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報告(5) - 熊本市ホームページ

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報告(5) - 熊本市ホームページ
第7回タウンミーティングの意見交換内容について
■日 時:平成26年 1月27日(月)午後7時~8時30分
報告(5)
■場 所:龍田公民館大ホール
■参加者:熊本市教育委員会(﨑元委員長、森委員、泉委員、田口委員、廣塚教育長)、
市内在住者及び勤務者(38名)
№
質問・提案・要望等
回 答
○いじめ・不登校対策につい
て
いじめ・不登校について、
熊本市では、どのような要因
が多く、どのような対策を実
施しているのか。
・いじめについて
いじめに向かわせる要因は、「ストレス」「競争的価
値観」等がある、「冷やかし、文句、嫌なことを言われ
る」が6割以上である。
対策としては、日頃から、子ども達の行動を細やかに
見ることや毎月1回いじめの実態を把握するための「きず
なアンケート」を実施し、児童・生徒から訴えのあった
いじめについて、教育相談を行っている。また、6月にい
じめ根絶強化月間を実施し、校長からの講話、いじめに
関するポスターや標語の作成などの取り組みを通して、
学校のいじめ未然防止、早期発見・早期対応の取り組み
を推進している。
1
・不登校について
不登校となったきっかけと考えられる要因は、①不安
など情緒的混乱 ②無気力 ③親子関係をめぐる問題 ④意
図的な拒否があげられる。
対策としては、1日休んだら電話連絡、2日休んだら
家庭訪問、3日休んだら学校組織として対応、また、連
続1週間休む等の不登校の傾向が見られた場合は、該当
児童生徒の保護者との教育相談を早急に実施し、保護者
と連携して対応策を検討している。その際は、スクール
カウンセラー・心のサポート相談員等の専門の方を十分
活用しながら推進している。(事務局)
○小中学校の教室環境の正常
化について
小中学校の教室環境につい
ては、エアコンの設置や網戸
の設置が必要と考えるが、ど
のように考えているのか。
2
夏の暑さ対策として、これまで、特別支援学級を含む
普通教室や音楽室への扇風機設置や、図書室へのエアコ
ンの設置を行なってきたところ。
また、来年度には、小中学校の音楽室156教室と特
別支援学級にも、1校につき1教室ずつの125教室、
合わせて281教室へエアコンを設置する予定としてい
る。
小中学校合わせて約2千教室ある普通教室への設置と
なると、45億円程度の経費がかかるため、短期間での
実施は困難だと考えている。
また、併せて、本市学校施設の整備にあたっては、分
離新設校や特別支援学校の建設、また体育館の天井落下
防止対策など、喫緊の課題への対応も多くあることか
ら、緊急度の高いものを優先させながら、計画的に取り
組んでいく必要があると考えている。
なお、網戸については、学校から要望があれば、教室
周辺の環境を調査した上で、対応を検討したいと考えて
いる。(事務局)
PTA等からのエアコンの PTA等からのエアコンの寄付も受けている。(事務
寄付は受けないのか。
局)
なぜ、来年度音楽室へ設置
するのか。普通教室への設置
が必要であるなら、計画的に
設置すべきではないか。
音楽室は、近隣へ音が漏れるということで、授業中に
窓を締めた状態で授業をし、室内が暑くなることが多い
ため、優先的に整備をさせていただく。
普通教室へのエアコン設置については、整備しないと
いうことではなく、重要な課題として今後検討してい
く。(事務局)
近隣の方と良い人間関係の
構築ができていれば、音楽室
の音が近隣へ漏れるというこ
とでクレームは発生しないの
ではないか。
23-0
補 足
担当課
総
合
支
援
課
施
設
課
№
質問・提案・要望等
○熊本市の道徳教育について
私は、今の日本には、人に
迷惑を掛けない、人のために
なる人を育てるため、「道
徳」教育ではなく、「公民」
教育が必要だと考えるが、ど
のように考えているのか。
3
回 答
