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ASEAN

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ASEAN
情報提供資料
2015年6月
5
min 5
分でわかる!
ASEAN
Association of South‐East Asian Nations
MYANMAR
LAOS
THAILAND
VIETNAM
CAMBODIA
BRUNEI
DARUSSALAM
MALAYSIA
SINGAPORE
INDONESIA
PHILIPPINES
Association of South‐East Asian Nations
ア セ ア ン
ASEAN
潜在力を秘めた
世界最大級の消費国である中国・インドに隣接し、
その恩恵を受けつつ自らも消費大国へと成長するASEAN。
2015年にはASEAN経済共同体が発足予定であり、
加盟国間での相乗効果によって、
更なる経済成長が期待できる
市場となっています。
1967年
インドネシア、
シンガポール、
タイ、
フィリピン、マレーシア
の5ヵ国で発足。
1984年
1995年
ブルネイ加盟。
ベトナム加盟。
19
ミャンマー
中国
世界の人口
14.0億人
73.2億人
約
約
巨大な消費
市場へ成長
インド
12.8億人
約
ハノイ
ネーピードー
ビエンチャン
ラオス
ベトナム
マニラ
バンコク
プノンペン
ミャンマー
バンダルスリブガワン
(注)
人口は2015年時点
(国連推計)
。
(出所)
外務省、国連のデータを基に三井住友アセットマネジ
メント作成
タイ
各国・地域の実質GDP成長率
マレーシア
(%)
10
カンボジア
クアラルンプール
シンガポール
2015年∼2019年の年平均
(予想)
インドネシア
ジャカルタ
8
6
4
2
日本
ユーロ圏
米国
シンガポール
タイ
ブルネイ
マレーシア
インドネシア
ベトナム
フィリピン
カンボジア
ラオス
ミャンマー
0
高い成長率が続く
ASEANの国々
(出所)
IMF「World Economic Outlook, April 2015」のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記は理解を深めていた
1
997年
1999年
ー、
ラオス加盟。
2015年
ASEAN経済共同体
カンボジア加盟。
発足予定。
(AEC:ASEAN Economic Community)
「東南アジア諸国連合」
ASEAN
約
6.3億人
Association of South-East Asian Nations
インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、
ミャンマー、ラオス、カンボジアの東南アジア10ヵ国からなっています。
ASEANの歴史
フィリピン
ASEANは、1967年8月、
タイのバンコクで行われた東南アジア5ヵ国の外相会議
で決められた
「東南アジア諸国連合
(ASEAN)
設立宣言
(=
「バンコク宣言」
)
」
に
よって設立されました。目的としては、次の3つがあげられています。
ブルネイ
(1) 地域の経済成長、社会・文化的発展の促進
(2) 地域の政治・経済的安定の確保
(3) 地域のさまざまな問題の解決
これまでにASEANの国々は協力しあい政治、安全保障、経済をはじめとする
数多くの問題を解決してきました。1980年代以降は、外国の企業の進出などに
より、
「世界の成長センター」
と言われるほどの目覚しい経済発展を遂げました。
ASEANは世界でも最も成功している地域協力機構の一つと言えます。
ASEANは日本の重要な貿易相手!
