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2013 年3月5日発行 目
40
No.
日本教育会館 附設 教育図書館通信
復刊第 40 号(通巻第 56 号)
2013 年3月5日発行
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2
日本教育会館5階
教
育
図
書 館
Tel/Fax:03(3230)4437
Mail:[email protected]
http://www.jec.or.jp/tosho/
●
目
次
●
・廃校となるわが母校
嶺井
正也
2p
・教育図書館のご案内
4p
・最近の受入図書(1)教職員組合史・平和資料の収集情況
4p
・図書紹介……田中宏・中山武敏・有光健他著『未解決の戦後補償』
谷口
・最近の受入図書(2)
滋
5p
7p
- 1-
廃校となるわが母校
嶺 井 正 也
生まれだったので、50人学級時代の当時でもわが
学年は3学級もあった。父親のアルバムにあった
古城の麓にある小学校
「鶴羽の城の跡どころ、におう若木よ、若草
当時の校庭の様子を写した写真には、大きなセン
ダンの木のまわりで飛んだり跳ねたり、走ったり
よ」
この歌詞で始まる鹿屋市立鶴羽小学校が2013年
している子どもが大勢映し出されている。
3月をもって、明治5年開校以来144年の歴史の
子どもがあふれていた時代。狭い教室に机がひ
幕を閉じることとなった。明治5年といえば、言
しめいていた。登下校の道路は子どもたちの声が
わずとしれた「学制」発布の年である。鹿屋市花
響きわたった。地域行事でもあった運動会、学芸
岡町(同市北西部)に所在するわが母校が廃校に
会もにぎやか。農繁休暇もあり、また、さつま芋
なることを知ったのは2012年11月、同小を卒業以
の収穫期には学校総出で、おおぜいの子どもたち
来初めてあった同級生たちからの情報であった。
が手伝いにいった。
鹿児島空港へ向かう途中、母校によってみた。日
小学校時代には給食はなくお弁当持参(中学校
曜だったせいもあるけれど、まったく人気のない
時代は完全給食)。冬になるとお弁当を蒸気であ
校庭と校舎が淋しそうであった。
たためるものが用務員室(当時は小使室)の前に
1947(昭和22)年5月生まれの筆者が入学した
あった。貧しい時代だったのでおかずは高菜の漬
小学校は、屋久島の栗生(くりお)小学校。1954
物や梅干しで、時に学校裏のお店でちょっとした
(昭和29)年4月のことであった。そこで2年間
ものを買っていたような気がする。学校では脱脂
過ごした後、父親の鶴羽小学校転勤に伴い、筆者
粉乳が配られた。
今でも鹿児島は男性の小学校の教職員が多いが、
も転校。そう父親は沖縄師範学校出の小学校教員
当時は多くが男性であった。毎年替わった筆者の
であった。
屋久島・栗生港(大型船は接岸できなかったの
担任の先生はすべて男性。放課後、校庭で遊んで
ではしけで乗船)→鹿児島港→古江港と船を乗り
いると、先生たちはテニスしたり、バレーボール
継ぎ、最後はバスで花岡町に向かう時、黄色の菜
したりすることも多々あった。宿直、日直があっ
の花畑が一面に広がっていたのを今でも鮮やかに
た時代ではあるが、のんびりとしていた。
思い出す。
小学校6年生の時、例年どおりに元旦(1960年
1956(昭和31)年4月、筆者は鶴羽小学校3年
1月1日)に登校し、「年の始めに」を歌い、校
生となり、卒業までを過ごすこととなった。教育
長先生の話を聞き、児童会長として何か話したこ
史年表を紐とけば、1956年6月にはものすごい反
とも記憶している。戦前ならともかく、児童の登
対のなかで「地方教育行政の組織及び運営に関す
校を促す学校行事が行われていた理由はいまもっ
る法律」が成立し、11月には愛媛県で教員の勤務
て分からない。おそらく、慣習的に残ったのかも
評定が強行された時期である。
知れない。
子どもの声がたくさん響いていた
自然と歴史に包まれ
さて、「団塊の世代」のトップであった1947年
-2-
