...

Datasheet

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Description

Transcript

Datasheet
データ・シート
MIPI® M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト・ソリューション
M-PHYTX/M-PHYRX Automated、M-PHY Essentials、
M-PHY Decode
−ル
ープバック(自動またはマニュアルのステップ)および
非ループバック(マニュアル・ステップ)モードの両方で
のDUTテストをサポート
M-PHYトランスミッタ・テスト
自動テストによりトランスミッタ・テストの煩雑さが大幅に
軽減され、デバイスをすばやくテスト可能
■ オシロスコープに統合されたアルゴリズムにより高度に最適
化されたセットアップでパワー・スペクトル密度(PSD)
テストを実行、外付けのスペクトラム・アナライザや追加の
ハードウェアが不要
■ Gear3を含む、すべてのギアのハイスピード・テストの
95%、 す べ て のPWMギ ア のPWM測 定 テ ス ト の75%を
自動化
■ M-PHYTXの自動ユーザ定義モードにより、さまざまなHS、
PWMテストのすべてのパラメータが変更でき、総合的な解
析、特性評価が可能
■ 特長
自動化テストのテストごとにポーズをかけることができ、
DPOJET解析ツールに切り替えて詳細なデバッグが可能
■ MSO/DSA/DPO70000シリーズ用アプリケーション・ソ
フトウェア
■ M-PHYレシーバ・テスト
オシロスコープと任意波形ジェネレータを使用した簡単な
セットアップにより、M-PHYトラフィックのレシーバ/
トランスミッタ・テストが実行可能
■ Gear1A、Gear1Bのデータ・レートの自動テストにより
レシーバ・テストの煩雑さが大幅に軽減され、デバイスを
すばやくテスト可能
■ オシロスコープに統合されたERRDT機能により、AおよびB
シリーズのすべてのギアにおいてバックグランドでビット・エ
ラー・レート(BER)またはエラー・カウント・テストが実行
されるため、BERテストのための外付けハードウェアが不要
■ ハイスピード・ギア、自動またはマニュアルによるエラー検出
メカニズム、テスト回数、ループバック状 態など、DUTの
構成に応じたテスト・セットアップが可能
■ パス/フェイルのサマリ情報、テスト・セットアップの詳細、
信号の種類、ビット・エラー、実行回数などを含む詳細な
テスト・レポート生成
■ 任意波形ジェネレータのテスト・セットアップ
■ 異なるギアやサブ・ギアのHS(ハイスピード)/PWM(パ
ルス幅変調)信号、Large/Small振幅、インピーダンスの
終端/非終端などの組合せによる回帰テストが可能
■ ユーザ定義モードにより、コンプライアンスを超えた設定が可能
■ Opt. M-PHYのEssentialsでは、セットアップ・ライブラ
リによりすべての特性評価、包括的な特性評価が可能
■ 1枚のレポートで約1000種類のテスト項目からさまざまな
組合せが可能であり、パス/フェイルのサマリ・テーブル、
マージンの詳細、さらにオプションで波形取込み、アイ・ダ
イアグラムもレポート可能
■ M-PHY UniPro/LLIのデコード
オシロスコープのシリアル・トリガ(Opt. ST6G)の活用
■ − すべてのギアでUniPro、LLIの特定イベントにトリガ
4レーンの自動デコード
■ − す
べてのギア、シグナリング・スキームを自動検出して
デコード
− プロトコル・パケットのCRCエラーを自動的に検証
− 4
レーンまでのデータ・トラフィックを同時に取込み、
レーン間のイベントの相関性がとれる
プロトコル、物理レイヤ間のデータ相関性
− オ
プションのSerialXpressにより、Gear1、Gear2、
Gear3(すべてAとB)のデータ・レートなど、特性評価
のための柔軟性のある障害信号耐性評価をサポート
■ − M
-PHYベース仕様v1.0(すべてのPWMギア)に準拠した
ジッタ・インサーションとパルス幅変調(PWM)をサポート
− システムレベルでの迅速なプロトコル・デバッグが可能
− プ
ロトコル・デコード・データと波形をオシロスコープ
上で自動的にリンク
www.tektronix.com/ja
データ・シート
M-PHY 8B/10Bデコード
■ すべてのM-PHYギアをサポート
− 最高6.25GbpsまでのM-PHYデータ・トラフィックを、
シンボルまたは8B10Bへデコード
トリガ/サーチ
− 任 意の制御キャラクタ、キャラクタ/シンボル、エラー
(キャラクタ・エラーとディスパリティ・エラー)、また
