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BD RSVエグザマンTM
RSウイルスキット(抗原検出用) TM BD RSV エグザマン【検体採取法および検体調製法】 1.鼻腔 拭 い 液 (スワブ) 外鼻孔から耳孔を結ぶ線 を想定し、正面から鼻腔底 に沿って静かにスワブを 挿入し、行き止まりの最奥 部 (上咽頭) の数ミリ手前で止めます。鼻腔粘膜を 軽く擦り、スワブを回転させながらゆっくりと引き 抜いてください。 陰圧で引く 2.鼻 腔 吸 引 液 吸引トラップの片方の部分 を吸引ポンプに、もう片方 の管を鼻腔の最奥部まで しっかりと挿 入し、吸 引 ポンプを陰圧にして鼻咽頭吸引液を採取します。 (乳幼児では80∼100mmHg) 付属のサンプル ボトル*に 生 理 食塩水を少量 入れます。生理 食塩水の量は350μLが適量ですが、粘性 に応じて350μL∼2mLの範囲で使用して ください。 鼻 腔 を 拭った 綿 棒 を 生 理 食 塩 水 に 浸して よく攪拌します。 吸引トラップの鼻腔吸引液約0.5mL を1∼2mLの生理食塩水で希釈しま す。鼻腔吸引液の粘性が高く扱いに くい場合は、生理食塩水を吸引ト ラップに加えてスポイトで扱える程度まで希釈してください。 (吸引 トラップ、鼻腔吸引液を扱うスポイトはキットに含まれていません。) 3.鼻 腔 洗 浄 液 綿球部をつまんででき るだけ多くの液を絞り だします。 よく攪拌します。 絞りだした液を調製検 体とし、 その 250μLを検 査に使用します。 希釈してよく攪拌した液を 調製検体とし、 その250μL を検査に使用します。 検体の採取、輸送、保存、取り扱い上の注意 ●検体を適切な方法で採取、 調製することは検査精度を保つ為に不可欠です。 ●鼻腔洗浄液および鼻腔吸引液は鼻腔拭い液に比べRSウイルスの検出感度が 3∼5mLのシリンジにゴム チューブを装着したもの (またはゴムバルブ)に生 理食塩水を満たします。ゴ ムチューブを外鼻孔から鼻腔にしっかり挿入し、生理食塩水を注入し、 ただち に吸引して回収します。使用する生理食塩水の量は2∼3mLが最適です。検査 鼻 腔 洗 浄 液をそ のま ま調製検体とし、その 感度の減少に繋がる可能性があるので、 過量の生理食塩水の使用は避けてく ださい。 (シリンジ、 ゴムチューブ、 ゴムバルブはキットに含まれていません。) 250μL を検査に使用 します。 *BD RSV エグザマンTM(30テスト) 【カタログ番号:256028 】 をご利用の際は、 別売品 BD RSV エグザマンTM用検体調製用サンプルボトル&ピペット (30回用) 【カタログ番号:251893 】 をご利用ください。 高く、 より望ましい検体とされています1)。 ●鼻腔拭い液に用いるスワブは、 綿球部の材質が、 ポリエステルまたはレーヨンの ものを使用してください。綿のスワブ、 アルギン酸カルシウムスワブは本検査に 適さないので使用しないでください。木軸のスワブも使用しないでください。 ●検体の遠心分離はしないでください。 細胞成分を除去してしまうため、感度を 低下させる可能性があります。 ●検体は、 適切な輸送方法で出来るだけ早く検査室に輸送し、速やかに検査を 1)Heikkinen, T., J. Marttila, A. Salmi, and O. Ruuskanen. 2002. Nasal Swab versus Nasopharyngeal 行なってください。 Aspirate for Isolation of Respiratory Viruses. J. Clin. Microbiol. 40: 4337- 4339. ご使用の前に、添付文書をよくお読みください。 RSウイルスキット(抗原検出用) TM BD RSV エグザマン【操作方法および判定方法】 250μL 操作方法 *検体は、 鼻腔拭い液、 鼻腔吸引液、 鼻腔洗浄液の 3 種類が 測定できます。 3滴滴下 キット附属のチューブに E(抽出試薬)を3 滴入れ ます。 3滴滴下 E( 抽 出 試 薬 )を 入 れた チュー ブ に 、調 製 検 体 250μLを加えます。 チューブにチップを装着 します。 アルミパウチからテストプレートを 取り出し、試料滴下部に 3 滴滴下 し、 15分後に結果を判定します。 よく撹拌します。 *試料滴下 15 分後に目視にて判定を行ないます。 判定は明るい場所で行なってください。 判定方法 *赤紫色のラインが判定部[ C ]に現れない場合、または背景 RSウイルス陽性 RSウイルス陰性 判定不能 部分の色が検査結果およびコントロールラインの読み取り を妨げている場合は、 「 判定不能」です。同じ検体で再検査 を行なうか、新しい 検 体を採 取 の 上 、再 検 査を行なうか もしくは検体の分離培養を行なってください。 判定上の注意 ● 判定時間 (試料滴下後15分) を過ぎたテストプレートで判定を行なわないでください。 ● 判定部の観察は、 明るい場所で真上から行なってください。 ● 判定部 [T] の位置に影のようなラインが見えることがありますが、赤紫色を確認できない場合は陰性と判定してください。 本製品の限界 ●本製品による陰性の検査結果はRSウイルス感染を完全に否定するものではありません。 診断は他の臨床情報等を考慮して 行なってください。 ●本製品は検体中の RSウイルス抗原を検出するキットです。 検体に含まれる抗原量とRSウイルスの感染力価は必ずしも一致 しないため、本製品での結果陽性はウイルス分離の結果と一致しない場合があります。 ●判定部 [ T ]のラインが薄い場合は濃い場合と比較して偽陽性の可能性が高いので、診断は必ず臨床症状や関連する他の 検査結果などに基づいて、総合的に行なってください。 ご使 用 の 前 に 、添 付 文 書 をよくお 読 みくだ さ い 。 ◆製品情報は、POCTホームページ www.bd.com/jp/poct/ 製造販売元 *BD、BDロゴおよびエグザマンはBecton, Dickinson and Companyの商標です。 ©2009 BD 48-058-01 R0-0904-001-288