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平成23事務年度税関モニター実施結果

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平成23事務年度税関モニター実施結果
目的
税関モニター制度は、国民の皆様からの意見を広く聴取することにより、事務運営の改善に役立
て、税関行政サービスの一層の向上を図るものです。また、国民の皆様への積極的な情報提供に
より、税関行政の透明性を高め、税関行政に対する国民の皆様の理解の向上を図ることを目的と
しています。平成13年度から全国の税関で実施しています。
平成23事務年度(H23.7∼H24.6)長崎税関モニター
長崎税関では、長崎県内の貿易・旅行業関係、教育関係、報道関係等の有識者7名(男性3名、
女性4名)の方々に税関モニターを委嘱しました。
実施内容
平成23事務年度においては、次のとおり税関業務見学会や意見交換会を実施しました。
実施年月日
23.11.1
活動内容
モニター委嘱式及び税
関業務説明、麻犬デ
モ、監視艇による港内
見学等、意見交換
参加
者数
概要
委嘱式の実施後、税関業務の概要、長崎
税関の特徴等の説明及び麻薬探知犬デモ、
監視艇、長崎港の見学を行い、意見交換を
実施した。
7名
実施年月日
活動内容
参加者
数
概要
税関業務紹介ビデオ放映、港湾施設の
見学、水際における取締業務、審理業務
等の説明を行い、意見交換を実施した。
24.2.7
監視・審理業務の説
明、港湾施設見学、意
見交換
6名
輸出入通関業務・事後調査業務を説明
及びNACCSによる輸出入審査風
景・X線車デモ見学を行い、意見交換を
実施した。
24.4.12
輸出入通関・事後調査
業務の説明、X線車見
学、意見交換
税関モニターからのご意見
6名
税関モニターの皆様から 多くのご意見をいただきました。
主なご意見は、別紙のとおりです。
税関モニターの皆様からいただいたご意見は、業務運営の改善に活用させていただき、 税関行
政サービスのなお一層の向上を図ります。
別紙
税関について
1. モニター活動を行う前の税関に対する印象や関心について
貿易関係の仕事として、難しいイメージがあり、また、税関検査は厳しいとの印象が強かった。
私は貿易を担当しているので、税関についてのイメージは、OB職員を派遣して貰っている親しみと、
貿易のプロフェッショナル、関係上級官庁、というどちらかと言えばお堅いものがあった。
正直、税関については、何も知識がありませんでした。
モニターになる前まで、さるくガイドで税関の資料展示室を見学させてもらってたので、税関の大まか
な知識は持っていたつもりでした。しかし、それだけの事で税関と言えば私個人としては、貿易や海外
旅行等あまり関心が薄く、ニュースで密輸や密航、外国との領域等の問題などの時位しか関心がありま
せんでした。偽ブランド品が見つかった時などに意識する程度でした。
仕事上では、クルーズ客船入港時にターミナルでお世話になっております。
個人的には、はるか昔に福岡空港で、手荷物検査をして頂いた事があるだけですので(飛行機嫌いの
為、めったに乗りません)自分とは無縁という印象しかありませんでした。
2. モニター活動を通じて特に関心を持った事柄、或いは税関がもっと重点をおくべ
きであると感じた事柄について
不正な輸入や輸出を防ぐために様々な対策が行われていて、とても勉強になりました。しかし、長崎港
の輸出入額、件数が多くないということだったので、経済活性化のため取締りと共に輸出入の手続きや
システムなどをより多くの方々に広めていくことも大切だと思った。
1回目は麻薬取締犬、監視船による長崎港見学、2回目は小ヶ倉柳埠頭のコンテナ荷役業務、3回目はナッ
クスでの輸出入申請と荷物のX線検査と、具体的な業務について熱心な説明をいただき、分かりやすく
