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愛知学院大学 大学院 法務研究科(法科大学院)
愛知学院大学 大学院 法務研究科(法科大学院) 理念・目的 本学の教育理念は、「行学一体・報恩感謝」を建学の精神としており、「仏教精神、特に禅的教養を元として、行学 一体の人格育成に努め、報恩感謝の生活ができる社会人を養成する」である。 本研究科は、この建学の精神を踏まえた「心豊かな人間性と幅広い見識を備えた法曹を育成すること」 “国民の 社会生活上の医師としての法曹に必要とされる専門的資質・能力の習得とかけがえのない人生を生きる人々の喜び や悲しみに対して深く共感しうる豊かな人間性の涵養、向上を図ること” を教育理念としている。 この教育理念に基づき、目的を「本研究科は、法曹分野における高度で専門的な職業能力を有する人材の養成につ とめることを目的とする」と定め、教育目標を次のように定め明確にしている。第一に「豊な人間性と幅広い見 識、高度な専門知識を備えた法曹の育成」、第二に「地域市民のための法曹の育成」、第三に「地域経済を支える 法曹の育成」である。 本学は、こうした理念・目的の実現と時代・社会の要請に応えうる真の法曹人材の育成を目的として、2005(平成 17)年 4 月に法科大学院(法務研究科)を設置しました。 アドミッション・ポリシー 入学者の受け入れについては、司法制度改革の主旨から「公平性、開放性、多様性」に加えて、本学独自の理念、 法曹像を勘案して、次の者を受け入れる姿勢でのぞみます。 1. 建学の精神である、「行学一体・報恩感謝」に裏付けられた人間性と感受性を持ち得る者。 2. 確固たる信念をもって地域社会に貢献する法曹(地域社会に貢献するホーム・ローヤー、地域社会に貢献するビジ ネス・ローヤー)をめざす者。 3. 社会的弱者支援の活動、地域社会での社会活動、各種ボランティア活動、あるいは社会での勤務・研修経験の豊か な者。 4. 法曹に要求される判断力、思考力、分析力、表現力などの資質を備えている者。 また、法学部以外の学部出身者や社会人なども入学者の 3 割以上を目標として、多様な人材の確保に努めます。 カリキュラム・ポリシー 1. 建学の精神である「行学一体・報恩感謝」の理念の下に、市民生活の中での紛争を予防・解決し、企業活動を法的 側面から支える、社会の医師たる法曹の養成を行う。 2. とりわけ本学が重視する法曹像は、高度かつ広範な実定法の知識、法的思考力、法技術を修得しただけではなく、 宗教学や心理学を通して深い人間理解に到達した、もしくは到達しようとする意欲を持ち、かつ人権感覚の豊かな 法曹である。 3. 上記のような法曹を養成するために、以下のような科目群の編成を行う。 1.民商法を中心とした法律基本科目群を充実させるとともに、1 年次における基礎的素養の修得に始まり、2 年次 における演習を通じた発展的な思考力の修得に進み、さらに 3 年次における実務科目を中心として応用力の涵養に 努めるなど、段階的学習を重視する。 2.隣接科目において、宗教学、心理学、医・歯学関係科目を重点的に配置する。 3.展開先端科目においては、現代的な様々な問題に対応できるよう、特色のある科目を配置する。とりわけ、外国 人の人権や国際人権を含め、人権意識の涵養に留意する。 4.理論と実践を架橋するための実務科目の充実に留意する。 ディプロマ・ポリシー 1. 所定の年限を在学し、本法科大学院がその教育の理念及び目的に基づいて設定した所定のカリキュラムに沿って学 習し、必要修得単位を含む所定の単位を修得し、かつ、所定の評点平均を満たすことが、学位授与の要件である。 2. 本法科大学院の定めた基本理念に則って、高い専門的知識と透徹した法的思考力を有するとともに、人間的洞察力 に富み、社会的弱者に寄り添える、熱き心を持った高度専門職業人であることが、課程修了に際して考慮される重 要な点である。