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2011 年 7 月号 -№197- 「第18回 ITS世界会議オーランド2011」最新情報

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2011 年 7 月号 -№197- 「第18回 ITS世界会議オーランド2011」最新情報
2011 年 7 月号 -№197◆「第18回 ITS世界会議オーランド2011」最新情報
◆「地域 ITS」の活動について
◆「第11回アジア太平洋地域 ITSフォーラム
高雄2011」 開催結果速報
◆「ITS Japanコミュニティプラザ」について
◆「インフラ協調システム委員会(ICSC)」の活動状況
※写真、図等の著作権は ITS Japan 及び寄稿者に存するので、利用されたい場合は必ず承諾をとるようにしてください。
◆「第18回 ITS世界会議オーランド2011」最新情報
概要
会議テーマ
: “Keeping the economy moving”
「経済を躍動させる ITS」
会期
: 2011年10月16日(日)~20日(木)
会場
: Orlando Orange County Convention Center
公式ウェブサイト
: http://www.itsworldcongress.org/
主催
: ITS America
組織委員会委員長 : Patrick McGowan, Telvent
今年10月に開催される「第18回 ITS 世界会議オーランド2011」では会議・展示に加え、大規模な技術デモンストレ
ーションも含めたさまざまな準備が進められています。日本としてもこの機会を捉え情報発信ができるよう組織委員会
を支援し準備活動を進めています。今後、世界会議をより有益なものにしていくため、ご意見、ご要望をいただきます
ようお願い申し上げます。
「オンライン Preliminary Program」が公式ホームページで発表されました。
クリックすると「オンライン Preliminary Program」のページが開きます。
「セッションの概要」は8月下旬に発行されます。
特徴:
·
·
·
·
·
年次総会と同時開催
参加者目標数:75 カ国, 10,000 人以上
展示会場:350,000ft2(約 32,520 平米)
セッション:250 コマ
ITS ショーケースデモ:”Conected Vehicle”, 渋滞課金、走行距離課金など
主催者イベント:
Ministerial Round Table (閣僚ラウンドテーブル):10月16日(予定)
· 引き続き米国運輸省が開催の可否を検討中です。
Opening Ceremony:10月16日
登壇者(予定):
・ウェルカムスピーチ:
· 世界会議組織委員長 Patrick McGowan
· ゼネラルモータース本社副会長 Thomas Stephens(予定)
1
· 米国運輸省 RITA(研究・革新技術局)局長ピーターアペル(予定)
· フロリダ州知事 リック スコット
· AP 代表:日本から登壇予定
· 欧州代表:欧州委員会 DG INFSO(情報社会・メディア総局), Zoran Stančič 副局長
· アメリカ代表:ITS アメリカ会長 アッバスモハデス氏
・スポンサースピーチ:
· Telvent 社 CEO Ignacio González-Domínguez(予定)
・“Hall of Fame”が実施されます。
Plenary Sessions (PL):2コマ
Monday Plenary: 10月17日
「National ITS Strategies: Spurring Economic Growth through High-Tech Transportation
Solutions --(仮) ITS 国家戦略」
欧米 AP3極からの ITS 行政をリードする方々にご登壇いただきます。
モデレータ:ITSA BoD Vice Chair (John Inglish?)
