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地域密着型金融の取組基本方針 当組合の抱える最大の経営課題は
地域密着型金融推進計画 地域密着型金融の取組基本方針 当組合の抱える最大の経営課題は「収益力の向上」と「コンプライアンスの強化」であり、そのいずれもが臨戦態勢を必要とする事態となっている。 新金融検査にかかる基本指針、新 BIS 規制あるいは地域密着型金融のアクションプログラムの各々に共通する事項である。 「選択と集中」を目指す中で、「収益性の向上」についてはこの推進期間を「融資特化」の最終フェーズとして位置づけ、 「コンプライアンス」については「ガバナンス」とと もに機能を強化していく方針である。 換言すれば、19 年 3 月までの間は限られた資源を集中し組合の機能を強化する、あるいは価値を創出することで地域に必要とされる経営体になる素地と、社会的な使命と信用 に堪えるに十分な経営基盤を構築することにある。 そのためには、金融検査の基本的考え方(評価制度研究会資料)の「ガバナンスの評価の目線」こそが改めて認識されるべきである。 「あらゆる経営体は何らかの価値を創造し、その価値をステークホルダーに対して提供するために存在している。そのようなプロセスの確実性を保証するのが、まさにガバナ ンスであり、期待される価値を確実に実現し還元していくことが金融機関経営陣に課せられた責務である」 、また「経営陣主導の内部統制は、内部管理態勢の隅々にまで行き渡っ ていなければならず、それがどこまで貫徹されているかがガバナンス」とされている。 価値の創造は無限であると同時に他から強制されるものではなく、あくまでも自発的な行為によるものであり、経営陣自らがこの目線に立ったうえでそのために何をするかを 考え、それを蓄積していく考えである。 1.「事業再生・中小企業金融の円滑化」の取組方針 推進期間中、組合の経営資源を中小企業金融の円滑化に集中させることとする。 融資・支援関連に特化することを明確にするために、これに以外の業務は一時的に中止ないしは休止し、目標設定及び管理、人材配置、業績評価、渉外活動等の制度体制面に ついても全てこれに特化する。 また、支援業務、融資審査業務及び人材の育成については、実際の融資先を題材にした「目利き」能力向上に特化する。 2.「経営力の強化」の取組方針 リスク管理態勢、コンプライアンス態勢やガバナンスの強化など内部統制を確保しつつ、19 年 3 月までに組合が安定的、恒常的に存続していける収益基盤を構築する。 具体的には、収益源となる貸出金利息収入と有価証券利息収入において 20 億円を安定的に確保できる BS(資産負債構造)を構築することとする。 (人件費 11 億円、物件費 6 億円、不良債権処理等 3 億円) 3.「地域の利用者の利便性向上」の取組方針 利用者のニーズを直接的に収集する体制を整備すること、また営業店との風通しを見直すことで間接的に利用者のニーズを収集し、利用者の目線を十分かつ積極的に経営に反 映させる態勢を整備することとする。 《本計画のお問い合わせ先》 あかぎ信用組合 総合企画部 TEL 0270-26-4922 項目 平成 17 年度 目標 平成 18 年度 平成 19 年度 1. 事業再生・中小企業金融の円滑化 (1) (2) 創業・新規事業支援機能等の強化 間柄重視の地域密着型金融 目利きの養成 補足稟議書の導入 現貸出稟議書に追加 審査基準の改訂 融資審査基準書の改訂 業種選定 業種選定 補足説明追加 見直し作業(問題抽出・原因分析・改善策・権限枠等) 運用開始 取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化 東京ビジネスサミット ビジネスマッチングの構築 ビジネスマッチング体制構築 ランクアップ体制の整備 査定部門と支援部門の分離 要注意先等へのモニタリング ランクダウン防止 SWOT 分析 目利きの養成 ランクアップ・ランクダウン防止 ランクアップ 85 先 ランクダウン防止 25 先 実績公表 ブース出店支援 参加募集 ビジネスサミット出席 参加募集 ●参加実施 意見徴収 組織検討 内容検討・決定 (4) (5) 情報交流システム運用 組織変更・人事異動発令、新体制発足 モニタリング実施 業種選定 業種選定 18年度ランクアップ・ランクダウン防止活動計画策定 17年度ランクアップ・ランクダウン防止活動計画策定 分析開始 分析開始 活動開始 19年度ランクアップ・ランクダウン防止活動計画策定 活動開始 ミニディスクロジャーによる開示 ディスクロ誌に掲載 活動開始 ミニディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 