中学校社会の学習指導要領には、「我が国の国土と歴
史に対する理解と愛情を深め、公民としての基礎的教養
を培い、国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の
形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。」とあ
り、公民教育を行っているところ。
また、道徳教育の中には、「主として集団や社会との
関わりに関すること」という内容があり、その中で「社
会集団や郷土、国家、国際社会とのかかわりの中で、日
本人としての自覚に立って生きていく」ということを学
んでいるものである。
以上のことから、子どもたちに平和で民主的な社会の
形成者としての公民的資質を養うことは大切であり、各
学校では、社会や道徳の学習、様々な活動を通じて必要
な道徳性の育成を図っているところである。(事務局)
補 足
担当課
指
導
課
道徳教育は、学校だけの問 言い方の問題ではあるが、ご指摘の「公民」教育は、
題ではなく、家庭や地域と連 既に学校の「道徳」教育の中で行っていると考える。
携してやるべきことである。 (委員長)
○子どもの道徳心について
今の教育に対して、矛盾を
感じる。自転車通学で交通
ルールを守らない、あいさつ
をしない、電車の中で足を踏
んでも謝らない等、基本的な
ことができない子どもが多
い。昔と異なるのは、時代の
流れだろうか。
4
学校現場の中には、学校評
議員制度を活用するなど、
もっと地域の力を入れていく
べきだと思う。
昨今、基本的なことができないなど、児童生徒の規範
意識の低下が課題となっている。ご指摘の、交通ルール
を守ること、挨拶をすることなどは、時代の流れに関わ
らず、大切にしなければならない基本的なものである。
他の人への配慮や思いやりを大切にしながら、約束や
きまりを守る大切さや公共心、公徳心をはぐくむことは
大切なことであると考えている。
本市でも、学校では、道徳の時間を始め、集団宿泊教
室や修学旅行、ボランティア活動など、様々な教育活動
を通して、人間としての生き方を学び、豊かな心をはぐ
くんでいるところである。
また、保護者、学校、地域社会が連携して子どもたち
を育てていくために、全市一斉のあいさつ運動の実施や
道徳の授業の公開なども行っているところ。
「基本的なことができる子ども」、「豊かな心を持つ
子ども」に育てていくためには、保護者や地域の方のご
協力も得て、進めていくことが大切である。(事務局)
学校現場において、地域の力を活用するひとつの制度
として、文科省が推進している「コミュニティ・スクー
ル」がある。現在、本市では、このコミュニティ・ス
クールについて研究を進めているところである。(委員
長)
指
導
課
私は、中学校のPTA役員として、荒れていた中学校
が立ち直った姿を見た経験がある。それは、先生方はも
ちろんであるが、地域の方の支えがあったことが大きい
と感じている。学校というのは、地域の中にあって初め
て存在するものであり、皆様と一緒に学校を作っていき
たい。(教育委員)
○龍田小分離新設校の開校に
ついて
龍田小分離新設校の開校に
向け、子どもが育てた桜の木
5 を移植できるかなど、保護者
や地域には不安がたくさんあ
る。その不安に少しでも配慮
してもらいたい。
龍田小分離新設校の開校に向けては、期成会等を通じ
てご協力いただき感謝申し上げる。木の移植について
は、担当課である施設課に依頼しているところである。
今後も、教育委員会としては、立派な分離新設校が開校
できるよう努めていく。要望・相談等があったら、窓口
である学務課へ伝えてほしい。(事務局)
23-1
学
務
課
№
質問・提案・要望等
○運動部活動について
今の教員は、部活動を教え
ることで、本業が疎かになっ
ている。運動部活動の指導
は、外部に委託するべきだと
考えるが、どのように考えて
いるのか。
回 答
運動部活動は、子どもが運動の楽しさを味わい、体力
の向上を図るとともに、社会性や規範意識を高めるなど
教育的な効果も大きく、教育活動の一環として教員がそ
の指導にあたっている。