登壇者:
米国運輸省長官 Ray LaHood(予定)
米国連邦議会議員 John Mica(予定)
中国 ITS China 会長 Zhongze Wu
欧州委員会 DG MOVE(モビリティー・運輸総局)局長 フォーティス・カラミトソス
Wednesday Plenary:10月19日
「Ingredients for Innovation to Keep the Economy Moving – (仮)経済を躍動させる ITS 技術革新」
欧米 AP3極の民間・学界からの代表的な ITS 関係者にご登壇いただきます。
モデレータ: ホワイトハウス CTO Aneesh Chopra (予定)
登壇者:
Alcatel-Lucent 社 Ben Verwaayen(予定)
ITS Japan 会長 渡邉浩之
ERTICO-ITS Europe 会長 ギュンター・ジマーメイヤー
Session Programs:
Executive Session(ES):15コマ
以下のセッションが企画されています:
ES01 “ITS and Sustainable Transport”
ES02 “Next Generation Vehicles and Mobility Environments”
TBD (経済産業省製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS 室長)
ES03 Trilateral ITS Cooperation
TBD (国土交通省道路局 道路交通管理課 ITS 推進室長)
ES04 “ITS and Private Finance”
ES05 “ITS for Electromobility”
ES06 “ITS and Economic Growth”
ES07 “Smart/Mega Cities”
ES08 “Equity and Social Responsibility”
ES09 “Cooperative Mobility Services and the Internet”
ES10 “ITS: Why Governments Need to Work Together”
総務省総合通信基盤局電波部移動通信課新世代移動通信システム推進室長
ES11 “Multimodal Mobility”
ES12 “Global Safety”
板崎 龍介
国土交通省自動車交通局 技術安全部国際業務室長
櫛田 和光
本田技研工業株式会社 経営企画部 (モデレータ)
ES13 “The Ownership of ITS Data”
2
ES14 “ITS Policy Development”
内閣官房 IT 担当室内閣参事官
ES15 “Vision of Traffic Management”
警察庁長官官房 参事官
Special Interest Sessions (SS):85 コマ(AP19)
日本のオーガナイザーで企画が進められる SS は以下のとおりです(暫定タイトル・カッコ内は企画者):
SS02 “Deployment of Vehicle-Infrastructure Cooperation Systems” (警察庁)
SS04 “Next-generation Internet ITS” integrated with “Smartphone World” (インターネットITS協議会)
SS18 “ITS for Tourism and Parking” (東京大学)
SS21 “Energy ITS” (経済産業省)
SS24 “To Realize a Safe Society” (ITS Japan 国際 G)
SS35 “Drastic reduction of traffic accidents by “image-recording type” drive recorders” (UK Consultant)
SS37 “Pedestrian Detection in Various Manners” (東芝)
SS40 “Management of ITS facilities based on priorities” (高知工科大学)
SS52 “Solution for accident And traffic jam in Highway” (ITS Japan 国際委員会)
SS60 “International Governmental Cooperation for Deployment of ITS Cooperative System”
(国土交通省道路局)
SS68 “The Latest trends about collection of traffic information” (ITS Japan 普及促進G)
SS71 “Stakeholder views and examples on Co-operative safety systems with focus on rural roads”
(日産自動車)
SS74 “Solution of Transportation Problems in Asia-Pacific Megacities” (ITS Japan 国際 G)
その他:
IBEC セッション(5 コマ)
Pan-American ITS セッション(4 コマ)
ITS America 年次総会:
・Forum ショーケース
