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すこやかだより
２０１３．１２
１２２号
冬の肌トラブル対策
乾燥肌（ドライスキン）とは
乾燥肌
スキンケアについて
健康な皮膚には角層のバリア機能があり、水
乾燥を防ぐには水分を与えるだけでなく、水
分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。しか
分が逃げないように、“ふた”の役割を果たす
し、様々な原因により皮膚をバリアする皮脂・
適度な脂分も必要です。また皮膚のうるおいを
天然保湿因子・角質細胞間脂質といった物質が
保つため、スキンケア剤も上手に利用しましょ
不足すると、バリアがはがれてすき間ができ肌
う。
の水分が奪われ、皮膚が乾燥した状態(ドライ
スキン)になります。
その原因として、空気の乾燥や、炊事・洗濯
に使う洗剤やお湯、年齢とともに進む皮脂分泌
の低下などが考えられています。
代表的な保湿剤として、ワセリン、尿素配合
剤、ヘパリン類似物質、セラミド配合剤などが
あります。使用感や保湿力が異なりますので、
症状や季節に応じて使い分けて下さい。
但し、激しいかゆみやかぶれ、かき壊しによ
肌が乾燥した状態が続くと手荒れ・肌荒れの
る化膿、ひどい湿疹、全身性の痒みなど特に強
症状が現れ、ひどくなると皮膚のかゆみ・ひび
い症状がある場合は医療機関を受診しましょ
割れ等が起こる場合もあります。
う。
これらの症状を防ぐには、肌の乾燥を防ぐた
めに正しいスキンケアが必要です。
特に、
①家事や仕事で洗剤や水に触れる機会の多い方
②年齢を重ねて皮脂分泌が弱くなっている方
は、皮膚が乾燥しやすいので、適切なスキンケ
アや日常生活での注意事項を守ることが大切で
す。
日常生活で気をつけること
[入浴方法]
・体 は ゴ シ ゴ シ 擦 ら ず、石 鹸・
シャンプーを泡立てて洗いましょ
う。あまりゴシゴシと洗うと、角
質を傷つけてしまいます。
・保湿効果のある入浴剤を入れるのもおすすめ
です。
・お風呂のお湯は、４０℃以下にしましょう。
熱過ぎるお湯は肌に必要な皮脂まで取り去って
しまいます。
・入浴後は早めに保湿を心がけまましょう。お
風呂上りは皮脂膜がとれ乾燥しやすい状態のた
め、そのままだと水分が失われていきます。
裏面に続きます
表面から続く
を毎日の食事にとり入れてバランスよく摂取す
[生活環境]
るようにしましょう。
・湿度の下がり過ぎに注意！加湿器を上手に使
・十分な睡眠をとることも大切です。
深 い 眠 り（ノン レム 睡 眠）の
いましょう。
・健康な皮膚ができるように食事は1日3食バラ
時に分泌される成長ホルモンが
ンスよくとりましょう。
細胞の修復や再生に関係するこ
免疫力を高めるビタミンC、新
陳代謝を促進するビタミンA、皮
膚や粘膜を保護するビタミンB2
やB6などのビタミン類も肌に密
接な関係があります。野菜や果物
お知らせ
すこやか薬局では平成２５年１０月より、毎
とがわかっています。
参考文献：
・佐藤製薬株式会社 webページ
・マルホ株式会社 webページ
・第一三共ヘルスケア webページ
１１月のテーマは「睡眠について」、講師は
加藤志保薬剤師でした。
月１回、医療懇談会を行っています。
内容は、
今後の予定:１月
①その月のテーマの講演
テーマ：お薬の飲み方について
②お薬なんでも相談・質問受け付け
講師：國﨑みゆき薬剤師
③血圧測定・体脂肪率測定
※お薬手帳・お薬服用薬品
等で、会場はすこやかビル１階です。
名カードなど、今服用され
過去の医療懇談会
ているお薬が分かるものを
１０月のテーマは「サプリメント」、講師は
中村秀人薬剤師でした。
お持ちください。
(詳細は別途掲示します。)