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平成24年第3回全体会議録
第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年8月 31 日 (第1日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第1日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年8月 31 日(金)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第1号) ○開 ○諸 会 般 ○開 報 告 議 日程第1 会議録署名議員の指名 議長指名{ 日程第2 会期及び会期日程の決定 議長発議 日程第3 日程第4 日程第5 日程第6 報告第14号 石 井 平成23年度南さつま市健全化判断比率及び 報告第15号 市長専決処分事項の報告について ・損害賠償の額を定め和解することについて 報告第16号 一括報告 市長専決処分事項の報告について ・損害賠償の額を定め和解することについて 議案第65号 専決処分の承認を求めることについて ・平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第3号) 専決処分の承認を求めることについて ・平成24年度南さつま市特別養護老人ホーム事業特別会 計補正予算(第2号) 日程第8 木 資金不足比率について 議案第66号 日程第7 古 議案第67号 人権擁護委員候補者の推薦について - 3 - 一括上程、説明 日程第9 議案第68号 南さつま市暴力団排除条例 日程第10 議案第69号 南さつま市基金条例の一部を改正する条例 議案第70号 南さつま市防災会議条例及び南さつま市災 日程第11 日程第12 日程第13 日程第14 日程第15 日程第16 日程第17 日程第18 日程第19 日程第20 日程第21 害対策本部条例の一部を改正する条例 議案第71号 財産の取得について 議案第72号 南さつま市公の施設に係る指定管理者の指 定について 議案第73号 南さつま市立学校の廃止について 議案第74号 南さつま市立学校設置条例等の一部を改正 する等の条例 議案第75号 南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等 の一部を改正する条例 議案第76号 権利の放棄について 議案第77号 平成24年度南さつま市一般会計補正予算 (第4号) 議案第78号 平成24年度南さつま市後期高齢者医療特別 会計補正予算(第1号) 議案第79号 一括上程、説明、 平成24年度南さつま市介護保険特別会計補 正予算(第2号) 議案第80号 平成24年度南さつま市土地区画整理特別会 計補正予算(第2号) - 4 - 質疑省略 日程第22 日程第23 日程第24 日程第25 日程第26 日程第27 日程第28 日程第29 日程第30 日程第31 日程第32 日程第33 日程第34 議案第81号 平成24年度南さつま市診療所特別会計補正 予算(第2号) 議案第82号 平成24年度南さつま市交通災害共済特別会 計補正予算(第1号) 議案第83号 平成24年度南さつま市水道事業会計補正予 算(第2号) 議案第84号 平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決 算の認定について 議案第85号 平成23年度南さつま市国民健康保険特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第86号 平成23年度南さつま市後期高齢者医療特別 会計歳入歳出決算の認定について 議案第87号 平成23年度南さつま市介護保険特別会計歳 入歳出決算の認定について 議案第88号 平成23年度南さつま市簡易水道事業特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第89号 平成23年度南さつま市漁業集落環境整備事 業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第90号 平成23年度南さつま市農業集落排水事業特 別会計歳入歳出決算の認定について 議案第91号 平成23年度南さつま市土地区画整理特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第92号 平成23年度南さつま市診療所特別会計歳入 歳出決算の認定について 議案第93号 平成23年度南さつま市交通災害共済特別会 計歳入歳出決算の認定について - 5 - 日程第35 日程第36 日程第37 日程第38 日程第39 ○休憩 議案第94号 平成23年度南さつま市特別養護老人ホーム 事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第95号 平成23年度南さつま市水道事業会計未処分 利益剰余金の処分について 議案第96号 平成23年度南さつま市水道事業会計決算の 認定について 議案第97号 平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津 病院事業会計決算の認定について 予決算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について 議長発議 予決算特別委員会正・副委員長の互選 ○互選の結果報告 議長 日程第40 議長発議 ○散 請願等の付託 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 6 - 1.会議に出席した議員(21名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 7番議員 古 木 健 一 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 研 一 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 博 1.会議に欠席した議員(1名) 14 番議員 下 野 認 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(20名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 柴 田 達 朗 長 出 口 定 昭 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 総 務 企 画 部 税 務 課 長 中 村 千 尋 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 産業おこし部 商工政策課長 園 田 親 久 産業おこし部 農林整備課長 織 田 酉 男 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 彦 建 設 部 都市整備課長 下 薗 光 生 教 育 部 教育総務課長 神 前 満 隆 教 育 育 部 - 7 - 市 設 部 仁 △ ○議長(大原俊博) 開 会 午前10時00分 ただ今から、平成24年第3回南さつま市議会定例会を開会します。 ここで諸般の報告を行います。 まず、南さつま市監査委員から、例月出納検査の結果について報告がありましたが、その都 度写しを送付してありますので御了承願います。 次に、6月定例会以降の諸般事項については、お手元に配付のプリントのとおりであります が、このうち若干補足いたしますと、7月12日東京で開催されました第4回国と地方の協議の 場等に関する特別委員会では、正副委員長の互選の後、第30次地方制度調査会の動向について、 全国市議会議長会関谷会長から調査会の開催状況と協議事項について説明・報告があり、引き 続き事務局から、国と地方の協議の場等の動向について及び今後の運営について説明がありま した。 なお、今後の特別委員会の会議日程については、国と地方の協議の場及び分科会の状況に応 じ、随時開催したいとのことでした。 次に、7月19日、志布志市で開催されました鹿児島県市議会議長会定期総会では、本市と枕 崎市、日置市及びいちき串木野市の4市共同提出の「国道270号の早期整備促進について」と、 本市ほか4市共同提出の「国道226号の早期整備促進について」など22件の議案を審議・決定 し、その実現に向けて運動を進めることになりました。 また、九州市議会議長会理事会への本県提出議案として「南九州地域の交通網の整備促進に ついて」と「国民健康保険制度の安定化について」の2件を決定し、残り20件は要望・陳情活 動等で対応することになりました。 以上、議会の諸般報告について、補足して説明を終わります。 △ ○議長(大原俊博) 議 これから本日の会議を開きます。 △ ○議長(大原俊博) 開 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に古木健一議員と石井博美議員を指名します。 △ ○議長(大原俊博) 日程第2 会期及び会期日程の決定 次に、日程第2、会期及び会期日程の決定を議題とします。 本定例会の会期及び会期日程については、8月24日に開かれた議会運営委員会で、会期は本 日から9月28日までの29日間とし、会期中の日程はお手元に配付してある会期日程表のとおり - 8 - 意見の一致をみています。 そのように決定することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、本定例会の会期及び会期日程は、そのように決定しました。 ○議長(大原俊博) △ 日程第3 報告第14号から △ 日程第5 報告第16号まで 次は、日程第3、報告第14号平成23年度南さつま市健全化判断比率及び 資金不足比率についてから、日程第5、報告第16号市長専決処分事項の報告について、損害賠 償の額を定め和解することについてまでの、3件を一括議題といたします。 市長の報告を求めます。 [本坊輝雄市長登壇] ○市長(本坊輝雄) おはようございます。平成24年第3回定例市議会の開会に当たり、本日 提出いたしました報告について、御説明申し上げます。 まず、報告第14号平成23年度南さつま市健全化判断比率及び資金不足比率については、地方 公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成23年度決算に係る実質赤字比率、連 結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率並びに公営企業に係る資金不足比率につい て報告するものであります。 まず、実質赤字比率につきましては、実質収支が6億5,564万8,000円の黒字決算となったこ とにより、なしとなっております。 次に、連結実質赤字比率につきましては、全会計が黒字決算又は資金剰余となったことによ り、なしとなっております。 次に、実質公債費比率につきましては、平成23年度の単年度比率は10.5パーセント、平成21 年度からの3年平均では12.1パーセントとなり、前年度より1.7ポイント改善されております。 次に、将来負担比率につきましては、65.3パーセントとなり、前年度より19.0ポイント改善 されております。 次に、公営企業における資金不足比率につきましては、すべての公営企業で資金剰余となっ たことにより、なしとなっております。 以上のとおり、平成23年度南さつま市の決算における健全化判断比率及び資金不足比率につ きましては、いずれも法律で定められた早期健全化基準及び経営健全化基準以下の比率となっ ております。 次に、報告第15号及び第16号市長専決処分事項の報告については、平成24年1月16日、金峰 町宮崎の塘バス停前交差点の国道270号において発生した人身及び物損事故について、運転者、 - 9 - 同乗者それぞれと損害賠償額を定めて和解するため、専決処分したものであります。 以上で、報告についての説明を終わります。 ○議長(大原俊博) △ 日程第6 議案第65号から △ 日程第17 議案第76号まで 次に進みます。次は、日程第6、議案第65号専決処分の承認を求めるこ とについて・平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第3号)から日程第17、議案第76号権 利の放棄についてまでの議案12件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 [本坊輝雄市長登壇] ○市長(本坊輝雄) 先の定例市議会以後、これまでの諸般の経過、当面する市政の諸課題に ついて、御説明申し上げます。 8月1日、東京都で行われた交通安全子ども自転車大会全国大会に鹿児島県代表として出場 した長屋小チームは、14位という素晴らしい成績を残しました。このような自転車大会を通じ て、各学校や地域全体で、交通ルールを守り、交通安全に関する意識を高めるなどの取組を進 め、交通事故のない安心安全なまちづくりに努めてまいります。 民間の実情や意識などを学び、人間力の向上を目指して、採用3年目までの職員9名を、7 月18日から8月3日まで、水溜食品、新澤産業など市内6事業所で、2日間ずつ研修させまし た。7月25日には、採用4年から6年の職員9人に、公務員としての心がけや行政の担い手と して求められることなどについて、直接講話を行いました。また、8月7日には、県庁雇用労 政課長の桑木野清美氏を講師に招き、主任主査等の女性職員38人が、組織のリーダー的職員の 役割などについて研修を受けました。さらに、新採用職員3人には、10月22日から26日までの 5日間、指宿白水館において研修させることとしております。今後とも、職員の意識改革を図 る研修を行ってまいりたいと考えております。 「竹田神社夏祭り」が7月23日に開催され、水車からくりの公開や士踊などの奉納、各種武 道・演芸大会などが行われ、多くの見物客で賑わいました。 また、22日から開催された「いろは歌ふれあい散策フェスタ」では、子ども灯篭などが武家 屋敷周辺などに設置され、祭りに彩りを添えました。さらに、「歴史散策スタンプラリー」、加 世田麓の旧鰺坂家住宅の公開や収蔵品展などが行われ、まちなみ保存に向けた交流会も開催さ れました。 通学路の安全確保を図るため、市教育委員会、建設部をはじめ、学校、PTA、地域住民、 警察、県南薩振興局等による合同点検を7月23日から8月8日にかけて、19小学校区で行いま した。この点検結果を受けまして、改善が必要な箇所については関係機関と協議し、早急な対 策に努めてまいります。 - 10 - 7月25日、岩崎針本地区の市有地4.3ヘクタールを20年間借り受け、メガソーラーを建設す るSky Solar Japan株式会社と、現地で立地協定を締結いたしました。協定で は、自然環境を活かした地域振興に協力することなどが定められており、本市の施策である 「人と自然の共生する環境にやさしいまちづくり」に貢献いただけるものと期待しているとこ ろであります。 地域の資源や機能等の活用を図りながら、子どもから高齢者まで安心安全に暮らせる地域社 会の発展に寄与することを目的として、7月27日、鹿児島大学の吉田学長と健康長寿まちづく り推進事業に関する連携協定を締結いたしました。この協定によりまして、食養生・医食同源 を通じて医療費の抑制、介護予防が図られるよう幅広く連携してまいりたいと考えております。 7月30日、鹿児島大学の片岡准教授を講師に教育講演会を開催し、特別支援教育の推進につ いて、教員約220人が理解を深めました。また、8月2日には、よりよい指導法や指導技術を 学ぶため指導技術錬成講座を開催し、教員約100人が参加し、授業づくりについて知識を深め ました。 「心豊かでたくましい青少年の育成」を図るため、市内各地域で、小・中学生を対象とする 様々な体験活動を7月から8月にかけて実施しました。笠沙では、カヌー体験・定置網の網上 げや魚釣り体験の「ふるさと海の冒険隊」、大浦では、「東シナ海遠泳大会」や、登山・竹筒ご 飯作り・パラグライダー体験等の「ふるさと亀ヶ丘冒険隊」、金峰では、山口県・島根県を訪 ねる「歴史探訪ふれあいの旅」等が行われました。さらに、坊津では、玉川大学水泳部員によ る泳法指導「エンジョイスイミング」が開かれ、坊津学園との交流が行われました。