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PTA関東大会参加報告
「PTA関東大会参加報告」 PTA会長 石和 敦 7 月 8 日・ 9 日と関東地区高等学校PTA連合大会が山梨県甲府市で開かれ、日立商 業PTA役員として、参加してきました。 1 日目は、山梨県内の 3 校によるアトラクション(ギター演奏・ダンス・応援団)のの ち、開会式、表彰式、大会宣言等が行われ、メインテーマ『自立~たくましく、しなや かに~』のもと、全体会が開催されました。その後、2015 年にノーベル生理学・医学 賞を受賞された大村 智氏による記念講演がありました。 『私の半生を振り返って』と題 された講演は、先生の幼少期から生い立ちにそって様々写真が映され、一期一会の大切 さや、人との繋がりがその後の自分を支えてくれたことなど、80 分近く熱のこもった 大変貴重な話でした。また、スキーの国体選手だったことや、若い頃から芸術に造詣が 深かったことなど、人柄が良く伝わってくる話を、拝聴することが出来ました。 2 日目は、5 分科会の内『学校教育とPTA』という分科会に参加しました。栃木県 立高根沢高等学校『生徒とともに歩むPTA』・茨城県立下妻第一高等学校『世界に輝 け 為櫻学園「光」プロジェクト』2 校の発表を聞き、改めてPTA活動の重要性を認 識しました。そして、健全でたくましく心身共に優れた知性を持ち、『人間力』をそな えた青少年を育成する為に、PTA活動を更に活発化して、情報交換をすることの大切 さを感じました。 「関東高校PTA連合会山梨大会」 学校長 宮内 教男 ノーベル賞を受賞された大村智氏の講演では、 「くりかえし同じ事を根気強く行うこ と」「地道な努力がオリジナリティにつながること」の大切さを改めて実感した。 分科会では、学校評価の向上、生徒の進路実現にPTAも積極的に関わろうという意 欲が感じられる報告であった。 3名の役員さんとともに充実した2日間を過ごすことができた。夕食時には、今後の 本校教育の方向性などについて率直かつ有意義な意見交換を行うことができた。 「関東地区高等学校PTA連合会大会山梨大会に参加して」 PTA副会長 駒田元樹 自営という事も有り、普段は土日も無く仕事をしているが今年の 7 月 8 日、9 日は少 し違う二日間になるであろうと期待しながら当日を迎えた。早朝から執行部三役と校長 先生、同行の教員という組合せでの移動でフムフム期待通り。と乗換えをしながら無事 に大会会場へ到着。 とにかく暑い。こんなに暑いのか…山梨県。というのも前日は全国でもトップの気温 を記録したとの事で暑さも納得だったが、会場に入りさえすればと全体会会場に入ると ソコでも私の予想を超える事態が起こっていた。空調設備の故障で会場の環境は最悪。 熱中症を起こしてしまったのか?と思われる人も多数散見された。 各校の代表、山梨県知事、教育委員会教育長の挨拶、とそれぞれの方がしっかりと話 をされていたが殆ど耳に入って来なかった。聞く姿勢で臨んでいるのに入って来ないの は何故かと思ったが、環境の整備の重要性を痛感した。贅沢を言う訳でも批判をする訳 でもないが、人に何かを効率的に伝えるには、環境の整備や突発的な事態への臨機応変 な対応が必要であり重要だという事も理解できた。 ノーベル賞受賞者である、大村氏の記念講演は人との出会いを軽んじること無く、与 えられた使命に対して没頭することの重要性や、その事で得られる対価には想像を超え る社会貢献も多分に含まれるのだ。と言う内容の話だった。 大村氏の使命は人の生命を救うという事だと言うことを分かっていて没頭したので はなく、没頭して貫いた結果が素晴らしい対価をもたらしたのだ。と解釈したが、子供 達にも『諦めない』 『貫く』事の重要性をしっかりと伝える為にも自分の日常をより拘 りのあるモノにして行こう。と思えた講演だった。 本校役員との談話では、 『高校生の子を持つ父親と学校』のタイトルが付けられるの では?と言う位の充実した議論を繰り広げられた。あえて内容には触れないが、それぞ れの立場の大人がそれぞれの視点で、子育てと言う共通テーマに向かって全力疾走して いるのだと深く理解出来たのでこの日 1 番の収穫だった。 長年、教育現場に身を置きながら校長にまでなった宮内校長先生の言葉には力があり 納得させられる不思議な魅力があったのも、教育者を貫いたからコソなのかと感じた。 2 日目の分科会では、栃木の高根沢高校と下妻一高の各PTA会長と校長の提案発表 を聞いたが、それぞれ取組み方が実に面白く、また理に適っているというか今の現実に 即した内容だった。 