各種目の専門的な指導については現在も多くの外部指
導者を各学校が委嘱して行っているところであり、今後
も外部との連携を図りながら運動部活動を推進してい
く。(事務局)
6
近年の子どもは体を動かす機会が少なく、体力が低下
傾向にある。本市も同様であり、小学校低学年の子ども
の体力は、全国平均を下回っている。しかし、高学年以
降の子どもは、全国平均を上回り、体力が向上してい
る。これは運動部活動の効果であると言える。しかし、
ご指摘のとおり、部活動の指導に対して教員の負担感が
あるのは事実であるので、様々なご意見を聞きながら、
今後の部活動のあり方を検討していきたい。(委員長)
○反転授業について
最近、反転授業という言葉
をよく聞く。アメリカでは十
数年前から実施され、武雄市
でも試験的に導入され効果が
出ているようだが、熊本市で
はどのようにお考えか。
7
「反転授業」とは、これまで学校の授業で教えてきた
内容について家で予習を行い、学校の授業で、予習して
きた内容を生かし、協同的な学習や問題に取り組む方法
のこと。
「反転授業」のメリットは、事前に家庭で基礎知識の
習得をしておくことで、授業では、話し合い、教え合う
活動に多くの時間が確保でき、コミュニケーション能力
が身につくことにある。
このようなことから、家庭学習が知識の習得の基本と
なるため、保護者の協力が不可欠となる。
武雄市における「反転授業」は、小中学生全員に1台
ずつ配るタブレット端末を用いて行うものであり、武雄
市では、子どもたちは、授業のビデオ・動画を入れたタ
ブレット端末を持ち帰り、自宅でその動画を見る。知識
の習得のため、自宅でビデオ授業の動画を何度でも繰り
返し見ることができる。
このように、武雄市のようなタブレット端末を用いた
「反転授業」は、児童全員にタブレット端末を配布する
ことが前提となるため、今後、武雄市での成果と課題を
踏まえ、研究していきたい。(事務局)
補 足
担当課
健
康
教
育
課
指
導
課
アメリカの義務教育は、日本のように子どもたちを卒
業させることを重視しておらず、子どもたちを留年させ
ることができる。そのようなシステムの中にあるので、
アメリカでは、自分が勉強するかどうかという自己責任
が大きくなる反転授業が多く実施されていると感じる。
(教育委員)
○特別支援教育の充実につい
て
現在、通常学級の中にも
様々な特性を持った子どもが
増えていると感じる。そのよ
うな子どもたちが社会に出た
とき、社会の中で役割を持っ
た大人に育てていくことが重
要であると感じている。
8 熊本市では、特別支援教育
の充実についてどのように考
えるか。
通常学級においても、特別支援教育の視点を生かした
授業を推進することが重要であると考えている。
そこで、学習に集中できる教室環境づくりや一人ひと
りを大切にする学級集団づくり、教材・教具を工夫した
どの子も分かる授業づくり等を推進している。
また、教育活動において支援を要する学級に対し、子
どもの安心・安全の確保や学習環境の改善のため、学級
支援員や教育活動サポーターを必要に応じて配置してい
る。(事務局)
現在、特別支援学級の担任だけではなく、通常学級の
担任にも、子ども一人ひとりの特性に応じた支援が求め
られている。そこで、学校にいる全教職員を含め、学校
全体の支援体制の充実を目指している。しかし、特別支
援教育の充実は、学校だけではとても難しいと感じてい
る。家庭の支援も大切となってくるのでご協力をお願い
したい。(教育長)
23-2
総
合
支
援
課
№
質問・提案・要望等
回 答
補 足
○特別支援教育の充実につい 私は、最近、子どもたちがどうしたら心の逞しさを持
て(つづき)
つことができるのかを考えている。特別支援教育も同様
であるが、社会の中で、自分の力を発揮できる子どもた
ちを育てるためには、何でもしてあげるというような手
8
厚い支援だけではなく、その子にあった厳しさも時には
必要だと感じている。(教育委員)
○校区外の公園の利用につい
て
自宅の近くに大きな公園が
あるが、校区外であるため、
小学校から、子どもだけでは
9 利用してはいけないと言われ