また、加 世田青年会議所によるサマースクール2012も南薩少年自然の家で実施され、キャンプ実技講習 会や星空観察会、ほかに文化財探検等も行われました。 「青少年ふるさと美化活動」では、市内全域に渡って環境美化活動が展開されるとともに、 万之瀬川河口のクリーン作戦では、国指定天然記念物ハマボウ群落の保護活動も進められまし た。今後も、自然や歴史・文化を活かした様々な体験活動の機会拡充に努めてまいりたいと考 えております。 8月10日、11日の両日、九州管内の大学や大学院、工業高等専門学校の学生・教員約110人 が参集し、「2012年度日本建築学会九州支部都市計画委員会夏季セミナー」が、いにしへホー ルと市民会館で開催されました。11日には、学生による「加世田麓や本町地区のまちづくり」 についての公開報告会があり、また、まちづくりに関する提言もいただきました。 8月17日、第4回南さつま市児童・生徒会サミットを開催しました。「南さつま市の子どもた ちにできるボランティア活動を進めよう」をテーマに掲げ、これまで行ってきた各中学校及び 益山小学校の実践活動を基に、各学校代表の児童生徒が熱心に協議しました。 人権同和問題啓発強調月間中の8月24日、「差別をなくし、ともにささえ合うまち なで広げよう 人権の輪 -みん -」をテーマに、「南さつま市人権教育講演会」を開催し、市民一 - 11 - 人ひとりの人権尊重意識の拡充について、みんなで確かめ合いました。 なお、来る9月2日、南さつま市民会館周辺において実施する防災訓練に、今回新たに陸上 自衛隊第12普通科連隊、国土交通省九州地方整備局鹿児島国道事務所が参加いたします。また、 入所施設を持つ社会福祉法人と災害時の非常用物資支援協力に関する協定を締結することとし ております。 9月5日、葡萄園玉助さんの「南さつま音頭」がキングレコードから発売されますが、来る 9月22日の南さつまフェスタふるさと総踊りにおいて、踊りが初披露されることとなっており ます。 開催が1年後に迫っております「鑑真大和上没後1250年祭」や本市の観光、特産品をピーア ールするため、11月23日金曜日ふれあいかせだにおいて「鑑真大和上に学ぶ集い」を開催しま す。映画「天平の甍」の上映や唐招提寺の執事の方などをお呼びしてのシンポジウムの開催、 各種出店ブース・体験コーナーなど盛りだくさんの内容を計画しております。 それでは、本日提案いたしました専決処分、条例等の議案12件について、提案理由を御説明 申し上げます。 まず、議案第65号専決処分の承認を求めることについては、平成24年度南さつま市一般会計 補正予算(第3号)を専決処分したので、議会の承認を求めるものであります。 今回の補正は、歳入歳出予算及び地方債の補正であります。 まず、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,266 万1,000円を追加したものであります。 補正予算の歳出の内容につきましては、去る6月の集中豪雨による農林水産施設、公共土木 施設等に係る災害復旧費等の増額補正であります。 一方、歳入につきましては、国県支出金、市債等の特定財源は、歳出補正予算に対応する額 を計上し、一般財源には前年度繰越金を計上いたしました。 次に、地方債の補正につきましては、災害復旧事業に係る地方債を追加いたしました。 次に、議案第66号専決処分の承認を求めることについては、平成24年度南さつま市特別養護 老人ホーム事業特別会計補正予算(第2号)を専決処分したので、議会の承認を求めるもので あります。今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 787万2,000円を追加したものであります。補正予算の歳出の内容につきましては、去る7月21 日早朝、和楽苑に落雷があり、被災した電気設備等の復旧経費に係る増額補正であります。一 方、歳入につきましては、前年度繰越金を計上いたしました。 次に、議案第67号人権擁護委員候補者の推薦については、人権擁護委員候補者として片平豊 喜氏を推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。 次に、議案第68号南さつま市暴力団排除条例については、市民、事業者及び行政が一体とな って市民生活や社会経済活動の場から暴力団を排除し、安全で平穏な市民生活の確保と健全な - 12 - 社会経済活動の発展を図るため、この条例を制定しようとするものであります。 次に、議案第69号南さつま市基金条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。 まず、南さつま市土地開発基金につきましては、基金の額について錯誤が判明したことから、 これまで予算を通じて同基金から一般会計へ繰り入れた額も併せて整理するため、南さつま市 緊急経済対策事業基金、南さつま市介護従事者処遇改善臨時特例基金及び南さつま市生活環境 基盤整備基金につきましては、失効期限を経過したため、南さつま市きめ細かな交付金基金に つきましては、設置目的が達成され、基金残高も皆無となったことから廃止するため、所要の 改正をしようとするものであります。 次に、議案第70号南さつま市防災会議条例及び南さつま市災害対策本部条例の一部を改正す る条例については、災害対策基本法の一部を改正する法律が平成24年6月27日から施行され、 大規模広域な災害への対応の強化を図るため、防災会議については諮問的機関としての機能を 強化し、災害対策本部については災害応急対策を一元的に実施することとされたことに伴い、 所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第71号財産の取得については、消防ポンプ自動車2台を取得することについて、 議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第72号南さつま市公の施設に係る指定管理者の指定については、りんりんかせだ の指定管理者の指定期間が平成24年12月9日をもって満了となることから、引き続き指定管理 者を指定するため、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第73号南さつま市立学校の廃止については、大坂小学校、大田小学校及び白川小 学校の3小学校、笠沙中学校及び大浦中学校の2中学校、並びに加世田幼稚園を平成25年4月 1日から廃止することについて、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第74号南さつま市立学校設置条例等の一部を改正する等の条例については、大坂 小学校、大田小学校及び白川小学校を平成25年4月1日から廃止して、阿多小学校に同日から 統合し、笠沙中学校及び大浦中学校を平成25年4月1日から廃止して、大笠中学校を同日から 現大浦中学校の位置に設置し、坊津学園小学校及び坊津学園中学校を平成25年4月1日から現 高太郎公園の位置に移転・設置し、並びに加世田幼稚園を平成25年4月1日から廃止すること に伴い、南さつま市立学校設置条例ほか3条例について所要の改正をし、南さつま市立幼稚園 保育料等徴収条例を廃止しようとするものであります。 次に、議案第75号南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等の一部を改正する条例について は、平成25年4月1日からの金峰地区3小学校及び笠沙中学校・大浦中学校の再編、並びに坊 津学園小学校及び坊津学園中学校の現高太郎公園の位置への移転・設置に伴い、学校施設、普 通公園及び体育施設について整理するため、南さつま市立学校施設等使用料徴収条例ほか2条 例について、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第76号権利の放棄については、野間池診療所及び笠沙診療所における平成19年度 - 13 - の診療収入の私的流用分956,270円について、協力金として納入があったことから、その額に ついて不法行為に基づく損害賠償債権を放棄しようとするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わりますが、詳細については、関係課長から説明をさせますの で、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○総務課長(松原哲郎) それでは、議案第68号南さつま市暴力団排除条例につきまして御説 明申し上げます。 暴力団はその威力を利用し、事件を引き起こしたり、悪質違法な資金獲得活動等を行い、市 民や事業者に脅威を与え、市民の安全で平穏な生活を脅かすとともに、社会経済活動にも悪影 響を与えています。暴力団の脅威を排除するため、国では、平成3年に暴力団員による不当な 行為の防止等に関する法律が制定され、鹿児島県では、鹿児島県暴力団排除活動の推進に関す る条例が平成22年4月1日に施行されています。今回の条例案は、市町村が行う契約や事務事 業からの暴力団排除の徹底及び青少年に対する暴力団排除教育の徹底等の規定を盛り込んだ条 例を県下全域で制定しようとするもので、南さつま警察署から依頼があったものでございます。 議案書23ページを御覧ください。条例案の内容でありますが、まず、第1条は目的であります。 暴力団の排除に関し基本理念を定め、市、市民及び事業者の役割を明らかにすることにより、 社会全体で暴力団の排除を推進し、市民の安全で平穏な生活の確保を図ろうとするものです。 第2条は、定義、第3条で暴力団排除に対しての基本理念を定め、第4条から第9条で市、市 民及び事業者の役割、責務等をうたってあります。第10条は資金源の封圧のため、祭礼等から の排除、第11条は、暴力団犯罪に巻き込まれたり、暴力団に加入することを防止するため、青 少年への教育について規定を設けてあります。第12条では、暴力団の威力利用の禁止、第13条 では、暴力団への利益供与の禁止という内容となっております。 以上で説明を終わります。御審議をよろしくお願いいたします。 ○教育総務課長(神前満隆) それでは、議案第75号南さつま市立学校施設等使用料徴収条例 等の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。 今回の条例改正は、学校再編及び坊津学園小・中学校の移転に伴いまして、関連する南さつ ま市立学校施設等使用料徴収条例、南さつま市普通公園条例及び南さつま市体育施設条例の一 部を改正しようとするものでございます。なお、これらの条例改正の照明設備使用料につきま しては、平成23年第4回9月定例市議会におきまして、電灯の消費電力を基に施設規模を比較 し、料金の設定を行ったところであり、今回も、その使用料算定を基準に定めたものでありま す。それでは、議案資料の新旧対照表に基づきまして説明いたします。 まず、第1条の南さつま市立学校施設等使用料徴収条例の一部改正につきましては、12ペー ジから13ページでございます。別表括弧1の屋内運動場照明設備では、現行の大浦中学校を大 笠中学校とし、笠沙中学校を削除。坊津学園小学校、坊津学園中学校を削除し、坊津学園とし て、全面・3分の2面、半面、3分の1面使用に区分して、それぞれ使用料を定めたものでご - 14 - ざいます。また、白川小学校、大田小学校、大坂小学校につきましては、削除するものでござ います。次に、括弧2の特別教室等設備では、笠沙中学校と坊津学園小学校、坊津学園中学校 を削除するものです。括弧3の屋外照明施設では、白川小学校、大坂小学校、大田小学校を削 除するものでございます。 次に、第2条の南さつま市普通公園条例の一部改正につきましては、14ページから19ページ でございます。これまで高太郎公園は、有料普通公園でしたが、坊津学園の開校によりまして、 多目的広場のみを有料普通公園施設として残し、総合運動場、総合体育館を学校施設に、庭球 場と総合運動場照明施設を体育施設に変更するものです。別表第1で普通公園の名称及び所在 地を、多目的広場の地番に、別表第2では、有料普通公園施設の名称を多目的広場とし、別表 第3で多目的広場の使用料を使用者に分かりやすいように1時間単位で定めたところです。第 3条の南さつま市体育施設条例の一部改正につきましては、20ページから23ページでございま す。普通公園条例の高太郎公園庭球場、高太郎公園ナイター施設を体育施設条例に定め、また、 現在の坊津学園小学校・中学校の運動場・体育館を坊地区運動場、坊地区体育館、泊地区運動 場、泊地区体育館に、また、大坂、大田、白川各小学校の運動場及び体育館・ナイター施設を それぞれ体育施設とし、使用料をそれぞれ定めるものでございます。以上で詳細説明を終わり ます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(大原俊博) △ 日程第18 議案第77号から △ 日程第38 議案第97号まで 次は日程第18、議案第77号平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第 4号)から日程第38、議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決算 の認定についてまでの議案21件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 [本坊輝雄市長登壇] ○市長(本坊輝雄) それでは、本日提案いたしました補正予算、決算の認定等の議案21件に ついて、提案理由を御説明申し上げます。 まず、議案第77号平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第4号)について、御説明申し 上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算、債務負担行為及び地方債の補正であります。 まず、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に6億7,898万1,000円を追 加しようとするものであります。 補正予算の内容につきまして、歳出から主なものを申し上げます。 総務費では、減債基金積立金、自治会活動促進事業、くじら骨格展示施設整備事業等の増額 補正であります。 - 15 - 次に、民生費では、地域介護・福祉空間整備等施設整備事業、地域支え合い事業等の増額補 正であります。 次に、労働費では、緊急雇用創出事業として新たに食養生による健康づくり事業の増額補正 であります。 次に、農林水産業費では、力みなぎる南薩ブランド振興対策整備事業、儲かる農林水産「彩 生」事業、ふるさとの森再生事業等の増額補正であります。 次に、土木費では、急傾斜地崩壊対策事業等の増額補正であります。 次に、消防費では、はしご車のオーバーホールに係る南薩地区消防組合負担金の増額補正で あります。 次に、教育費では、学校再編事業、阿多小学校及び大浦中学校の改修事業等の増額補正であ ります。 次に、公債費では、地方債残高や後年度の支払利子の削減を図るため、銀行等縁故資金の繰 上償還費の増額補正であります。 一方、歳入につきましては、国県支出金、市債等の特定財源は、歳出補正予算に対応する額 を計上し、一般財源には財産収入、前年度繰越金等を計上いたしました。 次に、債務負担行為の補正につきましては、サイクリングターミナル「りんりんかせだ」の 借地及び指定管理に係る指定管理料を追加するものであります。 次に、地方債の補正につきましては、生活基盤整備事業、河川砂防事業及び義務教育施設整 備事業に係る借入限度額の変更であります。 次に、議案第78号平成24年度南さつま市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につい て、御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に124万5,000円を追加しようと するものであります。 補正予算の歳出の主な内容につきましては、鹿児島県後期高齢者医療広域連合のシステム機 器の更新に伴い、窓口端末の入替等に係る増額補正であります。 一方、歳入につきましては、一般会計繰入金及び前年度繰越金を計上いたしました。 次に、議案第79号平成24年度南さつま市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、御 説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に4,142万4,000円を追加しよう とするものであります。 