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(平成28年度版) カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針

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(平成28年度版) カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針
(平成28年度版)
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
○ 大学院
▽修士課程
開設する研究科・専攻が掲げる目的に応じた人材を養成するため、特論や演習科目に
よって広い視野に立つための学識を、特別研究や特別実験などを通じて高度の専門性を
要する職業等に必要な能力を養うこととしており、より細分化した分野やコースを設定
して、専門性を高めることができる教育課程を編成しています。
授業科目に関しては、各専攻とも特別演習や課題研究、特別研究など修士論文作成に
関係した科目については必修科目としているものの、それ以外の科目については、学生
の専門に応じ自主性を尊重する目的から選択性を重視し、選択必修科目、選択科目とし
て開講しています。
なお専攻によっては、教員免許状(一種)を有する者が、必要な科目を履修し、単位
を修得すれば、当該教科にかかわる専修の教員免許が取得できます。
また標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度(建築学専攻を除
く)や、専攻によっては昼夜、或いは専ら夜間の開講形態を採るなど、修学上の多様な
ニーズにも配慮しています。
▽博士後期課程、博士課程(4年)
開設する研究科・専攻が掲げる目的に応じた人材を養成するため、担当指導教授によ
る密度の高い研究指導を行って、博士論文の作成を導きます。
なお専攻によっては、修士課程で履修した授業科目や修得した単位に加え、より高度
な研究能力の伸張を図るために必要な研究・演習科目を設けた教育課程を編成し、単位
修得を義務づけています。
また標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度(建築学専攻を除
く)や、専攻によっては昼夜開講形態を採るなど、修学上の多様なニーズにも配慮して
います。
1
◇ 文学研究科
● 日本語日本文学専攻
▽修士課程
日本語学研究、日本文学研究、国語科教育研究、日本語教育研究の4つの分野からな
る教育課程を編成し、自己のキャリアプランに則した科目群を選択履修することができ
る。ただし、主たる専門分野のみに偏ることがないよう、他の分野の演習・講義科目に
ついても履修することになる。
また国語の教員免許状(一種)を有する者が、必要な科目を履修し、単位を履修すれ
ば、当該教科に関わる専修の教員免許が取得できる。
指導教授は、入学時に面接の上、決定する。指導教授は、特別演習Ⅰ・Ⅱ(必修科目)
を担当し、研究課題の決定、研究計画の作成への指導助言を行い、修士論文の作成を指
導する。
また標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度や、必要に応じて
昼夜開講形態を探るなど、修学上の多様なニーズにも配慮している。
▽博士後期課程
日本語学研究および日本文学研究の教育課程を編成しており、研究者として自立する
実力を身に付けることができる。
指導教授による特殊演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(必修科目)を通じて、研究課題の決定、研究計
画の作成への指導助言を行い、博士論文の作成を指導する。
また標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度や、必要に応じて
昼夜開講形態を採るなど、修学上の多様なニーズにも配慮している。
● 英語英米文学専攻
〈修士課程〉
1. 英文学研究、米文学研究、英語学研究(英語教育学を含む)の3分野からなる教
育課程を編成し、自己のキャリアアップに即した科目群を幅広く選択履修すること
ができる。
2. 研究指導については、指導教授によって、特別演習Ⅰ・Ⅱ(必修科目)を通して
行われ、修士論文作成のための指導を受ける。
3. 英語教員免許に関する必要な科目を履修し、単位を修得すれば、当該教科にかか
わる専修の教員免許が取得できる。
4. 標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度や昼夜開講制度が
あり、修学上の多様なニーズに配慮している。
〈博士後期課程〉
1. 英文学研究、米文学研究、英語学研究(英語教育学を含む)の3分野からなる教
2
育課程を編成し、研究者として自律的に研究を行う力をつけることができる。
2. 研究指導については、指導教授によって、特別演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(必修科目)を通
して行われ、博士論文作成のための指導を受ける。
3. 標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度や昼夜開講制度が
あり、修学上の多様なニーズに配慮している。
● 教育学専攻
〈修士課程〉
本専攻が掲げる教育目的とディプロマ・ポリシーのもと、「教育哲学・思想史分野」
「教育方法・教育経営分野」及び「幼児教育・保育分野」の3分野にわたって広く学べ
るように、必修科目、選択必修科目及び選択科目からなる教育課程を編成している。
必修科目では教育学・保育学を研究するための基礎的知識を得ること、選択必修科目
では教育学・保育学の研究に必要な知識や技法などに習熟すること、選択科目では講義
と演習を組み合わせて教育のさまざまな問題領域に関する洞察、理解、探究を深め、学
生一人ひとりが自らのキャリアプランに則して専門知識や能力を身につけることをめ
ざす。そして、それらの学習成果を総合し応用するために修士論文を執筆する。
● 臨床心理学専攻
〈修士課程〉
臨床心理学専攻では、その教育理念・ディプロマポリシーに基づき心の専門家(臨床
心理士・認定カウンセラー)を養成するため、以下の方針に基づいてカリキュラム(教
育課程)を編成する。
1. 自らの専門領域や分野の専門的な知識や方法論だけでなく、関連領域について幅
広く体系的に学び、心理臨床家としての実践能力と研究能力を涵養する科目を設置
する。
2. 論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション能力、課題探求力、表現能力な
どの諸能力を習得するために、実践的な講義や演習・実習を実施する。
3. 習得した知識やスキルを活用し、心の専門家としての実践能力だけでなく、研究
者としての能力を育成するために、修士論文を必修として、臨床心理学的意義があ
る論文を作成する。
臨床心理学専攻では、所定の授業科目を修得することで、臨床心理士受験資格および
認定カウンセラー受験資格の取得が可能となる教育課程を編成する。
◇ 臨床教育学研究科
● 臨床教育学専攻
3
〔修士課程〕
主として社会人を対象とした専攻・課程であることから、専ら夜間に開講している。
「教育学」「心理学」「福祉学」の3関連分野からなる教育課程が編成されており、教
員の専門に応じた特論、演習、実地研究および課題研究をセットで履修することになる。
「臨床教育学総合演習」では、受講生の現場での問題に対して、3分野の教員がそれぞ
れの視点からスーパーバイズする、複合的な学習を試みている。
また必修科目の「実地研究」では、指導教授ごとに任意の臨床現場を見聞し、学生自
らの経験と対照させ、議論することで、現場への理解をより深めることを目指す。なお
主たる専門分野のみに偏ることがないよう、他の分野の演習・講義科目についても履修
することを求めている。幼稚園、小学校、中学校、高等学校、養護の教員免許状(一種)
を有する者が、必要な科目を履修し単位を取得すれば、当該教科にかかわる専修免許状
を取得できる。
1年生の前期に希望分野調査、論文テーマ、研究計画案などの提出に基づき、指導教
授を決定する。指導教授は、課題研究(必修科目)を担当し、研究課題の決定、研究計
画の作成への指導助言を行い、修士学位請求論文の作成を指導する。以上のとおり、本
研究科・専攻の目的に即して教育学、心理学、福祉学の領域に関する基礎的学習と実践
的学習を徹底している。
修士学位請求論文においては、各自の問題意識を尊重し、適切な指導を行う。このた
め、論文提出年度には全体特研、中間発表会において、全教員による指導を行っている。
また社会人を主たる対象としているため、夜間での開講に加え、標準修業年限を超えて
履修することができる長期履修学生制度により、修学上の多様なニーズにも配慮してい
る。
〔博士後期課程〕
「臨床教育学」「教育学」「臨床心理学」の3分野からなる教育課程を編成している。
「臨床教育学」は夜間に、「教育学」「臨床心理学」は昼間に開講する形態をとってい
る。「臨床教育学」で開講される授業科目は、当該専攻の修士課程と密接なつながりを
もっている。いずれの分野においても、授業では、指導教授による専門性の高い学修が
促されるようにしている。
研究指導は、指導教授による特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(必修科目)により、研究課題の決
定、研究計画の作成などの指導助言を行い、博士学位請求論文の作成を指導する。また
分野によって昼間や夜間に開講することに加え、標準修業年限を超えて履修することが
できる長期履修学生制度により、修学上の多様なニーズにも配慮している。
4
◇ 健康・スポーツ科学研究科
● 健康・スポーツ科学専攻
〈修士課程〉
本研究科における教育課程は「共通科目」、「健康・体力科学分野科目」、「スポー
