...

平成29年度(2017年度) 広島大学大学院国際協力研究科(博士課程

by user

on
Category: Documents
29

views

Report

Comments

Transcript

平成29年度(2017年度) 広島大学大学院国際協力研究科(博士課程
平成29年度(2017年度)
広島大学大学院国際協力研究科(博士課程前期)
第 二 次 学 生 募 集 要 項
4月入学
一
般
選
抜
社 会 人 特 別 選 抜
特 定 資 格 選 抜
フェニックス特別選抜
平成28年11月
アドミッションポリシー
大学院国際協力研究科では,学際的な研究・教育及び実践を通して,国
際協力の先端的な知の体系(国際協力学)を創造し,併せて国際社会に
て活躍することのできる研究者や高度専門職業人を育成することを目指
している。国際協力を志す学生のみならず,既に職業または国際協力経
験を有し,それぞれの出身国はもとより国際社会での更なる活躍を志す
社会人の応募も歓迎している。そこで,入学選考においては,以下の点
を重視する。
1. 幅広い関心を持って,開発途上国が直面するグローバルな諸問題を考
えることのできる素養
2. 忍耐強く研究課題に取り組み,その中で合理的・論理的に思考できる
素養
3. 国際人としての共感を持って,多国籍の人々とコミュニケーションを
取れる素養
平成 29 年( 2017 年)4 月本学大 学院国際協力研究科( 博士課程前期)に入学 させる学生
を次のとお り募集します。
Ⅰ.募集人員及び試験場
専
攻
名
開発科学専攻
入学定員
募集人員
43名
若干名
試
験
場
東広島市鏡山一丁目5番1号
広島大学大学院国際協力研究科
教育文化専攻
28名
若干名
Ⅱ.出願資格
各選抜の出願資格は,次のとおりです。
( 出 願 資 格 8 , 9 , 又 は 10 に よ り 出 願 し よ う と す る 者 は , 事 前 審 査 を 行 い ま す の で 「 出
願資格事前審査について」の項を参照してください。)
次の各号のいずれかに該当する者
1.日本の大学を卒業した者
2 . 学 校 教 育 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 2 6 号 ) 第 104 条 第 4 項 の 規 定 に よ り 独 立 行 政 法 人 大 学 改 革 支
援・学位授与機構から学士の学位を授与された者
3.外国において,学校教育における16年の課程を修了した者
4.外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより,当該外国
の学校教育における16年の課程を修了した者
5.我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程
を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者
6.専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であること)で文部科学大臣が別に指定したものを
修了した者
7.文部科学大臣の指定した者(昭和28年2月7日文部省告示第5号)
8 . 学 校 教 育 法 第 102 条 第 2 項 の 規 定 に よ り 大 学 院 に 入 学 し た 者 で , そ の 後 に 入 学 さ せ る 本 学 大 学
院において,大学院における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの
9.本学大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者で,22歳に達したもの
10. 大 学 に 3 年 以 上 在 学 し た 者 ( こ れ に 準 ず る 者 と し て 文 部 科 学 大 臣 が 定 め る 者 を 含 む 。 ) で , 本
学大学院が定める単位を優秀な成績で修得したと認めるもの
11. 前 各 号 の い ず れ か の 資 格 を 平 成 2 9 年 3 月 3 1 日 ま で に 取 得 見 込 み の 者
一般選抜
社会人特別選抜
(「出願資格事前審査について」の項を参照してください。)
次の条件のいずれかに該当する者で,入学時までに民間企業又は国際機関・政府機関・自治体・教
育機関等において正規の社員・職員・教員として2年以上の社会経験があり,かつ国際協力に関わる
分野において1年以上の経験を有するもの
1.日本の大学を卒業した者
2 . 学 校 教 育 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 2 6 号 ) 第 104 条 第 4 項 の 規 定 に よ り 独 立 行 政 法 人 大 学 改 革 支
援・学位授与機構から学士の学位を授与された者
3.外国において,学校教育における16年の課程を修了した者
4.外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより,当該外国
の学校教育における16年の課程を修了した者
5.我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程
を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者
6.専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であること)で文部科学大臣が別に指定したものを
修了した者
7.文部科学大臣の指定した者(昭和28年2月7日文部省告示第5号)
8.本学大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者で,22歳に達したもの
9.前各号のいずれかの資格を平成29年3月31日までに取得見込みの者
-- 11-
-
特定資格選抜
(「出願資格事前審査について」の項を参照してください。)
次の各号のいずれかに該当する者
1.修士又は博士の学位を有する者
2.日本の大学の学士の学位を有する者で,弁護士,公認会計士,公害防止管理者,技術士,一級
建築士,獣医師,通訳士・通訳案内業,臨床心理士等本研究科・専攻の趣旨に照らして適当で
あると認められる特定資格を有するもの
3.日本の大学の学士の学位を有する者で,スポーツ・芸術等の分野で優れた業績をあげ,教育文
化専攻の趣旨に照らして適当であると認めた者(教育文化専攻のみ)
4.外国において,学校教育における16年の課程を修了した者で,上記1,2又は3に該当する
もの
5.外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより,当該外国
の学校教育における16年の課程を修了した者で,上記1,2又は3に該当するもの
6.我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程
を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者で,
上記1,2又は3に該当するもの
7.専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であること)で文部科学大臣が別に指定したものを
修了した者で,上記2又は3に掲げる特定資格を有するもの
8.文部科学大臣の指定した者(昭和28年2月7日文部省告示第5号)で,上記1,2又は3に
該当するもの
9.本学大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者で,22歳に達し,上記2又は3に掲げる特定資格を有するもの
10. 前 各 号 の い ず れ か の 資 格 を 平 成 2 9 年 3 月 3 1 日 ま で に 取 得 見 込 み の 者
フェニックス特別選抜
(「出願資格事前審査について」の項を参照してください。)
学位取得を目指す概ね60歳以上の者で,次の各号のいずれかに該当する者
1.日本の大学を卒業した者
2 . 学 校 教 育 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 2 6 号 ) 第 104 条 第 4 項 の 規 定 に よ り 独 立 行 政 法 人 大 学 改 革 支
援・学位授与機構から学士の学位を授与された者