はパターンでのトリガとサーチをサポート
■ カスタム・デコード
− オプションのSR-CUSTカスタム・シリアル解析キットに
より、最高6.25Gbpsまでの任意のカスタム・プロトコル・
デコードが可能
■ M-PHY DigRFv4デコード
自動デコード
− デ
ータ・スピード、ディスアセンブルを自動認識し、読み
やすいデータ・フォーマットでデコード・データを表示
■ 4レーン・デコード
− 同時に4レーンまでのデータ・トラフィックを取込み可能
■ オンライン、オフライン、あるいはリモートによる解析
− L ANインタフェースをサポートし、TekVISAで当社オシ
ロスコープと接続
ワンボタン操作による自動M-PHYテスト
ワンボタン操作による自動M-PHYトランスミッタ
/レシーバ・テスト
■ フィルタ、サーチ、オプションのタブ
− ユ ーザ独自にデコードされたメッセージのサーチ、フィ
ルタリングが可能
■ アプリケーション
M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト
■ − M
-PHYホスト/デバイスの半導体特性評価、デバッグ、
検証
M-PHYTX/M-PHYRXによるM-PHYトランスミッタ/
レシーバ・テスト
M-PHYTX/M-PHYRX自 動 テ ス ト・ ソ フ ト ウ ェ ア は、
Microsoft Windows XP*1またはWindows 7*1のOSを搭載し
た 当 社 リ ア ル タ イ ム・ オ シ ロ ス コ ー プ 上 で 実 行 し ま す。
M-PHYTX/M-PHYRXは、M-PHYベース仕様v1.0および適合
性試験仕様に基づいて、M-PHYトランスミッタ/レシーバ・イン
タフェース/デバイスを自動的に、かつ、シンプル、効率的にテ
ストします。
− M-PHYコンフォーマンス・テスト
テスト・ベンチをセットアップし、DUTを正しく接続した後は、
Runボタンを押すだけで選択された一連のテスト項目が実行さ
れます。
− サードパーティのコンポーネント検証
*1 ホスト・システムの要件については、最後のページをご参照ください。
− プロトコル検証
− システムの統合と検証
− 製造テスト
2
www.tektronix.com/ja
自動トランスミッタ/レシーバ・テスト - 時間とリソースの
節約
テスト手順に精通している必要はありません。厳密なテスト手
順を思い出すのは時間のかかるものであり、しばしばM-PHY
のテスト仕様を読み返さなければなりません。M-PHYTX/
M-PHYRXを使用することで、M-PHYレシーバ・テストの推
測作業を防ぐことができます。たとえテスト機器の操作方法を
覚えていても、テスト手順や、耐性評価用障害信号などの正し
いパラメータのセットアップ方法を忘れてしまうことがありま
す。M-PHYTX/M-PHYRXでは、実行するテスト項目を選択
するだけでよく、テスト実行中は他の業務に集中することがで
きます。
MIPI® M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト・ソリューション -
M-PHY Essentials、M-PHYRX、MPHYVIEW
AWG7000シリーズ
任意波形ジェネレータ
MSO/DSA/DPO70000シリーズ・
デジタル・オシロスコープ
120ps立上り時間フィルタ
負極性(−)
Ch1
Ch2
アナログ アナログ
正極性(+)
被テスト・デバイス
(DUT)
AWG7000シリーズの非インターリーブ・チャンネルによるM-PHYRXテスト
とレポート生成のためのシンプルなセットアップ
簡単な設定、テストの実行、レポート
M-PHYTX/M-PHYRX自動ソフトウェアのテスト・セットアッ
プ、実行は、非常に簡単です。テスト・セットアップでの機器
接続は非常にわずかであり、M-PHTXでは1台、M-PHYRXで
は2台の計測器のみで実行できます。M-PHYRXが任意波形
ジェネレータ(AWG)とオシロスコープのエラー・ディテク
タをコントロールします。TekExpressソフトウェアのGUI(グ
ラフィカル・ユーザ・インタフェース)により、設定とテスト
を直感的に実行できます。
テスト・ベンチのセットアップ
テストのセットアップでは、接続図を見ながらテスト・システ
ムを接続するのが最も簡単です。ボタンを押すだけで、選択さ
れたテストの接続図が表示されます。
計測器の検出
M-PHYRXソフトウェアは、テスト・ベンチに接続されている
計測器(Visa対応/非対応共に)を、LAN、GPIBへの接続状
況も含めて自動的に(または要求に応じて)スキャンして検出
します。InstrumentBenchメニューでは、すべての計測器が
