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RNA 精製・解析ツールセレクションガイド - Thermo Fisher Scientific

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RNA 精製・解析ツールセレクションガイド - Thermo Fisher Scientific
RNA 精製・解析ツール セレクションガイド
produced by RNAエキスパート Ambion®
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 2
12/09/14 13:54
卓越した信頼性
RNAエキスパート Ambion®
Confidence comes naturally
Ambion®の製品ラインは、20年以上にわたって蓄積された、RNAに関する傑出
した専門知識に裏打ちされています。お客様の研究を効率化する革新的なキット
や専門ツールは、品質の高い結果をもたらすことに、常に貢献しています。
• インタクトなRNAを最高純度で提供
• 最少量のサンプルからでも高いRNA収量を実現
• あらゆる種類のサンプルやアプリケーションに特化した最先端のテクノロジー
2
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 2
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目 次
4 製品セレクションガイド
6 Total RNAの精製
12 mRNAの精製
14 遺伝子発現解析
18 miRNAの精製・解析
20 RNaseをコントロール
22 RNAの定量
3
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 3
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製品セレクションガイド
あらゆる種類のサンプルに対応できるRNA精製キット、試薬
PureLink® Pro 96
Total RNA Purification
Kit
®
Ambion の広範囲にわたるRNA精製キットをご選択頂け
れば、原核生物、酵母、昆虫、植物または哺乳類細胞など、
ほとんどすべてのサンプルからRNAの精製が可能です。
RT-PCR、qPCR、マイクロアレイプロファイリング、そして
RNAシーケンスなどのダウンストリームのあらゆる研究ア
プリケーションで精度の高い実験結果を確実にする上で、
分解のないインタクトなRNAを高収量・高純度で調整する
ことはとても重要です。
24サンプル以上
(High Throughput)
Web ページ:
1–50サンプル
(Low-Middle Throughput)
Total RNA purification
(P6)
www.lifetechnologies.com/totalrna
miRNA solutions
(P18)
www.lifetechnologies.com/mirvana
Cells-to-CT™ kits
(P14)
www.lifetechnologies.com/cellstoct
Single Cell-to-CT™ kits (P17)
www.lifetechnologies.com/sc2ct
NEW
MagMAX™-96
Total RNA Isolation
Kit
PureLink®
RNA Mini Kit
MagMAX™ FFPE
Total Nucleic Acid
Isolation Kit
RecoverAll™
Total Nucleic
Acid Isolation
Kit for
FFPE
一般的 な
17サンプル以上
(High Throughput)
16サンプル以下
(Low Throughput)
RNA purification products selection guide
www.lifetechnologies.com/rnaselection
Ambion® Technical Resources
www.lifetechnologies.com/rnaexperts
For every application, sample and RNA type
www.lifetechnologies.com/rnapreps
4
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 4
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PureLink® Pro 96
Total RNA Purification Kit
®
TRIzol Plus
RNA Purification
System
MagMAX™-96 for
Microarrays Total RNA
Isolation Kit
Single
Cell-to-CT™
Kit
PureLink®
RNA Mini Kit
24サンプル以上
(High Throughput)
Single cell
PureLink® Pro 96
Total RNA Purification
Kit
MagMAX™-96
Total RNA Isolation
Kit
Cells-to-CT™ kits
1–50サンプル
(Low-Middle Throughput)
TRIzol® Plus
RNA Purification
System
MagMAX™ Total
Nucleic Acid
Isolation Kit
抽出困難な組織
(24サンプル以上)
24サンプル以上
(High Throughput)
1–50サンプル
(Low Throughput)
複数細胞
10∼105 cells
はい:リアルタイムPCR
のみ使用
細菌
いいえ:リアルタイムPCR又は
他のアプリケーションで使用
or
酵母
組織
的 な組織
リアルタイムPCRにのみ使用?
細胞
スタート
[サンプルタイプ
の選択]
スモールスケール
(500 µL以下)
FFPE
血液
1–50サンプル
(Low-Middle Throughput)
LCM
スモールRNA
ラージスケール
(3 mL以上)
Single
Cell-to-CT™ Kit
PureLink®
RNA Micro Kit
mirVana™
miRNA Isolation
Kit
TRIzol® LS
Reagent
24サンプル以上
(High Throughput)
MagMAX™-96
Blood RNA
Isolation Kit
全血
白血球
凍結
or
新鮮血
血液細胞内RNAの安定化、
または安定化済血液サンプル
LeukoLOCK™
Kit
PureLink®
Total RNA
Blood Kit
Tempus® tubes
MagMAX™
for
Stabilized
Blood Tubes
kits
Stabilized
Blood-to-CT™
kits
Tempus®
kits
5
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 5
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Total RNAの精製
®
PureLink RNA Mini Kit
細胞や組織からのシンプルなTotal RNA精製
PureLink® RNA Mini Kitは動物や植物、酵母、細菌、血液を含む広
範囲の細胞や組織からTotal RNAを迅速に精製するために設計され
たキットです
(表1)。PureLink® RNA Mini Kitは独自のシリカベース
のスピンカラムシステム(図 1 )を用いることで、フェノール等の危険
な試薬を必要とせずに、高品質のRNAを他社のキットよりもはるかに
高い収量で抽出します。RNAはRNaseフリー水に溶出されるので、
ダ
ウンストリームのほとんどのアプリケーションですぐに使用すること
ができます。
• 約20分で高品質のRNAを精製
• 危険な、あるいは毒性のある化学物質を未使用
• 最大1,000 µgのRNA収量
PureLink® テクノロジーはグアニジン・イソチオシアネートによる細
胞溶解と、シリカメンブレンのスピンカラムによる精製スピードや純
度、容易さを組み合わせたものです。このキットでは危険なフェノー
ル・クロロホルム抽出、手間のかかる塩化セシウム遠心分離、塩化リ
チウムまたはアルコールによる沈殿を必要とせず、約 20 分のシンプ
ルなプロトコールで RNAを得られます。精製された高品質の RNA
は、ゲノムDNAのコンタミを最小限にした状態で得られ、RT-PCRや
qPCR、ノーザンブロッティング、cDNA合成、ヌクレアーゼ保護アッセ
イなどのダウンストリームのアプリケーションですぐに使用すること
ができます。
本キットはMini Kitで他社のMidi Kitレベルのサンプルを処理可能
で、高収量のTotal RNAを回収することができます
(図2、表3)。
• 精製した高品質・高純度のRNAは、様々なダウンストリームの用途
に使用可能
表1 PureLink® RNA Mini Kitに適合したサンプルサイズ
図 1 標準スピンカラムテクノロジーを利用した PureLink® RNA Mini Kit
4
1
サンプルを RNA 溶解液に
溶解後ホモジナイズします
カートリッジを
3回洗浄します
サンプルタイプ
