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週間外国為替情報 Weekly

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週間外国為替情報 Weekly
 Weekly
週間外国為替情報
2009/06/01
週間為替動向 2009年5月25日∼5月29日
通貨ペア
始値
高値
安値
終値
対前週末比
ドル・円
ユーロ・円
豪ドル・円
NZドル・円
ランド・円
94.57円
132.64円
73.92円
58.27円
11.43円
97.24円
135.70円
76.93円
61.39円
12.17円
94.42円
131.47円
73.10円
57.78円
11.24円
95.33円
134.99円
76.37円
61.00円
12.00円
0.56
2.33
2.18
2.22
0.56
先週の回顧と注目材料 ドル/円
【先週の回顧】
本邦輸出企業のユーロ・円の売りや、短期筋のクロス円の利食い売りに連れて94円42銭ま
で下落後、北朝鮮による核実験実施、短距離ミサイル発射を受けた極東の地政学的リスク
の高まりで反発。米5月消費者信頼感指数の改善、格付け会社ムーディーズ「米国のトリプ
ルA格付け、債務拡大にかかわらず安定的」、外貨建て投信設定に絡む円売り、米国債利
回り上昇を受けたPRDC債(パワー・リバース・デュアル・カレンシー債)絡みのドル買いなどで
97円24銭まで上昇。その後、米長期金利の低下で95円付近に反落。米GMは27日「社債保
有者との会合を中止、債務の株式への交換は実施せず」と発表。
先週のレンジ: 94.42円-97.24円
予想レンジ: 94.00円-98.00円
【買い要因】
・米金融安定化策&景気刺激策&時価会計基準緩和
・米金融機関:アジア通貨建て債発行&ストレステスト
・日本:景気後退(Q1GDP▲15.2%)&極東の地政学的リスク
【売り要因】
・米連邦準備理事会(FRB):量的緩和⇒米国債購入 $3000億
・リセッション:住宅バブル崩壊&GM国有化の可能性
・米国債格下げ懸念⇔日本国債格上げ
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
Weekly
週間外国為替情報
2009/06/01
ユーロ/円
【先週の回顧】
本邦輸出企業の売り、短期筋の利食いの売りで132円07銭へ下落、北朝鮮による核実験実
施、短距離ミサイル発射を受けた極東の地政学的リスクの高まりで133円45銭に上昇も、輸
出企業の売り継続、英テレグラフ紙記事「独金融当局、国内金融機関の不良債権増大の可
能性を警告」を受けた売りで131円47銭まで下落。その後、米5月消費者信頼感指数の改善
を好感した株高で反発、外貨建て投信設定に絡む円売り、米長期金利の上昇を受けたドル・
円の上昇もあり、135円70銭まで上昇した。
先週のレンジ:131.47円-135.70円
予想レンジ: 132.00円-136.50円
【買い要因】
・利下げ停止観測
・北東アジア地域における地政学的リスク増大
・特別引き出し権(SDR):準備通貨としての地位向上の可能性
【売り要因】
・米長期金利上昇によって資本市場が混乱する可能性
・米大手銀行などの資本不足懸念
・欧州中銀:非標準的措置(社債購入へ)
豪ドル/円
【先週の回顧】
豪ドル・円は、北朝鮮による核実験を意識した投機的な円売りが観測され、連れて73円台
から反発。その後、米長期金利の上昇や米国の格下げ懸念の後退などを意識したドル買
い・円売りの影響で、76円台まで上昇した。
先週のレンジ: 73.10円-76.93円
予想レンジ: 73.50円-77.50円
【買い要因】
・米連邦準備理事会(FRB):量的金融緩和策強化の可能性
・商品相場の上昇
【売り要因】
・通貨当局、政府筋が豪ドル高に対して懸念を示す可能性
・米長期金利上昇によって資本市場が混乱する可能性
・豪産鉄鉱石の日本向け輸出価格低下
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
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週間外国為替情報
2009/06/01
NZドル/円
【先週の回顧】
豪ドル・円やポンド・円の上昇に連れてNZドル・円は57円台から61円台まで上昇した。S&P
社がNZの格付け見通しを「安定的」に引き上げたことやドル・円が97円台まで上昇した関係
で堅調推移となった。28日に発表された2009年度NZ政府予算案内容は一部で嫌気された
が、外為市場での反応は限定的だった。
先週のレンジ:57.78円-61.39円
予想レンジ: 58.00円-62.00円
【買い要因】
・米S&P社がNZの格付け見通しを「安定的」に引き上げ
・短期筋のポジション調整
【売り要因】
・通貨当局、政府筋がNZドル高に対して懸念を示す可能性
・米長期金利上昇によって資本市場が混乱する可能性
・NZ準備銀行総裁:追加利下げ示唆(2010年後半まで政策金利2.5%以下を続ける公算)
南アランド/円
【先週の回顧】
ランド・円相場は大幅上昇。金相場の上昇が好感されて週初から強含む。26日(火)発表の
1-3月GDPは前期比年率6.4%減と、事前予想の3.9%減を上回る落ち込みとなり、17年ぶ
りのリセッション(景気後退)入りが確認されたことで一旦下落に転じるものの、年後半の景
気回復を見込む向きに再び上昇。28日(木)には中銀が予想通り1.0%の利下げを決めたが、
この決定後に中銀総裁が、追加的な大幅利下げは実施しない可能性を示したことで債券利
回りが上昇、ランドは強い動きを続けた。ランド・円は昨年10/6以来の高値12円17銭まで上
昇し、12円00銭でこの週の取引を終えた。
先週のレンジ:11.24円-12.17円
予想レンジ: 11.50円-12.50円