高校生だからと蓋をしてしまうのでは無く、高校生だからこその提案を。 ともすれば自己満足になりそうな取組みではあるが、しっかりと機能させて実績をあげ ているのが何よりの努力の証だな。と感じた。 二日間を通して… 私達が高校生だった頃、人生はチャレンジするべき最大のテーマであり一生掛けても攻 略は難しい物だが、挑むべき価値と挑んで貫いた結果について回る対価が困難に挑めば 挑むほど素晴らしい物になるのだ。と言われてもピンとは来なかったと思う。 だからこそ、子供達には、ピンと来ないまでにもアウトラインだけでも伝えて行かなく ては。対価のもたらす満足感を感じさせられる環境を整備して行かなくては。と新たな 使命感を得ることの出来た二日間となり、期待を大きく上回る収穫のある日程となった。 最後に全行程を何事もなく過ごせたのは、野呂先生を始め渉外部の先生方、引率をし て頂いた渡邉先生と宮内校長先生のお陰だと言うことに最大限の感謝の気持ちを。 石和会長、池田副会長のお二方にも人生の先輩として沢山の言葉を頂いた事にも最大限 の感謝の気持ちを。 この様な機会に代表として参加させて頂いた日商PTAの皆様にも感謝の気持ちを書 面ではございますが、お伝えしたいと思います。 ありがとうございました。 「PTA関東大会参加感想文」 PTA副会長 池田 博直 関東大会の全体集会 とは、東京都内を除いた各校PTA役員の集会であるが、その 人数の多さの中で、挨拶を述べる担当の方のプレッシャーと当日堂々と実施出来た迄の 練習量を想うと大変、敬服しました。 昼食時、山梨一高のPTA役員と会話させて頂いたのですが、その方の学校のPTA 行事で、105km マラソンがあり、約丸一日掛かる行事に役員始め会員合わせて、200 名 以上の父兄が、街頭各所に立ち、休憩所では、豚汁を振る舞うそうですが、その後の反 省会や慰労会と言うのはなく、長年実施されている行事に誇りを持ち、不平、不満を漏 らさず、ボランティアを楽しんでいる姿勢が立派だとおもいました。 夕食時には、古文書解析で全国的に知られている宮内校長先生からのお話で、伊達正 宗、武田信玄が茨城の出身である事を伺い、全国的に知名度の低い茨城県だが、実は、 凄く自慢出来る事もあるんだなと嬉しく思いました。また、同行した男性役員の子育て、 学校の教育の方向性に関しての熱い考えも聴けました。会議では、先生と二時間以上腰 を据えて長く会話をする機会はなく、1泊2日、寝食をともにする中での会話は、とて も有意義で、重要であると感じました。 2 日目の分科会では、2 校の活動成果報告を拝聴したのですが、両校共子どもを成長 させるプログラムを学校主導で立ち上げており、それをPTAが徐々に支援していく中 で、プログラムの成果が徐々に顕れていき、さらなる強度を持ったプログラムとして、 認知され、PTA、地域の方々が一緒に協力、支援して行くというサイクルが出来る仕 組みを学びました。プログラムが高い設定であるほど、最初のハードルは高くなるが、 学校が自信を持って、一貫して方向性を示し続ければ、結果は見えて来ると感じました。 やはり、プログラムの目標は子どもの成長、成功を高い位置に見据えたものが良いと思 います。当校でも、学校側に、子どもの将来の社会人として活躍する為に必要な事を積 極的に学ばせるプログラムを設定頂き、その成果実現の為に我々、PTAも積極的に協 力し、子どもの成長に寄与する様、努力したいと思いました。 今後もPTA役員の方には、関東大会に出席頂き、他校のPTA役員の活躍や発言内容 を直に聴いて、自分で補うべき点を得て頂き、本校PTA役員活動が益々成長して頂く 事を祈念致します。 「関東高P連報告」 渉外部 渡邉 学 7月8日 天候が心配される中、会場に到着し、山梨県の高校生によるアトラクション にて出迎えを受けた。特に「山梨縣髙等學校應援連盟」の合同応援は圧巻であった。 ノーベル生理学・医学賞の大村智氏の記念講演では、大村氏の研究者として、常に高い レベルの中に身を置く事が大事であるという心構えが印象的で教職に通じる部分があ ると感じた。 大会2日目、第一分科会「学校教育とPTA」のテーマで、栃木県立高根沢高等学校 と茨城県立下妻第一高等学校からPTA活動の発表があった。高根沢高校では立哨指導 や、学校祭、マラソン大会に会員が協力し、生徒から見えるPTA活動を展開していた。 下妻一高は進路に対して広い視野を持たせるために、 「光」プロジェクトと称して海外 研修やボランティア、難関大学への進学を支援する取り組みが発表された。