サンプル量
動植物細胞
最大108細胞
動物組織
最大200 mg
植物組織
最大250 mg
全血
最大0.2 ml
酵母細胞
最大5 x 108細胞
細菌細胞
最大109細胞
SPIN
1,000
2
5
900
800
RNAをリカバリー
チューブに回収します
700
RNA (µg)
エタノールを加え、
よく混和します
PureLink® RNA Mini Kit
®
Qiagen
Q社 RNARNeasy
Midi Kit
RNA Midi Kit
Q社 RNA Mini Kit
600
500
400
300
200
3
100
0
25
サンプルをRNAスピン
カートリッジに加えます
100
200
Tissue (mg)
図 2 PureLink® RNA Mini Kit: 200 mg 以下のスタートサンプルからの高収量
を用いて、
PureLink® RNA Mini Kit および Q 社 Kit(Mini、Midi)
25 mg、100 mg、200 mg のラッ
SPIN
ト肝臓組織から RNA を精製し(製造元のプロトコールに従って)
、Total RNA の収量の比較
を行ったところ、PureLink® RNA Mini Kit は Q 社の Midi Kit 以上の収量が得られた。
PureLink® RNA Mini Kitについての詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。
www.lfetechnologies.com/rnamini
6
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 6
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®
PureLink RNA Micro Kit
少量サンプルからトータルRNAを効率的に精製
PureLink® RNA Micro Kitは、LCMやFACSでソートされた細胞な
どの少量サンプルからトータルRNAを効率的に精製できるシステム
です。TRIzol® Reagentを組み合わせれば、最大10 mgまでの組織
にも対応可能です。
• 15分で最大100 µgのRNA収量
• 少量のサンプルからTotal RNAを回収可能
• 85%以上の回収率
表2 PureLink® RNA Micro Kit 様々なサンプルでの使用例
Total RNA Yield (ug)
サンプルタイプ
20
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
Sample 1
動物細胞
Cells HeLa
サンプル量
収 量
5 × 105細胞
7.5 µg
Sample 2
Sample 3
動物組織
Liver
Spleen
Kidney
Brain
Heart
Testes
HEK293
5
5 × 10 細胞
10 µg
Rat liver
5 mg
17 µg
Rat brain
5 mg
2 µg
Rat spleen
5 mg
13.1 µg
Rat heart
5 mg
1.8 µg
Rat testes
5 mg
7.1 μg
Rat Tissue
図 3 PureLink ™ RNA Micro Kit により、5mg の凍結されたラット組織から RNA 精製
RNA は 10μl に溶出された。 RNA 収量は、260nm で吸光測定。
表3 PureLink® シリーズの優れたパフォーマンス
仕様
PureLink® RNA Mini Kit
Q社 Mini Kit
Q社 Midi Kit
PureLink® RNA Micro Kit
Q社 Micro Kit
サンプルサイズ
最大200 mgの組織
最大5 x 107細胞
0.5∼30 mgの組織
最大107細胞
20∼250 mgの組織
5 x 106∼1 x 108細胞
5 mg以下の組織
5 x 106未満の細胞
5 mg未満の組織
5 x 105未満の細胞
結合能
1,000 µg
100 µg
1,000 µg
100 µg
45 µg
プロトコール時間
20分
20分
60分
15分
30∼40分
溶出容量
30∼100 µL
30∼100 µL
300∼500 µL
10∼12 µL
10∼14 µL
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
PureLink® RNA Mini Kit
10 preps
12183-020
50 preps
12183-018A
250 preps
12183-025
50 preps
12183-016
PureLink® RNA Micro Kit
7
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Total RNAの精製
®
TRIzol Reagents
最も信頼され文献にも多数引用されている試薬
TRIzol® Reagentsはフェノールとグアニジン・イソチオシアネート
の調製済み単相溶液で、DNA・タンパク質フリーなTotal RNAの精
製に適しています
(表4)。この製品はChomczynski とSacchiによっ
て開発されたシングルステップRNA精製法に改良を加えた方法に基
づいており、約1時間で抽出が完了します。
TRIzol® Reagentsはスタートサンプルの種類を問わず高品質でイ
ンタクトなRNA精製試薬として最も信頼され、数千もの研究文献で
引用されています。
• 実績も多く信頼して使用できるRNA精製試薬
• 抽出困難なサンプルに対しても優れた溶解能を発揮
• 組織や細胞、血清、ウイルス、細菌それぞれに至適化された組成
TRIzol® Reagentsを用いたRNA精製法は、ヒト、動物、植物、または
細菌由来の少量の組織(50∼100 mg)
や細胞(5 x106)、ならびに大
量の組織(1 g以上)
や細胞(>107)
に対して優れたパフォーマンスを
®
発揮します。またTRIzol Reagentのシンプルさは、多数のサンプル
を同時に処理することを可能にします。全体の手順は約1時間で完了
し、TRIzol® Reagentで精製したTotal RNAにはタンパク質とDNA
の混入がありません。
表4 TRIzol® Reagentsシリーズ
サンプルの種類
製品名
サンプル量
組織・細胞
TRIzol®
100 mgの組織または107細胞あたり試薬1 mL
血清やウイルス調製液などの溶液
TRIzol® LS
5 x 106細胞あたり試薬0.75 mL
細菌
TRIzol® Max Bacterial RNA
Isolation Kit
108の細菌細胞あたり
Max Bacterial Enhancement Reagent 0.2 mL + TRIzol® Reagent 1 mL
有機溶媒を用いた抽出を行うケース
近年、RNA 精製用の手順の多くはシリカベースの
スピンカラム法を利用しているため、有機溶媒によ
る抽出操作を含みません。シリカベースのスピンカ
ラム法は安全、迅速で簡単ですが、有機溶媒によ
る抽出操作を取り入れた方法は、シリカベースのス
ピンカラム法のみの場合と比べていくつかの重要
なメリットがあります。これは脾臓や膵臓などの抽
出困難な組織や RNase を多く含む組織を扱う場合
に特にあてはまります。
抽出困難な組織
RNA 抽出困難な組織とは、高純度で分解のない
有 機 溶 媒フリー のグア ニジン溶 解 液 中 で は、 インタクトな RNA の回収が難しい組織やホモジナ
イズが難しい組織のことです。これらには内在性
RNase は再活性化されることがあります。
RNase を多く含む組織(脾臓や膵臓)、固く繊維
• 迅速で効率的なタンパク質の除去
を多く含む組織(結合組織、骨、歯、および固い
• 脂肪などの生体分子の除去
腫瘍)、および脂肪を多く含む組織(脳や脂肪組織)
• スケールアップが容易に可能
有機溶媒による抽出のメリット
• ヌクレアーゼの恒久的な不活化
が含まれます。
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
TRIzol® Reagent
100 mL
15596-026
200 mL
15596-018
100 mL
10296-010
200 mL
10296-028
TRIzol® Reagent 100mL + Enhancement Reagent 20mL
16096-020
TRIzol® Reagent 200mL + Enhancement Reagent 40mL
16096-040
TRIzol® LS Reagent
TRIzol® Max Bacterial RNA Isolation kit
詳細については以下のウェブサイトをご覧ください。
www.lifetechnologies.com/trizol
8
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®
TRIzol Plus RNA Purification System
TRIzol® Plus RNA Purification Systemは、繊維質または脂肪組織、
植物といった抽出困難なサンプルからでも、約 1 時間の操作で分解の
ないインタクトなRNAを高純度・高収量で提供できます(図5、表5)。高
純度に精製されたTotal RNAはマイクロアレイ解析あるいはqPCRな
どの高感度を必要とする遺伝子発現研究におけるアプリケーションに