当初、我が家は学校のある地域からはバスで一
停留所離れた海道町に作られていた教員住宅で
の時に父が買ってくれた「少年少女世界文学全
あった。狭い二軒長屋で、玄関前に井戸があり、
集」を読むのが唯一文化的な時間であり、その他
後ろは畑(さつま芋や唐辛子、菜の花が作られて
は、外で遊びまわるか家の手伝いをする時間で
いた)であった。
あった。でも、確かな「暮らし」があったのかも
そこから小学生の足で、おそらく30分以上は歩
知れない。
いて通ったのであろうが、印象に残っているのは、
①菜の花畑(道路近くの菜の花を竹棒で切って叱
新たな小中一貫校に
られた)、②車などめったに通らない未舗装の道
書き残したい思い出が多々ある花岡町鶴羽小学
路を馬車がのんびりと動いており、荷物がない時
校時代。つらつら書き連ねる紙数が尽きてしまっ
には荷台に乗せてもらったこと、③学校と自宅の
た。
中間あたりに花岡島津氏のお墓があり、夕方その
鶴羽小学校の前にまっすぐ伸びる道路を直進す
前を通る時には薄気味悪かったこと、などであっ
ると、白水町にある鹿屋体育大学(あの二階堂進
た。
元自民党副総裁の力があったのかも)に突き当た
校歌の一節、そして、また、この墓所からも分
る。同大学のキャンパスからすぐ近くにある花岡
かるように花岡町は、花岡島津氏の居城(島津家
中学校とこの中学校の校区にある鶴羽小学校を含
の外城)が置かれた歴史ある地域である。18世紀
む3つの小学校が一体となる小中一貫校となる。
の半ば頃に開けた土地。城は鶴羽小学校の裏山
2013年4月、開校である。
(城山と呼んでいた)にあたる展望のいい場所に
目を転じて日本全体をみても、少子化時代の到
あったとのことだったが、筆者がよく遊んだ頃は
来とともに、小中一貫校の設置という形での小中
平たい草原であった。そこからは桜島、開聞岳、
学校の統廃合が全国的に進むことになる。
鹿児島湾(当時は錦江湾)そして高隅山系がよく
見え、3月末になると桜と菜の花の競演を楽しめ
た。大学入学のため、翌日、上京するという4月
のある日、鹿屋の寿町に住んでいた叔父一家が来
てくれて、城山の桜の下で、桜島を見ながら花見
をしたことも想い出の一つである。
貧しかったけれど
海道町の教員住宅にいたのは1年か2年。その
後は学校近く農家を借りて住んだ。土間には小さ
な台所と五右衛門風呂があった。当初は簡易水道
もなかったので、家から50メートルほど下にあっ
2012年11月 鹿屋市立鶴羽小学校 筆者撮影
た湧水所(共同の洗濯場もあった)まで水汲みを
していた。
(財団法人日本教育会館附設教育図書館長
電気が貴重な時代。裸電球の下でふとんに横た
わって本を読んでいると、父に「電気がもったい
ないから、早く寝ろ」といわれたものだった。机
はリンゴ箱をひっくり返して使っていた。5年生
-3-
国民教育文化総合研究所長、専修大学教授)
行物も含む
教育図書館について
日教組教研全国集会報告書・県教研のまとめ
教育図書館は1966年10月1日、㈶日本教育会館
都道府県・高教組史誌、同機関誌
の附設図書館として設立されました。教育関係図
文部科学省統計調査報告書・刊行物:学校基
書を中心に、日本教職員組合結成以来の刊行物、
本調査、国際比較、教育費、学習指導要領、
全国教研集会報告書などのほか、国民教育文化総
指導書など
合研究所(略称教育総研、前身は国民教育研究
海老原治善文庫:元東京学芸大学教授、教育
総研初代所長
所)の研究成果、教育学一般、教育実践記録など
鈴木喜代春文庫:児童文学者、元教育相談室
を重点的に収集、閲覧に供しています。
相談員
当館では、蔵書約63,800冊がインターネットか
ら検索でき、また、国立情報学研究所が企画推進、
利
地域の大学、専門図書館、書店などで構成する蔵
用
案 内
書の横断検索システム「想・IMAGINE神保
* 開館時間:10:00 ~ 16:30
町版」に加入しました。
*
及び年末年始の休館日、臨時休館日
最近では教育や教育問題、教育運動などを調査
研究する人々のほかに、文芸書、読み物なども数
休 館 日:土曜・日曜日、国民の祝日、夏期