た。なぜ家の近くにある公園
を利用できないのか。
子どもたちの安全面等の配慮から、学校には、一般的
に校区外に出てはいけないというルールがある。しか
し、その公園が校区外であっても、その子どもの生活圏
であるならば、学校と話し合って対応を決めることが必
要であると考える。(事務局)
○ミュージックチャイムにつ
いて
楠小学校等にあるミュー
ジックチャイムはどこが設置
したのか。ミュージックチャ
10 イムは、子どもたちに帰宅時
間を知らせるために効果的だ
と考えるが、今後、教育委員
会として設置する予定はある
のか。
ミュージックチャイムは、昭和50年代に民間会社か
らの寄贈により、各小学校に設置した経緯がある。
しかし、現在では老朽化が進み、市内の小学校数校に
しか設置されておらず、地域によっては、音がうるさい
という苦情も受けている状況である。
教育委員会としては、ミュージックチャイム設置の継
続予算を要求したことはあるが、現在のところ、設置ま
でには至っていない。(事務局)
23-3
担当課
総
合
支
援
課
指
導
課
設 置:昭和58年7月
設置校:24小中学校
事業費:9,600千円
・午前8時と午後6時(冬期
は午後5時)に、朝は「熊本
市歌」、夕方は「ふるさと」
が流れる。
・飽託4町合併により、総合
支所4ヶ所、小学校2校追
加。
平成25年度現在設置校:8
小学校
学
務
課
第8回タウンミーティングの意見交換内容について
■日 時:平成26年 2月14日(金)午後7時~8時30分
■場 所:幸田公民館ホール
■参加者:熊本市教育委員会(﨑元委員長、森委員、田口委員、廣塚教育長)、
市内在住者及び勤務者(48名)
№
質問・提案・要望等
・子どもの学力
熊本市の子どもたちの学力
レベルは、どの程度か。もし
全国平均と比較して低い時
は、どのように取り組むの
か。
回 答
・本市の子どもたちの学力は、小中学校とも、全国と比
較するとやや高い水準にあるものの、近年、右肩下がり
傾向にある。
学力向上は大切だと認識しており、教育委員会として
は児童への学習の支援や教員の指導力向上などに取り組
んでいるところである。
教員の指導力向上としては、授業改善を図るため、教
育センターでの研修をはじめ、若手教員を対象とした教
師塾「きらり」などを行っている。
児童への支援としては、基礎基本の問題集「学びノー
ト」の配布や学力と学習習慣の定着を目指した「学び
ノート教室」を実施している。
学力向上を平均値だけで見るのではなく、一歩踏み込
んだ中で分析していかなければならないと考える。(教
育委員)
1
・学力をどう測るのかは難しいが、国の統一した試験等
で測っている。国際的には、PISA(OECD生徒の学習到達
度調査)が学力の比較をしているが、一つの数値だけで
表すのは難しい。本市の平均値が下がったということ
で、教育委員会でも議論をしている。
国語と算数の問題を自分でも解答してみたところ、問
題文に長文が多かった。私見であるが、問題文を前から
順に読んで質問文を読み解答すると、時間が不足して高
得点が取れないのではないか。中・高校生になると、先
に質問文を読んでから、問題文を読むようになる。
点数で表す学力とは何かということを問題提起した
い。(委員長)
・給食費
学校給食児童負担は未納者
はいないか。経済的に払える
のに払わない家庭があれば子
どもの教育上よろしくなく、
また貧困家庭へは市が負担す
ることにより、徴収率を上げ
るべきと考える。
2
・経済的に厳しい家庭、低所得世帯である生活保護世帯
や準要保護世帯については、給食費を公費で負担してお
り、それ以外の家庭に給食費を負担していただいてい
る。
平成24年度の給食費の未納率は、本市で0.07%(1万
世帯あたり7世帯)である。全国平均は0.9%(1万世帯
あたり90世帯)であり、全国と比較すると1/10以下
で、未納は少ないと言える。
未納対策としては、経済的な理由で未納となっている
世帯等に対しては、担任から公費負担の制度について説
明し、利用を促しているところである。
事情がなく支払わない世帯には、丁寧に督促し、公平