3.外国において,学校教育における16年の課程を修了した者
4.外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより,当該外国
の学校教育における16年の課程を修了した者
5.我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程
を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者
6.専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であること)で文部科学大臣が別に指定したものを
修了した者
7.文部科学大臣の指定した者(昭和28年2月7日文部省告示第5号)
8.本学大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者
9.前各号のいずれかの資格を平成29年3月31日までに取得見込みの者
出願資格事前審査について
「 一 般 選 抜 ( 出 願 資 格 8 , 9 又 は 10) 」 並 び に 「 社 会 人 特 別 選 抜 」 , 「 特 定 資 格 選 抜 」 及 び 「 フ ェ ニ ッ
クス特別選抜」の出願者については,次のとおり事前審査を行います。
※事前審査の対象者は,本研究科学生支援室(入試担当)へ申請書等の用紙を請求してください。
(1) 事前審査書類提出期間
平成28年12月13日(火)から平成28年12月20日(火)午後5時まで(必着)
-2-
-2-
(2) 事前審査提出書類(各証明書は原本を提出すること)
選抜,出願資格の種類
(出願資格8)
一
般
選
抜
(出願資格9)
(注)
(出願資格10)
(注)
(出願資格8)
社会人特別選抜
(出願資格8以外)
(出願資格9)
特 定 資 格 選 抜
(出願資格9以外)
(出願資格8)
フ ェ ニ ッ ク ス
特 別 選 抜
(出願資格8以外)
必
要
提
出
書
類
①
②
③
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
学部及び大学院の成績証明書
①
②
③
④
⑤
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
大学を卒業した者と同等の学力を有することを示す本
人 に よ る 説 明 書 ( A4・ 2 枚 程 度 ) ( 所定様式を 使 用 )
最終学歴の卒業証明書
所属長による研究経歴の証明書(研究経歴のある者)
①
②
③
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
成績証明書
在学する大学・学部等の履修基準,授業科目表等
①
②
③
④
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
大学を卒業した者と同等の学力を有することを示す本
人 に よ る 説 明 書 ( A4・ 2 枚 程 度 ) ( 所定様式を 使 用 )
所 属 長 等 の 証 明 書 ( 所定様式を 使 用 )
①
②
③
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
所 属 長 等 の 証 明 書 ( 所定様式を 使 用 )
①
②
③
④
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
大学を卒業した者と同等の学力を有することを示す本
人 に よ る 説 明 書 ( A4・ 2 枚 程 度 ) ( 所定様式を 使 用 )
資格証明書
①
②
③
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 書 ( 所定様式を 使 用 )
資格証明書
①
②
③
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 及 び 志 望 理 由 ・ 活 動 報 告 書 ( 所定様式を 使 用 )
大学を卒業した者と同等の学力を有することを示す本
人 に よ る 説 明 書 ( A4・ 2 枚 程 度 ) ( 所定様式を 使 用 )
①
②
事 前 審 査 申 請 書 ( 所定様式を 使 用 )
履 歴 及 び 志 望 理 由 ・ 活 動 報 告 書 ( 所定様式を 使 用 )
(注)・一般選抜の出願資格9について,中国(台湾,香港,マカオを除く)の大学を卒業(修了)
した,あるいは,卒業(修了)見込みの者は,5頁の注1)を参照すること。
・ 一般選抜の出願資格10について,本研究科が定める要件は下記のとおりです。
3年次前期終了の時点で,卒業に必要な単位数の80%以上の単位を修得し,そのうち
「秀」及び「優」の科目数が4分の3以上の者。
(3) 事前審査書類提出先
〒739-8529 東広島市鏡山一丁目5番1号
広島大学大学院国際協力研究科学生支援室(入試担当)
郵送の場合は書留とし,封筒表面に「出願資格事前審査申請書在中」と朱書してください。
(4) 事前審査結果の通知
事前審査結果については,平成29年1月10日(火)に通知します。
- 33 --
-
Ⅲ.出願手続
1.出願書類等(各証明書は原本を提出すること)
書
類
等
の
名
称
提 出 該 当 者
摘
入
学
志
願
票
全
員
(交付の用紙を使用)
研
究
計
画
書
全
員
A4・1 枚程度(所定様式を使用)
全
員
志
望
理
由
書
要
A4・1 枚程度(所定様式を使用)
( フェニックス特 別 選 抜
志願者は除く)
社会人特別選抜
志
願
国際協力に関する自己の実践記録及び展望・考え方につい
者
て,A4・4 枚程度にまとめたもの。
フ ェ ニ ッ ク ス
国際協力に関する論文
学 業 成 績 証 明 書
(所定様式を使用)
特別選抜志願者
特 定 資 格 選 抜
国際協力と所有する資格との関連を A4・2 枚程度にまとめ
志
たもの。(所定様式を使用)
願
者
全
員
( フェニックス特 別 選 抜
志願者,出願資格
8 及 び 10 の 一 般 選
抜志願者は除く)
出身大学(学部)長が作成し,厳封したもの。
※大学院在学中の者あるいは修了者は,大学学部・大学院
双方について提出すること。
※成績証明書に成績評価基準の説明がない場合は,別途評
価基準を説明した出身大学発行の書類を提出すること。
出身大学(学部)長が作成したもの。
(フェニックス特別選抜志願者は最終学歴を証明するも
の)
全
※大学院在学中の者あるいは修了者は,大学学部・大学院
員
卒業(修了)証明書又は
( 出 願 資 格 9, 10 の
卒業(修了)見込証明書
一般選抜志願者は除
双方について提出すること。
※外国の大学を卒業した者は,証明書に学位情報が記載さ
れていることを確認すること。
く)
※中国(台湾,香港,マカオを除く)の大学を卒業(修了)
した,あるいは,卒業(修了)見込みの者は, 5 頁 の 注
1)を参照すること。
現に他の大学院に在学している者は,本学大学院受験につ
大 学 院 在 学 者
受
験
承
諾
書
いての在学大学(研究科)長の承諾書を提出すること。
民間企業,国際
機関・政府機関
・自治体・教育
機 関 等 に 在 職
する者
現に民間企業,国際機関・政府機関・自治体・教育機関等
に在職している者で,現職のまま本学大学院に入学しよう
とする者は,本学大学院受験についての所属長の承諾書を
提出すること。
入 学 検 定 料
30,000円
全
員
(国費外国人留学生は
除く)
入学検定料振込証明書
広島大学入学検定料振込依頼書(入金票)【本学専用用
紙】により,入学志願票貼付用,志願者保管用,入学検定
料振込依頼書(入金票)の太ワクの中に,志願者氏名及び
志願者住所を必ず記入して,都市銀行,地方銀行等の本支
店で振り込むこと。
なお,振込手数料は振込人負担とする。また,「受付金融
機関出納印」欄には,平成29年1月27日付けまでの出
納印のあるものに限り有効とするので,都市銀行,地方銀
行等の窓口での受付時間を確認のうえ振り込むこと。
入学志願票貼付用(入学検定料振込証明書)は,入学志願票の
「入学検定料振込証明書貼付票」に貼付して提出すること。
--
4 -4 -
書
類
等
の
名
称
日本政府(文部科学省)
奨学金証明書
提 出 該 当 者
摘
国費外国人留学生
要
国費外国人留学生(日本国政府奨学金)は必ず提出すること。
定形封筒(長形3号 12 ㎝×23.5 ㎝)に郵便番号,住所,氏