正しくネットワークに接続されていることを簡単にチェックす
ることができます。
総合的なトランスミッタ/レシーバ・テスト
すべてのハイスピード・モードのトランスミッタ・テスト、ハ
イスピード・モードのレシーバでは、レシーバ・ジッタ耐性、
レシーバのアイ開口、コモンモードまたは差動の入力電圧耐性
な ど が テ ス ト で き ま す。 ま た、 す べ て のPWMギ ア(G0~
G7)のPWMテストも実行できます。
オシロスコープのエラー・ディテクタを使用してDUTのレシーバ・ループバッ
ク信号のビット・エラーをカウント
M-PHYRXのループバックの初期化と保持
レシーバ・テスト実行前に、DUTをループバックと呼ばれる
テスト・モードにする必要があります。このモードでは、Rx
に入力される信号をTxポートに直接ループします。DUTのルー
プバックが設定されると、AWGはすべての測定のための推奨
パターンのバースト・モード信号を出力します。M-PHYRX自
動ソフトウェアは、DUTがループバックに設定されている状
態で、AWGから信号を連続的に送出し、次々とテストを自動
実行します。
M-PHYRXによるエラー検出 - オシロスコープベースまたは
マニュアルによる
M-PHYRXソフトウェアは、2種類のエラー検出をサポートし
ています。一つはオシロスコープベースのエラー検出、カウン
ト方法であり、オシロスコープに統合されたOpt.ERRDTのソ
フトウェアによってバックグランドで実行します。もう一つが、
ダイアログ・ボックスでエラー・カウントのマニュアル入力を
読み取ります。
あらかじめ校正されたパターンによるテスト
AWG(任意波形ジェネレータ)の出力パターンは、所定のア
クセサリを使用した場合に仕様を満足する障害耐性試験用信号
が出力されるようにファクトリ校正されています。これにより
パターンの数が簡素化でき、時間のかかる校正ルーチンを軽減
できます。AWGとオシロスコープのエラー・ディテクタは連
動して動作し、あらかじめ校正された信号により、ループバッ
ク・モードでの各測定を3分以内で完了できます。
www.tektronix.com/ja
3
データ・シート
MSO/DSA/DPO70000
シリーズ・オシロスコープ
(−)
MSO/DSA/DPO70000
シリーズ・オシロスコープ
差動プローブ
(+)
(+)
(−)
差動プローブを
シングルエンド・
モードで使用
被測定デバイス
被測定デバイス
シングルエンド/差動プローブを使用した、M-PHYTX Automatedまたは
M-PHY EssentialsによるM-PHYトランスミッタ・テスト
パス/フェイルのレポート
M-PHYTXのレポート・タブには、
パス/フェイルの一覧表、
マー
ジン、必要に応じて波形画面、アイ・ダイアグラム、ヒストグ
ラム、バスタブ曲線などを含む、約1000項目のテスト結果が、
印刷可能な1つのレポートとして表示されます。Reportタブに
は、テスト結果、パス/フェイル・ステータス、ビット・エラー・
カウントが表示されます。テストが終わると、総合的なレポー
トが.MHTフォーマットで出力されます。テスト結果はExcelの
.XLSフォーマットでも保存できるため、データを詳細に解析す
ることもできます。テスト・レポートには、テスト機器の設定、
テストの実行回数、テストごとのコメントも含まれます。
NI TestStand™の採用
TekExpress自動コンプライアンス・ソフトウェアは、テスト・
シーケンスの管理と実行にNI(ナショナルインスツルメンツ)
のTestStandを使用しています。TekExpressはWindowsの
ユーザ・インタフェースを備えており、優れた操作性でコンプ
ライアンス測定を簡単に実行することができます。しかし、
TekExpressソフトウェアで提供される機能以上の検証とデ
バッグが必要な場合は、フルバージョンのNI TestStandを使
用することでTekExpressソフトウェアのハイレベルの自動化
シーケンス制御が可能になります。
NI TestStandは、自動テスト/検証システムにおける業界標
準のテスト管理環境です。テスト・シーケンスの開発、管理、
実行が可能で、オープンで柔軟性の高いアーキテクチャにより、
任意のテスト・プログラム言語で書かれたテスト・モジュー
ル を 統 合 し ま す。NI TestStandを す で に お 持 ち の 方 が
TekExpressソフトウェアを購入すると、NI TestStandを使
用し、詳細なコマンド・リストによりTekExpressソフトウェ
アを呼び出すスクリプトを書くことができます。このコマンド・
セ ッ ト でTekExpressソ フ ト ウ ェ ア の 設 定 の 保 存 / 呼 出、
