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週間外国為替情報 Weekly

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週間外国為替情報 Weekly
 Weekly
週間外国為替情報
2008/10/20
週間為替動向 2008年10月13日∼10月17日
通貨ペア
始値
高値
安値
終値
対前週末比
ドル・円
ユーロ・円
豪ドル・円
NZドル・円
ランド・円
100.76円
137.04円
64.72円
60.99円
10.61円
103.06円
141.74円
74.51円
65.30円
11.65円
99.26円
133.40円
64.70円
58.91円
9.21円
101.65円
136.35円
70.03円
62.24円
10.15円
0.98
1.35
5.29
2.42
-0.48
先週の回顧と注目材料 ドル/円
【先週の回顧】
G7行動計画への懐疑的な見方によるドル売り、クロス円の売りに101円20銭から99円56銭
へ下落後、欧州主要各国による金融安定化策発表を受けて株式市場が上昇、買い戻しが
強まり、東京株式市場の過去最大の上昇率記録を受けて103円06銭まで上昇した。だが、本
邦輸出企業・投資家からのドル売りに101円90銭へ反落、米国の包括的金融危機対策の発
表で102円98銭へ反発も、景気への不安などに株価が下落に転じたことで反転、米国経済
指標の悪化、バーナンキ米FRB議長の経済に対する懸念発言を受けて株価が大幅続落と
なったことで99円26銭まで下落。その後、株価反発などで101円台へ戻した。
先週のレンジ: 99.26円-103.06円
予想レンジ: 99.00円-103.00円
【買い要因】
・G-7行動計画:米「金融安定化策」⇒公的資金投入
・米財務長官&FRB議長:ドル買い介入示唆(ドル防衛秘密合意)
・日米景況感格差
【売り要因】
・米連邦準備理事会(FRB):追加利下げ観測
・米住宅バブル崩壊:リセッション懸念・クレジット危機
・地政学的リスク&中国人民元切り上げ
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
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週間外国為替情報
2008/10/20
ユーロ/円
【先週の回顧】
ユーロ・円は、G7行動計画への懐疑的な見方から134円20銭へ下落後、欧州主要各国によ
る金融機関への公的資金注入や銀行の債務に対する政府保証付与などの金融安定化策
発表、米政府による包括的金融危機対策の発表でリスク回避の動きが後退し、買い戻しが
強まり141円74銭まで上昇した。だが、景気への不安などに株価が下落に転じたことで売り
に転換、米経済指標の悪化を受けた景気後退懸念による株価の大幅続落にリスク回避の
売りが強まり133円40銭まで下落した。その後、株価の反発で137円台に戻した。
先週のレンジ:133.40円-141.74円
予想レンジ: 132.00円-139.00円
【買い要因】
・主要国金融サミット(第二ブレトンウッズ協定、ドル基軸通貨体制見直し観測)
・G-7行動計画:公的資金注入
・欧州・露関係の修復期待
【売り要因】
・欧州中銀:流動性供給オペの受け入れ担保のルール強化(2009年2月1日担保掛目12%)
・金融市場の混乱継続
・ECB年内利下げ観測、フォルティスグループの部分国有化、デクシア救済
豪ドル/円
【先週の回顧】
NYダウが前週末比900ドル超の大幅上昇となったことで豪ドル・円は14日に74円台半ばまで
買われたが、日本を含めて主要国の株価指数が大幅反落となったことを嫌って、その後65
円を下回った。週末前は株価下落が一服したことで一旦71円台に反発した。なお、豪政府が
100億豪ドル規模の景気対策案を発表したが、外為市場の反応は限定的だった。
先週のレンジ:64.70円-74.51円
予想レンジ: 66.50円-71.50円
【買い要因】
・主要国金融サミット(第二ブレトンウッズ協定、ドル基軸通貨体制見直し観測)
・G-7行動計画:公的資金注入(預金全額保護&104億豪ドル規模の経済対策)
・中国向けのLNG新規輸出契約締結(20年350-450億豪ドル)
【売り要因】
・豪財政赤字観測(2009年度)
・金融市場の混乱継続
・豪準備銀行大幅利下げ観測
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
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2008/10/20
NZドル/円
【先週の回顧】
週初NYダウが前週末比900ドル超の大幅上昇となったことでNZドル・円は14日に65円台前
半まで買われたが、日本を含めた主要国の株価指数が大幅反落となったことで、60円を下
回った。その後、株価下落が一服したことで63円台に反発、週末前は62-63円付近で推移し
た。
先週のレンジ:58.91円-65.30円
予想レンジ: 59.00円-64.00円
【買い要因】
・主要国金融サミット(第二ブレトンウッズ協定、ドル基軸通貨体制見直し観測)
・G-7行動計画:公的資金注入(預金全額保護、金融システムの安定性維持)
・アジア16ヶ国自由貿易圏に参加(中国、東南アジア地域との貿易拡大期待)
【売り要因】
・NZが財政赤字に転落へ
・NZ準備銀行:10/23に0.75%-1.00%追加利下げ観測
・NZ総選挙:11/8に実施(10/3議会解散)
南アランド/円
【先週の回顧】
ランド・円相場は大幅下落。前週末のG7財務相・中央銀行総裁会議での銀行への公的資
金注入などを含めた金融危機対応策やこれを受けた世界株式相場の急反発に一旦11円65