日本の主要な貿易相手国・地域
(2013年)
中国
ASEAN
(出所)
財務省のデータを基に三井住友アセットマネジメント
作成
2位
1位
米国
3位
だくためのイメージ図です。
2
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN
新たな「世界の工場」
として注目される
21世紀に入り、中国が「世界の工場」
としての存在感を高めてきましたが、賃金の上昇等を受け、近年では
ASEANを中心とした賃金の比較的安価な国々に製造拠点を移設および新設・増設する企業が増えています。
製造拠点としての発展は、
雇用の拡大や所得の向上を加速させるほか、
貿易の拡大につながると考えられるため、
ASEANの成長に大きく寄与するものと期待されます。
企業の進出を後押しする豊富で安価な労働力
生産年齢人口と年齢中央値(2015年推計)
生産年齢人口
(万人)
インドネシア
アジア主要都市・地域のワーカーの月額基本給比較(2013年)
30
マレーシア
2,115
28
カンボジア
993
25
ラオス
434
22
シンガポール
413
39
30
31
中国
101,452
36
7,694
46.5
0
(注)
生産年齢人口は15歳以上65歳未満の人口。
(出所)
国連「World Population Prospects:The 2012 Revision」
のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(注1)平均はクアラルンプール、バンコク、
マニラ、
ジャカルタ、
ビエンチャン、
ホーチミン、
プノンペン、
ヤンゴンの8都市
のデータを平均したもの。
(注2)
月額基本給の2013年は2013年12月〜14年1月に
行った調査によるもの。
ワーカーは一般工職。
(出所)
J ETRO「アジア・オセアニア主要都市・地域の投資
関連コスト比較」および中国国家統計局のデータ等を
基に三井住友アセットマネジメント作成
生産拠点
ASEANの主な産業集積地
235米ドル
200
(ご参考)
日本
平均
400
日本企業も注目
日本企業
(製造業)
の中期的有望事業展開先国・地域の上位
ハノイ
自動車、電気電子
*中期的とは今後3年程度
順位
マニラ
自動車
バンコク
自動車、電気電子
ホ−チミン
電気電子
ペナン
電気電子、半導体
ジョホールバル
電気電子、
ITサービス
クアラルンプール
自動車
ジャカルタ
自動車
国・地域
順位
9
国・地域
1
インド
2
インドネシア
10
ミャンマー
3
中国
11
フィリピン
ロシア
4
タイ
12
マレーシア
5
ベトナム
13
トルコ
6
メキシコ
14
シンガポール
7
ブラジル
15
カンボジア
8
米国
(出所)
国際協力銀行「わが国製造企業の海外事業展開に関する
調査報告書
(2014年度)
」
を基に三井住友アセットマネジメ
ント作成
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記は過去の実績および予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
3
ヤンゴン
3,813
プノンペン
ミャンマー
600
ホーチミン
38
ビエンチャン
4,860
ジャカルタ
タイ
1,000
マニラ
23
バンコク
6,366
クアラルンプール
フィリピン
1,200
上海
31
北京
28
6,609
シンガポール
17,011
ベトナム
ブルネイ
(米ドル)
1,400
年齢中央値
(歳)
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN
巨大な「消費市場」へ成長する
経済の高度化や賃金の向上等を背景に、購買力が高いとされる中間所得層の割合も年々増加しており、
ASEANは成長性ある消費市場としての魅力が高まっています。
中間所得層の厚みが増すことは、
消費の持続的
な拡大をもたらします。
消費
市場
アジアの中間所得層人口の推移
(億人)
4
3
2
■
■
■
■
■
■
(予想)
シンガポール
マレーシア
ベトナム
タイ
フィリピン
インドネシア
1
0
2005
2010
2015
2020(年)
(注1)
中間所得層は年間可処分所得5千米ドル超35千米ドル
以下の世帯。
(注2 )
2015年以降は予想。
(出所)
Euromonitor Internationalのデータを基に三井住友
アセットマネジメント作成
東南アジア中間所得層に習い事ブーム
東南アジアで教育熱が高まっています。富裕層だけでなく中間所得層の家庭が背伸びをしてでも音楽教室や語学
塾に子供を通わせる動きが広がっています。
域内外の企業がしのぎを削る
ヤマハ
河合楽器製作所
ルネサンス
ベルリッツ
4 0 年 以 上 前 から 東 南
アジアで音 楽 教 室を
展 開 。2 0 1 5 年 に タ イ
で の 生 徒 数 を 3 万 人と
見込む。
14年3月からベトナムで
音楽教室を4ヵ所開設。