興味深いものであった。特に税関職員と麻薬取締犬の絆は強く印象に残った。
税関というお仕事は税金のチェックだけだと思っていましたが、関所、水際で悪いことを止める(拳銃、
麻薬)などをしているとは知らなかったです。モニター活動の中で一番関心を持ったのは、麻薬探知犬に
ついてです。デモンストレーションで犯人役をやらせて頂いたのですが、遊びながら麻薬を探すという
のにはびっくりしました。 しかし麻薬を見つけるのは犬なので、ハンドラーさん達がどのような姿勢で
犬と向き合うのか大変だと思いますが、お互いの信頼関係がばっちりと見えて、麻薬の密輸入を水際で
防ぐ業務においては、なくてはならない大事な存在だと思いました。
特に関心を持ったのは、麻薬探知犬でした。現在は、経済その他の国際化が進み、海外との交流が増え
たせいか、麻薬等の密輸入が年々増加し、社会環境を悪化させ若者の人生までむしばんでいる現状があ
るだけに、大変憂慮しております。
ですから麻薬探知犬がもっともっと養育され増加される事を願っています。また、諸外国の税関等とも
連携を密にし、発展途上国等税関の機能が不備なところへは、技術協力、人的交流を一層深める必要が
あると思います。
やはり、上海航路入港の日は、不安ですので、荷物チェックに関しては、より一層厳しく念入りにして
頂き、長崎というより日本の安全の為により一層厳しいチェック体制でのご努力を賜りたいと切に望み
ます。
近年は海外への渡航が身近になったことや、日本の企業が生産拠点を海外にシフトし、それに伴い海外
渡航者が増加したことにより輸入禁止品、違法物品等の取締りに麻薬犬を使い、犬の教育・訓練等に努
力をし、取締りに大変な努力をしていると感じた。
現在においても諸外国の税関等とも連携を密にしているとは思いますが、発展途上国への技術協力や人
的交流等国際協調をより一層深めることが重要だと思う。
税関長や幹部職員から「税関の使命と三つの役割」を各種資料に基づき丁寧に説明して頂いたことによ
り、多岐にわたる業務内容の概略を知ることが出来た。また、税関が国税収入の約1割を担う徴収機関
であることなど想像したこともなかった。
麻薬探知犬、監視艇乗船は初めての体験であり興味があった。
ホームページや講演会など各種資料を活用して「税関を知らせる活動」や「親しみある税関、国民の声
を大切にする税関」を目指して、努力されていることに敬意を表したい。
国民が国の行政機関(税関に限らず)に興味を持ち理解することは原点であると思う。そうした観点か
ら、税関も市民各層の組織と一体感が持てる様に目指して頂きたい。
モニター活動を通じて目にした税関の姿(業務、施設、職員等)に
関して気付いた点
3回目の会合での最後の感想でも述べたが、職員の方々が非常に熱心に、真摯に、時にはユーモアも交え
て説明していただき、誇りを持って、自らの業務に取り組む姿勢に感激した。
税関の職員の方全員が、自分の仕事に誇りを持ち、自信に満ちた表情で一生懸命業務されている姿は、
とてもかっこよかったです。
そして何もわからない私に、優しく丁寧に教えて頂きとてもよい対応をして頂いて感動いたしました。
本当にありがとうございます。
人や国を水際で守る仕事は本当に大変な事ですが、業務の多さに対して人員が少なく十分な監視が出来
ない事を知りました。もっともっと人員を増やさなければ、何か事が起こった時に大変なことになると
思いました。世の中に不正をする人がいなくなれば、人員も少なくてすむでしょうが、現状はその逆で
悪化する一方ですから、完全に悪を防御するためにも、ぜひ考えてほしいと思っています。
モニター活動及び実際に客船の入港日の税関職員の皆様の仕事振りを目の当たりに拝見させて頂いてお
りますが、先日もX線検査装置に荷物通しをされていました。屋外の暑い中、重たい荷物をひとつひと
