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マレーシア・ボルネオ・スタディーツア(2011.8.29~9.3)に参加して
<マレーシア・ボルネオ・スタディーツァ(2011.8.29~9.3)に参加して> 文教大学国際協力学研究科 B1g61003 水島なほみ ☆Home Stay Program・Partnership Project マレーシアの観光・環境・科学技術佳久省庁など多くの支援で 1995 年に開始され、河川(キナバタンガン川) の流域付近の土地における不毛で価値の低いと思われている湿地地帯周辺で生活するする人々を対象とし、豊か な観光資源で地元住民の経済的な自立・環境保全を目的とする。 ☆マレーシア・サバ州 東南アジアの中心に位置し、マレー半島とボルネオ島の一部サバ、サラワクからなる。 南国の-熱帯雨林、魅惑的な島々神秘的で荘厳な山々、自然美に溢れる国 人口----2000 万人、マレー系・中国系・インド系・多数の先住民で構成される多民族国家 宗教----イスラム教・それぞれの民族が持つ宗教 ◇訪問先 ①ビリット村・ホームスティ キナバタンガン川下流、サンダカンから 128Km に位置する。キナバタンガン川はサバ州最長の川で、全長 約 560Km、野生生物が最も多様に生息(希少動物・絶滅の危機に瀕した動物も多い) ・オランスンガイ(川 の民)先住民族が、数百年暮らしている。 ②リバークルーズ(キナバタン川下流) キナバタンガン川野生保護区下流には、川側ぞいに計 27000haの土地が広がる。マングローブ部分・海水 の部分・Demakot 森林保護区とジグソーパズル状の土地になり、開墾で周辺地域は油やしで覆われている ③セピロック・オランウータン・リハビリセンター 森林伐採や土地の開発の為に生息地を追われ、オランウータンの数が減少したことで、この施設では傷つい たり、母親や生息地を失ったオランウータンを保護し、野生に戻す訓練を行っている。 サンダカンに向かう途中の飛行機から マレーシア地図 キナバル山(東南アジア最高峰) 8.29 成田発 10:30 空路クアラルンプール経由コタキナバルへ 泊 p:m11:30 過ぎに街中に出る、多くの人々が食事をしている。:ブカップアサ(甘いもの・揚げ物)露店、 マーケットで売られている(断食あけの前日) 8.30 コタキナバル ★ 7:45 空路サンダカン空港着 ラマダン明けを初めて見る。(正装した人々がモスクに向かうところと現地の人に教わる。) 今年の断食---------8.1~8.30 開けると“ハリラヤ”1年で一番重要な日となる ★セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターへ 森林のなかに人々が歩く歩道があり、すぐそばを オランウータンが子供をかかえ歩いていた、餌付けの の時間と場所も決まっている。 園内で保護の様子を見る部屋もある(映像) 多くの国の人々がガイドの案内で入る、持込み禁止 あり(携帯・荷物大不可) センターを出て 昼食後---宿泊施設を見学(園内は広い):次回以降のツアー企画 ビリット村に向かう途中、マレーシア・サバ州の重要輸出である「ヤシの油」のプランテーションを 道路の両側に見る、ものすごい広さである。森林も多く開墾され生態系にも影響がでている 途中でマーケットにより飲料水・長靴・トイレロールなど購入、約2時間半の移動、途中果物専門に 寄る、ラマダン明けで休みの店が多い。 ビリット村の集会所に到着、ホストファミリーと会いそれぞれの家に着く。 ☆夕食後、集まりこれからのビリット村におけるスタディー・ツアーの在り方について議論をかわす、継続 のために有効な手段、方法、等 参加11名は真剣に討議する 8.31 朝 4:30 分ごろ近くのモスクからお祈りの曲が聞こえる 6:00 から食事前のモーニングクルーズ、 キナバタンガン川下流に動物の生態を見に行く。午前、 植林の苗を管理する会(社村の経営)を訪問し苗の種類、 苗とり、苗の移動をお手伝いする。植林の現状の様子、 森林の現在の木の様子などをお聞きし将来に渡る植林 に必要なことをお聞きする。 昼食後、Bukit Belanda にトレッキングに出かける、 村を見渡すことができる(かなり険しい山登りである。 ) <ビリット村近くの船着き場> 山頂からはプランテーションの広がりや開墾の様子が覗えた。途中に山の水を引いている簡易水道の装置も 見れた。夕食後、ナイトツアーに(森)出かける、夜の動物の生態を見る、鳥が木にとまり寝ているカメラ を向けても起きない、沢山観察できた。森を出る前にすべての照明を消しジャングルの暗闇に発光する動植 物をみようというものだが今回は見れなかった、暗闇の静寂と本当の暗さを体験。 ナイトツアー 川から見たプランテーション ホストファミリとの集い夕食後 9.1 朝食後、ボートと徒歩(行きは 1 時間位)で三日月湖(河川の一部が本流と切り離されて形成された湖)Ox-bow Lake へ。 途中、動物が食べ物に困らないよう森を復活させるための植林作業をする。昨年のプレートなど を発見、ガイドの説明を聞き、熱帯雨林の植生を知る、血糖値をさげる木の枝や、どんな実を動物が食べるな どいろいろ食べてみる。ヒルも多く,噛まれショック。湖では網で魚・川小エビなど取り、用意したものと合 わせランチ、 帰りも徒歩で(40 分)ボート移動(約1時間)全員疲れで爆睡、 (ボートから落ちなかった--川にワニ ) バタンガン洞窟(石灰岩の洞窟)をみるコウモリ多い、今日のスケジュウルはハードでした。 夕食後、ビリット村の集会所でそれぞれのホストファミリーとお別れ会(全体で)音楽と村の子供の踊りや みんなで一緒になって踊り会は盛り上がった。 9.2 早朝、ホストファミリ―とお別れし、陸路サンダカンへ移動 空路、コナキタバルに着き市内見学買い物、ショッピングセンターも大きく活気に溢れている。空路、クアラ ルンプールに pm11 時過ぎ成田に向け出発: 9.3 Am7:40 成田着 <ホームスティーツアーを終えて> ① ビリット村は多くの自然が育み人々が求める文化にいろんな国々の NGO が関わっていることが少し理解 できた事 ② 熱帯雨林の森の自然破壊(キナバタンガン川の両側の木が川の流れで流木となっていた現実) プランテーションが多く植えられている現実(保護区域などはあるが)ヤシ油の商品の多さ ③ イスラム教・食事・ラマダンの事 ④ 人々のシンプルな生活 貴重な体験ができたことに感謝いたします。