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Gin Gliders
はじめに( はじめに( の世界へ) の世界へ) このたびは をお買い求めいただきありがとうございます。 には、 の設計者ジン・ セク・ソンがコンペティショングライダーの 、エントリーモデルの を開発する過程か ら得たすべての技術と経験が投入されています。 は の開発によって、パイロットのた めの最高の安全性とトップクラスの性能、そしてフリーフライトの喜びを最大にする軽快なハンドリ ングを実現しました。 経験豊冨なパイロットならば、このマニュアルに記載されているフライトテクニックの大部分を理解 しているかもしれません。しかしながらセーフティフライトは優れた理論的なバックボーンを持つこ とから始まることを理解していただき、このマニュアルの隅々まで目を通して、あなたの安全フライ トをより確かなものにすることを願っています。 対象となるパイロット 対象となるパイロット は、リッヂソアリングからサーマルソアリング、クロスカントリーからコンペティションフライ トまで、すべてのパラグライダーフライトを想定して設計されました。 年から 年程のフライト経 験を持つパイロットに最適なパラグライダーです。豊富なフライト経験を持ちながらセーフティフラ イトを優先させたいパイロットや、飛び抜けた能力を持つまだ経験の少ないパイロットにも推奨でき るグライダーです。トーイングフライトにも適しています。 では販売店やユーザーがハイパフォーマンスグライダーの取り扱いと危険性について充分 な知識と経験をお持ちであることを期待していますが、仮にそうでない場合にも、このマニュアルは パイロットの経験を高めることを意図したものではないことをご理解下さい。 は下記の条件を満たすパイロットを想定して設計されました。 年間 回以上のフライトを行っている。 これまでにサーマルフライトを経験している。 コンディションを見きわめ、必要ならばフライトを中止できる。 セーフティートレーニングのカリキュラムを受講している。 オールラウンドなパイロット。 このマニュアルに記載されているフライトテクニックのインフォメーションは、各国連盟の認定を受 けたパラグラダースクールの適切なトレーニングに変わるものではありません。もし友人が、 や他のパラグライダーをビギナーのための簡単なインストラクションとともに提供しようとしても、 決してその誘いにはのらないで下さい。 目 次 はじめに( の世界へ 対象となるパイロット 目次 テスト 設計 構造 ブレークコードの調整 スピードシステム グライダーケース グライダーの取り出し テイクオフの準備 プレフライト テイクオフ ラインの絡み トーイングでのテイクオフ モーターによるフライト のフライト 乱流下でのフライト フラットスピン 非対称デフレーション(コラップス) フロントデフレーション(コラップス) クラバット カスケードトラブル(連続して起きるトラブル) 素材 緊急降下のテクニック 両翼潰し(ビックイヤーズ) 度スパイラルダイブ ストール ディープストール フルスト-ル ブレークなしでの操作 エアロバティク ランディング パッキング メンテナンス 点検 安全、責任とフライト テクニカルスペック ライン図 安全規格 安全規格 は のテストに合格しています。 の略称は現時点におけるほぼすべてのハーネスでグ ライダーがテストされた事を意味します。またフライト最大許容重量の 以上に相当するショック テストと荷重テストにも合格しています。 設計(デザイン) 設計(デザイン) はパラグライダー開発の最先端にあり、最新のカッティング・エッヂ・テクノロジーをその特徴 としています。ハンドリングはスムースでその安全性と性能は他の追随を許しません。 には、グ ライダーのリーディングエッヂを最大限に生かす新しいコンピュータソフトウエアー、そして沈下率 とハンドリングを最大に生かす新しい平面形などの数々の新技術が結実しています。 構造 構造 の製造工程には細心のケアがなされています。グライダーは一機毎に一人のオペレーターに よってセットアップされ、製造工程の一貫性と責任性をより確実なものにしています。ラインは最大 精度を得るために特殊設計のロボットにより一定の加重をあたえてカットされ、各ラインの長さは製 造工程の終りに電子チェッカーにより計測されています。