適しています。
1,000
Total RNA収量(μg)
高感度を必要とするアプリケーションのためのRNA精製
TRIzol® Plus RNA Purification Systemは、TRIzol® Reagentの優
れた溶解能と、PureLink® RNA Mini Kitのシリカスピンカラムフォー
マットの容易さとスピードをカップリングさせたキットです
(図4)。
100
TRIzol® Plus RNA Purification System
10
Q社 Mini Kit
• スピンカラム方式により最大1,000 µgのTotal RNAの精製が可能
1
• RNA抽出困難な組織も含めた全ての細胞、組織に使用可能
1
10
100
1,000
Starting material(mg)
• 面倒なエタノール沈殿の操作を省略
図 5 TRIzol® Plus RNA Purification System は他社のキットよりも
高い収量を提供します
ラット肝臓組織をサンプルとしてスタートサンプル量を振って、TRIzol®
Plus RNA Purification System と Q 社キットの Total RNA 回収能の
比較を行いました。
TRIzol® Plus System はカラムの最大結合能 1,000 µg まで RNA を回
収できましたが、Q 社キットは 1/10 程度で回収量が頭打ちとなりました。
図 4 最適化されたプロトコール
TRIzol® Reagent は細胞を溶解して細胞成分を可溶化する一方
で RNA の完全性を維持します。クロロホルム抽出に続く遠心分
離により、溶解物を RNA を含む水相と有機相に分離し、水相は
エタノールとの混和後に RNA 結合用 PureLink® RNA ミニカ
RNAを含む
水層を新しい
チューブに移す
TRIzol®試薬中で
SPIN
SPIN
サンプルを
ホモジナイズする
ラムに移します。 夾雑物は徹底的な洗浄によって効率的に除去
クロロホルムを加え
遠心分離
し、高純度の RNA を RNase フリー水に溶出します。
エタノールを加えて
よく混ぜる
RNAスピンカートリッジに
洗浄
サンプルを加える
RNaseフリー水を
加えて新しいチューブに
RNAを溶出する
表5 TRIzol® Plus RNA Purification System 仕様比較
仕様
TRIzol® Plus RNA Purification System
Q社 Reagent+ Mini Kit
キット内容
TRIzol® Reagent 100 mL + スピンカラム50個
Q社Reagent 200 mL + スピンカラム50個
サンプルサイズ
最大200 mgの組織または108細胞
最大30 mgの組織または107細胞
サンプルの種類
あらゆる種類のサンプル、特に抽出困難なサンプル
脂肪を多く含む組織(脳、脂肪組織)
結合能
1,000 µg
100 µg
処理時間
45分
45分
溶出容量(サンプルサイズによります)
最少30 µL
30∼100 µL
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
TRIzol® Plus RNA Purification System
50 preps
12183-555
9
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Total RNAの精製
MagMAX™ purification systems
高収量で不純物の少ない核酸抽出
細胞や組織由来の核酸、ならびに細胞フリーのサンプル由来のウ
イルスRNAの単離において、磁気ビーズは多くの利点があります。
MagMAXTMキットファミリーは、種々なアプリケーションに対応し、ご
利用になるサンプルに適したキットを提供します。MagMAXTMキット
は96ウェルフォーマット
(図6)
で利用でき、
より高いスループットを可
能にします。
図7は、MagMAXTMキットの105にわたるダイナミックレンジでの高い
再現性を伴うRNA精製能力を示しています。効率的な磁気ビーズテ
クノロジーと低溶出容量により、精製とその後のリアルタイムRTPCR解析がわずか100個の細胞から可能となっています。
• シリカベースのスピンカラム法よりも効率的にRNAに結合
Slope = -3.7 ±0.1
R2 = 0.996
40
• より高く、より安定したRNA収量
1
30
25
ΔRn
• わずか20∼50 µLのヌクレアーゼフリー水にRNAを溶出可能
Ct
35
• 磁気ビーズテクノロジーにより、フィルターの目詰まりを排除
20
103
0.1
104
105
106
Cell #
0.01
サンプル
1. 細胞を溶解
2. RNAに結合
0
10
20
30
40
Cycle
図 7 広範囲の細胞数からの Total RNA の回収
MagMAXTM-96 Total RNA Isolation Kit を用い 100 ∼ 2 x 106 個の細胞(K562)から RNA を
回収しました。操作は 8 反復(n=8)で行い、それぞれ溶出容量の 4%分を qRT-PCR(10 µL
反応系)に添加し、ヒト RNA Polymerase II mRNA の検出を行いました。各細胞数インプット
における 8 反復(n=8)の Ct 値の CV は 3%未満でした。
3. 洗浄
4. RNAを溶出
図 6 The MagMAX ™ Isolation Kit プロトコール
10
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 10
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表6 MagMAXTM Kits: 磁気ビーズを利用した核酸精製
遺伝子発現:細胞・組織
MagMAX™-96 Total RNA Isolation Kit
MagMAX™-96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit
細胞
最大2 x 106細胞
最大5 x 107細胞
組織
動物:最大5 mgの組織
植物:最大10 mgの組織
(ただし、Plant RNA Isolation Aid 使用のこと)
最大100 mgの組織
特長
• gDNAの除去目的でTURBO DNaseTM添加
• マイクロアレイ等の厳密なダウンストリームアプリケーション用に
有機溶媒抽出を採用
• 抽出困難なサンプルまたは大容量サンプルに最適
• 代替プロトコールの使用でmiRNAも精製可能
フォーマット
96ウェルプレート
96ウェルプレート
病原体の検出:ウイルス、細菌、細胞フリー培地、および血液
ウイルス
(RNA・DNA)
MagMAX™-96 Viral RNA Isolation Kit
MagMAX™ Total Nucleic Acid Isolation Kit
MagMAX™-96 Blood RNA Isolation Kit
50–400 µLまでのサンプル
175 µLまでの液体サンプル
300 mgまでの固体サンプル
50 µLまでの全血サンプル
175 µLまでの液体サンプル
300 mgまでの固体サンプル
細菌
(RNA・DNA)
• 低濃度のウイルスを扱う際に最適
特長
• DNAも精製可能
• ジルコニアビーズを使った破砕により
溶解困難な病原体も溶解
• 多様なサンプルマトリックスに適合
• 血中または乳中の病原体(ウイルスおよび
ある種の細菌)の検出用
• 50 µLの少量全血から利用可能
• gDNAも精製可能
フォーマット
または
チューブ
(50回分)
96ウェルプレートの二種類
シングルチューブ
96ウェルプレート
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
™
96 rxns
AM1830
™
MagMAX -96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit
96 rxns
AM1839
MagMAX ™ -96 Viral RNA Isolation Kit
50 rxns
AM1939
96 rxns
AM1836
5 x 96 rxns
AMB18365
MagMAX ™ Total Nucleic Acid Isolation Kit
100 rxns
AM1840
MagMAX ™ -96 Blood RNA Isolation Kit
96 rxns
AM1837
MagMAX -96 Total RNA Isolation Kit
技術的な資料、
ビデオ、
ソフトウェアのダウンロードは、以下のウェブサイトでご覧ください。
www.lifetechnologies.com/magmax
11
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 11
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mRNAの精製
様々なアプローチとテクノロジー
Total RNAからの濃縮とサンプルからの直接精製
細胞中に存在するTotal RNAからmRNAだけを分離することは困難
を伴うことがあります。種々のサンプルから最適な結果を得るため
に、ライフテクノロジーズではmRNA精製用に二種類のアプローチ
を提供しています。
オリゴ(dT)セルロース/スピンカラム法