受 験 票 返 送 用 封 筒
全
員
名を明記し,92円切手を貼ったもの。(直接持参する場
合も提出すること。)
入学試験日から過去2年以内に受験した,日本語能力試
日本語検定の成績証明書
日本語を
験,日本留学試験の「日本語」,中国とマレーシアで実施
選択する者
する「外国政府派遣留学生等に対する予備教育の修了試
験」または実用日本語検定(J.TEST)のいずれか一つの成
(フェニックス特別
選抜志願者は除く)
績証明書を提出すること。関係機関が発行した成績証明書
のみ受け付ける。(コピー不可)
入学試験日から過去2年以内に受験した,TOEIC 公開テス
ト,TOEFL-iBT,TOEFL-PBT,TOEFL-CBT または IELTS
英語を選択する者
のいずれか一つの成績証明書を提出すること。関係機関が
(日本人学生は英語
英語検定の成績証明書
発行した成績証明書のみ受け付ける。(コピー不可)
を選択しなければ
ただし,入学試験日から過去2年以内に受験した TOEIC-IP
ならない。)
及び TOEFL-ITP の成績については大学等で実施されたもの
(フェニックス特別
に限り認めるので個人成績表を提出すること。(コピー不
選抜志願者は除く)
可)
大学以外で実施されたものについては事前に問い合わせる
こと。
現に日本に在住している者は,在留資格及び在留期間が明
住
民
票
外国人の志願者
記されたものを提出すること。(出願期間前3ヶ月以内に
発行されたもの)
住
所
票
シ
ー
ル
全
員
(交付の用紙を使用)
※ 入 学 志 願 票 以 外 の 所 定 様 式 は HP か ら ダ ウ ン ロ ー ド 可 能 で す 。
http://hiroshima-u.jp/idec/admission/admission/documents
注1)
中国(台湾,香港,マカオを除く)の大学を卒業(修了)した,あるいは卒業(修了)見込
みの者は,以下全ての書類を提出すること。
・ 既 卒 者 : a. 毕 业 证 书 及 び 学 士 ( 硕 士 ) 学 位 证 书
b. 学 歴 証 書 電 子 登 録 票 (教 育 部 学 历 证 书 电 子 注 册 备 案 表 )
・卒業(修了)見込者:a 卒業(修了)見込証明書
b オ ン ラ イ ン 在 籍 認 証 レ ポ ー ト (教 育 部 学 籍 在 线 验 证 报 告 )
上 記 の う ち , 書 類 b は 中 国 教 育 部 認 証 シ ス テ ム (中 国 高 等 教 育 学 历 证 书 查 询
http://www.chsi.com.cn/xlcx/bgys.jsp) よ り 取 得 す る こ と 。 な お , 発 行 手 数 料 は 志 願 者 が 負 担 す る
こ と 。 ま た , 提 出 時 点 で Web 認 証 の 有 効 期 限 が 15 日 以 上 残 っ て い る こ と を 確 認 す る こ と 。
注2) 日本語または英語の検定試験成績証明書を提出できない場合にのみ,外国の大学において英
語による教育課程を卒業した旨の大学発行の証明書提出で替えることができる。
注3) 提出書類のうち外国語によるものは,日本語又は英語の訳を付すこと。
注4) 文化コースを受験する者のうち,研究上必要と認められる場合には,日本語又は英語の成績
証明書に加え,下記の選択言語群の中から,出願時に1つを選択することで,学力検査の一部
に加えることができる。なお,選択した言語は受験者の出身国の公用語ではないものとし,試
験は口述試験において口頭試問で行うものとする。
選択言語群:ヒンディー語,ネパール語
--
5 -5 -
2.出願方法
出願者は,出願書類等を一括し,下記出願期間中に提出してください。
(1)出願期間
平成29年1月23日(月)から平成29年1月27日(金)(必着)
(受付時間は,午前8時30分から午後5時までです。)
なお,郵送による場合は,必ず書留郵便で,封筒表面に「国際協力研究科願書在中」と朱書きし,
1月27日(金)午後5時までを必着とします。日本国内から郵送されている場合でこれ以降に到
着した場合は1月25日(水)までの消印があるものに限り受理します。郵便事情等を十分考慮して
発送してください。
(2)出願書類等の提出先
〒739-8529 東広島市鏡山一丁目5番1号
広島大学大学院国際協力研究科学生支援室(入試担当)
(3)その他
①受付後の記載内容の変更は,認めません。
②出願書類は返還しません。
③出願受付後は,いかなる理由があっても既納の入学検定料は返還しません。
た だ し , 次 の i), ii)の 場 合 は , 既 納 の 入 学 検 定 料 か ら 振 込 手 数 料 を 差 し 引 い て 返 還 し ま す の で ,
「返還請求の理由」,「氏名」,「郵便番号」,「住所」,「連絡先電話番号」を明記した書面
( 様 式 は 任 意 ) に 必 ず 「 入 学 検 定 料 振 込 証 明 書 」 添 付 の 上 , 平 成 29 年 2 月 28 日 ( 火 ) ま で に 下
記 送 付 先 宛 に 郵 送 又 は FAX し て く だ さ い 。
そ の 後 ,本 学 か ら 検 定 料 返 還 の た め の 「 返 還 請 求 書 」 を 郵 送 し ま す の で , 記 入 ・ 捺 印 の 上 , 下 記
送付先に郵送してください。
i) 出 願 書 類 を 提 出 し な か っ た , 又 は 受 付 さ れ な か っ た 場 合
ii) 検 定 料 を 誤 っ て 二 重 に 振 り 込 ん だ 場 合
【 送 付 先 】 〒 739-8511 東 広 島 市 鏡 山 一 丁 目 3 番 2 号 広 島 大 学 東 広 島 地 区 運 営 支 援 部 共 通 事 務 室
出納担当
( 電 話 ) 082-424-7811 ( FAX) 082-424-6962
④出願書類等に記載された個人情報(氏名,生年月日,性別,その他の個人情報等)は,入学者選
抜及び合格通知並びに入学手続を行うために利用します。合格者の入学後は,学生支援関係(奨
学金申請,授業料免除申請等)業務を行う目的をもって本学が管理します。他の目的での利用及
び本学の関係教職員以外への提供は行いません。
なお,個人情報の適切な取扱いに関する契約を締結した上で,コンピュータ処理をするため,関
連業務を外部の事業者に委託することがあります。
⑤受験科目等で疑問がある場合は,あらかじめ本研究科学生支援室(入試担当)に相談してくだ
さい。
⑥受験票は,出願手続き完了後に郵送します。平成29年2月8日(水)までに到着しない場合
は,国際協力研究科学生支援室に連絡し,受験に必要な指示を受けてください。
3.受験上及び修学上の配慮を必要とする者の事前相談
障害のある者等,受験上及び修学上の配慮を必要とする志願者は,次の事項を記載した申請書
(様式は定めません。)を国際協力研究科学生支援室に提出し,相談してください。
(1)相談の時期:平成28年12月20日(火)午後5時まで
なお,相談の内容によっては,対応に時間を要することもありますので,できるだけ早い時期
に相談してください。
(2)申請書の記載内容
①志願者の氏名,住所,連絡先電話番号
②出身大学名
③障害等の種類・程度(現に治療中の者は,医師の診断書を添付してください。)
④受験上の配慮を希望する事項
⑤修学上の配慮を希望する事項
⑥出身大学でとられていた特別措置
⑦日常生活の状況
-6-6-
Ⅳ.選抜の方法等
入学者の選抜は,学力検査(筆記試験,口述試験)等の結果を総合して選考します。
ただし,「フェニックス特別選抜」は,学力検査(筆記試験)を免除します。
1.学力検査(筆記試験)
(1)開発科学専攻
選抜の区分
一般選抜,社会人特別選抜,特定資格選抜
フェニックス特別選抜
試験科目
<一般選抜で受験する者>(専門基礎科目は各コースとも出題)
出願時に,志望する1コースと志望するコースの専門科目を1科
目選択すること。ただし,平和共生コースについては,入学志願票
において第一志望と記した志望指導教員が担当する授業科目名と同
一の専門科目を選択すること。
<社会人又は特定資格選抜で受験する者>(専門基礎科目は免除)
出願時に,志望するコースの専門科目を1科目選択すること。た
だし,平和共生コースについては,入学志願票において第一志望と
記した志望指導教員が担当する授業科目名と同一の専門科目を選択
すること。
コ ー ス
開発政策
科
目
専門基礎
科
目
専門科目
専門基礎科目