事業再生に向けた積極的取組 群馬県再生支援協議会 再生計画先のアプローチ 群馬県再生支援協議会連絡会 連絡会参加・連携強化 再生支援実績の開示・ノウハウの共有 内外部への実績開示 アプローチ・フォローアップ 連絡会議への参加・情報交換・連携強化 委員会の設立検討 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 担保・保証に過度に依存しない融資の推進等 補足稟議追加 商品開発・検討 取扱期間 経営支援資金の導入・販売 取扱目標 10 億円 ローンレビューの実施 債務者状況把握 内容検討 帝国データバンク活用による新 商品開発検討・販売開始 商品開発・販売開始 内容検討 チャレンジファンドの活用 チャレンジファンドの利用促進 実施 実施 PR 活動 顧客への説明態勢の整備、相談苦情処理機能の強化 顧客への説明態勢整備 規程改訂・運用開始 (苦情・要望・相談取扱規定) 規程改訂・運用開始 ● 苦情処理部門の増員・専担者配置・苦情要望説明の把握、改善制度の導入 (6) ●参加実施 情報交流システム検討 ディスクロジャーによる開示 (3) 分析開始 分析開始 相談苦情処理機能の強化 苦情処理体制の整備 定例検査 苦情処理態勢の強化 説明マニュアル・受取書の見直し 新マニュアルの運用・随時見直し 説明態勢の変更に応じた検査実施 人材の育成 外部研修参加・内部研修実施 能力向上、フォローアップ 目利き養成(実践練習) 審査・支援能力の向上 補足稟議書の導入 現貸出稟議書に追加 中小企業診断士受講者選考 外部研修参加及び受講者による内部研修実施(都度) 参考図書の選定 導入 勉強会実施(実践練習) 受検予定 ● ディスクロジャーによる開示 地域密着型金融推進計画 項目 平成 17 年度 目標 平成 18 年度 平成 19 年度 2. 経営力の強化 (1) リスク管理態勢の充実 市場リスク統合 VaR の導入 統合 VaR への移行 流動性リスク管理の見直し 流動性リスクの日次管理 風評リスクの収集分析体制 リスク管理統括部門の体制構築 組織編制 信用リスク計量化の見直し 貸倒引当金シミュレーションシステム導入 自己資本比率精緻化 新 BIS 対応システム導入 情報開示形態の導入 ディスクロジャー誌掲載 分類整理計画の策定 信用リスクの計量化 (2) 検討開始 統合リスク管理運用開始 運用開始 システム検証 バーゼル動向調査 システム開発 仕様決定 情報収集開始 内容検討・策定開始 システム検証 導入開始 分析検討・形態決定 導入開始 ディスクロ掲載 ● 運用開始 システム移行 基準金利設定、移行 システム移行 企業再生支援システム システム移行 ALM システム 店別収益管理の導入 財務状況登録及び定性情報の項目決定 移行作業 データ更新 動作確認 金利設定考察 有価証券投資 貸出+有価利息≧20 億円/年 審査基準の見直し 融資審査基準書の改訂 事業性支援資金 取扱目標 10 億円 営業店加点評価システムの導入 評価方法の見直し 本格稼動 本格稼動 既存融資金利変更交渉 金利設定・マニュアル整備 移行作業・マニュアル整備 店別収益管理 ALM 仕様調査 投資効果(貸出金利息+有価証券利息≧20 億円) 動作確認・出力確認・入力ルール設定等 本格稼動 収益確認・再投資検討(利息収入が安定的に 20 億円/年以上) 見直し作業(問題抽出・原因分析・改善策・権限枠等) 商品開発・検討 本格稼動 利益計画策定 店別利益計画 シミュレーションシステム 投資協議開始 動作確認・稼動開始 本格稼動 移行作業・動作確認・出力確認・入力ルール設定等 シミュレーションシステムの稼動 運用開始 取扱期間 加点方法の見直し ガバナンスの強化 総代会の機能強化 アンケート実施等 諸規程の改訂 総代選挙規程改訂 アンケート項目検討(機能強化策等) 総代名簿のディスクロ掲載 ディスクロジャー掲載 運用開始(アンケート実施・経営への取込み) 内容検討 規程改訂 総代選挙規程 規程改訂・運用開始 内容検討 その他の規程 (コンプライアンス規程、常勤理事会規程、苦情・要望・相談規程) 規程改訂承認 総代選挙・適用開始 掲載開始 法令遵守(コンプライアンス)態勢の強化 検査規程改訂 営業店検査手法の見直し 規程改訂 新手法による検査開始 役員自らによる臨店指導実施 (コンプライアンス規程改訂) 役員の直接参画 コンプライアンス規程改訂・運用開始 統括部署設置・専担者配置 組織変更・人事異動発令 渉外活動要領の制定 規範要領の作成 規程改訂 改訂規程による検査実施 検査手法の見直し 顧客情報関連(センター還元資料) 改訂規程及び手法見直しによる検査実施 継続的指導開始 規程改訂 コンプライアンス規程 運用開始 コンプライアンス統括部署設置・専担者配置 