補正予算の歳出の主な内容につきましては、高齢者元気度アップ・ポイント事業のほか、平 成23年度保険給付費及び地域支援事業費の精算に伴う国、県及び支払基金への償還金、一般会 計への繰出金の増額補正であります。 一方、歳入につきましては、国県支出金、支払基金交付金及び前年度繰越金等を計上いたし - 16 - ました。 次に、議案第80号平成24年度南さつま市土地区画整理特別会計補正予算(第2号)について、 御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に9,807万9,000円を追加しよう とするものであります。 補正予算の主な内容につきましては、保留地処分金による繰上償還費等の増額補正でありま す。 次に、議案第81号平成24年度南さつま市診療所特別会計補正予算(第2号)について、御説 明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に395万8,000円を追加しようと するものであります。 補正予算の歳出の内容につきましては、診療収入の私的流用に係る補助金返納の増額補正で あります。一方、歳入につきましては、一般会計繰入金及び前年度繰越金を計上いたしました。 次に、議案第82号平成24年度南さつま市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について、 御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に7万2,000円を追加しようと するものであります。 補正予算の歳出の内容につきましては、交通災害共済制度のあり方検討委員会開催経費の増 額補正であります。 一方、歳入につきましては、前年度繰越金を計上いたしました。 次に、議案第83号平成24年度南さつま市水道事業会計補正予算(第2号)については、今後 の水需要に対応し、安全で安定した水を供給するために、新たな測量設計の必要が生じたこと から、資本的支出の配水設備工事費について増額しようとするものであります。 次に、議案第84号から第94号まで、第96号及び第97号については、平成23年度一般会計、特 別会計及び企業会計の決算認定についての案件であります。 平成23年度の一般会計、特別会計及び企業会計の収支状況及び執行内容につきましては、一 般会計、特別会計の歳入歳出決算書、事項別明細書及び主要な施策の成果説明書並びに企業会 計の決算書等を添えてありますので、それぞれの会計の具体的な説明は省略させていただきま すが、財政状況につきまして、普通会計決算統計に基づき、概要を御説明申し上げます。 まず、歳入歳出決算額では、前年度と比較すると歳入で24億円、歳出で22億円、率にして9 パーセントを超える大幅な減額となりましたが、実質収支は、6億5,564万8,000円となり、財 源不足による財政調整基金の繰入れをすることなく収支の均衡を図ることができました。 増減の主な要因は、歳入では、地方交付税、国庫支出金の減額のほか、建設事業や基金造成 に伴う市債が大幅に減額となりました。 - 17 - 歳出では、人件費、公債費の減額のほか、経済対策事業等の縮小による建設事業や合併特例 債による基金積立金が減額となりました。 次に、平成23年度末における地方債の残高は、290億9,182万9,000円となり、前年度末と比 較しますと9億3,687万2,000円、率にして3.1パーセントの減となりました。今後も、起債事 業の厳しい選択や繰上償還の実施等により、計画的に残高を減らしていくとともに、後年度地 方交付税で措置されるものを優先して借り入れ、将来の財政負担の軽減を図ってまいります。 一方、平成23年度末における基金の残高は、84億2,726万8,000円となり、前年度末と比較し ますと13億7,595万2,000円、率にして19.5パーセントの大幅な増となりました。今後も可能な 限り基金の額を確保し、新たな財政需要に対応できるように努めてまいります。平成23年度の 決算におけるその他の主な財政指標につきましては、財政力指数が0.28で前年度より0.01ポイ ント低下しました。また、財政の弾力性を示す数値であります経常収支比率は90.8パーセント で前年度より0.3ポイント増加しましたが、主な要因は普通交付税の減額等によるもので、今 後も引き続き経常経費の削減に努めてまいります。平成23年度の各会計の決算におきましては、 市民目線・現場主義を基本に、市民が安心して暮らせるための福祉、医療、介護等の充実、子 育て支援の強化、地場産業の再生、市民活動の活性化などを重点に、地域の特色を活かした分 権時代にふさわしい自主的・主体的なまちづくりを積極的に推進する一方、行政改革大綱に基 づき、経費全般について節減合理化を図り、各会計とも概ね収支の均衡を図ることができまし た。 各会計の執行に当たりましては、議会をはじめ、各執行機関、市民各位の深いご理解とご協 力により、相応の成果が得られましたことに対しまして衷心から敬意と感謝を申し上げます。 次に、議案第95号平成23年度南さつま市水道事業会計未処分利益剰余金の処分については、 地方公営企業法第32条第2項の規定により、平成23年度南さつま市水道事業会計決算において 生ずる未処分利益剰余金1億648万2,931円のうち9,000万円を建設改良積立金に積み立て、残 余を繰り越そうとするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わりますが、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げ ます。 ○議長(大原俊博) 議案第77号から議案第97号までの議案21件については、議長を除く全議 員をもって構成する特別委員会を設置し審査することにしていますので、質疑を省略したいと 思いますが、御異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって質疑は省略することに決定しました。 △ 日程第39 予決算特別委員会の設置、付託及び委員の選任について - 18 - ○議長(大原俊博) 次は、日程第39、予決算特別委員会の設置、付託及び委員の選任につい てを議題といたします。 お諮りいたします。議案第77号から議案第97号までの議案21件については、議長を除く21人 の委員をもって構成する予決算特別委員会を設置し、これに付託して審査したいと思いますが、 御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第77号から議案第97号までの議案21件については、議長を除く21人の委員 をもって構成する予決算特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。 次に、委員の選任についてお諮りします。ただ今設置されました予決算特別委員会の委員に 南さつま市議会委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く21人の議員を指名したいと 思います。ただし、監査委員である下野認議員については、申合せにより、決算審査に限り除 くものとすることといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、ただ今指名しました21人の議員を予決算特別委員会の委員に選任することに決 定しました。 ここで予決算特別委員会の正副委員長互選のため、委員の方は第1委員会室で特別委員会を 開いていただきたいと思います。 休憩いたします。 ○議長(大原俊博) 休憩 午前10時50分 再開 午前11時03分 再開いたします。 予決算特別委員会の正副委員長互選の結果を報告いたします。 委員長に上園邦丸議員、副委員長に上村研一議員がそれぞれ互選されました。 以上で報告を終わります。 △ ○議長(大原俊博) 日程第40 請願等の付託 次は、日程第40、請願等の付託を行います。 去る6月定例会後、締切日までに受理した請願及び陳情については、お手元に配付の文書表 のとおり所管の委員会に付託いたします。 以上で、本日の日程はすべて終了しました。 - 19 - ここで念のため申し上げます。次の本会議は9月3日から開き、一般質問を行います。 本日は、これで散会いたします。 散 会 午前11時04分 - 20 - 第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年9月3日 (第2日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第2日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年9月3日(月)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第2号) ○開 日程第1 1 石原 議 通告順 一般質問 哲郎 議員 (防災・農業振興・体育施設整備・駐車場整備 2 貴島 修 議員 (青年の登用、南薩一体の観光、三セク 3 今村建一郎 清水 春男 等) 議員 (農業関係について 4 等) 議員 (南さつま市の統一は旧町の活性化で決まる ○散 等) 等) 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 21 - 1.会議に出席した議員(21名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 14 番議員 下 野 認 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 一 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 研 博 1.会議に欠席した議員(1名) 7番議員 古 木 健 一 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(23名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 柴 田 達 朗 長 出 口 定 昭 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 総 務 企 画 部 税 務 課 長 中 村 千 尋 市 民 福 祉 部 市民生活課長 鮫 島 一 誠 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 市 民 福 祉 部 子ども応援室長 野 村 徹 産業おこし部 農水振興課長 永 田 洋一郎 産業おこし部 観光交流課長 宇 都 美 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 教 育 育 部 勝 - 22 - 市 設 部 仁 彦 建 設 部 都市整備課長 下 薗 光 生 教 育 部 生涯スポーツ 課 長 宮 内 寿 海 教 育 部 教育総務課長 - 23 - 神 前 満 隆 △ ○議長(大原俊博) 開 午前10時00分 ただ今から、本日の会議を開きます。 △ ○議長(大原俊博) 議 日程第1 一般質問 日程第1、一般質問を行います。 発言通告者は10人であります。本日から9月5日までの3日間に分けて行います。 質問者、答弁者とも簡潔に御発言くださるようお願いいたします。 通告順に発言を許可いたします。 まず、石原哲郎議員の発言を許可します。 [石原 ○12番議員(石原哲郎) 哲郎議員 一般質問席] 午前10時00分 今年の夏は、4年に1回のオリンピックイヤーでありました。日 本人選手の大活躍によりまして眠れない夜が、大分続いたようであります。また非常に心配さ れておりました計画停電でしたけれども、たくさんの方々の節電への協力、また、電力会社の 努力もございまして、何とか乗り越えようとしているようでほっとしているところでございま す。一般質問7項目ございますので、1項目目から質問をさしていただきたいと思います。 まず、防災についてでございますが、昨日は、市主催によります防災訓練が行われました。 台風接近による大雨洪水警報が発令され、土砂災害警報が発令された。また、加世田川、万之 瀬川の水位が避難判断水位を超過したため、危険水域を対象に避難勧告を発令。避難所の開設 と並行し、避難誘導をすると、また、その後、東シナ海を震源とする強い地震が発生し、加世 田地区で震度6を観測、建物の崩壊や火災が発生したという想定で行なわれました。本年の炊 き出しの際、特に気づいた点でありますが、昨年は、薪を利用しての炊き出しということでご ざいましたが本年は、プロパンガスでの対応ということで、より実態に即しているのかなとい うような感じも受けたところでございます。また、四、五日前から、南海トラフ地震の被害想 定というのも出されまして、防災の日を中心に、テレビ、新聞等、報道で非常に数多くの防災 関係の放映がなされたところであります。このような中、7月には九州北部豪雨がございまし た。大分、福岡、熊本、軒並み被害を受けました。私が非常に心配しているのは、梅雨前線が、 前回の場合は九州北部に停滞したわけですが、南下しまして、本市の近くに南下した場合、時 間雨量80ミリ、100ミリというのが、非常に何といいますか、昔は非常に珍しかったんですが、 近ごろもう頻繁にあるというようなことで、このぐらいの雨が断続的に降りますと、どんな川 でも氾濫するのではないかと私は考えておりますが、当局の見解をお伺いします。また、この ようなときの避難体制についてあわせてお伺いします。 ○市長(本坊輝雄) おはようございます。ただ今、防災についてのお尋ねでありますが、ま ずもって昨日は、平成24年度の南さつま市防災訓練を、この加世田、川畑地区を拠点に開催を さしていただきました。20団体、1,500名近い方々が御参加をいただき、昨年の震災後のいろ - 24 - んな各地での被災地での対応等を踏まえて参考にさしていただきながら、それぞれ訓練をいた したところであります。特に今回は、陸上自衛隊の第12普通科連隊並びに国土交通省九州地方 整備局鹿児島国道事務所の参加のもと、これまでの海上保安庁、そしてまた、県南薩地域振興 局、防災ヘリ、そしてまた、市内の消防、医療福祉関係機関の皆様方の御協力をいただきまし ての開催でありました。住民の皆さん方を大変いろんなことで自助ということを重点的に自ら、 それぞれの対応をお願いしましょうということ等も、メニューの中に入れさしていただきまし たが、大変積極的に適切に対応をいただいたこと、大変実り大きい防災訓練であったと受け止 めているところでありますが、その防災訓練で今想定いたしましたように、万之瀬川、加世田 川、大谷川の水位が、避難判断水位を超過したというようなこと等での想定でありましたが、 豪雨も御案内のとおり、雨の降り方が、ゲリラという言葉が生まれるようになったわけであり ますが、ゲリラ豪雨が、短時間にそして、局地的に多量の雨が降るというような状況になって おります。また7月の九州北部豪雨では、気象庁がこれまでに経験したことのない大雨になっ ていると発表をいたしているとおり、記録的な大雨による災害が、発生しているところであり ます。このような記録的な大雨の可能性は、どの地域でもあると考えております。過去、本市 においても、大雨による河川の氾濫等の被害が、それぞれの各地でございます。河川の改修も 進んでいるわけでありますが、まだまだ、これから改修を求める箇所は多いわけであります。 雨量によっては河川の氾濫や土砂災害が起こることは考えられることでありますし、万之瀬川、 加世田川につきましても、水防団の待機とか、氾濫の注意、避難判断、氾濫の危険の各段階の 水位が設定されているところであります。大雨時には、気象庁の情報や、県の河川水位の情報、 土砂災害予測情報、職員や消防団員の巡視等の情報により、河川等の状況把握に努め、災害に 対する警戒を怠ることがないようにしなければならないと考えております。また、避難につき ましては、収集した情報により対応を判断することになっておりますが、具体的な対応につき ましては、警戒本部、又は対策本部を設置し、迅速かつ適切な対応をしてまいりたいと考えて いるところであります。 ○12番議員(石原哲郎) 昨日の訓練にもございましたが、いろんなことを参考にしながら、 雨というのは非常に一定ではございません。