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Topics 日本製薬工業協会における 自動車使用抑制の先駆的取り組み

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Topics 日本製薬工業協会における 自動車使用抑制の先駆的取り組み
Topics 日本製薬工業協会における
自動車使用抑制の先駆的取り組み
トピックス
製薬協では、会員会社を対象に環境自主行動計画を策定し、工場・研究所の省エネルギ
ー・CO2削減対策を積極的に推進しています。また、オフィスビルや自動車のCO2排出
抑制対策にも取り組んでいます。このたび、MR(医薬情報担当者)活動での自動車使
用を試行的に見直し検討することになりましたので、以下に報告します。
自動車使用抑制への取り組み
製薬協会員会社のMRは37千人(2006年度61
実施概要
実施時期:2008年2月から7月まで
(試行期間6ヵ月)
社の集計)で、そのほとんどが自動車を日常的に使
実施地域:都内全域
用しています。
取り組み会社:日本製薬工業協会常任理事会社
(13
今回の取り組みは、東京都環境局自動車公害対策
部の要請を受け、常態化しているMRの自動車使用
社)
見直し対象車:取り組み会社に所属する、主に都内
の見直しによるCO2排出量削減を目指すものです。
を活動拠点とするMRが使用するMR
車(約2,360台)
製薬協と東京都では、都内における低環境負荷
(CO2排出削減)や渋滞解消による安全・快適空間の
1.取り組み内容
創出等「環境交通の実現」を目的として、MRの自
取り組みの例
動車の使用実態を踏まえた効率的な施策について話
・自動車使用から徒歩、自転車、公共交通機関利用
し合いを重ねてきました。
商用車両は、その使用方法等が業界や業態により
異なるため、実態を踏まえた施策を講じることで経
済性を著しく損なうことなく事業者にとっても効率
的な取り組みを推進させていくことが重要です。製
薬会社のなかでも、エリア戦略や製品戦略などで
への転換
・カーシェアリングの取り組み(複数の担当者が担
当拠点への相乗りなど)
・その他過度な自動車利用からの脱却をすすめるた
めの取り組み(ノーカーデーの設定など)
・低公害車の導入(低燃費車やハイブリッドカーな
MRの活動状況は異なります。また、既にMRの自動
ど)
車の走行距離削減対策が進んでいる会社や低公害車
各社の具体的取り組み項目は「エコ営業シート」
の導入促進等で環境配慮型MR活動に力を入れてい
に記入し実施されます。
る会社など、一律一様ではありません。
取り組み指標
製薬協では、常任理事会社13社がMR活動での自
・走行量
動車使用を試行的に見直す取り組みを通じて、東京
対象会社の実施期間における総走行距離(昨年
都との情報共有、課題の抽出を行い、製薬協会員会
同期間との比較)
社が全体で自動車使用抑制に取り組むための方向性
を検討することとしました。
現在、製薬協常任理事会社13社のMRが東京都内
で使用している約2千台の自動車の延べ年間走行距
離は、約2,600万kmと推定されます。これは距離
・燃料消費量(給油量)
対象会社の実施期間における総給油量(昨年同
期間との比較)
2.取り組み後の方向性
試行期間終了後、取り組み状況・結果等を検証し、
で地球650周に相当し消費するガソリンからのCO2
製薬協と東京都でMRの今後の自動車使用の見直し
排出量は約6千トンとなります。以下に実施概要を
の方向性を検討しMRのあるべき営業スタイル(環
記載します。
境にやさしい営業スタイル)の確立を目指します。
(元 環境安全委員会前委員長 田中賢二)
日本製薬工業協会における自動車使用抑制の先駆的取り組み
JPMA News Letter No.125(2008/05)
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