した。 (2) 進路指導 ①中学生の高校受験では、中高一貫教育で起こりがちな中だるみの予防、緊張感をもって高校に進学 させるために、3年生の9月までに中学課程を修了し、9月から1月までは放課後に全員必修の高 校入試対策の補習を実施し、2月の入試後から高校の課程の準備に入った。 ②高等学校では、4年生から目指す大学・学部を絞り込み、5年生で「文系クラス」、「理系クラス」 を設け、6年生では効率的に学習が進められるように選択授業を充実させた。 ③19 年度大学合格実績については、進学 91.2%(昨年 92.0%) 。国公私立大学 65.8%(昨年 56.6%)。 立正大学 17.8%(昨年 25.5%)。専門学校 4.6%(昨年 8.0%) 。その他 8.7%(昨年 8.0%)。昨年 並みの実績を示した。 (3) 運営体制の整備・改善に関すること ①校内施設各所の整備 ・事務所玄関口・生徒昇降口にプラズマ掲示板設置 4月 ・事務所玄関にロック式自動扉設置 7月 ・9号館教室に本棚設置 ・10 号館プール避難梯子設置 ・9号館屋上サイン設置 8月 ・7号舘多目的ホール・食堂改修及び空調機器整備(・3月) ・7号舘厨房設備改修 ・7号舘二トレーニングルーム、女子更衣室新設 2月 ・7号舘屋上防水工事(∼3 月) - 32 - 3月 ・7・10 号館女子更衣室拡張、改修工事 ・9号館出入口庇設置 ・事務所玄関・来客用トイレリフォーム工事 ・大学中高境界フェンス設置工事 ②ケアセンターの運営 生徒の生活上の諸問題(対人関係・生活面での悩み・環境不適応他)に対し、立正大学心理学部と の連携で中高内に「立正ケアセンター」の運営。4名のカウンセラーが相談にあたった。 (4) 生徒募集に関すること 中高一貫校のスタイルを貫いている本校において中学入試の志願者・受験者・入学者状況は生命線 といえる。平成 15 年度に志願者 1,067 名・受験者 322 名・入学者 147 名と大きく落ち込んだことを 契機として、入試広報担当者を中心に募集活動のスキルアップを図る研修会などを積極的に実施し、 広報活動全般の具体的見直しをした。その成果もあって、16 年度から 19 年度にかけて4年連続の志 願者・受験者の増加に結びつき、入学者も定員確保に成功。19 年度は 203 名の入学者があった。この 実績をふまえて、20 年度入試の生徒募集活動は「更なるレベルアップを図る」を基本コンセプトとし て展開した。具体的には2月2日入試を復活し、5回入試とし、2月2日の午後入試から毎回「特待 生チャレンジ入試」を実施した。これが効を奏し、受験者 885 名(19 年度比 165 名増)の内、A特待 3名、B特待 43 名の合格を出した。 (うち入学は 16 名) 。それでも受験者は 720 名(前年度比 179 名 増)となり、合格ライン引き上げたにもかかわらず、入学者は 215 名と5年連続の定員確保に成功し た。 高校入試においては、推薦基準を高く設定(5科 20 以上または 9 科 35 以上) 。一般入試も従来の 2月 13 日の 1 回のみとし、募集人員も 30 人に限定した。結果的に入学者は 19 名であったが、内進 生 182 名を加えて 201 名となった。 ①具体的広報活動 塾対象説明会(1回)、中学校説明会(5回)、オープンスクール(4回)、入試問題解説会(2回)、高 等学校説明会(1回) 、校外の進学説明会(11 回)、その他日能研、トーマス、市進学院など毎年受験 生紹介先への積極的訪問を実施した。 ②入学者勧誘対策 2月 10 日 中学合格者対象ウェルカムパーティーを実施した。また、入学手続き締め切り日を2月 28 日までとし、その間に合格者全員に電話勧誘、及び入学相談に応じた。 - 33 - 11.キャンパス整備 (1) 大崎キャンパス 1号館新会議室、資料室、応接室の整備 キャリアサポートセンターの6号館への移転並びに非常勤講師室の2号館への移転で空いたス ペースを活用して、資料室や応接室、更に会議室の充実に努めた 2号館研究室再配置及び非常勤講師、専任教員談話室等の整備 2号館の研究棟機能強化を目指し、学部教員数を踏まえた研究室の再配置および研究機能の集 約化と非常勤講師、専任教員談話室並びに名誉教授室の再整備に努めた 2号館研究棟大規模修繕工事及びエントランス階段の改修 建物の耐久性の向上や劣化防止措置、さらに学生が集うキャンパス内の安全性を保証するため の大規模な修繕工事を実施した 4号館地下1階車椅子用昇降機の設置 車椅子利用者の通行の便を図るために、4号館地下1階に車椅子用昇降機を設置した 学習空間やアメニティ空間の一層の整備 教学環境の向上と学生のアメニティ空間の改善を図るため、以下のような整備を進めた。 ・情報メディアセンター管理の教育用パソコンやAV装置の更新と関連した端末室の再整備 ・3号館313、314並びに325教室の据付ノートブック・AV化の更新 ・3号館1階並びに5号館1階のホールの整備、6号館食堂の充実、9号館絵画設置 ・地下通路、6号館2階を利用した掲示板等の整備 ・12号館道場の増設 ・クリーンキャンパス運動と連動したキャンパス案内マップなどの作り替え 大学史編纂室の整備 作業の効率化と保管スペースを考慮し、今後の再整備も視野に入れながら4号館1階への大学 史編纂室の移転と拡充に努めた キャンパスのサイン化(広告塔) 五反田駅や大崎駅周辺、大崎広小路、山手通りを配慮した立正大学ブランディング戦略に則っ たサイン化や11号館の表玄関化対策を進めた 中高の学習空間(7号館、10号館)の整備 7号館の食堂機能を見直しし、トレーニングジムなど利用範囲の拡大に努めた。同時に、10 号館の屋上をゴルフ練習場として整備した 大崎キャンパス並びに都心施設検討委員会の設置 教育・研究のためのより有効な施設を建設することを目的として、大崎キャンパス並びに都心 施設についての検討事項等の調査と計画案(含む、具現化策)の検討作業を進めた その他の整備など ・研修所関係の建物の修繕に努めた。また、空き地のコインパーク駐車場化を図った ・総合訓練(防災訓練)を行い、教職員並びに学生の防災意識の向上と基礎的な訓練に努めた (2) 熊谷キャンパス 熊谷キャンパス再開発事業計画関連 平成 19 年5月よりマスタープランに基づき工事を開始した。なお、第一期工事Aは平成 21 年 2月に、第一期工事Bは平成 22 年6月の竣工予定である なお、再開発事業の一環として、以下の建物を平成 19 年度に新築した ・倉庫・更衣室・クリーンセンター(延床面積:664 ㎡) ・新エネルギーセンター棟(延床面積:600 ㎡) ・新インフォメーションセンター棟(延床面積:99.25 ㎡) 熊谷キャンパス再開発状況の情報公開と広報活動 - 34 - 熊谷駅周辺、キャンパス内、ホームページなどを活用した情報公開と広報活動に努めた。 その他の整備 ・ユニデンスA館の家電製品などの見直し、その他補修・改修工事を進めた ・赤松の立ち枯れが著しく倒壊の危険もあり、伐採処理する一方で同時に植樹等を進めた 12.重要な契約 (1)熊谷キャンパス再開発事業計画工事請負契約 ①契約業者 大成建設株式会社 ②契約日 平成 19 年5月9日 ③請負金額 8,860,000,000 円 (2)熊谷キャンパス中央監視システム・BEMS 設備導入工事契約 ①契約業者 株式会社山武ビルシステムカンパニー ②契約日 平成 19 年8月 22 日 ③請負金額 194,250,000 円 13.当年度の主な設備の取得状況 教育研究用機器備品 摘 要 金 パソコン 学生用机・椅子 エアコン コンピュータサーバ プラズマ掲示板 車椅子 生徒更衣室ロッカー プリンタ 書架 バッティングゲージ 額 (単位:円) 33,666,859 10,389,086 8,033,840 8,535,950 3,855,705 3,734,000 3,150,000 2,990,385 2,605,525 2,299,500 摘 要 トレーニングマシン パーソナルクラスタ アンプセット セオドライト 森林測量システム 光度計 スクラムマシーン 物置 プロジェクタ 14.監査の状況 独立監査人の氏名 指定社員・業務執行社員 指定社員・業務執行社員 新日本監査法人(東京都千代田区) 公認会計士 栗原安夫 公認会計士 山本禎良 - 35 - 金 額 (単位:円) 1,995,000 1,989,370 1,944,947 1,914,150 1,763,475 1,627,500 1,500,000 1,459,500 1,407,578 Ⅲ.財務の概況 1.