*
レファレンス・サービス:当館所蔵の図書・
雑誌、その他教育に関するお問い合わせに対
多く取り揃え、多方面に利用されています。
応しています(電話、FAX、メールによる
蔵 書 の 特 徴
質問にも対応)。
教育図書館は教育書を中心に和書約45,000冊の
* コピーサービス:可
ほか、和雑誌・新聞・洋書、洋雑誌など2012年9
* 交通案内:
月現在で、合わせて63,800冊を超える図書を収蔵
1. 神保町駅(メトロ半蔵門線、都営新宿線ともにA1出口より徒歩3分)
しています。現在、日教組や教育総研の刊行物を
2. 九段下駅(メトロ東西線 6番出口より徒歩6分)
含 むこ れらの 図書 はすべ て、 インタ ーネ ット
3. 竹橋駅(メトロ東西線 北の丸公園側出口より徒歩5分)
(http://opac3.library.ne.jp/kyoikutoshokan/)で検索
4. 水道橋駅(JR総武線西口より徒歩12分)
できます。
最近の受入図書 (1)
特 別 コ - ナ -
(2012年11月~2013年2月受入)
平和資料コーナー:反核・平和運動、平和教
育教材、平和教育実践記録、戦争体験記など
【日本教職員組合刊行物】
『コンピュータ教育実践の現状と課題』日教組事
日教組刊行物コーナー:日教組教育新聞・雑
務職員部編・発行 2003.7
誌(「教育評論」「月刊JTU」など)、教
【教育総研刊行物】
育政策、教育課程、教科書問題、各部の図
『2012年度 オランダ・ドイツ調査報告書』国民
書・資料など
教育文化総合研究所編・発行 2012.10
教育総研刊行物コーナー:年報、理論講座、
『季刊フォーラム教育と文化
69 2012Autumn
ブックレット、季刊「教育と文化」、各研究
防災教育・放射線問題』国民教育文化総合研究所
委員会報告書、海外教育視察団報告書など
編 アドバンテージサーバー 2012.10
このほか旧国民教育研究所時代のあらゆる刊
『季刊フォーラム教育と文化
-4-
70 2013Winter
08年改訂学習指導要領実施の現状と課題』国民教
育文化総合研究所編
地位を占めることはできない。
アメリカの占領政策、東西冷戦構造と東アジア
アドバンテージサーバー
2013.1
の緊張など、国際政治に翻弄されたとはいえ、
『ふり返り教育理論講座 戦争から見えてくる日
「一億総懺悔」のかけ声とともに天皇を含む指導
本の教育』国民教育文化総合研究所編 アドバン
者(政治家・官僚・資本家)の戦争責任は回避さ
テージサーバー 2013.1
れた。それどころか、戦後も指導者であり続ける
【教組史・教組刊行物】
ことによって、戦後補償の問題を未解決のまま放
『情報公開・個人情報保護と学校自治』財団法人
置してしまった。ここに、「領土問題」でも度々、
神奈川県高等学校教育会館編・発行 2012.8
近隣諸国から指摘される「歴史認識」の問題の根
『教育文芸みえ 第30号』三重県公立学校職員互
幹があることを本書は示してくれる。その対極に
助組合編・発行 2012.8
あるのがドイツであり、戦後補償と戦争責任追及
『全国教研リポート集 第62次』山梨県教職員組
を国民・国家を揚げて遂行した結果が、ヨーロッ
合編・発行 2013.2
パにおける信頼と名誉の回復とECなどヨーロッ
【平和資料】
パ全体の平和構想につながったことを考えると、
『田沼肇全活動』田沼肇全活動・著作集編集委員
アジアとの友好関係、国際社会において名誉ある
会編・発行 2011.8
地位を占める日本を構築するために戦後補償の解
決が欠かせないことがわかる。
≪図 書 紹 介≫
日本の戦後補償については、立法(政治家)の
不作為が裁判所からも指摘され、様々な戦後補償
田中宏・中山武敏
に関する情報不開示をはじめ行政(官僚)の責任
・有光健 他著
も追及されるところだが、その最たるものは、最
未解決の戦後補償
高裁判決「国の非常事態のもとでは、国民の等し
― 問われる日本の
く受忍しなければならないところであって、これ
過去と未来 ―
に対する補償は憲法の全く予想しないというべ
