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部品メーカーのJNX活用事例の紹介
ショーワJNX活用事例 お得意様及びお取引先様との情報連携 (回線集約による受発注手番短縮と回線コスト削減) ガススプリング パワーステアリング フロントフォーク ファイナルギャ プロペラシャフト ショックアブソーバ リヤクッション 株式会社ショーワ 管理本部 情報システム室 http://www.showa1.com (1/18) 会社紹介 • 資本金: 123億1千7百万円 • 売上高: 2003年3月 連結:1,966億5千5百万円 • 従業員数: 6,371名 • 拠点数: 国内7拠点 海外14拠点 • 製造品目: 輸送用機械精密機能部品 • 主取引先(敬称略) 本田技研工業・スズキ・川崎重工業・ヤマハ発動機・ トヨタ自動車・三菱自動車・ダイハツ工業・富士重工業・ マツダ・いすゞ自動車・三信工業・トーハツ・東芝・ HARLEY-DAVIDSON・BUELL・BMW・DUCATI・ TRIUMPH・APRILIA・MV・BOMBARDIER・VOLVO (2/18) 業界の動向 Q 品 質⇒消費者からの更なる満足度up要望とりいれ C コスト⇒国際競争力に対応できる更なるコストダウン D 納 期⇒受注~生産~納車まで14日→納期短縮 自動車メーカー 部品メーカー 設 ・開発手番短縮(コンカレントEG) 計 ・設計情報の電子化 ・ゾーン設計 モジュール部品 ・コンカレント対応インフラ整備 ・コストダウン設計の推進 ・自社ブランドの創成 生 ・設変、調達部品の変更 管 手番短縮 ・自社、協力企業ライン能力把握 ・調達部門の連携強化 ・設計と製造部門の情報共有化 ・ネット調達、インフラ整備 ・納期管理の在庫管理徹底 ・現場管理の徹底 ・ゾーン設計 モジュール部品 製 造 ・ネットワーク調達製造手番圧縮 ・国際調達、更なるコストダウン ・モジュール化調達企業集約 (3/18) 業界の動向 6月18日(水)日本経済新聞 IBM掲載広告の一節 ある自動車メーカーはまずクルマを販売します。 それから製造にかかります。 これがオンデマンド・ビジネスです。お客様が赤いセダンを注文すると同時に 部品会社、自動車メーカー、ディーラーが一斉に呼応して動き始めます。 それぞれが在庫を抱えるのは週単位ではなく、ほんの数時間。需要予測に 心を奪われることもありません。サプライ・チェーン自体がお客様のデマンド (要求)を感知して即応できるため、赤いセダンの注文を受けてから製造に かかるのです。 (4/18) ショーワの対応 お得意先、社内、お取引先とのネットワーク接続と情報の連携 ①得意先とのネットワーク(JNX)接続情報スピードアップ ②得意先への即時の納期回答、設変対応、出荷手番短縮 ③取引先との電子化、ネットワーク化(JNX)調達手番短縮 ④情報交換スピードアップによる製造手番短縮、在庫削減 ⑤開発情報電子化による情報交換スピードアップ開発手番短縮 受注~出荷までの情報の一気通貫 市 場 得 意 先 ① ② ⑤ 計 在 生 所 画 庫 産 要 ③ ④ ショーワ JNX EDI 社内ネットワーク 生産管理システム 取 引 先 JNX SNETⅡ (5/18) お得意様JNX導入以前 お得意先様(8社) A社 E社 B社 F社 C社 G社 D社 H社 専用線、ダイアルアップ回線合計18回線 当社 メインフレーム 埼玉工場 栃木研究所 秦野工場 御殿場工場 浅羽工場 名古屋工場 (6/18) お取引先様JNX導入以前 お取引先様268社⇒ショーワ独自のネットワーク構築 名古屋工場 埼玉工場 取引先サーバ アクセスポイント ダイヤルアップ データ転送 浅羽工場 ショーワ国内 ネッワーク網 秦野工場 御殿場工場 データ監視機能 専用線 128k セキュアIP 取引先 ・課題 ①アプリケーションをACCESで作成→バージョンアップ時工数大 ②ショーワ独自のネットワーク ③ネットワークのトラブル時の対応工数大 (7/18) JNX導入の判断 ■ 過去の取引経緯から各お得意様各製作所と当社各工場 に情報交換が段階的に行われた結果、専用線やVAN 等の回線が18回線に増え、管理面や費用面で負荷が 大きくなった。 