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合格体験記を掲載しました。

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合格体験記を掲載しました。
特別号
発行:早稲田大学大学院会計研究科
発行人:佐々木宏夫
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
℡ 03-3208-8540 FAX 03-5273-4371
E-mail [email protected]
URL http://www.waseda.jp/fcom/gsa/
2016/4/1
2016年3月修了生
蛭川 詩織
会計研究科での受験生活について
予備校では、効率的な勉強法として暗記型の勉強が中心になるかと思いますが、本研究科ではその知識
の背景にある考え方を学ぶことができ、ワークショップでは論点について議論し合ううちに知識がより
深いものになりました。実際社会に出ると暗記型の知識ではなく、高度な判断が求められます。この機会
に基準の背景やコアな考え方、各国の基準の違いを比較しながら勉強できたことは貴重でした。
また、会計研究科は同期間で励まし合い、切磋琢磨しながら勉強できる環境があり、様々な予備校の答練
の情報交換ができるのも本研究科ならではの強みであると思います。同期と切磋琢磨して勉強している
うちに自分自身成績が伸びていきました。試験合格後も監査法人の同期となる人たちも多いため、この機
会に同期の輪を広げていってもらいたいです。
会計研究科入学時の私
合格へのモチベーション
私は大学在学中に公認会計士の勉強を始めましたが、
大学時代は公認会計士を志している仲間が周りおらず、
入学時は本当に会計士試験に合格できるのかとても不
安に感じていたことを覚えています。一方で、会計士試
験に合格した後、自分は何を強みにできるのかを考えた
とき、会計+αの知識を持っていれば他者と差別化でき
るのではないかと思い会計研究科に入学しました。
会計士試験は自分との闘いであり、辛いことも多くあると思いますが、自分のな
りたい将来像を描いて、勉強に励むと良いと思います。たまにモチベーションが下
がった時には実際に監査法人で働いている先輩方から勉強の方法や仕事のお話を
聞いてみること、オフィスツアーなどに参加してみることもお薦めです。何より会
計研究科は先輩方との繋がりが深く、面倒見のよい先輩方が多くいるところは最
大の魅力の一つです。私自身、合格後も就職活動で本当に親身になって相談にのっ
ていただけました。
受験生へのメッセージ
公認会計士試験に合格してみて感じたことは、自分が思っていた以上に活躍するフィールドが広く、様々な道が広がっているということで
す。勉強中は挫けそうになることもあると思いますが、乗り越える価値のある試験だと思います。また、会計研究科はIT、英語、税務など幅
広いカリキュラムが揃っています。あっという間の2年間だと思いますが、この機会に貪欲に自分の武器となる知識を蓄えてください。そし
てぜひ、在学中の合格を目指して頑張ってください!応援しています!
2016年3月修了生
試験勉強について
杉本 和浩
試験勉強全般において、理解して暗記する。アウトプットを
する、ということを意識していました。理解は特に論文式試験
において重要です。理解なしに文章のみを暗記していると、重
要な文を書き忘れ、論理飛躍してしまうことがよくありまし
た。そのため、まずは書いてある内容を理解する。キーワード
に分解する。暗記する。という3ステップを意識するように心掛
けました。これにより、論理飛躍をしなくなり、また、理解し
ているので忘れることも少なくなりました。そして、その理解
や暗記が本当にできているかを試す目的で、アウトプットを意
識的に行うようにしました。例えば、自分の頭の中で、自身に
説明できるか考える、実際に友人に説明をするといったことで
す。これにより、知識の定着度がわかるとともに、論理立てて
説明する力が付きました。
会計研入学時の自分
会計研の良さ
入学当時の自分は短答式試
験にも合格していませんでし
た。そんな状態ですが、私は
将来会計士として社会で活躍
したいと考えていたため、会
計監査の深い理解や、より実
践的な内容を学びたい、将来
の会計士の仲間を作りたいと
考え、会計研究科へ入学しま
した。しかし、まずは基礎の
理解を固めるべきだと考え、
はじめは監査や財務諸表、原
価計算などの基礎科目を中心
に受講しました。
会計研究科には、基礎的な講義から実務的な講義、専門性の
高い講義など様々な講義が揃っています。そのため、基礎を固
めることも、応用的なことを学ぶことも、自分の目標に合わせ
て選べます。その中でも私が会計研の良さとして挙げたいのは
ワークショップです。試験勉強は知識をインプットすることが
メインとなってしまいます。しかし、ワークショップは知識を
使って議論を行うため、アウトプットがメインとなります。議
論や発表の後、先生方からフィードバックをいただくことによ
り、自らの理解の程度や、相手に伝わる説明の方法等がわか
り、論文式試験にもとても役に立ちました。また、得た知識を
基に考えるという行為は、公認会計士の仕事そのものと言える
ため、実務にも落とし込むことができます。このような、試験
にも実務にも役立つ講義が多いという点が会計研の良さである
と思います。
受験生に向けての
メッセージ
会計士試験は範囲が膨大であるた
め、その量に圧倒されて挫けそうに
なることも多々あると思います。私