及び専門科目
範
囲
・
科
目
名
経済数学の基礎となる範囲から出題する。
○経済学
専門基礎
科
目
工 学 ・ 理学 ・ 農学 の 基礎 とな る 範 囲か ら 出題 す
る。
専門科目
○交通計画・都市計画 ○材料力学・流体力学
○地盤力学・基礎工学 ○都市・建築環境学
○サスティナブル建築環境学
○家畜育種繁殖学
○システム信頼性工学
○植物機能科学
○リスク計測・分析
開発技術
専門基礎
科
目
平和共生の基礎となる範囲から出題する。
専門科目
○国際政治学(吉田)○協力外交論(小池)
○平和と紛争研究(山根)○平和学(川野)
○平和構築論(片柳)
○国際安全保障論(友次)
平和共生
-7-7-
筆記試験免除
(事前に提出さ
れた履歴及び志
望理由・活動報
告書により判定
する)
(2)教育文化専攻
選抜の 区分
一般選抜,社会人特別選抜,特定資格選抜
フェニックス特別選抜
試験科目
出願 時に,志 望する1 コースと ,入学志 願票で第 一志望と 記した指導
教員が指定する専門科目を1科目選択すること。
「一 般選抜」 で受験す る者は2 問,「社 会人特別 選抜」及 び「特定 資格
選抜」は1問を選んで解答すること。
コース
専
門
科
目
(1科目選択)
教育開発
文
科
目
指導教員
教育開発計画
平川幸子
理科教育カリキュラム開発
清水欽也
数学教育カリキュラム開発
馬場卓也
授業開発分析論
馬場卓也
清水欽也
教師教育論
牧
シチズンシップ教育
カリキュラム開発
中矢礼美
幼児教育と教育開発
三輪千明
科学技術基礎能力開発
蔦岡孝則
民族言語教育
佐藤暢治
数学教育
植田敦三
特別支援教育・インクルーシブ
教育カリキュラム開発
川合紀宗
高等教育開発・交流
堀田泰司
教育開発国際協力
吉田和浩
石田洋子
日下部達哉
櫻井里穂
言語学(日本語学を含む)
深見兼孝
アジア地域文化論
マハラジャン, ケシャブ・ラル
関 恒樹
農村経済論
マハラジャン, ケシャブ・ラル
地域研究論
関
貴愛,澁谷和朗
化
-8-8-
恒樹
筆記試験免除
(事前に提出さ
れた履歴及び志
望理由・活動報
告書により判定
する)
2.学力検査(口述試験)
試験時間等の詳細については,筆記試験日に掲示により指示します。
なお,口述試験については,志願者の数により,筆記試験の結果に応じて,受験者を選定することが
あります。この場合は,口述試験当日の午前9時に受験者を公示します。
3.学力検査等実施日時
[一般選抜]
時
間
9:30~11:30
月日(曜)
(開発科学専攻)
2月15日(水)
専門基礎科目及び専門科目試験
(教育文化専攻)
専門科目試験
2月16日(木)
口
述
試
験
[社会人特別選抜,特定資格選抜]
時 間
9 : 3 0 ~ 1 1: 0 0
月日(曜)
2月15日(水)
専 門 科 目 試 験
2月16日(木)
口
[フェニックス特別選抜]
時 間
月日(曜)
2月16日(木)
述
試
験
9:30~
口
述
試
験
※筆記試験に関する注意事項
1)筆記用具(鉛筆,シャープペンシル,ペン,消しゴム)及び時計(計時機能だけのもの)のみ
使用可能です。携帯電話等の電子機器類は,試験室に入る前に必ずアラームの設定を解除し,電
源を切ってかばん等に入れておいてください。上記以外のものを机上に置いている場合,また携
帯電話等の電子機器類をかばん等にしまわず,身に着けていたり手に持っている場合は不正行為
と判断することがあります。
2)試験開始15分前には試験室に入室・着席し,監督者の指示に従ってください。
4.合否判定方法および採点評価基準
(1)入学者選抜の合否判定方法
入学者選抜の判定については,下記の採点評価基準に従い,学力検査(筆記試験,口述試験)
の結果を踏まえ,総合的に判定します。
フェニックス特別選抜の判定については,同じく学力検査(口述試験)結果を踏まえ,総合的
に判定します。
-- 99-
(2)採点評価基準
1)専門基礎科目及び専門科目
原則として全試験科目の総点の6割以上を合格とします。ただし,各試験科目の配点は以下
のとおりとします。
種類
科目
一
般
選
抜
社会人特別選抜
特定資格選抜
開発科学専攻
専門基礎科目
100点
専
目
100点
100点
100点
点
200点
100点
100点
目
200点
100点
100点
点
200点
100点
100点
門
科
総
教育文化専攻
専
総
門
科
2)口述試験
面接方式による口述試験を行い,以下の3段階により判定します。ただし,口述試験には
語学,学業成績,志望理由書,国際協力に関する論文等の評価を含みます。
A
入学が適当と認められるもの
B
入学に関し,慎重な検討を要するもの
C
入学が不適当と認められるもの
5.合格者の発表
平成29年2月23日(木)午前10時
試験場に掲示するとともに合格者に通知します。なお,インターネットでも発表します。
電 話 /E-mail 等 に よ る 照 会 に は , 原 則 と し て 応 じ ま せ ん 。
http://hiroshima-u.jp/idec
Ⅴ.入学手続
1.入学手続期間
3月中旬の指定する期間に入学手続を行うことになります。詳細については別途お知らせします。
2.納入金
入学料
282,000円
授業料(年額) 535,800円
①金額は平成28年10月現在のものです。入学時あるいは在学中に納入金の改定が行われた場合
は,改定後の金額を納入することになります。
②入学料は入学手続時,授業料は入学後に納入することになります。納入金の額及び具体的な納入
方法等の詳細並びに入学料・授業料の免除及び徴収猶予の申請方法については別途お知らせしま
す。
③既納の入学料はいかなる理由があっても返還しません。
10-
-- 10
3.注意事項
(1)合格後あるいは入学後,提出書類に虚偽の記載や詐称があることが判明した場合,合格・入学を
取り消します。
(2)卒業(修了)見込で出願して合格した者が,入学日までに卒業(修了)できなかった場合,入学
を取り消します。
Ⅵ . 大 学 院 設 置 基 準 第 14 条 に 定 め る 教 育 方 法 の 特 例 に つ い て
本研究科では,「社会人特別選抜」,「特定資格選抜」により入学した社会人等に対する教育につい
て,修学上の便宜を図るため大学院設置基準第14条に定める教育方法の特例措置により,次のとおり
行います。
1.平日の夜間(午後6時40分から午後8時10分まで)又は夏季等の長期休業期間中の一定期間
(集中講義)に授業を開講します。
2.この特例の適用を受けようとする者は,あらかじめその希望を入学志願票に明記の上受験し,口
述試験等において,修学の条件等について十分確認するものとします。
3.この特例は,第1年次及び第2年次において実施します。講義は,1年で最大4単位(2年で最
大8単位)を特例による方法で履修することができます。
Ⅶ.長期履修制度について
職業を有している者,又は本学フェニックス入学制度により入学した者等を対象として,標準の修業
年限を越えて一定の期間にわたり,計画的に教育課程を履修して課程を修了することができる制度があ
ります。
この制度による授業料は,標準の修業年限分の授業料総額を計画的に履修することを認められた一定
の期間の年数で分割して納めることとなります。最長履修期間は,博士課程前期が4年間,博士課程後
期が6年間です。
なお,この制度の詳細については,本研究科に照会してください。
Ⅷ . 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 ( JICA) 青 年 海 外 協 力 隊 ( JOCV) と の 連 携 に よ る 特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム
について
本研究科では,教育文化専攻入学者のうち,希望者に対して特別教育プログラムを用意していますの
で , 希 望 者 は 出 願 の 際 , 入 学 志 願 票 に 記 入 し て く だ さ い 。 詳 細 は , P.20か ら P.21を ご 参 照 く だ さ い 。
Ⅸ .そ の 他
1.募集要項及び出願書類を郵便で請求する場合は,封筒表面に「博士課程前期募集要項(4月入学
用)請求」と朱書きの上,返信用封筒(郵便番号,住所,氏名を明記し,250円切手を貼付した角
形 2 号 [24 ㎝ ×33.2 ㎝ ]の 封 筒 ) を 同 封 し て , 下 記 へ 請 求 し て く だ さ い 。