財務の概況 (1)消費収支計算書について 平成 19 年度消費収入総額(帰属収入)は 17,528 百万円で対前年度比 38 百万円 0.2%増となっ た。これは、主として資産運用収入が増加したことによるものである。帰属収入から組入れる基本 金は 4,663 百万円で対前年度比 23%増となったが、これは、熊谷キャンパス再開発事業計画工事に 伴い 4,502 百万円組入れたことによるものである。これに対して、消費支出は 13,190 百万円で対前 年度比 178 百万円 1.3%減となり、これは、主として管理経費(雑費など)が減少したことによる。 この結果、平成 19 年度消費支出超過額は 325 百万円となった。 (2)貸借対照表について 平成 19 年度末の貸借対照表資産の部の資産総額は 92,343 百万円で対前年度比 3,431 百万円の増 となった。これは、有形固定資産(建設仮勘定)増加によるものである。負債総額は 8,558 百万円 で対前年度比 906 百万円減となったが、これは、未払金などの減少によるものである。基本金は 82,019 百万円で対前年度比 4,663 百万円増となった。これは、1号基本金(熊谷キャンパス再開発 事業計画工事に係る建設仮勘定組入れ)と第3号基本金(石橋湛山記念基金)への組入れ増加によ るものである。 翌年度繰越消費収入超過額は 1,766 百万円となった。 2.経年比較 (1)消費収支計算書 ①消費収入の部 科 (単位:百万円) 目 学 生 生 徒 等 納 付 金 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 12,067 12,063 11,959 12,155 11,828 手 数 料 511 459 512 430 374 寄 付 金 321 190 261 192 187 補 助 金 1,389 1,252 1,301 1,512 1,338 資 産 運 用 収 入 1,271 1,520 1,893 2,248 2,946 そ 他 1,172 912 1,061 953 855 帰 属 収 入 合 計 16,731 16,396 16,987 17,490 17,528 基 本 金 組 入 額 -3,553 -4,433 -4,609 -3,576 -4,663 消 費 収 入 合 計 13,178 11,963 12,378 13,914 12,865 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 7,475 3,392 1,169 6,992 3,693 1,203 6,883 3,780 1,478 7,063 4,377 1,624 6,874 4,766 1,522 他 23 57 54 304 28 消 費 支 出 合 計 当年 度消費収入超過額 12,059 1,119 11,945 18 12,195 183 13,368 545 13,190 -325 の ②消費支出の部 科 (単位:百万円) 目 人 件 費 教 育 研 究 経 費 管 理 経 費 そ の - 36 - (2)貸借対照表 ①資産の部 (単位:百万円) 科 目 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 固定資産 有形固定資産 52,592 56,777 60,374 63,212 66,994 26,315 26,735 27,115 27,126 30,315 土 地 6,350 6,351 6,351 6,470 6,470 建 物 17,715 16,736 17,659 17,692 16,939 物 485 1,057 979 1,111 1,099 教 育 用 機 器 備 品 689 648 676 671 558 書 1,005 962 926 887 848 他 71 981 524 295 4,401 26,277 30,042 33,259 36,086 36,679 減価償却引当特定資産 13,936 14,356 15,031 15,282 15,899 第3号基本金引当資産 6,819 7,278 7,549 7,780 9,744 教育施設拡充引当資産 2,899 5,872 8,235 10,695 