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球技(ネット型・バレーボール)(PDF:797KB)

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球技(ネット型・バレーボール)(PDF:797KB)
保健体育科学習指導案
日 時:平 成 2 3 年 1 1 月 2 5 日 ( 金 )
場 所:由 布 市 立 挾 間 中 学 校 体 育 館
対 象:2年4組(男子 21 名 女子 19 名)
指導者:教諭 佐 藤 克 也
1.単 元 名
球技(ネット型・バレーボール)
2.運動の特性
(1)一般的特性
(構造的特性)
バレーボールは、ネットをはさんで向き合ったチーム同士が、3回以内の触球でパスやアタックを
有効に活用し、状況判断しながら集団対集団の攻防を繰り返す中で、相手コートにボールをいかに落
とすかを競い合う競技である。また相手とのボールの奪い合いがなく相手チームに邪魔されることが
ないため、チームの作戦が組み立てやすく、自分たちのチームに適した作戦を立てて練習すれば、短
時間の練習も実践に生かされる。
(機能的特性)
相手との身体接触が少ないことから、安全性が高く全員にボールが回る機械があり誰でも楽しめる
スポーツであり、
男女を問わず幅広い年令の人に愛好されている。
また基本技能を身に付けるなかで、
仲間と協力して練習を工夫したり、作戦を立てて勝敗を競い合うその過程において、楽しさや喜びを
味わうことができる。
(効果的特性)
練習やゲームを通して個人的技能や集団的技能を高めることができるとともに、巧緻性や敏捷性、
スピードや筋持久力といった体力の向上を図ることができ、自らの責任を果たしたり、互いに助け合
ったりするなどの態度を養うことができる。
(2)生徒からみた特性
今回アンケートをとりバレーボールの授業についてどのような感想を持っているか確認した。
「あなたはバレーボールの授業が好きですか」
という問いに対しては、
①好きと答えた生徒は13人、
②どちらかというと好きだ18人、③あまり好きではない6人、④好きではない1人であった。
①、②の主な理由としては「一つのボールをみんなで落とさずにつなぎ合わせて団結力が深まるスポ
ーツだから」や、
「みんなと一緒にバレーをするとコミュニケーションがとれて楽しい」などであり、
「パスがつながるようになるとうれしい」や「スパイクなどを決めるとうれしい」といった回答もあ
った。③、④の主な理由としては「あまりうまくないから」
「パスが下手だから」
「ボールを使うこと
があまり好きではないから」などであり、
「ルールが分からない」
「手が痛い」などの理由をあげる生
徒もいた。
「バレーボールの授業に期待すること、できるようになりたいことは何ですか」という問い
に対しては、
「アンダーやオーバーのパスがうまくできるようになりたい」
、
「みんなと楽しくたくさん
の試合がしたい」
、
「ボールが怖がらず早く慣れたい」などの回答が見られた。
3.指導にあたって
2年4組の生徒は、全体的に明るく授業に積極的に取り組む生徒が多いが、女子の中に激しい運動
や苦手と感じた種目には消極的になってしまう生徒が少なくない。まT運動の苦手な仲間に対する励
ましやお互いでの教え合いの場面では、十分なコミュニケーションが図られていない実態も見られる
ことから、自分たちでチームの課題に応じた練習を選択したり工夫したりさせながら、教え合いや話
し合いを充実させすべての生徒の意欲を高めていきたい、その際バレーボールが得意な生徒には、積
極的にチームに働きかけてチームのリーダーとして練習を工夫するなどの活動ができるよう指導する
とともに、苦手な生徒には周りとのかかわりによって楽しんで練習やゲームに取り組むことができる
よう指導していきたい
さらに、新体力テストの結果からは、柔軟性と持久力に課題が見られたことから、この単元の指導
1
においては、バレーボールの効果的な特性を踏まえ絵、ボールを使ったトレーニングの工夫や連続し
た動きの工夫により、その課題の克服につなげていきたいと考えている。
4,学習のねらいと道すじ
(1)学習のねらい
①バレーボールに積極的に取り組むとともに、チームにおける自己の役割を自覚して取り組むことが
できる。また、自分や仲間の健康や安全に気を配ることができる。
(関心・意欲・態度)
②自己やチームの能力に応じた練習の仕方を工夫することができる。
(思考・判断)
③ゲームに必要な技能(オーバーハンドパス、アンダーハンドパス、サービスなど)を身につけ空い
た場所をめぐる攻防を展開するゲームを行うことができる。
(技能)
④バレーボールの特性を理解し、競技や審判の方法がわかる。
(知識・理解)
(2)学習の道すじ
ねらい① 基本的技能を身につけ、簡単なゲームができる。
ねらい② 個人やチームの課題を見つけ、その解決のための練習方法を工夫し、空いた場所をめぐる
攻防を展開するゲームを行うことができる。
5.単元の評価規準
関心・意欲・態度
球技の特性に関心を
単
元
の
評
価
規
準
思考・判断
運動の技能
球技を豊かに実践す
知識・理解
球技の特性に応じて
球技の特性や技術の
持ち、仲間とともに練 るための学習課題に応 ゲームを展開するため
名称、関連して高まる
習する楽しさや喜びを じた運動への取り組み の基本的な技能や仲間
体力や試合の行い方を
味わえるように進んで 方を工夫している。
と連携した動きを身に
理解している。
学習に取り組もうとす
付けている。
る。
互いの良さを認め合
い、協力して練習した
り、話し合おうとする。
①球技の楽しさや喜び ①運動の行い方の、ポ ①パスやサービスなど
を味わえるよう、バ
評
価
規
準
イントを見つけてい
①バレーボールの特性
基本的な個人技能を
