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新聞ななめ読み 環境ヘッドラインニュース |温暖化対策(海外)

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新聞ななめ読み 環境ヘッドラインニュース |温暖化対策(海外)
No.228 2009年12月 今月の記事
新聞ななめ読み 環境ヘッドラインニュース
|温暖化対策(海外)|
|温暖化対策(海外)<COP15>|
|温暖化対策(国内)|
|温暖化対策(国内)<国、自治体の動き>|
|温暖化対策(国内)<企業の取組み>|
|新エネルギー |自動車 |廃棄物の3R |生態系 |その他|
環境部発エコエコ情報
・“数字で見る”九州電力の環境活動 (2)
「九州ふるさとの森づくりレポート」
・雲仙・普賢の森植林ボランティアを開催(長崎支店)
「グループ会社の環境活動紹介」
・大分エル・エヌ・ジー株式会社が環境講演会を開催
環境省「我が家の環境大臣ECO Family」への参加について
・ 環境家計簿利用促進キャンペーン当選者の皆さんにお聞きしました!(2回目)
エコ・マザー活動について
「グリーン電力」インフォメーション
(11月~12月の新聞各紙から)
温暖化対策(海外)
CO2排出量過去最多 08年の化石燃料分 前年比2%増加
世界の08年の化石燃料燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)排出量は、87億トン(炭素換算)で07年より2.0%
増加し、1人当たりの排出量は1.3トン(同)と過去最多だったことがわかった。日本の国立環境研究所
や欧米などの研究機関が加わる国際研究チームが、17日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス
(電子版)に発表した。(11/18 朝日)
世界の排出量取引倍増 温暖化ガス今年見通し 日本の導入後押し
温暖化ガスの排出量取引市場が拡大を続けている。欧米の主要6取引所の今年1~10月の取引高
は約47億トンと、前年同期の2.2倍に増え、通年でも倍増が確実な情勢だ。日本でも東京証券取引所
グループや東京工業品取引所が市場開設の準備に動いており、世界的な取引活性化は国内の取引
導入を後押ししそうだ。(11/23 日経)
今のペースで温暖化進めば 今世紀末 海面上昇1.4メートル 南極科学委
世界の気象科学者らでつくる南極研究科学委員会(SCAR)は、地球温暖化が今のペースで進んだ場
合、今世紀末には海面の上昇幅が1.4メートルに達し、「気候変動に関する政府間パネル」が07年に予
測した18~59センチを大きく上回るとの報告書をまとめた。1日付の英紙タイムズが報じた。(12/2 毎
日)
CO2回収、地下封入 仏アルストム 15年めど商用化 発電所向け
仏アルストムは、火力発電所などから排出する二酸化炭素(CO2)の回収技術を2015年に商用化す
る。現在、パイロットプラントでの実験をフランス、米国、ドイツなどの発電所で行っているが、優れた成
果が出ているため、ドイツやカナダなどで200メガワット以上の大規模発電所での実証実験を準備して
いる。(12/3 日刊工)
温室ガス インドも排出削減目標 GDP当たり 05年比20~25%
インドのラメシュ環境相は3日、国会下院で、国内総生産(GDP)単位あたりの温室効果ガス排出量
を、2020年に05年比で20~25%削減すると表明した。インドが温室効果ガス排出削減の数値目標を
示すのは初めて。(12/4 読売)
泥炭地からCO213億トン 昨年 乾燥化で日本の1年分
バイオ燃料の原料にもなるアブラヤシの農地開発などのために泥炭地を乾燥化させることで、2008年
に世界の泥炭地から、日本の1年間の温暖化ガス排出量に匹敵する約13億トンの二酸化炭素(CO2)
が大気中に放出されたとの報告書を、湿地保全に取り組む非政府組織(NGO)の「国際湿地保全連
合」(本部・オランダ)が7日までにまとめた。(12/7 日経)
米がCO2有害認定 国際交渉後押し狙う
米環境保護局(EPA)は7日、二酸化炭素(CO2)など6種の温室効果ガスを公衆衛生や環境に対する
有害物質として認定したと発表した。これで米政府は今後、工場や自動車などが排出する二酸化炭素
などに規制をかけることが可能になる。(12/8 読売)