8,793 退職給与引当特定資産 2,411 2,360 2,291 2,214 2,149 212 176 153 115 94 23,081 23,336 23,861 25,699 25,349 構 築 図 そ の その他の固定資産 そ の 他 流動資産 現 金 預 金 4,917 3,512 3,886 8,113 3,806 有 価 証 券 17,394 19,311 19,467 16,760 21,070 他 770 513 508 826 473 75,673 80,113 84,235 88,911 92,343 そ の 資産の部合計 ②負債の部 (単位:百万円) 科 目 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 固定負債 4,874 4,736 4,581 4,427 4,293 金 53 17 1 0 0 退 職 給 与 引 当 金 4,821 4,719 4,580 4,427 4,293 4,716 4,843 4,329 5,037 4,265 金 64 36 17 0 0 長 期 借 入 流動負債 短 期 借 入 未 払 金 594 1,148 553 1,391 674 前 受 金 3,705 3,368 3,468 3,390 3,293 そ の 他 353 291 291 256 298 9,590 9,579 8,910 9,464 8,558 負債の部合計 ③基本金の部 (単位:百万円) 科 目 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 第 1 号 基 本 金 54,182 55,184 57,150 58,044 62,645 第 2 号 基 本 金 2,899 5,872 8,235 10,695 8,793 第 3 号 基 本 金 6,819 7,278 7,557 7,780 9,744 第 4 号 基 本 金 837 837 837 837 837 64,737 69,171 73,779 77,356 82,019 基本金の部合計 - 37 - ④収支差額の部 (単位:百万円) 科 目 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 翌年度繰越消費収入超過額 1,345 1,363 1,546 2,092 1,766 消費収支差額の部合計 1,345 1,363 1,546 2,092 1,766 75,673 80,113 84,235 88,911 92,343 負債の部、基本金の部 及び消費収支差額の部 (3)消費収支計算書関係比率 比 率 1 人 件 2 人 件 費 依 存 率 3 教育研究経費比率 4 消 費 支 出 比 率 5 消 費 収 支 比 率 6 学生納付金比率 7 補 8 基本金組入比率 9 帰属収支差額比率 助 費 金 比 比 率 率 (4)貸借対照表関係比率 比 率 負 総 比 2 有形固定資産比率 3 流 4 前 受 金 保 有 率 比 率 率 式 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 人件費 帰属収入 人件費 学生生徒等納付金 教育研究経費 帰属収入 消費支出 帰属収入 消費支出 消費収入 学生生徒等納付金 帰属収入 補助金 帰属収入 基本金組入額 帰属収入 帰属収入−消費支出 帰属収入 算 1 動 債 算 式 % 44.7 % 42.6 % 40.5 % 40.4 % 39.2 62.0 58.0 57.6 58.1 58.1 20.3 22.5 22.3 25.0 27.2 72.1 72.9 71.8 76.4 75.3 91.5 99.8 98.5 96.1 102.5 72.1 73.5 70.4 69.5 67.5 8.3 7.6 7.7 8.6 7.6 21.2 27.0 27.1 20.4 26.6 27.9 27.1 28.2 23.6 22.9 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 負債総額 資産総額 有形固定資産 総資産 流動資産 流動負債 現金預金 前受金 - 38 - % 12.7 % 12.0 % 10.6 % 10.6 % 9.3 34.8 33.4 32.2 30.5 32.8 489.5 480.6 551.2 510.2 594.4 132.7 104.3 112.1 239.3 115.6 3.