も短答式試験に落ちたとき、論文式
試験の答練で悲惨な点数を取ったと
き、先の見えない感覚で挫けそうに
なりました。しかし、最後まで努力
を続けていれば受かる試験だと自分
に言い聞かせ、合格することができ
ました。これから受験する方は、辛
くても最後まで諦めず努力してみて
ください。最後まで努力したという
事実は自信にも繋がります。不安を
バネに努力し、合格を勝ち取ってく
ださい。
また、試験合格が現状一番の目標で
あると思いますが、会計研では是非
とも積極的に実務的な講義を受講し
てみて下さい。最終的な目標である
はずの、「公認会計士として社会で
活躍する」ということに役に立つは
ずです。
会計研入学時の自分
2016年3月修了生
服部
謙士郎
私は入学時点で短答式試験に合格していました。そのため、大学院に時間とお金をかけて通う
必要はないと考えることもありました。しかし、予備校で優秀な友人を見ているうちに、公認会
計士試験に受かってもそれはスタートでしかなく、そのような優秀な友人たちと競わなければな
らないと考えるようになりました。このよう考える中、説明会で秋葉先生の「50年後の未来へ向
けた投資」という言葉を伺い、より実践的に会計、監査等を学び、人にはない自分だけのプラス
1を身につけたいと思い大学院進学を決めました。
試験勉強について
大学院はとの両立は楽なものではなく、朝に予備校へ行き答練を受け、大学院に移動し講義を
受けたあと、また予備校戻り答練を受けるという生活が続きました。そのため、なかなか復習が
追い付かず、寝不足で辛い時もありました。
しかし、会計研究科には同じ目標を持った仲間たちが多くおり、互いに励まし合いながら頑張
ることができました。時には、試験勉強と全く関係ない話などをしたり、みんなで遊びに行った
りして気分転換をすることにより、メリハリをつけて勉強をすることができました。今までの苦
労が報われた合格発表の日は人生で忘れない一日です。
会計研の良さ
会計研究科の良さは、人とのつながりです。会計研究科には同じ目標を持った仲間や実際に監査法人で働いているOBの方が多くい
ます。そのため、受験勉強で悩んだ時や就職活動の時にとても心強い味方になりました。
また、なかなか話すことができない方とも触れ合う機会があることです。会計研究科には、第一線で活躍しておられる、著名な先
生方が多数在籍しており、その先生方から直に講義を受けられるのはとても学びの多いものとなりました。特に、監査実務ワーク
ショップでお世話になった、大森先生は、同じ法人になった今でも悩んだことがあったら気軽に相談できる頼りになる存在です。
受験生に向けてのメッセージ
公認会計士試験に合格するだけなら、試験予備校に通うだけの方が効率的かもしれません。しかし、会計研究科では、予備校では
得られない知識と経験が得られます。試験勉強をしているうちは、合格することがゴールと考えてしまいがちですが、いま一度自分
がなぜ公認会計士となりたいのか考えてみてはいかがでしょうか。会計研究科は、そのなぜにきっと応えてくれる場所です。修了
時、会計研究科に入学して良かったと必ず思えるので、少しでも興味のある方は是非受験を検討してみてください。どこかで会計研
究科OBとして皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
会計専門コース 2年生
清島
梨奈
大学院と予備校の両立について
私は1年生の春学期については、大学院の授業数を抑え、夏の論文式試験に向けて予備校や自己学
習中心の生活を送りました。しかし、一日中自習をしていると間延びして非効率的になってしまうタ
イプだったので、試験に関連するような基礎的な授業をいくつか取り、メリハリをつけるために授業
を受けていました。会計研究科には試験委員の経験がある教授が数多くいらっしゃり、その方々が直
接講義をしてくださいます。そのため、予備校等では触れられなかった新しい視点や考え方、より深
い思考力を身に付けることができ、結果として会計士試験に求められる論理的な記述の手助けに
なったと感じています。
会計研究科での受験勉強について
2年生時の過ごし方
会計研究科には、毎年公認会計士試験を目指す人が多く入学す
るため、同じ目標に向かって努力する仲間が多くできます。これ
は受験勉強中、また合格後の私にとって大きな財産になったと感
じています。分からないところは友人や先輩に質問したり、お互
いの勉強方法等を話しあったりと、切磋琢磨し合える存在ができ
たことで、長い受験期間のモチベーションを維持することができ
たと思います。
また、会計研究科では個人のロッカーが付与され、専用の自習
スペースやラウンジ、パソコンルームも完備されているので、受
験勉強に最適な環境だったと思います。
会計研究科では、「会計+1」という考え方のもと、会計分野だ
けでなく英語、税務、ITなどの様々な授業があり、多様な分野を
学ぶことができます。また寄附講座が多く設けられていることも
特徴で、名だたる企業の第一線で活躍している方々から、直接講
義を受けることができます。このような環境は、会計士としての
キャリアを積んでいき、他の会計士との差別化を図る上で大変貴
重な機会だと思っています。受験勉強で忙しかった1年生時には、
会計の基礎的な授業を取ることが多かったため、2年では英語や
IT・コンサルティングにフォーカスした科目を履修し、多彩な
フィールドで活躍できる会計士になりたいと考えています。
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