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平成 28 年度農業経営法人化支援事業業務仕様書 Ⅰ 総則

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平成 28 年度農業経営法人化支援事業業務仕様書 Ⅰ 総則
平成 28 年度農業経営法人化支援事業業務仕様書
Ⅰ 総則
1.適用範囲
平成 28 年度農業経営法人化支援事業業務に適用する。
2.通則
(1)本仕様書は、仙台市契約規則(昭和 39 年仙台市規則第 47 条)に基づくほか契約書
及び本仕様書により行うものとし、関係する法令、条例等を遵守するものとする。
(2)受託者は、本業務を行うにあたり、常に委託者と綿密な連絡を取るとともに、本
仕様書に疑義が生じた場合には、担当職員と協議を行い、担当職員の指示に従わな
ければならない。
(3)受託者は、調査、打合せ等を行ったときは、その内容を打合せ記録簿(A4 判)に
記録し、その写しを委託者に提出しなければならない。
(4)受託者は、完了検査に際しては、あらかじめ成果品及びその関係資料を備えてお
くものとし、業務担当者は検査に立ち会わなければならない。
(5)その他、本仕様に定めのない事項については、別途協議するものとする。
3.業務内容の秘密保持
本業務の遂行にあたり、仙台市から提供する情報については、以下の事項を厳守する
こと。
(1)受託者は、仙台市から提供のあった情報については、その秘密を保持しなければ
ならない。
(2)受託者は、仙台市から提供のあった情報を指示目的以外に使用し、また第三者へ
提供してはならない。
(3)受託者は、情報を記録した書類又は磁気ファイルの複写及び複製をしてはならな
い。
(4)受託者は、情報についての事故が発生した場合には、すみやかに仙台市に報告し
なければならない。
(5)全各号に掲げる事項に関する定めに違反した場合、仙台市は本契約解除等の措置
及び損害賠償請求することができる。
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Ⅱ 業務概要
1.業務目的
農業経営の法人化について、国は「日本再興戦略」(平成 25 年 6 月 14 日閣議決定)
において、2010 年時点で約 12,500 の法人経営体数を今後 10 年間に約 4 倍に増加させ
ることを目指すとしており、各都道府県において法人化の支援体制を整備していく方針
が示されている。
本市においても、将来にわたって地域の中心的な担い手となる経営体の育成・確保を
図るため、法人化の取り組みを積極的に支援していく必要がある。本市では、東部地域
を中心に、東日本大震災後に、基盤整備された農地を中心に集落営農組織等の法人化が
進んでいるが、法人化の検討はしているものの様々な課題から法人設立に至っていない
経営体も残っている状況である。また、法人設立後に、将来にわたっての効率的・安定
的な経営に課題を抱えている経営体もある。
本業務では、農林水産省の農業経営力向上支援事業実施要綱(以下、
「要綱」という。)
別記5「農業経営法人化等支援事業のうち法人経営に必要となる労務・財務等管理活動
等支援事業」に基づき、本市の現況を踏まえ、法人経営に必要となる研修について、企
画、実施する。
2.業務内容
本業務の受託者は、法人経営に必要となる効果的な研修の企画、実施、検証等の業務
を行う。
3.研修に係る実施内容について
(1)研修の概要
① 目的
法人化を目指す農業者等が、円滑に法人設立するために必要となる知識・情報及び
法人設立後の効率的かつ安定的な経営のために必要となる知識・情報の習得を図る。
② 対象
仙台市内の法人化等を目指す農業者及び設立後 5 年以内の法人
③ 実施期間
平成 28 年 12 月~平成 29 年 3 月
④ 研修内容
内容は、要綱別記5第3研修等の内容に沿ったものであること。また、関係機関が
実施する法人化支援に関する研修等を考慮して内容を検討すること。
(ア) 視察研修 1 回以上
・大型バス 1 台(定員 45 名程度)による日帰りで実施とすること。
・視察先は宮城県内外いずれも可。
・視察先例を下記に提示する。視察先例を一つ以上含め、視察先を 2 ヶ所以上
選定し内容の提案を行うこと。
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(視察先例)
・宮城県岩沼市:平成 29 年当初に、ほ場整備後の大規模農地を基盤として、
複数の集落営農組織が法人化を予定。本市東部地域の状況に類似。
・宮城県加美町(農事組合法人カミックス)
:平成 24 年 4 月法人化、農地管理
を含めた農村集落の維持を目的に、集落ぐるみの営農活動を実践、仙台市内
の小中学生等の農業体験も受け入れている。本市西部地域の課題に類似。平
成 28 年 10 月に仙台市農業委員会主催で実施した農業経営改善研修会で講演