や学び方、基本的技
学
レーボールの学習に
る。
身につけている。
習
積極的に取り組もう ②練習やゲームを通し ②ポジションを意識し
活
動
としている。
て自己やチームに適
て自分のコートに空
に
した課題を見つけて
いた場所を作らない
お ②チームにおける自分
け
の役割を自覚し、互
いる。
動きができる。
る
具
いに協力しようとし ③自己やチームの課題
体
ている。
に応じた練習方法を
の
③自他の健康や安全に
選んでいる。
能を高めるための効
気を配っている。
果的な練習方法につ
いて言ったり書き出
したりしている。
②ルールや試合運営の
仕方、関連して高ま
る体力について言っ
たり書き出したりし
ている。
2
6.指導と評価の計画(全12時間)
時間
評 価 計 画
学 習 計 画
関・意・態
思・判
技能
知・理
オリエンテーション
1
・バレーボールの特性と基本ルール、安全性
①
とマナー、用具の使用法、学習カードの使
い方など
基本技能の習得
2
①
・アンダーハンドパス
・ボールレッチ‘準備運動)
ね
基本技能の習得
ら
い
・オーバーハンドパス
・オーバーハンドパス
3
1
・アンダーハンドパス
①
①
・サーブ
・スパイク
試しのゲーム
4
・正規のコートでのゲーム
①
①
・ローテーションの確認
チーム練習
5
・チームの課題解決練習
②
①
・スキルテスト
練習ゲーム
6
・チームの課題解決練習
②
・3段攻撃を意識したバトミントンコート
①
でのパスゲーム
練習ゲーム
⑦
・チームの課題解決練習
③
①
・3段攻撃を意識したレシーブ練習
練習ゲーム
ね
ら
8
・移動しながらのレシーブとカバーリング
②
②
・トスからスパイク
い
2
・チームの課題解決練習
9
10
11
リーグ戦①
・チームの課題解決練習
リーグ戦②
・チームの課題解決練習
リーグ戦③
・チームの課題解決練習
③
②
③
③
②
②
①
②
まとめ
12
・スキルテスト
・感想、自己評価
3
7.本時の学習(本時案)
(1)ねらい
・パスやレシーブの精度を高め、ゲームの中で3段攻撃につなぐことができる。
・チームの課題に応じた練習方法を選択して、取り組むことができる。
(2)展開(7/12)
学習活動・内容
1 集合、整列、挨拶を行う。
・本時の目標を知る。
導
2 準備運動と補助運動を行う。
・ボールレッチ
入
・ボールトレーニング
・ショートスキルテスト
15
分
教師の指導及び学習評価(※)
○元気のよいあいさつができるようにする。
・欠席、見学と健康状態の確認をする。
○正しく運動ができているか確認するとともに意欲的に活動
できるようにする。
・様々な体勢でのパスを行うことによってケガの防止と柔
らかなボールの扱いができるようになることを目指す。
・ボールを使うことによって、パスと体力の向上を図る。
・ボールの片づけなどコート内の安全に留意する。
・オーバーハンドトスとアンダーハンドトスのテストによ
り記録の伸びを確認する。
パスの精度を高め、3段攻撃につなげよう
3 .前時の反省を元に、チームの課 ○前時の授業におけるゲームの反省を元にチームの課題を把
題に応じたメニューを選択して練
握し、課題に応じたメニューを選択して練習することがで
習を行う。
きるようにする。
課題とそれに対する練習方法(メニュー)
課
題
練 習 方 法
・基本的なパスがうまくい ・基本的パスの反復練習
かない
・2~3人組でのパス練習
・ボールの下に遅れてはい ・ボールを投げ入れてのランニングレシーブ練
る状況が多い
習
・パスの方向性が定まらな ・対面のランニングパス練習
展
い場合が多い
・ボールがつながらない
・サークルパス練習
・フォーメーションからの全体のボールに対す
る反応を考えるカバーリング練習
・ボールのつなぎがよくな ・レシーブ、トス、スパイクへの守備範囲やカ
開
30
分
く攻撃へつながらない
バーの連携を高めるシートレシーブ練習
評価(思考・判断)
②自己やチームの課題に応じた練習方法を選んでいる。
十分満足
○チームの課題を明確に把握し、課題に適した練習を
適切に選択している。
おおむね満足
○チームの課題に応じた練習を選択している。
手立て
○チームの課題を明らかにする。
○課題に応じた練習方法について確認する。
4
4 ミニゲームを行う。
・サーブはアンダーハンドサー
ビスで1本目が入らなかった
場合は2本目は投げ入れる。
・得点は1点、3段攻撃できま
った場合は2点。
・1回で返さない。
○バトミントンコートで3段攻撃を意識したゲームを行うこ
とができるようにする。
・3段攻撃は、チーム全員がひとつのボールの動きに反応
し、活動することによってできるプレーだということを
確認する。
・チームでの声の掛け合いを大切にして、常に構えを意識
しながらチームでフォーメーションを確認する。
評価(技能)
①パスやサービスなど基本的な技能を身につけている。
十分満足
○適切なフォームで距離、方向、高さをコントロール
したパスを送ることができる。
おおむね満足
○適切なフォームで、ゲームの仲間が追ってとれる程
度にコントロールしたパスを送ることができる。
手立て
○ボールが来る方向を予測し、準備して構えをとり素
早く落下点に移動する。
○ボールに対して正対し、パスしたい方向に体を向け
体全体でパスをする。
5 片づけを行う。
整
理
○本時の成果と次回への課題を明らかにすることができるよ
6 本時のまとめを行う。
あいさつを行う。
5
分
○安全に留意し、協力して片付けることができるようにする。
うにする。
・本時の自己評価、反省と次時の練習計画を学習カードに
記入する。
○元気のよいあいさつを行うことができるようにする。
5
6
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