・ITS America Best Industry Awards
・Safety プレナリ 登壇予定:国家運輸安全委員長 Deborah Hersman
・USDOT プレナリ
・セッション(42 コマ)
Papers
3月30日―31日に開催された第 2 回 IPC において、投稿された論文の採否にもとづき、セッションへの割り付
けが行われ以下の結果となりました。
Scientific 24 セッション、Technical 144 セッション、Interactive7 セッション
Type
Total
Submitted
Accepted
Conditionary
Accepted
Rejected
Scientific
165
109
35
21
Technical
589
464
94
31
754
573
129
52
3
Exhibition:
出展者用マニュアルが発行されました。以下の URL からダウンロードができます。
http://www.freemanco.com/store/show/showInformation.jsp?showID=195520&nav=02
<展示会場レイアウト図> 次ページをご参照下さい。
見取り図の青色で示されたスペースを予約いただけます。
出展者名が記入されているスペース(クリーム色のスペース)はすでに販売予約済みです。
ITS Japan では、入り口すぐ側の好位置「2103」のスペースを予約し、釜山大会と同じく、日本の公益団体や希望
する企業と合同で日本館を構築する予定です。0.5 ㎡程度からの展示参加をお受けします。
<出展フロアー料>
スクウェア フィートつき 44 US ドル (通常の販売単位である 1 小間 9 ㎡に換算すると
4,400 米ドル)レンタル料金となります。
当初設定された1コーナーあたり$500 ドルのコーナー料金は廃止されました。
日本館に参加する場合には、手数料(会員 5%、非会員 10%)を申し受けます。
銀行振り込み先が変更となりました
振込先:
1. Account Holder's Name: ITS America
2. Account Number: 1360001322
3. Routing Number: 255071981
4. Bank Name: Capital One Bank
5. Bank Address: 1100 17th Street NW, Washington, NW, DC 20036
6. Company Address: 1100 17th Street NW, Suite 1200, Washington, NW, DC 20036
展示場出入口
一つの出入口しかなく、ITS ジャパンのジャパンパビリオンのすぐ近くにあります。
アウトドアデモエーリアの出入口は#2347 と食事処の近くにあります
出展者パスとランチ
出展社パスを持っている方はランチを無料で食べることができます。
1 小間に対して、4 つの出展社パスがもらえます(最大 25 枚です)。
追加の出展社パスは 1 枚で$200 です。
<関連ウェブサイト>
http://s36.a2zinc.net/clients/itsa2011/itsa2011/public/MainHall.aspx?ID=5&sortMenu=101000
→ Floor Plan を選択すると最新の展示レイアウト図
<お問合せ・お申込み> 下記担当窓口あてにお願いします。
ピコ インターナショナル株式会社
アンリン レイ (Ms. Anne-Line Rey)
Email [email protected]
Tel 03-3808-0891 Fax 03-3808-0897
日本語、英語、フランス語にて受付可
6月21日現在の出展申し込み日本企業・団体
単独ブース :三菱重工(1856)、トヨタ(1723)、アイシン+アイシン AW(1613)、富士通 (1625)、
デンソー(1925)、ホンダ(2339)、パナソニック(1641)、NEC(2357)、東芝(2141)、Forum8(1739)
日本館(2103) :道路グループ(国交省、HIDO 他)、東京都、VICS、UTMS、IHI、ベリサーブ、住友電工、
三菱電機 ITS Japan(+長崎県)、
アジアからの出展 (判明分):
ITS China、Shanghai Ruishi Machine Vision Technology Co., Ltd. (中国)
ITS Korea、 LG CNS Co.,Ltd (韓国)
4
6月21日現在のオーランド世界会議展示場予約状況:
黄色:支払い済み 緑:未入金 青:予約受付中
5
日本館ブースデザイン
施行業者 PICO
6
Technology Showcases:
10月17日
10月18日
10月19日
10月20日
12:00pm-6:30pm
8:00am-5:30pm
8:00am-5:00pm (Invitees: Emergency Responders and Students)
8:00am-3:00pm (Invitees: Students)
・公道デモンストレーション
”Connected Vehicle Technology Test Bed”
・会場パビリオン “Villages”
7
3 つの分野にわけたショーケースが用意されます。
参加団体:
安全 Village: [Toyota, GM, DENSO/Econolite, NYSDOT, Siemens, Raytheon, ]