13年にベトナムで水泳
教室を開講。15年中に
自社でプールを設立。
1 4 年 に 新し い 子 ど も
向けプログラム
「Global
Adventure」
を提供開始。
15年7〜9月にジャカルタ
で新教室を開設予定。
KPNグループ
(タイ)
ロックスター・ジム(インドネシア)
タイ の 音 楽 教 室 大 手 。
15年にミャンマー、
ラオス
に進出予定。
インドネシアの幼児向け
体操教室。15年に教室
を10ヵ所に倍増予定。
ジンボリー
(米国)
15年、
タイ北部チェンマイ
や中部チョンブリで教室
を設立。
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記は過去の実績および予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
4
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN
「陸の回廊」
と
「海の回廊」でつながる
ASEAN地域では、各国を幹線道路で結ぶ「陸の回廊」および「海の回廊」の整備が進んでいます。伸び盛り
の国々が隣接するASEANにおいて、
こうした回廊の整備による連結性の強化は、
域内貿易や投資を拡大させ、
周辺国の経済成長に大きく寄与するものと考えられます。
「陸の回廊」
「海の回廊」
「陸の回廊」
例
(メコン総合開発)
ASEANの主要港と国際航海の例
昆明
中国
ミャンマー
ハノイ
ラオス
ダナン
タイ
バンコク
南部経済回廊
︵第2東西経済回廊︶
カンボジア
プノンペン
ホーチミン市
ベトナム
レムチャバン港
マニラ港
フィリピン
クラン港
シンガポール
シンガポール港
インドネシア
タンジュンプリオク港
ベトナム
ベトナムとミャンマーを結ぶ
「東西経済回廊」
は2006
年、中国雲南省とバンコクを結ぶ
「南北経済回廊」
は
2013年に開通しました。
2015年4月には、タイ
(バンコク)
とベトナム
(ホー
チ ミン )を 結 ぶ「 南 部 経 済 回 廊 」で 、カンボ ジ ア
の メコ ン 川 下 流 に「 ネ アック ル ン 橋( 正 式 名:
シンガポール
つばさ橋)
」
が開通しました。
完成した
「つばさ橋」
(出所)
三井住友建設等の資料を基に三井住友アセッ
トマネジメント作成
5
香港
マレーシア
ビエンチャン
モーラミャイン
タイ
ティラワ港
ハイフォン
ハイフォン港
ミャンマー
欧州・中東・アフリカへ
東西経済
回廊
チェンライ
ヤンゴン
中国
日本・北米へ
南北経済回廊
メコン河
ASEANで大規模な港湾インフラの拡張計画が動
き出しています。海上貿易の急増でASEAN各国の
港湾の処理能力はひっ迫しています。ASEAN全体の
経済成長にも欠かせない
「海の回廊」
の整備が本格化
しつつあります。
※画像はイメージです。
(出所)
各種報道・資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
Association of South‐East Asian Nations
「巨大経済圏」誕生へ
2015年12月、
ASEAN経済共同体の発足によって、人口6億人、
GDP2兆米ドルを超える規模の一大経済圏が誕生します。
域内のヒト、
モノ、
サービスの動きを自由化することで、
内需、
貿易、
投資の拡大など、
大きな経済効果が期待されて
います。
ASEAN経済共同体
(AEC:ASEAN Economic Community)
AECで掲げる自由化に向けた取組み
ヒトの自由化
ヒト・モノ・サービスの自由化効果によるGDP寄与度
(%)
5
◆短期滞在ビザの撤廃
〜ミャンマーなどを除きほぼ撤廃
4.4
4
◆熟練労働者の移動自由化
〜エンジニア、看護師などの資格要件統一化を含む
物品税0%
+
サービス関税20%引下げ
+
効率化による輸出入に対する
時間的費用20%引下げ
3.5
3
モノの自由化
2.3
1.0
0.9
フィリピン
マレーシア
◆金融機関の相互進出
〜自由化を目指す
1.5
タイ
◆小売りなどへの出資規制緩和
〜2015年末までに出資比率上限引上げを目指す
ブルネイ
0
1.5
シンガポール
サービスの自由化
インドネシア
1
ラオス
◆通関作業の簡素化
〜2国間にわたる通関の一元化を推進
2.0
1.6
ベトナム
2
カンボジア
◆域内関税の削減
〜2018年までに全加盟国が撤廃
(注)
GDP寄与度は、2011年〜2015年のASEAN10ヵ国のGDP
成長率
(見込み)
に対する、各種規制緩和の累積寄与度のシミュ
レーション結果。
(出所)
ERIAのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(注)
各項目の進捗度合には差があります。
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
“メガ”FTAの形成でさらなる注目度の高まり
ASEANは、新たに2つの大きな自由