創史社
き」とする、いわゆる「戦争被害受忍論」(1987
2012年8月15日刊
年)である。東京大空襲被災者はもとより、戦争
の名の下に補償をチャラにしてしまう司法(裁判
終わっていない戦争、私たちに遺された戦後補
官)の姿勢は許されざるものだろう。こうした判
償はきわめて多岐にわたるが、本書ほどその全体
決を出す司法が、大震災についても「受忍論」を
像と個々の課題についてわかりやすく、かつ今後
振りかざす可能性は十分にあり、司法の信頼を著
の方向性も含めて論考したものは少ない。戦後補
しく失う結果を招くことを裁判官は肝に銘じるべ
償の入門書としてお薦めしたい。
きであろう。
憲法前文は、「われらは、平和を維持し、専制
一方、韓国では、民主化と歩みを共にして過去
と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう
を清算する運動が進んでいる。「日帝強占下強制
と努めている国際社会において、名誉ある地位を
動員被害真相究明委員会」が韓国国務総理の傘下
占めたいと思う。」と宣言しているが、こんなに
に発足し、2011年8月には、韓国の憲法裁判所が、
もたくさんの未解決の戦後補償があることを国民
「慰安婦」と在韓被曝者について「国(韓国政
は知らされていないし、この解決なしに名誉ある
府)が仲裁委員会等に働きかけ問題を解決するた
-5-
めの努力もせず放置したままなのは違憲」と決定。
る。
11章からなる本書は、「戦後補償・残された課
2012年5月には、韓国の大法院が、「日本判決は、
日帝強制占領期の強制動員自体を不法と見ている
題(編集部)」としてその概略と歴史的経過が明
大韓民国憲法の核心的価値と正面から衝突する」
らかにされている。70件を越えた裁判でも解決し
と日本の植民地支配の正当性を否認し、韓国世論
ていない戦後補償を列挙すると、海外で①戦時性
は大いに盛り上がりを見せている。こうした動き
暴力被害:「慰安婦」強姦被害、②強制連行、強
が韓国大統領の領土問題や「従軍慰安婦」など戦
制労働:未払い賃金、供託金、③韓国・朝鮮人元
後補償と歴史認識についての問題提起につながっ
軍人・軍属:戦没者、戦傷病者、遺骨未返還、シ
ていることを私たちは知るべきであって、偏狭な
ベリア抑留など、④韓国・朝鮮・台湾人元BC級
ナショナリズムに踊らされてしまっては、ますま
戦犯、⑤連合国元捕虜・民間抑留者、⑥虐殺被害、
す日韓の友好関係は遠ざかってしまうことは自明
⑦七三一部隊細菌戦・人体実験被害、⑧毒ガス・
である。
砲弾・遺棄化学兵器被害、⑨無差別空爆被害、⑩
田中宏さんは、「戦後処理・補償を巡ってアジ
サハリン残留韓国・朝鮮人、⑪在外原爆被害者、
アの人々と日本人との間に『和解』と『信頼』を、
⑫経済被害:軍票・確定債務など、⑬インドネシ
いかに築き未来を展望するかを願う」と本書のス
ア被徴用者:兵補、ロームシャ、⑭先住民族被害。
タンスを、その「まえがき」で明らかにしている。
国内で、①シベリア抑留、②中国残留孤児・邦人、
田中さんは「朝鮮学校の授業料無償化」の運動の
③原爆被曝者、④民間空襲被害、⑤沖縄住民虐
先頭に立つ学者であるが、まえがきには「戦前・
殺・戦争マラリア・艦砲射撃・地上戦被害、⑥日
戦後の歴史の具体性を丁寧に掘り起す作業の中に、
本軍遺棄毒ガス、⑦恩給欠格・日赤従軍看護婦。
その『和解』と『信頼』を築く展望が一条の光の
と21課題にも及ぶ。
ように立ち現われてくる。本書では直接触れてい
各章は、以下のとおりだが、どの著者も、それ
ないが、『尖閣諸島』『竹島』をめぐる領土問題
ぞれの課題解決の運動に深く関わってきたみなさ
で中韓両国から提起される歴史認識も『戦後補
んであり、その指摘は的確だと感じた。
償』が本質的な課題であることは間違いないし、
「慰安婦」問題の現況を考える「必要な追加調査
領土問題解決の糸口としても重要である。」と戦
と謝罪、個人補償」(有光健)
後補償をアジアと日本の本質的課題として位置づ
朝鮮人強制連行・強制労働問題 ― その課題と展