モビリティ village: [Sensys Networks, GEWI, Iteris, Alcatel-Lucent, Lynx]
道路課金 Village: [Battelle, Transcore, Kapsch, ACS]
環境 Village: [Ricardo, Imperial College-London, SwRI, Telvent]
詳細は公式ウェブサイト内でご確認できます
(http://www.itsworldcongress.org/techshowcase.html)
USDOT 主催セイフティパイロット及び Crash Avoidance Metrics Partnership (CAMP)デモは Disney World スピードウ
ェイで開催されます。
Technical Tours:
·
·
·
·
·
·
·
·
Turnpike Turkey Lake RTMC & SunWatch Center
Joint DOT Regional Transportation Management Center & Communication Center
City of Orlando Emergency Management Center
UCF Simulation and Training Lab
Tampa Bay SunGuide RTMC
Tampa Selmon Expressway Reversible Lane and Control Center
Amway Center
I-4 Weigh Station & VACIS Imaging Inspection Center
Networking::
“Pre-Ceremony Cocktail Hour”:16日(日)4:00-5:00
“Welcome Reception and Best of ITS Awards”:17日(月)5:00“ITS Florida Reception and Dinner at Sea World”:17日(月)7:00- おひとり:US$100
Public Day:
“Student Day”:19日(水)20日(木) 場所:展示会場
学生:展示会場に入るだけであれば無料。
“Incident Management and Emergency Responders Day”:19日(水) 場所:展示会場
8
ワークショップ及び付随イベント(非公式):
“IRF Roadside Safety Application Course”: 15-16日(土日)
“IBEC Workshop” 16日(日)7:30-15:00 US$ 75
“FOT-Net Fourth International Workshop” 16日(日)8:00-Lunch 参加費無料
“ECOSTAND” 詳細未定
“Transit and ITS” 16日(日)9:00-13:00
“ITS Standards Workshop” 16日(日)12:30-16:00 US$ 75
“ITS America’s State Chapter Workshop” 16日(日)12:00-15:00 US$ 50
“Woman in ITS Breakfast” (招待のみ)19日(水)7:30-9:00
“AASHTO International Day” (招待のみ)20日(木)8:00-12:00
“International Summit on Connected Vehicles and the Environment” 20日(木)9:00-13:00
*詳しくは公式ホームページをご覧ください。
会議登録費:
早割り(8月1日まで)
8月2日以降
4 日登録
$ 1075.00
$1475.00
Sp/Md4 日登録
$ 950.00
$ 950.00
Exhibits Only(一日)
$ 200.00
$ 200.00
*4 日登録には Gala(10 月 19 日開催)チケットが含まれます。
今後の予定:
2011年8月1日
会議登録早期割引
2011年8月5日
最終論文投稿期限
2011年8月5日
著者・発表者の会議登録期限
2011年8月下旬
オンライン Preliminary Program 第 2 版リリース予定
2011年10月16日
オーランド ITS 世界会議
(担当:国際グループ)
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9
◆「第11回アジア太平洋地域 ITS フォーラム高雄2011」開催結果速報
ITS Japan では第 11 回アジア太平洋地域 ITS フォーラム(通称 AP フォーラム)高雄 2011 は多数の参加者を得て
成功裡に終了いたしました。あらためて、ご協力に感謝いたします。
<概要>
会議テーマ
: “ITS: Seamless and Boundless”
会期
: 2011年6月8日(水)-10日(金)
会場
: Grand HI-LAI ARENA (漢神巨蛋購物廣場)
公式ウェブサイト : http://www.its-ap2011.org/index.php
主催
: ITS 台湾
来場者数
: 611 名
会議登録者数
: 459 名(うち日本 42 名)
参加国数
: 20 ヶ国
出店数
: 27 団体、27 ブース
論文数
: 113 編(投稿数)