強く降ったり、弱く降ったり、長く降ったり、非 常にその時々によって対応がまちまちであろうと思いますので、それに対応して、とにかく避 難体制を確立していただきたいと、こういうふうに思っております。 続きまして、災害時の備蓄についてお伺いします。現段階でまず、何箇所に、何日分、何人 分ぐらいのがまず備蓄されているか。そして、今後、目標に達しているのか、その辺をお伺い したいと思います。 ○総務企画部長(山口力三) 災害時におけます食料の備蓄状況でございますけれども、現在、 市としての備蓄につきましては、昨年、保存用の水2リットル入りを2,760本購入し、本庁、 各支所に保管しているところでございます。本年度は、ビスケット1,200缶を購入することと - 25 - しております。保存しております水についてでございますが、地域防災計画では、被災直後1 人1日3リットルを確保するとこういうことになっておりますので、現在の保存の量は1,840 人 の 1 日 分と な り ま す。 ま た ビ スケ ッ ト に つき ま し て は1 食 に つ き1 缶 と な りま す ので、 1,200食分を保存しているとこういうことでございます。また社会福祉法人あやの会とは、平 成18年にあやの会が貯蔵しております食料、生活必需品を災害時に支援協力をいただく協定を 締結したところでございます。現在入所施設を有します社会福祉法人に災害時の非常用物資の 支援協力をお願いしているところでございますけれども、昨日の防災訓練時におきまして、社 会福祉法人幸尋会、社会福祉法人野の花会、社会福祉法人大笠会の3施設と協定を締結させて いただいたところでございます。今後もほかの社会福祉法人との協定の締結に努め、非常用物 資の共有化を図ってまいりたいと思っております。なお有事の際には、災害時相互応援協定を 締結いたしました北海道旭川市、愛知県北名古屋市、茨城県北茨城市との連携により、物資の 確保を行い、また、締結しております市が被災した場合には、お互い物資の支援を行ってまい りたいと思っているところでございます。 ○12番議員(石原哲郎) 非常に法人、社会福祉施設につきましても、協力をいただいてい るようでうれしくほっとしているところでございますが、やはりいろんな災害が一度に起きま すと、道路が寸断というようなことで、そこに行けないという部分も必ず発生するというふう に思いますので、できるだけ、いろんな広範囲にといいますか、その方がいいのではないかな と思っております。次に行きます。 7月の豪雨でも判明しましたように、今言いましたが孤立集落というのが発生することがご ざいましたし、また、当地区でも考えられるところでございます。そのようなときに、地域の 自主防災と組織的に動ける消防団の役割というものは極めて大きいというふうに考えておりま す。そういう中で、現在の消防団のまず充足率をお聴きしたいと思います。それから、7月の 新聞に確か載っていたと思っておりますが、県内の自主防災の組織率が現在8割を超えている ということだったと思っておりますが、ただ、組織率だけでは私は意味がないと思っておりま す。要は中身であるということで、自主防災組織の訓練、そういうものはどうなっているかお 聴きいたします。 ○総務企画部長(山口力三) まずはじめに消防団員の充足率でございます。本市の消防団員 の定数は現在765名で、県下の市町村では、鹿児島市、薩摩川内市、霧島市、鹿屋市に次いで 5番目に多い定数となっております。また普通交付税の算定に用います消防団員数は10万人当 たり563人で、本市の人口、補正係数により算定いたしました団員数は273名となります。近隣 の自治体の定数につきましては、枕崎市が248名、南九州市が604名、指宿市が564名、日置市 が613名と、近隣市と比較いたしましても、団員数は多いと思ってるところでございます。8 月1日現在の団員数でございますが712名で、定数に対する充足率は93.07パーセントとなって おります。方面隊ごとの充足率を申し上げますと、加世田方面隊が97.86パーセント、笠沙方 - 26 - 面隊が89.57パーセント、大浦方面隊が78.85パーセント、坊津方面隊が89.19パーセント、金 峰方面隊が99.35パーセントとなっております。この中で、大浦方面隊につきましては、本年 4月1日付で消防団の再編を行いましたけれども、定数につきましては、見直しを行っていな いことから、このような低い充足率となっているところでございます。次に、自主防災会につ いてでございますが、本年度、新たに2つの自主防災組織が組織されましたので、市全体の組 織率は、82.9パーセントとなっております。自主防災会の取組につきましては、それぞれの団 体で濃淡がございますけれども、自主的に防災訓練に取り組んでおられる自主防災会もござい ます。昨日の市の防災訓練では、加世田、川畑校区を中心に実施いたしましたが、両校区にあ ります各自主防災会に対しまして避難訓練の実施をお願いしたところでございます。また消防 団につきましても各方面隊、分団で自主防災会と連携した訓練の実施をお願いしているところ でございます。市におきましては、防災会の研修会を毎年開催いたしておりますので、この研 修会等を通して、自主防災会の充実・強化を更に図ってまいりたいと考えているところでござ います。 ○12番議員(石原哲郎) いろいろ取組をしていただいているようでございますが、研修会、 いろんなことを通じて、可能な限りやっぱり一般住民が参加できるような体制、ちょうど、昨 日でしたか、おとといでしたかテレビを見ておりましたところ、東北の震災のときの福祉施設 で死者0のところがあったということで中身を検討、検収ということでテレビででましたが、 それはやはり3か月に1回、避難訓練をしていたというようなことでございました。人間1年 に1回して9月に市の防災については、訓練があるわけですが、一般の方々は、なかなか、そ ういうのにも参加がしづらい部分もあるかと思いますので今後とも、いろんなところで指導者 に、また、指導者から一般住民に対してそういう訓練ができますように、配慮もお願いしたい と思います。 続きまして、2番目の農業振興についてお伺いします。本坊市政も早いもので3年目を迎え、 当初掲げましたマニフェストが着実に実行されていると考えておりますが、その中で、儲かる 農林漁業の新販売戦略と基盤整備をうたっておられます。特に農業につきましては、なかなか 儲かるというところまでいかないのが現状でございます。市長が言われるグラム農業、あるい はトップセールスをはじめ、いろいろ工夫をしておられますが、特に果樹について今回はお伺 いいたします。マンゴーあるいはタンカン、ポンカンというのが、本市では主に栽培をされて おります。いろいろな果樹の中で県のブランド品でございますキンカン春姫というのがござい ますが、非常に良い状態で頑張って生産を上げているようではございますけれども、生産者の 高齢化に伴う後継者不足というのが、非常に私は今後問題になってくるのかなと思っておりま す。その関係と今後の果樹全体の振興ということについてお伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) まず、キンカンの状況についてお答え申し上げます。平成17 年にかごしまブランド産地指定を受けております南さつまのハウスきんかんのうち無加温で糖 - 27 - 度が16度以上、完全着色、L階級以上の完熟キンカンをきんかん春姫として、生産販売してお ります。このキンカンにつきましては、主産地中山地区において、全生産者の半数ぐらいの農 家が栽培をしておりますが、議員がおっしゃいましたとおり、後継者不足、戸数・面積とも減 少傾向にございます。このようなことから、昨年から市、県の地域振興局、農協、生産者で構 成する果樹産地振興方策会議を開催して、今後の産地維持対策など協議検討をしているところ でございまして、中山地区におきましては、昨年9月に全世帯を対象に、アンケート調査を実 施しております。それに基づきながら今後の営農計画や後継者の有無、農地の貸し借り、作業 の一部委託の希望の有無など地区の状況把握、これらも行ってまいりたいと考えているところ でございます。それからキンカン以外の果樹振興についてでございます。これにつきましても 消費者ニーズの変化、生産者の高齢化、担い手不足、これらのいろんな原因によりまして年々 津貫みかんをはじめ市内全域において柑橘類の栽培面積、生産量が減少し続けて耕作放棄地も 増えているというような状況でございます。これらのですねこういう状況を踏まえながら津貫 の中間上集落においては、ここにおいても現状把握のアンケート調査、樹園地の一筆調査等を 行い、今後のミカンの産地形成についての協議を行っているところでございます。また21年5 月に、かごしまブランド産地指定を受けております南さつまのたんかん、これは枕崎市と本市 坊津地区が主産地ということになっております。そういうことでございますけれどもタンカン の市場での評価は大変高いものでありますけれども、まだ消費者への知名度が低いというよう なことでありますから、さらなるPR活動の強化、根接ぎや台木検討まで含めた、革新的な技 術の導入による生産安定に取り組んでいるというような状況でございます。 ○12番議員(石原哲郎) 今、部長が言われましたように、非常に果樹というのは、自分も 生産しているんですが、永年作物でございまして、いいだろうと思って始めてちょうど実がな る頃には駄目だったということも多いわけで、非常に何といいますか難儀をするといいますか 先が見通しにくいといいますか、そういう部分も非常にございまして、指導その他も大変だと は思いますが、今後ともよろしくお願いしたいと思っております。 続きまして、3番目の質問にいきますが、体育施設の整備ということで、質問をいたします。 1番目に、本市のスポーツ施設につきましては、前にも述べましたが、かなり整備されてきて いると考えております。そのような中で市のスポーツ合宿は、県内でもトップクラスというこ とで、いろいろ報道もなされてうれしく思っているわけですが、まず本市の過去3年くらいの 体育施設の整備状況をお聴かせいただきたいと思います。 ○教育部長(塩賀千弘) ここ3年の体育施設の整備状況ということであります。市内の運動 施設につきましては、築30年を経過しているというようなものもございまして、老朽化が進ん でいるわけでありますが、緊急性等を考慮しながら年次的に改修工事や修復工事を行っている ところであります。まず、平成21年度から申し上げますと加世田運動公園野球場のレフト側防 球ネット設置工事、それから緊急経済対策事業でありましたが、加世田地区の校区運動公園の - 28 - フェンス改修工事と便益施設の水洗化工事、大浦トレーニングセンター窓枠改修と一部床張り 替えを行ったところであります。平成22年度につきましては、加世田運動公園野球場の衝撃緩 衝材の設置工事を行いました。また、これも緊急経済対策でありましたが、高太郎公園体育館 の屋根補修工事、加世田運動公園野球場のバックネット補修工事、加世田運動公園武道館前の トイレ改修工事、加世田運動公園プールろ過装置取替工事、それから、21年度の繰越事業であ りましたけれども、草原町運動広場駐車場整備を行ったところであります。平成23年度につき ましては、加世田運動公園テニスコート4面を人工芝に改修し、付帯施設改修として、壁面の 塗装とフェンス補修工事、観覧席にシェルター2基を設置いたしました。また、雨漏りやさび で腐食していた加世田運動公園体育館の屋根を全面改修いたしました。また、これも緊急経済 対策での事業でありましたが、加世田運動公園体育館の非常放送施設取替工事、加世田運動公 園弓道場の屋根の箱樋改修工事、加世田市民広場フェンス改修、グリーンドーム金峰のカーテ ン改修工事等を行ったところであります。本年度の整備計画といたしましては、加世田運動公 園野球場の隣接地にブルペンを設置し、また、陸上競技場のコーステープの張替工事、金峰武 道館西側トイレの改修工事等を計画しているところであります。施設利用者からは、スポーツ 環境の充実が求められておりまして、利用者のニーズも高まっているところであります。本市 が取り組んでいる健康づくり、スポーツ観光の推進、スポーツ人口交流の拡大に向けて、さら に、関係機関との連携を図りながら既設施設の有効活用を図ってまいりたいというふうに考え ております。 ○12番議員(石原哲郎) この中で、特にサッカー場につきましては、もう皆さん御存じの とおり、天然芝サッカー場が海浜公園に3面、また人工芝サッカー場が2面ということで、大 きな大会が開催できる環境が整っております。遠くは関東、関西をはじめ有名チームもおいで いただいたおり、非常にスポーツ合宿のまちというようなことで売り出している本市につきま しては、ありがたいことだなと思っております。ただこれは、会場だけの問題ではございませ ん。やはり市の貴島サッカー協会長をはじめ協会の方々、また、市の教育委員会の関係職員の 歓迎の気持ち、心というものが、ここまで大会を大きくし成長させたと考えております。また、 私もずっと中、高、職場においても野球ばっかりしてきた男ですが、また野球施設につきまし ても非常にいい形で施設整備がなされており、感謝を申し上げたいと思います。そこで、今、 申し上げましたが昨年の11月に市営のテニスコート4面がオムニコートに整備をされまして、 テニス関係者特に中学生あるいはナイターでテニスをされる方々から非常に良かったというこ とで、お聞きする声が大きいんですが、整備される前と後の利用状況がわかればお知らせいた だきたいと思います。 ○教育部長(塩賀千弘) 加世田運動公園のテニスコートの利用状況ということでございます。 議員おっしゃいましたとおり昨年11月に完成しております。現時点での利用状況を対比します と、平成24年1月から7月まで、人工芝コートの利用者は2,395名で、ナイター利用者の717名 - 29 - を合算しますと3,112名となります。クレーコートを含めた全体利用者の67.77パーセントとい う状況になっております。市テニス協会におきましては、サンドクラフト杯や市長旗争奪大会 等のソフトテニス大会や県家族テニス大会等の硬式テニス大会を開催されるなど、利用促進を 図っていただいているところであります。今後とも協会の皆様とも連携を図りながら利用者拡 大に向けた啓発や利用促進に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○12番議員(石原哲郎) 本年8月に行われましたインターハイにつきましては、結果につ いては多くの方が知ってると思いますが、本市にございます鳳凰高校男子テニス部、硬式でご ざいますが全国で4位と大健闘をいたしました。今後ますます練習試合あるいはいろんな大会 スポーツ合宿というものが増えると感じております。以前にも申し上げましたが、サッカーも ですがやっぱいいろいろな大会を開催するには、テニスの場合は、最低8面ぐらいはないとな かなか大きな大会誘致できないということをよく聞きます。そういうことで、今後の整備計画 をお聴きしたいと思います。 ○教育部長(塩賀千弘) 議員とおっしゃいましたようなことで、鳳凰高校におきましては、 全国高等学校総合体育大会で、すばらしい成績を上げているところです。また、2020年、平成 32年ですが、鹿児島県で国民体育大会も開催される予定であります。今後の競技開催地につき ましては、今後の議論もあるところですが、誘致に向けた取組を行うためにも、新設改修を含 めた施設整備は重要なことであるというふうに考えております。市全体の施設等の整備状況も ありますので、その辺緊急性や使用状況等を考慮しながら整備を進めてまいりたいというふう に考えているところでありますが、議員おっしゃるテニスコートの関係につきましても整備に ついて検討してまいりたいというふうに思います。 ○12番議員(石原哲郎) いろいろすることもいっぱいあると思いますが、前向きに検討し ていただきたいと思います。 続きまして4番目に移ります。閉校後の学校図書の活用についてということで質問をいたし ます。津貫中学校はじめ来年の春には、坊津、金峰、そして次の年は笠沙など多くの学校が閉 校になります。この閉校につきましては、前向きの学校再編ということで考えているところで ございますが、先日、文教厚生委員会で閉校跡地についての行政視察もさせていただきました。 