TekExpressソフトウェア設定の保存、個々のテスト・パラメー
タの制御、テスト選択の制御、UI選択の変更、パラメータの変
更、テストの実行、現在の実行ステータスの問い合わせ、測定
結果の受け取りが行えます。
4
www.tektronix.com/ja
デバイスの検証では、温度や電源電圧などの動作条件を変更し
て実行する必要があります。これは「Four Cornersテスト(低
い温度と高い温度、低い電圧と高い電圧)
」と呼ばれることがあ
ります。Four Cornersテストについては、NI TestStandは広
範な温度チャンバと、電源に対応しています。NI TestStand
は温度チャンバを制御するのに使用でき、わずかなコマンド・
セットでTekExpressソフトウェアを呼び出してコンプライ
アンス・テストを実行することができます。電源電圧の調整で
は、NI TestStandシーケンス・ファイルを使用することで
TekExpressソフトウェア内の電源制御シーケンス・ファイル
を編集することができます。したがって、自動化のためにNI
TestStandをすでに使用されている場合は、TekExpressコン
プライアンス・ソフトウェアを実行するためのコマンドをテス
ト・シーケンスに加えることができます。
M-PHY Essentialsによる
M-PHYトランスミッタ・テスト
Opt. M-PHYを装備したDPOJETソフトウェアは、柔軟性の
高いテスト・セットアップで基本的なM-PHYトランスミッタ
測定を実行できます。DPOJETによるD-PHY Essentialsと
同様、M-PHY EssentialsもM-PHY設計の特性評価、デバッ
グ、解析、適合性試験が行えます。
M-PHYハイスピード・トランスミッタ・テストに完全対応
M-PHY Essentialsは、ハイスピード・モードにおける測定
をサポートします。リアルタイム・オシロスコープ上で、パワー・
スペクトル密度などのユニークな測定が行えます。これは、テ
クトロニクス特許申請中の方法によって実現されています。他
社のソリューションでは、通常は追加のハードウェアが必要に
なります。さらに、M-PHY Essentialsのスルー・レート測
定では、スルー・レートの分解能測定まで拡張できます。
MIPI® M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト・ソリューション -
M-PHY Essentials、M-PHYRX、MPHYVIEW
M-PHYTX AutomatedまたはM-PHY Essentialsを使用したトランスミッタ
のアイ・ダイアグラム測定
PGY-UPROとPGY-LLIのデコード
オシロスコープベースのM-PHY UniPro/LLIの
デコード
M-PHYTX AutomatedまたはM-PHY Essentialsを使用したトランスミッタ
のパワー・スペクトル密度測定
トランスミッタのアイ・ダイアグラム測定
ア イ・ ダ イ ア グ ラ ム 測 定 で は、 最 小 差 動AC出 力 電 圧 振 幅
(V DIF_AC_xA_xT_TX)における、サポートされるすべての振幅、終
端、ギア、レーンの組合せによるトランスミッタのアイ開口
(TEYE_TX)仕様に対する測定を行います。
トランスミッタのパワー・スペクトル密度測定
パワー・スペクトル密度(PSD)とは、単位周波数(スペク
トル)当たりのパワーの量(密度)を周波数の関数として表わ
したものです。PSDは、一定時間のパワー(または変動)が
どのような周波数分布になっているのかを示します。PSD測
定は、当社オシロスコープを使用して、特許申請中のアルゴリ
ズムによって実行され、得られたPSD波形表示を上下のマス
ク・リミットと比較してパスまたはフェイルの判定結果を出し
ます。当社オシロスコープ上で測定できるため、スペクトラム・
アナライザなどの計測器が不要です。
M-PHYの設計/テスト・エンジニアは、信頼性の高いシステ
ムにするために、UniPro/LLIのプロトコル・インタフェース
をモニタ/デバッグする必要があります。オシロスコープの
データから手作業でプロトコル・レイヤの情報を読み取るのは
時間のかかる作業であり、複雑なUniPro/LLIプロトコル規格
では人為的ミスが生じがちです。Prodigy社のPGY-UPRO/
PGY-LLIプロトコル・デコード・ソフトウェアは、M-PHYの
UniPro/LLIプロトコル仕様にしたがってプロトコルを自動デ
コードします。このソフトウェアを使用することで、MSO/
DSA/DPO70000シリーズ・オシロスコープで取込んだマル