<COP15>
温暖化ガス 米、05年比17%削減 大統領、COP15で表明へ
米ホワイトハウスは25日、温暖化ガス排出量を2020年までに05年比で17%削減する目標を発表した。
オバマ大統領が12月にコペンハーゲンで開かれる第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議
(COP15)に自ら出席し、米国の数値目標として公約する。13年以降の温暖化ガス削減の枠組み(ポス
ト京都議定書)づくりに向け、国際的な温暖化対策に積極的に関与していく姿勢を示す狙いがある。
(11/26 日経)
温室ガス 20年に減少へ転換 COP15 議長国原案判明
2013年以降の温暖化対策を決める気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に向け、議長国
のデンマーク政府が作成した「合意原案」が2日、判明した。先進国全体が20年までに温室効果ガスを
削減する目標や、途上国全体の削減割合を定め、20年までに世界全体の排出量を減少に転じさせる
ことを目指している。デンマーク政府は7日の開幕に向け、この原案を主要国に提示して水面下の協
議を始めたが、世界全体の排出量を11年後に減少に転じさせるとした内容に途上国側が反発してお
り、会議は難航することが予想される。(12/3 読売)
COP15が開幕 温暖化対策枠組み議論
地球温暖化対策の新たな国際枠組みづくりに向け、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議
(COP15)が7日開幕した。温暖化被害に歯止めをかけるため、同条約のCOP史上初の首脳級会合も
予定され、先進国と途上国が政治合意をめざす。(12/8 朝日)
温暖化ガス中期目標合計 先進国、最大でも17.9%減 90年比 EU試算
日米欧など先進国が示した温暖化ガス削減の中期目標を合計しても、先進国全体の2020年時点の排
出量は1990年比で最大17.9%減にとどまることが欧州連合(EU)の試算で明らかになった。国土が広
い米国、カナダ、オーストラリアの目標が低く、7日にコペンハーゲンで開幕した第15回国連気候変動
枠組み条約締約国会議(COP15)で一段の削減圧力が強まりそうだ。(12/9 日経)
島国「新興国も削減を」 COP15、途上国同士対立
国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で9日、地球温暖化の被害を受けやすい島国や最貧
国が、温室効果ガス削減に消極的な新興国や産油国と対立する構図が浮かび上がった。これまでの
国連交渉では先進国と途上国との対立が目立ったが、途上国の結束が崩れた。2013年以降の温暖
化対策の国際枠組みの政治合意をめざし、交渉は複雑化している。(12/11 朝日)
COP16はメキシコ 「ポスト京都」採択めざす 来年11月開催内定
コペンハーゲンで開催中の第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は来年の会議
(COP16)を11月にメキシコで開くことを内定した。2013年以降の地球温暖化対策の国際枠組み(ポス
ト京都議定書)について法的拘束力を伴う文書の採択をめざす。ただ、コペンハーゲンでの議論の動
向次第で、来年半ばに追加開催する可能性もある。(12/11 日経)
京都議定書の継続提示 COP15作業部会草案 日欧などに削減義務
今後の国際的な地球温暖化対策を話し合う第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は
11日、事務レベルで協議を進めている作業部会の議長が京都議定書を2013年以降も継続することを
柱とする草案を各国に提示した。日欧など一部の先進国だけが引き続き温暖化ガスの厳しい削減義
務を負う内容。日本をはじめ先進国は軒並み反発、修正を求めている。(12/12 日経)
温室ガス「25%減」日本は明記 COP15 政治合意で方針
鳩山内閣は11日、地球温暖化問題に関する閣僚委員会を開き、国連気候変動枠組み条約の締約国
会議(COP15)に臨む日本政府の交渉方針を決めた。温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削
減するという日本の中期目標については、米国や中国などすべての主要排出国が意欲的な目標を約