資金調達の状況 (1)借入金の状況 借 入 (単位:円) 先 期首残高 東 京 都 私 学 財 団 計 当期借入額 当期返済額 期末残高 600,000 200,000 400,000 400,000 600,000 200,000 400,000 400,000 (2)寄付金の状況 (単位:円) 寄付金受入先 日 大 蓮 宗 学 中学高等学校 合 計 70,900,000 3,000,000 73,900,000 立正大学橘父兄会 22,967,750 0 22,967,750 立正大学同窓会 14,535,648 0 14,535,648 新入生父母 23,700,000 16,300,000 40,000,000 120,000 0 120,000 教育研究施設改善拡充寄付金 5,200,000 0 5,200,000 立正エンタープライズ㈱ 6,354,500 745,500 7,100,000 15,455,000 0 15,455,000 の 他 750,000 0 750,000 現物寄付金 6,939,105 425,550 7,364,655 166,922,003 20,471,050 187,393,053 130周年寄付金 仏教同窓生・寺院(仏教学部指定) そ 合 計 (3)学校債の状況 発行していない。 - 39 - Ⅳ. 当面の課題 大学全入時代に対応するため、各私立大学の改革は急ピッチで進められている。わが立正大学もこれに 乗り遅れてはならない。そのため、法人側からみた改革、大学からみた改革、学部・研究科からみた改革 を同時並行的に行ってきた。しかしながら、新たに改革をしていかねばならない改革、なお継続して改革 を検討していかねばならない改革が山積している。当面の課題としては、以下の改革を検討・実施しなけ ればならないだろう。 法人からみた改革としてはいわゆる「人・物・金」の側面から改革が行われた。今後是非とも行わなけ ればならない問題として、1.学長が副理事長として位置づけられたことによる「理事長・副理事長」ガ バナンス体制の整序、2.私立大学法の改正による改革としての「内部統制の構築」がある。①業務の有 効性と効率性の確保、②財務報告の信頼性の確保、③事業活動に関わるコンプライアンスの確保、④資産 の保全ための諸制度の確立を図らねばならない。その流れの中で、中長期の事業計画と健全な財務モデル の策定の検討を継続して実施していかねばならないし、職員の研修を前提としたSDの確立を図らなけれ ばならない。それらは、新学部マスタープランの実行とそれに伴う学生数と教職員定数の確定も継続して 検討しなければならないことを意味している。 大学からみた改革としては、大学の個性化を図るために、建学の精神に基づくブランディングビジョン の具体化を積極的推進して行かねばならない。その観点から、導入教育、GPA、9月卒業の計画が実施 に移りつつある。それを踏まえて、①中・高・大一貫教育システムの確立、②産官学連携の推進を今後も 継続して行う必要がある。教育研究の改革は、自己点検・評価を前提として、FDとしての教育改革が実 現される仕組みを確立しつつ、行われなければならない。そのためには、授業評価から、教育評価、さら には教員の人事評価の検討も続けなければならない。 なお、本学園の財務状況は現状では安定的に推移しているが、この安定的な財務基盤を継続的に維持し ていくことが、今後とも重要な課題であると認識している。そのために自助努力としての冗費削減・保有 資産の効率的運用を図らなくてはならない。なかでも資産運用収入については、経済的な社会変動の中に おいてもリスク分散を図り安定的に確保する必要がある。競争的資金の新規獲得の努力、寄付金の新規受 け入れについても、さらに具体的な方策を展開することが必要である。また、基本金の更なる拡充が学校 法人の永続性を担保することを再認識し、そのための中・長期的な施策を展開することによって、学校法 人の使命である教育・研究の質的改善を一層促進し、学校法人の社会的な責任を全うすることが肝要であ る。 - 40 -