つ持ち上げてチェックされておられました。“お疲れ様ですね”と思いながら拝見しておりました。
監視艇の乗船体験のおり外国貿易船への立ち入り検査等海上での業務を身近に聞くことでき、また監視
部の職員の日常業務がいかに大変か身近に感じました。
監視艇の乗船体験で、乗船職員のきりっとした姿が印象的でした。
モニター会議の運営・職員の対応等が堅く「お役所だなあ!」と感じた。組織と服務遂行上の姿勢とし
て当然と思うけど…個人的には驚きが先行した。但し、税関長や幹部職員、現場で説明して下さった職
員は紳士的で礼儀正しいと思う。日頃より、公務員としての使命感と職員教育の賜物でしょう。
麻薬探知犬は、長崎税関管轄の3空港で旅具検査の他、多種多様な業務を担っている。麻薬密輸の深刻
さと水際対策の重要性、受け持ち区域の広さから任務も十分に執れないのでは?探知犬の任務や訓練、
移動を考えると体制を倍増すべきと感じた。移動式X線検査装置の台数についても同様の観点で増やす必
要があるのではないか。
人員や経費削減が求められる中、職員数の適否については判断資料もなく意見は述べにくいが、管轄区
域・水際対策・一部業務の現状等から直感的に不足していると思う。
輸出入審査業務や事後調査は、手抜きが許させず迅速な事務処理が求められている。新たなシステム開
発と専門職員の育成、経験者の活用も求められているのではないか。
監視艇の活動には興味を持っていた。長崎港周辺の摘発が少ないのか、取締りの権限や限界が分からな
いが、成果が不明でパトロールに終わっている気がした。
幹部職員の異動頻度が早く着任期間が短いと思う。もう少し、地元に定着して欲しい。
税関広報について
1.モニター活動を通じて目にしたホームページ等の広報媒体及びその内容について
①ホームページについて
とても見やすいです。
シンプルで見やすいと思う。
全国の税関のホームページを見て、東京税関のホームページではキャッチフレーズがありインパクト大
でとても印象が強かったので、長崎も写真だけではなくキャッチフレーズを入れたらいのではないかと
思いました。寂しい印象がありました。
テレビ、ラジオ、新聞等でもっと報道する必要があると思われます、まだまだ税関の認知度が低いから
見ようとする人も少ないと思います
税関の全てに関する事項が、とてもわかりやすく社会科で、大昔に習った内容から掲載されていておも
しろかったです。長崎税関のHPは、カスタム君とダイヤモンドプリンセス号が、最初に出てきて嬉し
かったです。いろいろな税関業務を紹介されて、企画も大変でしょうね。感心しました。これからも頑
張って下さい。
TV・新聞等でより多くの一般の皆様に税関の認知度を広げないと素晴らしいホームページであってもア
クセスする人が少なかったら宝の持ち腐れになるのではないでしょうか。
各税関の姿が上手く纏められた情報でインターネットにも掲載されている。モニター制度の活動内容も
詳しく報告されている。但し、ホームページを開いている人は、税関関係者に留まっているのでは。利
用者の実態や分析も検証したらどうだろうか。
地域の特徴点や情報内容を意識して紹介されており概ね好感を持てるが、長崎には出島や外国貿易など
税関以前の古い歴史を持つ特徴がある。そうした資料も研究・整理して流したら面白いのではないか。
②税関ツイッター「カスタム君」について
キャラクターを使った親しみやすいつくりになっている。
税関というちょっと固いイメージをカスタム君によって言葉の語尾を∼だワン!と言ってみたりとても
面白いと思いました。空港の掲示板やデンモクなどで流してみてはいかがでしょう。
認知度が少ないと思います。もっと多くの人に知っていただく必要があります。
余りなじみがないのでは、もっと広く一般の人に知って頂くことが大切だと思います。
インターネットに疎い私であったが、「カスタム君」と「税関チャンネル」を開いてみた。各税関の紹