セッション数
: 20 セッション
<開会式>6月8日 9:30-10:00
冒頭、歴代の AP フォーラム、ITS 世界会議の代表的な推進者、台湾・高雄市の ITS(交通カード・ETC・愛河海上交
通・BRT・交通情報提供)の映像を集めたビデオの後、主催者を代表して ITS Taiwan の John Li 会長による、関係者へ
のお礼、本イベントによる ITS 国際連携の推進と今後のビジネスの発展を願う開会宣言が行われ、引き続き来賓の
VIP から歓迎スピーチが述べられました。
高雄 Chu Chen 市長
高雄市は昨年隣接する高雄県を合併し面積が 18 倍になり交通に関する課題もあるが、これらを解決して
Intelligent City を目指したい。
台湾交通部 Chi-Kuo Mao 大臣
台湾は情報通信分野のリーダーとして、”Smart Transport”を目指している。今回のテーマ”Seamless and
Boundless”で、 “Seamless”として、この 10 年で大きく発展したリアルタイム交通情報を携帯電話やインターネット
への提供やマルチモーダルで使える交通カード。”Boundless”として、クラウドベースによる高速道路課金のコン
セプトが挙げられる。
台湾資訊工業推進会 Institute for Information Industry-III Ko Yang Wang 執行副社長
Telematics は、台湾の強みで世界でのシェアも高い。世界の産官学関係者が集い、アジア太平洋における新しい
ITS アプリケーションのシナリオが描けるよう願う。* Institute for Information Industry (III)-財団法人資訊工業推進
会-台湾で情報技術を推進する非政府系組織。
John Lee
ITS Taiwan 会長
Chi Kuo Mao
台湾交通部大臣
Chu Chen
高雄市長
10
Ko Yang Wang
資訊工業推進会
また、ITS America, ERTICO(ビデオにて), ITS Japan の代表と元釜山 ITS 世界会議組織委員長から祝辞がのべら
れました。
ITS Japan 渡邉会長
東日本大震災への世界からのお見舞いへのお礼と共に、ITS インドネシアの ITS AP 加入を歓迎する。安全で確
実な人とモノの輸送が人口・資源・多様性に富むアジアの発展を支える鍵となる。
ITS America Scott Belcher
今回の招待に対するお礼と共にオーランド世界会議を紹介。アメリカ経済の復興は、決済システムや協調システ
ムなどの ITS 技術にも期待している。
ERTICO Hermann Meyer
確実な将来を描くためには研究開発での国際協力が非常に重要。欧州では ITS に関する指令を発行し ITS
Action Plan を推進している。今回の会議の成功を祈る。
韓国高速道路会社 Lieu 社長
釜山世界会議参加へのお礼と成果を報告。
Scott Belcher
ITS America CEO
渡邉浩之
ITS Japan 会長
Hermann Meyer
ERTICO-ITS Europe
CEO
Chullho Lieu
韓国高速道路会社社長
(元釜山 ITS 世界会議
組織委員長)
<セッションプログラム>
プレナリセッション:2、スペシャルセッション:3、テクニカルセッション:10、クロスストレートセッション:2、テクニカル
アウトリーチセッション:2 パネルディスカッション:1
・計 20 セッション
・日本からのセッション登壇者(スピーカー):12 名
プレナリーセッション I: 6月8日 11:00-12:30
1-台湾 交通部科学技術局長 Hsun Jung Cho
2-日本 経済産業省製造産業局自動車課 辻本室長
(ビデオスピーチ+代読:ITS Japan 天野専務理事)
経済産業省 辻本室長
3-韓国 国立ソウル大学 Kyung Soo Chon 教授
・経産省からは、自動車および道路交通における CO2 削減に向けた取り組みとして、隊列走行、CO2 削減評価手法
およびプローブデータ活用、さらに EV 等の次世代車、スマートグリッド等による次世代交通社会における ITS の取
り組みと課題について報告されました。
・Chon 教授からは、前釜山世界会議理事会議長として、ITS によるユビキタス社会をテーマとした釜山大会の成果と
次へ引き継ぐべき課題について報告しました。次世代のキーワードとして Connectivity、Green Society を挙げ、モ
バイルを活用したトラベラーサービスを中心とした G-ITS(Green Intelli Travel Society)構想について説明しまし
た。
プレナリーセッション II: 6月9日 9:00-10:30
モデレータ:ITS Japan 専務理事 天野肇
1-米国 PRG Associates
Gerry Conover 氏
2-インドネシア 運輸省副大臣 Bambang Susantono
3-香港 香港理工大学 William Lam 教授
11
・米国の Conover 氏からは ITS America の活動紹介とオーランド世界会議の PR、インドネシアのSusantono 運輸省
副大臣からはインドネシアの交通とITSにおける現状と課題が報告されました。
テクニカルセッション (10 コマ): 6月8-9日