ツトレーニング科学分野科目」、「リハビリテーション科学分野科目」及び「論文作成
研究科目」の5つの科目区分としている。「共通科目」、「健康・体力科学分野科目」、
「スポーツトレーニング科学分野科目」、「リハビリテーション科学分野科目」で開講
する特論、演習、実習を通して専門知識と技術の修得を図り、修士論文の作成に向けた
研究計画立案、予備実験、本実験などの研究活動の機会を「論文作成研究科目」によっ
て行うことができる学年積み上げ方式の教育課程を編成している。
「共通科目」は本研究科の基盤科目に相当する。そのため、柱となる「健康科学総論」
では予防医学としての一次予防から三次予防について医学及びリハビリテーション科
学の各領域による最新の理論と実践について学び、「スポーツ科学総論」ではスポーツ
におけるパフォーマンスの向上について、バイオメカニクス的、生理的、心理的及びコ
ーチングの面からそれらの科学的なアプローチの方法について教授し、指導現場におけ
る問題意識と課題を解決するために必要な取り組みについて学ぶことにする。本研究科
では以上のような学問を基盤とし、それぞれの専門領域である各分野の科目へと展開し、
学習効果をあげることがねらいである。
「健康・体力科学分野科目」は医学、運動生理学、レジャー・レクリエーション及び
行動科学の専門知識を高め、高い指導力を有した健康をサポートできる運動指導者のス
ペシャリストを養成するための科目区分である。
「スポーツトレーニング科学分野科目」はスポーツ動作、技術及び体力について科学
的手法を用いて分析・評価を行い、競技種目特性に応じた適切なトレーニングプログラ
ムやコンディショニングプログラムを立案・指導できるスペシャリストを養成する。ま
た、学校体育の指導方法、学習のあり方、さらにスポーツ教育についての基礎的な知識・
概念の理解を深めていくための科目区分である。
「リハビリテーション科学分野科目」は医学、理学療法学、健康科学などの専門知識
を高め、問題解決能力と研究能力を有した健康をサポートできる有資格理学療法士のス
ペシャリストを養成するための科目区分である。
「論文作成研究科目」では修士論文の作成準備をねらいとし、課題研究関連の情報収
集や予備実験などで構成される「課題研究Ⅰ」と修士論文の完成に向けた本実験と実験
データに基づいたディスカッションやプレゼンテーション、さらに論文の作成などで構
成される「課題研究Ⅱ」が設けられている。
5
◇ 生活環境学研究科
● 食物栄養学専攻
〈修士課程〉
食物栄養学専攻修士課程では、高度な専門知識と技能を身につけるため、「食物栄養
科学コース」「健康栄養科学コース」及び「実践管理栄養コース」の3つのコースに分
かれる教育課程を編成している。
〔食物栄養科学コース〕食からの健康増進を目的に、機能食品の開発、老化のメカニズ
ムと栄養の関係、生活習慣病の予防と栄養など、食品と栄養について基礎・応用研究を
進め、教員、研究開発者、栄養情報担当者などとして活躍できる人材を育成する。また
中高(家庭)や栄養教諭の教員免許状(一種)を有する者が、必要な科目を履修し、単
位を修得すれば、当該教科にかかわる専修の教員免許が取得できる。
〔健康栄養科学コース〕公衆衛生学や予防医学の理念及び疫学の方法論を重視し、主に
栄養分野の調査・事業の企画・評価・教育(食育)などに関する専門知識と技術を学び、
官公庁・教育機関・民間機関などにおいて、集団レベルの栄養指導法、健康管理システ
ムの構築などの身体活動面の改善に貢献できる実務と研究の両面に精通した人材を育
成する。また中高(家庭)や栄養教諭の教員免許状(一種)を有する者が、必要な科目
を履修し、単位を修得すれば、当該教科にかかわる専修の教員免許が取得できる。
〔実践管理栄養コース〕管理栄養士の免許を有する者を対象に、研修病院等との連携の
もとで、1年間の臨地実習を通して、NST(栄養サポートチーム)や栄養指導に関する
能力を育成し、保健医療分野におけるシステムの構築や新しい栄養指導法の開発、妥当
性の検証など、資質の高い実践的な専門家、研究者を育成する。
研究指導は、指導教授による臨床研究や基礎実験・思考実験などを通して、研究課題
の決定、研究計画の作成への指導助言を行い、修士論文の作成を指導する。
また標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度により、修学上の
多様なニーズにも配慮している。
〔博士後期課程〕
食物栄養学専攻博士後期課程では、修士課程で得られた豊かな学識、高度な専門的研
究能力を基礎として、食と健康に関して、指導教授による研究課題の決定、研究計画の
作成への指導助言を行い、博士論文の作成を指導する。また、標準修業年限を超えて履
修することができる長期履修学生制度や昼夜開講形態を採るなど、修学上の多様なニー
ズにも配慮している。
● 生活環境学専攻
〈修士課程〉
高度な専門知識と技能を身につけるため、「生活文化情報学領域」と「生活環境学領
6
域」の2つの領域に分かれ、「生活文化情報学領域」には生活文化学、生活美学、生活
行動学及び生活情報学分野の4分野を、「生活環境学領域」には生活環境学、生活材料
学及び環境デザインの3分野を設けた教育課程を編成している。なお中高(家庭)の教
員免許状(一種)を有する者が、必要な科目を履修し、単位を修得すれば、当該教科に
かかわる専修の教員免許が取得できる。また必要な科目の履修により、修士課程を一級
建築士受験資格における実務経験年数に算入できる。
「生活文化情報学領域」
①生活文化学分野
文化資源や伝統産業の調査研究を通して、生活環境の文化論的背景を解明するなど、
生活文化論の研究とともに、生活美学(生活環境の美的価値観)も研究することができ
る。
②生活美学分野
身近な日常生活における趣味・嗜好を重視した、より現代的な生活美学を研究する。
③生活行動学分野
現代生活の重要な部分を占めている「購買行動と余暇行動」に視点をあて、生活環境
の中で人間行動の実態及び動向の分析研究を行う。
④生活情報学分野
生活情報の構造や機能を分析し、処理のためのアルゴリズムの解析研究、システムの
設計を中心とした生活情報の処理を系統的に研究する。
「生活環境学領域」
⑤生活環境学分野
身近な環境としての衣環境、基本的な生活行動の場としての住環境を中心に、環境と
人間との関係や人間の対応などについて研究する。
⑥生活材料学分野
生活環境を構成する材料全般について、天然材料から合成品まで、その特性、機能発
現のメカニズム、加工、環境による状態変化などを複合的に研究する。
⑦環境デザイン分野
住宅から都市空間までの建築デザイン、造園や自然景観の設計、自然と建築群とを融
合した都市デザイン、これらの空間の安全性を追及する構造デザイン、光・熱・音など
を活用した環境デザインを中心に研究します。一級建築士受験に必要な実務経験を積む
ことができる。
研究指導は、指導教授による特別研究により、研究課題の決定、研究計画の作成への
指導助言を行い、修士論文の作成を指導する。また標準修業年限を超えて履修すること
ができる長期履修生制度により、修学上の多様なニーズにも配慮している。
〔博士後期課程〕
極めて高度な専門知識と技能を身につけるため、「生活文化情報学領域」と「生活環
7
境学領域」の2つの領域に分かれ、
「生活文化情報学領域」には生活文化学、生活美学、
生活行動学及び生活情報学分野の4分野を、「生活環境学領域」には生活環境学、生活
材料学及び環境デザインの3分野を設けている。指導教授は、研究課題の決定、研究計
画の作成への指導助言を行い、博士論文の作成を指導する。
「生活文化情報学領域」
①生活文化学分野
文化資源や伝統産業の調査研究を通して、生活環境の文化論的背景を解明するなど、
生活文化論の研究とともに、生活美学(生活環境の美的価値観)も研究することができ
る。
②生活美学分野
身近な日常生活における趣味・嗜好を重視した、より現代的な生活美学を研究する。
③生活行動学分野
現代生活の重要な部分を占めている「購買行動と余暇行動」に視点をあて、生活環境
の中で人間行動の実態及び動向の分析研究を行う。
④生活情報学分野
生活情報の構造や機能を分析し、処理のためのアルゴリズムの解析研究、システムの
設計を中心とした生活情報の処理を系統的に研究する。
「生活環境学領域」
⑤生活環境学分野
身近な環境としての衣環境、基本的な生活行動の場としての住環境を中心に、環境と
人間との関係や人間の対応などについて研究する。
⑥生活材料学分野
生活環境を構成する材料全般について、天然材料から合成品まで、その特性、機能発
現のメカニズム、加工、環境による状態変化などを複合的に研究する。
⑦環境デザイン分野
住宅から都市空間までの建築デザイン、造園や自然景観の設計、自然と建築群とを融
合した都市デザイン、これらの空間の安全性を追及する構造デザイン、光・熱・音など
を活用した環境デザインを中心に研究する。
● 建築学専攻
〈修士課程〉
建築学専攻修士課程は、5年以上の建築教育期間を要求する UNESCO-UIA 建築教育憲
章に対応するため、建築学科と連続し、スタジオ教育を中心とした6年一貫の教育課程
を編成している。このうち修士課程においては、上記のディプロマ・ポリシー(学習・
教育到達目標)を修了時に達成できるように、インターンシップ科目、演習科目、理論
科目、フィールドワーク科目、語学科目からなり、62 単位を修了要件とする教育課程
8
を編成している。これにより、一級建築士受験資格に必要な実務経験2年と、UNESCO-UIA
建築教育憲章に対応してJABEE(日本技術者教育認定機構)が定める建築系学士修士課
程の認定基準を、修了時に満たす教育課程となっている。
インターンシップ科目は、一級建築士受験資格における実務経験要件を修士課程修了
時に満たす上で必要不可欠な科目である。本専攻内に設置した一級建築士事務所「建
築・都市デザインスタジオ」における実務実習や、国内外の建築設計事務所や建設現場
での設計・監理の実務、歴史的建造物の保存修復などに参加できる。
演習科目は、UNESCO-UIA 建築教育憲章が定める一対一の対話型演習に相当し、スタ
