Comments
Description
Transcript
学年通信第12号(PDF:845.9KB
〈大分県立竹田高等学校第68期生学年通信〉 竹高我等眉上がる 2015 年(平成27 年)11月27日 発行 文責:高橋 憲一 音楽の力を再確認した樋口了一ポストマンライブ 11月24日(火)、竹田高校にシンガーソングライター の樋口了一さんが訪れ、「ポストマンライブ」を行ってくださいまし た。パーキンソン病を患っている樋口さんはサポートミュージシャ ンとして本校卒業生のミュージシャン、古澤剛さんと一緒に第6 8期生に素敵な歌とお話をしてくださいました。樋口さんはダウ ン症の子どもを持つ親が書いた詞に曲を付けた「のぞみ」という曲を2曲目に歌いました。「パパは大きな傘を一つ ママは小さな傘をたくさん作ります 君の人生に冷たい雨が かからないように」という箇所で胸が詰まりました。やが て父となり母となる第68期生たちにも、いずれ親となりこの歌詞の意味が今よりもずっと分かるときが来るだろうな と思いました。古澤さんはおじいさんのことを歌った「グランパマン」という曲を歌ってくださいました。10年前に亡くな られたおじいさんがいなければ今の自分はいない。そんな当たり前のことを私たちに思い出させてくれる曲でした。古 澤さんは竹田高校3年生のときにとあるコンテストでグランプリを獲得。ミュージシャンを志したそうです。当時の担 任の先生の話、竹田高校の強歩大会の話、器楽部在籍時代の話に母校愛が詰まっていました。 ♪長い長い道の果てに 何が待っているのだろう 信じることがいつか力になる 夢ははるか彼方を 照らす希望の光 そして一人でさあ歩き始めよう♪(「希望の光」より) 古澤さんが2曲目に歌ってくれた「希望の光」は後輩へのメッセージでもありました。心をわしづかみにするようなパ ワフルな歌声に感動しました。 さて、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。樋口さんは「手紙~親愛なる子供たちへ」を心を込めて歌っ てくださいました。歌詞の一部を「竹田高校の子供たちへ」と変えて。演奏する古澤さんのギターの音色もしみてき ます。教員は自分の父母のことを、生徒は祖父母のことを頭に描きながら、この曲に自分自身を重ねていきます。 さながら郵便配達人(ポストマン)のように樋口さんが全国各地にこの歌を届ける意味が理解できました。 最後の曲は「1/6 の夢旅人 2002」。もっともっと聴いていたか ったのですが、時間も押しており、ポストマンライブの終了となりま した。3組の吉良和華さんと4組の三浦大志くんがお礼の言葉 を添えて感謝の花束贈呈。解散となったあとも数人の生徒が樋 口さん、古澤さんに感謝の気持ちを伝えに来ました。 短い時間でしたが夢のような時間を過ごすことができま した。樋口さん、古澤さん、本当にありがとうございました。 お二人のこと、応援し続けます!生徒も教職員も「夢へ の挑戦」を続けます。第68期生、最後の最後までがん ばろうぜ!