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F5のあらゆる廃棄物削減活動の基盤となってい

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F5のあらゆる廃棄物削減活動の基盤となってい
F5 ネットワークス(以下、F5)の環境ポリシーは、F5 のあらゆる廃棄物削減活動の基盤となっているものです。安全で効
率のよい環境に配慮した製品、製造工程、エネルギー利用、リサイクル目標を開発することで、環境面における企業責
任を果たしたいと考えています。F5 ではこの環境ポリシーによって環境保護を目指すとともに、確実な管理手法によっ
て電子機器製造サービス(EMS)業界における環境保護活動を支援いたします。
2003 年 1 月に、欧州連合は電気・電子機器における特定有害物質の使用制限に関する指令[指令 2002/95/EC]
(「RoHS 指令」と呼ばれる)と、電気・電子機器の廃棄に関する指令[指令 2002/96/EC](「WEEE 指令」と呼ばれる)を
採用しました。これら指令は、人体の健康保護と、WEEE による環境に配慮した復元および廃棄活動を目的としていま
す。さらに設計サイクルの正しいリスク評価の強化、環境への影響度の改善、電子業界全体としてのライフサイクル管
理も重視しています。WEEE 指令の主な規定では、2005 年 8 月 13 日以降、製造者はすべての WEEE の回収、処理、
リサイクル、復元に要する費用の負担が定められています。RoHS 指令では、2006 年 7 月 1 日以降、一定の免除規定
に合致している場合を除き、鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、ポリ臭素化ビフェニル、ポリ臭素化ジフェニルエーテル
を含む EEE(電気および電子機器)は EU 加盟国内で販売できません。
─ F5 ネットワークスのコミットメント ─
EU における WEEE と RoHS 指令の導入に備えて、F5 では現在これらの指令に準拠するためのプロジェクトに取り組
んできました。2004 年の初めには、WEEE と RoHS 指令の法令化に先立って F5 による準拠化チームを結成し、仕入
先や顧客との話し合いに基づき、顧客のビジネスモデルと技術プロセスに対する RoHS およびWEEE の影響が非常に
大きいことを明確にしました。そしてすべての F5 製品で一貫した準拠作業を迅速に行うという考えに至っております。
そのため、F5 では今後、環境に配慮した製品の提供、製造、出荷、そしてリサイクル計画の発表を行っていきます。F5
では欧州連合に出荷する製品については、2006 年 7 月 1 日から RoHS 指令に準拠しています。また EU 以外の世界
各国向けにも 2006 年 12 月 31 日までに同様の対応を実施しています。
─ サプライチェーン・マネジメント ─
現在最優先で取り組んでいるのが Supplier Environmental Compliance(仕入先向けの環境準拠)調査の実施と、
Supply Chain Environmental Compliance Requirements(サプライチェーン向けの環境準拠要件書)の発行です。こ
れにより、仕入先の理解を深めることで、EU や他の国での環境指令(RoHS、WEEE、ELV、EuP など)を実施するた
めのロードマップを作成することができます。この要件書は F5 の仕入先や製造拠点に対して、F5 の環境準拠要件を通
知し、教育するための基礎となります。このポリシーには、基本的に新しい部品番号の管理により、RoHS に準拠した
部品と準拠していない部品を区別するための確立した技法と要件などが含まれています。
─ ビジネスプロセス ─
F5 は現在、環境関連の法令に完全に準拠するため、そして RoHS 準拠/非準拠在庫の管理のために、世界各国にお
いての在庫管理方法を変更すべきかどうかを検討しています。新しい在庫管理方法の必要性に関連して、F5 の ITシス
テム(ERP、製品データ管理など)やプロセス(新しい部品番号、受入検査、原材料情報追跡など)の拡張に関する話し
合いも行われています。F5 では、オーダーの区別、環境要件に対する仕入先の準拠状況評価、設計および部品表の
見直しなど、異なる部品分類の効果的な管理の基本作業に必要な変更を検討しています。
─ 関係者との連携 ─
F5 は仕入先が RoHS および WEEE 指令に完全に準拠し、現場でのトラブルがないように、慎重に移行作業を行って
います。F5 にとって、部品構成内容に変化あるだけでなく、広くは業界全体にも大きな変化が予想されます。したがって
F5 は仕入先や顧客と密接に協力しながら、準拠を目指す業界の動向に合わせて、互いに目標を達成しなければなり
ません。今後もこの種の指令の目的や内容の変化に伴い、F5 の対応を随時お知らせしてまいります。顧客および仕入
先の関係者におかれましては、今後も継続的にご意見、ご相談をお寄せくださいますようお願いいたします。
─ RoHS の実施方法 ─
F5 による RoHS 準拠のアセンブリプロセス変換率は、顧客ごとに異なります。ネットワーク・アプライアンス製品の業界
トップ企業として、F5 では移行に必要な要件を検討し、文書化しました。そして 2006 年 7 月までに、RoHS 準拠のアセ
ンブリプロセスを稼働させています。
F5 は EU 指令 2002/95/EC Annex に記載の鉛(Pb)およびカドミウムに関する技術的な免除規定に合致している
RoHS 準拠製品を製造しています。免除規定には以下が含まれています。
·
サーバ、ストレージ、ストレージアレイ・システム、およびスイッチング、シグナリング、伝送、通信用ネットワ
ーク管理用のネットワーク・インフラストラクチャ機器のためのはんだ付け作業における鉛の使用。
·
高温溶接タイプのはんだ付けにおける鉛の使用(スズと鉛のはんだ付け合金には 85%以上の鉛が使用さ
れている)。
·
集積回路のフリップチップ・パッケージ内での半導体ダイとキャリア間の接続用はんだ付けにおける鉛の
使用。
·
80%超、85%未満の重量に相当する鉛を含有するマイクロプロセッサのピンとパッケージ間の 3 素子以上
からなる接続用はんだ付けにおける鉛の使用。
·
重量の最大 0.35%相当の鉛を含む鋼、重量の最大 0.4%相当の鉛を含むアルミニウム、そして重量の最
大 4%の鉛を含む銅合金(ネジなど)における合金素材としての鉛の使用。
·
準拠しているピンコネクタ・システム(コネクタなど)での鉛の使用。
·
光学およびフィルタガラスにおける鉛とカドミウムの使用。
·
電子セラミック部品(圧電子機器など)での鉛の使用。
2007 年 1 月 1 日
F5 ネットワークスジャパン株式会社
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