エアロダイナックなクリーンな翼形を実現 するために、すべてのセルは個々に縫製されています。 は最新のパラグライダーデザインと製造技術の構築に成功し、パラグライダーのデザインと 製造、安全性と性能におけるニュースタンダードに到達しました。 ブレークラインの調整 ブレークラインの調整 のメインブレークラインは、 のテスト結果に対応して調整されています。ブレークラインの 長さは のテストパイロットによって適切に調節されており、変更する必要はありません。ブレー クハンドルの交換する時の結び目は、必ずシ-プシャンクもしくはボウライン・ノットで行って下さ い。 (図参照) スピードシステム スピードシステム スピードシステムは、ロープをプーリーのガイドを通し、フットバーを操作して迎え角を下げるシス テムです。 は独自のエアーインテークと内部安定性により効率的な翼型を実現していますが、幅広いスピー ドレンジを持つため、荒れた大気の中でのアクセレーターの使用には細心の注意が必要です。 スピードシステムは非常に効果的に、ほぼ !"# の加速を可能にします。すべてのグライダーテス トはオリジナルのスピードシステムによって行われています。スピードシステムの可動域を広げるた めにライザーを改造することは、グライダーの完全な安全性能を無視し、安全規格を無効にします。 ライザー $ % トリムスピードでの長さ & & & & 最大速度での長さ & '& '& & グライダーケース グライダーケース のパラグライダーにはグライダーケースが標準装備されています。人間工学にもとづきパラ グライダー装備を背中に快適にホールドします。グライダーケースの内側と外側のストラップを適度 に調節することにより、歩行時にグライダーケースが背中でバウンドすることがありません。使いや すさも十分に考慮され、小物を収納する つのポケットがついています。 グライダーの取り出し グライダーの取り出し グライダーをインナーバックから取り出し、ベルクロバンドを取りはずします。この時に工場出荷時 のパッキングの状態を確認して下さい(パッキングの項参照) 。最初にフライトする前にトレーニン グヒルもしくは平地でグライダーを広げ、ライズアップする事をお薦めます。ライズアップやテイク オフにおけるグライダーのフィーリングを把握しておくことはとても重要です。混み合ったテイクオ フでのストレスは最悪ですが、新しい装備はそのストレスを助長します。パラグライダーのテストパ イロット達はグランドハンドリングに年間 時間を費やしていることを知っていますか? テイクオフの準備 テイクオフの準備 グライダーを広げライザーを取り出しラインを伸ばして、ライザーをハーネスに接続します。すべて コンディションでラインチェックを確実に行って下さい。特に無風時には入念なラインチェックが必 要です。無風時にはテイクオフ時の動作でラインの絡みをとる事は不可能です。 プレフライトチェックリスト プレフライトチェックリスト 障害物のない十分な広さを持ったテイクオフエリアを選択して下さい。 グライダーを平面形に合わせて広げます。 すべてのライン、キャノピーとライザーに破損がないかをチェックします。 すべのラインのラピッドリングをチェックします。 ゆるみがあれば適当な道具でラピッドリングを締めます。 ハーネスとエマージェンシーパラシュートのハンドルをチェックします。 広げたラインの上から枝や石ころを取り除きます。 ライザーを穏やかに引きラインの絡みや結び目をほぐします。 ブレークラインも忘れずにチェックして下さい。 ライザーをハーネスにセットする前に、ツイストしていないか、ラインをくぐっていないかを確認します。 ハーネスのベルトを取り付けます、レッグベルトの締め忘れに注意して下さい。 サーマルのサイクル、乱流、風速と風の強さなど、コンディションをもう一度チェックして下さい。 テイクオフ前の空域における他のグライダーの動きを目視して下さい。 テイクオフ テイクオフのテクニックを上達させる秘訣は、できる限り平地でのグランドハンドリングを練習する ことです。適切なコンディションを選び、完全なプレフライトチェックを行ない、情況に合わせたテ イクオフをしましょう。 もしテイクオフで強めの風が吹いていたら、地面の上でグライダーを部分的に膨らませ“壁”を作り、 ラインを完全により分けます。このようなコンディションでは、ライズアップのほぼ全過程を目視で きるリバーステイクオフをお薦めします。 