介・役割・活動などが動画画面等も駆使され、歌・絵・写真・音楽入りで流れる動画面は「税関万華
鏡」のごとき印象を感じた。もう一度見たいと思うような興味を引く内容を提供して欲しい。担当者の
豊富な知識の結集を期待する。
③YouTube「税関チャンネル」について
映像なので税関の業務等がわかりやすかった。
ホームページに税関チャンネルがあるのはいいのですが、やはりちょっと固いという印象を受けまし
た。最後にまとめとして、カスタム君が喋ったら柔らかい感じになっていいのかなと思いました。
認知度が少ないと思います。もっと多くの人に知っていただく必要があります。
余りなじみがないのでは、もっと広く一般の人に知って頂くことが大切だと思います。
インターネットに疎い私であったが、「カスタム君」と「税関チャンネル」を開いてみた。各税関の紹
介・役割・活動などが動画画面等も駆使され、歌・絵・写真・音楽入りで流れる動画面は「税関万華
鏡」のごとき印象を感じた。もう一度見たいと思うような興味を引く内容を提供して欲しい。担当者の
豊富な知識の結集を期待する。
④その他の広報媒体(ビデオ・パンフレット・ポスターCM・展示室等)について
税関のポスターを見て、密輸の恐怖、覚せい剤などから私たちの安全な生活を守る取り組みがわかりま
した。
パンフレット、ポスター等は内容もさることながら、そもそもいかに興味を持って見て貰えるかが鍵で
あり、なかなか一般の人の目に触れることはなく、工夫が必要だと思う。
ポスターに芸能人などを起用、天気予報のバックに流すのも市民の目に触れていいと思います。
税関を多くの人が集まる場所、目につく場所で紹介する必要があります。
税関の玄関に「カスタム君」を設置してはいかがでしょうか。
また、大波止ターミナルなどのフェリー発着所などにポスターを掲示依頼してはいかがでしょうか。
長崎駅・百貨店等一般の人が目につくような場所で資料や写真等を展示紹介してはいかがでしょうか。
資料展示室は、市民が気軽に入れるような雰囲気にして、休日も開館できる構造にしてはどうだろう
か。また、旧下がり松派出所の展示も充実させたらよいと思う。
キャラクター「カスタム君人形」の税関玄関や資料展示室前への設置や各種イベントでは積極的に活用
してはどうか。キャラクター人形の宣伝効果は大きいと思う。
2.その他モニター活動を通じて知った広報活動及びその内容について
①講演会(学校訪問)・説明会・見学受入等について
学校訪問は素晴らしい活動であり、社会勉強としての意義も大きく、できるだけ多くの学校に訪問して
貰えればと思う。
講演会の学校訪問については小学生にするよりは、これから社会に出ることにより海外に行く機会も増
える中高校生及び大学生に対して行い、麻薬やコピー商品に惑わされないよう再度罪の認識をさせるとい
いのではないでしょうか。コピー商品については女子大学を中心に講演をしたら少しは効果もあるので
はないかと思います。
県内の大学、高校、中学、企業(特に海外進出企業)などは密輸、薬物乱用等に関わることから、講演
会などの実施を働きかける必要があると思います。
薬物乱用防止教室の開催状況を拝見いたしました。未来の明るい子供たちを不正薬物から守って欲しい
と切に願います。ニュースでも以前流れているのを思い出しました。小学生に薬物の恐ろしさを知って
欲しいという内容でした。とても重要な事ですので今後も児童や青少年の指導にご尽力頂きたいと思い
ます。
近年、長崎県内の企業も海外へ進出しそれに伴い企業の従業員も海外へ出かけるケースが多くなり、密
輸、薬物にかかわることも考えられるので、各企業への講演会を実施する旨、働きかけては、企業に
とっても、社員のコンプライアンスの意識向上にも繋がり歓迎するのではないでしょうか。
県内の大学にも海外からの留学生が多数いるので私立大学を対象に薬物乱用防止等の説明会を開催する
ことは犯罪防止に繋がる重要な業務だと思います。