束することを前提条件として、COP15の政治合意文書に盛り込む方針を確認した。(12/12 朝日)
難航COP15 市場もかたず
コペンハーゲンで開催中の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の行方を欧米の排
出量取引市場がかたずをのんで見守っている。欧州で取引される二酸化炭素(CO2)排出量はこの5
年で60倍を超え、売買に伴う付加価値税の差額をかすめ取る組織的脱税事件も発覚した。市場原理
を活用して温暖化防止を効率的に進める目的で創設された排出量取引の市場は、「ポスト京都」交渉
の難航を見越して揺れ続けている。(12/15 産経)
温暖化対策(国内)
<国、自治体の動き>
エコポイント 9カ月以上延長へ 「二番底」を回避
経済産業省と総務省は18日、省エネ家電の普及を促すエコポイント制度を9カ月以上延長する方針を
固めた。消費が冷え込む中でも関連商品の売り上げが堅調なことから、制度延長で景気の腰折れを
防ぐ。平成21年度2次補正予算に盛り込む方向で検討している。(11/19 産経)
温室ガス25%削減 経済への影響は 家計負担13万~76万円 専門家会合中間3試算
温室効果ガス削減の経済影響を検証する政府の専門家会合「タスクフォース」(座長・植田和弘京大
教授)が19日開かれ、家計負担の試算を盛り込んだ「中間取りまとめ」案が報告された。20年までに90
年比25%削減するには負担増は避けられないが、海外からの排出枠購入分を増やすほど負担は軽
減できるとした。(11/20 朝日)
環境税に9団体反対
鉄鋼や電力、製紙などの九つの業界団体は7日、鳩山政権に、国連気候変動枠組み条約締約国会
議(COP15)で温室効果ガスの削減目標の公平性が確保されなければ、日本の中期目標を「90年比
25%減」とすることで合意しないよう要望した。地球温暖化対策税にも反対を表明した。(12/8 朝日)
温暖化ガス削減 RITEが試算 日本の負担突出
地球環境産業技術研究機構(RITE)は8日、各国・地域の2020年までの温暖化ガス削減目標を比較し
た場合、日本の費用負担が突出して大きくなるとの試算をまとめた。日本の目標を達成するには国内
総生産(GDP)比で1.13%の対策が必要だが、欧州連合(EU)は0.08%、米国は0.29%にとどまるとい
う。(12/9 日経)
<企業の取組み>
産業界の08年度CO2排出量 電力・石油・電機で増加 90年度比31~67% 07年度比は全業種減少
産業界の主要10業種の2008年度の二酸化炭素(CO2)排出実績が30日までに出そろった。昨秋の世
界同時不況を受けた減産や消費低迷で07年度比で全業種が排出減となる一方、京都議定書の基準
年の1990年度比では電力、石油、電機・電子の3業種が31~67%の排出増となった。(12/1 日経)
環境経営 製造業ランキング 本社調査 パナソニックが首位 CO2削減加速 4年ぶり
第13回「環境経営度調査」の企業ランキングは、製造業の総合順位で前年4位のパナソニックが4年
ぶりの首位となった。製造業は2位がシャープ、3位が三菱電機で電機メーカーがトップ3を独占。電機
以外ではトヨタ自動車の5位が最高だった。上位企業は生産拠点の温暖化ガス排出量削減に加え製
品の環境配慮に力を入れており、環境経営に占める製品開発の比重が高まっている。(12/3 日経)
国内初のプルサーマル営業運転 九電「安全を最優先」
九州電力は2日、玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)で国内初のプルサ
ーマル発電の営業運転を始めた。同日、玄海原発で記者会見した諸岡雅俊取締役・原子力発電本部
長は「安全確保を最優先に取り組む」と話した。同社の原発事業を巡っては、使用済み核燃料の中間
貯蔵施設、第3の原発という二大関門が待ち受ける。プルサーマル発電での信頼確保が大前提にな
る。(12/3 日経)
COP15スタート 削減目標突出に警戒感 産業界 海外移転で雇用減も
地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が7日開幕し、産
業界には、日本が突出して高い削減目標を背負う事態への警戒感が広がっている。過大な削減義務
は、企業の国際競争力に悪影響を与える。工場などが海外に移転すれば雇用も失われ、日本経済へ