ジオ教育の中核をなす。学部より高度かつ実践的な建築設計課題に取り組むほか、常に
構造、設備、施工といった技術的側面からの検討も行う。これらは、実務経験の一部を
構成するインターンシップ関連科目(演習)として認められている。
理論科目は、インターンシップや実務において必要不可欠な専門知識や実践的能力を
身につけるインターンシップ関連科目(講義)と、建築設計にかかわるより高度な専門
知識や研究の最先端に触れることができる講義科目によって構成される。これらの科目
は、原則として午前中に開講する。
フィールドワーク科目は、他の科目で学習した知識や技術をより具体的に理解し、同
時に自ら新しい問題を発見するための学外実習科目であり、インターンシップ関連科目
(実習)として認められている。原則として土曜日に開講する。
語学科目は、トルコにおける実務実習に参加するための準備科目として、トルコ語を
開講する。
〔博士後期課程〕
建築学専攻博士後期課程は、建築学におけるより高度で幅広い学識を有し、社会にお
いて指導的な役割を担うことができる建築家、研究者、教育者となるために必要な研究
能力を養成することを目的とした研究指導を行う。また昼夜開講形態を採り、修学上の
多様なニーズにも配慮している。
◇ 薬学研究科
● 薬学専攻
〔博士課程(4年)〕
1. 主に臨床的課題を対象とする薬学研究を通して、高度な専門性や優れた研究能力
を養い、将来、先端医療、個別化医療、チーム医療等において、高い研究能力を発
揮する薬剤師(ファーマシスト・サイエンティスト)として、医療現場等で指導的
役割を果たす自立した教育研究者を育成するために、「講義」、「演習」および「論
文作成研究」により編成される教育課程から教育を行っている。
2.「 講義」は、薬剤師の専門的な職能の向上に繋がる、「薬物治療学特論群」およ
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び「実践医療薬学特論群」から選択し、高度な臨床的知識を定着させつつ、臨床の
課題解決能力・研究能力を醸成できる6年制博士課程に相応しい講義内容になって
いる。
3.「 演習」は、低学年時に基盤となる研究手技やデータ解析力を向上させる科目を
履修し、高学年時に問題解決能力、ディスカッション能力を醸成できるように、
「論
文作成研究」の進展に合わせて、それらの内容と開講時期を工夫している。
4. 特に授業科目の中で主体となる、「論文作成研究」の指導体制は、主指導教員は
領域の本学部の専門教員が担当し、副指導教員は学内外の専門研究者が担当するこ
とで、論文の質の向上と実験データのエビデンスの客観的評価が可能な体制をとり、
指導教員は随時、適切な指導を行っている。
5. 本専攻博士課程のカリキュラムポリシーについては、入学時に、履修モデルと合
わせ学生に具体的に説明している。
● 薬科学専攻
〈修士課程〉
1. 特論、演習、実習科目によって広い視野に立つための学識を、論文作成実験や課
題研究を通じて高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うこととしており、
より細分化した「基礎薬科学分野」、「応用薬科学分野」および「臨床薬科学分野」
の3分野を設定している。
2. 理科の教員免許状(一種)を有する者が、必要な科目を履修し、単位を取得すれ
ば、当該教科にかかわる専修の教員免許が取得できる。
3. 研究指導は、一般学生に対しては指導教授により、薬科学論文作成実験と薬科学
特別演習を通して、研究課題の決定、研究計画の作成への指導助言を行い、修士論
文の作成を指導します。社会人学生に対しては、実践薬科学課題研究や実践薬科学
演習を通して、研究課題の決定、研究計画の作成への指導助言を行い、課題研究報
告書の作成を指導する。
4. 昼夜開講制(基礎薬科学分野は昼間に、応用薬科学分野は昼夜に、臨床薬科学分
野は夜間に開講)に加え、標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学
生制度により、修学上の多様なニーズにも配慮している。
〔博士後期課程〕
1.「創薬系薬科学」、「生命系薬科学」および「臨床系薬科学」からなる教育課程を
編成しており、医薬品の創製及び開発等への応用において、医薬品とその使用に関
する高度の専門性を有する職業人、又は研究者としての実力を身につける。
2. 研究指導は、論文作成研究及び演習により、専門領域の枠を超えた柔軟な研究能
力を育成するため複数分野の指導教授からなる研究教育指導体制を採り入れてお
り、研究の実践においては複数の専門分野の研究室ローテーション、あるいは外部
10
研究機関との連携を推進しつつ、博士論文の作成を指導する。
3. 標準修業年限を超えて履修することができる長期履修学生制度や昼夜開講形態を
採るなど、修学上の多様なニーズにも配慮している。
◇ 看護学研究科
● 看護学専攻
〈修士課程〉
看護学研究コース
学生自身の問題意識や課題に関して、看護に関してより広い視点から課題を検討する
ことができる「共通教育科目」と、より専門的な観点で課題を深めることができる「専
門教育科目」で開講する特論、演習を通して専門知識と技術の修得を図り、学生個々の
問題意識に基づいた研究疑問を明らかにし疑問に応じた研究方法を検討し、研究計画立
案にはじまる研究活動を修士論文にまとめ上げる「特別研究」へと進む学年積み上げ方
式の教育課程を編成している。特に本研究科の教育目的・目標を達成するうえで、次の
能力の育成を丁寧に行えるようカリキュラムを編成した。① 論理的思考力② 研究能力
③ 問題・課題の発見・言語化能力④ 広い視野での考えに基づく発想力
1.「特別研究」は、研究の中核となる科目であり、専門教育科目を通して明らかとな
った研究疑問に基づき、指導教員の研究指導を受けて、研究計画の立案からデータ
の収集、解析等を経て、学位論文としてまとめる内容となる。
2.「共通教育科目」は、看護における「専門基礎科目」と、看護学と近接し関連する
科目を開講する他の研究科・専攻(臨床心理学専攻、臨床教育学専攻、健康・スポ
ーツ科学専攻、食物栄養学専攻、薬科学専攻)での開講科目を履修可能な「関連科
目」として編成している。
3.「専門教育科目」は、現代社会において、主に生涯発達の視点での対象及び家族を
理解し様々な発達段階にある対象への看護上の課題に取り組む「生涯発達看護学領
域」と、主に制度・施策と看護との関係について理解し様々な健康状態にある対象
への看護上の課題に取り組む「広域実践看護学領域」に分けて科目を配置している。
看護の実践の場で生じた個人的な疑問を追求するにあたって、専門教育科目の「看
護学総論」では、幅広く対象や看護をとらえる上での基盤となる考え方を学び、
「看
護学特論」では自身の専門と関連の深い分野の理論と実践に関する知識や理解を深
める。また共通教育科目では、看護学の基礎教育科目のみならず関連科目も含む豊
富な科目の中から、疑問を追求するのに関連する幅広い知識を身につけることがで
きる。また看護実践や自身の日常生活の中での経験知も踏まえ、個人の体験と疑問
に関連した幅広い知識を修得しつつ、「看護学演習」においてそれらの知識を統合
11
し、個人の疑問を研究疑問へと洗練していけるような教育内容となる。
「共通教育科目」「専門教育科目」の学びと自らの経験を基に、「特別研究」では、
明確化された研究疑問を実際に追究し、結果をまとめ発表することによって、個人の経
を知は理論知へと進化し、看護におけるエビデンスや理論を活用・検証できる基礎的な
能力の取得できると考える。その能力は、今後、エビデンスや理論を創造・開発するに
あたっての基盤となる能力となる。
看護学研究保健師コース
学生自身の問題意識や課題に関して、看護に関してより広い視点から課題を検討する
ことができる「共通教育科目」と、より専門的な観点で課題を深めることができる「専
門教育科目」で開講する特論、演習を通して専門知識と技術の修得を図り、学生個々の
問題意識に基づいた研究疑問を明らかにし疑問に応じた研究方法を検討し、研究計画立
案にはじまる研究活動を修士論文にまとめ上げる「特別研究」へと進む学年積み上げ方
式の教育課程を編成している。特に本研究科の教育目的・目標を達成するうえで、次の
能力の育成を丁寧に行えるようカリキュラムを編成した。① 論理的思考力② 研究能力
③ 問題・課題の発見・言語化能力④ 広い視野での考えに基づく発想力
修士の学位取得と指定規則に定める保健師国家試験受験資格を得るために、「特別研
究」「共通教育科目」及び「専門教育科目」に「公衆衛生看護学科目」を加えた教育課
程を編成している。
1.「特別研究」は、研究の中核となる科目であり、専門教育科目を通して明らかとな
った研究疑問に基づき、指導教員の研究指導を受けて、研究計画の立案からデータ
の収集、解析等を経て、学位論文としてまとめる内容となる。
2.「共通教育科目」は、看護における「専門基礎科目」と、看護学と近接し関連する
科目を開講する他の研究科・専攻(臨床心理学専攻、臨床教育学専攻、健康・スポ
ーツ科学専攻、食物栄養学専攻、薬科学専攻)での開講科目を履修可能な「関連科
目」として編成している。また、指定規則に定める「公衆衛生看護学」「疫学」「保
健医療福祉行政論」に関する科目も含まれている。
3.「専門教育科目」は、現代社会において、主に生涯発達の視点での対象及び家族を
理解し様々な発達段階にある対象への看護上の課題に取り組む「生涯発達看護学領
域」と、主に制度・施策と看護との関係について理解し様々な健康状態にある対象
への看護上の課題に取り組む「広域実践看護学領域」に分けて科目を配置している。
看護の実践の場で生じた個人的な疑問を追求するにあたって、専門教育科目の「看
護学総論」では、幅広く対象や看護をとらえる上での基盤となる考え方を学び、
「看
護学特論」では自身の専門と関連の深い分野の理論と実践に関する知識や理解を深
12
める。また共通教育科目では、看護学の基礎教育科目のみならず関連科目も含む豊