学校訪問の講演会が実施されているものの、実績件数は非常に少ない。積極的に税関を売り込む努力を
すべきである。例えば、「麻薬撲滅キャンペーン」時には警察署、「社会を明るくする運動」が展開さ
れている時には保護司会の薬物乱用防止委員会との連携を図ることにより、学校や各種機関への講話派
遣を受ける機会も出てくれるのではないか。
②その他の広報活動(各種制度や密輸ダイヤルの周知等)について
密輸ダイヤルがあるのを知りませんでした。家族、友達に聞いてもみんな密輸ダイヤルを知りませんで
した。
フリーダイヤルにしなくても110、119などのように簡単な3ケタにしたらいいと思います。今の密輸ダ
イヤルは長くて覚えられません。
密輸ダイヤルについては、交通機関(空港、JR駅、バスターミナル、港湾施設等)へのポスターを掲示
や案内放送などで知らせてはと思います。
昨年10月27日に松ヶ枝埠頭において、実施されました長崎港コアメンバー合同テロ訓練を拝見させて頂
きました。当ターミナルにもクルーズ客船以外の定期便が、就航となり常に危機感を持って日常業務に
携わる気持ちを忘れないよう心がけたいと思います。税関の方々の水際での取り締まり、本当にご苦労
様です。
長崎税関の1階玄関口にある展示品は一般の人がもっと気軽に見られる場所に展示した方が良いと思い
ます。1階には守衛さんがいらっしゃるので、気軽に入りづらいと思います。長崎港松が枝国際ターミ
ナルに展示してはいかがでしょうか。
密輸ダイヤルに関してはJR列車内、空港、C・I・Q設備等で電光掲示板及びアナウンスで積極的に案内
を行うことも大事だと思います。
水辺の森で開催される各種イベント時に、主催者と連携して税関のブース等を設置して出前広報活動を
行うことも実施して頂きたい。内容は、カスタム君の活用・税関紹介の各種パネル・探知犬デモ・コ
ピー商品の展示、麻薬摘発状況、監視艇の活動等、市民は注目するのではないか。
イベント時のスタッフ確保は、モニター経験者の協力を要請しても良いと思う。
モニター活動について
1.今年度のモニター活動(見学会、意見交換会等)に参加した感想、気づきの点等
とても貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。今回のモニター活動は、モニター数が数名
で任期が1年、会合が3回であり、任期が長いわりに活動回数が少ない気がしました。より多くの方々
に理解してもらうためには、半年ごとの任期でも良いのではと感じました。
実際の税関の業務を知る機会を得て、大変意義深いものであった。また、いろんな立場の人ともモニ
ターとして知り合えて良かったと思う。
3回のモニター会合でも分からないことはたくさんあり、ちょっとモニターの回数が少ないなと感じま
した。4、5回くらいがちょうどいいのかなと思いました。
税関の幅広いそして日常業務の大変さを強く感じました。皆さんのおかげで安心して生活できると、再
認識しました。税関の業務全部を認識している人は少ない気がします。海上保安部、税務署、警察等多
くの機関との連携した業務がいかに重要であるか、もっと多くの人に周知する必要があると思います。
今回のモニター経験を生かして、一人でも多くの方に学んだことを知らせたいと思います。
この活動をとおして毎回新しい知識を学ぶ事ができ、興味・関心が深まり、参加するのが楽しみでなり
ませんでした。もっともっと参加したく3回だけでは物足りませんでした。機会があればぜひまた参加
したいと思っています。
税関モニター活動を通じて多業種の方々との触れ合いは、楽しかったです。
私自身過去に税関業務に携わった経験もありますが、今回30数年ぶりにモニターとして改めて痛感し
たのは税関業務の幅広いことや日常業務の大変さを再認識しました。
船舶の監視、密輸、薬物の取り締まり、貿易と密接な関係の通関業務、関税の徴収等の業務を税関で