銭まで買い戻された。しかし、不安定な株式相場の継続や予想を上回る8月小売売上高の
低下に下落に転じ、個人投資家の自動的に損失を限定するランド売りなどに下げ幅が急拡
大し、一時9円21銭と2001年12月以来で初めて10円を割り込み、結局10円15銭の安値圏
でこの週の取引を終えた。
先週のレンジ:9.21円-11.65円
予想レンジ: 9.50円-11.50円
【買い要因】
・8月消費者物価指数が前月を上回り、生産者物価指数も高水準維持でインフレ加速を示
唆
・S&Pが信用格付け「BBB+」での据え置きを決定、見通しも「安定」に
【売り要因】
・ムベキ前大統領の辞任、モトランテ氏が暫定大統領に就くものの政局不安は残る
・インフレ鈍化見通しに来年前半での利下げ観測が広がる
・中銀総裁:「09年第1四半期にかけてインフレはかなり弱まる」
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
Weekly
週間外国為替情報
◇ ドル・円チャート
◇ ユーロ・円チャート
◇ 豪ドル・円チャート
◇ ニュージーランドドル・円チャート
◇ 南アランド・円チャート
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2008/10/20
Weekly
週間外国為替情報
2008/10/20
【週間スケジュール 10/20∼10/24】
日付
10月20日
曜日
月
国内 海外
国内
海外
時間
09:00
09:30
14:00
14:30
08:01
11:00
11:00
11:00
11:00
11:00
15:00
17:30
23:00
25:45
10月21日
火
海外
22:00
10月22日
水
国内
海外
08:50
08:30
17:30
20:00
21:30
21:30
10月23日
木
国内
海外
10月24日
金
国内
海外
10月26日
日
海外
(注):K=1000、M=100万、B=10億
08:50
08:50
17:00
17:30
17:30
18:00
21:30
23:00
16:00
16:30
17:00
17:30
17:30
20:00
23:00
内容
日本銀行、全国支店長会議(日銀本店)
白川方明・総裁、開会あいさつ要旨公表(日本銀行)
景気動向指数(8月改定、内閣府)
「地域経済報告」(10月、日本銀行)
「月例経済報告」関係閣僚会議(終了後に「月例経済報告」公表)
英・ライトムーブ住宅価格(10月)
中・鉱工業生産(9月)
中・実質GDP(7-9月)
中・小売売上高(9月)
中・消費者物価指数(9月)
中・生産者物価指数(9月)
独・生産者物価指数(9月)
英・マネーサプライM4(9月)
米・景気先行指数(9月)
米・アトランタ連銀総裁、米経済見通しについて講演(アトランタ)
欧・トゥンペルグゲレルECB理事、講演(プラハ)
加・カナダ銀行金利
中・不動産景気指数(9月)
欧・サルコジ仏大統領、前週の欧州連合(EU)首脳会議について欧州議会で証言
欧・欧州委員会、週定例会合
全産業活動指数(8月、経済産業省)
米・ミネアポリス連銀総裁、エコノミック・クラブで講演(ミシガン州)
英・金融政策委員会議事録(10月)
米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
加・景気先行指標指数(9月)
加・小売売上高(8月)
欧・アイルランド首相、経済関連の会合に出席
欧・ゴンザレスパラモECB理事、講演(アイルランド)
米・決算:ワコビア、メルク、アマゾン・ドット・コム
対外対内証券売買(先週分、財務省)
貿易統計(9月、財務省)
欧・ユーロ圏経常収支(8月)
英・BBA住宅ローン承認件数(9月)
英・小売売上高指数(9月)
欧・鉱工業新規受注(8月)
米・失業保険新規申請件数(先週)
米・住宅価格指数(8月)
欧・アルムニア欧州委員(経済・通貨担当)、欧州国債関連の会合で講演
加・カナダ銀行、金融政策報告書発表
衆参本会議、政府が日銀副総裁に提案した山口広秀日銀理事の人事案を採決、同意の見通し(国会)
仏・PMI製造業、サービス業(10月)
独・PMI製造業、サービス業(10月)
欧・PMI製造業、サービス業(10月)
英・GDP(7-9月)
英・サービス業指数(8月)
加・消費者物価指数(9月)
米・中古住宅販売件数(9月)
欧・ゴンザレスパラモECB理事、講演(マドリード)
欧・OPEC臨時総会(ウィーン)
中・第7回アジア欧州会合(ASEM)首脳会議(北京、25日まで)
欧・冬時間に移行
市場コンセンサス
前回数値
先行,89.3、一致,100.7
13.4%
9.7%
22.8%
4.6%
9.7%
-0.4%
0.9%
-0.2%
-1.0%
12.8%
10.1%
23.2%
4.9%
10.1%
-0.6%
1.4%
-0.5%
2.00%
2.50%
101.78
-1.7%
0.8%
0.1%
0.2%
5.1%
0.2%
0.1%
対内株式ネット,¥34.7B
-¥113.3B
-1.7B
21086
-0.6%
1.2%
0.3%
1.0%
461K
-0.6%
¥131.2B
製造業,42.5
製造業,46.3
製造業,44.0
-0.2%
-0.1%
-0.1%
1.2%
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
製造業,43.0
製造業,47.4
製造業,45.0
0.0%
0.0%
-0.2%
-2.2%
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週間外国為替情報
2008/10/20
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