JNXを利用すると、18回線が1回線に集約でき、回線 の通信費や管理工数削減効果がはっきりしていた。 ■ お得意様からの情報授受だけでなく、お取引先様と情報 交換が可能なネットワークサービスを探していた。 ■ 見積書の伝送等セキュリティを重視する、情報交換が 必要であり、インターネット接続では不安があった。 (8/18) JNXシステムの移行 1.VPN申請書発行 2.接続先のアドレス情報確認 (DNSサーバー、アプリケーションサーバー等) 3.先方と通信可能となるよう、CSPにF/Wの設定依頼 4.当社各拠点からアクセスできるよう、 WANルーターへの静的経路設定 5.クライアント端末設定(DNS等) 6.新規アプリケーションのインストール 7.JNX接続拠点でのアプリケーション動作確認 8.社内ネット経由での各拠点アプリケーション動作確認 (9/18) お得意様JNX切替状況 2003. 04.01現在 得意先名 JNX接続日 A社 2001年4月5日 E社 2001年4月5日 B社 2002年6月20日 F社 C社 G社 D社 H社 2001年6月13日 2001年6月13日 2001年6月29日 2001年6月26日 2001年9月4日 I社 2001年9月4日 利用アプリケーション 電子見積書 会計(連結決算) IMPACT-Ⅲ CAD SNET-SV(COMM) SNET-SV(CAD) SNET-SV(EDI) MV-NET CAD SNET-PU サプライヤーズネット 仕入先VAN 取引先コミュニケーションシステム 受発注 CAD・VE 試作(W-IPS) 量産(WARP) (10/18) お得意様JNX導入後 お得意様(9社) A社 E社 B社 F社 改善 ・18回線→1回線 ・受信1箇所→国内配信 C社 G社 D社 H社 I社 JNX CSP(NIC) ←512k(1本) 【埼玉本社授受サーバー】 Router IP-Sec Firewall 国内ネットワーク 埼玉工場 栃木研究所 秦野工場 御殿場工場 浅羽工場 名古屋工場 (11/18) お取引先様ネットワークの課題 ・ネットワーク ・お取引先様と5年前にショーワ独自のネットワーク ショーワ独自のネットワーク(セキュアIPネットワーク) ショーワ独自のネットワーク を展開していた為、JNXに加入しているお取引先様70社から お取引先様70社から JNX経由での情報交換要請がでてきた。 JNX経由での情報交換要請 ・環境 ・提供 提供ソフト 提供ソフトが ソフトが ACCESS97(2世代前)の為、お取引先の環境に合わない ACCESS97 ・お取引先にソフト、データベースが存在する為、問題・要望に即応不可 ・統一されたバージョンで全てのお取引先が運用が出来ていない ・伝票 ・納入伝票の印字位置合わせに工数がかかる ・ショーワ ショーワ専用用紙 専用用紙で且つ1枚に2品番しか印字出来ない ショーワ専用用紙 ・納入伝票が一品一様、一覧形式と2種類存在する ・費用 ・お取引先が複数拠点で運用すると通信ソフトの費用 複数拠点で運用すると通信ソフトの費用が掛かる 複数拠点で運用すると通信ソフトの費用 (12/18) お取引先様の課題と対策 対策前 得意先 取引先 268社 70社 9社 JNX NMS+ 512k Router IP-Sec 対策後 改善 