チレーン・データを自動的かつ、正確にデコードできるため、
開発、テスト時間を大幅に短縮することが可能になります。
PGY-UPRO/PGY-LLIソフトウェアは、すべてのギアとNRZ、
PWMなどのシグナリングを自動的に識別し、マルチレーン・
トラフィックのプロトコル・フレームをデコードします。オシ
ロスコープのシリアル・トリガ機能を利用してCRCを計算し、
UniPro/LLIプロトコル・パケットのCRCエラーを検証します。
また、デコードされたプロトコル・データとオシロスコープ画
面の電気信号波形を自動リンクできるため、プロトコル・レイ
ヤと物理レイヤ・データの相関関係をよりよく理解できます。
さらに、TXT、CSVのフォーマットやプロトコル・データを
エ ク ス ポ ー ト す る こ と も で き ま す。 こ の ソ フ ト ウ ェ ア は、
M-PHY仕様のv 1.0、UniPro仕様のv 1.4、LLI仕様のv 0.8
に準拠しています。
www.tektronix.com/ja
5
データ・シート
オシロスコープベースのM-PHY 8B/10Bデコード
オシロスコープベースのM-PHY 8B/10B
デコード
オプションのSR-810Bシリアル解析アプリケーションは、
8B/10のバス・イベントのデコード、サーチ、トリガにより、
す ば や い 検 証 を 可 能 に し ま す。 す べ て のMSO/DSA/
DPO70000シリーズ・オシロスコープには専用のトリガ・チッ
プが装備されており、最高6.25Gbpsのハイスピード・シリ
ア ル 信 号 の8B/10Bデ ー タ・ パ タ ー ン に ト リ ガ で き ま す。
TekScopeファームウェアの一部としてインストールされてお
り、まれにしか発生しないイベントを検出することができます。
さらに、Opt. PTDを装備したMSO/DSA/DPO70000シ
リーズは、複数の8B/10Bデータ値にトリガすることもでき
ます。
Opt. SR-810Bが持っているユニークで非常に強力なデバッ
グ・ツールが、8B/10Bコード・エラーでのトリガ機能です。
通常、シリアル・トリガではキャラクタ・エラー、ディスパリ
ティ・エラー、またはバイト同期喪失でトリガすることはでき
ませんが、当社の8B/10Bシリアル・トリガではディスパリ
ティ・エラー、キャラクタ・エラーなどのエラーにトリガする
ことができます。
オシロスコープベースのM-PHY DigRFv4デコード
オシロスコープベースのM-PHY DigRFv4
デコード
Moving Pixel社のMPHYVIEWプロトコル・デコード・ソフ
トウェアは、M-PHYデータ・スピードを自動的に認識し、逆
アセンブルし、DigRFv4データ・ストリームをデコードし、
デコードされたデータをさまざまなフォーマットで表示しま
す。同時に4レーンまでのデータ・トラフィックを取込むこと
ができます。
MPHYVIEWソフトウェアはリモート・オシロスコープ接続が
でき、TekVISAを使用して任意のWindowsシステムからリ
モートで実行できます。Filterタブ、Searchタブでは、設定
された条件のレコードをサーチしてハイライト表示できます。
また、ビット・シンク、アライン、パケットからの10B/8B
デコード、ディスアセンブルもサポートしています。
MIPI®(M-PHY、D-PHY)トランスミッタ/
レシーバ・テストの推奨機器
詳細な機器リストについては、当社ウェブ・サイトをご覧くだ
さい。
6
www.tektronix.com/ja
MIPI® M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト・ソリューション -
M-PHY Essentials、M-PHYRX、MPHYVIEW
性能
M-PHYTX Automatedの性能
M-PHYRXの性能
項目
概要
プローブ・サポート 差動およびシングルエンドによる取込みをサポート
項目
概要
仕様
CJTPAT連続パターンを使用したM-PHYベース仕様
v1.0、適合性試験仕様に準拠
プロービング
差動プローブまたはSMAケーブルを使用した差動取込み
レポート
.MHTフォーマットおよびMicrosoft Excelの.XLSフォー
マットで生成され、パス/フェイル・テーブルを含む
仕様
M-PHYベース仕様v1.0、適合性試験仕様に準拠
ハイスピード・モード
データ・レート
すべてのHSギアとすべてのPWMギア
Test 2.1.1 – Differential Input Voltage Amplitude Tolerance (VDIF-RX)
レポート
.MHTフォーマットおよびMicrosoft Excelの.CSV/.