のリバースランチはとてもやりやすく、Aライザーを軽く引くだけでグライダーはオーバーシュ ートする事なしに速やかに頭上に立ち上がります。ライザーを強く引く必要はありません。グライダ ーが立ち上がってきたら数歩下り、向きなおる間は軽くブレークプレッシャーをあたえコントロール 性を保持します。 微風もしくは無風時のコンディションではグライダーを平面形にそって広げて下さい( 字もしくは ( 字形に広げる必要はありません) 。もしグライダーが傾いて上がってきたら、力まかせ に修正するのではなく、翼の下った方へ走ります。カウンターをあてすぎなで下さい、フライトスピ ードを完全に失ってしまいます。 は無風時にもしっかりとインフレートします、キャノピーが途 中で止まるような傾向はありません。ライズアップの間は、ただAライザーを軽く引き続けて下さい。 ライザーを強く引く必要はありません。 ラインをゆるめグライダーの近くから走り始める様な、グライダーにショックをあたえる様なテイク オフは必要ありません。 ラインの絡みと結び目 ラインの絡みと結び目 もしテイクオフの途中で何らかのラインのトラブルに気づいたら、グライダーをストールさせテイク オフをただちに中止して下さい。急斜面のテイクオフではグライダーの片翼をストールさせ、斜面と 平行に走って下さい。もしすでに空中にいるのなら、ラインの絡みを修正する操作をする前に、他機 の動きや地上がクリアーなことを確認して下さい。 反対側へのカウンターブレークと体重移動を行って、絡まった側をブレークコードでポンピングしま す。ストールやスピンに入らないようスピードを落しすぎないで下さい。もしラインの絡みや結び目 がきつく、修正しきれない時はすみやかにランディングゾーンへ向かい安全にランディングして下さ い。 トーイングでのテイクオフ トーイングでのテイクオフ にはディープストールやパラシューティグする傾向はありません。この様な特性から では上記と同じテクニックによるトーイングでのテイクオフを容認しています。通常のトーイングの 状況ならば、グライダーにカウンターをあてるマージンは十分にあります。 適切な装備、パイロットの経験、トーイングのために推奨される技術と安全な準備を確実に行って下 さい。 モーターでのフライト モーターでのフライト このマニュアルを作成している時点では、 はモーターフライト用としては認定されていません。 モーターフライトは、テイクオフの簡便性、高いフライトパフォーマンス、安定性そして扱いやすさ から大きな成功をおさめています。 常に認定されたエンジン/ハーネス/グライダーの組み合わせでフライトを行って下さい。 モーターフライトに際し法律上の疑問がある時は、あなたの所属する連盟に確認して下さい。 フライト フライト 一度空中へでてしまえば、あなたは の性能、高い安定性と安全性によりその最高の性能をエン ジョイできるでしょう。ターンのハンドリングは直接的で、すべてバンク角においてコーディネイト されています。サーマルにおける上昇性能はそのグライドと同様に優れています。フラットなポーラ ーカーブにより、ブレークコードをかなり引き込んだ時にも、優れた最小沈下率を示します。昨年度 にリリースされたほとんどの上級者向けグライダーと比較しても、 の総合的な性能はすべての面 において卓越しています。 は 世紀に確かな一歩を刻むパラグライダーです。 はあなたが賢明な選択をされたこ とを誇りに思います。 乱流下でのフライト 乱流下でのフライト は高い内部圧力とタッキングへの充分な抵抗、そして高いレベルの受動的な安全性を兼ね備えた グライダーですが、 では、パイロットがアクティブなフライトスタイルをマスターすること を強くお薦めします。アクティブなフライトを可能にするカギは常に頭上にグライダーをキープする ことです。もしグライダーがあなたの背後に落ちてきたらブレークコードを上げ、前にかぶってきた ら、揺れがコントロールされるまでカウンターブレークをあてます。 強いコンディションでサーマリングしている時には、サーマルの外側で下降気流を受けた翼端がデフ レーションを起こすことがあります。デフレーションを避けるためには、外側の翼の迎え角を一時的 に上げることが必要になってきます。その様な挙動があった後にはグライダーの対気速度を増してや ります。 サーマルが弱く崩れかけたコンディションでは、 はそのアドバテージを発揮します。