の打撃は大きい。産業界はCOP15の開幕に合わせ、国際的な公平性の確保などを求める声を強めて
いる。(12/8 読売)
東電、海外で原発事業 技術支援の米社に出資も ベトナムでも参画検討
東京電力は海外の原子力発電事業に参入する方向で検討に入った。技術協力関係にある米原発会
社への出資や、ベトナムでの事業参画を目指す。運営ノウハウと資金力のある東電が海外の原発事
業に参入すれば、東芝など機器メーカーと連携する形で日本勢の市場開拓に弾みが付きそうだ。(12/
9 日経)
CO2削減中期目標 原単位か総量で設定 経団連が自主行動計画
日本経団連は10日、2013年以降の温室効果ガス排出量削減の指針となる「低炭素社会実行計画」を
発表した。設備新設・更新時での先端技術の導入を前提に、2020年までに二酸化炭素(CO2)排出量
の大幅削減を狙う。数値目標は、鉄鋼や電力、石油などの業界団体が先端技術の導入計画を明確化
してエネルギー原単位、総量のいずれかで独自に設定する。経団連が政府と連携してPDCA(計画・行
動・評価・改善)サイクルを進める。(12/11 日刊工)
新エネルギー
太陽光発電補助 申請10万件超す 「買い取り」導入、普及に弾み
直嶋正行経済産業相は24日の閣議後の記者会見で、住宅用の太陽光発電への補助制度の申請件
数が1月からの累計で10万件を突破したと発表した。電力会社が余剰電力を従来の約2倍の値段で
買い取る制度が始まった11月に入ってからは申請件数が1日800件を超えており、経産相は「太陽光
発電の普及は確実に拡大している」と述べた。(11/24 日経)
昭和シェル 宮崎で太陽光発電 県と共同事業 1000キロワット、来年度稼働へ
昭和シェル石油が、出力千キロワットの大型太陽光発電所を宮崎市の子会社工場と新潟市の製油所
跡地に建設し太陽光発電事業に本格参入することが24日、分かった。ともに2010年度稼働予定。宮崎
市で発電した電力は子会社の太陽電池工場で自家消費し、新潟市では電力会社などに売買する。昭
和シェルによると、国内初の商業用メガソーラー(出力千キロワット以上の大型太陽光発電所)にな
る。(11/25 西日本)
風力発電 思わぬ逆風 「騒音、低周波音・・・健康に不安」 佐世保市宇久島や水俣市 住民が反対
運動
国や電力会社が温室効果ガス削減に向けて推進する風力発電所が思わぬ逆風にさらされている。全
国各地で建設が進んでいるが、一部地域で健康被害などを心配する住民が反対運動を展開。九州で
も長崎県佐世保市と熊本県水俣市で強い反対運動が起きている。住民側は風車が出す風切り音のほ
か、耳では聞こえない低周波音による不眠など身体への影響、環境破壊を理由にしているが、いずれ
も明確な規制がないため、交渉は難航している。(12/5 西日本)
木くず・稲わら・・・「非食料」原料、糖に バイオ燃料の生産効率2倍 京大・三重大・住商 新手法に一
歩 細菌、繊維ほぼ分解
京都大学と三重大学の研究グループは住友商事の協力を得て、稲わらや木くずの植物繊維をほぼ残
らず分解し、バイオ燃料のもとになる糖に変えられる細菌を見つけた。一部の繊維成分しか分解でき
なかった従来法に比べ、バイオ燃料の生産量を倍増できる可能性がある。細菌のゲノム(全遺伝情
報)は解読済みで、遺伝子の働きを詳しく調べて分解効率をさらに高める方法を探る。(12/7 日経)
自然エネ電力を出光が来春販売 CO2ゼロ、国内初 新丸ビルの全量賄う 規制強化、需要増見込む
出光興産は来年4月、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーン電力の販売を始める。第1弾
として三菱地所と、同社の大型オフィス・店舗ビル「新丸の内ビルディング」(東京・千代田)で使うすべ
ての電気を、風力など自然エネルギーでつくった電気で賄う契約を結ぶ。グリーン電力に特化した電
力小売事業は国内初。環境規制の強化から、CO2排出ゼロの電力需要は拡大するとみて電力小売市
場に再参入する。(12/9 日経)
自動車
ホンダ 米に大型HV 2010年代早期投入目指す
ホンダは14日、2010(平成22)年代の早期に米国へ大型のハイブリッド車(HV)を投入する方針を明ら
かにした。排気量は3千cc以上のクラスになる見込みで、米国市場で根強い大型車のニーズにこたえ
る。同時に、20年までには先進国で販売する車の50%をHVにする方針を表明。さらに、家庭で充電で