XLSフォーマットで生成され、パス/フェイル一覧表、
波形スクリーンショットを含む
測定項目
注:差動モードで取込む場合、HSテスト1.1.2、
1.1.4、1.1.13、およびPWMテスト1.2.4は実行でき
ません。ただし、M-PHYトランスミッタDUTの4レーン
とオシロスコープの4つのチャンネルを接続することは
できます。
Test 2.1.2 – Receiver Eye Opening and Accumulated Differential Input
Voltage (TEYE-RX,VDIF-ACC-RX)
Test 2.1.3 – Common Mode Input Voltage Tolerance (VCM-RX)
Test 2.1.7 – Receiver Jitter Tolerance (TJRX, SJRX, RJRX, STTJRX, STSJRX)
AWGのパターン CJTPATの連続パターン
データ・レート M-PHYRX Automatedソフトウェアは、自動セット
アップでHS Gear1A、Gear1Bのみをサポート
AWGに搭載したSerialXpressソフトウェアとDPOJET
ジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアにより、
マニュアル・ステップによるすべてのHSギア、すべての
レシーバPWMギアをサポート
HS(ハイスピード)測定
1.1.1
HS-TX Unit Interval and Frequency Offset
1.1.2
HS-TX Common Mode AC Power Spectral
Magnitude Limit
1.1.3
HS-TX Prepare Length
1.1.4
HS-TX Common Mode DC Output Voltage
Amplitude
1.1.5
HS-TX Differential DC Output Voltage Amplitude
1.1.6
HS-TX Minimum Differential AC Eye Opening
1.1.7
HS-TX Maximum Differential AC Output Voltage
Amplitude
1.1.8
HS-TX 20/80% Rise and Fall Times
1.1.10
HS-TX Slew Rate
1.1.11
HS-TX Slew Rate State Monotonicity
1.1.12
HS-TX Slew Rate State Resolution
1.1.13
HS-TX Intra-lane Output Skew
1.1.14
HS-TX Transmitter Pulse Width
1.1.15
HS-TX Total Jitter
1.1.16
HS-TX Short-term Total Jitter
1.1.17
HS-TX Deterministic Jitter
1.1.18
HS-TX Short-term Deterministic Jitter
PWM(パルス幅変調)測定
1.2.1
PWM-TX Transmit Bit Duration
1.2.2
PWM-TX Transmit Ratio
1.2.3
PWM-TX Prepare Length
1.2.4
PWM-TX Common Mode DC Output Voltage
Amplitude
1.2.5
PWM-TX Differential DC Output Voltage
Amplitude
1.2.8
PWM-TX 20/80% Rise and Fall Times
1.2.10
PWM-TX G1 Transmit Bit Duration Tolerance
1.2.11
PWM-TX G0 Minor Duration
www.tektronix.com/ja
7
データ・シート
M-PHY Essentialsの性能
ご発注の際は以下の型名をご使用ください。
項目
M-PHY自動レシーバ・テスト・ソリューション
概要
M-PHYベース仕様 Revision 1.0 に準拠
型名
M-PHY適合性試験 Revision 0.65 に準拠
仕様
MSO/DSA/DPO MSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)、
70000Cシリーズ DSA(デジタル・シリアル・アナライザ)、または
DSA/PO70000D DPO(デジタル・フォスファ・オシロスコープ) -
シリーズ
HS-Gear1までの場合、6GHz帯域以上を推奨
HS-Gear2までの場合、8GHz帯域以上を推奨
HS-Gear3までの場合、20GHz帯域以上を推奨
プロービング
シングルエンド・プローブを使用したシングルエンドの
取込み、または差動プローブを使用したシングルエンド
の取込み
レポート
MHTフォーマット、パス/フェイル・テーブルと
波形画像付き
AWG7000C
シリーズ
以下の表は、ベース仕様、適合性試験仕様の両方でカバーするトランスミッ
タ・テストの詳細を示します。
概要
任意波形ジェネレータ -
HS-Gear1の場合、AWG7082C型または
AWG7102型*3またはAWG7122B/C型または
それ以上の機種の非インターリーブ・チャンネル
(Opt. 06の有無に関係なく)でサポート
HS-Gear1、HS-Gear2の場合、AWG7122B/C
型の非インターリーブ・チャンネル(Opt. 06の有無
に関係なく)でサポート
マニュアル・ステップのすべてのHSギアの場合、
AWG7122B/C型(Opt. 06を装備)でサポート
M-PHY Essentials - Tx測定(ベース仕様)
テスト名と
グループ
差動ピーク・トゥ・
ピーク電圧
テスト・
シンボル
HS-LargeSwing HS-SmallSwing
