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資料1-3
資料1-3 これまでの部会における主な議論等の整理 (総論) ○ 全てのデータがマイナスになっているわけではなく、スーパー、コンビニの一部やドラッグストアな ど伸びているところ、大型店よりも地元商店街の買い物頻度が高いところ、特徴ある専門店はそんなに 減っていないところなど可能性もある。 ○ 条例ではガイドラインの延長上で大型店の規制を前面にだしていくのか、まちづくりの観点で商工業 者の地域貢献の支援、インセンティブの方に置くのかを軸足として考えても良いのではないか。 ○ 地域で頑張っている方がたくさんいるので、そこに目線を向けて、商店街以外のプレイヤーの参画を 促進していかないと、条例で謳っていくような形のものが具体的には実現されないのではないか。 ○ 条例を作ったことによって、次にどんな展開をしていくのか、新しい人に参画してもらう仕組みをど うやって作って行くのかというのを考えていかないと「作りました」で終わってしまうのではないか。 ○ 地域説明会では、誰に何の話をしてこういう意見があったということをフィードバックする仕掛けを 作った方がいいのではないか。また、理由があって反対するのだから反対の意見を聞いてほしい。 ○ 隣接市町村にも意見を聞くことは大事だが、当然、利害が対立する場合もあり、広域行政体としての 道の役割が大事になってくるのではないか。道はどういう役割をはたすのかがここからはみえてこない。 将来的に隣接市町村の意見を調整することに賛成だが、その先の話を考える必要があるのではないか。 ○ 面積基準を単純に1万㎡と提示することがいいのか、そうじゃないのかという、とても重要な視点だ と思うので、そこは議論した方がいいのではないか。 ○ 大型店の出店より撤退する影響が大きいのであれば、この条例の中でのウェイトのかけ方というのを 考えて行く必要があるのではないか。 ○ 条例の対象が大型店舗であると、ディスカウントストアやいわゆるチェーンストア、コンビニ、貸し ビデオ店、チェーン系の飲食店などがまちづくりの対象から漏れてしまうのではないか。 ○ 規制だけではなく、店を維持する、店を作ることへのインセンティブなどがないと、店を残す、町内 会に参加する、地域へ貢献するという気持ちが働かず、あるいは不経済ととらえられるのではないか。 ○ 建物の敷金のように、出店するときから積み立てておくとか取るとか、それによって撤退するときに 還元するみたいなものがあってもいいのではないか。 ○ この条例が作られた後の施策や運用の体制も含めて考えていかなければならないのではないか。 ○ パブリックコメントは、ページ数の大半がガイドラインの罰則強化、規制強化に割かれていて、あた かもこの条例というのは、大型店舗への規制を強化するのみの条例と思われかねないのではないか。 ○ 活性化の案については、条例として固定化してしまうには難しい側面があり、条例にならない部分で 道の姿勢、未来のビジョンを示すような方策がより重要になるのではないか。 ○ 少々売り上げが鈍っても撤退したくないと思わせるような誘導がない限り、少々規制を強化したとこ ろで、撤退する動きは止まらないのではないか。短期的な措置で目先を誤ってはならないのではないか。 ○ みんなで豊かな地域を本気で作っていくんだというところにもう一度戻らないで、個別のスペックだ けをみんなで話し合っても上手くいかないのではないか。地域とは何なのかということ、豊さとは何な のかということを考え直す時期にきたのではないか。 ○ 組織を強めていくために人を支援することもやっていただきたい。 1 (地域商業の振興・地域経済の活性化) ○ スーパー的なものがないと中心市街地の集客はできない。自分の地域では農協、漁協、商工会などが 連携して軽トラ市などをやっているが、中心市街地の集客には核店舗が重要。 ○ 跡継ぎがいないということが商店街の抱えている大きな問題。バブル期を経験してきた60代前後の 後継者は切替が難しい。跡継ぎのいるお店に期待したい。 ○ シャッター通りといわれる駅前商店街などは、個人商店だけの努力では難しく核となる中小、あるい は大型店を入れるなど、経済的に余裕のある大型、中型スーパーなどを結びつけていくことが重要。 ○ 商店街の各店舗を1店舗ずつ前から入るのではなく、1店舗入ったらその奥から次の店に渡っていけ るような市場形式のものも必要ではないか。 ○ ものを創造し、つくったものを直接販売するかたちのお店は非常に重要。 ○ 活性化を担う人材の確保・育成のため、人的資源に対して支援する取組が必要。個店レベルでは時 間や資金に余裕がないため、勉強したくともできない状況。 ○ 条例だけでは活動自体を促進させていくのは難しいところがあり、具体的な活動に対して支援をして いく必要があるのではないか。 ○ 日本全国で様々な課題が共通しており、解決方法などが参考になるため人材交流、情報交換をするこ とが必要。 ○ 商店街の振興には住宅、病院、市役所、図書館等の配置が大きな役割を果たすというのが実証済みで あり、小売業と小売業以外のものとの連携をどう考えるのかが論点のひとつとなるのではないか。 ○ 面積よりも流通系といわれる人たちがやっていること、低コストで回して、商品を出していること自 体について、話を深めていった方がいいのではないか。 ○ 今後、大型店の撤退はあっても出店するということはなく、大型店が撤退する時には、疲弊した地域 社会が残されるだけなので、そういうところを施策で取り込む必要があるのではないか。 ○ 現在をどうするかというカンフル剤としての対策とともに、10年、15年という将来を見越した 商店街づくり、地域づくりをきちんとやっていかなければならいのではないか。 ○ 商売をする人だけがまちづくりをしたり努力するのではなく、自分たちが街を維持するために何がで きるのかということをしっかりと施策の中に盛り込んで活性化するということが大事ではないか。今後 のあり方として担い手の方をサポートしていく体制をつくるということが大事なことなのではないか。 ○ 新しい世代が出てきていない状況の中で、組織そのものが継続していけるのかという問題があり、既 存組織のままで有効に機能し、続いていくのかということを考え直しても良い時期に来たのではないか。 既存組織を超えた形で支えていく仕掛けを道として作っていくということもあり得るのではないか。 ○ 商店街に色々な業種があって一回で買い物を済ませることができるというようなことを追求してい かないと、結果として長く続けることができないのではないか。 ○ まとまるということも、地域の商店街の活性化策の一つに入れておかないと、結果的にどんどん商店 街から店舗が減って歯抜け状態になってしまうのではないか。 2 (道民生活の安定) ○ 買い物弱者にとって、最終的には昔風の訪問販売が大きく扉を開くこととなり、牛乳配達員やヤクル ト販売員を連動させる、あるいは中小スーパーが地域のパートを活用して注文を取りに歩くなどそこま で入り込んでいくことが必要。 ○ 買い物の不便さは徐々に進むものであるが確実に環境は悪化。買い物弱者については既にいろいろな 地域で取組が始まっており、それを集めて振興することや大型店と商店街のネットワークづくりなど幅 広く検討することが必要。 ○ 買い物弱者は10年前から既に生まれており、先んじて取り組んでいる人たちも多くいる。宅配など サービスを受ける人もボランティアの人たちも、ともに高齢化しているが、団塊の世代は余暇を充実さ せることを優先しており活動への参加が進まない。社会福祉協議会やNPO、商店街、商工会など皆知 恵を出し合って協力しなければいけない。 ○ 自分の住んでいるまちの身近な場所が衰退しているという現実があり、地域の担い手として商店街が 本気なっていかないと地域そのものが崩壊しかねない。 ○ 買い物弱者という片方で、まちに出たいという意欲のある元気な人もおり、あまりひとくくりのかた ちにしないで、ひとつひとつの問題を捉えて何かしていかなくてはならない。 ○ 暮らしというものは、いわゆる衣食住、健康、福祉いろいろな要素から成り立っていのでそれが充 実することを考えていかなければならないのではないか。 ○ これからの人口減少を小売の部分だけで捉えてのではなく、人口の集中化というものを、ある程度場 面によっては考えていかなければいけないのではないか。 ○ 将来、人が住まなくなってしまう地域が道内に増えることが予想され、それに対して、今何ができる のかということを考えていかないと大変なことになるのではないか。 ○ 地域商店街の活性化で、「買い物弱者」を支えていく、住民にとって利益があるものにするという両 方から考えていかなければならないのではないか。 ○ どのような商売でも儲けがないところで「買い物弱者」の救済は存続し得ないので、その仕組みをど うやってつくるのかということが大切ではないか。 ○ 「買い物弱者」の対策については、単に商店街の個店だけではなく、場合によっては大型店にもその 一部を担ってもらったり、例えばタクシー事業者のような今まで商業という視点からは考えてこなかっ た方々と一緒に考えていくことが必要なのではないか。 ○ 「買い物弱者」の問題が起きないようにするためにはどうすればいいのかという部分も必要ではない か。 ○ 地域には一人暮らしの高齢者がどんどん増えていく。そういう人たちを他の人たちでどうカバーする か。根本的な解決策というのは、大きな国の施策のような形でやらなければ解決できない問題なのでは ないか。 3 (地域コミュニティの活性化) ○ 自分の地元では朝市をやっているが商店街だけでは大変なので地元ボランティアとのコラボで開催 している。 ○ 商店街がまちづくりの担い手という時代ではなく、自分の店に立ち戻って、どういうものを売るか真 剣に考える必要があり、まちづくりはいろいろな団体と連携して進めていかなければならない。 ○ 海外を見るとオープンプレイスとしてのショッピングセンターの改革を行っており、オープンスペー スでつながっていくようなまちづくりがアメリカで行われている。日本の商店街は地理的にも離れてお り、相互交流的な連携がされてこなかったことが問題。 ○ 人口減少に伴い、市町村は都市のダウンサイジングを図ってきておりコンパクトシティの方向で進む と思うが、こういう中で商業施設をどうするか考えていくことが必要。 ○ 地域コミュニティが健全に維持していくことこそ、私たちが暮らしを続けていく上で非常に大事な ことであり、地域の衰退ということをいかに防いでいくかということが商店街、あるいは私たちの暮 らしを守っていく上で非常に大切。 ○ 商店街を元気にさせるためには、人と人、組織のつながりを強化する担当者が商店街組合にいること が重要。 ○ 行政の役割、大型店を含めた商業者の役割、NPOの役割などを明らかにしながら、商店街を含めた まちづくりをどうするかといったところを進めていく時期に来ているのではないか。 ○ 大型店、個店のほか専門店、ロードサイド店といわれるようなファーストフードやコンビニ、ドラッ グストアなど、そうしたものを全て含めたかたちで考えることが重要なのではないか。その共通基盤の 取組として、商工団体やまちづくり会社の連携促進の取組が方策としてあるのではないか。 ○ 買い物は、個配などのサービスもあるが、品物が手に入れば良いというだけではなく、季節を感じた り、話をしながら買い物をする楽しみも必要ではないか。 ○ 施策の基本的方向として、まちづくり、コミュニティとの連動については、本当にいいことであると 思う。暮らしときちんと結びついていることが、商業施設、商業者の持続的な経営、地域商業施設の維 持に力強く貢献するのではないか。 ○ 具体的に大型店が出店して中心市街地がどうなったとか、撤退してどうなったということが見えれば 具体的な話がもう少し出来るのではないか。 ○ 地域貢献は社会貢献とは違うのではないか。町内会に入っていただく、商店街組合の仲間になってい ただくという、地域を大切にしていただけるようお願いしたい。 ○ まちづくりの中でワークショップをするなど、地域の住民がきちんとした意見を持ち、責任も感じて もらいながら一緒にまちをつくるという意識でなければ、商店街とまちづくりを一緒にやってください といっても難しいのではないか。自分たちの地域はみんなで守るという意識付けが大事ではないか。 ○ みんなで地域にあるスーパーは利用していかなければ、地域からお店がなくなってしまうとの考え方 に変えていかなければならない時期に来ているのではないか。そうしないと本当に街が壊れてしまうの で、住民が店を守る意識というものが必要ではないか。 4