• Poly(A)PuristTM KitならびにMicroPoly(A)PuristTM Kit
̶ rRNAを効率的に除去し、mRNAを濃縮するキットです。1回の
精製(約2時間)
で十分なクオリティーのmRNAが回収できます。
• FastTrack® 2.0 mRNA Isolation Kit
̶ 細胞や組織からの直接のmRNAの精製、あるいはTotal RNAか
らのmRNAの濃縮を可能にします。FastTrack® 2.0 mRNA Isolation Kitは少ない細胞や組織から直接mRNAを精製、あるいは
微量なTotal RNAからのmRNAの濃縮に適しています。
1 調整済のTotal RNAプールからmRNAを濃縮回収
高感度な解析が可能に
2 サンプルから直接mRNAを精製
Total RNA精製ステップをスキップし、より短時間でmRNAを
精製
また、ライフテクノロジーズでは四種の異なるテクノロジー(オリゴ
( dT )セルロース/スピンカラム法、オリゴ( dT )/ 磁気ビーズ法、コー
ティング済みプレート、化学的方法)
を提供しており、表7にはそれぞ
れの用途にあったmRNA精製の製品を示しています。
オリゴ(dT)/磁気ビーズ法
• Poly(A)PuristTM MAG Kit
̶ Poly(A)PuristTM Kitと同じハイブリダイゼーションならびに洗
浄液を採用していますが、磁気ビーズの容易さ、
スピード、ならびに
スケーラビリティが新たに加わりました。プロトコールはたった45
分です。また当キットでは8回分のラージスケール濃縮反応(最大1
mgのTotal RNAインプット)または80回分のスモールスケール濃
縮反応(最小30 µgのTotal RNAインプット)
が行えます。
表7 mRNA精製用のアプローチとテクノロジー
Total RNA 抽出後
効果的に mRNA を
スピンカラム法
磁気ビーズ法
• Poly(A)Purist™
• MicroPoly(A)Purist™
• Poly (A) Purist™ MAG
• Dynabeads® mRNA
Purification
• FastTrack® 2.0 mRNA
Isolation
• Dynabeads® mRNA
DIRECT™
• FastTrack® MAG
濃縮
サンプルから直接
mRNA を精製
新しい試薬と至適化されたプロ
トコールを組み合わせたオリゴ
( dT )セルロースを、簡単なスピ
ンカラム方式で使用することに
より効率的なPoly(A)RNAの選
別を促進します
プレートフォーマット
化学的方法
• MICROBExpress™ Bacterial
mRNA Enrichment
• mRNA Catcher™ PLUS
カラム方 式に類 似して います 96ウェルプレートの特許表面処 精製された細菌のTotal RNAか
が、磁気ビーズとの組み合わせ 理によりmRNAの精製を容易に ら95%以上のrRNAの除去を可
でより高度で迅速な処理とより し、自動化にも適しています
能にする新しいテクノロジー
高いスループットを可能にして
います
12
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 12
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• Dynabeads® mRNA Purification Kit
for mRNA Purification from Total RNA Preps
̶ 精製されたTotal RNAからmRNAを通常15分で濃縮します。
また、最小5 µLでビーズからmRNAを溶出したり、あるいは溶出
せずに直接ビーズ上でcDNAの合成を行うといった柔軟性を可能
にしています。
プレートフォーマット
• mRNA CatcherTM PLUS Kit
̶ 100 ng∼100 µgのTotal RNA、100個∼106個の哺乳類細胞、
最大4 mgの組織、
または40 µLの全血を処理することが可能で、
ウェルあたりの結合能は80 ngを超えます。
化学的方法
®
TM
• Dynabeads mRNA DIRECT
̶ 各種サンプルの15分での溶解・濃縮が可能です。このメソッド
には最小 5 µL でビーズからmRNAを溶出したり、あるいは溶出
せずに直接ビーズ上でcDNAの合成を行うオプションが含まれま
す。
• FastTrack® MAG Kit
• MICROBExpress TM Bacterial mRNA Enrichment
̶ 細菌のmRNAは真核細胞のmRNAに見られるポリAテールを
欠いているため、
ごく最近まで細菌からmRNAを単離することは
実質不可能でした。
しかし、
このキットは大腸菌や他の細菌のTotal
RNAから16Sと23SのrRNAを95%以上除去する新しいテクノロ
ジーを採用し、mRNAの単離を可能にしています。
̶ 細胞、組織からの溶解・mRNA濃縮またはTotal RNAからの濃縮
のみの操作をオリゴ(dT)磁気ビーズ法によりサポートしています。
FastTrack® MAG Micro mRNA Isolation Kitはより少ないイン
プット
(50 mg未満のTotal RNAや106未満の細胞、50 mg未満の
組織)用に、一方FastTrack® MAG Maxi mRNA Isolation Kitは
より大きなインプット
(2,000 µg未満のTotal RNAや5 x 107未満
の細胞、500 mg未満の組織)用に至適化されています。
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
Poly(A)Purist Kit
6rxns
AM1916
MicroPoly(A)Purist ™ Kit
20rxns
AM1919
FastTrack® 2.0 mRNA Isolation Kit
6rxns
K1593-02
18rxns
K1593-03
Poly(A)Purist MAG Kit
1 kit
AM1922
Dynabeads® mRNA Purification Kit
2mL
610-06
Dynabeads® mRNA DIRECT ™ Kit
5mL
610-11
10mL
610-12
Dynabeads mRNA DIRECT Micro Kit
2mL
610-21
FastTrack® MAG 96 mRNA Isolation Kit
2 × 96 preps
K1580-96
FastTrack® MAG Maxi mRNA Isolation Kit 6 preps
K1580-02
FastTrack MAG Micro mRNA Isolation Kit
12 preps
K1580-01
mRNA Catcher ™ PLUS Kit
1 x 96 preps
K1570-02
10 x 96 preps
K1570-03
20rxns
AM1905
™
™
®
™
®
MICROBExpress ™ Bacterial mRNA Enrichment Kit
13
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 13
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遺伝子発現解析
Cells-to-CT™ kits
RNA精製不要なリアルタイムRT-PCRのためのオールインワンシステム
Cells-to-CTTM Kitsは培養細胞を迅速かつ容易に処理してリアルタ
イムRT-PCR の結果に導きます。画期的な細胞溶解とRNA 安定化
テクノロジーによりRNA精製の必要性はなくなり、サンプルを培養
プレート
(96または384ウエル)内で直接処理できますので、取り扱
いが容易で、サンプルのロスまたは分注のミスの可能性を最小限に
します。その結果、より高い感度と再現性をもたらします(図 11 、次
頁)。また、Cells-to-CTTM Kitsはサンプル調製だけでなく、至適化さ
れた逆転写試薬やTaqMan®またはSYBR® GreenベースのPCRマス
ターミックスを含むキットとして、完全にワークフロー化されています
(表8)
。
表8 Cell-to-CTTM Kitsシリーズ
TaqMan® Gene Expression
Cells-to-CT™ Kit
TaqMan® PreAmp
Cells-to-CT™ Kit
TaqMan® Fast
Cells-to-CT™ Kit
遺伝子発現解析
遺伝子発現解析
遺伝子発現解析
TaqMan® Gene Expression
Master Mix
TaqMan® PreAmp Reagents、
TaqMan® Gene Expression
Master Mix
TaqMan® Fast Universal PCR
Master Mix
結果を得るまでの時間
サンプル調製:7分
逆転写反応:60分
標準リアルタイムPCR:90分
サンプル調製:7分
逆転写反応:60分
プレ増幅と標準リアルタイムPCR:
150分
サンプル調製:7分
逆転写反応:60分
ファストリアルタイムPCR:35分
インプット細胞量
10∼100,000細胞
10∼100,000細胞
10∼100,000細胞
特長
• siRNA誘導遺伝子ノックダウンスク • 添付のPre-PCR試薬により微量サン
Application
(Kit付属の)PCR master mix
リーニングや薬剤処理などさまざ
プルに最適となっています