VDIF_PK_L_NT_TX
○
○
VDIF_PK_L_RT_TX
○
○
VDIF_PK_S_NT_TX
○
○
VDIF_PK_S_RT_TX
○
○
VCM_S_TX
○
○
VCM_L_TX
○
○
最速のスルー・レート状態
でのスルー・レート
SRDIF_TX
○
○
トランスミッタの
パルス幅
TPULSE_TX
○
○
DPOFL-M-PHYRX M-PHY自動レシーバ・ソリューション - *2
フローティング・ライセンス
TEYE_TX
○
○
デターミニスティック・
ジッタ
DJTX
○
○
*2 ハイスピード・シリアル規格用フレーム/ビット・エラー・レート・ディテクタが必要
(Opt. ERRDT、Opt. ST6G)
トータル・ジッタ
TJTX
○
○
M-PHYTX Automated、M-PHY Essentials
ショート・レーンの
トータル・ジッタ
TJTX
○
○
型名
概要
MSO/DSA/
DPO70000C/D
シリーズ
MSO(ミックスド・シグナル・オシロスコープ)
、
DSA(デジタル・シリアル・アナライザ)
、または
DPO(デジタル・フォスファ・オシロスコープ)
-
コモンモード電圧
アイの開口
ショート・ターム・
ジッタ
スルー・レート・
ステートの分解能
STJTX
○
○
ΔSRDIF_TX
○
○
PSD
○
○
パワー・スペクトル密度
/マグニチュード
Tx測定(適合性仕様)
Test 1.1.1 − HS-TX Differential DC Output Voltage Amplitude (VDIF-DC-xA-xT-TX)
Test 1.1.2 − HS-TX Transmitter Eye Opening (TEYE-TX)
Test 1.1.3 − HS-TX Maximum Differential AC Output Voltage Amplitude
(VDIF-AC-xA-xT-TX)
Test 1.1.4 − HS-TX Common Mode Output Voltage Amplitude (VCM-xA-TX)
Test 1.1.5 − HS-TX 20/80% Rise and Fall Times (TR-HS-TX and TF-HS-TX)
Test 1.1.7 − HS-TX Slew Rate (SRDIF-TX)
Test 1.1.10 − HS-TX Intra-lane Output Skew (TINTRA-SKEW-TX)
Test 1.1.11 − HS-TX Transmitter Pulse Width (TPULSE-TX)
Test 1.1.12 − HS-TX Total Jitter (TJTX)
Test 1.1.13 − HS-TX Deterministic Jitter (DJTX)
Test 1.1.14 − HS-TX Short-term Total Jitter (STTJTX)
Test 1.1.15 − HS-TX Short-term Deterministic Jitter (STDJTX)
Test 1.1.16 − HS-TX Common Mode Power Spectral Magnitude Limit (PSDCM-TX)
8
www.tektronix.com/ja
MSO/DSA/DPO
70000Cシリーズ
DSA/DPO
70000Dシリーズ
Opt. M-PHYRX*2
M-PHY Automatedソリューション - HS-Gear1(AおよびB)のみ
内容:最新のTekExpressソフトウェアDVDキット
DPO-UP Opt. M-PHYRX*2 (部品番号:020-2913-xx)とアップグレード・
ソフトウェア・キー。オンライン・ドキュメントと
印刷可能なマニュアル(PDF)
*3 LANインタフェースはサポートされていません。
6GHz帯域以上(HS-Gear1で推奨)
8GHz帯域以上(HS-Gear2までで推奨)
20GHz帯域以上(HS-Gear3までで推奨)
MSO/DSA/
DPO70000C/D
シリーズ
Opt. M-PHYTX*4
M-PHY自動トランスミッタ・ソリューション
DPO-UP
Opt. M-PHYTX*4
DPOFL-M-PHYTX*4 M-PHY自動トランスミッタ・レシーバ・
ソリューション(フローティング・ライセンス)
MSO/DSA/
DPO70000C/D
シリーズ
Opt. M-PHY*4
MIPI® M-PHY Essentials
DPO-UP/DPO7UP
Opt. M-PHY*4
DPOFL-M-PHY*4
MIPI M-PHY Essentials
(フローティング・ライセンス)
*4 DPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェア(Opt. DJA)が必要です。
MIPI® M-PHYトランスミッタ/レシーバ・テスト・ソリューション -
M-PHY Essentials、M-PHYRX、MPHYVIEW
M-PHY Decode
M-PHYレシーバ・テストでのオプショナル・アクセサリ
型名
− TCA-SMAコネクタ×2(AWGによるカスタム・パターン生成において)
概要
PGY-UPRO*5
M-PHY UniProプロトコル・デコード
(サードパーティのソフトウェア)
PGY-LLI*5
M-PHY LLIプロトコル・デコード
(サードパーティのソフトウェア)
MPHYVIEW
M-PHY DigRFv4 CommViewプロトコル・デコード
(サードパーティのソフトウェア)
DPO-UP Opt. SR-810B
8B/10Bシリアル解析
M-PHY AutomatedまたはM-PHY Essentials用フィクスチャ
M-PHYはチップ間のインタフェースです。ほとんどのM-PHY設計では、