行っているとは、大半の人が知らないと思います。
財務省に属するとはいえ、警察、海上保安庁、税務署、麻薬Gメン等あらゆる省庁に関連した業務を行っ
ていることを国民の皆様に周知して頂き、また、政府としても税関に対してより一層の支援をすべきと
思います。
これからは、税関行政に対する国民の理解の向上を図るためにもモニター個人にとどまらず多くの人に
周知させるためにも、税関の広報活動に貢献できるようにあらゆる分野の企業、職種の人を幅広くモニ
ターになってもらうことが重要かと思います。
業務に支障があり迷惑と思うが、実際に行っている輸出入貨物の検査や海外旅行者の通関手続きの現場
見学(長崎空港・松が枝国際ターミナル)も体験したかった。職場で働いている職員の生の声も訊ねた
かった。
モニターの委嘱を受けたものの、実際の活動は6ケ月・3回の会議に止まった。委嘱者に対しては、もう
少し密度ある任務を求められていると思っていたので、拍子抜けに終わった感じである。例えば、各所
管の業務視察や出先機関現場の見学、広報・ホームページ・各種業務の課題(税関サイドで具体的な
テーマ)を設定し、モニターどうしで意見交換をさせることも求めて良いのではないか。
長崎税関全体の機構図、職員配置数等も提示して頂いた方がコメントし易いと思う。
委嘱者の選考は、経験豊富な学識者・教育機関・関税対象の業界の方など幅広い層からの選出や継続委
嘱もされては良いのではないか。また、資料等を見る限り会議の進め方についても毎年ワンパターン化
されているように見受ける。複数年のモニターを委嘱することもレベルアップに繋がるのではないか。
2.その他、税関に対する要望や、今後の期待など
今回のモニター活動を通じて“税関”の3つの使命を教えて頂きました。様々な活動やポスターなどの広
報活動を拝見し、密輸の恐怖、覚せい剤などから私たちの安全な生活を守る取り組みがよく理解できま
した。守らなければいけないルールは勿論大切ですが、旅行や輸出入など税関を通して世界とつながる
メリットや楽しさも広まっていけば良いのではないかと思いました。
上海航路就航など、業務多忙のなか、こういったモニター活動を通して、広く税関を知って貰おうとす
る取り組みは素晴らしいと思う。今回の情報を職場は勿論、家庭でもできるだけ伝えていきたい。事前
調整・準備など大変だと思うが今後も続けて欲しい。
税関のイメージキャラクラー『カスタム君』を知っている人は同年代では誰ひとりもいませんでした。
浜の町アーケードなどで、パンフレットと一緒にカスタム君のシールやメモ帳などの無料配布はいいか
も!と思いました。子供たちは喜ぶし、親も目に触れるのでより税関と市民の距離は近くなるのかなと
思いました。
最後に、モニターを通して貴重な体験をさせて頂きまして本当にありがとうございました。
モニターの任期は6月30日で終わりますが、モニターOGとして何か気付いたことなどあったら積極
的に税関に連絡したいと思います。
本当にありがとうございました。
学校、自治体等にぜひ働きかけて、麻薬の恐ろしさ、密輸入や密輸出の阻止の大切さ等を、若い世代の
人にぜひ知らせてほしいものです。学校は授業計画、年間計画があり、更に業務の多忙さも重なり、実
施が容易ではないとは思いますが、必要さを働きかけることにより実施も可能になるのではないでしょ
うか。教育委員会に先ず理解していただき、根気よく働きかけ、何とか実現してほしいと思います。ま
た、折角モニターになった私たちも何らかの形でお手伝いできる機会があればと思っています。ただ単
にモニター経験だけで今後終わってしまうのは申し訳ないと思っています。
監視艇“さいかい”に乗せて頂き、見たことの無かった長崎港をしみじみと見せて頂きとても感動しまし
た。中学校校歌で、歌っておりました“鶴の港”という歌詞を 懐かしく思い出させてくれました。