1例でございますが、茨城県の守谷市の例をちょっと御紹介しますと、小学校跡地でございま すが、社会教育施設への用途変更ということをされておりました。特に校庭の一角にバーベキ ュー施設を作り、みんなが集える場ということにしていたということ、あるいは茨城県の要請 を受けまして、アーティスト・イン・レジデンスの拠点の場所にしているということが紹介が ございました。アーティスト・イン・レジデンスとは何かと申し上げますと、世界各国からア ーティストを招いて創作活動を行うというアーカスプロジェクトの拠点ということになってい るそうでございます。いわゆる芸術家を招いてのということが、ここの場合はされているとい うことでございました。本題に移りますが、本市の閉校になったまず図書についてどのように - 30 - 対応しているかまずお伺いしたいと思います。 ○教育部長(塩賀千弘) 図書のことでありますが、閉校した学校の図書備品につきましては、 閉校後、市内の全小・中学校に対してリストを配付をし、希望する本、あるいは必要な図書を 希望に応じて配分したところであります。特に当時図書の充足率が低かった学校に対しては閉 校した学校の図書を重点的に配分したところであります。各学校に配分した残りの図書につい ては、現在閉校した学校の図書室にそのまま保管し、まだ廃棄というようなことはいたしてい ないところです。 ○12番議員(石原哲郎) 本を読む子は、なかなか思考力もあっていい子に育つといいます か、本は非常にためになるというふうに思っているうちの1人でございますが、そういうこと で大切な本でございますので、可能な限り活用ということをしていただきたいと思っておりま す。特に今私が言いましたように、多くの学校で、再編がございまして、多くの図書がそこの 図書室では不要になるということでございますので、先日、私が同級生がおりまして、孫と一 緒に古本を今からもらいに行くんだということで、非常に、孫も私の同級生も喜んでおったの が非常に印象的でした。いろんな本市もイベントがございます。あるいは図書館祭りいろんな のがございますのでぜひ、古本をプレゼントなり、いろんなことをして、多くの人に読む機会 を与えてもらいたいと考えておりますので、提言申し上げたいと思います。 続きまして環境教育についていきます。環境教育の1番目としまして、本市でも、本市の庁 舎でも多くの課で緑のカーテンの取組を含め地球温暖化防止に頑張っていただいていることに 対しましては、敬意を表したいと思います。また、始業前の節電につきましても徹底されてい ると感じております。さて、そこで本庁外の取組についてお伺いします。各支所をはじめ市が 管理する福祉施設、特にまた学校等々の取組についてお伺いします。 ○教育長(出口定昭) 各支所、福祉施設、各学校ということでまず学校の方からお答えした いと思います。各学校におきましても、南さつま市節電対策取組指針を基本に、学校の実態に 応じて教室の照明を細かに消灯したり、使っていないパソコンなど電気機器のコンセントを抜 いたりするなどしております。またエアコンが設置されている部屋におきましては、エアコン と扇風機を併用したり、グリーンカーテンやすだれ等を有効に活用したりするなどの工夫を行 っているところでございます。さらに定時退庁の徹底に努めるなどし、使用電力の節約に努め ております。その結果、平成23年度の小・中学校の電気使用量は、平成22年度比で8.2パーセ ントの減となっております。節電につきましては、一部不徹底の学校もありましたようでござ いますので、認識を新たにするようにいたしております。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 私の所管します福祉施設については、坊泊保育所、それと介護 施設で和楽苑がございますけれども、坊泊保育所についてはほとんど天気の良い午前中につい ては、外で遊ぶようにしているということで午前中はエアコンはほとんど使ってないと、いわ ゆるお昼寝の時間の時にエアコンはほとんど使用しておりますが、それ以外は使用していない - 31 - というようなことでですね、こまめな消灯に心がけているということでございます。一方、和 楽苑の方については入所者がおりますので、入所者を基本に考えた電気の使用というのは心が けておりますが、いわゆる入所者に支障のない所、入所者に支障のない事務室とか会議室とか ですね、そういったところについては、こまめに消灯等行っております。基本的にはやっぱり 入所者第1でございますので、ある程度明るくしないと、そういった徘徊の方がいらっしゃい ますから、その辺の確認ができないということでですね、その辺も気をつけておりますが、食 堂なんかについてはいわゆる食事をする場合以外は、エアコンを切ったり、照明等を消したり ということでですね、節電には、取り組んでいるというような状況でございます。以上です。 ○総務企画部長(山口力三) 地球温暖化防止に向けた節電等でございますけれども、支所の 関係でございますが、本庁も含めて御答弁を申し上げたいと思います。昨年度から南さつま市 庁舎等節電対策取組指針をもとに、本庁、支所、出張所等の職員の勤務する市の施設で取り組 んできているところでございます。昨年度、平成23年の7月から10月までの4か月間の本庁、 支所の使用電力量の総計は、平成22年度と比較いたしますと約15パーセントの削減となったと ころでございます。本年度も昨年同様節電に取り組んでおりますけれども、対22年度比で6月 については約22パーセント、ピーク時では約37パーセント、7月においては約19パーセント、 ピーク時では約6パーセントの削減となっております。今後も引き続き節電対策取組指針に基 づき、職員一人ひとりが、自覚を持って節電に努めてまいりたいと考えております。また節電 等のほか、ごみの分別によるリサイクルなど地球温暖化防止に向けて取り組んでいるところで ございます。以上です。 ○12番議員(石原哲郎) 1番大事なこまめにという言葉が非常に出てきてうれしいところ ですが、節電というのは非常に言葉を何といいますかね、悪く使いますと、ケチということに なるかなと思うんですが、やっぱり少しずつもったいないという言葉がございますが、これの 気持ちを忘れないでいろいろ取り組んでいただけたらと思います。ただここで間違ってもらい たくないのは、必要なところはつけるということでございますので、その辺は間違わないよう に対応をお願いしたいと思います。 2番目に移りますが、各学校の児童生徒さん方の取組についてでございますが、各学校で、 また自宅でいろんな節電含めまして、そういうのを実験・実践されますと、節電についての非 常に意識も高まると、こういうことを感じておりますが、その取組の部分と、それから、各学 校での、先ほど教育長からもちょっとは出ましたが、ちっちゃいことを言いますと授業の間の 消灯、あるいは職員室で、先生方が授業に行ったあとの消灯、そういう部分の取組についてお 伺いしたいと思います。 ○教育長(出口定昭) 2つほど御質問があったので、まず児童生徒への指導の状況や児童生 徒自身の取組はどのような状況かということからお答えいたしますが、児童生徒への指導につ きましては、総合的な学習の時間等を活用し節電が地球温暖化防止になることや身の回りでで - 32 - きる具体的な節電対策として、電灯や電器機器の電源をこまめに切ることが有効であることな ど、子どもの発達の段階に応じて指導してきております。その成果として、子どもたちは係活 動で消灯係を決めたり、児童生徒会で呼び掛け節電のポスターやラベルを作成し、校内や電灯 のスイッチの近くに貼ったりするなど積極的な節電に取り組んでいるというふうに理解してお ります。各教室の消灯につきましては、あとの方で御質問があったわけですが、管理体制とい うことです。教室は担任が、職員室は教頭が管理者として責任を持って行っており、消し忘れ 等がないか職員相互あるいは管理職の校内巡視により確認を行っております。節電につきまし ては、環境教育の面からもですが、不必要な経費の削減の意味からも重要であることや、学校 職員、児童生徒個々の節電に対する意識や指導に差があり、万全とは言えない状況も御指摘が ございましたが、今後も一層節電対策のさらなる徹底を図ってまいりたいというふうに思って いるところであります。実績としましては22、23の比では8.2パーセント、10パーセントはい きませんでしたけども努力の成果は見られたということを御理解いただければと思います。 ○12番議員(石原哲郎) 教育長の最後の言葉の中に意識を持ってということが出ましたが、 ぜひ意識を持たないとですねこういうのはできないと思っておりますので、そのことによって 経費節減も含めまして、また、いろいろ無駄なものを使わないというようなことでありますの で、ぜひ今後とも、御指導をよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、6番目のクリーンエネルギーについてお尋ねをいたします。まず、本市は風力 発電、水力発電、また、本年度から補助が始まった太陽光発電、そして、先ほど発表がござい ましたメガソーラーの設置など環境にやさしいまちとして、エネルギーを生み出すまちという ことで、打ち出しているというふうに考えております。そのような中で、風力発電、水力発電 など家庭の電気使用量といいますかそれに換算しますと、現在の本市の電気を生み出している エネルギーは何戸ぐらいに相当するのかお尋ねします。また、本年、太陽光発電の補助を始め ましたが、現在の補助状況というものをお伺いいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 南さつま市内におきますクリーンエネルギー、自然エネルギー でございますけれども、これにつきましては風力発電と水力発電の2通りとなっております。 風力発電につきましては、九州電力野間岬ウィンドパーク、株式会社ウインドテック坊津、株 式会科斗の風の3か所で26基、年間の発電量が8,387万4,000キロワットで約2万4,000世帯分 の電力を賄うことができます。水力発電につきましては、発電量が1,756万8,000キロワットで 約5,000世帯分の電力を賄うことができます。これに現時点で設置されております家庭用の太 陽光発電システムの年間予想発電量150万5,700キロワット約400世帯分を加えますと、市内の 発電量は約2万9,400世帯の電力を賄える計算となります。市全体におきますこれらの自然エ ネルギーが占める割合、自給率といたしましては、私どもの調査によりますと約160パーセン トに相当する状況であり、県内でも上位に位置し、南薩地域においてのエネルギー供給の拠点 として重要な役割を担っております。さらに、本年度中に建設設置が予定されておりますスカ - 33 - イソーラージャパンのメガソーラー、年間発電量が210万キロワットになりますが、これによ る600世帯分を加えますと約3万世帯分の電力を賄えることとなります。以上です。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 住宅用太陽光発電設置補助事業の執行状況でございますが、自 然エネルギー活用の推進を図るため、本年度から補助事業を導入をいたしました。今年度、補 助基数は50基予定をしておりますが、7月末日現在、補助件数は17件で、補助金額にしますと 153万円になります。今後も設置基数は、増える傾向にあると思います。以上です。 ○12番議員(石原哲郎) 今、約3万世帯の分の電気ができるまちになっているというよう なことで報告がございました。非常に昨年の3.11を教訓にしましてクリーンエネルギーとい うものが非常に高く評価をされ、今後とも、大きく伸びるであろうと感じております。非常に うれしいことだなと思っております。そういう中で、学校の関係で1つお伺いしますが、学校 に環境教育の一環というようなことで、クリーンエネルギーでございます太陽光発電設置とい うものを考えるということはないかお聴きいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 市民の地球環境問題や健康に対する関心が高まる中、市民の暮 らしを守るという観点から、クリーンエネルギーの活用を進めておりますけれども、先ほど申 し上げましたとおり、本年7月25日には、岩崎針本地区の市有地にメガソーラーを建設するス カイソーラージャパン株式会社と立地協定を締結し、12月から工事の着工となる予定でござい ます。今後のクリーンエネルギーの活用展開につきましては、市の遊休土地だけではなく、学 校施設等の公共施設についても、議員御提案の環境教育や学習に活用できるよう、発電量等が わかる機能等を備えたスモールソーラー発電所の設置も検討しながら、人と自然の共生する環 境にやさしいまちづくりを進めていきたいと考えているところでございます。 ○12番議員(石原哲郎) いろんな事業が、今ちょうどクリーンエネルギーについては、今 後も含めて、打ち出されるであろうと私は思っております。そういうのを的確に情報を収集し ながら、ぜひクリーンエネルギーでございます太陽光等を学校施設に設置できるように御検討 をお願いしたいと思います。 クリーンエネルギーの最後の質問でございますが、食用油について質問をいたします。現在 食用油を民間あるいは事業者ののを集めて南薩東京社で使用する関係車両に燃料として使用し ているわけですが、私もずっと資源ごみにつきましては、毎月1回ではございますが、市役所 にいたころからもう10年ぐらいですかね、ずっと出ているんですが、この食用油が2か月に1 回収集しますけども、なかなか家庭用ののはあんまり集まってないのが現状でございます。た だ捨てるよりもできるだけ有効活用できるもんであればした方がいいのかなとこういうふうに 思っておりますが、そういう部分の取組といいますか、その辺をお聴かせいただきたいと思い ます。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 食用廃油につきましては、一般家庭用を加世田地区のみ、現在、 南薩東京社に委託をしまして回収を行っております。2か月に1回ということで、今後の取組 - 34 - ということなんですが、本当に一般家庭用につきましては、年々収集量が減少している傾向に ございます。ただ議員が質問の中にありましたように、それぞれ東京社で精製をして、回収し た油を精製して使っているというようなことなんですが、家庭用の加世田地区の廃油につきま しては、南薩東京社が回収した、もう一割にも満たっていません。基本的には企業の努力によ りまして事業系の廃油をですね、ほとんど、会社の車両等の燃料として精製しているのが実態 でございます。食用廃油についてはなかなか、2か月に1回なんですけれども、ほとんど回収 されないところもあるというふうに聞いております。2か月1回でもですね、できるだけ、廃 油ついてもこういった資源化、再利用できるような油でございますので、努めてですね、廃油 の方についても、回収できるようなことで今後啓発を進めていきたいというふうに考えている ところでございます。以上です。 ○12番議員(石原哲郎) 最後の7番目の質問に移ります。最後に、国道270号線沿いの加世 田中学校横の駐車場の整備ということで、質問をいたします。私の方で、以前も申し上げまし たが、この駐車場は竹田神社につきましては夏祭り、あるいは大みそか、お正月、七草、厄払 いというようなとき、また、加世田中学校につきましては、入学式、卒業式、参観日、体育祭 と非常に用途の多い、利用度の多い、そしてまた中心部にございますので、いろんな活用をさ れているというふうに思っております。ただ雨が降りますと、よく水たまりがあります。関係 部署の方でよく、すぐ水たまりがないように土をいれたりしているのはよく見かけるんですが、 早急にといいますか、もうそろそろ整備をして、アスファルト舗装というものにしていった方 がいいのではないかなといろいろ管理を考えたときにそう思っているんですが、今後の考え方 をお聴かせいただきたいと思います。 ○総務企画部長(山口力三) 国道270号線沿いのさくら会館前にあります市有地についてのお 尋ねでございます。この土地の経緯についてまず御答弁を申し上げたいと思いますが、この土 地につきましては旧加世田農業高等学校の実習地跡を昭和52年度に土地開発基金で先行したも のでございます。その後、昭和63年度に工事残土を活用いたしまして、水田跡を現在のように 埋め立てた土地でございます。