きるプラグイン・ハイブリッド車(PHV)について、製品化を前提とした開発をスタートしたことも明らかに
した。(12/15 産経)
「家庭充電」環境車の軸 トヨタ、新ハイブリッド2年後市販 本格普及へ 200万円台めざす
トヨタ自動車は14日、家庭用コンセントで充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を2年後に市販す
ると発表した。詳細は未定だが、200万円台の販売価格を目指し開発を急ぐ。トヨタは実績のあるハイ
ブリッド車(HV)システムと電気自動車技術とを組み合わせたPHVを環境対応車の主軸と位置付け、
市場での本格普及を促していく方針だ。(12/15 日経)
廃棄物の3R
水俣市「ごみゼロ宣言」 26年目標 焼却、埋め立てなくす
熊本県水俣市は22日、国内の市で初めてとなる「ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)宣言」を発表した。2026年
までに、焼却ごみや埋め立てごみの量をゼロにする仕組みをつくる。国の環境モデル都市に指定され
ている同市は、1993年に全国に先駆けて20種類を超すごみの多分別収集を導入。92年度に約8千ト
ンあった焼却ごみを08年度には4600トンに減らしており、今後の取り組みが注目される。(11/23 西日
本)
ペットボトル回収率78% 10年度目標前倒し達成 昨年度、企業の収集増
PETボトルリサイクル推進協議会は25日、2009年度版のPETボトルリサイクル年次報告をまとめた。08
年度の回収率は77.9%(前年度比8.7ポイント増)で、自主行動計画の10年度回収率目標(75%)を2年
前倒しで達成した。市町村での分別収集量は前年度並みだったが、企業の回収量が前年度比43%増
となり、回収量全体が増えたのが影響した。(11/26 日刊工)
生態系
海中のCO2増加 プランクトン成長阻害 海洋機構が北極海調査 生態系に影響も
プランクトンの体を作る炭酸イオンが、アラスカ沖の北極海で地球温暖化の影響により極端に減少し
ていることを、海洋研究開発機構とカナダの研究所が突き止めた。海中の二酸化炭素(CO2)が増える
「海洋酸性化」現象で一部の炭酸イオンが消失したと見ている。魚介類のエサとなるプランクトンが失
われ、生態系に深刻な影響が出る恐れがある。(11/20 日経)
カメムシが語る温暖化 近畿生息域 50年で85キロ北上 京大教授研究
近畿地方のカメムシ2種の生息分布が、1月の平均気温5度の等温線に重なるように北上したことを、
京都大農学研究科の藤崎憲治教授らが突き止めた。最近50年間で紀伊半島南部から京都府や三重
県まで約85キロ北上していた。生物の生息域北上の例は多いが、等温線との関連を明確に示した研
究は少ない。(11/22 読売)
ガラパゴス危機 希少生物 25年で9種ほぼ絶滅 気候変動が影響 オサガメ、ペンギンも危惧種
南米エクアドルの世界遺産、ガラパゴス諸島で地球温暖化や乱獲のため、最近25年以内に9種の生
物がほぼ絶滅したことが分かった。エクアドル、米国などの研究チームが4日、米科学誌「グローバ
ル・チェンジ・バイオロジー」で報告した。(12/5 毎日)
その他
温暖化の影響 大きいのは 貧困層の女性 人口白書
国連人口基金(UNFPA)は2009年版の世界人口白書を発表した。洪水や干ばつなど気候変動の影響
を特に受けやすいのは貧困層の女性だと指摘し、国際社会が女性の立場に立った政策を取るよう強
調している。(11/22 毎日)
入浴にもエコ志向 水、ガス使用量「気にする」4割
最近、入浴時に水や電気、ガスの使用量を気にするようになった人は43.7%-。11月26日の「いい風
呂の日」を前に住宅設備機器のINAXが実施したアンケートで、節約志向や環境への配慮が入浴にも
浸透していることが分かった。「シャワーやお湯を出しっ放しにしなくなった」と答えた人も35.0%。節水
などの理由は「お金の節約」「環境への配慮」が圧倒的だった。(11/25 西日本)
温暖化データ操作疑惑 英科学者 国連報告書にも採用
地球温暖化の原因を人間活動であると誘導するため、科学者がデータを操作したとの疑惑が持ち上
がっている。データは国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書にも採用されてお
り、7日に開幕するCOP15への影響が懸念される事態にまで発展している。(12/7 毎日)