性確保の観点から、最終的には法的な手続きも含めて対
応する。(教育委員)
・主義主張で給食費を支払わない世帯はあるのか。(委
員長)
・主義主張により払わないケースは聞いたことがない
が、支払期限を約束しても支払いがなく、先延ばしにな
るケースはある。他に優先すべき支払いがあるようだ。
(事務局)
23-4
補 足
担当課
指
導
課
健
康
教
育
課
№
質問・提案・要望等
・運動部活動
運動部活動は社会体育へ移
行してはどうかと県教委の会
合で提言されたことについ
て、先日、地元新聞で報道さ
れたが、市教委の方針を知り
たい。
3
回 答
・県教委のあり方検討委員会において、小学校の運動部
活動を社会体育へ移行するという提言案をまとめ、その
後、市町村への説明を行うと聞いている。
本市では、部活動は学校教育の一環として位置づけて
いる。部活動指導が教員の多忙感の要因になるという側
面もあるが、本市の子どもの体力は全国平均を下回って
いる。昔と比べると外で体を動かす機会が少なくなり、
生涯を通じた健康管理に影響する。小学校3~4年まで
は全国平均を下回る項目が多いが、5~6年になり部活
動が始まると、全国平均を上回る項目が増えている。
「長なわとび大会」といった体を動かす仕組みを実施
し、体力向上につなげている。
また、教育の一環ということで部活動を実施すること
により、規律、集団行動、チームワーク、リーダーシッ
プ、他者を思いやる心などが育まれる。
これらのことは社会体育でも可能かもしれないが、県
教委のあり方検討委員会が示した社会体育への移行は、
すぐには困難である。私見であるが、現在でも部活動へ
の外部指導者の活用にも、教育的配慮なしに勝利至上主
義による過熱した指導など、様々な課題があり、相当の
研究が必要であると考える。(委員長)
補 足
担当課
健
康
教
育
課
・小学校での運動部活動は全国的にも少ないと聞いてい
るが、部活動の効用は大きいと認識している。本市で策
定している部活動の指針に基づいて実施しているが、特
定の競技を指導できる先生が少ない、などの課題もあ
る。
今後、県教委の方針を受け、本市でも平成26年度に検
討する委員会を設置したいと考える。(教育長)
・総合型スポーツクラブとの
連携
田迎地域スポーツクラブの
設置を目指している。県教委
の方針では、将来的には地域
スポーツクラブ等が運動部活
動の受け皿になってはどう
か、と提案されている。設立
にあたり、そのような構想を
持って立ち上げたいと考え
る。そのため、市の方針が大
事な要素となるので、知りた
い。
また、地域スポーツクラブ
4 は観光文化交流局が所管であ
るので、市教委との連携を
図ってもらいたい。
・総合型スポーツクラブを所管しているのは、市長事務
部局のスポーツ振興課であり、運動部活動は教育委員会
健康教育課が所管している。民間のスポーツクラブ、総
合型スポーツクラブなど、子どもたちに多様な運動の機
会を確保することが重要と考える。生涯スポーツマス
タープランも策定しているスポーツ振興課とは、情報を
やりとりしながら取り組んでいきたい。(事務局)
・平成26年度に委員会を設置 ・市議会の平成26年第1回定例会にて、新年度予算案
すると考えてよいか。
として計上しているところ。予算が承認されれば、検討
委員会を設置したい。(教育長)
健
康
教
育
課
・検討委員会では、どのくら ・様々な課題がある中で、どのような論議になるのかわ
いの期間を目処に、結論を出 からないが、今後、県教委が決める最終的な方針を受
す見込みか。
け、あまり長い期間をかけて検討することではないと考
える。具体的な期間をお示しすることはできないが、平
成26年度については、委員会を設置したいということ
で予算を計上している。(教育長)
・英語教育
学校教育における子どもの
英語教育や、コミュニケー
5 ション力、グローバルな人材
育成など、市としての方向性
はどうなのか。
・本市では、富合で小中一貫の取組により、中学校の英
語教師と協力して小学校で英語を教えており、成果が上
がっている。グローバルな人材養成は、小中高大学まで