まな条件下で発現が変動する遺伝
Pre-PCR反応によって最大100遺伝
子のスクリーニング、ならびに標準 •
子を同時増幅可能で、バイアスを伴わ
的な遺伝子発現アプリケーションに
ずに均一に最大64倍まで増幅します
最適
• Fastモードでのリアルタイム
PCR反応が可能。標準リアルタ
イムPCR反応時間の40%まで
時間短縮(注:Fastモード用の機
器が必要です)
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
TaqMan® Gene Expression Cells-to-CT ™ Kit
40rxns(100PCRs)
4399002
100rxns(500PCRs)
AM1728
400rxns(2,000PCRs)
AM1729
40rxns(500PCRs)
4387299
TaqMan Fast Cells-to-CT Kit 100rxns(500PCRs)
4399003
TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT ™ Kit
100rxns(500PCRs)
4391848
Power SYBR® Green Cells-to-CT ™ Kit
40rxns(100PCRs)
4402953
100rxns(500PCRs)
4402954
400rxns(2,000PCRs)
4402955
TaqMan® PreAmp Cells-to-CT ™ Kit
®
™
14
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 14
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7–10 min total
5x
5'
3'
3'
5' cDNA
5'
3'
1. 細胞溶解
3' mRNA
5' RT primer
3. リアルタイムPCR
2. 逆転写(RT)
1 細胞をPBSで洗浄
2 溶解液を加え、混和後5分間インキュベート
3 停止液を加え、混和後2分間インキュベート
1 溶解物とRTマスターミックスを混和
1 リアルタイムPCRマスターミックスとcDNAを混和
2 RTサーマルサイクラーで65分間のランを行います
2 標準あるいはファストリアルタイムPCR装置内で
PCRのランを行います
図 8 Cells-to-CTTM Kit プロトコール
TaqMan® MicroRNA
Cells-to-CT™ Kit
Power SYBR® Green
Cells-to-CT™ Kit
Fast SYBR® Green
Cells-to-CT™ Kit
Stabilized
Blood-to-CT™
Single Cell-to-CT™
miRNA 解析
遺伝子発現解析
遺伝子発現解析
遺伝子発現解析
遺伝子発現解析
TaqMan® Universal PCR
Master Mix
Power SYBR® Green PCR
Master Mix
Fast SYBR® Green
Master Mix
—
TaqMan® Gene Expression
Master Mix
サンプル調製:10分
逆転写反応:60分
標準リアルタイムPCR:
90分
サンプル調製:7分
逆転写反応:60分
標準リアルタイムPCR:
90分
サンプル調製:7分
逆転写反応:60分
ファストリアルタイムPCR:
35分
サンプル調製:60分以内
サンプル調整:7分
10∼100,000細胞
10∼100,000細胞
10∼100,000細胞
500 µL の安定化した血液 1∼10細胞
サンプル
• TaqMan® Micro RNA
Assaysと組み合わせて使
• 広範囲のプライマーセット
で検証済み
用すれば、
より優れた結果
が得られます
• Fastモードでのリアルタ • Total RNA(miRNA
を含む)
を精製せずに
イムPCR反応が可能。標
安定化した血液サンプ
準リアルタイムPCR反応
時間の40%まで時間短縮
ル(PAXgene®または
(注:Fastモード用の機器
TempusTM Blood RNA
が必要です)
Tubes)から検出します
• 単一細胞からのリアルタイ
ムRT-PCR用にあらかじめ
至適化されたワークフロー
• 単一細胞の解析のための最
大限の感度
• 代替法に比べてより優れた
パフォーマンスと再現性
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
Fast SYBR® Green Cells-to-CT ™ Kit
100rxns(500PCRs)
4402956
400rxns(2,000PCRs)
4402957
Stabilized Blood-to-CT ™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (PAXgene® or Tempus ™ Blood RNA Tubes)
50rxns
4449079
Stabilized Blood-to-CT ™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (PAXgene® Blood RNA Tubes)
200rxns
4449082
Stabilized Blood-to-CT ™ Nucleic Acid Preparation Kit
for qPCR (Tempus ™ Blood RNA Tubes)
200rxns
4449080
Ambion® Single Cell-to-CT™ Kit
50rxns
4458237
400rxns
4458236
Cells-to-CT ™ familyについてのテクニカルノート、技術的な資料、ビデオなどは、下記ウェブサイトをご覧ください。
www.lifetechnologies.com/cellstoct
15
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 15
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遺伝子発現解析
Cells-to-CT™ kits
RNA精製と同等の性能
Cells-to-CTキットに採用されている逆転写酵素は、きょう雑物の多
Cells-to-CT™ Lysate
Purified RNA
CT Value
い細胞ライセートのままでも効率よく反応するように最適化されて
います。Cells-to-CTのワークフロー(図8)
を用いれば、
リアルタイム
RT-PCRのもつ感度や特異性を失うことなく、精製RNAサンプルを
用いる場合と同等の性能が得られます
(図9)。
Log (# of cells per preparation)
また精製工程におけるRNAの品質や収量へのバイアスが無いため、
安定した再現性のあるデータが得られます
(図10)。
Panel A. 18S rRNA
Cells-to-CT™ CTs
CT Value
Cells-to-CT™ Lysate
Purified RNA
Log (# of cells per preparation)
Panel B. GAPDH
CT Value
Cells-to-CT™ Lysate
Purified RNA
Purified RNA CTs
Log (# of cells per preparation)
Panel C. ACTB
図 9 Cells-to-CT ™ Kit で調製したライセートを使ったリアルタイム RT-PCR の再現性
図 10 Cells-to-CT ™ Kit による細胞ライセートは精製した RNA よりむしろ良いパフォーマンス
HeLa 細胞から精製したトータル RNA と、Cell-to-CT Kit で調製したライセートを用いて、
128 種類の TaqMan® Gene Expression Assays で増幅して比較しました。
Cell-to-CT Kit で調製したライセートから得られた CT 値は、精製RNAから得られた数値とほ
を示す
このデータから、Cell-to-CT Kit を用いた方法は、従来の精製RNAからのリアルタイム RT- P
10 ∼ 100,000 個の HeLa 細胞由来の ライセート、あるいは精製した RNA を逆転写し、TaqMan® Gene Expression Master Mix と混合し、TaqMan® Human Endogenous Control Arrays で検証しました。
Panel A~C は、Endogenous Control Arrays に搭載されている 16 遺伝子のうち、3 つの遺伝
CRと同等の良好な結果が得られる事が確認されました。
子での結果を示しています。
ぼ同じでした。
ビデオ「Ambion® Cells-to-C TTM
で短時間にリアルタイム定量PCR
へ!」も是非ご覧ください。
アクセスはこちらから⇒ 精製RNA
傾き=-3.69、R2 = 1.00
33
またはYouTubeで「Ambion Cells」で検索
TaqMan® Gene Expression
Cells-to-CTTM Kit
傾き=-3.36、R2 = 0.99
31
A社
29
傾き=-3.89、R2 = 1.00
Q社
傾き=-3.96、R2 = 0.99
Ct
27
25
23
図 11 TaqMan® Gene Expression Cells-to-CTTM Kit と他社製品の感度の比較