この土地は土地開発基金の財産としてこれまで管理いたしてお りますけれども、これまでに加世田川の河川改修に伴う用地や加世田中学校スクールバスの駐 車場用地として一部を売却いたしまして現在基金で保有いたします面積は5,520平方メートル となっております。これまでこの土地の具体的な活用計画もなく、平成17年度からは、敷地の 一部約2,100平方メートルを現在のパナソニックデバイスサンクス九州株式会社の職員駐車場 として貸し付け、残りにつきましては、加世田中学校の学校行事や竹田神社夏まつり等の駐車 場として、市民へ開放しておるところでございます。議員御承知のとおり、この土地は水田跡 を盛土した土地でございまして、水はけが悪く、水たまりができる状況となっておりますこと から、利用者の多い正月や竹田神社夏祭りの直前には、土地の状況を見て整地作業を行ってい るところでございます。今後の管理の在り方でございますけれども、この土地は国道沿いの利 - 35 - 便のよい場所でもありますことから、土地の一部については、多面的な活用方法の検討を行い ながら、一方では市民の方々が利用しやすいように必要に応じて市の方で砂利等を敷きならす などして整備し、当分の間は現状のままでの利用をお願いしたいと考えているところでござい ます。 ○12番議員(石原哲郎) 当分の間はというようなことでございますが、あまりにもある意 味良すぎる場所というふうには思っておりますが、いろいろ活用方法もあると思いますけれど も、ただ竹田神社あるいは加世田中学校の駐車場というものもどうしても無視できないという のも現実でございますので、お含みおきいただいて、一般質問を終わります。 ○議長(大原俊博) 次に、貴島修議員の発言を許可します。 [貴島 ○18番議員(貴島 修) 修議員 一般質問席] 午前10時59分 私も61歳になりまして学校の校長先生よりも年上になりました。 行政の皆さんは、市長は年下、副市長が同級生でありまして教育委員会は、教育長先生が年上 であります。私が、育ちました青年団は、年上の言うことはよく聞けという日本古来からのす ばらしい風習、文化がありまして、それは残さないといけないと思っておりますが、行政の皆 さんいかがでしょうか。議員の皆さんは、そうだと思う方もたくさんいらっしゃると思います が、過去集落ごとに、青年団がありまして、青年小屋がありそこに集まって、縦社会のしきた りや、しつけ、郷土への思い、責任や、今で言うボランティア活動などが教育されたわけであ りますが、1年を通じまして、公民館の掃除であり、今でも寒い日の公民館の庭掃除をよく思 い出すわけであります。寒い日など、もうてげてげ済ませっせぇ、はよもどっがというような こともあったわけでありましたが1年を通じて、そういうような活動がありました。1月はも う2日になりますと、初山とかですね山閉めとか、そのような行事があり、それから、公民館 の台所で1年間使う薪の切り出しがありました。当時はチェンソーなどがありませんので大変 な作業だったと記憶しております。皆さんもそのような思い出があるのではないでしょうか。 十五夜で使う綱引きの綱をあるいは縄を作るための、かずら取りでありますとか、太鼓踊りに 棒踊りの練習など自分のことより先にしなければならない。公民としての当たり前の教えが自 然にそこで始まっていたのではないかと今になって思うのであります。それは、先輩たちがつ くり上げてきた家庭や親族の次の集団を守り、あるいは、活性化させる知恵だったのではない かと思います。それが、自分や家族のためにもなるんだという思いもあったのではないかと思 います。それが、先の大戦の敗戦やグローバル化により、よくも悪くも押し寄せた異文化の核 家族等で徐々に私たちの世代も含めて徐々に薄れてきたのではないかと、失われてきたのでは ないかと感じます。自分のことは一生懸命、したくないことには出て来ない。これは私たち世 代の責任ではないかと思うのであります。一人でも多くの青年が、私はこの南さつまに生まれ 育てられてきた。おかげ様で社会人になった今、社会的な活動を通して、このまちに恩返しを したいと若者が感じてくれる南さつま市であってほしいものだと思うのであります。長くなり - 36 - ますけども、青年を絶望のふちに追い込まないために、私たちが、青年にできることはなにか、 青年が公民として活躍できる場所を青年自らの手で発見したり、作り上げることの助太刀が必 要なのではないかと思うのです。喉の渇いた馬を川の側まで引っ張っていくことも必要だと思 うのであります。市長も、青年団の出身でありますが、市長はどのように思われるかお伺いし たい。その前に、①市内の青年の社会活動の現状を伺いたい。それに市が主催するなどの各種 審議会やあり方委員会、元気づくり委員会、教育委員いろいろな役職に、青年、若い人たちで すね、20歳過ぎから35歳ぐらいまでなんですかね、がどのぐらいいらっしゃるのか、どのぐら いの率でいらっしゃるのかお伺いしたい。ここに非常に立派な南さつま市総合振興計画の基本 計画、24年度から28年度までに実施される夢を紡ぐセカンドステージという非常にすばらしい 資料があります。これにですね、ここの119ページ、25名の委員の方の名簿があります。その 中に青年の方が、私が先ほど申し上げたような方々が、多分いらっしゃらないのじゃないのか なと思うのです。この企画をされるとき、そういう青年の人たちを活用するとかというような 思いがなかったのか。私はですね、今でも顧問に残ってますけども、安全運転管理協議会とい う組織の一員でありまして、そこには青年部ができました。今までは、その青年部が中心にな ってやっているぐらいでありまして、その青年部の代表が安全運転管理委員会の親会に参加し ているという形をとってるわけでありますが、もしなかったらこれからはそのようなことが必 要なのではないか。青年部があって、その青年部の代表がその委員として参加していくという ようなことが必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか質問いたします。 ○市長(本坊輝雄) 市内の青年の社会活動の現状につきましては、後ほど部長の方に答弁を いたさせたいと思いますが、現在の青年のいわゆる地域との向き合い方といいますか、そうい うこと等について私の感想を先ほどの貴島議員の自分の血気盛んな青年時代を振り返っての公 民館活動のいろいろと状況等もお聞かせをいただいたわけでありますが、やはり私どもの世代 は、いろんな先輩の教えも、そして地域に生きる知恵も青年団活動によって先輩から教えられ、 また、男性と女性のおつき合いの場も、青年団活動が一つのきっかけであったような気がいた すわけであります。またそれぞれ社会環境が違った方々もいらっしゃるかと思いますから、一 概にというわけにはいきませんけれども、私にしても19歳のときに地元の青年団活動がスター トとなりまして、加世田市の青年団連絡協議会、川辺地区、そして鹿児島県の青年団連協の活 動をしながら県内各地に多くの仲間と接する中で、地域とともに語り地域とともに歩む青年像 を求めて歩んできた、ともに切磋琢磨した思い出があるわけであります。そういう意味では、 地域参画、地域参加から地域参画として、祭りを支え、村の伝統文化を受け継いでのそれぞれ の生き様、議員の皆さん方にもそれぞれあろうかと思いますが、それぞれの生き様があったで あろうと思っているわけであります。しかしながら、この社会教育活動というのが女性も含め てでありますけれども、非常にその関係が希薄になってきたと、個々の活動を、個々の生き方 を重要視するようになってきた。そういうような今日の状況があるわけであります。しかしな - 37 - がら、取組はそれぞれ形は変えたとしてもいろんな個性あふれる取組がスタイルは変わったと しても、個性あふれる取組がそれぞれ始まっているような気もいたしております。しかしなが らあとで細かい数字は申し上げますが、やはり、地域の審議会とか委員とかそういう在り方等 について女性参加は一つ意識した部分はありますが、やはり青年の参加どういう方々にお願い しようかということ等になりますと、社会教育団体も今はございませんし、いろんな行事等が かつて、数十年の伝統を誇ってきた活動が最近なくなっているわけでありますが、そういう意 味でのやはり地域とともに歩むという視点では大変希薄さを感じるわけでありますが、ただ、 今、生活している青年層については、やはりそれなりに厳しい働く環境等はありましょうが、 それなりに自分の趣味を生かした充実した日々を過ごしたい、何か地域のために役に立ちたい ということ等につきましてはですね、いろんな消防団をはじめですねいろんな活動等を見なが ら感じる限りであります。今後の我がふるさとの明日を託す青年層でありますので、より一層、 社会参画の機会もつくっていかなければと思っているところであります。 ○教育部長(塩賀千弘) 議員おっしゃいましたように状況は変わりつつある、あるいは厳し い状況もあるわけでありますが、ただ、地域でも一生懸命活躍している事例もあります。事例 を紹介しながら、お話ししたいと思います。本市では、商工業や農林水産業をはじめとする 様々な分野に従事している青年が、個人あるいはグループ等による各種社会参加活動を進めて いるところであります。その中にあって、本年度で25回を数えた吹上浜砂の祭典も本市の青年 等がふるさとの活性化を目指して取り組んできた伝統的なイベントでございます。同様に、本 市にゆかりのある島津日新公いろは歌を継承していくために、加世田青年会議所の青年たちに よる、いろは歌カルタとり大会も開催されており、平成24年の2月に開催された大会で27回を 数えたところであります。大会の運営は市内の教職員との連携も深めながら実行委員会を組織 して現在は進めているところでありますが、毎年、改革や改善にも取り組んでいるところであ ります。そのほか、加世田青年会議所では街コンと命名したイベントを企画、運営し、若者た ちの出会いの場や機会の創出にも新たな一歩を踏み出しております。また、小学生を対象にし たサマースクールと銘打ったキャンプ体験も企画運営するとともに、今年は、青少年ふるさと 美化活動である吹上浜クリーン作戦にもサマースクールに参加した小学生36人とともに、多く の青年が参加してくれました。ただ、このような社会活動の充実に大きな役割を果たしてくれ てはいるわけですけれども、現在会員が減少し会員の確保が課題となっているという現状もあ るところであります。また一方、地域の若者有志が実行委員会組織を立ち上げて新川海岸での 野外音楽フェスタとしてGo!south!!FESの第1回目を開催してくれました。また、 この若者有志は先般開催された夏の風物詩であります竹田神社夏祭りにおいても竹田神社の本 殿のライトアップにも取り組んでくれたところであります。またさらに、地域の夏祭りや伝統 的な年中行事、郷土芸能の伝承についても、市内各地で青壮年層が活躍する姿がありまして、 大変ありがたいことであり、更なる充実・発展を期待しているところでもあります。このよう - 38 - な例を申し上げますと坊津地域では清援会や金峰地域の若駒をはじめとするこのような各地域 での青壮年、あるいはシニア世代を加えた振興会も活動されているところであります。先ほど おっしゃいました、かつて青年団がふるさとづくりの一翼を担っていたころに見られた後継者 やリーダー育成にも、このような活動もまた通ずるものもあろうかと思います。イベントの創 出へのチャレンジや、伝統行事等の伝承はふるさとに誇りを持ち、ふるさとを愛する人づくり の1つであるというふうに認識しておりまして重要であると思います。このような、青壮年の ふるさとおこしやふるさとづくりの実践に対して、情報の連携や、あるいは、行動の連携等の 支援を充実してまいりたいというふうに考えております。 ○総務企画部長(山口力三) 各種協議会や委員会等の青年の構成比率でございますけれども、 8月22日現在で85の協議会等について集約いたしました。20歳代と30歳代を青年層として、構 成率を求めたところでございますけれども、その結果といたしましては、2,085名中、青年層 が83名で3.98パーセントの構成率となっているようでございます。委員の選考に当たりまして は、これまでも年齢層や男女別、地域等を考慮し、偏った構成比にならないような選考を心が けてきたところでございます。協議会によりましては、青年団体や商工会青年部等から選考を していただく方法をとることにより、青年の登用を図ったり、会議の開催時間や場所等を工夫 し、青年層が参加しやすい環境を整えたりすることで、青年の登用や各種協議会活動の促進策 を講じている協議会等もあるようでございます。しかしながらその他のほとんどの協議会等で は、豊富な経験や地域への精通度等を重視した委員選考を行っていることなどから、青年の登 用に結びつかない現状にございます。委員等の選考に当たりましては、青年に限らず、幅広い 年齢層の方々からの意見や提言をお寄せいただき、市政や各種協議会等の活動に反映していく ことが大事だと考えております。特に青年のアイデアや豊かな発想、行動力は、本市の将来を 創造していく上で重要で不可欠なものでございます。登用に当たりましては、年齢や男女別の 構成比率を十分考慮した中で年齢層をはじめ一定の分野に偏った構成にならないような登用に 努めるとともに、開催時間を改善するなど、青年層の委員が参加しやすい会議の環境整備にも 配慮していきたいと考えております。今後も現状の構成比率を十分認識しながら、改選時期を とらえて各種協議会や委員会等の所期の目的を達成するための委員登用を図ってまいりたいと 考えているところでございます。 ○18番議員(貴島 修) それぞれ教育部長あるいは総務企画部長からの答弁があり、また 市長からも答弁いただいたわけでありますが、まさにそのとおりでありまして、青年の豊かな 発想は不可欠であると、総務企画部長も、今、答弁があったわけでありますが同感であります。 果たして今まで協議会とか、あるいは委員会なるものが、どのような目的でその委員を選んで いたのか。そっからやっぱりですね、ちょっと逸脱した部分はあったんではないかと思うです よね。例えば集めやすい人たちを集めたとか、あるいは、そうではないかもしれないんですけ ども、執行部の意向をそのまま受け入れてくれやすい人たちを選んでいるとか、これはあまり - 39 - 考えすぎかなと思うんでありますが、そのような委員の構成も、あったと思うんですよね。青 年の方々を集める、これはやっぱり時間帯とか、今も総務企画部長からもありましたように、 時間帯とか、お勤めになってますから、時間帯とか、いろいろ難しいと思うんですけども、や はり目的に沿ってですね、やはり幅広い年代層の委員を集めなきゃいけないということであり ますので、ぜひそのあたりのことはですね、先ほどもありましたけども、意識としてですね、 執行部の皆さんの幹部の皆さんの意識として、留めおいていただきたいと思うのであります。 青年会議所の私も青年会議所のメンバーとかあるいはOBの人たちとお付き合いさしていただ くことがあります。すばらしい能力を持ってますよね。まとめ方でありますとかですね、私は 非常にもう1番苦手な部分ですね。整理の仕方でありますとか、次に、どうやって渡せば、次 の人が楽をするんだとかですね、そういう事をですね、よく青年会議所でやっぱりトレーニン グされてるんですかね、すばらしいことだと思います。ただしそれが年々減少しているという ことは非常に残念なことですよね。非常にそこの青年会議所の方々の活躍をお祈りするんです けども、非常にそこは残念ですよね、どうかならないものかなと思うわけであります。社会の ためになりたいと思う人は、思う青年の方々は結構いらっしゃるんですよね。ところが昔はそ のような、青年団なりというシステムがありましたけども、それが今崩れていっている中、あ るいはそこが例えばスポーツ団体になってたり、自分の趣味のグループになってたりするもん ですからなかなか集約がしにくいと、いうところもあるとは思うんです。85名の協議会の中、 2,005名中ですか、85名の青年の数であったと3パーセントぐらいであったと非常にですね、 これはもう早急に改善しなくてはならない課題ではないかと思うわけであります。以前とする と、青年の数も少なくなっています。しかし8月25日、大浦で芝生の上でやるバレーボール大 会があったわけでありますが、それにはたくさん出席さしていただきましてですね、中には、 市外から帰ってきた方々もいらっしゃると思うわけですが、まあ、こんなに若い人がいるんだ なと毎年驚きます。