2.出願に際して不明な点があれば,下記へ照会してください。
Ⅹ.出願・照会先
〒739-8529 東広島市鏡山一丁目5番1号
広島大学大学院国際協力研究科学生支援室(入試担当)
TEL 082-424-4680
E-mail: [email protected]
電話番号については,市外局番が同じ地域がありますが,以下の地域については,
市外局番からダイヤルしていただく必要がありますのでご注意ください。
(広島市,安芸郡府中町,海田町,熊野町及び坂町の各地域)
11-
-- 11
平 成 2 9 年 度 広 島 大 学 学 生 募 集 に 伴 う
試 験 成 績 ( 個 人 情 報 ) の 開 示 に つ い て
個 人 に 関 す る 入 試 情 報 ( 以 下 「 個 人 情 報 」 と い う ) は , 平 成 29 年 度 学 生 募 集 に 伴 う 本 研 究 科 の 大 学 院
入 試 ( 一 般 選 抜 , 社 会 人 特 別 選 抜 , 特 定 資 格 選 抜 ) を 受験した者(以下「開示申請者」という)に限り開示
します。
項目
試験成績
開示内容
得点
評価
試験科目別の得点
口述試験の段階評価
開示に関する手続きの流れ
(1)「広島大学大学院国際協力研究科入試個人情報開示申請書」を次のいずれかの方法で入手してください。
①国際協力研究科学生支援室(入試担当)へメールにて請求してください。電子媒体をお送りします。
([email protected])
②返信用封筒(本人の住所・氏名を明記し,82 円分の切手を貼った定形封筒(長形 3 号封筒(120mm×
235mm))を同封し,「入試個人情報開示申請書請求」と明記のうえ,国際協力研究科学生支援室(入試担
当)宛て請求してください。
(2)以下の書類を同封の上,開示請求期間内に直接または郵送により申請してください。
①必要事項をすべて記入した「広島大学大学院国際協力研究科入試個人情報開示申請書」
②広島大学大学院国際協力研究科受験票(コピー不可。開示決定通知書送付の際,同封して返却します。)
なお,紛失等により提出できない場合は,運転免許証等の身分証明書のコピーを添付してください。
③返信用封筒(長形 3 号封筒(120mm×235mm))に受験者本人の郵便番号,住所,氏名を明記し,392 円切手
を貼ったもの。)
なお,申請書等に不備があるときは,修正を求めることがあります。
(3)大学院国際協力研究科が申請を受理した日から 30 日以内に,「広島大学大学院国際協力研究科入試個人
情報開示決定通知書」を開示申請者本人へ簡易書留により通知します。
開示請求期間
平成 29 年 2 月実施の入学者選抜については平成 29 年 4 月 1 日から 5 月 31 日(消印有効)まで
<試験成績(個人情報)の開示に関する申請及び問合せ先>
〒739-8529 東広島市鏡山 1 丁目 5 番 1 号
広島大学大学院国際協力研究科
Tel 082-424-4680
学生支援室(入試担当)
E-mail [email protected]
独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律に基づく開示請求及び問合せ先等
上記の入試個人情報の開示のほか,独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律に基づく個人情報の開
示請求制度により行うこともできます。
本制度の詳細は,本学ホームページ「トップページ」→「法人情報」 →「個人情報保護」 →「個人情報の開示請
求制度」(http://hiroshima-u.jp/about/information_disclosure/personal_info)を参照ください。
<開示請求及び問合せ先>
広島大学財務・総務室総務グループ
〒739-8511 東広島市鏡山一丁目 3 番 2 号
Tel 082-424-5014
12-
-- 12
試 験 場 位 置 図
大学内郵便局
交番
広大中央口
至西条駅
広島大学
東広島キャンパス
広大西口
大学会館前
[試験場への経路]
ががら口
広島大学大学院国際協力研究科 (東広島市鏡山一丁目 5 番 1 号)
・ JR 西条駅前からバス「広島大学」行
「大学会館前」下車
・ 新幹線東広島駅前からバス「広島大学」行
(所 要 時 間 約 20 分 )
- 13 -
- 13 -
国 際 協 力 研 究 科 の 概 要
アジア・アフリカを中心とした開発途上国への開発協力は,我が国が果たすべき国際貢献の中
で最優先的に考えるべき課題であります。この要請に応えるため,本研究科は,日本人学生のみ
ならずアジア・アフリカを中心とする留学生を積極的に受け入れ,国際協力分野で活躍できる専
門知識を持ち,かつ総合的判断能力を持った先導的な人材の養成と関連分野の研究者を養成しま
す。
本研究科では開発科学専攻及び教育文化専攻の2つの専攻を設置し,各専攻,領域の専門性と
総合性を追究するため,開発科学専攻においては3コース,教育文化専攻においては2コースを
設置し,それぞれのコースの特性に応じた科目を設けて専門性を深める一方,研究科共通科目や
他コースの設置科目を履修し,幅広い知識・技術・資格の修得を可能にしています。
(開発科学専攻)
開発科学専攻では,社会・経済・環境の側面から開発途上国の持続的発展に貢献できる人材,
すなわち国際機関や援助機関等に勤務する高度専門職業人,行政担当者,および研究者等を育
成します。本専攻には,経済開発,政治社会,平和,環境管理,社会資本整備,生物資源開発
などの諸課題について扱う科目があり,社会科学系と自然科学系を融合させた系統的で効率的
な教育・研究を行います。
① 開発政策コース
開発政策コースでは,開発途上国における持続的発展のあり方に焦点を当て,経済学を中
心とした社会科学の方法論と政策論について学びます。ここでは貧困,環境,経済の安定
といった開発過程における社会経済に関する諸問題について分析能力を養うと共に,これ
らの問題解決に資するための開発政策や援助政策について理論的かつ実践的な教育を行い
ます。国際協力を通じて開発途上国のより良い開発のために貢献する高度専門職業人,行
政担当者,および研究者などの養成を目指しています。
② 開発技術コース
国際的視野に立ち,地域の環境保全,持続可能な開発を実現するための各種技術について
教育・研究します。具体的には,開発途上国における防災,建築,都市・地域計画,海洋
の開発と利用,環境アセスメントをはじめとする工学分野,生態系の保全と管理及び生物
資源の開発と利用をはじめとする生物学分野の知識と技術の修得を行います。
③ 平和共生コース
近代化と経済発展に伴って生ずる諸問題や地域紛争の発生,紛争後の復興にかかわる諸問
題について,政治・社会・法の観点から教育研究し,平和の実現の道筋を探求するコース
です。コースの個別の教育研究としては,南アジアの政治と国際関係の研究,東アジアの
国際関係の研究,グローバル核被害の研究,安全保障研究,リージョナリズムについての
研究,日本の対外政策についての研究,紛争後社会における平和構築の研究,紛争分析・
解決の研究などが行われています。
14 -
-- 14
(教育文化専攻)
日本およびアジア諸国の地域文化の特性とその発展動態,並びにそれらの間の歴史的・文化
的関係や相互のコミュニケーションのあり方について学ぶとともに,日本と開発途上国の社会
の持続的発展や国際理解を支える教育システム,それらの開発計画や相互交流のあり方等につ
いて多角的に学習し,併せて国際協力を教育・文化の視点から学際的に研究します。
①教育開発コース
開発途上国の持続的発展には,次世代を育成する教育システムの構築が不可欠です。具体
的な課題は,学校の量的整備と質的充実,機能的な教育制度の構築とそれを経営する人材
の育成,質の高い教員の養成と研修等です。教育開発コースでは,開発途上国の持続的な
教育開発のため,人材育成,教育システム構築,カリキュラム開発等に関する研究を行っ
ています。また,ザンビアやバングラデシュなどで教育開発プロジェクトを実施していま
す。
②文化コース
文化コースは,アジア諸社会・文化への理解を深め,異なる文化が接触する際に生じる摩
擦・軋轢・変容などのさまざまな動態の解明を課題としています。特に,国際協力や開発
支援の前提となる異文化の実態把握を目指して,コースの教員はフィールド・ワークや一
次資料・現地資料をベースとして,研究を展開しています。本コースでは,異文化コミュ