植物の気孔増やす物質 京大など CO2吸収力向上へ
京都大学の西村いくこ教授、嶋田知生講師、菅野茂夫大学院生らと石川県立大学などの研究グルー
プは植物の気孔の数を増やす物質を発見した。この物質を植物に与えるだけで気孔の数を増やせる
ため、さまざまな植物の二酸化炭素(CO2)の吸収能力を上げることが期待できる。農作物の収穫量を
増やす技術の開発にも役立ちそうだ。研究成果は9日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。
(12/10 日刊工)
今年の世界は高温 史上3位タイ
気象庁は14日、今年の世界と日本の平均気温の速報値を発表した。世界(海面水温含む)は平年
(1971~2000年の平均)より0.31度高く、1891年の統計開始以降、3位タイの高温になる見込み。日本
は平年を0.58度上回り1898年以降、7番目。(12/15 産経)
グリーン調達率 目標100%※
※調達範囲は、汎用品(事務用品、雑貨等)で社会的に認知された基準に適合した製品等
当社では、製品等を調達する際に、
(1)本当に購入する必要があるかどうか
・ 今使っている製品は、まだ使えないか
・ 同じグループや課内で共有できないか
・ 机や倉庫の中に、同じものが眠っていないかなどを判断します。
(2)購入する場合、その製品は「環境配慮製品」かどうか
・ 環境配慮製品かどうかの判断は、「個別ガイドライン※」により行います。
※「個別ガイドライン」は、九州電力HP> 企業情報 > 資材調達情報 > グリーン調達制度のご紹介
で見ることができます。
・ 単価契約品や電子カタログ購買に掲載されている商品は、「個別ガイドライン」の判
断基準に基づき選定されたものです。したがって、購入する際に環境配慮製品かどう
かを判断する必要はありません。
を判断して調達をする、“グリーン調達”への取組みを行っています。
特に、事務用品、雑貨等の汎用品については、“グリーン調達率 100%”の目標を掲げて取り組んで
いるところです。
2008年度までの調達率は、2008年1月に発覚した古紙パルプ配合率未達問題を受けて算出を見送っ
ていましたが、国の「グリーン購入法」基本方針変更等を受け、2009年度購入分から算出を再開するこ
ととしています。
社員の皆さんにおかれましては、“グリーン調達”への意識を高く持ち、取組徹底をお願いします。
「ファイルを買おうと思うけど、どれが環境配慮製品だろう?」
ファイル等の事務用品については、以下のような環境ラベルが付いているかどうかが判断基準と
なります。
その他の品目の詳しい判断基準についてはコチラ↓
「個別ガイドライン」
http://www.kyuden.co.jp/company_procurement_provide_green_privete_index.html
10月31日、島原市南千本木町の中尾川治山ダム群内において、長崎支店主催による「雲仙・普賢の
森植林ボランティア」を実施しました。当社の創立50周年記念事業のひとつ「九州ふるさとの森づくり」
の一環として取り組んでいるこの活動も今年で9回目を迎え、普賢岳噴火災害で焼失した森林の再生
を図るとともに、地域の方々と連携し結びつきを一層深めることを目的としています。
開会式で中川支店長は、「多くの方々のご協力に感謝します。これからも地域の皆さまとともに、雲
仙・普賢の森づくりに取り組んでいきます。」と挨拶し、続いて来賓の橋口島原振興局長、谷口島原副
市長から挨拶をいただきました。この日は、地域のお客さまと中川支店長や針尾島原営業所長など当
社の社員あわせて約1,000人が参加しました。参加者はそれぞれスコップを片手に、約4,000平方メート
ルの植樹エリアに、クスノキ、ヤブツバキ、ヤマボウシなど11種類の苗木11,000本を植樹しました。好
天に恵まれ、心地良い汗を流した参加者からは、「この苗木が森となり、災害で失われた自然がよみ
がえることが楽しみ。」という感想をいただきました。
なお、この植樹活動が高く評価され、長崎支店は、10月4日に行われた「第33回全国育樹祭」で長崎
県緑化等功労者表彰を受けました。長崎支店は、今後も地域の環境保全に取り組んでいきます。
大分エル・エヌ・ジー株式会社において、社内環境教育の一環として環境講演会が開催されましたの
で、その概要を紹介します。
この講演会は九州電力株式会社環境部が講師を派遣し、地球温暖化問題の動向と九電グループの
