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シラバス(PDFファイル) - 香川大学大学院地域マネジメント研究科
授業科目名 (時間割コード:835220) マーケティング・リサーチ Marketing Research 科目区分 水準DPコード 分野コード 単位数 2 時間割 後期 対象年次及び学科 1〜2 地域マネジメント研究科 関連授業科目 担当教員名 閔 庚炫 統計分析、マーケティング戦略、プロジェクト研究(アンケー ト調査などリサーチデザインが必要な研究) 履修推奨科目 学習時間 講義90分×15回+自学自習 授業の概要 本講義では、マーケティング・リサーチとは何かについて、講義とケース分析を通じて体系的な考察を行う.まず講 義スケジュールの前半では、マーケティング・リサーチの方法論をテーマとし、マーケティング活動と消費者行動の 分析や研究、マーケティング活動における戦略的有効性の質を向上させるための方法論に関する考察を行う.そして 後半では、マーケティング・リサーチが個別戦略にどのように投影され、活用されるかという問題に関する理解を深 め、理論的知識が実際のマーケティング戦略において顕在化される諸プロセスを、ケーススタディを通じて模擬体験 してもらい、戦略的思考能力の向上を図っていく予定である. 授業の目的 マーケティング・リサーチの基本的な考え方とフレームワークについて、理論だけではなく、様々なマーケティング 上の課題と照合しつつ考察を行うことで、マーケティング・リサーチにおける調査デザインや集計・分析方法など、 リサーチ・プランニングの全体像に関する理解を深めると同時に、市場の分析と戦略立案過程におけるフレームワー ク、その具体的な手法を身に付ける. 到達目標 学習・教育目標 (工学部JABEE基準) 1.マーケティング・リサーチの基本概念を習得する. 2.調査設計、データの集計・分析結果の解析と報告手法の詳細が理解できる. 3.マーケティングの視点からデータを分析し、理解することができる. 成績評価の方法と基準 授業参加度40%、ケーススタディ20%、個人レポート40%により評価を行う. 授業計画並びに授業及び学習の方法 ※以下のスケジュールのように、前半はミニケースを交えた講義中心、後半はケース分析が中心となる. <マーケティング・リサーチの定義と戦略立案過程における意義・役割について> 1.イントロダクション:マーケティング・リサーチの役割と体系 2.マーケティング・リサーチの活用例 <リサーチ・プロセスに関する基礎知識を理解する(ミニケース、例題あり)> 3.調査手法の種類と概要:定性調査、定量調査、実験調査 4.事例分析:店舗満足度に関する定性調査の分析 5.マーケティング目標と課題の抽出 6.仮説の構築とリサーチ・デザイン 7.調査企画書の作成方法 8.調査手法の決定と調査票の設計・作成方法(中間課題) <集計・分析に関する基礎知識と調査報告作成及びプレゼンテーションの方法> 9.調査データの回収・集計の手順と方法 10.多変量解析①:相関分析と回帰分析 11.多変量解析②:各種解析法の分類と検証モデル別解析方法 12.調査報告書の作成とプレゼンテーションの方法 <マーケティング・リサーチと戦略立案の実際> 13.ケーススタディ①:既存リサーチの分析と戦略立案(新製品開発) 14.ケーススタディ②:既存リサーチの分析と戦略立案(ブランディング) <マーケティング・リサーチの課題と展望> 15.総括と質疑応答:マーケティング・リサーチに関する総括及び今後の課題 教科書・参考書等 教科書は特になし(テーマごとにプリントを配布する). [参考書]※あくまでも参考書であり、購入する必要はありません. 上田拓治著,2008, 『マーケティングリサーチの論理と技法』,日本評論社. なお、その他の参考書については授業中、適宜紹介する. オフィスアワー 月曜日〜金曜日13:00〜17:00 上記以外の時間帯に訪問する際は、事前に電話・メール等で連絡してください. 履修上の注意・担当教員からのメッセージ 授業は事例を交えつつ、初心者でも理解できるようにできるだけ分かりやすく進める予定. 関連性の高い科目として「統計分析」「マーケティング戦略」の先行履修が望ましい. 質問はいつでも可(様々なご意見ご質問をお待ちしています). 授業の進行状況によって講義内容・スケジュールが変更になる場合がある.