ける。確かにヴァイツゼッカー大統領の演説「過
望「政治解決、立法化で賠償を」(矢野秀喜)
去 に眼 を閉ざ す者 は、現 在に も盲目 とな る」
中国人強制連行・強制労働の問題と課題「過去清
(1985年5月8日・ドイツ降伏の日)と、中曽根
算に取り組みアジアの信頼回復を」(田中宏)
首相が「戦後政治の総決算」として靖国神社に公
加害(重慶爆撃)と被害(東京空襲)の両裁判の
式参拝(1985年8月)したことは対照的である。
意味「国際法違反の戦略爆撃、無差別殺戮を問
ドイツは、1990年東西統一、2000年政府と企業の
う」(中山武敏)
折半による百億マルク基金「責任・記憶・未来」
「日本の戦犯」にされた朝鮮人たち「求められる
を設立。ヨーロッパでの信頼回復、EUの中で重
朝鮮人BC級戦犯の人権救済」(大山美佐子)
要な役割を果たすに至る。アジア各地の戦争犠牲
被害者らの要求を実現する政策を求めて「旧日本
者を招へいし、証言活動をしている「アジア太平
軍毒ガス兵器被害の解決を求める」(南典男)
洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ心に刻む会」は、
シベリア特措法と今後の課題「残された外国籍な
ドイツの大統領演説からとったものと紹介してい
どへの措置」(有光健)
-6-
同情ではなく権利を、差別ではなく平等を「旧植
『就業力と大学改革
学長たちが語る就業力対
民地出身者元軍人・軍属支援の『在日の戦後補償
策』角方正幸・松村直樹著 学事出版 2011.12
を求める会』が求めたもの」(小椋千鶴子)
『経済成長なき社会発展は可能か?』セルジュ・
供託と協定で奪われた未払い金「明らかになった
ラトゥーシュ著 中野佳裕訳 作品社 2011.11
朝鮮人未払金の実態」(竹内康人)
『地方教育費調査報告書 平成23会計年度』文部
疑問多い日韓条約での解決済み「日韓会談の文書
科学省生涯学習政策局調査企画課編
公開と情報開示」(李洋秀)
2012.12
(東京教組組織拡大オルガナイザー 谷口 滋)
『学校基本調査報告書 高等教育機関編 平成24
日経印刷
年度』文部科学省生涯学習政策局調査企画課編
最近の受入図書 (2)
日経印刷 2012.12
『学校基本調査報告書 初等中等教育機関・専修
(2012年11月~2013年2月受入)
【社会・教育・軍事関係】
学校・各種学校編 平成24年度』文部科学省生涯
『比較教育学事典』日本比較教育学会編 東信堂
学習政策局調査企画課編 日経印刷 2012.12
2012.6
『文部科学要覧 平成25年版』文部科学省研究会
『学力政策の比較社会学 国内編』志水宏吉・高
編 ぎょうせい 2012.11
田一宏著 明石書店 2012.3
『解説教育六法 2013年版』解説教育六法編修委
『学力政策の比較社会学 国際編』志水宏吉・鈴
員会編 三省堂 2013.2
木勇著 明石書店 2012.4
『東京都の教育 平成24年版』東京都教育庁総務
『教育研究とエビデンス 国際的動向と日本の現
部教育情報課編・発行 2012.11
状 と課 題』国 立教 育政策 研究 所編
『犯罪白書 平成24年版』法務省法務総合研究所
明石 書店
2012.5
編 日経印刷 2012.11
『公教育の無償性を実現する』世取山洋介著 大
『OECD幸福度白書』OECD編著 徳永優子
月書店 2012.8
ほか訳 明石書店 2012.12
『中央アジアの教育とグローバリズム』嶺井明
『教育法規の要点がよくわかる本』菱村幸彦著
子・川野辺敏著 東信堂 2012.3
教育開発研究所 2012.10
『「リベラル・ナショナリズム」の再検討』富沢
『 日本 児童詩 歳時 記』江 口季 好著
克編著 ミネルヴァ書房 2012.3
2008.4
『コーカサスと中央アジアの人間形成』関啓子著
『自由学校の設計』堀真一郎著
明石書店 2012.8
2009.7
『フィンランドはもう「学力」の先を行ってい
『 森の ようち えん 』今村 光章 著
る』福田誠治著 亜紀書房 2012.10
2011.11
『釈然としない昭和期の教育』久保義三著 つな