富な科目の中から、疑問を追求するのに関連する幅広い知識を身につけることがで
きる。また看護実践や自身の日常生活の中での経験知も踏まえ、個人の体験と疑問
に関連した幅広い知識を修得しつつ、「看護学演習」においてそれらの知識を統合
し、個人の疑問を研究疑問へと洗練していけるような教育内容となる。
4. 指定規則に定める「公衆衛生看護学」「保健統計学」及び「公衆衛生看護学実習」
の教育内容に関する科目を配置している。指定規則に定める保健師の国家試験受験
資格を得るための総単位数は28単位であるが、本研究科では実践力を高めるため実
習単位を2単位増強した30単位としている。
「共通教育科目」「専門教育科目」の学びと自らの経験を基に、「特別研究」では、
明確化された研究疑問を実際に追究し、結果をまとめ発表することによって、個人の経
験知は理論知へと進化し、看護におけるエビデンスや理論を活用・検証できる基礎的な
能力を取得できると考える。その能力は、今後、エビデンスや理論を創造・開発するに
あたっての基盤となる能力となる。
なお、本学部では所定の授業科目を修得することで、保健師の国家試験受験資格を得
るため、保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める要件を充足した教育課程を編
成する。
13
○ 大学
教育課程は、前期、後期及び特別学期の3学期制をとっています。前・後期は、卒業
の要件に算入される共通教育、基礎教育及び専門教育科目によって教育課程が編成され、
レベルや年次を考慮した体系的かつバランスのとれた科目配置をしています。
また特別学期は、複雑化・多様化する現代社会に対応できる柔軟で幅広い知識や思考
能力、さらには生涯学び続ける意欲の源となる主体的・自立的な自己教育力の涵養を目
指し、自ら積極的に「学びとる」姿勢を身につけてもらうことを目的として、全学プロ
グラム及び学科プログラムからなる特別教育科目を開講しています。
1. 共通教育科目
専門教育だけに偏ることなく幅広い教養と的確な判断力を養うとともに、人間性の涵
養を図ることを目的とした科目であり、総合大学の特長を生かして、多数の科目を開講
しています。
2. 基礎教育科目
共通教育科目との連携及び専門への導入的役割を果たす科目であります。当該科目に
は、1年次に全学的に共通する「初期演習」と「情報リテラシー(学科によっては名称
が異なります)」を必修科目として開講するほか、各学部・学科が専門を学ぶ上で必要
と考える独自の科目を開講しています。
・ 「初期演習」は、クラス担任が担当し、学士課程への円滑な移行に必要な教育及び
専門への導入のための基礎段階の演習科目です。
・ 「情報リテラシー」は、情報社会を主体的に生きるために必要な情報リテラシーの
基礎を培う科目です。
3. 専門教育科目
各学部・学科の掲げる目的及び養成する人材を育成するため、講義、演習、実験・実
習科目によって専門知識を学び、技術を身につけることができます。開講科目は、基礎
的な科目から応用・発展的な科目へと移行し、卒業論文や卒業研究へとつながる系統的・
体系的な編成がなされるとともに、免許・資格取得につながるコースなど、目標・進路
に応じた教育課程になっています。
4. 教職、司書、司書教諭及び学芸員に関する科目
各学部・学科で主として養成する人材に加え、さらに意欲的に取り組んで可能性を拡
げ、将来の目標や進路が実現できるよう教職、司書、司書教諭及び学芸員に関する科目
を開講しています。
5. 特別教育科目
卒業要件に算入される共通教育・基礎教育及び専門教育科目を開講する前・後期とは
別に特別学期を設定し、本学独自の特別教育科目(全学プログラムと学科プログラム)
を開講しています。
14
特別教育科目のめざすところは、学生の主体的・自立的な「自己教育力」の開発・伸
長を期待して、「教えこむ」という面より「学びとる」という面を強調するとともに、
学生が健康で充実した学生生活を過ごし、卒業時に必要とされる「学士力」や「社会人
基礎力」を修得させるもので、通常のカリキュラムでは実施できない内容を盛り込んで
います。よって特別学期では、個々の学生の多様な学習欲求や社会からの要望に対応し
て、以下の内容を主とする特別教育科目を構成し、学生に多様な選択の機会を与え、バ
ランスのとれた人間教育を行うものです。
① 学生の内発的要求にかなうもの
② 共同研究やフィールドワークなどを通じて協調性や指導力などの資質を磨くもの
③ 情報を正しく収集して現実の社会を理解する力を身につけるもの
④ 学生の健康・体力づくりを支援するもの
⑤ 専門分野の研究などを通じて自己と社会との関わりについて考えを深め、前に踏み
出す力となるもの
⑥ 望ましい職業観・勤労観、職業に関する知識・技能、進路選択に必要な能力や心構
えを養うもの
⑦専門教育科目の授業内容を理解する上で必要である基礎学力の不足を補うもの
・全学プログラム
女子総合大学の特長を活かして、「教養講座(講義、実習)」「健康・体力づくり講
座(実技)」「資格対策講座」「キャリア教育講座」「特別講座」「研究プロジェクト
提供講座」及び「リメディアル教育講座」を全学生対象に開講しています。
・学科プログラム
学科の特性を活かして、学生の学力の充実・伸長に役立ち、専門分野の研究を通じて
自己と社会との関わりについて考えを深められ、また取得した資格・免許が社会の第一
線で活かされるようなプログラムを学科所属の学生のみを対象に開講しています。特に
論理的思考力、課題解決力、自己表現力、チームワーク、指導力及び行動力を培える教
育内容を取り入れています。
◇ 共通教育部
グローバルな視野を持ち社会をリードする女性の育成という使命に対応するため共
通教育科目の役割は重要性を増しています。共通教育部では「MW教養コア」と呼ぶ5
つの教育目標を定め、専門教育との有機的な連携に努力しつつ、学生の皆さんがバラン
スのとれた学修が実現するよう支援します。学生の皆さんは所属学科や学年に関わらず
自主的に科目を選択することができます。共通教育部は皆さんが幅広い教養、とりわけ
「主体性、論理性、実行力」を身につけることを期待しています。
【MW教養コア】
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1.人文、社会、自然の各分野における人間理解に関する広い知識と学ぶ態度の修得
2.心身の健康のための運動習慣の形成と生命の尊さや倫理に関する知識・態度の向上
3.ジェンダーの視点の理解と主体的な判断力・行動力の獲得
4.自らの生涯にわたるライフデザインに資するキャリア形成能力の育成
5.異文化を理解し、グローバルな視点で活躍するためのリテラシーと基礎知識の習得
◇ 文学部
● 日本語日本文学科
本学科が開講する科目は、日本語・日本文学・日本文化およびこれらに密接に関係す
る専門的学修の基盤となる「基礎教育科目」、ならびに専門的知識・技能を段階的に高
めていく「専門教育科目」に大別される。
「基礎教育科目」は、初期演習・古文入門・漢文入門等、高等学校までの学修レベル
を踏まえて、大学での専門的学修への橋渡しをする科目、および情報リテラシーや日本
語表現演習等、実践的な情報機器(ICT)活用技能・言語表現技術を習得する科目によ
って構成されている。
「専門教育科目」は、1年次の日本語学概論・日本古典文学概論・日本近代文学概論
から4年次の卒業論文(卒業制作)まで、順を追って学修を深められるように段階的に
配当されている。とりわけ、3・4年次の演習は、上代・中古・中世・近世・近代等時
代別の日本文学、ならびに漢文学・書道・日本語学・日本語教育学・国語科教育学・言
語文献情報学等の各分野において少人数教育により卒業論文(卒業制作)へつないでい
く科目である。
「基礎教育科目」・「専門教育科目」の各科目の系統的な学修により、本学科の「デ
ィプロマ・ポリシー」である日本語・日本文学・日本文化の広範な知識とその理解、関
連する実践的日本語表現技術の習得、さらに、知識と技術に基づく課題発見能力と問題
解決能力の獲得を達成することが可能になる。
● 英語文化学科
本学科での学びの最大の特長は、アメリカ分校(ムコガワ・フォート・ライト・イン
スティチュート:MFWI)での留学プログラムや選抜基準に達した者を対象に、少人数の
英語特別クラス(Advanced Course in English:ACE)を編成して、ネイティブスピー
カーによる双方向の授業を4年間にわたって行うことである。
教育課程編成の方針は次のとおりである。
1.英語力の徹底
1・2年次では英語の「聴く」「話す」「読む」「書く」の技能を磨くとともに、3・
4年次ではこれらの能力を総合的に発展させ、専門的な研究分野で学ぶ。4年間を通し
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て英語能力をTOEICで測る。また海外留学を望む学生には、TOEFL を受験するための指
導をしている。
2.コンピュータ・リテラシーの獲得
時代のニーズにあった高いレベルのスキル、知識を身につけることができるよう、情
報処理能力が向上する科目を開講している。
3.MFWI留学プログラム
2年次前期の4ヶ月間、全員がMFWIへ留学(レギュラー・プログラム)します。授業
はすべて少人数制のクラス編成で、第2言語としての英語(ESL)教育を専門とするア
メリカ人教員が、英語力に応じた教育を行う。また留学期間中にホームステイや研修旅
行などを通して、アメリカ文化を学び、国際感覚を身につけることができる。留学終了
後も引続き現地で学びたいと希望する者のため、2年次後期にエクステンションプログ
ラムも用意している。
4.4つの系の設定
3・4年次において、4つの系に分かれて、専門的な科目を学ぶ。いずれの系に属し
ても、他の系の科目も受講可能にしている。
第1系 文化・文学
欧米諸国の伝統や価値観などを踏まえ、その文化・文学を深く理解した上で、コミ
ュニケーションが図れる知性と能力を身につけることができる。
第2系 言語・語学