貿易の枠組みに入ろうとしています。
1つが、
TPP
(環太平洋経済連携協定)
で、
ASEANからは、
4ヵ国が参加予定です。
もう1つが、日本、中国、韓国、インドと
いった国々が参加する東アジアの枠組み、
RCEP
(東アジア地域包括的経済連携
協定)
で、
こちらにはASEAN10ヵ国全て
が参加予定です。
こうした“メガ”FTA(自由貿易協定)の
形成は、各国・地域全体の発展に大きく
寄与することが期待されます。
主な経済連携の枠組み
RCEP
(東アジア地域包括的経済連携)
[交渉中]
日中韓(FTA)
• 日本
• 中国
• 韓国
交渉参加
• フィリピン
• ミャンマー
• カンボジア
• ラオス
• インドネシア
• タイ
• インド
TPP[交渉中(
] 環太平洋戦略的経済連携協定)
ASEAN
• ベトナム
• ブルネイ
• マレーシア
• シンガポール
• 米国
• ペルー
• チリ
• カナダ
• メキシコ
• オーストラリア
• ニュージーランド
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記は過去の実績および予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
6
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN加盟国紹介
インドネシア
シンガポール
赤道上に広がる約17,000以上の島々からなる国
です。面積、人口、天然資源の量はASEANの中で
最大で、石油や石炭などが日本に多く輸出されて
います。約300の民族が6,000もの島々に暮らして
おり、言葉や文化は地域によってさまざまです。
東京都より小さい島国ですが、貿易・金融の中心と
してASEANの経済をリードしています。海からの
風と暖かい気候が一年中美しい花を咲かせ、
ガーデン・
シティと呼ばれています。また関税のない自由港市
なので買物天国としても人気を集めています。
主な世界遺産
主な有名スポット
Republic of Singapore
Republic of Indonesia
ボロブドゥール遺跡
8世紀に栄えたシャイレンドラ
王朝によって建てられた寺院
ムンドゥッ寺院
堂内の石像仏がジャワ美術の
真髄とされる有名な仏教寺院
マーライオン公園
シンガポールの伝説の動物
「マーライオンの像」が設置
されている公園
主要産業
主要産業
産業別GDP構成比(2013年)
産業別GDP構成比(2013年)
その他 10%
製造業 26%
建設業 7%
鉱業 7%
製造業 18%
その他 33%
卸売・小売業 17%
金融業など 10%
運輸・通信 11%
商業・ホテル・
レストラン
18%
農林漁業 12%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
運輸・倉庫業 7%
金融サービス業 11%
シンガポールあれこれ
未整備のインフラ
空港のハブ機能
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
ビジネスサービス業 15%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
インドネシアあれこれ
インドネシアでは未だ、電力、
水道、ガス、交通、空港、港湾の
いずれも人口や所得の増加に
見合った水準には届いていま
せん。拡大する中間所得層と
貧弱なインフラのアンバランス
が最大の魅力でもあり、裏を返せば、企業にとって商機
になり得るため、世界から注目を集めています。
7
ボタニック・ガーデン
シンガポール初の世界遺産と
なり得る、
世界最大級の植物園
ASEAN主要都市に最大3時間
半程度でアクセス可能であり、
シンガポールのチャンギ国際
空港は、世界有数のハブ機能
を備えています。さらに、日系
企 業 の 相 次ぐ 進 出 に 伴 い 、
ASEANのハブとしての地位を盤石なものにしています。
世界空港ランキングでは2013年以降、3年連続でトップ
に選ばれています。
タイ王国
フィリピン
昔はシャムと呼ばれ、東南アジアの中で列強の植民地
にならなかった、唯一の国です。日本をはじめ、外国
企業の受け入れを積極的に行い、経済の発展に成功
しています。日本へは魚介類をはじめ、テレビやオー
ディオといった工業製品などを輸出しています。
11の大きな島を中心に、約7,000以上の島々から
なり、
「東海の真珠」
と呼ばれています。ASEAN唯一の
キリスト教国であり、国民の約90%が信仰してい
ます。また、アメリカ・イギリスに次いで世界で3番目
に英語を話す人口が多いと言われています。
主な世界遺産
主な世界遺産
Kingdom of Thailand
古都アユタヤ
約400年間に亘りアユタヤ
王国が築いた歴史が眠る遺跡
群
Republic of
the Philippines
スコータイ歴史公園
タイ族最初の王朝である
スコータイ王朝が開かれた地
コルディリェーラの棚田群