ニケーション,農村経済学,文化人類学,文学,歴史学などの様々なアプローチから,研
究対象社会を内在的に理解することを目指しています。
- 15
-
15 --
【教員一覧(開発科学専攻)】
コース 講 座 職
名
氏
名
教
授
市橋
勝
経済統計分析論
アジア経済の数量的比較分析, 国際地域経済分析, 産
業構造の発展分析, 日本経済論・経済政策論, 経済統
計分析論
金子
慎治
環境資源経済論
途上国の持続可能な発展に関する研究
アジア地域の環境政策に関する研究
開発マクロ経済学
最適な社会資本とその実現に必要な公共政策について
の分析
開発途上国のマクロ経済的比較分析
国際経済学
貿易と国際金融に関する実証研究
〃
〃
吉田
雄一朗
担当授業科目名
教 育 及 び 研 究 内 容
開
開
発
〃
柿中
真
発
政
策
政
コ
後藤
大策
開発ミクロ経済学
開発と環境の政策研究のための応用ミクロ経済学
開発と環境経済学における実験室実験とフィールド実
験
〃
高橋
与志
国際人的資源開発論
工業開発論
途上国における人的資源と工業発展, 国際人的資源開
発・管理論, 工業開発論, 中小企業開発論
佐藤
仁志
国際貿易論
貿易,直接投資と労働市場, 企業の国際化に関する実
証研究, 貿易と開発
〃
桑森
啓
経済開発論
開発途上国における経済統計の作成と分析
経済開発・国際貿易に関する諸問題
客 員
准教授
濱田
美紀
アジア開発論
知のネットワーク形成と経済発展,経済統合,グリー
ン経済
教
張
峻屹
地域・都市工学
観光政策
都市生活・交通行動モデルと調査手法,地域・都市開
発と交通,観光政策,途上国都市交通問題
〃
都築
政起
資源動物学Ⅱ
家禽の遺伝資源の評価
家禽の質的および量的形質遺伝子座のマッピング
〃
西名
大作
環境計画論
都市・建築の居住環境計画:水環境,都市景観,環境
心理
〃
肥後
靖
海洋流体学
応用海洋流体力学
浮体式海洋構造物に働く流体力
海洋構造物の免震性
実用信頼性工学
構造物の安全性と信頼性評価のための信頼性工学の応
用技術
策
ー
准教授
ス
客
教
員
授
授
開
開
発
発
技
術
技
コ
術
ー
〃
ス
△
藤本
由紀夫
〃
藤原
章正
交通工学
交通計画
交通計画の策定方法
交通政策の評価
持続可能な開発と交通
〃
前田
照夫
資源動物学Ⅰ
形質転換動物(家畜・家禽)作出のための生殖細胞及
び胚の人為操作
注)△印は,標準修業年限内に退職等が予定される教員であるので,この教員を指導教員として志願す
る者は,出願時に学生支援室に問い合わせること。
- 16
-
16--
コース 講 座 職
開
教
名
氏
授
山本
名
春行
担 当 授 業 科 目 名
地盤防災工学Ⅰ・Ⅱ
開
発
久保田
徹
発
技
准教授
術
コ
技
〃
チャン ダン スアン
教 育 及 び 研 究 内 容
災害情報ネットワークシステムの開発,
低環境負荷で経済的な基礎構造物構築方法の開発,
地盤材料の画像解析・構成関係
サ ス テ ィ ナ ブ ル 建 築 論 開発途上国における持続可能な開発の実現を目指した
Ⅰ・Ⅱ
建築・都市環境学
バイオマスエネルギー技
バイオマスエネルギー技術の開発と途上国への適用
術論
農業生態学及び持続可能な農業技術の開発
資源植物学
途上国を対象とする再生可能エネルギー評価および管
理技術,沿岸災害・防災・減災のための数値モデル,
気候変動による災害・エネルギー環境変化予測
(選考中)
リスク管理技術
途上国を対象とするリスク管理技術
片柳
真理
平和構築論
紛争解決論,平和構築,平和維持,紛争予防,
国際人権法
〃
川野
徳幸
平和学
平和学,特にグローバル核被害について
〃
小池
聖一
協力外交論
日本外交を中心とした二国間及び多国間の安全保障及
び経済の協力関係に関する研究
〃
吉田
修
国際政治学
先進国が築き上げてきた既存の国際秩序と,途上国の
外交政策との間の相互作用の分析
准教授
友次
晋介
国際安全保障論
核拡散,大量破壊兵器(WMD)の拡散,テロリズム,
非伝統的安全保障に関する研究
〃
山根
達郎
平和と紛争研究
平和と安全保障,武力紛争,平和構築,グローバル・
ガバナンス
〃
(選考中)
紛争解決論
紛争解決論,平和構築
術
ー
エネルギー技術論
〃
李
漢洙
ス
〃
教
授
平
平
和
和
共
生
共
コ
生
ー
ス
注)△印は,標準修業年限内に退職等が予定される教員であるので,この教員を指導教員として志願す
る者は,出願時に学生支援室に問い合わせること。
- 17
-
17 --
【教員一覧(教育文化専攻)】
コース 講 座 職
名
氏
教
授
植田
敦三
数学教育開発基礎論
〃
川合
紀宗
特 別 支 援 教 育 と イ ン ク 特別支援教育,インクルーシブ教育,ソーシャル・イ
ルーシブ教育
ンクルージョンの理論,制度および実践に関する研究
〃
佐藤
暢治
民族言語教育論
中国甘粛・青海省のモンゴル系諸言語における民族言
語学的研究
〃
清水
欽也
科学教育開発基礎論
途上国における理科教育国際協力・科学教育に関する
教育研究及 び そ の 他 教 科 の 授 業 開 発 ・ 分 析
〃
蔦岡
孝則
科学技術基礎能力開発論 理科教育内容学(物理教育),理科教育国際協力
〃
馬場
卓也
数学教育開発論
数学教育開発論の国際的展開に関する研究及びその他
教科の授業開発・分析
〃
堀田
泰司
高等教育開発論
途上国における教育開発政策の比較研究,国際的高等
教育交流に関する研究
〃
吉田
和浩
国際教育協力論
国際教育協力に関する実践的・開発的研究
〃
石田
洋子
教育協力事業評価論
教育協力プロジェクトを通した内発的動機づけとその
成果の測り方
日下部達哉
途上国の比較教育学
発展途上国の社会・経済構造と教育との関係を比較の
視点からアプローチする研究
〃
櫻井
里穂
基礎教育開発論
途上国における基礎教育開発政策研究,比較国際教育
〃
中矢
礼美
地 域 カ リ キ ュ ラ ム 開 発 地域に根差したカリキュラムの開発及びそのマネジメ
論
ントについての比較研究,比較教育学
〃
平川
幸子
教育開発計画論
教育開発計画と国際教育協力のあり方についての研究
〃
深見
兼孝
言語表現論
表現の構造とタイプについての諸言語の比較及びそれ
に反映された文化的特徴の探求
〃
牧
貴愛
教育人材開発論
アジア諸国における教育人材開発(教師教育),比較
教育学
〃
三輪
千明
幼児教育開発論
途上国における幼児教育の効果に関する研究,保育分
野の国際協力
特任 △
渋谷
准教授
和朗
国際教育協力実践研究
開発途上国の教育政策,アフリカ地域の教師教育及び
住民参加型の自律的学校運営
名
担 当 授 業 科 目 名
教 育 及 び 研 究 内 容
数学教育におけるカリキュラム開発,数学教育
の歴史的研究
教
教
育
開
育
発
文
コ
化
ー
准教授
ス
注)△印は,標準修業年限内に退職等が予定される教員であるので,この教員を指導教員として志願する者は,出願
時に学生支援室に問い合わせること。
- 18
-
18 -
コース 講 座 職
教育文化
文化コース
教
名
授
准教授
氏
名
マハラジャン,
ケシャブ・ラル
関
恒樹
担 当 授 業 科 目 名
教 育 及 び 研 究 内 容
農村経済論
農村発展論
農村経済論-農業経済,農村の現実と変容に関する諸
問題
南アジア研究-近現代における社会経済の構造と変容
アジア地域研究論
アジア社会文化論
東南アジア地域研究,開発・環境・平和の文化人類学
的研究
注)△印は,標準修業年限内に退職等が予定される教員であるので,この教員を指導教員として志願する者は,出願
時に学生支援室に問い合わせること。
- 19
-
19 --
(独)国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事業(JOCV)との連携による
ザンビア特別教育プログラム
広 島 大 学 大 学 院 国 際 協 力 研 究 科 ( IDEC) は , 設 置 目 的 で あ る 「 開 発 途 上 国 の 諸 課 題 の 解 決 に 取
り組むことができる高度専門職業人の育成」の一環として,独立行政法人 国際協力機構
( JICA) の 青 年 海 外 協 力 隊 事 業 ( JOCV) と 連 携 し た 特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム を 開 設 し ま し た 。 こ の 特
別教育プログラムは,学生が,博士課程前期に在学中の2年間,青年海外協力隊員として派遣国
