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じっけんレシピ - Sigma
じっけんレシピ 〒140-0002 東京都品川区東品川 2-2-24 天王洲セントラルタワー4F Tel: (03) 5796-7330 Fax: (03) 5796-7335 e-mail: [email protected] TBS の調製 TBS(Tris Buffered Saline)は PBS と同様に抗体反応などを利用した実験に使用されます。 一般的な調製方法 1xTBS 1L 用 (最終濃度 0.05 M Tris, 0.138 M NaCl, 0.0027 M KCl) 1. 表に記載された量のトリス塩基、塩化ナトリウム、塩化カリウムを 約 900 ml の水で溶解します。 2. pH を測定しながら塩酸を加え、目的の pH に調製します。 3. pH を調製したら水で 1 L にメスアップします。 4. 溶液はオートクレーブ滅菌して、2-8℃または室温で保存可能で す。 1xTBS 1L 用 製品番号 使用量 トリス塩基 T6791 6.1 g 塩化ナトリウム S7653 8.1 g 塩化カリウム P9333 0.2 g 塩酸 H1758 10xTBS 1L 用 (最終濃度 0.5 M Tris, 1.38 M NaCl, 0.027 M KCl) 1. 表に記載された量のトリス塩基、塩化ナトリウム、塩化カリウムを約 900 ml の水で溶解します。 2. pH を測定しながら塩酸を加え、目的の pH に調製します。 10xTBS 1L 用 製品番号 3. pH を調製したら水で 1 L にメスアップします。 4. トリス塩基 T6791 5. 溶液はオートクレーブ滅菌して、2-8℃または室温で保存可能で 塩化ナトリウム S7653 す。 6. 10xTBS は使用前に水で 10 倍に希釈して使用します(1xTBS、 塩化カリウム P9333 500 ml の調製例: 50 ml の 10xTBS と 450 ml の水を混合)。 塩酸 H1758 使用量 60.6 g 80.6 g 2g プロトコール注意事項 オートクレーブ耐性のある容器(メディウムビンなど)をご使用下さい。オートクレーブの際は、圧力 によって膨張しますので容器のフタを若干緩めて下さい。オートクレーブ後は容器および内容物が非常に熱くなりますの で、取り扱いには十分注意して下さい。オートクレーブ後に急に冷やすと容器が破損する恐れがありますので、急冷せず 自然に冷まして下さい。 TBS-T の調製 TBS-T はウエスタンブロットなどの抗体反応においてバックグランドを減少させるために洗浄用に使用されます。 抗体の発色にアルカリフォスファターゼ(AP)を用いる場合は、PBS に含まれるリン酸が影響を与えるので PBS ではなく TBS を使用します。 TBS-T 1L 用 (最終濃度 0.05% Tween 20) 1L の 1xTBS に 0.5 ml の Tween 20(製品番号 P7949)を加えて混ぜます。 Tween 20 を加えた溶液は当日に使用します。 ※ Tween 20 は粘性が高いので、先端をはさみなどで切り取ったマイクロピペットチップを用いると扱いやすくなります。 お問い合わせ先: 製品の技術的なご質問 価格・在庫のご質問 [email protected] [email protected]