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授業料不徴収協定に基づく派遣交換留学終了報告書
授業料不徴収協定に基づく派遣交換留学終了報告書 所 属 氏 名 ― 工学部 報告書提出時の学年 留 学 先 国 ドイツ 留 学 期 間 材料工学科 2009 年 学部・修士・博士 4年 留学先大学 アーヘン工科大学 4月 15 日 ~ 2010 年 2月 15 日 ① 留学先大学についての概略 アーヘンは国境の3重点に位置する小さな町で、アーヘンの中心にあるアーヘン工科大学は生徒数3万 人の内の5600人が留学生という非常に国際色豊かな大学です。日本との主な違いは、日本の大学での 講義は理論中心なのに対し、アーヘン工科大学では実際の社会で工学がどう応用されているのかに重点 を置き講義されます。授業期間中での工場見学や、会社でのインターンシップも多く行われています。 ② 留学前の準備 ・学部:研究室配属、学士論文研究、就職活動または大学院入試と留学との兼ね合いを含め、卒業ま での計画 ・大学院:就職活動、修士・博士論文などとの兼ね合い、修了までの計画。その他、派遣交換留学情 報の入手方法、専門分野・語学の準備方法、留学先の研究室に所属した場合、留学先大学の指導 教員との準備、ビザ取得方法、住居の探し方など 4年では院試、修士1年では就職活動があり、そして3年生では研究室に所属しないので自分の専門を持 たず幅広い勉強ができると考え3年生で留学しました。 ③ 留学中の勉学・研究 授業登録の有無、授業や研究方法についての感想 留学中は金属工学科の修士のコースの授業に参加しました。これを選んだ理由は、自分の東工大での専 門に一番近く、英語で授業が行われる留学生の為のコースだったからです。私は留学期間は1年で、学 部生だったので授業登録は行わず、教授に許可を取って授業に参加させてもらう形をとりました。 ④ 留学中に行った勉学・研究以外の活動 ボランティア、インターン、旅行、スポーツなど、幅広く体験を教えてください。 夏休みにドイツから最も近い英語圏であるマルタに行き、語学学校に通いました。 アーヘンはドイツとオランダとベルギーの国境の3重点の所に位置しているので、オランダ、ベルギーへ旅 行もしました。 普段の生活では日本語を勉強している二人のドイツ人学生とタンデムフレンドになり、週に1回ほどカフェ でコーヒーを飲みながら語学を教えあいました。また毎週火曜日に international hour というものに行って、 他の留学生やドイツ人学生とゲームやおしゃべりをして交流しました。 ⑤ 留学費用について 渡航費、生活費、住居費、保険料、奨学金の有無など。 東京工業大学基金から奨学金が6カ月間出ました。奨学金は生活費に充てさせて頂きました。住居は大 学の寮に入って家賃が180ユーロ、保険は大学が指定する保険会社のものに入り月に66ユーロでし た。 ⑥ 留学先での住居について 寮の有無、申し込み方法、ルームメイト、その他 ⑤で書いたように大学の寮に入居しました。男女混合の寮で、1フロア18人程度でキッチンとシャワーを 共有しました。留学生とドイツ人生徒が住んでいて、同じフロアの中国人留学生と仲良くなりました。 申込は留学の3カ月以上前にアーヘン工科大学の international office にお願いすると、寮担当の方の連 絡先を教えてくれて、直接連絡を取り合う形になります。ただアーヘンは住宅難なので早く寮を押さえてお くことをおススメします。 ⑦ 留学先での語学状況 例えば、授業、研究には○○語が必須だが、生活は○○語を利用。留学前のTOEFL等語学試験は、 ○○だったが、十分であった(2,3ヶ月は苦労した)など。 私は英語で生活しました。アーヘン工科大学の学生はほとんどの人が英語を喋れるので、ドイツ語が上 手く話せないことにそれほど苦労はしませんでした。ただスーパーやレストランの店員、ドイツ人のお年寄 りは英語を話そうとすると嫌な顔をする人が多いので、英語でやっていくにしても日常生活に必要な最低 限のドイツ語は学ぶ必要があります。 ⑧ 単位認定、在学期間について 留学中に取得した単位の認定を東工大で行ったか(行う予定か)?在学期間の延長を行ったか? 留学前に卒業に必要な単位をとっていたので、単位互換はしませんでした。 ⑨ 就職活動について 留学先で行ったこと、また帰国後どのように活動する(予定)など。 具体的な就職活動はしていませんが、語学を生かせる職場で働きたいと思っています。 ⑩ 留学先で困ったこと(もしあれば) 留学は最初の3カ月間が最も大変です。言葉の壁や、外国人の考え方、人への接し方への理解に苦労し ますが、3カ月ぐらい経てば生活が安定します。 私が留学したアーヘン工科大学は日本人が全くいなかったので、その点で苦労しました。日本人一人とい うのは寂しいけど、しかし語学や現地の文化に溶け込むといった面では、非常に有利だと思います。人と して成長したい、自立したいと思う人は日本人の全くいない場所に留学することをおススメします。 ⑪ 派遣交換留学を希望する後輩へアドバイス