古都ビガン
天国への階段とも呼ばれる、 スペインの植民地として栄え、
世界最大の棚田
各地との貿易の拠点となった
都市
主要産業
主要産業
産業別GDP構成比(2013年)
産業別GDP構成比(2013年)
その他 30%
その他 9%
建設業 6%
製造業 38%
輸送・倉庫・通信 6%
金融業 8%
商業 18%
政府サービス 10%
農林漁業・狩猟業 8%
運輸・通信・倉庫 10%
製造業 20%
卸・小売・修理 13%
(注1)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(注2)
データは暫定値。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
農林水産業 11%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
タイあれこれ
フィリピンあれこれ
産業拠点としてのタイ
若い人口構成
2011年に生じた大洪水による
被害は甚大だったものの、
タイ
は依然として突出した産業の
すそ野を持つ生産拠点であり、
多くの 日 本 企 業 が 進 出して
います。最近では既に進出した
日本企業がタイを拠点に、周辺国への事業展開を図る
「タイプラスワン」戦略が動き始めており、周辺国の
製造業を引っ張っていく存在になると期待されてい
ます。
住宅・不動産 12%
国民の半数近くが20歳未満と
人口構成は極めて若い国です。
若 年 層 の 拡 大は労 働 市 場 の
厚みにもつながり、生産年齢
人口比率は2050年まで増え
続けるとされています。さらに
日系企業の相次ぐ進出に伴い、ASEANのハブとしての
地位を確立しています。
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
8
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN加盟国紹介
マレーシア
ブルネイ・ダルサラーム国
イスラム教を中心としたマレー文化に、中国文化と
ヒンドゥー教の文化が混在している多民族国家です。
天然資源に恵まれ、以前はゴムや錫(すず)などが
主な輸出品でしたが、急速な経済発展を遂げ、今では
テレビやコンピューターなどの工業製品を多く輸出
しています。
三重県ほどの小さな国で、ボルネオ島の北西海岸
に位置しています。1984年にイギリスから独立し、
国王によって統治されています。石油や天然ガスなど
の地下資源に恵まれた豊かな国で、天然ガスの約9割
が、
日本へ輸出されています。
主な世界遺産
主な有名スポット
マラッカ海 峡 の 歴 史 的 レンゴン渓谷
都市群
スルターン・オマール・アリ・ イスタナ・ヌルル・イマン
サイフディーン・モスク
主要産業
主要産業
産業別GDP構成比(2013年)
産業別GDP構成比(2011年)
Brunei Darussalam
Malaysia
東西貿易の中継点として類稀
な文化が形成された街
その他 14%
農林水産業 7%
運輸・倉庫・通信
8%
鉱業 8%
政府サービス 8%
マレーシア考古遺跡としても
最も重要な遺跡の1つ
製造業 25%
卸売・小売・
ホテル・レストラン
15%
金融・保険・不動産等 15%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
政府サービス
12%
鉱業 57%
製造業 12%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
在ブルネイ日本国大使館のデータを基に三井住友アセット
マネジメント作成
ブルネイあれこれ
東方
(ルック・イースト)
政策
日本との良好な関係
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
現国王の住んでいる世界最大
の私邸王宮
その他 20%
マレーシアあれこれ
マレーシアは1981年に、日本
や韓国の経済発展をお手本に
した東方
(ルック・イースト)
政策
を打ち出しました。これにより
経済は順調に発展し、ASEAN
の中でも豊かな国に成長して
きました。2010年には
「新経済モデル」
を発表し、さら
には2020年までに先進国入りを目指す
「経済変革プロ
グラム」
を作成および実施しており安定成長が続いて
います。
9
首都バンダルスリブガワンに
所在する寺院
日本とブルネイは、エネルギー
を 基 盤とした 良 好 な 関 係 を
構築しており、ブルネイが輸出
する天然ガスの約9割が日本
向けです。日本との友好関係
も強く、東日本大震災の際には
ブルネイ政府から100万米ドルの寄付と、民間からの
義援金の他、天然ガスの緊急輸出が行われるなど、多大
なる支援を受けた事でも話題になりました。
ベトナム社会主義共和国
ミャンマー連邦共和国
中国との深いつながりを持つこの国は、ベトナム
戦争後に南北が統一されてできた多民族国家です。
日本の約1.8倍の国土に約135以上の少数民族が