渉外活動要領制定・運用開始 文書保存規程改訂 顧客情報資料の抜本的見直し 保存文書処分(保管庫掃除) 保存規程に基づくデータの処分(随時) 還元資料の必要性検討 顧客情報のワークフロー化システム開発 (5) 理事会承認 ● 新体制・本格稼動 システム開発 導入協議開始 店別利益計画の導入 (4) 本格稼動開始 規程整備 BIS 管理項目検討 運用開始(風評リスク収集分析構築含む) 収益管理態勢の整備と収益力の向上 格付けシステム導入 (3) 新 BIS 対応精度検証期間 有価証券関係の算定方法考察 導入 システム運用 IT の戦略的活用 新 BIS 自己資本比率システム システム移行 ALM シミュレーション システム移行 (店別収益管理を含む) 入力ルール検討・出力確認(店舗別収益管理を含む) 偽造キャッシュカード対策 (IC 化、生態認証、出金制限等) 出金制限、カード IC 化等 偽造キャッシュカード対策検討 バーゼル動向調査 仕様決定 カード出金制限検討・調査 システム開発 システム稼動 システム検証 システム稼動 取扱開始 IC 化、生態認証の検討・申し込み (6) ATM の利便性向上 (相互入金、他行カード振込機能) ATM 機能の充実 貸倒引当金シミュレーションシステム システム構築・移行 格付けシステム導入 システム構築・移行 基準金利システム導入 (格付システム移行条件) システム構築・移行 企業再生支援システム移行 (格付システム移行条件) システム移行 自己査定支援システム構築 (格付システム移行条件) システム構築・移行 相互入金、他行カード振込機能導入検討 取扱開始 システム開発 導入協議 運用開始 データ更新 動作確認 移行作業 金利設定考察 本格稼動 金利設定・マニュアル整備 本格稼動 既存融資金利変更交渉 移行作業・マニュアル整備 動作確認・稼動開始 動作確認・稼動開始 システム構築、データ移行・マニュアル整備 協同組織中央機関の機能強化 SKC-ALM の運用サポート 中央機関との連携強化 ALM 体制の充実 市場リスク統合 VaR の導入 統合 VaR の導入 有価証券の精緻化 仕組債・満期保有目的債券の計量化 全信組連のサポート・意見交換(パイロット信組) 導入(VaR の検証) 有価証券関係の算定方法考察 新 BIS 対応精度検証期間 精緻化検討 算定方法確定(仕組債、満期保有目的含む)・本格導入・運用開始 本格稼動開始 3. 地域の利用者の利便性向上 (1) 地域貢献に関する情報開示 地域貢献項目の追加開示 支援業務・取組実績開示 総預金に対する貸出金比率 事業者向け貸出金に対する業種別比率 開示項目の検討 ミニディスクロジャーによる開示 開示項目の検討 (3) 開示項目の検討 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 情報収集する仕組・体制整備 利用者の質問・相談等に分かりやすく対 応する仕組みの整備 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 質問・相談等の収集及び整理 回答事例の作成 ホームページによる開示並びにメンテナンス ホームページによる開示並びにメンテナンス 地域の利用者の満足度を重視した金融機関経営の確立 利用者満足度アンケート アンケート調査の反映 (4) ミニディスクロジャーによる開示 概要・取組実績・取組内容等 商品・利便性向上の開示 商品案内・ATM 設置地図等 (インターネットバンキング、キャッシュバック、提携ATM、住宅ローンセンター等) 利用者の質問・相談の対応 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示 アンケート調査実施、回収・集計・分析 アンケート内容と調査先の選定 ● 実施 回収・集計・分析 ● ● アンケート結果報告 ● アンケート結果の経営方針への反映 経営方針反映 ● 地域再生推進のための各種施策との連携等 ぐんま地域金融円滑化推進計画 群馬県産業支援機構の活用 政府系金融機関の連携強化 群馬県制度融資の積極的活用 ランクアップ活動 3 ヶ年計画に基づく支援活動 業績管理 ランクアップ支援活動結果反映 連携強化 18 年度∼21 年度ランクアップ支援計画策定・ランクアップ支援活動実施 15 年度∼17 年度ランクアップ支援活動実施 目標設定 業績管理の実施 目標設定 目標設定 目標設定 業績管理 業績管理の実施 業績管理の実施 目標設定 業績管理の実施 4. 進捗状況の公表 利用者に分かりやすい開示方法 開示方法の改良 公表方法検討 ミニディスクロジャーによる開示 ミニディスクロジャーによる開示 計画の達成、進捗の構成検討 ディスクロジャーによる開示 ディスクロジャーによる開示