【買い要因】
・世界株式市場の上昇が続き、金融危機は最悪の局面を脱しつつあるとの見方が広がる
・ズマ議長率いる与党のアフリカ民族会議(ANC)が4期連続で政権を維持
・G20金融サミットがIMFを通じた新興国支援を打ち出し、先行き不安が和らぐ
【売り要因】
・IMFが09年の南ア成長率見通しを-0.3%と予想、過去17年で初のマイナス成長
・中銀が年内の金融政策決定会合を7月を除いて毎月開催すると発表
・フィッチがソブリン格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ将来の格下げを示唆
本資料のご利用については、必ず巻末のディスクレーマー(免責条項)をお読みください。
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週間外国為替情報
◇ ドル・円チャート
◇ ユーロ・円チャート
◇ 豪ドル・円チャート
◇ ニュージーランドドル・円チャート
◇ 南アランド・円チャート
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2009/06/01
Weekly
週間外国為替情報
2009/06/01
【週間スケジュール 6/1∼6/5】
日付
6月1日
曜日
月
国内 海外
海外
時間
17:00
17:30
21:30
21:30
23:00
23:00
6月2日
火
国内
海外
08:50
17:30
18:00
23:00
26:20
6月3日
水
国内
海外
10:00
14:00
08:01
17:00
18:00
18:00
20:00
20:30
21:15
23:00
23:00
内容
欧・PMI製造業(5月)
英・PMI製造業(5月)
加・国内総生産(3月)
米・個人所得・消費支出(4月)
米・ISM製造業景況指数(5月)
米・建設支出(4月)
米・ガイトナー財務長官、訪中(2日まで)
米・ゼネラル・モーターズ(GM)経営再建計画の最終提出期限
マネタリーベース(5月、日本銀行)
英・消費者信用残高(4月)
欧・失業率(4月)
米・中古住宅販売成約指数(4月)
米・ダラス連銀総裁、米国内外の経済について講演
米・自動車販売台数(5月)
欧・クルース欧州委員、保険行政に関する会合で講演
亀崎英敏・日本銀行政策委員会審議委員、金融経済懇談会冒頭で講演(静岡市)
亀崎英敏・日本銀行政策委員会審議委員、記者会見(静岡市)
英・ネーションワイド消費者信頼感(5月)
欧・PMIサービス業(5月)
欧・国内総生産(1−3月)
欧・生産者物価指数(4月)
米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
米・チャレンジャー人員削減数(5月)
米・ADP雇用統計(5月)
米・バーナンキFRB議長、下院予算委員会の公聴会で証言
米・ISM非製造業景況指数(5月)
23:00 米・製造業受注(4月)
市場コンセンサス
40.5
44.0
-0.3%
所得,-0.2%
42.0
-1.8%
前回数値
40.5
42.9
-0.1%
所得,-0.3%
40.1
0.3%
0.1B
9.1%
0.3%
8.2%
0.1B
8.9%
3.2%
9.5M
9.3M
44.7
-2.5%
-0.9%
-530K
50
44.7
-2.5%
-0.7%
-14.2%
47.0%
-491K
45.0
43.7
0.5%
-0.9%
-0.2%
0.50%
1.00%
-17.3%
-0.6%
0.50%
1.00%
27:30 米・カンザスシティー連銀総裁、講演(ワイオミング州)
6月4日
木
国内
海外
6月5日
金
国内
海外
08:50
08:50
18:00
20:00
20:45
20:50
21:00
21:30
21:30
21:30
22:00
23:00
08:50
16:50
17:30
20:00
21:30
28:00
欧・ルクセンブルク財務相、選挙関連イベントで講演
対外対内証券売買(先週分、財務省)
法人企業統計調査(1−3月、財務省)
欧・小売売上高(4月)
英・BOE金利発表
欧・ECB政策金利、トリシェ総裁会見
米・クリーブランド連銀総裁、講演(ケンタッキー州)
米・ニューヨーク連銀総裁、証券業界に関する講演
加・住宅建設許可(4月)
米・新規失業保険申請件数(先週)
米・非農業部門労働生産性(1−3月)
加・カナダ銀行金利
加・Ivey購買部協会指数(5月)
英・新車登録台数(5月)
欧・ゴンザレスパラモECB理事、リスク管理関連の会合で講演
米・バーナンキFRB議長、金融市場・政策に関する会合で歓迎スピーチ
欧・ルクセンブルク財務相、選挙関連イベントで講演
欧・欧州議会選挙(7日まで、EU加盟国)
マネタリーベースと日本銀行の取引(5月、日本銀行)
欧・トリシェECB総裁、シュタルクECB理事、ポーランド中銀主催会合に出席(ワルシャワ)
英・生産者物価指数(5月)
加・失業率(5月)
米・雇用統計(5月)
米・消費者信用残高(4月)
米・ボストン連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁、金融市場・政策に関する会議でパネル討論会に出席
-6.3%
1.2%
0.25%
54.5
8.3%
失業率,9.2%
-$6.0B
(注):K=1000、M=100万、B=10億
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23.5%
623K
0.8%
0.25%
53.7
-24.0%
2.4%
8.0%
失業率,8.9%
-$11.1B
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週間外国為替情報
2009/06/01
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