住む多民族国家です。人口の約70%はビルマ族で、
その他のシャン、カレン、モンなどの代表的な民族
は、それぞれの名前のついた州に住んでいます。
Socialist Republic of
Viet Nam
Republic of
the Union of Myanmar
近年、目覚しい経済発展を遂げており、国は活気に
あふれています。衣類や魚介類など多くのものが
日本へ輸出されています。
主な世界遺産
古都ホイアン
17世紀に朱印船で栄えた、
中国風の家並みの残る港町
米作を中心に農業が盛んであり、人口の約60%が
農業にたずさわっています。
主な世界遺産
ハロン湾
「海の桂林」
と呼ばれる景勝地
首都:ネーピードー
ピュー王朝古代都市群
2006年にヤンゴンから
代わった首都
約1100年の間、イラワジ河
沿いの平原に存在したピュー
王国の遺跡
主要産業
主要産業
産業別GDP構成比(2013年)
産業別GDP構成比(2012年)
農林水産業 18%
その他 28%
建設業 5%
不動産業 5%
鉱業・採石業 11%
製造業 17%
卸売・小売・修理
13%
(注1)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(注2)
データは暫定値。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
その他 11%
鉱業 6%
農林漁業 31%
運輸・倉庫・通信
13%
商業 19%
製造業 20%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
国際協力銀行のデータを基に三井住友アセットマネジメント
作成
ベトナムあれこれ
ミャンマーあれこれ
産業の高度化を目指す
高い識字率と勤勉な国民性
ベトナムは若 年 人 口 が 多く、
その豊富な労働力から人材確保
の面で優位性が高く、世界中
のメーカー企業に注目されて
います。韓国のサムスン電子、
米国のインテル、フィンランド
のノキア等がベトナムに進出しています。ベトナムは
「2020年までの工業国入り」をスローガンに産業の
高度化、自国製品の付加価値を高めて国際競争力を
強化することを目指しています。
ポジティブに働きます。
ミャンマー国民の識字率は約
90%と、近隣国と比べても高い
水準にあります。また、
まじめで
律 儀 な 国 民 性 は 、日 本 人 に
比較的近いと言われており、
現地での企業展開においても
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
10
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN加盟国紹介
ラオス人民民主共和国
カンボジア王国
ベトナム、
カンボジア、
タイ、
ミャンマー、中国の5ヵ国
と国境を接する内陸国で、言葉や習慣が異なる約50
の民族が暮らしています。高原、山岳地帯、
メコン川
といった自然に恵まれた農業国で、コーヒーは重要
な輸出農産品です。
メコン川と、東南アジア最大のトンレサップ湖の恵み
による、豊かな自然が特徴です。農業、縫製業、建設
業、観光業が産業の4本柱で、2009年から2013年
までの5年間の実質GDP平均成長率は5.6%を記録
するなど、成長著しい国です。
主な世界遺産
主な有名スポット
Lao People’s
Democratic Republic
ルアン・パバン
多くの仏教寺院が点在する町
Kingdom of Cambodia
ワット・プー古代遺跡
7世紀にラオス南部を支配して
いたクメール人によって建て
られた寺院
カンボジアの行政・文化・経済
の中心都市
世界遺産:
アンコール遺跡
クメー ル 美 術 の 傑 作と言わ
れる
主要産業
主要産業
産業別GDP構成比(2012年)
産業別GDP構成比(2012年)
その他 33%
農牧業 21%
建設業 7%
鉱業 10%
その他 19%
製造業 22%
生産物に
課される税 7%
商業 19%
製造業 10%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
国際協力銀行のデータを基に三井住友アセットマネジメント
作成
ホテル・レストラン 5%
漁業
6%
商業 9%
(注)
四捨五入の関係で合計が100%とならない場合があります。
(出所)
JETROのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
カンボジアあれこれ
大きな伸びしろに期待
縫製業が経済をけん引
(出所)
各種資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成
農業 14%
建設業 5%
不動産・ビジネス 6%
運輸・通信 6%
ラオスあれこれ
ラオスはASEAN10ヵ国の中
で、人口で第8位、名目GDPで
第10位の位置にいます。
しかし、
タイ・ベトナ ム・ミャンマ ー・