で活動し,この間も指導教員並びに本研究科教員の指導を受けながら,開発協力現場での実践を
通じて,開発協力に関わる人材としての資質・能力を高めることを目的とするもので,その概要
は以下のとおりです。
1.特色
この特別教育プログラムは,上記の目的を達成するために,次のような内容のプログラム
を組んでいます。
( 1 ) JOCV隊 員 と し て ザ ン ビ ア 国 に 赴 き , 主 と し て 現 地 の 学 校 や 教 育 セ ン タ ー に お い て 授 業 実
践・教材開発にあたりながら,教育分野における国際協力,開発途上国支援のための活動に
従事します。
( 2 ) 現 地 で の JOCV活 動 と 並 行 し て , 本 研 究 科 教 員 の 指 導 を 受 け , 帰 国 後 に 現 地 で 学 ん だ 教 育
協力の理論と実践の成果を修士論文にまとめることで,修士の学位が取得できます。
( 3 ) 指 導 教 員 並 び に 本 研 究 科 教 員 の 指 導 に 加 え , 集 中 講 義 等 の 活 用 に よ り , JOCV参 加 期 間 を
含め,標準の課程として3年6か月で修士課程を修了できます。
2.目標とされる人材像
この特別教育プログラムは,次のような人材の養成を目指します。
(1) 国際機関における教育開発部門のスペシャリスト
(2) 開発援助機関における教育開発部門のスペシャリスト
(3) 国際交流,国際協力の専門知識を兼ね備えた教師,教育関係者
(4) 国や自治体における国際交流企画のスペシャリスト
( 5 ) 国 際 開 発 NGO等 で 活 躍 で き る ス タ ッ フ
3.教育期間
この特別教育プログラムの標準教育期間は,3年6か月(海外派遣と国内事前訓練を含
む。)です。
単 位 取 得 に つ い て は , JOCV参 加 期 間 に , イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 2 単 位 ) , フ ィ ー ル ド ワ ー ク
( 2 単 位 ) , 専 門 科 目 ( 4 単 位 ) , 演 習 ( 4 単 位 ) の 計 12単 位 が 取 得 可 能 で す 。 残 り の 最 低
必 要 単 位 ( 18 単 位 ) は , JOCV 参 加 前 の 1 セ メ ス タ ー と 帰 国 後 の 1 セ メ ス タ ー で 取 得 し ま
す。
4.学生の身分
こ の 特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム の 学 生 は , IDECの 在 学 生 と し て JOCV に 参 加 し ま す 。 し た が っ
て , 現 地 で JOCV活 動 に 従 事 し な が ら , 同 時 に 遠 隔 地 在 住 学 生 と し て , 指 導 教 員 を 中 心 に 本 研
究科教員の指導を受け,指定された単位を取得することができます。
なお,本特別教育プログラムの対象学生は,日本国籍を有し,教育文化専攻を希望する者
に限ります。
5 . JOCV活 動 の 派 遣 先 お よ び 内 容
こ の 特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム の 学 生 は , 「 IDEC- JOCV連 携 プ ロ グ ラ ム ( ザ ン ビ ア 国 理 数 科 教 師
グループ派遣)」に沿って派遣されます。ザンビア国内の中等学校もしくは教育リソースセ
ン タ ー に 派 遣 さ れ , 英 語 に よ っ て 理 数 科 教 師 と し て 指 導 す る こ と に な り ま す 。 そ の 他 , JOCV
派遣中の待遇および活動の詳細については,青年海外協力隊募集要項等を参照してくださ
い。
-
20 --
- 20
6.募集条件
(1) 定 員
博士課程前期教育文化専攻の学生 若干名
( 2 ) JOCV選 考 試 験
特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム を 希 望 す る 学 生 は , JOCVの 募 集 選 考 を 受 験 し な け れ ば な り ま せ
ん 。 な お , JOCVに 不 採 用 の 場 合 は , 一 般 学 生 と 同 様 の 扱 い と な り ま す 。
(3)期待される受験生
ア.
国際協力活動と大学院進学の両方を志望する学部卒業生(教員免許取得者が
望ましい)。
イ. 国内での経験を海外で活用しながら学位取得を目指す教員経験者。
ウ.
国際協力に関心があり,さらに知識,技術を高めて国際協力活動を行おうと
する者。
エ.
より効果的な国際協力を求めて再度海外での活動を希望する国際協力実務経験者
等。
7.お問い合わせ先
広島大学大学院国際協力研究科 学生支援室(入試担当)
〒 739-8529 東 広 島 市 鏡 山 1-5-1
TEL 082-424-4680
FAX 082-424-6904
電話番号については,市外局番が同じ地域がありますが,以下の地域については,
市外局番からダイヤルしていただく必要がありますのでご注意ください。
(広島市,安芸郡府中町,海田町,熊野町及び坂町の各地域)
特別教育プログラム専用問い合わせメールアドレス
[email protected]
21-
-- 21
国際公務員育成特別教育プログラム
国際公務員 育成特別教育プログラ ム
http://hiroshima-u.jp/idec/education/special_program/civil
広 島 大 学 大 学 院 国 際 協 力 研 究 科 (IDEC)で は , 将 来 の キ ャ リ ア と し て 国 際 公 務 員 を 志 望 す る 学 生
を対象に「国際公務員育成特別教育プログラム」を実施しています。
目的
国際機関等の国際協力・開発の現場で,専門的な知識と同時に実務的な経験を備え,主導的役
割を担うことのできるリーダーの育成を目的とします。
利点
 通常のカリキュラムで修得できる自らの専門性に基づいた知識やスキルに加え,本プログラ
ムの必修科目の履修等により国際公務員として国際協力・開発の業務に携わるために必要な
実践的な知識・ノウハウを得ることができます。
 主任指導教員に加え,キャリア開発のためのプロフェッショナル・メンターが配置されます。
 国際機関をはじめとする国際協力・開発の第一線で活躍する講師を招いた勉強会やセミナー
などに参加することができます。
 プログラムの修了要件を満たした学生には,修了証が授与されます。
修了要件とカリキュラム
本プログラムの学生は,以下の 4 科目(8 単位)の修得が必修になります。
1. 国 際 公 務 員 実 務 演 習 I( 後 期 , 2 単 位 ) : 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ジ メ ン ト
2. 国 際 公 務 員 実 務 演 習 II( 前 期 , 2 単 位 ) : 自 己 ア ピ ー ル , プ ロ ポ ー ザ ル 等 の 作 成
3. イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 2 単 位 ) : 就 業 経 験 に 準 ず る 公 共 政 策 分 野 で の 長 期 イ ン タ ー ン シ ッ プ
4. フ ィ ー ル ド ワ ー ク ( 2 単 位 ) : 国 際 協 力 プ ロ ジ ェ ク ト 現 場 で の フ ィ ー ル ド ワ ー ク
プログラム登録要件
IDEC 博 士 課 程 前 期 の 学 生 で あ れ ば , 本 プ ロ グ ラ ム に 応 募 で き ま す 。 IDEC 入 学 後 に , 応 募 者 の
中から書類審査及び口述試験によりプログラム登録学生を選考します。詳しい情報は入学後のプ
ログラムオリエンテーションにてご案内します。
テキサス大学オースティン校との日米複数学位(修士号)プログラム
テキサス大 学オースティン校との 日米複数学位(修士号 )プログラム
http://hiroshima-u.jp/idec/education/special_program/texas
広 島 大 学 大 学 院 国 際 協 力 研 究 科 (IDEC)で は , 米 国 テ キ サ ス 大 学 オ ー ス テ ィ ン 校 リ ン ド ン ジ ョ ン