英語の言語的特徴やその発達過程の歴史を深く学ぶとともに、社会における言語の
有様を談話分析から考察するほか、その知識をもとにディスカッションやディベート
を行って、英語運用能力を身につけることができる。
第3系 ビジネス・コミュニケーション
国際ビジネスにおける英語でのコミュニケーションを多角的に学習・考察し、高次
での総合的な英語力と専門知識を習得する。幅広い見識を備え、多様な言語ニーズを
認識しながらグローバルに活躍できる力を養う。
第4系 国際教養
海外の大学・大学院への進学、外資系企業への就職、国際機関での活躍を視野に入
れ、グローバル化する世界における日本のあるべき姿を深く理解し、世界と日本の懸
け橋となりうる、国際感覚を備えた人材を育成する。
5.卒業研究(ゼミ)
所属する系とは関係なく、3・4年次の2年間、開講されるゼミの中から興味・関
心のある分野を選び、研究を進めることができる。
以上に加え、中高教員(英語)などの資格取得をサポートする科目も併せて開講して
いる。
また特別学期における学科プログラムにあっては、特別研究や一般企業への就職・教
17
職や各種検定のための対策講座を開講している。
● 教育学科
教育学科は、学生一人ひとりが自らのキャリアプランに則して履修することで、幅広
い教養と奥深い専門的知識に基づく思考力や判断力を養い、教育・保育実践のために必
要な熱意や責任感、そして技能を身につけることをめざしている。本学科が掲げる教育
目標とディプロマポリシーのもと、
「小学校教育コース」及び「幼児教育・保育コース」
という2つのコースを設け、「共通教育科目」、「基礎教育科目」、「専門教育科目」
からなる教育課程を編成する。「共通教育科目」は、現代の教育・保育を支える幅広い
教養的知識を身につけ、的確な判断力を養うとともに、人間性の涵養を図るための科目
群である。
「基礎教育科目」は主に1年次に開講され、初期演習を柱として、外国語運用能力や
情報処理能力、健康や運動に関する知識や技能など、学士として必ず身につけておかな
ければならない資質を支える科目群である。また、両コース共通科目として開設され、
教育者・保育者になるための基礎となる科目群でもある。「専門教育科目」は、主に2
年次以降に開講され、「小学校教育コース」と「幼児教育・保育コース」に分かれて履
修する。小学校教諭あるいは幼稚園教諭としての知識・技能・態度を身につけるため、
教育職員免許法に基づいた必修科目である「基礎プログラム」と、一人ひとりの「強み」
を育てる選択必修科目である「発展プログラム」を設ける。いずれにおいても、教育に
関する基礎理論や教科内容論に関する科目から教科指導法などの応用的・実践的な科目、
そして教育・保育実習、教職実践演習というように、適切な順序性をもって開講期を設
定する。
発展プログラムでは、学生自らが「強み」を身につけるために主体的に選択して学べ
るように、いずれのコースにおいても多彩な選択科目を以下の8つのカテゴリーに分け
て開設する。
<小学校教育コース>
〔教育を深く知る〕、〔国際的な視野をもつ〕、〔子どものからだと運動〕、〔表現
力を高める〕、〔子どもと科学〕、〔特別なニーズと支援を知る〕、〔子どもの生活と
福祉〕、〔幼児の教育・保育を知る〕
<幼児教育・保育コース>
〔教育を深く知る〕、〔国際的な視野をもつ〕、〔子どものからだと運動〕、〔表現
力を高める〕、〔子どもと科学〕、〔特別なニーズと支援を知る〕、〔子どもの保育と
福祉〕、〔小学校教育を知る〕
なお2年次後期には、希望者を対象に、海外の教育を体験的に学び、英語運用能力を
高めるMFWI留学プログラムがある。また、副免許・資格プログラムとして、小学校教育
コースには「幼稚園教育プログラム」と「特別支援教育プログラム」を、幼児教育・保
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育コースには「小学校教育プログラム」と「保育士プログラム」を設け、教育職員免許
法・児童福祉法施行規則に基づいた科目を開設する。ただし、各コースで学ぶべきこと
を適切な順序性を持って学べるように、基礎免許のための必修科目は3年次後期の「教
育実習」までに集中的に学び、副免許のための必修科目は3年次後期から4年次にかけ
て履修できる開講期を設定する。
● 心理・社会福祉学科
心理・社会福祉学科では、その教育理念・ディプロマポリシーに基づき専門性をもっ
た教養人および専門人を養成するため、以下の方針に基づいてカリキュラム(教育課程)
を編成する。
1. 専門的な知識や方法論を体系的に学ぶために、基礎教育科目、専門教育科目を学
科科目として設置する。自らの専門領域や分野だけでなく、幅広く関心ある科目を
履修して国際的、学際的な視点を養うことを推進する。
2.論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション能力、課題探求力、表現能力、な
ど、現代社会において必要となる社会人基礎力を習得するために、全学年で実践的
な講義や演習を実施する。
3.習得した知識やスキルを活用し、問題解決とこれまでになかった事を創造していく
能力を育成するために、卒業論文を必修として、社会的意義がある論文を作成する。
心理・社会福祉学科(心理コース)では、所定の授業科目を修得することで、認定心
理士資格申請が可能になる教育課程を編成する。
心理・社会福祉学科(社会福祉コース)では、所定の授業科目を修得することで、社
会福祉士および精神保健福祉士の国家試験受験資格を得ることができる教育課程を編
成する。
◇ 健康・スポーツ科学部
● 健康・スポーツ科学科
本学科は、学校や企業、地域社会で活躍できる優れたスポーツ指導者を育成するため、
最新のスポーツテクノロジーや医科学的理論を踏まえた、適切で正しい指導法を求め、
健康や競技に関連した体育・スポーツを科学的・専門的に学ぶことができる。そのため
に次の方針で、教育課程を編成している。
健康・スポーツに関わる指導者に必要な基礎理論と技術を学び、それに基づく技能と
演習を学内実習で磨き、最終的には学外の現場実習で応用するという発展的・段階的に
学習ができる科目配置を行うとともに、資格取得に結びつくよう、
「スポーツ教育領域」
「競技スポーツ領域」「健康スポーツ領域」の3つの領域を次のように設定している。
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「スポーツ教育領域」中学保健体育教員を目指す者に必要な、充実した体育授業を実践
できるための理論と技術を身につけることができる。
「競技スポーツ領域」アスレティックトレーナーやコーチを目指す者に必要な、競技力
向上のための優れたコーチングとトレーニング指導、スポーツ傷害・外傷予防の理論と
技術を身につけることができる。
「健康スポーツ領域」 健康運動指導士や健康運動実践指導者を目指す者に必要な、ス
ポーツ、運動、身体活動を通じた健康支援の理論と技術を身につけることができる。
また、3つの領域において、学びの方向および卒業後の進路等を意識させるために、
3年次より、「スポーツ教育コース」「スポーツ科学コース」「健康運動科学コース」
のコースを設け、各コースに設置された特色科目を学ぶことにより、より専門的に、よ
り実践的に優れた健康・スポーツ指導者、実践的リーダーを育成することができる。
なお、資格に対しては、主体的に、幅広い知識・実践力を兼ね備えた指導者、リーダ
ーを育成するために、いずれのコースに所属した者であっても、各種の資格を取得する
ことができ、各領域に優れた指導者、リーダーへも発展可能である。
さらに、このような通常学期のカリキュラム以外に、特別学期における学科プログラ
ムにあっては、健康・スポーツ科学演習やその予備演習、教職や各種資格の試験対策講
座を開講している。
◇ 生活環境学部
● 生活環境学科
私たちを取り巻くモノや状況である生活環境は、最も身体に近い衣服から、生活用品、
インテリア、住居・建築物、街・都市へと広がっている。これらを対象に、1年次では、
暮らしの中のモノ・空間・事柄と人との関係について広い視野で学んだのち、2年次か
ら「生活デザインコース」、「アパレルコース」、「建築デザインコース」の3コース
に分かれてより専門的に取り組む。
「生活デザインコース」
生活に関する「調査」と「デザイン」をキーワードに、暮らしの文化を幅広く考え
ることを通して、生活の中の課題を発見し分析する力を身につけることができる。また、
プロダクト、パッケージ、インテリアの3分野で魅力的なアイデアを形とともに提案す
る力を身につけることができる。
「アパレルコース」
アパレルに関して、感性と専門知識に裏付けされた豊富な商品知識を生かして活躍が
できるよう、アパレルに関する知識や技能、デザイン力を身につけ、企画・造形面の素
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養を深めるとともに、服飾素材の品質や特性・加工など、衣服の機能性を高める知識も
学ぶ。
「建築デザインコース」
いかに暮らすかの視点から、生活空間である住宅や公共施設から街、都市までの様々
な空間と、それを支える仕組みについて、多角的な視点から学ぶ。その内容は、インテ
リアにおけるモノの配置や内装、建物の計画、構造、設備などの生活空間を維持する仕
組み、街の計画や街づくりにまで及ぶ。
● 食物栄養学科
食物栄養学科では、高等学校までの学習知識を基に専門知識へスムーズに移行するた
めのステップアップ式カリキュラム編成を実施している。同時に、将来、社会において
指導的立場となる管理栄養士に必要な人間力を身につけるため、全学的な共通教育の受
講も勧めている。
〔共通教育〕管理栄養士に必要な人間力を身につけるため、様々な分野から幅広く受講
を勧めている。
〔基礎教育科目〕管理栄養士に必要な専門知識の習得には基礎からの理解が大切である
ため、高等学校から大学へのスムーズな移行のためのプレ科目として、基礎教育科目を
配置している。
〔専門教育科目〕管理栄養士国家資格取得に必要なコア科目として、専門教育科目を配