Hela 細胞(100 ∼ 10,000)から従来の RNA 精製法、TaqMan® Gene Expression Cells-to-CTTM Kit のプロトコー
ル、または Q 社および A 社の他の細胞溶解法を用いて RNA を調製しました。逆転写反応は各キットで推奨され
る最大量のサンプルインプットを含み、リアルタイム PCR は PPIA に対する TaqMan® Gene Expression Assay
を用いて 3 反復で行いました。結果、Cells-to-CTTM Kit では、他社の細胞溶解法の Kit と比較し、はるかに高
い感度を示し、精製 RNA を用いた場合とほぼ同等のパフォーマンスを示しました。また微量細胞のレンジ(10
∼ 100 細胞)では精製 RNA より高感度でばらつきの少ない結果を示しています。
21
19
17
15
10E2
10E3
10E4
10E5
対数(溶解反応あたりの細胞数)
16
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Single Cell-to-CT™ Kit
単一細胞解析のためのツール
多くの細胞からの遺伝子発現結果では、単一細胞内に生じる微妙で
重要な変化までの探求には限界があります。一方では生物システム
の複雑さをより理解するためには、単一細胞解析を行なわなければ
なりません。
• 細胞サンプルからリアルタイムRT-PCR解析までわずか5ステップ
で完了できるシンプルなプロトコール
• 単一細胞解析で最大の感度(図13)
• 従来の精製法やボイル法より優れた感度と再現性(図14)
Ambion® Single Cell-to-CT™ Kitは、1-10細胞の遺伝子発現解析
用の完全に検証されたワークフローです
(図12)。
1. 細胞溶解
1. 10μlの Single Cell Solution に
1‐10 細胞を加えます。
2. 室温で 5 分インキュベートします。
2. 反応停止
1. 1μlの Stop Solution を加えます。
2. 室温で 2 分インキュベートします。
3. 逆転写(RT)
4. プレ増幅
1. 4-5μlの RT Mix を加えます。
2. 25℃で 10 分、42℃で 60 分、
85℃で 5 分インキュベートします。
1. 11μlの PreAmp Mix を加えます。
2. 95℃で 10 分の後、95℃で 15 秒、
60℃で 4 分で PCR をおこないます。
5. リアルタイムPCR
1. Preamplified した産物を 1:20
で希釈しリアルタイム PCR を
おこないます。
図 12 Ambion® Single Cell-to-CT ™ Kit プロトコール
Single Cell-to-CT™ Kitの優れた感度と再現性
図 13 Single Cell-to-CT ™ Kit の感度と再現性
100 細胞サンプル コントロールと比較すると、単一細胞相当のサンプルでは、理想的な直線
性と感度を示しています(6.8 の CT 差)。個々の単一細胞は固有の細胞多様性と生物学的変
化により大きな変動性を示します。
従来の精製法やボイル法と比較し、
単一細胞解析の感度と再現性に優れています
図 14 従来の精製やボイル法より優れています
10 細胞をサンプルとし、以下の方法で細胞を調製しました。
1. Single Cell Lysis Buffer で溶解(25℃で 5 分)
2. PBS 中で凍結 / 融解を 5 回処理
3. PBS または RT バッファー中でボイル(95 ℃で 10 分)
各ライセートを逆転写で cDNA を調製し、さらに 14 サイクルの Pre-Amplification 処理、
B2M、GAPDH、HPRT1、TGFB1 のアッセイを行いました。生物学的レプリケートを 5 個設定し、
平均の CT 値を示しています。
17
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miRNAの精製・解析
miRNA 解析ツール
miRNAおよびSmall RNAの効率的な抽出
マイクロRNA(miRNA)
は、進化的に保存された短いnon-codingの
RNA(∼22塩基)で、発生、細胞増殖、分化、ならびに細胞周期におい
て重要な調節因子として働くことが報告されています。mRNA回収
用に開発されたシリカベースのスピンカラム法では、miRNAなどの
Small RNAを効率的に回収できません。そのためmiRNA回収には、
特別に最適化された方法を用いる必要があります。
ライフテクノロジーズのmiRNA回収用に開発された精製キットおよ
び細胞溶解からリアルタイムRT-PCRによる解析用システム・解析
キット
(表9)
を用いた場合、以下のメリットが得られます。
• 低分子RNA(200 nt未満)の定量的回収
• 操作によるバイアスなくSmall RNAを回収
mirVana™ miRNA Isolation Kit
• 低分子 RNAを含むTotal RNA の効率的な精製用、ならびにダウ
ンストリームでの解析における感度の向上のための低分子 RNA
( 200 nt 未満)の濃縮用。迅速で容易な手順はmiRNA 、siRNA 、
shRNA、ならびにsnRNAの解析に最適で、あらゆる種類の細胞お
よび組織に適合します。
• 用いるサンプルタイプによって至適化された製品を選択可能
表9 各種サンプルからのmiRNA精製キット
mirVana™ miRNA Isolation Kit
ü
サンプルの種類
低分子 RNA および miRNA を含む Total RNA
mirVana™ PARIS™ Kit
ü
DNA
ü
タンパク質
テクノロジー
迅速な酸性フェノール・クロロホルム抽出とシリカベー
スのスピンカラムによる精製
細胞破砕バッファーと酸性フェノールクロロホルム
抽出法ならびにシリカベースのスピンカラムによる
精製の組み合わせ
インプットサンプル量
103∼107細胞または0.5∼250 mgの組織
100∼ 107の培養細胞または最大100 mgの組織
特長
• miRNAプロファイリング実験や他の遺伝子発現ア
• シンプルに30分間で済む手順
プリケーションに最適
• mRNA 、miRNA、およびsiRNAをタンパク質レベ
• 培養細胞や組織(高濃度のリボヌクレアーゼが存在
する組織を含む)
からの迅速で容易な低分子RNAの
精製
ルと関連付けるのに最適
• オプションに含まれる低分子RNAの濃縮操作によ
りダウンストリームでの解析における感度の向上
が可能
• 血清・血しょうなどの液体サンプルからのSmall
RNAの精製も可能
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
mirVana ™ miRNA Isolation Kit
40 rxns
AM1560
mirVana ™ PARIS ™ Kit
40 rxns
AM1556
18
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 18
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TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit
RecoverAll™ Total Nucleic Acid Isolation Kit
for FFPE Tissues
• RNA精製を行わない培養細胞から直接miRNAの発現解析が可
能。プロトコールには10 ∼ 100,000 個の培養細胞から始める簡
単な 10 分間のサンプル調製手順が採用されています。キットに
はリアルタイムRT-PCR用試薬も含まれ、TaqMan® MicroRNA
Assays(別売り)での解析用に検証されたシステムです。
• FFPE 組織からのマイクロRNAを含む全核酸の精製用。RNA の
精製にovernightのProteinaseK処理は不要。
(一日で脱パラフィ
ン処理からリアルタイムRT-PCRまでの処理を行うことができま
す。)未固定組織の50%以上の収量が可能です。
TaqMan® MicroRNA Cells-to-CT™ Kit
MagMAX™-96 for Microarrays
Total RNA Isolation Kit
ü
RecoverAll™ Total Nucleic Acid Isolation Kit
for FFPE Tissues
ü
ü
ü
有機溶媒試薬による細胞の溶解とその後の磁気
ビーズによる精製
Cells-to-CTTM Kitによる細胞溶解とオプションとし 脱パラフィン、プロテアーゼ消化、およびグラスファ
てDNase処理
イバーフィルターによる精製
最大5 x 106 細胞または最大100 mgの組織
10∼100,000細胞
最大4枚の20 µm厚切片
• 高度で一貫した結果
• リアルタイムRT-PCR用
• FFPE組織からのマイクロRNAを含む全核酸の精
• ハイスループットに適したRNAの精製
• TaqMan® MicroRNA Assaysとの併用で
• 競合キットに比べてより少ない操作時間
製用に至適化
• RNAの分離にovernightのProteinasek処理は不
要。
(一日で脱パラフィン処理からRT-PCRまでの
処理を行うことが可能)未固定組織の50%以上の
より優れた結果
• 低分子RNAの回収用に改良されたプロトコール
収量が可能