『アリアドネからの糸』中井久夫著 みすず書房
ん出版 2012.8
1997.8
『シティズンシップ教育論
政治哲学と市民』
駒草 出版
黎明書房
解 放出 版社
『14歳からわかる生活保護』雨宮処凛著 河出書
バーナード・クリック著 関口正司訳 法政大学
房新社 2012.10
出版局 2011.9
『精子提供』歌代幸子著 新潮社 2012.7
『日本版スローシティ』久繁哲之介著 学陽書房
『 未解 決の戦 後補 償』田 中宏 ほか著
2010.12
2012.8
-7-
創 史社
『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』町山智浩
『聞く力』阿川佐和子著 文藝春秋 2012.1
著 講談社 2012.9
『選ぶ力』五木寛之著 文藝春秋 2012.11
『欧米諸国の「公務員の政治活動の自由」』晴山
『55歳からのハローライフ』村上龍著
一穂著 日本評論社 2011.1
2012.12
『 大阪 アース ダイ バー』 中沢 新一著
講 談社
幻冬舎
『ジェノサイド』高野和明著 角川書店 2011.3
2012.10
『生き方』稲盛和夫著 サンマーク出版 2004.8
『「尖閣問題」とは何か』豊下楢彦著 岩波書店
『 遠藤 周作短 編名 作選』 遠藤 周作著
2012.11
2012.12
『怒りのソウル』雨宮処凛著
週刊金曜日
講 談社
『大人の流儀続』伊集院静著 講談社 2011.12
2008.12
『大人の流儀3』伊集院静著 講談社 2012.12
『小沢でなければ日本は滅ぶ』平野貞夫著 イー
『地獄の伊東キャンプ』鈴木利宗著 大修館書店
スト・プレス 2012.11
2012.11
『アメリカの越え方』吉見俊哉著
弘文堂
『23分間の奇蹟』ジェームズ・グランベル著 青
2012.10
島幸男訳 ちくま文芸文庫 1988.7
『言葉と戦車を見すえて』加藤周一著 ちくま学
『いのちの思想家安藤昌益』石渡博明著 自然食
芸文庫 2009.8
通信社 2012.11
『草の根の軍国主義』佐藤忠男著
平凡社
『 人間 の条件 』志 水速雄 著
ちくま 文芸 文庫
2007.7
1994.10
『ヒーローを待っていても世界は変わらない』湯
『いのちに共感する生き方』 野上ふさ子著 彩
浅誠著 毎日新聞出版 2012.8
流社 2012.12
『検証尖閣問題』孫崎享著 岩波書店 2012.12
『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・
『平成史』小熊英二著 河出書房新社 2012.10
マクゴニガル著
『図解原発のウソ』小出裕章著 扶桑社 2012.3
1994.10
【小説・エッセイほか】
『何者』朝井リョウ著 新潮社 2012.11
『もうひとつの道』横川和夫著
駒草出版
神崎朗子訳
ちくま文芸文庫
『等伯 上・下』安部龍太郎著 日本経済新聞出
2012.10
版社 2012.9
『仮面の家』横川和夫著 駒草出版 2012.10
『abさんご』黒田夏子著 文藝春秋 2013.1
『シルバー川柳』全国有料老人ホーム編 ポプラ
編集後記
社 2011.1
当図書館の館長より、小学生時代の世相、鹿児
『禁断の魔術』東野圭吾著 文藝春秋 2012.10
『64』横山秀夫著 文藝春秋 2012.10
島県の状況、そして、144年の歴史ある母校(鹿
『蛇にピアス』金原ひとみ著 集英社 2006.6
屋市立鶴羽小学校)の廃校に伴う様々な思いを巻
『光圀伝』冲方丁著 角川書店 2012.8
頭文として寄稿していただきました。
『心臓を貫かれて 上・下』マイケル・ギルモア
著 村上春樹訳 文藝春秋 1999.10
『超訳仏陀の言葉』白取春彦著
東京教組の谷口さんからは、図書の紹介をして
いただきました。
幻冬舎
東京でも小学校の統廃合が進められています。
2012.10
私も小学生時代を思い出すとともに、私の母校、
『自由訳良寛』新井満著 世界文化社 2009.2
子どもたちの母校に思いをはせました。(高橋)
-8-
Fly UP