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学生相談室便り 2016 年度秋号
学生相談室便り 2016 年度秋号 最近、ホッと一息、ついてますか? 季節はすっかり秋になり・・・と言いたいところですが、真夏のように暑い日もあったり、毎朝何 を着ようか迷ってしまう今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか? いよいよ後期が始まりました。みなさん、夏休み気分は切り替えられましたか?学園祭や語劇祭の準 備、クラブやサークルの大会や試合など、授業以外にもいろいろと忙しく活動されている人も多いと思 います。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。スケジュールを詰め込みすぎず、上手 に休息を取りながら、充実した大学生活を送ってくださいね。 ~「泣く」門にも福来る?!~ 前回、笑うことが心身の健康にいい影響を及ぼす、ということを書きました。今回は、もしかしたら 笑うこと以上にココロに効くかも?という、 「泣く」ことについてです。最近は「涙活(ルイカツ) 」と いう言葉まで登場し、積極的に泣くことを生活に取り入れようとする人もいるようですね。 カウンセリングをしていると、話しているうちに感情が高ぶり、ほとんどの方が泣いてしまいます(特 に女性は)。特に辛いことや悲しいことを思い出して泣いているので、そのときは決して楽しい気分で はないのですが、話し終えて(泣き終えて)相談室を出るときには、スッキリした表情をしていること が多いです。もちろん、これにはいろんな理由があると思いますが、泣くということに注目すれば、副 交感神経が優位になり、リラックス効果が得られたことや、ストレス成分であるコルチゾールが減少し たことが、スッキリにつながっていると考えられます。また、泣くとセロトニン神経が活性化され、前 向きな気持ちや、やる気がわいてくるという効果もあるのだそう。 人前では泣けないから家で1人のときに泣く、という人もいると思いますが、人前で号泣することは 大きなカタルシス効果を生むようです。そのときに周りの人が自分に共感してくれたり、寄り添ってく れていると、さらに安心感が生まれ、よりストレス発散効果が期待できるのだそうです。 涙が出る理由はさまざまですが、たまねぎを切ったときに出る涙にはリラックス効果はあまり期待で きず、悲しい、嬉しい、感動したなど、感情が動いたことで出る涙は効果絶大とのこと。普段の生活で なかなか泣くことがない、という人は、映画やドラマ、小説などで感動して泣くのも、いいそうですよ。 ちなみに、私が最近観たおススメ映画をご紹介。 『バルフィ!人生に唄えば』というインド映画です。 数年前の映画なので観たことがある人もいるのでは?ちょっと長めの映画ですが(インド映画にしては 短め) 、主人公やヒロインたちがとても魅力的で、楽しくて、ジンワリ心が温かくなる映画です。私は 泣きました。みなさんはどうでしょう? 学生相談室 ℡(078)794-8135