優れた挙動でパイロットをサポートし、捕らえどころのない サーマルのコアを適確にとらえます。 フラットスピン フラットスピン 通常のフライトにおいて がフラットスピンに入ることはまずありません。それにもかかわらず スピンに入ってしまった時は、ブレークコードを上げて、グライダーが再び加速するのを待ちます。 スピンから回復する過程でデフレーションが時々起こりますが、下記のインストラクションにしたが い適切な回復操作を行って下さい。 非対称デフレーション 非対称デフレーション 強い乱流下においては、非対称デフレーションがおこる時があります。 はパイロットが回復操作 を行うことなしに速やかに簡単に回復します。また最小限のブレーク操作で飛行方向を維持すること も有効な操作です。パイロットはデフレーションが起こった反対側に少しだけブレークをあて体重移 動を行ないます。通常の場合は迅速な回復にはこの操作だけで充分です。極端なデフレーションーン が起こった場合には、潰れた側をポンピングする必要がある時があります。 再びキャノピーが膨らんだ後には速度を増してやることを忘れないで下さい。 前縁部のデフレーション 前縁部のデフレーション 前縁部にデフレーションを感じた時は、まず最初することはスピードバーをオフにすることです。そ してデフレーションが起こるのを避けるために素早く両側のブレークを短時間引き込みます。その後 対気速度を増します。もしデフレーションがすでに起こっていても、パイロットが回復動作を行うこ となしに素早く回復します。グライダーを少し揺れをともないエアースピードを再び取り戻します。 揺れに対してカンターブレークをあてる時は、オーバーコントロールと失速に注意して下さい。 クラバット/翼端がラインを包んだ時 クラバット/翼端がラインを包んだ時 カウンターブレークをあて体重移動を行ない、包まれた翼端のブレークコードをポンピングします。 この場合、安全な対気速度を維持しストールやスピンに入らない様に注意します。 のすべて の機種はスタビライザー/ウイングレットから ライザーへ下るメインラインが独立しています。 このラインは通常ゆるんでいますが、 “クラバット”が起きた時は、ラインがきつく張るまで引き込 むことによってクラバットは速やかに解消します。 カスケードトラブル(連続して起きるトラブル) カスケードトラブル(連続して起きるトラブル) 多くの場合、カスケードトラブルによるレスキューパラシュートの開傘は、パイロットによる過度の 修正操作が原因です。過度の修正操作は全く何もしないよりも悪い結果を招きます。 “過度の修正は スピンを引き起こす”と、ある経験豊富なテストパイロットは語っています。もし高度があるならば 冷静に対処し、十分な高度がない無い場合には、すみやかにレスキューパラシュートを投げます。レ スキューパラシュートの使用は例えそれが一度だけでも多過ぎる経験です。 マテリアル、素材 マテリアル、素材 現在のパラグライダーは構造上、可能な限り安全マージンをとって製造されています。 は最大荷 重の 倍( )以上の荷重試験に問題なく合格しています。 ) (*以下の文は のマニュアルに記載されていて では削除されていました。 現在のグライダーの設計において素材の伸縮は問題のないレベルに達しています。スパイラル、 ス トールや両翼潰し(ビッグイアーズ)などのマヌーバーは、それを行うたびごとにグライダーを劣化 させるという事をご理解下さい。もし性能やハンドリングの変化に気づいた時は、メーカーか認定さ れた販売代理店による点検を受けて下さい。 高度処理 高度処理 もし素早く降下する必要のある状況に出くわしたり、リフトが強くなり過ぎたりした時は、その場所 でフライトするべきではありません。とるべき最上の方法はシンクを探しそこから抜け出すことで す!以下に緊急降下のテクニックを列記しました。これらのテクニックの練習は、認定された指導者 の監督下で行って下さい。水上でのセーフティトレーニングコースを受講することをお薦めします。 両翼潰し(ビッグイアーズ) 両翼潰し(ビッグイアーズ) 両翼潰しでは風きり音によりスピードが増したように感じることがありますが、実際には対地速度を 増すことはできません。両翼潰しでは最大速度は6 減少しますが、前進性を保ちながら適度に高 度を処理することが可能です。 それぞれのAラインの外側を引いての翼端を潰します。ラインの高い位置に手を置き、外側から下方 へ引き下ろします。