日本からのプレゼン発表を含め、論文発表を中心に行われ、以下の国々から全 113 編の論文が投稿されました。
Taiwan 64 / Japan 9 / China 9 / Australia 6 / Iran 4 / Korea 4 / USA 4 / Thailand 3/
Malaysia 3 / Singapore 2 / Hong Kong 1 / India 1 / New Zealand 1 / South Africa 1 / Spain 1
セッションタイトル(ABC...は部屋番号です):
A1: Traffic Control and Management 1
B1: Traveler Information and Service
A2: Traffic Control and Management 2
B2: ITS for Environment and Sustainability
A3: e-Safety and Advanced Vehicle Control
B3: Public Transport Operation and Service
A4: Commercial Vehicle Operation and Safety
B4: Telematics
A5: ETC and EFP
B5: ITS Innovation and Miscellaneous
日本からご登壇いただいた方々は以下の 9 名です。*印:論文投稿
A1: 三菱重工 小島氏*
A2: 警察庁交通企画課 畠山課長補佐、住友電工 加藤氏*
A3: Kiwi コンソーシアム 田中氏(インクリメント P)
A5: 三菱重工 馬渕氏*、永田氏*
B2: 三菱重工 下田氏*、服部氏*
B5: 防災研究所 八木氏*
スペシャルセッション (3 コマ): 6月8日及び9日
タイトル: C1: ITS to Bring Livable Society in Emerging Economies (ITS Japan 企画)
インドネシア、フィリピン、インド、マレーシア、台湾から各国の交通、ITS 状況と課題が報告されました
(モデレータ:香港)。
C2: Technical Aspect for ITS Development and Deployment
JAXA 館下氏が登壇され、準天頂衛星がアジアで利用可能で、従来の GPS に対し制度、受信時間等
で優位であること等が報告されました。
D3: National Progress of ITS Development
ITS AP の理事メンバーによるセッション。NZ、AUS、シンガポール、タイより各国の ITS の最新の導入
状況や課題等が報告されました(モデレータ:マレーシア)。
クロスストレイトセッション (2 コマ): 6月9日
中国と台湾の情報交換が中国語で行われ、多数の参加者で賑わいました。
タイトル: C3: ITS and Traffic Management
C4: ETC Development
パネルディスカッション:6月10日 9:00-10:30
タイトル:“ITS Research Needs and International Collaboration in the Asia-Pacific Region”
大学、研究機関からの登壇者を中心に、研究における国際連携の事例が紹介され、その重要性が論議さ
れました。
東大 須田教授が登壇され、先進モビリティ研究センターおよび東日本大震災に対する取り組みも含め報
告されました。
12
テクニカルアウトリーチセッション (2 コマ):6月9および10日
出展者による自社製品・システムの PR を中心としたセッション。今回はじめての試みでしたが、最新技術とその狙
いが明確でわかりやすいとの意見もありました。
その他昼食時に開かれたランチョンシンポジウムではスポンサーによるコンパクトなブース出展者・企業紹介など新
しい企画が目を引きました。
6月9日 ITS オーストリア
6月10日 台湾 CECI
<展示>APF 開催同フロアで開催されました。
展示時間
6月 8日 (水): 10:00 - 18:00
6月 9日 (木): 09:00 - 18:00
6月10日 (金): 09:00 - 12:00
出展状況 全体で 27 ブース (毎回 20 数代前半のブース数なので例年並み)
日本企業:三菱重工、住友電工、トヨタ、ITS Japan
13
ITS Japan
トヨタ自動車
三菱重工
会場内
住友電工
AP 共同館: 場所 No.5 及び No.6 の2小間
(展示 : ITS マレーシア、ITS タイ、世界会議東京大会の周知)
14
台湾経済部のテレマティックスパビリオン
ITS オーストラリア
←
2016年の ITS 世界会議誘致を目指す ITS
オーストラリアは貢献度を高めるために
4 小間のブースを設置。
左側の写真内で、左の展示パネルは、中央に「2016
年メルボルン開催」とある。
(上のほうに小さく bid の文字があった。)
展示印象
· ITS Japan ブースでは、台湾でも地震があるため Disaster Relief(通行実績情報)パネルに対する関心が高か
った。
· ホテルの大広間でのブース構築であったため、広さは前回より狭い感じがしたが、全体的にこじんまりとまと
まっていた感じである。
· AP フォーラムの展示は、世界会議と比べると来場者数・出展者数が格段に少ないため、華やかさにかける