行っているが、大学でも養成しきれていない。語学を
習っても、使わなければ忘れてしまうという面もある。
(委員長)
23-5
指
導
課
№
質問・提案・要望等
・英語教育(続き)
回 答
補 足
担当課
・英語教育を小学校から始めることについて一番大切な
ことは、海外に目を向けたり、違うものを見ようとする
気持ちや意欲に働きかけることから始まるのでないかと
考える。
学校で英語の読み書きをしっかり勉強した日本の高校
生は、受験のときに英語を書く力は高い水準にあると言
われているが、話せない、英語の力が薄れていく、とい
うのは、それから先に英語で何かしたい、英語で話を聴
いてみたい、読んでみたい、という意欲による。
海外に対して引いてしまう控えめな精神性、というの
も日本人にはあると思う。私見であるが、海外に目を向
けたときも、同じように人と人同士、気持ちは伝わる、
隣の友人に接するような自然体で周りをみていけるよう
な視点を伸ばすことが、同時に必要だと思う。市でもそ
のような教育をやっていただきたいと考える。(教育委
員)
指
導
課
・武道の必修化
・平成24年度から、中学校の体育で武道が必修化され
武道の必修化について聞き た。それまでは武道とダンスの選択であったが、必修化
たい。
により男女とも武道とダンスの両方を学習する。学校に
6
より、剣道、柔道、相撲の3つの中から選択するが、本
市では柔道、剣道が多い。武道は、日本古来の礼儀を重
んじるような教育的効果のために導入された。(事務
局)
健
康
教
育
課
5
・道徳教育
昔は、道徳的なことは家庭
で学んだものであるが、核家
族化が進み、先生を敬うこと
も少なくなった。神社仏閣へ
の畏敬の念もなくなり、境内
でごみを散らかしているの
で、注意をしなければならな
い。神社仏閣を大切にする心
は、学校でどのように教えて
7
いるのか。
・学校教育の中で、週に1回道徳の授業を実施してい
る。家庭での教育、地域社会での教育が重要だと思う。
市教委では、11月を「心かがやけ月間」として心の教
育に取り組んでいる。家庭や地域での協力もお願いした
い。(事務局)
・学校教育では、神社仏閣を大切にすることは特に教え
ていない。児童生徒の道徳性を、「主として自分自身に
関すること」 「主として他の人とのかかわりに関するこ
と」「主として自然や崇高なものとのかかわりに関する
こと」「主として集団や社会とのかかわりに関するこ
と」の4つの視点から指導を行うこととしており、今後も
バランス良く指導していく。(事務局)
指
導
課
・初詣などで、保護者が神社仏閣を大切にしている姿
を、子どもたちに態度で示すことも有効だと考える。
(事務局)
神殿に跨っていたので、注
意をしたところである。しっ
かり指導をしてほしい。
・特別支援教育
子どもの通った小学校に
は、特別支援学級があった。
中学校に進学し、特別支援学
級がない他の小学校から進学
した子どもと比較すると、優
しい心が育ったように思う。
本市の特別支援教育の充実に
ついて聞きたい。
8
・国ではインクルーシブ教育システムを推進しており、
本市では、特別支援学校高等部と小・中学部の設置を計
画している。特に、小・中学部は、小中学校への併設を
予定している。(委員長)
・特別支援学級は年々増加しており、本市では、小学校
93校中86校、中学校42校中40校に設置してい
る。地域の学校で学びたいという声が強く、市教委では
教員の配置を行っている。
平成29年度には、現在県費負担の教職員の給与が、
政令指定都市に移譲されることになり、国と直接、教員
の定数について協議することが可能になり、大きく期待
している。多様な学びの場を提供できるよう、特別支援
学校を作っていきたい。(教育長)
・先生の給与は、国が3分の1を支出して県が負担して
いる。教員の加配などは、市から県へ要望して県が決定
していた。定数権が政令指定都市に移譲されれば、市で
できる部分が増えることになり、期待している。(委員
長)
23-6
総
合
支
援
課
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