カンボジアを含めた大メコン
経済圏における各国の中継地
という地理的な要衝に位置し、安価な労働力やタイとの
近接性等を背景に、近年は日系企業の進出が加速して
いるため今後の成長が期待されます。
11
首都:プノンペン
カンボジアの縫製業は輸出の
8割以上を占める主要産業と
なっています。主に米国向けが
多く、
その中にはGAP、
Banana
RepublicやPOLO等の有名
アパレルブランドも含まれて
います。さらに金融危機の影響を受けていたヨーロッパ
経済が安定化してきたことから、2013年上半期のEU
向けの縫製品・繊維製品の輸出は対前年同期比47%
増となっています。今後もこの分野がカンボジア経済を
けん引することが期待されています。
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN主要国の株式市場概要
インドネシア
シンガポール
日本
タイ
(ご参考)
国名
上場企業数
507社
770社
619社
上場企業数
時価総額
47.5兆円
94.7兆円
53.2兆円
時価総額
通貨
インドネシア・ルピア
シンガポール・ドル
タイ・バーツ
フィリピン
マレーシア
ベトナム
263社
902社
305社
56.9兆円
5.8兆円
マレーシア・リンギット
ベトナム・ドン
3,494社
591.8兆円
国名
上場企業数
33.2兆円
時価総額
フィリピン・ペソ
通貨
(注1)
上場企業数および時価総額は2015年
4月末 時 点 。各 国の主 要 株 式 市 場の
データ。
(注2)
時価総額は2015年4月末の為替レ−ト
(1米ドル=119.65円)
で円換算。
(出所)
WFE(国際取引所連盟)、Bloomberg
のデータを基に三井住友アセットマネジ
メント作成
GDPおよび時価総額の推移
(兆米ドル)
5
(予想)
■ GDP 総額
時価総額
4
3
2
1
0
00
02
04
06
08
10
12
14
16
18
20 (年)
(注1)
GDPは2000年〜2020年、時価総額は2000年〜2014年。2015年以降はIMF予想。
(注2)
GDPはASEAN10ヵ国、時価総額はインドネシア、
シンガポール、
タイ、
フィリピン、
マレーシア、
ベトナムの合計。
(出所)
IMF、WFE
(国際取引所連盟)
のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記グラフは過去の実績であり、今後の成果および市場環境等を示唆あるいは保証するものではありません。
12
Association of South‐East Asian Nations
ASEAN主要国の株式市場の推移
インドネシア
(ポイント)
160
シンガポール
(2010年4月∼2015年4月)
160
140
140
120
120
100
100
*2010年4月末を100として指数化
80
10/4
11/4
12/4
13/4
14/4
(ポイント)
160
(2010年4月∼2015年4月)
160
140
140
120
120
100
100
*2010年4月末を100として指数化
80
10/4
11/4
12/4
13/4
15/4
(年/月)
タイ
14/4
15/4
(年/月)
フィリピン
(ポイント)
260
(2010年4月∼2015年4月)
260
220
220
180
180
140
140
100
100
(ポイント)
300
(2010年4月∼2015年4月)
300
260
260
220
220
180
180
140
140
100
100
*2010年4月末を100として指数化
60
10/4
11/4
12/4
13/4
14/4
*2010年4月末を100として指数化
60
10/4
11/4
12/4
13/4
15/4
(年/月)
マレーシア
(ポイント)
160
14/4
15/4
(年/月)
ベトナム
(2010年4月∼2015年4月)
160
140
140
120
120
100
100
(2010年4月∼2015年4月)
(ポイント)
120
*2010年4月末を100として指数化
120
110
110
100
100
90
80
70
*2010年4月末を100として指数化
80
10/4
11/4
12/4
13/4
14/4
15/4
(年/月)
60
10/4
11/4
12/4
13/4
14/4
15/4
(年/月)
(注)
インドネシアはMSCI Indonesia、
シンガポールはMSCI Singapore、
タイはMSCI Thailand、
フィリピンはMSCI Philippines、
マレーシアはMSCI
Malaysia、
ベトナムはMSCIVietnamを使用。いずれも米ドルベース。
(出所)
FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記グラフは過去の実績であり、今後の成果および市場環境等を示唆あるいは保証するものではありません。
13
