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~刻々の誕生~
もう八十過ぎのおばんは、若さからは解放されているんや。
だから人間として、さらにさらに解放されたい。
ほんまに八十歳になって初めてのこと、ぎょうさんありまっせ。
八十過ぎになってようやくわかったことも、たくさんあるわけや。
死ぬまで、自分を育て、解放されなければ。
これで終わりということがない、毎日が始まりや。刻々の誕生や。
いまのいまが誕生や。新しい自分を生んでいる。
すごい、すてきなことやな。あとからいくものにたいして、
励ましや。小ちゃいときから年をとるまで、誕生はあるんよ。
岡部伊都子著『遺言のつもりで』より
-種山ヶ原- 作詞 宮沢賢治
春はまだきの朱(あけ)雲を
繞(めぐ)る八谷に劈靂(へきれき)の
アルペン農の汗に燃し
いしぶみしげきおのづから
縄と菩提樹皮(マダカ)にうちよそひ
種山ヶ原に燃ゆる火の
風とひかりにちかひせり。
なかばは雲に鎖(とざ)さるゝ。
注
四月は風のかぐはしく
四月は風のかぐはしく
雲かげ原を超えくれば
雲かげ原を超えくれば
雪融けの草をわたる。
雪融けの草をわたる。
まだき =夜明けの薄明どき。朝まだき。
菩提樹皮(マダカ)=菩提樹の皮で作った蓑。
(東北方言で、菩提樹を
マダという。
)
劈靂(へきれき) =雷。
(種山ヶ原あたりは雷が多く、雷神を 祀った
石碑がよく見られるという。
)
野田淳子コンサート
2016
―
刻
々
の
誕
生
―2016年 11 月 26日(土)
撮影
三浦實
開場 13:30 開演 14:00
京都府立文化芸術会館
主催 野田淳子事務所
TEL/FAX 075-751-7067
[email protected]
音響ソルサウンド 高田文尋
照明 ジェリービーンズ 森田智子
in 京都
プログラム
出演者プロフィール
オープニング あおい苑 ミュージックベル ふるさと物語 2016
第1部
~愛の歌~
高校時代にアメリカのフォーク歌手ジョーン・バエズに魅せられ、歌手を夢みる。
アマチュア活動をしていた中で 上條恒彦に出会い、1970 年(株)電通を退社、
・元気かい
作・ 中島光一
・愛の喜び
作詞・ジャンピェール・クラリス
プロ歌手の道を歩き 始める。中島光一と出会い関西に移り、現在京都に在住
しながら、全国に演奏活動を展開。今までの演奏回数は 3000 回を超える。
作曲・ジャンポール・マルティーニ
福井秀彦(ギター / パーカッション / ティンホイッスル)
日本語訳・野田淳子 エスペラント語訳・島谷剛
・月の庭
アイルランド民謡
・薔薇の根
・ローズ
スコットランド民謡
主メロディを一番大切にと考える京都のパーカッショニスト。その活動は日本の
作詞・金子みすゞ
能・狂言・民族音楽、ジャズ、ヒップホップにまで及ぶ。
日本語訳・八木倫明
作・アマンダ・マックブルーム
・星とたんぽぽ
・鶴
作曲家でもあり、あらゆるジャンルの音楽に対応しながらも、曲やシンガーの
作詞・佐々木由紀
作詞・金子みすゞ 作曲・野田淳子
・広い河の岸辺
野田 淳子 (ヴォーカル / ギター)
嶋村 よし江 (ピアノ / シンセサイザー)
訳詞・野田淳子
作曲・野田淳子
作詞・R・ガムザトフ 作曲・Y・フレンケリ
エスペラント語訳・島谷剛
鍵盤奏者としてキャリアを始め、シンセサイザーを駆使したスタイルから
ピアノ伴奏まで、編曲、プログラミングで実績を重ねる。幅広い音楽性を背景に
訳詞・ウサミ・ナオキ
繊細な感性で、テレビ番組や CM、演劇等各方面で活躍中。京都出身。
第 2 部 ~歌の力~
・庭の千草
黒田かなで(バイオリン)
愛知県立芸術大学音楽部楽器科卒業。「喜多郎」のサポートバイオリニストと
アイルランド民謡
して、ジャパンツアー、アメリカツアーに参加。ミディクリエイティブより
原詞・トーマス・ムーア エスペラント語訳・ CL・ビックネル
・蛍の光
スコットランド民謡
・琵琶湖周航の歌
作詞・里見義
作詞・稲垣千穎
作詞・小口太郎
なミュージシャンとのサポート共演、レコーディング、作曲を手掛ける。
作曲・吉田千秋
エスペラント語訳・小西岳
・日照り 作・金敏基 日本語訳・笠木透
あおい苑
左京区岡崎にある知的・身体障がいなどさまざまな障がいのある
・種山ヶ原 作曲・ドヴォルザーク 作詞・宮沢賢治
・小さき魂へ
CD「シノノメソラ」をリリース。古謝美佐子、神田山陽、故・高田渡、など様々
18 歳以上の人達が通う作業所。「障がいのある仲間たちが働き、生活する場を」
作・野田淳子
・死んだ男の残したものは 作詞・谷川俊太郎 作曲・武満徹
エスペラント語訳・小西岳
・千羽鶴 作・野田淳子
という、仲間や家族の思い願いのなか、昭和 60 年 4 月に誕生。
音符どころか読み書きすらできなかったり、話せない仲間も大勢いるなか、
音楽を聞き、音階を色でわけ、音の流れや鳴らす順番を学びながら、
ミュージックベルの練習に取り組む。
・このみち 作詞・金子みすゞ 作曲・野田淳子
当日曲が変更する場合があります。
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