引き込んだラインを離しブレークコードをポンピングすると翼端はゆっくりと回 復していきます。もし必要ならば、アプローチに入る前に回復させるのではなく、ランディングでフ レイアーをかけるまで両翼潰しの状態を維持します。両翼を潰した状態でもウインドグラジェントは 可能で、より低速でかつ高い翼面荷重による安全なランディング方法と言えます。 スパイラルダイブ スパイラルダイブ のスパイラルダイブは非情に効率的な降下手段です。ウエイトシフトをしながら片側のブレーク コードをゆっくりと引き込んでいくと2ターン程で加速し始め、心地よい風きり音と加速重力をエン ジョイできます。この方法で非常に高い沈下率を獲得することができます。完全なスパイラルの状態 に入ったらウエイトシフトと外側のブレークコードで沈下率とバンク角を調整します。 警告!スパイラルに慣れていないパイロットは急激なスパイラルダイブで意識を失う事がありま す!慎重にスパイラルを練習し、より少ない沈下率から の挙動に慣れていって下さい。スパ イラルダイブからのリリースでは、 イラルダイブからのリリースでは、 外側のブレークを引くかウエイトシフトして1~2回の旋回でまず速度を落としことによって 1~2回の旋回でまず速度を落としことによって、急 1~2回の旋回でまず速度を落としことによって 激な振り子状態からデフレーションを引き起こす事を避けます。 ストール ストール ストールは、激しい重力加速度やボディアクションを必要とせずに効果的に高度を落す事ができま す。 ライザーのラピッドリングに手を掛けてライザー捻りながら静かに引き込みます。 ライザー の引き込みは若干困難ですが、翼型が崩れるにしたがって引き込みは軽くなっていきます。一端引き 込んだ後はすぐにはリリースする事は避けて下さい。リリースする前に、グライダーは安定した ス トールの状態に落ち着いている事が必要です。 ストールの状態においても の挙動はとてもマ イルドで、ライザーのリリ-スをゆっくり行ってもディープストールに入る傾向はありません。 ストールのリリースは両手で対象的に行って下さい。 ディープストール(パラシューティング、ステイブルストール) ディープストール(パラシューティング、ステイブルストール) は通常のフライトではストールしたままの状態になることはありません。それにもかかわらず ディープストールに入ってしまったら、両手で ライザーを前に押して、スピードをつけて下さい。 アクセレーターを装備した現在のハーネスならば、手を使うことなくスピードバーを操作して加速し ます。故意にディープストールに入れることは決してしないで下さい。 フルストール、ダイナミックストール フルストール、ダイナミックストール フルストールは極端なマヌーバーです。通常のフライトではフルストールを行う必要はありません。 のストールの挙動は、パイロットが大きく前方への振られることのないスムースなものです。フ ルストールから回復の過程で起こるグライダー揺れは穏やかです。グライダーのテストはパイロット がブレークコードを手に巻くことなし行われています。 ストールの最中は手を体の近くに保持し、リリースする時はグライダーにエアーを入れるために手を わずかに上げて下さい。ストールしたグライダーがあなたの前方にきた時は、過度の揺れをさけるた めにブレークコードを上げます。グライダーがダイブに入った時にはカウンターブレークを素早くあ て、その後ブレークコードをリリースして機速を再び上げます。 フルストールを試みようとして、途中で気が変わってブレークを急激にリリースするような操作は行 わないで下さい。このような場合グライダーは大きく揺れ、パイロットがセールに包まれることもあ ります。これはすべてのパラグライダーにあてはまります。 ブレークコードなしでのコントロール ブレークコードなしでのコントロール 何らかの理由によりブレークコードが操作できなくなった時は、 ライザーを使って をコント ロールします。ハーネスでウエイトシフトすることによって操作を加えることも可能です。 ライザーによる操作は、スピンに入る危険性があるので、コントロ-ルの量には十分な注意が必要で す。 エアロバティック エアロバティック のハンドリング特性は非常に優れたものですが、エアロバティック用には設計されていません。 ランディング ランディング のブレークコードの引きしろは十分にあり、通常のコンディションではブレークコードを手に 巻くことなしにきれいなストールに入れる事ができます。 