市役所の方でありますとか、消防署、JA、学校、各企業。市長もう1回 お聴きしますけども我が市が、近い将来を託す青年のために、これからどのようなそれこそ意 識を持ってされたいのか再度お聴かせいただきたいと思います。 ○市長(本坊輝雄) 先ほど総務企画部長が、お答えいたしましたように3.98パーセントでし たかね、青年のいろんな組織の各種委員の現状の報告されましたが、御案内とおり私もかつて、 市の青年団長や川辺地区の団長、県の副会長等も務めさしていただいておりましたので、各種 審議会の委員、協議会の委員ということについては、いろんな要職を経験さしていただきまし た。しかしながら、我が家が農業、そして自営ということもあり、そういうような機会もいた だいたわけでありますが、しかしながら、まだまだいろんなことに参画できる青年たちがたく さんいると思っておりますので、機会を見ていろんなお声をかけたいと思っているわけであり ますが、何はともあれ、本人の理解、職場の理解協力というのが1番大切でありますので、青 年の持ってるやる気と情熱と若い力をですね、引き出せるような取組を行っていきたいと思っ - 40 - ております。青年といわく私も市の職員の今の若い方々に何回か講演する中で申し上げており ますのは、できるだけ歳の上の方の話を聞けということを申し上げております。確かに同世代 と語ることはある意味では、緊張感もなく、ある意味では、ときとして話題として共通するこ ともいっぱいあるかもしれませんが、やはり自分を磨くには年上の人と接することが自分を磨 くいい機会であるということ等でそういう意味ではですね、人と手を握ることも大切ですし、 杯を握ることも大切ですし、お互い趣味を交換することも大切であろうと思っておりますので 常に挑戦をしながらですね、挑戦をしながら、いろんな好奇心旺盛な、そしてまた、聞く耳を 持った、そしてまた、行動力豊かなですね若きぼっけもんの青年たちを育ててまいりたいと思 っております。そういう意味では、さきのGo!south!!FESをですね、自分の私財を なげうって自己負担を数万円じゃなくしてですね数十万円の自己負担をしながら、企画をする その意気込みはあっぱれでありました。今後こういう方々をですね、もっともっと応援するよ うな、そして若い方々が何かやろうとしたときにですね、すぐ手や足を引っ張ることなくです ね、やりたいと思う人は挑戦するその意気込みをですね、応援するようなそういう環境を整え ていかなければと思っております。よそ者と若者とバカ者と、こういう言葉が三つが地域づく りの1つの柱であると言われますが、その若者をですね、我がふるさとの宝でありますので、 もっともっと今後大事に共に地域づくりのパートナーとして育ててまいりたいと思っておりま す。 ○18番議員(貴島 修) 私もですね、この年になってですね思うわけですが、その若い人 たちがスポーツカーであればですね、その前のダンプにはなりたくないとこのごろ思ってです ねいるわけであります。市長の考えと同じであります。ともに、頑張らなきゃならないと思う ことでありました。 次に移ります。南薩一帯の観光の取組ということでお伺いします。現状と課題をお伺いした いわけでありますけども、吹上浜砂の祭典の広報部会ということで、今年も参加させていただ きまして、観光の案内所に2年間ほど、詰めているわけでありますが、そこでいろんなパンフ レットをお配りしているわけです。来られたお客さんにお配りするわけですが、南薩地域ので すねパンフレットをお配りするわけですが、どこのパンフレットも似たようなもんでありまし てですね、良かったなっていうのは南薩振興局のパンフレットは結構喜んで持っていかれたな あと、広域だったんですよね、広いところがですね書いてありましたから、多分皆さん広い範 囲で記載されてたもんですから、それを持っていかれたのかなと思うわけであります。1番先 になくなりました。ですので各自治体が連絡とり合って、もっと工夫があればなと思うわけで ありますが、南薩広域の観光の委員会などでどのような取組がなされてるのか。各自治体の長 所や特色を生かして、ソフトの部分で有機的に話し合いがなされ、新幹線効果なども自分のと ころだけではなくてですね南薩一体として、取り上げられることがあるのか伺いたいです。例 えば、この観光のところに、夢を紡ぐセカンドステージの観光のところにですね、四十何ペー - 41 - ジかな、近隣市や薩摩半島観光振興協議会などと連携した広域的な観光PRに努めますとうた ってあるわけでありまして、あるいは魅力ある広域観光の推進ということで薩摩半島地域を中 心に云々ということで観光資源のネットワーク化やグリーンツーリズムなどの体験型観光等の 充実により広域観光圏の創出を推進しますと書いてあるわけでありますが、具体的にどのよう な話し合いがなされてるのかですねお伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 広域観光についてのお尋ねでございます。広域的な観光の取 組といたしまして今実施している現状について申し上げますと、いちき串木野市、日置市、枕 崎市、南九州市、本市の5市で構成します薩摩半島観光振興協議会、これとですね、南薩振興 局管内の指宿市、南九州市、枕崎市、本市の4市で構成します薩摩半島南部広域観光実行委員 会、これらの2つをば、今現在でつくっているところでございます。本年度の取組といたしま しては、薩摩半島観光振興協議会ではボランティアガイドの広域育成研修会の開催や熊本、福 岡からのバスツアー、福岡県域でのエージェントへの観光PRと特産品の紹介等を行う予定と しております。また薩摩半島南部広域観光実行委員会は今年設立したところでございますが、 年4回のモニターバスツアーと旅行雑誌記者や新聞記者等を招へいする事業を行う予定として おります。鹿児島県の観光動向調査によりますと、平成23年度の鹿児島県内の主要宿泊施設で の宿泊者数は、新幹線全線開通によりまして前年より18.3パーセント約45万人の増加となって おります。その中で特に指宿地区におきましては、43パーセント、約20万人の増加で新幹線効 果が顕著にあらわれております。本市の状況につきましては、観光スタイルの違いもあります けれども、宿泊者数は横ばいで新幹線効果を直接実感できるというような状態ではございませ ん。このような状況から1人でも多くの観光客を誘客し、リピーターを増やすためには、広域 観光に関する広報宣伝活動の強化や調査研究を進め、当地域に合った観光振興策を推進する必 要がありますので、南薩地域の関係市と連携した取組をば進め、さらに交流人口の拡大を図っ ていければと考えているところでございます。 ○18番議員(貴島 修) 広域の観光のボランティアなどを育成されているということであ りました。いいことだと思うわけでありますが、非常に指宿などは、新幹線効果で指宿のたま て箱ですかね、という列車も編成を増やしたということなんかも聞いておりますが、非常にう らやましいな思うわけであります。 2番目にですねお聴きしたいのは、ここに短期、中期、長期の目標と計画を伺いたいと質問 に書いてあるわけでありますが、南薩一帯の観光の取組をする中で、南薩一帯及び我が市のそ れを伺いたいわけですが短期、中期、長期のですね、それがないと、計画はたてられないと思 うんです。そんなに難しいことかなと思うわけでございますが、目標にはですね、それぞれ数 字とですね、言葉が必要だと思うんですよね。それがないと必要なものが洗い出されてこない と思うんです。ですので、基本計画にここにもですね観光のことで基本計画に書いてあるんで す。確かにそうなんだなあということなんですよ。ところがですねこの言葉を羅列して文言を - 42 - 羅列してあるわけなんですけども、確かにそうだなと、そうだねと思うもんです。これを凝縮 したその言葉や数字が必要だと私は思うんですよ。この何ページかのことをですね、市長がそ の市内外に行って、トップセールスするなり講演をするなりするときですね、こんだけのこと は語れないですよね。ただ観光のことだけでですね。ですから、市長が、市内外へどこへ行っ てもですね、短時間で、市民であっても、市外の方であっても、「あぁ、南さつま市というの は こ ん な にす ば ら し いん だ な 、 こん な す ば らし い 観 光 の目 標 な り 計画 な り 持 って る ん だな あ。」と思っていただくようなもっと凝縮した言葉とか、数字が必要だと思うんです。私はサ ッカーをしてますから、日本サッカー協会のですね、50年の目標というのがあるんです。そこ にはですね、2050年度までにこのような数字でサッカーファミリーをこのようにします、この ようにしますということでですね、あるいは、ワールドカップを2020年度までに開きますとか ですね、そのような具体的にですね、言葉と数字がですねあるんです。それに伴いまして私た ちも、その一員としてですね、南さつま市で活動してるわけです。理念と目標や計画に対する わかりやすい、誰が聞いてもわかりやすい言葉と数字がですねあるんですよね。例えばそうい うものをですね市長がどっか言って語れることは非常に、南さつま市にとって非常に有意義な ことだと思うんです。そのようなのを作るのもですね、ブレーンの仕事の一つだと私は思いま す。いかがですかね。 ○市長(本坊輝雄) 観光についての今後の計画をどのように考えているかということであり ます。私は平成9年に初めて北海道旭川市に仲間と一緒に雪像制作に行きましたときに、向こ うの方から「どちらから来られましたか。」と言いましたら、「鹿児島から来ました。」と、「鹿 児島って九州ですよね。」ということでありまして、「そうです。」と、そこから始まったわけ でありまして、「九州の鹿児島です。」と「あっ、九州ですか。」と、北海道あたりに行きます と、自分たちの頭ん中にもですね、各市や町がどこにあるか頭の中にないと思いますが、旭川 と函館が隣り合わせぐらいに思ってたり、稚内が隣り合わせぐらい思ったりするようなところ なんですよ。だから「あんたのまちはどこですか。」と、鹿児島でですね、鹿児島の話しまし て、「あなたたちのまちはどこですか。」と、吹上浜、南さつま市、金峰、大浦、笠沙、坊津、 加世田、なかなか知り得ていません。今も知り得ていません。よく言われますのは、「指宿の 近くですか、知覧の近くですか。」ということはよく言われます。でありますので、私もオリ ジナルの法被はわざわざですね、薩摩半島のを前に書いたので、「ここが南さつま市です。」と いう絵を入れておりますが、そういう思いでまだまだ私どもの地域の知名度というのは低いと ころにあります。そういう中での観光のお客様を交流人口の拡大を展開していくための今取組 を行っているわけでありますが、全国的に指宿や鹿児島市の方に訪れるお客様、霧島に訪れる お客様というのは、数字では最近ちょっと新幹線開業から数字が落ちてきたということで指宿 の方でもちょっと十数パーセント落ちてきたということで、今後の取組が課題だと言われてお りますが、一般的には九州の入込客はここ新幹線開業から総体的には私は増えていると思って - 43 - おりますが、そのお客さんをどのように誘客するかということが必要であります。県の方では、 薩摩半島、南部広域観光実行委員会を設立いたしまして、この県のですね南部広域観光実行委 員会というのは実は南薩地域振興局の所管の4市の話であります。私が昨年まで薩摩半島観光 振興協議会の会長を2年務めておりましたが、いちき串木野、それから日置、南九州、枕崎、 南さつま市でした。「指宿も入ってくれませんか。」と言いましたら、指宿は、屋久島の方を向 いておりますので、「いや結構です。」ということで、薩摩半島観光振興協議会には入っていた だけません。今も入っていただけません。でありますので、この南薩地域振興局が事務局を持 ってるこの広域観光で薩摩半島をステージとした取組を行っているところでありますが、やは り中央駅からですね、笠沙恵比寿や輝津館などを経由しながら海道八景をめぐる、いわゆるこ のうちの226を活かしたですね、地域づくり、そのために指宿へ向かうバスツアーの実施とか、 エージェントの招へい事業を行うことを今、努力をいたしているところであります。やはり職 員にいつも言うのは、県内に19市ある中で、空港も港もJRの駅も高速道路のインターチェン ジもないのは南さつま市だけです。こういう状況下の中でどうやってお客様を連れてくるかと、 来ていただけるかそのアクセスをどうするかということ等をですね、幅広く考えようやという ことを今申し上げていることであります。そのためには、レンタカーの有効活用はどうだろう か、大隅での実施をやってること、それから日置市がホテル旅館に泊まった方へのキャッシュ バックとかいろんな取組等もやっているわけでありますが、県の関係機関とも連携とりながら ですね、幅広く、そして話題性をつくりながらですね、お互いが努力していかなければならな いなと思っております。1つの話題をつくるということはですね、黙ってても、JRがたまて 箱を造ってくれたり、隼人の風を造ってくれたりする地域とは違うと。その中で、その中でど んな取組をやっていくかということだと思っております。県の観光振興基本方針の中では県全 体で宿泊者数をですね平成26年には、今の10パーセント増の550万人ぐらいにしたいというこ とを数字を出しておりますが、私どももですね、交流人口をもっともっと拡大したいと、そう いうふうに思っておりますが、グリーンツーリズムもしかり、グリーンツーリズムやらですね ブルーシーツーリズムもしかりなんですけれども、どこに予算をどう打ち込むか、そういうこ と等もですね、よく生きた金を使おうと、生きたときに生きた金を使おうということをよく職 員とも話をするんですが、どこにどんな施策打ち込んでいった方がいいのか、そのことをです ねよくお互い考えていこうやということ等を検討をいたしております。だから、実際お客様に またメディアを使って情報を何の頼りによって情報を発信するのか、景色がきれいだけでお客 さんが、もっともっと魅力があれば来たはずですが、これまでも来なかった、それは道路が悪 いからだ、いや道路が悪いからじゃなくて、あの道路の悪い宮崎の綾にはたくさんの人が訪れ るわけでありますから、そこに自分たちのこの地域にどう付加価値を付けるかということも大 切であろうと思っております。それぞれ合宿誘致等も施設の整備等も課題はたくさんあります が、私やっぱり観光の今後の振興の中で欠かせないのは、南さつま市の観光協会の体力の増強 - 44 - です。百数十万円の予算しか持ってないですね観光協会がですね、観光事業ができるわけがあ りません。それとですね、私は観光協会の事務局が市役所の庁内にあるようじゃですね、まだ まだですね、動きがですね、まだまだ今後の今のこのいろんなリピーターがですね、またいろ んな顧客がですね新しい発想を持っていろんな多様なニーズを求めてくるわけでありますが、 それにどう対応するかというのはですね、やはり他市では事務局を新たに構えて、そして体力 増強、また自立に向けてのですね、予算も持って活発化するようなそのことがいろんなエージ ェントでもいろんなツアーでもですねツアー開発でも商品開発でもできるわけでありますので、 そういうこと等に向けて今、観光協会の方にも内々打診をしてあります。自立できる観光協会。 それから特産品につきましてもですね、観光協会の中にある特産品部会ではなくして、南さつ ま市の特産品部会として自立できないかですね、こういうこと等もいろいろとお話をしている ところでありまして、ここ一、二年内部の方でも、御検討いただけるのではと思っております が、これから協議が始まるわけでありますがやはり外に行ったときにですね、観光協会がいろ んなところが私どもとおつき合いする中でやはり体力のあるところ、そしてまたそれなりの情 報を持っているところの動きというのは本当にうらやましい限りの動きを活発化するところが ありますので、私ども組織の充実も含めて、それからハード面はハード面、ソフト面はソフト 面でありますから、行政がやるべきこと、皆さん方のお力をいただき観光関連業者のお力をい ただきながらやること、市民のまた知恵をそして市外のゆかりのある皆さん方のですね、いろ んな情報等も賜りながら、より観光の活発化に向けて努力していきたいと思っておりますので、 どうかよろしくお願いいたしたいと思います。 ○18番議員(貴島 修) 南薩の観光の協会とか、促進の協議会に指宿が入ってないという のは、私は初めて知りました。いやなとこですね本当に。議会で言っていいのか、悪いのかわ かりませんけど、正直に思いますよね、そのように。