最後の会合には、出席出来ずとても残念でした。モニターに選んで頂きありがとうございました。
日常生活の中で新聞、テレビ等のニュースで、貿易、輸出、輸入、の言葉はよく耳にしますが、貨物を
引き取るのに、どのような手続きが必要かは、大半の人が知らないと思います。輸出入貨物の手続きに
ついてのイロハでも学校教育の一環として取り上げると、貿易に対して興味を持ち、ひいては日本経済
の発展に繋がると思います。
長崎港においては、HTBクルーズ(株)運航による長崎上海航路運航の開始、韓国クルーズ船等の長崎
港寄港の増加、三菱造船の大型客船2隻の受注も決まり、長崎税関の業務量も増加し、今後これらの対
応について非常に懸念します。国の安心、安全を守るために、必要不可欠なことですので、職員を増や
し充実した体制を整えて頂くよう切に願う。
モニターになって税関職員に対し近親感を覚えました、また今後はモニターで学んだことを私が勤務す
る港湾運送協会の会員事業者の皆様に報告し、港湾業務に携わる一人一人が犯罪予防に対して意識の向
上を図り長崎の港湾業界の健全なる発展に努めていきたい。
長崎税関職員の皆様には日々の業務でご多忙の中、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
他の地域にはない歴史を持っている海外貿易の特徴(税関以前の海外貿易の仕組み)を、1600年代から
の歴史、また、1859年に開国された長崎・横浜・函館は同様の歴史がある。開国に伴い外国船から税金
徴収や荷改めを行うために「湊会所」→「俵物役所への移転」→「運上所」→「税関」などへ移りか
わった歴史を整理すると面白いと思う。
長崎税関には、貴重な資料も相当残っていたのではないかと推測しているが、終戦後のどさくさによる
ものか、本庁が米軍に接収された際に米軍司令部により廃棄処分されたのか、税関側の意思により秘密
資料が廃棄されたのか分からないが、展示室に残されている物が少ないように思えて残念である。
輸出入産業の衰退の象徴だろう。港湾施設と柳埠頭の視察で、長崎港の今日の実態を痛感した。外国貨
物量や業種も少ない。基盤産業の活性化と海外市場への売込みを業界と県市の行政に期待すると共に埠
頭から長崎市中心部に通じる港湾道路の整備も課題ではないか。
今後、国際観光船の入港が増加し「松が枝国際ターミナル」の利用頻度が増える中、入国手続きの施設
と機械化機能が充実されることは喜ばしい。
「薬物及び銃器取締強化期間」にあわせた街頭キャンペーンが展開され、麻薬探知犬によるデモ等によ
り密輸防止の呼びかけを新聞で知ることが出来た。活動の内容は分からないが、事前に一般に呼び掛け
いろんな物を駆使して大々的に展開してよいと思う。
貴重な体験と勉強をさせて頂きました。短い期間でしたが、大変お世話になりました。税関長、税関広
報広聴官はじめ皆様方のご活躍をご期待申し上げます。
○税関モニターの皆様から頂きましたご意見について、下記のとおり実施いたしておりま
す。
税関ポスターを港湾・空港施設及び交通機関等市民の目に触れやすい場所に掲示する必
要がある。
⇒従来から各空港ターミナル、フェリー発着待合室、漁協事務所等へは掲示協
力頂いておりましたが、本事務年度から新たに長崎税関の管轄する各県の旅券
事務所及びハローワークに「運び屋防止ポスター」の掲示を依頼すると共に温
泉施設等にも掲示協力を頂いております。
薬物乱用防止教室等の学校訪問を積極的に行う必要がある。
⇒本事務年度、長崎税関が行った薬物乱用防止教室における講演は、高等学
校18校(7,504名)、中学校12校(1,591名)、小学校2校
(150名)の計32校であり、計9,245名が受講されております。今
後とも積極的に薬物乱用防止教室等で講演することとしております。
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