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町産材をふんだんに使用した西川小学校-(2) (PDF:1680KB)
Ⅵ 木材使用をふんだんに使用した校舎 コンクリートと木造の混合構造形式:中高学年棟は1階を鉄 筋コンクリート(RC)、2階をRCと木造の混合にして、木材の 構造体を現すとともに、2mの積雪荷重を見込んでいる 年輪がわかる 昇降口に面し、学校のシンボルとして樹齢340年の杉丸太 が吹き抜けを貫き、そびえたつ。この大黒柱のような人間に 低学年ワークスペース(WS)…他学年の影響が少ない位置 に配置し、クラスごとの屋根と住宅的なスケールで接地性の よい平屋としている。床材は西川産杉板フローリグ(圧縮加工) 低学年教室 中高学年ワークスペース:教室とワークスペースは建具を 開放して一体空間となり、また可動家具による領域の分 割等、自由に伸縮する学習空間となっている 中高学年教室 多目的ホール:子どもたちと先生方200人程度一緒にラン チができる広さで、中庭や寒河江川に面した明るく開放的 なホール(天井は大断面集成材構造) 体育館:天井高を10m確保、バスケやバレーボールコート 2面確保できる広さ。天井や壁面に西川産杉材を使用 図書館:校舎の要の位置に配置され、子どもたちの利用 しやすさに配慮するとともに、町民にも開放されるよう専 用の玄関を持つ 左棟が図書館で専用の玄関を持つ 正面玄関入り口 Ⅶ 木材活用にあたって留意したこと 1 地元産材の杉を活用できるように配慮した ① 事業名 平成20年度西川小学校建設用木材購入事業 ② 特定財源 地域活性化生活対策臨時交付金(総務省)・ ③ 契約の相手方:西川町製材協同組合 理事長・・・・・・・・・ 金額:54,600,000円 期間:平成21年4月15日∼22年3月20日 ④ 購入の流れ 町内8区有林等 13,151.91石 14,449,100円 西村山地方森林組合(伐採) 町内製材業者・5社(製品)(圧縮加工) 西川町製材協同組合 西川町 施工業者 2 木のいのちとぬくもりを感じる子どもに さらに、木の交わりで学ぶ(学校)子どもに 地元産の木材を 【平成21年4月】統合小 学校建設で使用する木 材供給のため、西川町 内8地区で杉の伐採が 始まる 【平成21年9月】 西山小3年生が、沼山地区 での杉の伐採の様子や加工 される製材工場を見学する 地面にドッスンと音をたてて切り倒された瞬間に驚く!やがて子 どもたちから大きな拍手! • ア 年輪を数える。 「八十年以上だぁ!」