置している。
〔サポート科目〕コア科目である専門教育科目の理解を助けるためのサブ科目として、
サポート科目を配置している。
〔アップグレード科目〕幅広い分野を抱える食物栄養学を近接する学問分野で4分野に
編成し、それぞれの特徴を活かした教育を実施するためのアップグレード科目を配置し
ている。
〔教職関連科目〕教職希望者に対して、家庭科教諭、栄養教諭免許取得に必要な関連科
目を提供している。
● 情報メディア学科
学科の目的およびディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、文系・理系
の枠にとらわれない文理融合型の特色を活かし、「情報」を軸にしながら幅広い分野の
カリキュラムを提供している。カリキュラムの構成は、講義・実技を中心に知識・技能
を習得し活用力を高める専門科目群と、主体性を養い、思考力・行動力を身につける実
践的演習科目群を並立させ、相互にバランスよく補完させることによって、単なる机上
の知識・技能ではなく実際の問題解決に活かせる生きた知識・技能を学生が習得できる
ように工夫している。
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専門科目群は、主に下記の3つの分野で構成されている。
「情報力教育科目群」
情報機器を操作して情報を活用し表現・伝達する能力を高めることを目的に、コンピ
ュータ・プログラミング、ネットワーク、データベースなどのコンピュータやマルチメ
ディア関連の科目を用意している。
「生活力教育科目群」
衣・食・住を基本とした人間の営みと情報化社会との関わりを理解することを目的に、
感性を磨きながら、生活全般を編集・設計・演出する力を養うための科目を用意してい
る。
「社会力教育科目群」
生涯に亘って社会の一員として自分のキャリアを形成し自己実現を図ることができ
るように、マーケティング・広告コミュニケーション、起業、法務などグローバル化す
るビジネス社会を理解するための科目を用意している。
● 建築学科
建築学科は、5年以上の建築教育を要求するUNESCO-UIA建築教育憲章に対応するため、
大学院建築学専攻修士課程と連続し、スタジオ教育を中心とした6年一貫の教育課程を
編成している。このうち学士課程においては、上記のディプロマ・ポリシー(学習・教
育到達目標)を卒業時に達成できるように、共通教育科目、基礎教育科目及び専門教育
科目からなり、138単位を卒業要件とする教育課程を編成している。これにより、一級
建築士受験資格の学歴要件、及びJABEE(日本技術者教育認定機構)が定めるエンジニ
アリング系学士課程の認定基準を、卒業時に満たす教育課程となっている。
共通教育科目は、人文科学、社会科学及び自然科学等の教養を学ぶ科目として位置づ
けている。
基礎教育科目は、建築を学ぶ上で基礎となる語学、数学及び物理を学ぶ科目である。
専門教育科目は、理論科目、演習科目及びフィールドワーク科目によって構成される。
理論科目は、建築にかかわる幅広い専門知識を学ぶ科目であり、一級建築士受験資格、
及びJABEEが定める建築学の全分野を網羅している。うち講義科目については、原則と
して午前に開講する。
演習科目は、UNESCO-UIA建築教育憲章が定める一対一の対話型演習に相当し、スタジ
オ教育の中核をなす。修士課程のインターンシップ科目、演習科目とあわせ、6年間を
通して全授業時間の半分以上を占めるよう、原則として午後に開講する。また4年後期
には、卒業研究(卒業設計及び卒業論文)に取り組む。
フィールドワーク科目は、理論科目及び演習科目で学習した知識や技術をより具体的
に理解し、実践的な力を養う学外実習科目であり、原則として土曜日に開講する。
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◇ 音楽学部
● 演奏学科
優秀で個性あふれる演奏家であると同時に、人格、知性を兼ね備え社会に通用する芸
術家の育成を目指すため、専門実技関連科目を軸に、理論、アンサンブル、教養関連、
教職関連科目を設定している。1年次に設定した基礎教育科目では、音楽関係はもとよ
り社会で求められる一般的な英語力と情報スキルを身につけさせる。併せて、共通教育
科目において西洋で生まれた音楽を勉強するものにとって必要不可欠な外国語の履修
を必須としている。専門教育科目においては主専実技の演奏能力を高めることを主たる
目的とし、さらに音楽家として求められるアンサンブルや音楽指導に必要な合唱、合奏
などのアンサンブルをはじめ、音楽史を含む多種の音楽理論や副専実技等を体系的、段
階的に設定している。
1年次… 主専実技の基本技術を伸ばし、音楽を学ぶ上で基礎となるソルフェージュや
和声法、音楽史、合唱等の導入教育を行う。
2年次… 主専実技は徐々にレヴェルの高い課題になり、1年次の基礎学習に加え、指
揮法、即興演奏、伴奏法などを学び、専門的に広がりを持たせる。
3年次… 主専実技はさらにレパートリーを増やしていく。楽曲研究、電子楽器、邦楽、
室内楽等幅広い演習科目にて、専門領域に関連した知識・技能を身に付ける。
4年次… 4年間の学習の集大成ともいえる卒業演奏へ向け、芸術的演奏表現を極めて
いくと同時に、高度な作品研究や指導能力を高める。
声楽・ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・フルート・クラリネット・サクソ
フォンの各主専実技を専修として学ぶ。音楽演奏に必要な技術、理論、芸術性について
の科目を系統別に基礎、中度、高度の段階をつけ、順次ハイレベルの演奏能力を身につ
けることができる教育課程を編成している。 主専実技については、「Ⅰ」から「Ⅳ」
までを順に履修するとともに、その実技内容に関連した理論、副専実技を学ぶことがで
き、高度な専門性と芸術性の高い演奏能力を育成する。
「声楽」
個人レッスンにより、長所を伸ばすことで演奏技術を向上させるほか、合唱やオペラ
などの重唱の技術を身につけることができる。
「ピアノ」
個人レッスンで一人ひとりの可能性を高めつつ、テクニックを確実に獲得するととも
に、独奏だけでなく伴奏や室内楽等の合奏技術を身につけることができる。
「フルート、クラリネット、サクソフォン」
個人レッスンによる演奏技術の向上とともに、オーケストラや室内楽などの合奏技術
を身につけることができる。
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「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ」
個人レッスンにより独奏の演奏技術を高めつつ、オーケストラや室内楽などの合奏技
術を身につけることができる。
以上に加え、中高教員(音楽)の資格取得をサポートする科目も併せて開講している。
また特別学期における学科プログラムにあっては、主専実技の特別レッスンなどを開
講している。
● 応用音楽学科
音楽を演奏するだけではなく、道具・手段として医療、福祉、環境、教育など様々な
分野において活用し、音楽と社会をつなぐ専門家を育成するため、音楽に関わるあらゆ
る分野を総合的に学習するカリキュラムを組んでいる。基礎教育科目においては一般的
な情報スキル科目と、海外の論文・文献研究やコミュニケーションに必要である英語科
目を設定し、また共通教育科目では、広く社会全般の動静を知り興味・関心を高めるた
めの科目履修を必須としている。専門教育科目では、ピアノと声楽および実用的楽器の
実技、合唱・合奏のアンサンブル技術と指導法、音楽療法や生涯学習および医学や心理
学など音楽を活用していく上で必要な科目や、音楽療法等の現場を体験する実習関連科
目を体系的に学習し、3年次からのゼミにおいて音楽療法、音楽活用の専修毎に専門研
究を行う。
1年次… 音楽を活用・応用していく上で基本となる実技である声楽とピアノの基礎
を学ぶと同時に、音楽の基礎となるソルフェージュや和声法、また音楽療法、
音楽活用の導入教育を行う。
2年次… 継続した実技および実用的な実技科目の他、指揮法、伴奏法などで音楽の
応用に広がりを持たせる。また、音楽療法、音楽活用についての基本的な理
解を深める。
3年次… 音楽療法と音楽活用の専修に分かれ、卒業論文に向けた調査・研究の基礎
を固める。上級学年となり、より発展的な講義、演習科目においてそれぞれ
の専門領域に必要な知識・技能を深める。
4年次… 音楽療法・音楽教育・生涯学習・音楽関連の文化事業などの研究テーマを
各自で設定し、研究過程において知識を深めていくとともに集大成としての
卒業論文を執筆する。また、音楽を活用・応用する実践的な学習を深める。
音楽を道具、あるいは目的達成への手段として使いこなすための演奏技能及びその応
用能力や理論の養成、また現場経験となる実習につながる科目を系統別に基礎から高度
な段階をつけ、順次ハイレベルの総合的実践力を身につけることができる教育課程を編
成している。社会で活動する上で必要とされるピアノ実技、声楽実技を中心に、順次ハ
イレベルの演奏能力を身につけるとともに、実技技能の向上に伴って実践科目やその裏
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づけとなる音楽理論、心理学など副次的技術を学ぶことができ、3年次より「音楽療法
専修」と「音楽活用専修」を設け、ゼミにより専門研究を行う。
「音楽療法専修」
音楽が人間の心や身体に及ぼすさまざまな影響について学びつつ、音楽を通して人を
支える専門家を育成する。所定の科目を受講することで、「音楽療法士(補)」(「音
楽療法士」)の受験資格を得ることができる。
「音楽活用専修」
アートマネジメント(芸術事業企画運営)や生涯学習としての音楽など、社会のなか
で音楽の持つ力を積極的に活用していくことを学び、音楽をプロデュースするための知
識や実践力を身につけることができる。
以上に加え、中高教員(音楽)や生涯学習音楽指導員(C級)などの資格取得をサポ