• リアルタイムRT-PCRおよびPCR、変異スクリーニ
ングおよびマイクロアレイ解析用
Ordering information
製品名
MagMAX ™ -96 for Microarrays Total RNA Isolation Kit
®
™
TaqMan MicroRNA Cells-to-CT Kit
RecoverAll ™ Total Nucleic Acid Isolation Kit for FFPE Tissues
サイズ
製品番号
96 rxns
AM1839
100 rxns (500 PCRs)
4391848
400 rxns (2,000 PCRs)
4391996
40 rxns
AM1975
19
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 19
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RNaseをコントロール
Ambion® RNA Essentials Products
Ordering information
どこにでも存在する頑強なRNase対策
RNaseは非常に安定したタンパク質で、凍結・解凍のサイクルの繰り 製品名
返しやオートクレーブ処理後でも活性を保持しています。その結果、 Conical Tubes (15 mL) (racked)
機器や実験台の表面や溶液からRNaseを除去するには強力な化学
Conical Tubes (50 mL) (racked)
的方法が必要になります。RNAの精製を確実に行うには以下の三つ
Nuclease-Free Water (not DEPC-treated)
(1 x 500 mL)
の方法が有効です。
1 常にRNaseフリーのチップ、チューブ、および溶液を使用する
DEPC-Treated Water (1 x 100 mL)
サイズ
製品番号
500 tubes
AM12500
200 tubes
AM12501
500 mL
AM9930
100 mL
AM9915G
2 精製を開始する前に全ての表面の除染を行う
RNase-free Tip と Tube
3 内在性RNaseからサンプルを守る
RNase-free Microfuge Tubes
1,000 本 x 0.5 mL AM12300
RNase-free Microfuge Tubes
500 本 x 1.5 mL AM12400
RNase-free Microfuge Tubes
500 本 x 2.0 mL AM12425
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes
500 本 x 0.5 mL AM12350
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes
250 本 x 1.5 mL AM12450
Non-stick RNase-free Microfuge Tubes
250 本 x 2.0 mL AM12475
Elution Tubes
100 本 x 2.0 mL AM12480
RNase-free Tips, 200 μL Size
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12650
RNase-free Tips, 1000 μL Size
10 箱
(100 本/箱)
AM12660
Barrier (Filter) Tips, 1 mL Size
10 箱
(100 本/箱)
AM12665
Barrier (Filter) Tips, 200 μL Size
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12655
Barrier (Filter) Tips, 100 μL Size
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12648
Barrier (Filter) Tips, 20 μL Size
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12645
Barrier (Filter) Tips, 10 μL Size
-Pipetman®
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12640
Barrier (Filter) Tips, 10 μL Size
-Eppendorf®
10 箱
(8 x 12 本/箱)
AM12635
Thin-walled, Dome Cap,
RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.5 mL AM12250
Thin-walled, Frosted Lid,
RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.5 mL AM12275
Thin-walled, Frosted Lid,
RNase-free PCR Tubes
1,000 本 x 0.2 mL AM12225
厳密なテストに裏打ちされた品質
ライフテクノロジーズのさまざまな種類のチップとチューブは、それ
ぞれのロットごとに感度の高いテストを行ない、RNaseとDNaseのコ
ンタミが存在しない状態、nuclease-freeであることが保証されてい
ます。nucleaseのコンタミを確かめるために、各ロットから抜き出し
た複数のマイクロチューブにRIで標識したRNAを入れ、37℃で14∼
16時間インキュベートした後、これらを電気泳動して、オートラジオグ
ラフィーで分析しています。
これらの全てのチューブは高温のウォーターバスで使用してもキャッ
プが開いてしまうことがありません。
表面の除染
RNA の精製を始める前にベンチトップやピペット、ガラス器具など、
ベンチトップ装置を含む全ての表面を表面除染剤で処理する必要
があります。ライフテクノロジーズでは、RNaseZap ® Solution 、
RNaseZap ® Wipes 、ElectroZap TM Solution 、ならびにRNase
AWAY® Reagentなどの表面除染用製品を提供しています。これらは
実験室のあらゆる表面からRNaseのコンタミネーションを除去する
のに効果があることが証明されています。
RNaseZap® SolutionはRNaseを不活性化する三種の異なる化学
p®
eZ
a
as
RNaseZap® Solution
RN
製品
B
ル
A
製品
コン
トロ
ー
l/
H
Ma ind
rke III
rs
薬剤を組み合わせたものです。処理する表面にスプレーし、ヌクレ
アーゼフリー水でリンスするだけで簡単にRNaseを除去できます。
ウェットティッシュタイプで便利なRNaseZap® Wipesもあります。
28S rRNA
RNaseZap® Solution (1 bottle)
250 mL
AM9780
RNaseZap® Solution (6 bottles)
6 x 250 mL
AM9782
4L
AM9784
100 枚
AM9786
3 x 100 枚
AM9788
®
RNaseZap Solution (1 box)
18S rRNA
RNaseZap® Wipe
RNase 汚染除去用の製品比較結果
RNaseZap® Wipes
®
RNaseZap Wipes Refill
20
RNA_Brochure_2012JPCS55_0913.indd 20
12/09/14 13:54
内在性RNaseに対する防御(RNA安定化)
遺伝子発現解析を行う上では、高品質でインタクトなRNAを得ること
は基本的なステップですが、
しばしば最もクリティカルなステップでも
あります。高品質のRNAを精製するには、組織は採取直後に処理して
瞬間凍結するか、適切な保存用試薬中に処理し、サンプル中のRNA
をインタクトな状態で安定化させて保存する必要があります。
ご存知ですか? RNAlater ® Solutionは、
次のようなところでも活躍しています:
• スペースシャトルで無重力条件化で植物と動物の成長に関する研究
のため宇宙と地球の間を行き来しました。
• 温泉から採取される環境サンプルのcDNAライブラリー作成のため
中国に送られました。
ライフテクノロジーズでは採取時や採取後のRNAの完全性を安定化
させ保存することに特化してデザインされた製品も提供しています。
• テロメアの長さを測定する老化関連研究に用いられています。
RNAlater ®:組織中のRNAを安定化
• 科学者がスキューバダイビング時に携帯し、サンゴ礁から採取した
RNAの保存に使用しました。
• サンプル収集が簡単: RNaseを迅速に不活化し、組織や細胞内のRNAを安
定化
• 37℃で1日、25℃で1週間、4℃で1ヶ月、-20℃なら長期間RNAが安定
• 診療所では、患者の組織や血液のサンプルから得られたRNAを保
存するため、病院では外科生検サンプルからRNAを回収するために
使用されています。
• 液体窒素などでのサンプル凍結が不要
RNAlater ®-ICE:凍結保存した組織中のRNAを安定化
さまざまなアプリケーションに使えるRNAlater ® Solution
RNAlater Solutionは、さまざまな哺乳動物組織、血液、植物、バクテ
リア、Xenopus、魚類、Drosophilaでテストされています。RNAlater
