...

鉄山西尾根(安達太良山)

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

鉄山西尾根(安達太良山)
鉄山西尾根(安達太良山)
報告:福浦
 日程
2012 年 3 月 19 日(月)
 メンバー L : 古川幹、渡辺、福浦
昨年 3 月 11 日の出発予定で中止となった吾妻三山へ、飛び石連休の間を埋めた 2 泊 3 日
の計画だったが、低気圧の通過により今年も中止となった。月曜は冬型気圧配置で太平洋側
は晴天の予報なので、古川さんと渡辺さんが昨年 2 月に途中まで行っている安達太良山の鉄
山西尾根に日帰りで行くことにした。
3月19日(月) 天候:晴のち雪
18 日の夕方東川口駅に集合、古川号で道の駅土湯に入りテントで前泊。夜は風が強かった
が翌朝は穏やかな晴天で、
土湯トンネルを潜って旧道との合流点にある駐車スペースに移動、
身支度後出発する。
車道である旧道とは別にすぐ下で分岐している歩道に入ればよかったところを、初め旧道
を少し進んだ後で右下の歩道へと下降する。トレースがいくつか残っており、1 番目の枝沢
を橋で 2 番目の枝沢をスノーブリッジ(ごく小規模)で渡った後、その枝沢の左岸沿いに登
り始める。沢沿いからやがて右手の尾根へ登り、周囲の展望が開けた辺りで小休止。更に進
んで右手の広い尾根 1192 小ピークに出る辺りでは、今年も行けなかった吾妻三山の中の東
吾妻山と中吾妻山を背後に持ち良くスキーを進める。
しばらく緩やかな斜面が続いた後、1400m 手前で傾斜が強くなるところは左手の沢型を目
指して登る。斜度が強まるにつれ雪も硬
くなるがなんとかシールで登りきると急
に風が吹き付けるようになり、もう一登
りした 1500m 辺りで風を避けられると
ころを見つけて再び小休止。
平坦な樹林を横切ってから沢型を登り、
左の尾根に出ると低木帯となって風がま
すます強くなる。ガスも出てくるが視界
はそれほど悪くならず、ガスの切れ間に
沼ノ平の火口壁を右に眺めつつ避難小屋
を探しながら緩斜面、ただしカリカリの
雪面を進んで避難小屋に到着する。
小屋の扉は閉ざされていて窓も閉められているように見えたが一つだけ空いており中に入
ることができた。小屋に入れなかったらゆっくり休むこともできないような強風だったが、
小屋の中でゆっくり昼食をとる。鉄山まで数百 m の距離だが強風に加えて視界がだんだん悪
くなるようなので深追いせず往路を戻る。来たときは追い風で楽だったが今度は向かい風で
下りのはずなのに進まない。谷に降りる辺りでようやく滑るようになり、あとはトレースを
辿ってどんどん下る。1400m 付近の硬い急斜面も問題なく通過すると不思議なくらい風もな
-2-
くなって、あとはのんびりとスキーを滑らせて歩道まで古川号へ戻る。戻ったとたんに結構
な雪が降ってきて、鉄山往復をあきらめて良かったと納得した。
コースタイム:旧道分岐の駐車場 8.00-(休 15)-(休 15)-鉄山避難小屋 10.50
/11.20-旧道分岐の駐車場 13.00
以上
-3-
Fly UP