環境アクションプランを中心に行いました。講演後の質疑では、具体的な環境活動に関する質問が出
るなど、前向きに自らの活動の展開を図ろうとする高い意識を持って業務に取り組んでおられる印象
を受けました。
【日 程】
【場 所】
【講 師】
【受講者】
【内 容】
平成21年11月18日(水曜日) 15時~16時
大分エル・エヌ・ジー株式会社
九州電力株式会社 環境部 環境管理グループ 石崎グループ長
大分エル・エヌ・ジー株式会社 従業員31名
〔テーマ〕「環境経営と具体的な環境活動について」
(1)地球温暖化問題に対する日本の対応
(2)省エネ法の改正
(3)排出量取引の概要
(4)ポスト京都議定書に向けた動き
(5)地球温暖化問題に対する電力会社の対応
(6)九電グループ各社の環境経営の取組みについて
(7)質疑応答
〔講演後の主な意見〕
・ 環境活動推進の必要性を再認識した。
・ 地球全体の環境問題について理解できた。
・ 九州電力での活動内容がわかり、当社の活動にあ
たっての一助になった。
・ 省エネの具体的な活動について知りたい。
など。
講演会の状況
[大分エル・エヌ・ジー株式会社の事業概要]
大分エル・エヌ・ジー株式会社は、発電用燃料及び都市ガス原料としてLNG(液化天然ガス)を受
入・貯蔵し、隣接する九州電力株式会社新大分発電所へのガス送出のほか、近隣のガス会社様
へ、ガスやローリー出荷によるLNGの販売を行っています。
地球環境に優しいエネルギー源としてLNGへの期待が高まる中、今後も安全第一で安定操業に努
めるとともに、環境マネジメントシステムの的確な運用を通して、環境保全に取り組んでいきます。
九州電力株式会社環境部は環境活動支援を通して、九州電力グループ一体となった環境経営の推
進を図っていきます。
当社では、CO2排出量の伸びが著しい家庭部門からの排出抑制に貢献するため、環境省がWeb上
で運営する「我が家の環境大臣事業(エコファミリー)」への参加を推進しています。
登録費用(入会金・年会費)は無料で、年間を通してどなたでも登録できます。
ココロにやさしい気持ちよいくらし(エコライフ)を社会の中の基本となる家庭で実施して、エコライフの
環を広げていきましょう。
詳細については、環境部イントラネットを参照ください。(社外の方はご覧いただけませんので、以下
のアドレスよりご確認ください。)
〔環境省「我が家の環境大臣」 http://www.eco-family.go.jp/index.html〕
当社加入状況: 1,268ファミリー
当社加入率:
10.2%
(2009年12月8日現在)
環境家計簿利用促進ポスター
環境家計簿利用促進キャンペーン当選者の皆さんにお聞きしました!
社員の環境家計簿の積極的な利用促進のため、2009年7月1日~9月30日にかけて、「環境家計簿
利用促進キャンペーン」を労使一体となって実施し、10月号において、キャンペーンの当選者発表を行
いました。
11月号から、当選された皆さんにお答えいただいたアンケートを紹介しています。
今月は、2等に当選された小野さん、志柿さんへのアンケートです。
【アンケート内容】
(1) 受賞のコメントをお聞かせください。
(2) 我が家の環境大臣ECO Familyはどのように活用されてますか。
(3) 日頃から取り組んでいるおすすめのエコアクションは何ですか。
(4) その他、何かあればご記入ください。
小野 慶治さま
(宮崎支店 送変電統括部 日向電力所)
(1)昨年の8月に登録してから時々HPを閲覧する程度でした
が、今回のキャンペーンを機にほぼ毎日HPにアクセスしま
した。当選はラッキーでした。使い道を妻と相談した結果、
テレビを液晶のものに買い換えてCO2削減に貢献すること
にしました。ありがとうございました。
(2)エコチャレンジでは「出来なかった」の登録が続くと気が引
け、「出来た」の登録では何かしら達成感がありました。環
境家計簿では毎月登録しながら、昨年と比較して生活の振
り返りが出来ました。小さな積み重ねがエコにつながって
いると思います。
(3)車でのドライブでは急発進・急停止をせず燃費を上げて節
約、そして事故防止で家内安全に努めています。買い物で
は欲しい物ではなく、必要な物を買って無駄を防いでいま
す。
(4)なし
志柿 敏隆さま
(豊前発電所 技術グループ)
(1)受賞を知ったのはメールだったので、最初は何の迷惑メー