ソ ン 公 共 政 策 研 究 科 ( LBJ-UT/A) と 共 同 し て , 日 米 複 数 学 位 ( 修 士 号 ) プ ロ グ ラ ム を 実 施 し て い
ま す 。 こ の プ ロ グ ラ ム で は , IDEC と LBJ-UT/A に そ れ ぞ れ 少 な く と も 1 年 半 滞 在 し , 最 短 で 3 年
間で2つの修士号取得が可能となるよう設計されています。
目的
本プログラムは,貧困対策,地球環境問題,平和構築,感染症など今日の世界が直面する諸課
題に対して,深い洞察力を持ちグローバルな視点でその解決に寄与できる人材を育成することを
目的とします。
特徴
昨今,国際機関等においては,特定の分野を極めた人材が実務経験を積む過程で多様な問題に
対処できるようになり管理職となるという従来のキャリアパスに加え,キャリアの早い段階から
複数の分野を融合的に理解し,実践に活かせるような人材を求めるようになってきています。
- 22 -
- 22 -
また,一般にグローバルな人材マーケットでは修士号以上の学位が求められ,専門家として活
躍するためには博士号の取得が求められますが,他方で長い時間と費用をかけて研究指向の強い
博士課程後期へ進学することは躊躇するものの,通常の修士号取得だけではなくもう少し専門性
を高めてからグローバルな現場で活躍したいと考える人も増えてきています。
本プログラムは,このようなニーズに応えるようなカリキュラム・構成となっています。
利点
 それぞれの研究科で別々に修士号を目指すよりも短期間で2つの修士号を取得できます。
 IDEC, LBJ-UT/A そ れ ぞ れ の 特 徴 を 活 か し , 以 下 の よ う な 知 識 ・ 経 験 を 得 る こ と が で き ま す 。
( IDEC) 修 士 論 文 作 成 に よ る 研 究 ・ 分 析 能 力 の 獲 得 , 平 和 ・ 環 境 ・ 教 育 の 3 分 野 を 柱 と し た
文理融合・学際的教育研究,アジア・アフリカでの国際協力の現場経験
( LBJ-UT/A) 長 期 イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 2 か 月 以 上 ) に よ る 職 業 経 験 , ワ シ ン ト ン DC プ ロ グ ラ
ム 1へ の 参 加 , 活 き た 英 語 力 の 獲 得
 プログラム申請から修了まで,双方の研究科の教員から研究及びキャリア開発の面で一貫し
て指導を受けることができます。
学位
IDEC で は 学 術 , 工 学 , 農 学 , 教 育 学 , 国 際 協 力 学 の う ち い ず れ か の 学 位 , LBJ-UT/A で は
Master of Global Policy Studies(MGPS)あ る い は Master of Public Affairs(M.P.Aff)の い ず れ
かの学位を取得することができます。
プログラム登録要件
本 プ ロ グ ラ ム に 参 加 す る た め に は , IDEC 及 び LBJ-UT/A そ れ ぞ れ か ら 入 学 許 可 を 得 る 必 要 が あ
ります。双方に正規学生として入学した時点でプログラム登録となります。プログラムへの申請
は , IDEC 入 学 時 点 あ る い は そ れ 以 前 で も 可 能 で す 。
例 : 4 月 あ る い は 10 月 に IDEC 入 学 , 同 年 12 月 に LBJ-UT/A 受 験 , 翌 年 8 月 か ら LBJ-UT/A 入 学
なお,国籍は問いませんが,支給される奨学金によってはプログラムに参加できないことがあ
ります。
修了要件
IDEC で は 30 単 位 及 び 修 士 論 文 , LBJ-UT/A で は MGPS 専 攻 の 場 合 は 37 単 位 , M.P.Aff 専 攻 の 場
合 は 36 単 位 を 履 修 す る 必 要 が あ り ま す 。 LBJ-UT/A で の 単 位 数 は , 複 数 学 位 プ ロ グ ラ ム 学 生 用 に ,
両 専 攻 と も 通 常 コ ー ス か ら 12 単 位 減 免 さ れ て い ま す 。
授業料等
本プログラムでは,双方の研究科において定められた入学料・授業料等を納める必要がありま
す。
※ただし,広島大学には,ダブルディグリープログラム協定による派遣学生の本学授業料不徴
収 の 制 度 が あ り ま す の で , IDEC の 学 生 は テ キ サ ス 大 学 派 遣 直 後 の 本 学 授 業 料 3 学 期 分 が 不 徴 収
となります。
お問い合わ せ先
大学院国際協力研究科
<国際公務員・日米複数学位プログラム担当>
e-mail : [email protected]
国際公務員
日米複数学位
1
夏 期 休 業 中 に 国 際 機 関 , 米 国 連 邦 政 府 機 関 な ど と 連 携 し て ワ シ ン ト ン DC で 実 施 さ れ る 講 義 , フ ィ ー ル ド ワ ー ク , イ ン
ターンシップをパッケージにしたプログラム。単位取得が可能。
- 23 -
- 23 -
国際環境リーダー育成特別教育プログラム
背景
近年,地球温暖化,生物多様性の減少,砂漠化の進行,発展途上国の公害問題など,人類の生
存基盤にかかわる深刻な地球環境問題に関する広範な知識や解決策に向けた分析力は,国際開発
や国際協力のあらゆる分野において必要となる基本的な専門性となりつつあります。こうした専
門 性 を 身 に つ け る 追 加 的 な 教 育 機 会 を 提 供 す る た め に , 広 島 大 学 大 学 院 国 際 協 力 研 究 科 ( IDEC)
で は , 「 国 際 環 境 リ ー ダ ー 育 成 特 別 教 育 プ ロ グ ラ ム ( GELs プ ロ グ ラ ム ) 」 を 実 施 し て い ま す 。
目的
GELs プ ロ グ ラ ム で は , 複 眼 的 , 国 際 的 視 野 で 国 や 地 域 が 直 面 す る 課 題 を 見 出 し , 戦 略 的 解 決 策
を設計できる環境リーダーの育成を目的とします。
利点
 持続可能な社会を構築するために必要な,自らの専門性に基づいた知識やスキルに加え,
様々な分野の第一線で活躍する専門家から,学際的知識を得ることができます。
 様々な専門や経験を持つ学生と共に学習し,高いコミュニケーションスキルを修得できます。
 GELs プ ロ グ ラ ム の 学 生 向 け の セ ミ ナ ー や イ ン タ ー ン シ ッ プ ・ フ ィ ー ル ド ワ ー ク な ど の 取 り 組
みがあります。
 プログラムの修了要件を満たした学生には,修了証が授与されます。
修了要件とカリキュラム
博 士 課 程 前 期 の 学 生 は , 以 下 1, 2, 3 の 3 科 目 ( 8 単 位 ) , 博 士 課 程 後 期 の 学 生 は , 以 下 3 の
1 科目(4 単位)の修得が必修となります。
1. 国 際 環 境 協 力 学 特 論 Ⅰ ( 前 期 ) : 2 単 位
2. 国 際 環 境 協 力 学 特 論 Ⅱ ( 後 期 ) : 2 単 位
これらの授業では,国際環境協力に関わる諸問題を学習します。地球環境問題の緩和,
適応に関する社会的知識,自然科学の基礎・専門知識の修得を目指します。
3. 国 際 協 力 プ ロ ジ ェ ク ト 演 習 ( 前 期 , 後 期 ) : 各 2 単 位 , 計 4 単 位
学際的研究チームによる共同演習を通し,研究プロジェクト運営のノウハウの修得を
目指します。新しい研究分野を開拓し,複雑な環境問題に対処するための研究設計能
力の構築を目指します。
プログラム登録要件
IDEC 博 士 課 程 前 期 ま た は 後 期 の 学 生 で あ れ ば , 国 籍 に 関 わ ら ず 本 プ ロ グ ラ ム に 登 録 で き ま す 。
登 録 時 期 は , 4 月 と 10 月 の 年 2 回 と な り ま す 。 登 録 を 希 望 す る 学 生 は , 期 日 ま で に 登 録 用 紙 を
IDEC 支 援 室 に 提 出 し て く だ さ い 。
お問い合わせ先
大 学 院 国 際 協 力 研 究 科 ( GELs プ ロ グ ラ ム 担 当 )
e-mail: [email protected]
http://hiroshima-u.jp/idec/education/special_program/gels
- 24 - 24 -
Fly UP