最小沈下率、最小飛行速度を上手に使うことによってすべてのコンディションでソフトにランディン グできます。 はパフォーマンスグライダーであることを常に意識し、急激なファイナルターン を避け、早めのコントールを心掛けて下さい。 スピードや高度の判断のミスは犯しやすいものです。 パッキング(グライダーの収納) パッキング(グライダーの収納) 下図の方法でパッキングすることをお薦めします。 このパッキング方法は手間がかかりますが、翼型の補強を折り曲げから保護する、長期間のグライダ ー使用において有効性の高いものです。 このパッキングを実践することによって、完全な性能、最高速、テイクオフのし易すさを手に入れる ことができます。 手入れとメンテナンス 手入れとメンテナンス 一般のハイテク装備と同じように には適切なケアと注意が必要です。常にプレフライトチェッ クを徹底し、何かダメージを受けるような状況があった後には、細心のケアをして下さい。ラインが ダメージを受けた場合は販売店に相談し交換して下さい。ラインの被覆の内部は、引き伸ばしに対し ては高い強度をもっていますが、小さい径での折り曲がりには敏感です。 ラインのダメージはわかりにくいものです。使用していない時はグライダーを直射日光のあたらない、 乾燥した場所に保管して下さい。自動車のトランクにガソリンや溶剤と一緒にして移動する際には十 分に注意して下さい。 パラグライダーは塩水を嫌います。不運にして塩水に浸かってしまった場合は、家へ持ち帰り浴槽に 浸けてつけて水洗いして下さい。浴槽から出す時には最初にエアーインテークから水を出しグライダ ーを持ち上げます。特定の箇所を洗浄したい場合はぬるま湯を使い必要に応じて石鹸を少量つけます。 強い洗剤は決して使わないで下さい。クロスの表面を引っかかないように柔らかいスポンジかクロス を使って下さい。グライダーを濡らしてしまったら、直射日光を避け風通しの良い場所で乾かして下 さい。 点検 点検 によって認められた代理店によって、 時間のフライトタイムもしくは一年のどちらか早 い時期に完全な点検を受けて下さい。完全な点検を受けることによって安心してフライトを楽しむこ とができ、グライダーの寿命も伸ばすことができます。 安全、責任とフライト 安全、責任とフライト 責任とフライト パラグライダーフライトは高いリスクをともなうスポーツである事を常に意識して下さい。 どのようなアクシデントも個人に重大なダメージ与え、時には死亡事故に至るケースもあります。 道路は目に見えるので交通ルールを理解するのはやさしいことですが、一人で空を飛行するパラグラ イダーは、パイロットの経験と判断力に全てはかかっています。事故はそのどちらかが欠けた時に起 こります。 このパラグライダーによって、あなた自身または他の人に何からかの被害が生じた場合、メーカーも しくは輸入代理店のいずれも責任を持ちません。これは、物損、第三者対象も含みます。 このパラグライダーでフライトするパイロットに課せられる責任 このパラグライダーでフライトするパイロットに課せられる責任 アルコールもしくは他の薬物に影響されず、心身を正常な状態に保つこと。 このオーナーズマニュアルを読み、内容を理解すること。 このクラスのグライダーに要求される技術を身につけるための適切なトレーニングを行う事。 ハードプロテクションを装備し、認定されたハーネスとエマージェンシーパラシュートを装着すること。 プレフライトチェックを徹底すること。 適切なテイクオフとフライトエリアを選択すること。 必要な保険に加入しライセンスを所有すること。 私にとってパラグライダーのデザインは挑戦と発見、進化する理想を追求する旅である。 ではこのマニュアルを作成するにあたり確実な情報を記載するために最大の注意を払って いますが、このマニュアルはあくまでガイダンスとインフォメーションを目的としたもので、飛び方 のマニュアルではない事をご理解下さい。 ご注意:セーフティートレーニングのカリキュラムを受講せずに、 ストール、フルストールを個人 で練習しないで下さい。 このオーナーズマニュアルの内容は事前の予告なく変更する事があります。 !"! # " $"! %& %& %& %& $"!"! 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