ートする科目も併せて開講している。
また特別学期における学科プログラムにあっては、音楽療法士試験対策、次年度の実
習対策のほか、卒業論文発表のための科目を開講している。
◇ 薬学部
● 薬学科
薬剤師として高度な専門知識と臨床能力を身につけ、医療をはじめとする多様な分野
で社会貢献できる有為な人材を養成するために、教養科目、語学教育科目、基礎科学科
目に続いて、薬剤師教育カリキュラムのガイドラインである改訂「薬学教育モデル・コ
アカリキュラム」(平成25年12月、文部科学省
薬学系人材養成委員会)に準拠した科
目と本学独自の科目を適切に配置したカリキュラムに則り、薬剤師受験資格取得を目標
に、次のように実施する。
1 )1~2年次は、教養教育科目、基礎的科学力と語学力、および、薬剤師に必須
なコミュニケーション力を学び、薬剤師への志向と学修意欲の向上を図る。
2)2~3年次は、薬学を理解し、薬剤師に必要な基本的な科学知識・技能を養う。
3 )3~5年次は、医療の高度化に対応するために、薬剤師に必要な医薬品の有効
性・安全性、病態治療、健康・環境について学ぶ。
4 )4~6年次は、4年次の事前学習、5年次の病院実習、薬局実習を含め臨床科
目を学び、薬剤師として医療に貢献できる知識・技能・態度を学ぶ。
5)5~6年次は、卒業研究により、倫理性、問題発見・解決能力、論理的な思考力
を養う。
6 )全学年を通して、薬剤師に関わる社会の仕組みや法規制を学び、地域に置ける
保健、医療、福祉での個人情報の取扱い、地域連携などを学ぶ。
25
● 健康生命薬科学科
高度な薬学的知識と科学的思考力を身につけ、共通教育科目、外国語科目、基礎教育
科目に続いて、健康科学と生命科学、薬科学の専門的な知識、技能を習得するために、
卒業後の多様な職種への進路を見据えた多様な履修モデルコースに基づく科目編成を、
次のように実施する。
1 )1~2年次は、教養教育科目、基礎的科学力と語学力、および、薬科学の基礎
を学び、卒業後の進路への志向と学修意欲の向上を図る。
2 )2~3年次は、薬科学について高度な専門的知識を修得し、研究テーマを選択
するための基盤を学ぶ。
3 )3~4年次は、多様な履修モデルコースに準拠した専門科目を学習することに
より、自己の専門性を高め、その応用力を学ぶ。
4 )3~4年次は、授業科目に加えて、研究室での研究を通して、選択した専門分
野の研究者・技術者に求められる技能を学習し、研究における展開力を学ぶ。
◇ 看護学部
● 看護学科
看護学部のカリキュラム編成は、幅広い教養と豊かな人間性を育むための「共通教育
科目」と、人体を系統的に学び、疾病の経過に伴う治癒力・回復促進のアプローチや保
健医療福祉サービスおよび連携に関する看護実践のための基礎知識を身につけ、看護を
学ぶための基礎を含む「基礎教育科目」を配置している。さらには様々な健康状態や発
達段階にある人の生活を支える看護の方法論やその根拠となる知識と技術、態度を身に
つけるための「専門教育科目」に大別される。
1 .「共通教育科目」は、人の生活や生命、またはそれを取り巻く社会や文化・環境
といった幅広い教養を学び視野を広げると共に、看護師に必要不可欠な科学的論理
的な思考力やコミュニケーション能力、女性として社会人としての自己研鑽やキャ
リア開発に関する基本的態度を身につけることを目的とした授業科目を配置する。
2 .「基礎教育科目」は、人体の構造や機能を系統的に理解し、健康・疾病・障害に
関する観察力や判断力を養うとともに、専門教育科目で学修する臨床看護実践の根
拠や必要性を考える際に基盤となる科目を配置する。また、人の健康や障害の状態
に応じて活用できる保健医療福祉サービス(制度や人的資源)の理解に必要な知識
を獲得するための科目を配置する。加えて、看護を学ぶ基礎として、保健医療の関
連情報の分析や国際的な視野で情報を得るための情報リテラシーや英語力を身に
つけるための科目を配置する。
3 .「専門教育科目」は、高度先進医療から在宅医療に至るまでの治療の目的を理解
し、生活者としての人を支えるために必要となる知識と技術を学修し、必要な看護
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実践を計画し、看護実践能力を育成する科目を配置する。各看護学領域の科目は、
講義・演習・臨地実習の授業形態によって、看護学の知識、技術、態度の要素が統
合的に養われ、各専門科目それぞれで対象者の人権尊重やプライバシー保持などの
倫理的な視点および行政・施策に関する内容を教授するような構成とする。こうし
た看護学の学習により、本学部が目指すところである援助の対象者を「生活者」と
捉えて、生活の質(QOL)と治癒の促進を考慮しながら科学的な根拠に基づいたト
ータルケア(看護)を導くための基盤づくりを可能としている。
なお、本学部では所定の授業科目を修得することで、看護師の国家試験受験資格を得
るため、保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める要件を充足した教育課程を編
成する。
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○ 短期大学部
教育課程は、前期、後期及び特別学期の3学期制をとっています。前・後期は、卒業
の要件に算入される共通教育、基礎教育及び専門教育科目によって教育課程が編成され、
レベルや年次を考慮した体系的かつバランスのとれた科目配置をしています。
また特別学期は、複雑化・多様化する現代社会に対応できる柔軟で幅広い知識や思考
能力、さらには生涯学び続ける意欲の源となる主体的・自立的な自己教育力の涵養を目
指し、自ら積極的に「学びとる」姿勢を身につけてもらうことを目的として、全学プロ
グラム及び学科プログラムからなる特別教育科目を開講しています。
1. 共通教育科目
専門教育だけに偏ることなく幅広い教養と的確な判断力を養うとともに、人間性の涵
養を図ることを目的とした科目であり、武庫川女子大学との垣根を外し、多数の科目を
開講しています。
2. 基礎教育科目
共通教育科目との連携及び専門への導入的役割を果たす科目であります。当該科目に
は、1年次に全学的に共通する「初期演習」、「情報リテラシー(学科によっては名称
が異なります)」及び「英語会話(英語キャリア・コミュニケーション学科のみ「キャ
リア英語会話」)」を必修科目として開講するほか、各学科が専門を学ぶ上で必要と考
える独自の科目を開講しています。
・ 「初期演習」は、クラス担任が担当し、短期大学士課程への円滑な移行に必要な教
育及び専門への導入のための基礎段階の演習科目です。
・ 「情報リテラシー」は、情報社会を主体的に生きるために必要な情報リテラシーの
基礎を培う科目です。
・ 「英語会話」は、英語の基本的な文法項目などを復習しながら、英会話を通じて英
語による発話能力を高め、またコミュニケーションを積極的に行う態度を養う科目です。
3. 専門教育科目
各学科の掲げる目的及び養成する人材を育成するため、講義、演習、実験・実習科目
によって専門知識を学び、技術を身につけることができます。開講科目は、基礎的な科
目から応用・発展的な科目へと移行し、免許・資格取得につながるコースなど、目標・
進路に応じた教育課程になっています。
4. 教職に関する科目
各学科で主として養成する人材に加え、さらに意欲的に取り組んで可能性を拡げ、将
来の目標や進路が実現できるよう教職に関する科目を開講しています。
5. 特別教育科目
卒業要件に算入される共通教育・基礎教育及び専門教育科目を開講する前・後期とは
別に特別学期を設定し、本学独自の特別教育科目(全学プログラムと学科プログラム)
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を開講しています。
特別教育科目のめざすところは、学生の主体的・自立的な「自己教育力」の開発・伸
長を期待して、「教えこむ」という面より「学びとる」という面を強調するとともに、
学生が健康で充実した学生生活を過ごし、卒業時に必要とされる「学士力」や「社会人
基礎力」を修得させるもので、通常のカリキュラムでは実施できない内容を盛り込んで
います。よって特別学期では、個々の学生の多様な学習欲求や社会からの要望に対応し
て、以下の内容を主とする特別教育科目を構成し、学生に多様な選択の機会を与え、バ
ランスのとれた人間教育を行うものです。
① 学生の内発的要求にかなうもの
② 共同研究やフィールドワークなどを通じて協調性や指導力などの資質を磨くもの
③ 情報を正しく収集して現実の社会を理解する力を身につけるもの
④ 学生の健康・体力づくりを支援するもの
⑤ 専門分野の研究などを通じて自己と社会との関わりについて考えを深め、前に踏み
出す力となるもの
⑥ 望ましい職業観・勤労観、職業に関する知識・技能、進路選択に必要な能力や心構
えを養うもの
⑦ 専門教育科目の授業内容を理解する上で必要である基礎学力の不足を補うもの
・全学プログラム
女子総合大学の特長を活かして、「教養講座(講義、実習)」「健康・体力づくり講
座(実技)」「資格対策講座」「キャリア教育講座」「特別講座」「研究プロジェクト
提供講座」及び「リメディアル教育講座」を全学生対象に開講しています。
・学科プログラム
学科の特性を活かして、学生の学力の充実・伸長に役立ち、専門分野の研究を通じて
自己と社会との関わりについて考えを深められ、また取得した資格・免許が社会の第一
線で活かされるようなプログラムを学科所属の学生のみを対象に開講しています。特に
論理的思考力、課題解決力、自己表現力、チームワーク、指導力及び行動力を培える教
育内容を取り入れています。
● 共通教育科
グローバルな視野を持ち社会をリードする女性の育成という使命に対応するため共
通教育科目の役割は重要性を増しています。共通教育部では「MW教養コア」と呼ぶ5
つの教育目標を定め、専門教育との有機的な連携に努力しつつ、学生の皆さんがバラン
スのとれた学修が実現するよう支援します。学生の皆さんは所属学科や学年に関わらず