Solutionは、以下の目的に適しています。
• RNAを分解させずに凍結組織を解凍
• 凍結組織を新鮮な組織サンプルと同様な処理が可能
(液体窒素中での粉砕は不要)
• RNA分離前に室温で簡単に分割、計量ができる
• RNaseを多量に含む組織におけるRNAの保護
• フリーザーの故障や停電から組織サンプルを保護
• 経時変化をみる為にさまざまなタイムポイントで収集したサンプ
RNA Storange Solution:RNA保存用溶液
• 0.1mµ EDTA、TE Bufferよりも安定性が向上
ルをまとめて処理する場合
• 後日マイクロダイセクション処理するための組織保存
• 動物の臓器などを切り分けるのに時間がかかる場合のRNAの安
37°
Cで
一日
臓
肝
臓
臓
腎
脾
臓
肝
臓
脾
定化
4°
Cで
室温で
一週間
一ヶ月間
臓
腎
臓
肝
臓
脾
• すぐにRNA分離できない場所でのサンプル収集
臓
• 一晩かかる、室温や氷上でのサンプル輸送
腎
– p53
製品名
サイズ
製品番号
RNAlater® Solution
100 mL
AM7020
®
500 mL
AM7021
®
50 x 1.5 mL
AM7022
®
RNAlater Solution
20 x 5 mL
AM7023
RNAlater® Solution
250 mL
AM7024
RNAlater® -ICE Solution
25 mL
AM7030
RNAlater® -ICE Solution
10 × 25 mL
4427575
RNAlater Solution
®
– GAPDH
RNAlater Solution
RNAlater Solution
– p53
– GAPDH
®
図 15 RNAlater 溶液で処理した組織由来の RNA のノーザンブロット
切り離した組織を約 5 倍量の RNAlater ® 溶液に室温で浸漬し、一部を 37℃で一日、室温(25℃)
で一週間、または 4℃で一ヶ月間保存しました。(上部パネルのゲルの)p53 および GAPDH
RNAlater®-ICE Solution
のプローブとのハイブリダイゼーションを行ったノーザンブロッティングの結果は、RNAlater ®
RNA Strage Solution
溶液で処理し異なる温度で保存した組織(下部パネル)から単離した RNA の完全性を示して
THE RNA Strange Solution
10 tubes
AM7000
THE RNA Strange Solution
50 mL
AM7001
います。組織には高い内在性 RNase 濃度で知られる脾臓が含まれていることに注目してくだ
さい。
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RNAの定量
Qubit® 2.0 Fluorometer
少量サンプルや高度なワークフローの実験に
Qubit®2.0 Fluorometerは、高感度、高精度の測定が可能で、少量の
貴重なサンプルや高度なワークフローの実験をサポートします。
• 貴重で実験処理が難しいサンプル。低濃度で少量のDNA、RNA、
タンパク質測定
• 高額なダウンストリームの実験。正確な測定を必要とするシーケン
シング、
リアルタイムRT-PCR(qPCR)
• 成果まで長期間必要なトランスフェクション
• 複雑なサンプル準備を必要とするレーザーマイクロダイセクション
Qubit® 2.0 Fluorometerは、専用に設計されたMolecular Probes®
の色素を用いた蛍光定量テクノロジーを利用しています。これらの蛍
光色素は特異的な標的分子に結合したときにのみ蛍光シグナルを発
し、遊離のヌクレオチドあるいは分解した核酸の存在下においても同
様です。Qubit®の蛍光による定量は、DNAとRNAの最も特異的で感
度の高い定量を低濃度においても可能にします。
図 17 Qubit®2.0 Fluorometer の精度実験
0.01 から 10ng/μL に希釈された 10 replicates of lambda DNA を Qubit® DNA HS Assay
kit を使用し標準的なプロトコールに従ってアッセイし Qubit® 2.0 Fluorometer で測定しまし
た。その結果を同様のサンプルを測定した汎用 Spectrophotometer と比較しました。
• 高い特異性
̶ Qubit®の蛍光による定量(図17)
では、DNA、RNAあるいはタ
ンパク質に結合した時にのみ蛍光を発する色素を含んだQubit®
アッセイ試薬(表10)
が使用されます。
• 高感度
̶ Qubit®アッセイキットは、単一の被検体の非常に低いインプット
レベル(10 pg/µL DNAおよび12.5 µg/mLタンパク質)でも高い
感度を示します
• シンプル
̶ 直感的なフォーマットで、定量結果をさらに容易に、より早く得
られます。
図 16 The Qubit® Fluorometric Quantitation System
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すべてのアッセイチューブを 2-3 秒
ボルテックスします。
室温で 2 分(Protein Assay は 15 分)
インキュベートします。
Qubit®2.0 でチューブを測定します。
®
®
図 18 Qubit® アッセイキットプロトコール
Qubit®2.0Fluorometer にて定量
表10 Qubit®アッセイキットのアッセイ範囲
キット
アッセイ範囲
スタートサンプル濃度
Qubit® dsDNA HS Assay
0.2–100 ng
10 pg ∼ 100 ng/µL
®
2–1,000 ng
100 pg ∼ 1 µg/µL
®
Qubit ssDNA Assay
1–200 ng
50 pg ∼ 200 ng/µL
Qubit® RNA Assay
5–100 ng
250 pg ∼ 100 ng/µL
Qubit RNA BR Assay
20–1,000 ng
1 ng ∼ 1 µg/µL
Qubit® Protein Assay*
0.25–5 µg
12.5 µg ∼ 5 mg/mL
Qubit dsDNA BR Assay
®
®
* Qubit Protein Assayはあらゆる還元試薬と適合性があります。
0.01% SDS
(サンプル中濃度1%
(アッセイに2 µLのサンプルを使用する場合))
とは適合性がありますが、他の界面活性剤とは適合しません。
Ordering information
製品名
サイズ
製品番号
Qubit® 2.0 Fluorometer
—
Q32866
Qubit® 2.0 Quantitation Starter Kit
1 Kit
Q32871
Qubit 2.0 Quantitation Lab Starter Kit
1 Kit
Q32872
Qubit® dsDNA BR Assay Kit
100 assays
Q32850
500 assays
Q32853
®
®
Qubit dsDNA HS Assay Kit
100 assays
Q32851
500 assays
Q32854
Qubit® ssDNA Assay Kit
100 assays
Q10212
Qubit® RNA Assay Kit
100 assays
Q32852
500 assays
Q32855
®
Qubit RNA BR Assay Kit
Qubit® Protein Assay Kit
Qubit® Assay Tubes
100 assays
Q10210
500 assays
Q10211
100 assays
Q33211
500 assays
Q33212
500 tubes
Q32856
Qubit®各製品の詳細は、以下のウェブサイトからご覧ください。
www.lifetechnologies.com/qubit
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研究用にのみ使用できます。診断目的およびその手続き上での使用はできません。
記載の社名および製品名は弊社または各社の商標または登録商標です。
The trademarks mentioned herein are the property of Life Technologies Corporation or their respective owners. TaqMan is
a registered trademark of Roche Molecular Systems, Inc. TRIzol is a registered trademark of Molecular Research Center, Inc. 記載価格は2012年4月現在の価格です。消費税は含まれていません。価格は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承ください。
© 2012, Life Technologies Japan Ltd. All rights reserved. Printed in Japan. AMB126-A1209OB
販売条件はこちらをご覧ください。www.lifetechnologies.com/TC
www.lifetechnologies.com
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