Comments
Description
Transcript
日本におけるLCCビジネス~既存会社との共食い
日本におけるLCCビジネス ~既存会社との共食い~ 10w2113002k 国際政策文化 横田 麻美 1 目次 研究の動機 問題意識 LCCのビジネスモデル 現状把握 分析 分析をうけて、自分の考え 今後の課題 参考文献 2 研究の動機 前回、LCCのビジネスモデルについて発 表し、そこからさらに研究を進めたい、と考 えた。 2010年に羽田・成田空港が拡大したこと によって、今年の夏にはANA・JALの二大 会社のLCC参入が発表された。 3 問題意識 JAL・ANAは親会社とは別の“子会社”と してLCCを設立。 ANA:LCC子会社は“ANAブランド”とは異なる低価格の航空会社 JAL:「JALは最高の品質のフルサービスを提供し続ける一方でLCC参入に より低価格でスタンダードなサービスを提供し、多様な価値に応えて いく」 (大西社長) →共食いは最小化できるとの考えを示す。 子会社の設立は親会社との共食いの状況 を生みだしてしまうのではないか。 4 LCCのビジネスモデル LCCとはLow Cost Carrierの略(格安航空会社のこと) 機内サービスの 簡素化・有料化 マルチタスク 飛行機の 統一化 直行便に特化 航空チケットを 直接販売 (web販売など) 格安 5 日本のLCC現状 2007年3月 海外のLCCが日本へ参入を始める 2010年 羽田・成田空港の国際線の発着枠を拡大 2010年9月 全日空(ANA)が格安航空会社への参入 を決める。(ファーストイースタン投資グループと共同出資) 2011年2月 全日空が新会社「A&F Aviation」を発 足。 5月 韓国のLCC(イースター航空が新千歳空 港へ初めて乗り入れる。 5月 「A&F Aviation」はブランド名を「Peac h」とし、社名を「Peach・Aviation」に変 えたことを発表。 6 2011年 6月 韓国のエア・プラン(LCC)が成田空港 の利用を開始 7月 韓国のイースター航空(LCC)が成田空 港の利用を開始 7月 日本航空(JAL)がLCCの事業に参入 することを発表。 7月 全日空(ANA)がマレーシアのLCC会 社、エア・アジアとLCCの合弁会社 「エア・アジア・ジャパン」を設立すること を決める。 7 JAL・ANAのLCC参入状況 日経ビジネス:http://business.nikkeibp.co.jp/ (最終閲覧日 9/14より) 8 分析 この分析で、私は ANAやJALがLCCと既存親会社の共存が 可能である、と主張している点を価値創出の 概念を使って分析した。 9 価値創出の仕組み 既存親会社 LCC 消費者余剰 B B-P 創 出 価 値 生産者の利益 P P-C C 費用 C B=消費者の知覚便益、P=価格、C=費用 10 自分の考え 航空機を利用する、消費者にとっての最大 の目的=移動 つまり、今までのサービスが簡素化するこ とは消費者の知覚便益に対してそこまで 大きな影響を与えないのではないか。 消費者にとっての既存会社とLCCの違い ①アメニティが有料 ②航空チケットがweb販売のみ 11 予想される価値創出の形 既存親会社 LCC 消費者余剰 B B-P 創 出 価 値 生産者の利益 P P-C C 費用 C B=消費者の知覚便益、P=価格、C=費用 12 分析から考えたこと まとめ 日本の航空業界において、これから、既存 親会社とLCCとの共食いは大いに起こりう るだろう。 13 今後の課題 今回は日本の現状にしか目を向けられな かったので次回は世界のLCCにも目を向 け、分析をしたい。 分析の仕方、理論の使い方に自信がない ので、先輩などから学びたい。 世界のLCCの事例などを挙げて、考えて いきたい。 14 参考文献 エアーニッポン(ANA):http:/air-nippon.co.jp/ (最終閲覧日 2011/9/13) Nikkei4946.com :http:/www.nikkei4946.com/zenzukai/index.asp?BackN umber=63 (最終閲覧日 2011/9/12) 格安航空会社完全ガイド:http://lowcost-airline.info/ (最終閲覧日 2011/9/15) 日経ビジネス:http://business.nikkeibp.co.jp/ (最終閲覧日 2011/9/14) 観光経済新聞社:http://www.kankokeizai.com/ (最終閲覧日 2011/9/11) 企業情報:http://www.ana.co.jp/ (最終閲覧日 2011/9/11) 15