自主的に科目を選択することができます。共通教育部は皆さんが幅広い教養、とりわけ
「主体性、論理性、実行力」を身につけることを期待しています。
【MW教養コア】
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1.人文、社会、自然の各分野における人間理解に関する広い知識を学ぶ態度の修得
2.心身の健康のための運動習慣の形成と生命の尊さや倫理に関する知識・態度の向上
3.ジェンダーの視点の理解と主体的な判断力・行動力の獲得
4.自らの生涯にわたるライフデザインに資するキャリア形成能力の育成
5.異文化を理解し、グローバルな視点で活躍するためのリテラシーと基礎知識の習得
● 日本語文化学科
本学科が開講する科目は、日本語・日本文学・日本文化およびこれらに密接に関係す
る専門的学修の基盤となる「基礎教育科目」、ならびに専門的知識・技能を段階的に高
めていく「専門教育科目」に大別される。
「基礎教育科目」は、短期大学部での学生生活に慣れ、専門的学修の基盤を整える科
目(初期演習)、実用的な情報機器(ICT)活用技能を身に付ける科目(情報リテラシ
ー)、および、実践的な言語表現技術を習得する科目(日本語ライティング・英語会話)
によって構成されている。
「専門教育科目」は、1年次前期の日本語学入門Ⅰ・日本文学入門Ⅰから2年次後期
の卒業研究まで、日本語・日本文学・日本文化に関する多様な専門的学修を順次深めら
れるように配当されている。また、身体表現入門・美しい話し方・ビジネス敬語・オフ
ィスマナー等、現代社会で広く求められているコミュニケーションの技能を習得・強化
するための科目群が、情報技術系科目群と並んで重点的に設置され、さらに、海外文化
体験演習・世界の中の日本語・英語で学ぶ日本文化など、グローバルな視点で自らのあ
り方を捉え直す科目群も設けられている。
「基礎教育科目」・「専門教育科目」の各科目の系統的かつ多様な学修により、本学
科の「ディプロマ・ポリシー」である日本語・日本文学・日本文化の広範な知識とその
理解、関連する実際的なコミュニケーション技術の習得、さらに、知識と技術に基づく
課題発見能力と問題解決能力の獲得を達成することが可能になる。
● 英語キャリア・コミュニケーション学科
英語を通して、実社会で役立つ実践能力、企業人・国際人としての感覚を身につける
ことができる教育課程を編成している。本学科での学びの最大の特長は、アメリカ分校
(ムコガワ・フォート・ライト・インスティチュート:MFWI)での留学プログラムであ
る。
◇MFWI留学プログラム
1年次後期の4ヶ月間、全員がMFWIへ留学する。授業はすべて少人数制のクラス編成
で、第2言語としての英語(ESL)教育を専門とするアメリカ人教員が、英語力に応じ
た教育を行う。また留学期間中にホームステイや研修旅行などを通して、アメリカ文化
を学び、国際感覚を身につけることができる。
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教育課程編成の方針は次のとおりである。
1.実践的な英語力の基礎固めと一層の発展
1年次前期には徹底的に英語の基礎を磨き、後期には全員参加のMFWI留学(4ヶ月間)
で実践的な英語力を身につけることができる。2年次では、MFWI留学で習得した英語力
を生かして、資格の取得を目指すことができる。
2.キャリアに活かせるコンピュータ技能の習得
コンピュータの基礎から、インターネットを利用した情報発信、プレゼンテーション
などの技能を身につけることができる。
3.2つの系の設定
2年次において、2つの系に分かれて、専門的な科目を学ぶ。
・英語ビジネス系
職場で使える実用的な知識や英語を習得しながら、ビジネス・キャリアに関する知性
と能力を身につけることができる。
・英語国際教養系
英語コミュニケーション能力や異文化理解に磨きをかけながら、国際社会の中で求め
られる豊かな教養を高め、アカデミックなキャリアを目指す。
4.即戦力となる人材の育成:日米企業研修など
全員参加の国内企業研修やMFWI留学時におけるシアトルでの企業研修によって、国内
外で活躍できる人材育成を目指している。また、授業として、各企業などから講師を迎
えて、オムニバス形式で行われる「現代の企業実務」「現代の国際社会」を開講し、ビ
ジネスマインドを育成する。
5.卒業演習(短大ゼミ)
2年次開講の「卒業演習(欧米の文化)」では、少人数クラスで欧米文化について研
究し、卒業研究レポートを仕上げる。以上に加え、中学教員(英語)免許やTOEIC試験
での英語力の伸長、各種資格取得をサポートする科目も併せて開講している。また特別
学期の全学及び学科プログラムにあっては、TOEICやTOEFL演習、一般企業就職や教職の
ための対策講座を開講している。
● 幼児教育学科
幼児教育学科は、学生一人ひとりが自らのキャリアプランに則して履修することで、
教養的・専門的知識に基づく思考力や判断力を養い、教育・保育実践のために必要な熱
意や責任感、そして技能を身につけることをめざす。本学科が掲げる教育目標とディプ
ロマポリシーのもと、「共通教育科目」、「基礎教育科目」、「専門教育科目」からな
る教育課程を編成する。
「共通教育科目」は、現代の教育・保育を支える教養的知識を身につけ、的確な判断
力を養うとともに、人間性の涵養を図るための科目群である。
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「基礎教育科目」は主に1年次に開講され、初期演習を柱として、外国語運用能力や
情報処理能力、健康や運動に関する知識や技能など、短期大学士として必ず身につけて
おかなければならない資質を支える科目群である。また、教育者・保育者になるための
基礎となる科目群でもある。
「専門教育科目」は、1・2年次にわたって開講され、幼稚園教諭・保育士としての
知識・技能・態度を身につけるため、教育職員免許法・児童福祉法施行規則に基づいた
必修科目及び選択必修科目を開講する。教育・保育に関する基礎理論に関する科目から
保育指導法などの応用的・実践的な科目、そして教育・保育実習、教職実践演習という
ように、適切な順序性をもって開講期を設定する。
● 心理・人間関係学科
心理・人間関係学科では、ディプロマポリシーに基づき、心理学をベースに自他の心
身の健康増進に寄与できる実践的な力を身につけることができるよう教育課程を編成
する。
1.人のこころの理解と援助に関する基礎的知識を習得するための科目を開講する。
2.習得した知識に基づき、社会で活躍できる実力を身につけるために、実践的な演
習を実施する。
3. 心理学及びその周辺領域を学際的に学び、論理的思考力、問題解決力、コミュ
ニケーション能力、課題探求力、表現能力、など、現代社会において必要となる
社会人基礎力を習得するために、全学年で実践的な講義や演習を実施する。
● 健康・スポーツ学科
本学科は、学校や企業、地域社会で活躍できる優れたスポーツ指導者を育成するため、
最新のスポーツテクノロジーや医科学的理論を踏まえた、適切で正しい指導法を求め、
健康や競技に関連した体育・スポーツを科学的・専門的に学ぶことができる。
そのため以下の方針で、教育課程を編成している。
健康・スポーツに関わる指導者に必要な基礎理論と技術を学び、それに基づく技能と
演習を学内実習で磨き、最終的には学外の現場実習で応用するという発展的・段階的に
学習ができる科目配置を行うとともに、希望する資格取得に結びつくよう「スポーツ教
育領域」「健康スポーツ領域」の2つの領域ごとの履修モデルを設定している。
「スポーツ教育領域」
主として中学校保健体育教員を目指す者に必要な、充実した体育授業を実践できる
ための理論と技術を身につけることができる。
「健康スポーツ領域」
主として健康運動指導士や健康運動実践指導者を目指す者に必要な、スポーツ、運
動、身体活動を通じた健康支援の理論と技術を身につけることができる。
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また特別学期における学科プログラムにあっては、教職や各種資格の試験対策講座を
開講している。
● 食生活学科
食生活学科では、幅広い教養と人間性を身につける共通教育科目は1年次から2年次
にかけて、基礎教育科目は1年次に配当し、専門教育科目については、コア科目、サポ
ート科目及びエクステンション講座の3グループに整理し、1年次から順次履修できる
よう授業科目を配当している。
〔コア科目〕栄養士養成のため、厚生労働省によって定められている科目で1年次後期
から開講している。
〔サポート科目〕コア科目の理解を深めるための科目、中学教員(家庭)、栄養教諭な
ど資格取得のための科目など、卒業後に即戦力として活躍するための科目で、1年次後
期から開講している。
〔エクステンション講座〕正規カリキュラムのほかに、就職を有利に進めるための資格
取得のための講座(受講料が必要なものを含む)で、毎年開かれている。また、特別学
期における学科プログラムにあっては、栄養士実習事前ガイダンスやテーブルマナー、
料理講習会などの科目を開講している。
● 生活造形学科
暮らしの中の「衣」と「住」におけるモノを形づくる基礎的な事柄を学ぶとともに、
専門的な学習を通して、創造性と感性を磨くことができる。衣を中心に学ぶことができ
る「アパレルコース」、住宅のインテリアを中心に学ぶ「インテリアコース」の2コー
スに分かれた教育課程を編成している。
「アパレルコース」
アパレルのデザインや性能、素材の品質を学び、衣服の機能性を高める知識と技術を
身につけることができる。創作活動を通して、時代に合った感性を磨く。
「インテリアコース」
住宅のインテリアを中心に、その環境やデザインについての考え方を学び、理論と実
習を通して色彩や内装計画、インテリアエレメントの使い方、設計方法など、創造性と
感性を磨く。
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