ルかと思いました(笑)。その後、本物と分かりましたが、2
等とはいえ、うれしいものです。
(2)子供が小学生なのですが、子供にエコ意識を浸透させるた
めのツールとして活用しています。
(3)電気の省エネ
1.ケチかもしれませんが、家の照明をなるべくつけないよう
にしています。慣れればあまり気になりません。(昔は無
意味に照明をつけてました)
2.細々した電気器具はテーブルタップを使用して使わない
ときはスイッチを切っています。(コンセントを抜く必要が
なく簡単に待機電力をカットできます)
(4)恥ずかしながらキャンペーン制度が私のエコ意識のきっか
けになりました。今後もキャンペーンを継続してお願いした
いです。また、2等の本数を減らして1等を増やしてはどう
でしょうか?1等10万円分の補助があれば良い省エネ家
電に買い替えることができると思います。(最近の家電は
高いですから)
次回も引き続き、2等に当選された皆さんのアンケート結果をご紹介します。
【当選者】
1等 〔10万円を上限とした省エネ家電製品購入資金補助〕2名さま(50音順)
井上 幸彦さま (大分支店 送変電統括部 大分電力所 発変電課)
米元 信一さま (資材部付 九州計装エンジニアリング株式会社出向)
2等 〔5万円を上限とした省エネ家電製品購入資金補助〕6名さま(50音順)
小野 慶治さま
志柿 敏隆さま
林田 和子さま
原 健一郎さま
宮崎 英樹さま
渡邉 勲 さま
(宮崎支店 送変電統括部 日向電力所)
(豊前発電所 技術グループ)
(熊本支店 熊本東営業所 統括グループ)
(長崎支店 大村営業所 配電グループ)
(熊本支店 熊本東営業所 設備工事グループ)
(鹿児島支店 配電部 配電計画グループ)
当社では、ご家庭における環境教育の担い手であるお母さま方をはじめとしたご家庭の方々との環
境コミュニケーションを図るため、各地の保育園や幼稚園など、お子さまや保護者の方々がお集まりに
なる場を訪問し、環境問題への「気づき」となる環境紙芝居の読み聞かせやご家庭でできる省エネ情
報をお伝えするとともに、当社の環境活動に対するご意見・ご要望をお伺いするエコ・マザー活動を展
開しています。
2009年11月度活動実績
活動回数:24回
地区
活動日
北九州
11/9
訪問箇所
おひさま幼稚園
地区
活動日
大分
11/2
訪問箇所
東稙田幼稚園
11/17 片野保育園
11/16 寒田幼稚園
11/25 上津役幼稚園(年少児/年中児)
11/19 金池幼稚園
11/25 上津役幼稚園(年長児)
11/25 坂ノ市幼稚園
11/25 光沢寺保育園(新小倉発電所にて実施)
熊本
11/12 NPO法人 ここへおいでよ
福岡
11/24 当仁公民館 育児サークルうりぼう
宮崎
11/14 慈愛保育園
佐賀
11/17 城東保育所
11/17 ころころ保育園
11/27 鳳鳴乃里幼稚舎
11/25 わかば保育園
長崎
11/5
日見保育園
鹿児島
11/6
鹿児島市立 田上小学校(2年生)
11/13 キンダーフィールド
11/6
鹿児島市立 田上小学校(1年生)
11/26 日野げんきっこクラブ
11/18 武幼稚園
11/23 南さつま市こどもまつり(1)
11/23 南さつま市こどもまつり(2)
11月末現在の九州グリーン電力基金の加入状況は、加入口数6,898口、加入率0.106%となっていま
す。
【加入口数推移】
【全国各地域の加入状況(10月末時点)】
北海道
加入口数
加入率(%)
529
0.019
東北
関東
中部
北陸
関西
中国
四国
九州
南西
5,725 16,579
1,248
994
1,672
1,299
760
6,926
161
0.108
0.017
0.073
0.016
0.033
0.037
0.107
0.024
0.075
※ 加入口数は、各地域産業活性化センター発表
加入率は、平成20年度末電灯契約口数(電気事業連合会統計資料)を基に算定
関西の加入単価は1口100円のため、1口500円に換算(実口数:8,362口)
九州電力株式会社 環境部 環境計画グループ 佐藤
〒810-8720 福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
TEL (092)726-1531 FAX (092)761-7368
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