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「流行性角結膜炎警報」の発令について【健康対策課】 (PDF
資 料 提 供 平成28年11月17日 課 名 健康対策課 (感染症・疾病管理センター) 担当者 河端 ・ 尾嵜 電話(直通) 082-513-3068 (内線) 3068 りゅうこうせい かく けつまくえん 「流行性角結膜炎警報」の発令について 警報」の発令について 広島県感染症発生動向調査による,第45週(11月7日から11月13日)の定点医療機関からの「流行性角結 膜炎」の報告患者数が,西部東保健所管内(竹原市,東広島市,大崎上島町)において,国立感染症研究所感 染症疫学センターが示す警報開始基準値(定点当たり8)以上となりました。 流行性角結膜炎の今後の動向に注意が必要なため,広島県の感染症発生動向調査警報・注意報発令要領に基 づき,本日(11月17日),「流行性角結膜炎警報」を発令します。 ○保健所別の流行状況 保健所別の流行状況 (第 45週 45 週 (11月 11 月7日 ~11月 11 月 13日) 13 日)) 日)) 県 保 健 所 保健所名 西 部 西部東 東 部 北 部 広島市 呉 市 福山市 県内 計 定点当たり報告患者数(人) 0.00 10. 0.00 0.00 0.50 0.50 3.00 1.84 10.50 報告患者数 0 21 0 0 4 1 9 35 定点医療機関数 1 2 2 1 8 2 3 19 注) 定点当たり報告患者数とは 定点報告の対象となる五類感染症については,広島県が指定した医療機関(定点医療機関)から,1週間ごとに患者数が報告され ます(流行性角結膜炎は眼科定点の 19 医療機関からの報告)。定点当たり報告患者数は,これらの定点医療機関からの報告患者数を, 定点医療機関数で割った値のことです。 広島県感染症発生動向調査警報・注意報発令要領抜粋(流行性角結膜炎 広島県感染症発生動向調査警報・注意報発令要領抜粋(流行性角結膜炎) 流行性角結膜炎) 1 警報の発令・・県内いずれかの保健所管内の定点当たりの報告患者数が,警報レベルの開始基準値 (定点当たり8) 以上となった場合,県内の発生状況等を総合的に勘案した上で発令する。 2 警報の解除・・県内の全ての保健所管内で,定点当たりの報告患者数が警報レベルの継続基準値(定点当たり4) 未満となった場合,県内の発生状況等を総合的に勘案した上で解除する。 ○流行性角結膜炎とは 流行性角結膜炎とは ・アデノウイルスによる眼感染症。 ・感染力が強く,職場,家庭内などや,プールの水を介して流行的発生がみられる。 ・発症はどの季節でも起こるが,一般的には,夏に多い傾向があり,年齢による発症の差はない。 ○症状など 症状など ・1~2週間の潜伏期の後,結膜の充血,まぶたの浮腫,眼やに,涙,眼痛などを呈する。 ・耳の前に存在するリンパ節の腫れ,痛みを伴うこともある。 ・発病後2~3週間で治癒することが多い。 ○感染経路 ・ウイルスが付着した手で眼に触れること,ウイルスで汚染されたタオルなどを使用することにより感染する。 ○患者さんへのお願い ・眼をさわったらすぐに石鹸と流水で手洗いをしましょう。 ・家族内で,タオル,枕,その他,眼やにや涙で汚れそうな物の共用は避けるようにしましょう。 ・入浴は家族内で最後にするか,シャワーのみにしましょう。 -1- 参考資料 参考資料 ■ 県内など 県内などの流行状況 などの流行状況 第40週 第41週 第42週 第43週 第44週 第45週 区 分 10/3~ 10/10~ 10/17~ 10/24~ 10/31~ 11/7~ 定点当たり報告患者数(人) 0.97 0.77 0.89 0.87 0.68 ― 全 国 報告患者数 665 530 620 601 469 ― 定点当たり報告患者数(人) 0.89 1.11 0.84 0.84 1.16 1.84 広島県 報告患者数 17 21 16 16 22 35 ■ 詳しい情報は,次のホームページを御覧ください。 〇「流行性角結膜炎警報を発令しました」(広島県感染症・疾病管理センター) http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hcdc/ 〇「流行性角結膜炎とは」(国立感染症研究所感染症疫学センター) http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/528-ekc.html -2-