面があるが、セッションの聴講を目的とした東南アジア諸国の ITS 専門家が展示場にも立ち寄り展示内容に
関心を示す場面が多々見うけられた。これらの地域で関心のある人が誰であるのか、人的ネットワーク形成
の機会創出の場でもある。
15
<閉会式>
APF 高雄組織委員長 Jason Chang から感謝の言葉に続いて ITS Taiwan John Lee 会長による閉会のスピーチが
送られました。引き続き、ITS Japan 天野専務理事が2013年東京 ITS 世界会議についてロゴ、テーマを含め紹介
し、ITS アメリカ Scott Belcher 氏からオーランド ITS 世界会議が紹介されました。
この後、Chairmanship が ITS Taiwan から ITS Malaysia に引き継がれ、ITS Malaysia プレジデント Mohamad Husin
氏から来年のクアラルンプールでの APF の内容が紹介されました。
最後に未就学児および小学生対象に行われたITS絵画コンクールの優秀賞の表彰式が行われ、3 日間に亘って
開催された高雄 ITS AP フォーラムが閉会しました。
台湾→マレーシア Chair の引継ぎ
絵画コンクール授与式
「絵画コンクール小学 5,6 年の部」一位入賞作品
<テクニカルツアー>
6月10日午後に 3 コマの技術視察が実施されました。
Route 1: Electronic Toll Collection (ETC) Southern Region Engineering Office
Traffic Control Center, National Expressway Bureau,
Route 2: Traffic Control Center, Transportation Bureau, Kaohsiung City Government,
Solar Boat (Love River)
Route 3: Kaohsiung Rapid Transit Corporation (Formosa Boulevard Station),
Solar Boat (Love River)
皆様のご参加・ご協力 誠にありがとうございました。
(担当:国際グループ)
-目次へ戻る-
16
◆インフラ協調システム委員会(ICSC)の活動状況
インフラ協調システム委員会(ICSC)の活動状況について、下記に紹介いたします。
1.インフラ協調システム委員会(ICSC)の体制は以下の通りです。
2.各分科会の活動方針及び活動内容を以下に紹介します。
1)普及促進分科会
17
18
2)中期システム検討分科会
19
3)長期システム検討分科会
3、全体スケジュールは、以下の通りです。
(担当:企画グループ 立松)
-目次へ戻る-
20
◆ 「地域 ITS」の活動について
地域ITSの活動につきまして、以下に報告いたします。
ITS長期ビジョンで描いた将来の日本のありたい姿の一つである、活力ある活き活きとした豊かな社会の実現に向
けては、各地域がそれぞれの地域特性に見合う適切な ITS の利活用により、地域の活性化や住民の生活向上にITS
が寄与することが望まれます。
そのために ITS Japan は、各地域の状況やニーズを調査・整理し、シーズとのマッチングを確認すると共に、それら
の情報を国や社会への提言活動に活かして行きます。また、実証実験やモデル都市などの先行事例を、それを必要
とする地域に展開すると共に、各地域間での情報交換の場を提供することを通じて、各地域がその地域特性に相応し
い ITS の利活用を選択出来るように支援して行きます。それらの実現に向けて、具体的に下記(1)~(4)の取り組みを
行います。
(1) 地域の団体との連携の充実とパイプ作り
関連団体が行うイベントを通じて、支援や連携強化を行う。
(2) ITS地域交流会 (年3回程度:今年度より新たにスタート)
例えば、積雪寒冷地域や中山間地域と言った共通の交通課題を抱えている地域、或いは中核となる地域と
その近隣地域と言った共通認識を持ち易い地域ブロックで、情報交換会や課題検討会を実施する。
(3) 地域ITS推進団体連絡会 (年1回開催:地域交流会の総括を実施)
地域でITSの推進活動を行っている関係者と国の関係者に参加頂き、ITS地域交流会で確認された情報など
を幅広く交換したり、各地で活動している人達に交流の場を提供して連携を強化する。
(4) 情報流通ツール(Web、メルマガ等)
ITS 地域交流会や地域 ITS 推進団体連絡会で討議・確認された情報、また各地域ITS推進団体の活動状況
などを幅広く周知・横展開を図る目的で HP(ホームページ)やメールマガジンなどを用いて情報を共有する。
地域ITSを考える上での
ITS Japanの活動の位置づけ
国際社会
社会
民
自治体
産
国
具体化
学
事業創出
提言
国や社会、国際社会に対し、課題やあるべき姿、
ありたい姿を提言 ≪メインストリームのミッション≫
実証
実
援
験支
、
ル
モデ
都市
支援
施策
先行地域
普及展開
地域間の情報流通支援
地域状況の把握
ITS Japan
各地域
会員企業
企業 等
ビス
サー
1.地域(フィールド)の状況を正しく把握し、社会への適切な提言を推進
2.モデル都市施策支援や地域への情報提供・情報流通支援
21
サービス
ネス
ビジ 提供
生活向上
利便性アップ
住民サービス実現
住民(自治体)
ITS地域交流会の進め方