データベースはお取引先 セキュアIP 128k G-NET Router ・WEB利用 利用 ソフト全面変更 ・ネットワーク変更 セキュアIP→ JNX,NMS+ ・帳票類変更 業界標準 (JAMA)帳票 得意先 取引先 9社 70社 198社 JNX NMS+(日本情報通信) 512k Webサーバーデータサーバー Firewall メインサーバー 取引先 Router IP-Sec Firewall データベースはショーワ データ配信サーバー ・Access対応→WEB化要請 ・取引先70社JNXに加入→回線1本化 JNXへ 一本化 ・お取引先でのソフト・データベース管理不要 ・WEB化 で無償ソフトでの運用が可能 ・セキュアIP廃止で128K専用線費用月額 22万円削減 (13/18) 投資と効果 投資内容 ①JNX導入 一時費用 ②アプリ変更に 伴う機器購入 ・加入費 ・設定費 ・IPsec ・ルータ ・IMPACT-Ⅲ ・KPS-VAN ・S-NET ・MV-NET ③社内WAN 設定費用 ④取引先接続 発生費用 ショーワ取引先 NET(SNET) JNX接続 アプリ変更 合 計 投資費用 170万円 効果 ・得意先⇒18回線→ 1回線集約 ・取引先⇒専用線削減 360万円 ・通信費用削減 ▲72万円/月 20万円 ・管理工数削減 ▲40万円/月 440万円 990万円 ・投資回収9ヶ月 月額112万円削減 (14/18) その他の効果 受注~出荷リードタイム短縮 受注~出荷リードタイム短縮 受注~発注 (1999年11月) 14日 (2003年3月) 7日 調達 手番 加工~組立 3日 2日 7日 ① ③ ⑥ ④ ⑥ ⑤ ② 1 1 4日 1 納品 手番 2日 ①お得意様とのJNX接続とJAMA仕様による情報交換スピードアップ ②工程に連動した計画の作成(迅速な計画変更)と作業指示 ③お取引先様ネットワーク(JNX切替)とWEB化により調達手番短縮 ④タイムリィーな実績入力による精度の高い在庫情報の維持 ⑤お取引先様との更なるネットワークによる生産情報交換 ⑥物流改善 (15/18) 今後の展開 ■ お取引先様198社に対し日本情報通信(NMS+)からJNX ダイアルアップ 接続サービスの使用をお願いしてまいります。 取引先 70社 社 JNX 取引先 取引先 198社 社 70社 社 NMS+ 取引先 JNX 198社 社 NMS+ ■お得意さまやお取引先様との情報交換にJNXデータBOX利用を協議し、 JNXネット経由で使えるアプリケーション作成の提案 してまいります。 OEM OEM 1次メーカー 2次メーカー 2次メーカー 部分の取引 1次メーカー 2次メーカー 2次メーカー データBOX JNX OEM 1次メーカー 1次メーカー2次メーカー 1次メーカー (16/18) 今後JNXに対する要望 ■ JNXネットワークサービスが開始され情報交換のスピード アップや通信費の削減につながっています。 しかし、1社のみ取引の企業様も数多くあります、この様 な企業様に利用を拡大する為にも他ネットワークサービス に対して競争力のあるサービス、価格を提供していただき JNXの加入拡大を推進されることを要望いたします。 ■ 生産形態がグローバルな相互補完に移行しています、 海外ネットワーク(ANX,ENX)との低価格での接続推進 を要望いたします。 ■ ネットワーク接続サービスだけではなく、データボックスや アプリケーション提供サービス等の展開を要望いたします。 (17/18) 終わりに JNX加入が増大すればする程 業界全体の情報交換スピードUP や情報交換標準化が促進され、 通信コスト削減、作業工数削減、 受発注手番短縮が促進されます。 多くの企業がJNXに接続すること を期待します。 (18/18)