ホスト-デバイス/マスタ-スレーブのレシーバ・エンド接続でライブ状
態になります。このようなライブ状態のセットアップでは、レシーバ・エン
ドで終端されていれば、フィクスチャや終端ボードは不要です。ライブで
ないセットアップでは、まもなく発売される、ニュー・ハンプシャー大学
(UNH-IOL)のM-PHY終端ボードが利用できます。
M-PHYレシーバ・テストでのオプショナル・ソフトウェア
−N
I TestStandソフトウェア-自動化とテスト・シーケンスの詳細に
ついては、NI社のサイト(www.ni.com)をご参照ください。
− Serial Expressソフトウェア-AWGを使用したカスタム・パターン
作成用
− Opt. 01-AWGのメモリ拡張(64M)
− Opt. 08-AWGの高速シーケンス・スイッチング
− Opt. 09-AWGのサブ・シーケンス/テーブル・ジャンプ機能
M-PHYRXで必要なホスト・システム、ソフトウェア要件
−
−
−
−
Microsoft XP(SP2またはそれ以降)またはWindows 7
Microsoft Excel 2002またはそれ以降
Microsoft Explorer 6.0 SP1またはそれ以降
Adobe Reader 6.0または同等のPDFファイル表示ソフトウェア
M-PHYTX Automated、M-PHY Essentials、
M-PHY Decodesの推奨プローブ
−
−
−
−
P7240型×2(HS-Gear1)または
P73xx型/P73xxSMA型×2(HS-Gear2まで)または
P75xx型、P75LRSTチップ×2(HS-Gear3まで)
P73xx型/P73xxSMA型×2(すべてのギアのPWMにおいて)
PGY-UPRO、PGY-LLIは差動プローブが必要です。DPO70000シリー
ズでは、P7500シリーズ、P7300シリーズ・プローブも利用できます。
注:M-PHYTX Automatedの差動モード取込み(1レーンに1本のみの差
動プローブ使用)では、HSテスト1.1.2、1.1.4、1.1.13およびPWMテ
スト1.2.4は実行できません。ただし、M-PHYトランスミッタDUTの4
レーンとオシロスコープの4つのチャンネルを接続することはできます。
M-PHYRXの推奨プローブ/アクセサリ
−
−
−
−
P73xxSMA型差動プローブ×1
マッチングのとれたSMAケーブル×2(1セット)
GPIBケーブル×1
立上り時間フィルタ×2-120ps(Picosecond Labs社の部品番号:
5915-110-120PS)
−バ
イアス・ティー×2-HS-Gear3のみ、SerialXpressとAWGの
非インターリーブ・チャンネルをマニュアル・ステップで使用した場合
www.tektronix.com/ja
9
ASEAN/オーストラリア・ニュージーランドと付近の諸島 (65) 6356 3900 ベルギー 00800 2255 4835*
中央/東ヨーロッパ、バルト海諸国 +41 52 675 3777
フィンランド +41 52 675 3777
香港 400 820 5835
日本 81 (3) 6714 3010 中東、アジア、北アフリカ +41 52 675 3777 中国 400 820 5835
韓国 001 800 8255 2835 スペイン 00800 2255 4835* 台湾 886 (2) 2722 9622
オーストリア 00800 2255 4835*
ブラジル +55 (11) 3759 7627
中央ヨーロッパ/ギリシャ +41 52 675 3777
フランス 00800 2255 4835*
インド 000 800 650 1835 ルクセンブルク +41 52 675 3777 オランダ 00800 2255 4835* ポーランド +41 52 675 3777
ロシア/CIS +7 (495) 7484900
スウェーデン 00800 2255 4835*
イギリス/アイルランド 00800 2255 4835*
* ヨーロッパにおけるフリーダイヤルです。ご利用になれない場合はこちらにおかけください。+41 52 675 3777
09/12 バルカン諸国、イスラエル、南アフリカ、その他ISE諸国 +41 52 675 3777
カナダ 1 800 833 9200 デンマーク +45 80 88 1401 ドイツ 00800 2255 4835* イタリア 00800 2255 4835* メキシコ、中央/南アメリカ、カリブ海諸国 52 (55) 56 04 50 90
ノルウェー 800 16098
ポルトガル 80 08 12370 南アフリカ +41 52 675 3777 スイス 00800 2255 4835* アメリカ 1 800 833 9200
Updated 10 February 2011
61Z-27714-3
〒108-6106 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティ B棟6階
ヨッ!良 い オ シ ロ
テクトロニクス お客様コールセンター TEL : 0120-441-046
電話受付時間/ 9:00∼12:00・13:00∼19:00(土・日・祝・弊社休業日を除く)
www.tektronix.com/ja
■ 記載内容は予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
© Tektronix Copyright © Tektronix. All rights reserved. TEKTRONIX および TEK は Tektronix, Inc. の登録商標です。記載された製品名はすべて各社の商標あるいは登録商標です。本製品の仕様および価格は、予告なく変更させていただく場合がございます
ので、予めご了承ください。
Fly UP