を行っている。
・視察先は、法人化して間もない経営体、近々法人化を予定している経営体、地
域の特性を活かして効率的・安定的な経営を行っている経営体等を対象とし、
本市の経営体を取り巻く状況や抱える課題等にあった視察先を選定すること。
(イ) 講座研修 1 回以上
・開催場所は仙台市内とし、講座内容に適した会場を手配すること。できる限り
駐車料金がかからない会場が望ましい。
・内容は、2 部構成とし、前半は、地域の特性を活かして効率的・安定的な経営
を実践している経営体(講師)からの先進事例紹介、後半は、受講者が参加し、
講師も含めた意見交換会を行う。
⑤ 回数
3 回以上
※④ (ア)及び(イ)を各1回実施することに加えて、(ア)または(イ)につ
いて、回数を増やして実施、または(ア)及び(イ)以外の研修内容を提案し、
全体として 3 回以上実施すること。
※(ア)と(イ)を別の内容とすること、連続した内容として同一の経営体を視
察及び事例発表対象とすること、いずれも可とする。
(2)研修の運営
① 受講者の募集
・受託者は、チラシ及び申込書を作成し、募集を行うこと。
・チラシの仕様・作成数の目安については、A4 白黒両面、500 部程度を想定。
(広報方法)
・ホームページ掲載(市のホームページは委託者が実施)
・ 認定農業者(約 280 名)等へのダイレクトメール送付(受託者はダイレクトメー
ル発送準備(チラシの封入)を行い、委託者が発送する。)
・JA仙台営農センター等へのチラシ配置
② 研修の準備及び実施
・受託者は、研修実施に必要な人員を確保すること。
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・講師及び視察研修先の選定・依頼・謝礼支払等を行うこと。
・資料等は受託者が講師と調整を行い、委託者に確認の上、必要部数を印刷・準備
すること。
③ 受講料の徴収
・受講料は原則徴収しないこととするが、研修において講義資料以外に昼食代等実
費がある場合は徴収してもよい。
④ その他
・研修内容及び講師等の決定は、委託者に随時相談の上決定すること。
・受講生の情報は名簿にまとめ、適切に管理し、委託事業終了後は廃棄すること。
(3)研修の検証について
① アンケートの実施
・研修効果の検証や今後の研修のあり方を検討するために、研修終了後に受講生ア
ンケート等を実施し、分析を行うこと。
② 経営体へのヒアリングの実施
・経営体の現況や課題を把握し、今後の研修のあり方を検討するために、市内の経
営体へのヒアリングを実施すること。
・ヒアリングの対象とする経営体は、法人設立して間もない経営体及び今後法人化
を予定している経営体のうち 5 経営体程度とし、委託者と協議して対象を決定す
ること。
・平成 26 年度に本市東部地域の集落営農組織や営農集団 63 組織を対象に、
(うち
58 組織回答)平成 26 年 12 月現在の各組織の基本情報や経営状況、将来の展望
等を把握するため調査を実施している。この調査を基礎情報として追加及び状況
変化を確認する。ただし、回答対象外の経営体を対象にヒアリングを行う場合に
は、調査内容に含まれる基礎情報も確認すること。詳細については、委託者と協
議して内容を決定すること。
③ 実施状況の報告
・①及び②を踏まえ、研修の検証を行い、実施状況報告書を委託者に提出すること。
4.経費
(1)委託契約上限金額 1,000 千円(消費税及び地方消費税含む)
(2)経費内訳
直接経費
・講師謝礼
・講師旅費
・事務等経費(印刷製本費、通信運搬費、借上料、消耗品費等)
・直接人件費
・一般管理費
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5.成果品の提出
(1)受託者は、本業務に係る報告書1部(A4 版)及びその他業務に伴う関連資料一式
と電子ファイル(Microsoft Word 等)を委託者に提出するものとする。
(2)
(1)に記載するもののほか、本業務にあたり作成された資料等の著作権(著作
権法(昭和 45 年法律第 48 号)第 21 条から第 28 条までに規定する権利をいう。)は、
委託者に帰属するものとする。ただし、受託者が本業務を遂行中に身につけた知的
財産にかかわる権利は受託者にとどまるものとする。
6.履行期限
契約の日から平成 29 年 3 月 22 日(水)まで
7.その他
(1)本業務の遂行にあたっては、提案書における研修内容、事業実施手法その他の内
容について、別途打ち合わせの上、修正・調整等を加えて実施する場合もある。
(2)委託者と連絡を密にしながら業務を遂行するものとする。
(3)本業務に係る一切の書類は、事業終了年より起算して 5 年間保存すること。
(4)本仕様に定めのない事項については、両者協議の上、決定するものとする。
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