ITS地域交流会の活動
1Q
2Q
地域団体
自治体
事業体
地域
交流会
3Q
次年度
各地域・自治体などでの、具体的活動
地域の関係組織・団体
地域の関係組織・団体
地域の関係組織・団体
地域の関係組織・団体
情報の発信
情報の発信
収集、整理
情報の発信
収集、整理
意見交換
収集、整理
意見交換
意見交換
実現事例
実現事例
課題・工夫
実現事例
課題・工夫
推進団体
連絡会
ITS Japan
4Q
情報の発信
収集、整理
意見交換
課題・工夫
地域の関係組織・団体
関係省庁の担当
年度の総括
情報横展開・交流
ホームページ、メルマガ、他による地域の情報交流促進、情報蓄積
ITS Japan会員企業、団体等への情報展開
適切な状況把握に基づいた、社会への提言活動
第1回 ITS地域交流会は、7月29日(金)に『高齢化・過疎化が進み公共交通が縮退する状況の中、地域交通をど
のように維持して行くか』をテーマとして、新潟市で開催する方向で準備を進めています。
参考情報のご紹介
国土交通省 政策統括官付 参事官室が、地域のモビリティ確保に向けて、“地域のモビリティ確保の知恵袋”という
冊子を編集・発行しています。2009年から2011年の3年間に亘り発行されており、下記3部構成となっています。
· 2009年版:地域のモビリティ確保に向けた政策や取り組みを効果的に計画・実施するための基礎的な情報・ノ
ウハウをQ&A形式でまとめています。
· 2010年版:地域のモビリティを計画する上で、どのようなことに留意し、進めることが必要であるかを中心に取
りまとめています。
· 2011年版:地域のモビリティ実現への取り組みプロセスにおいて、複数の主体の合意形成を中心に取りまとめ
ています。
2009年版から2011年版は、下記 Web サイトで全文が公開されています。
ご興味のある方は、ご参照ください。
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/soukou/chiebukuro/1.yomikata.pdf
(担当:普及促進グループ 小林)
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◆「ITS Japan コミュニティプラザ」について
<第3回>「第18回 ITS 世界会議オーランド2011説明会」のご案内
●ご案内:
第 18 回を数えるITS世界会議が、10月16日~20日の日程で、アメリカ合衆国オーランドにて開催されます。ITS
世界会議オーランド2011の開催に向け、本年度も、大会概要の最新情報のご説明と、ITS Japan 企画の視察ツアー
の概要説明として、第3回のコミュニティプラザを開催いたします。
●開催概要:
日時:2011年7月11日(月) 16:00~17:30
場所:ITS Japan 大会議室
内容:
1)ITS世界会議 概要説明(ITS Japan 国際 G 兼先)
2)ITS世界会議オーランド2011 概要説明(ITS Japan 国際 G 赤塚、岡田)
3)ITS Japan 企画 世界会議ツアーのご案内(ITS Japan 総務 G 村井)
4)オーランド情報
(担当:総務グループ 廣井)
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世界の風景
― 黄河壷口瀑布(中国:陝西省と山西省の境界にある滝) ―
写真下は、滝にかかる虹
写真下は、滝に流れ込む黄土色の水
写真右は、水しぶき
―高雄港(台湾) ―
写真下は、Grand Hi-Lai Hotel より高雄港を望む
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日本の風景
― 初夏の風景 芝・増上寺境内(東京) ―
7月
芝公園内に咲く花々
= 写真提供:許卉さん、赤塚英彦さん、他 =
編集後記
夏本番を前に、早くも猛暑の日々が続いています。また、この夏の電力不足を予測し自動車関連メーカ
ーを中心に9月までの 3 ヶ月間、土日を出勤日とし平日を休みにするなど様々な工夫と生活への変化が始
まっています。勤務、生活環境の変化に対応しながら猛暑に負けず、前進していきましょう。
(H.Y)
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ITS Japan からのお知らせ
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掲載をご希望の方は、下記までお問い合わせ下さい。なお、内容によっては掲載をお断りする
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総務グループ:TEL: 03-5777-1011 FAX:03-3434-1755
Web からのご連絡は問合せフォームをご利用下さい。
★ 世界の風景 日本の風景 の写真の提供をお待ちしています。
旅行先、出張先での、世界や日本の風景のご提供をお待ちしています。
ITS Japan NEWS に掲載させていただき、会員の皆様にご覧いただいて季節感を味わっていただきます。
・お問い合せ先
総務グループ(担当 安川):TEL:03-5777-1012 FAX:03-3434-17
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