Association of South‐East Asian Nations
重要な注意事項
【投資信託商品についてのご注意
(リスク、費用)
】
●投資信託に係るリスクについて
投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等
(外貨建資産には為替変動もあります。)
の影響
により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。運用の結果として投資信託に
生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。
したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されて
いるものではなく、一定の投資成果を保証するものでもありません。
●投資信託に係る費用について
ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。
◆直接ご負担いただく費用…申込手数料
上限3.78%
(税込)
…換金
(解約)
手数料 上限1.08%
(税込)
…信託財産留保額
上限3.50%
◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用…信託報酬
上限 年2.052%
(税込)
◆その他費用…監査費用、有価証券の売買時の手数料、
デリバティブ取引等に要する費用
(それらにかかる消費税等相当
額を含みます。)
、
および外国における資産の保管等に要する費用等が信託財産から支払われます。また、
投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託
証券を組み入れる場合には、
お客さまが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる
運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等
により金額が決定し、
運用の状況により変化するため、
予めその上限額、
計算方法等を具体的には記載でき
ません。
※なお、
お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、
お客さまの保有期間に応じて
異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。
※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、
一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、
三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託
(基準日現在において有価証券届出書を提出済みの未設定
の投資信託を含みます。)
における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用
は、それぞれの投資信託により異なりますので、
ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書
(交付目論見書)
や契約
締結前交付書面等を必ずご覧ください。
●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありま
せん。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
●投資信託は、
クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意
ください。
〔2014年4月1日現在〕
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等
の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境
等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありま
せん。
■当資料にインデックス・統計資料等が掲載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に
帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
14
三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長( 金商 )第 399 号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、
一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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