何考えているのかなと思いますよね。私 たちも、指宿の菜の花マラソンにはですね、「よかど出らんか。」ということですね、一生懸命 協力してるんですけど考え直さなければいけないと思いますね本当に。市長がおっしゃいまし たように空港も大きい港も高速道路のインターもなし、おまけに駅もありません。これは我が 市の特徴としてですね、とらえなきゃいけないと思うわけでありますが、まさに観光協会の体 力の増強、それもスピーディーに実施していただきたいもんだと思います。数日前の読売新聞 に南さつま市の22年度ですかね、スポーツ合宿の入り込みが12パーセント減だったですかね、 数字は詳しく覚えてないんですけど、そのようになりまして、長い間1位だったのが3位にな ったと書いてあったように聞いておりますが、1位が鹿屋、2位が志布志だったということで あります。その減少のことは、ここにも、先ほどから提示してます基本計画書の中にも書いて ありますね。22年度は減っております。ということは23年度はもっと減ったのかなと、去年の 3.11のことがありましたので、もっと減ったのかなと思っておりますが、このことは、産業 建設委員会の所管事務調査で調査研究課題ということで、この議会内にということでしており - 45 - ますので、答弁は求めません。私も自分のできるところで、南さつま市のサッカー協会の事務 局や、役員、会員あるいは市の生涯スポーツ課の皆様にそれぞれ負担をかけながら、悪いなと 思いながらも招致した招いた大会があります。一つは、全日本歯科学生サッカー大会が確か27 チームだったか28チームだったですかね、が、700人ぐらいの参加で、8月には3日から練習 が始まりまして4日から試合が始まり、決勝が9日と6日間の長期戦でしたが、皆さんのおか げで、無事終了しまして、すばらしい環境のもとでサッカーが楽しめてありがたいことだった と、学生たちが言って帰りましたことを報告申し上げておきます。それから旅館業あるいは観 光に関する業界からも非常に喜んで良かったと言っていただきました。大変だったんですけど も良かったのかなと思います。それともう一つ、来る9月15、16日には、本坊市長を名誉会長 とします第66回の県民体育大会サッカー競技が我が市の桷志田サッカー競技場で行われます。 私は人工芝と書いて出しましたら訂正がきましてですね、県の協会の方からきました。だった なあと思うことでしたが、桷志田サッカー競技場で県内12チーム、約300名の選手が戦いを繰 り広げるわけでありますが。それから12月には小学生48チームの参加で市内の企業の皆さんの 後援でNTカップもあります。たくさんの応援もあり賑わうと思うわけでありますが、今申し 上げたことは、他より秀でた環境を利用して、民間と市の執行部がいっしょにが手を取り合っ て頑張っている一例だと思います。そういう例は、我が市にもたくさんあると思うわけであり ますが、我が市には他と比べて秀でた環境があるし、秀でた環境をつくり出す努力もしなけれ ばならないと思います。そのために、先ほどから申し上げております短期、中期、長期の指針 が必要であり、目標が必要だと思います。我が行政が我が市の観光という大きな川をつくり上 げていく、たたき台を市民に提示する義務があると思うわけであります。それから先ほどもあ りましたけども、平成32年度の国体が、我が県で開催されるわけでありますが、サッカーは3 つのカテゴリーで実施されます。成年男子に高校男子それと女子という三つのカテゴリーがあ ります。この3つのカテゴリーを一つの会場で一つの地域で行うのは不可能だと思います。一 昨日、県のサッカー協会の専務理事と話しましたら、そのようなことがありました。それも視 野に入れておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 今後のいろんな大会等、大きな大会等、非常にうれしいこと だと思っております。今後ですねその国体なんかまだちょっとはっきりとわかりませんけれど も、できるだけ当地域も一緒になりながらですね、開催できるような方策、これはまた市全体 を挙げてということになるだろうと思いますので、また、いろんな関係競技団体とも連携をと りながら進めていかなければならないと考えております。 ○18番議員(貴島 修) そのほかの国体でもですねいろいろ種目がありますので、我が市 でできるもんでありましたらですね、非常に大変なことですけども、考えていただければあり がたいと思います。やはり国内の一流選手が目の前でプレーすることを、サッカーだけではな くてほかの競技もあると思うんですが、子どもたちの育成のためにも非常に役立つものだと思 - 46 - います。それとですね先ほど申し上げておりました短期、中期、長期の目標なり、そういうこ とを、言葉と数字でつくりあげることが必要だと申し上げましたけども、そのことについては どう思われますか。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 広域的な取組、今、始めたばかりでございます。議員おっし ゃいますとおり、具体的な数字というのも大事だろうと思いますけれども、なかなか観光の後 進地域、本市においてはですね、これまでもなかなかその数字的な関係、県内でも指宿、霧島、 鹿児島市この3地域については観光統計等で主要地域ということで数字等もあがっております けれども、その他の地域につきましてはなかなか数字も、現在まで上がっていない状況でござ いますので、できれば関係しております協議会等の中でですね今後具体的な計画をつくりなが ら5年後、10年後等の、協議等ができればまたその中で数字等も上げることができれば上げて いきたいというふうには考えております。また、関係する協議会の中で今後また検討させてい ただきたいと思います。 ○市長(本坊輝雄) 今、部長が答弁いたしたとおりでありますが、やはり後進地域、まさし くまだ環境を整えていこうという段階であろうと思っております。いろんな施策を展開してい かなけりゃならない。これだったら、年間何十万人増が求められるよという一つのそういうこ とはないわけでありますが、幾つかやれるもの、考えられるもの、連携取れるものは、いろん な方策を考えていかなければならないと思っております。その一つが来年の鑑真大和上であっ たり、今回取り組んでおりますクジラの骨格展示館であったり、それから、先ほど、私の言葉 足らずであったと思いますが、指宿市についてですね、その協議会には、いろんなたくさんの 協議会に指宿、霧島等入っている関係がありまして、御遠慮くださいというだけのことであっ てですね。指宿市もいろんなモニターバスツアーのとか、いろんな連携については十分な御協 力をいただいておりますのでですね、良かふうに思っていただきたいと思っているところであ ります。実は、笠沙恵比寿のこと等につきましてもですね、後ほど質問を受けるわけでありま すが、やはりそのバス1台泊めめられないかということ等をよく言われます。今、10部屋しか ありません。バスで来たいんだけれども泊まれないかと。そうすると前はですね1部屋に4人 ずつ泊めれば良かったんですよ。でも、そういう4人ずつ泊める10部屋しかないんですが、4 人ずつ泊まるというのがなかなかですね、誰でもというわけいきませんので、大体せめて2人 ぐらいのペアでくるケースが多いわけです。そういう話があることがですね、こちらの方に目 は向いていただいていると、もう1つ市内に民間さんが今ビジネスホテルをですね、建築中で ありますが、これもやはりこちらにお見えの滞在の方々のやはり実数として増えている数字が あるからこそ、将来性を見込んで新しいビジネスホテルをお造りになったと思っております。 そういう意味では実感できる観光であったり、スポーツ交流であったり交流人口の拡大にはで すね、拡大の方向で動いていると思っておりますので、また、しかるべき時期に、いろいろと お示しできる日がくるのではと思っておりますので、いろんな意味での取組を今後も展開して - 47 - まいりたいと思っております。 ○18番議員(貴島 修) 先ほど私は、南薩一体、それと我が市の短期、中期、長期と、の 目標なり計画なりということをお伺いしたわけでありますが、我が市の数字というのは、上が ってきているわけですよね、ここにもありますように、年間宿泊者数が平成18年から22年まで、 22年の宿泊者数が8万1,867人、入込客数が174万6,583人という数字が上がってきているわけ です。そして18年からずっとそういうことがありまして動向もわかるわけでありますね。とす るならば、それとスポーツ大会、合宿などによる延べ宿泊者数の推移という数字もあるわけで あります。そして民泊による修学旅行生などの受入数の推移というこれもあるわけですね、こ れが、このような数字がたたき台になるのではないですかね。こういう数字を基に、こういう 数字がないというんだったら話は別なんです。南薩一帯は難しいかもしれないけれども、我が 市の、短期、中期、長期の目標なりというのは、いろんな観光の分野でグリーンツーリズムは こうであるとか、あるいはブルーツーリズムはこうであるとか、いうような数字の目標なり、 あるいは言葉の目標というの立てられないもんなんですかね。私は、それを先ほどから申し上 げておりますように市民の皆さんあるいは市外の皆さんに、市長が言えるということを言える。 そのようなものをつくるというのも、仕事の一つだと思うわけですが、非常になんか上から目 線みたいなことを言って申し訳ないんだけども、私も観光の仕事でありますが、危惧するわけ ですから、南さつま市民の1人としてですね危惧するもんですから申し上げてるんですが、ど うなんですかね、例えば、ここに基本計画とあるわけでありますが、過去の数字しかでてない わけですね、そこで、5年後はこうでありたいんだというようなものは出せないのか、それに 向かってみんな一緒に手を取り合っていこうじゃないかと。そういう心踊るものがあればなと 思うわけですが、部長いかがですか。 ○市長(本坊輝雄) 今それぞれの今日のデータはあるわけでありますが、私ども、いろんな 振興計画等々もそれぞれの段階で作っておりますが、観光だけのというのは、これまで作って はおりません。今の御意見等も踏まえながらですね、やはり交流人口の拡大等も含めて、一つ の指針というのも大事であろうと思っておりますので、今後内部で検討さしていただきたいと 思います。 ○18番議員(貴島 修) 3番目の質問に移ります。3番目に、第三セクターなどの民営化 について伺いますということでお聴きしてます。これは私、以前にも質問しました。なぜ今回 この時期に質問するかと申しますと、いなほ館の民間移譲への契約が終わりまして、12月頃に は再開の目処がついたと聞いております。さあ次はどこを、どうしょうかというところだと思 うわけであります。まず市の関係するそれぞれの施設の現状と課題、考え方を伺いたい。それ と、前の質問でもお伺いしましたけども、行政がどのような考えかたを持っているのか、この 件に対してですね、第三セクターなどの民営化について、行政が、執行部がどのような考え方 を持っているのか、どこを核として、どこを目標として、最終的にですね、長期的に大きな川 - 48 - を大きい流れをつくっていくのか。市民に示すために、たたき台としてでもですね、短期とか、 中期とか、長期の目標とか計画があると思うんですが、ただし、それを発表できることと発表 したらやりにくいなと思うこともあると思うんですよ。それはあると思いますよね。私は、国 民の生活が第一というキャッチフレーズを持ってる党もありますが、それも大切なんですが、 やはりそれも大切ですし、地域の利益というのも大切だと私は思うわけでありでます。その中 でそういうことも、含んでいただきまして、発表できる、この場で明らかにすることはできる もんでしたら、明らかにしていただきたいと思うわけであります。 ○議長(大原俊博) ここで休憩します。再開は13時にいたします。 休憩 午前11時57分 再開 午後 1時00分 ○議長(大原俊博) 再開します。 ○市長(本坊輝雄) 本市の関与する第三セクターの件でありますが、御案内とおり株式会社 いなほ館につきましては、現在、木花館、味楽来館の指定管理を行っておりますが、平成25年 の3月末をもって、会社を解散することといたしております。今後、木花館につきましては、 地域の特産物の販売などを通して、地域の活性化を図る施設となるとともに、安定した経営を 続けることが課題であると考えております。このため、公共サービスの水準の確保という要請 を果たすことのできる適正な指定管理者を平成25年度から公募することとしておりまして、こ の9月6日から募集を開始、市報9月号及びホームページ等で公募の周知を図ることといたし ております。公募の内容は、応募者の資格として市内に本店、支店、営業所のある団体とし、 指定期間は、人材の確保や運営の長期的な計画を立てやすくするために5年間とするとともに、 これまでの経営状況等を踏まえて納付金の530万円を徴収することとしております。また申請 の受付につきましては、10月1日から5日までを予定しているところであります。 次に、笠沙恵比寿につきましては、本年市報7月号にその現状について、掲載をいたしまし た。入場者数につきましても、売上げにつきましても減少いたしており、厳しい経営状況にあ るところであります。御案内のとおり株式会社笠沙恵比寿は、株の96パーセントを市が、残り を南さつま漁協と杜氏の里笠沙が出資してつくった会社であります。かつて、経営状況は、平 成15年度の1億6,507万円の売上げをピークに平成23年度は1億188万と38パーセント減少し、 8,000万の資本金も23年度末では389万となっているところであります。利用の状況もですね、 ここ五、六年、二十四、五パーセントの減ということであります。そういう状況を踏まえまし て、厳しい経営状況であることを踏まえ、昨年、笠沙恵比寿のあり方検討委員会を設置して経 営課題を明らかにし、経営改善策、自立した経営の可能性等について検討をいただいたところ でございます。その報告を踏まえ、どのような具体的な手法で経営改善に向けた取組を進めて いくかということが課題であると認識をいたしております。 - 49 - それから、株式会社杜氏の里笠沙につきましてでありますが、黒字経営が続いており、順調 な経営はなされているところでありますが、しかしながら焼酎業界においては、平成20年度4 月からの、租税特別措置法の酒税の軽減措置が来年の3月までで切れるということでございま して、軽減措置20パーセントいただいておりますので、これが完全撤廃されますと、税金がま た400万ぐらいは納めんなすまんという状況が生まれてまいります。いろいろとこのような状 況下にもありますので、現在、黒字ではありますけれども、やはり、今後の経営努力というの は、求められていると受け止めておりますので、安定した経営をどうするかというのが課題で あると思っております。 それから味楽来館につきましては、現在、市内で生産される農畜産物に付加価値を高めて特 産品の開発製造等を行うことによって地域農業の振興及び地域の活性化を図ることを目的に設 置したものでございますので、今後、農村活性化の拠点として位置づけてまいりたいと思って いるところであります。 なお、今後の目標、計画についてのお尋ねでありますが、木花館につきましては先ほど申し 上げましたようなことで、公募を行いながら民間による指定管理をお願いしていきたいと思っ ております。 笠沙恵比寿につきましてはですね、昨年度、あり方検討委員会を設置して、提言をいただき ましたが、その内容を踏まえまして、まず段階的に外部の人材の活用を図りたいと、外からの 外部の知恵を入れたいと思っております。そこで経営改善を目指したいと思っておりますが、 25年度から26年度にかけて、この経営改善の状況を見ながらですね指定管理者の変更あるいは 施設の民間移譲ということ等も含めて、判断をしてまいりたいと思っているところであります ので、ひとまず外部の人材を活用しながらですね、経営改善、それから広報、営業活動等もで すね視点を変えた取組をやってみたいと思っております。 次に、株式会社杜氏の里笠沙につきましては、これも御案内とおり平成21年、22年私が就任 いたしまして経営の問題で、議会の皆さん方にも大変御心配をおかけいたしましたが、23年度 にかけては、大きく経営の改善がなされたところであります。しかしながら、やはり第三セク ターという性格の会社でありますので、今後ですね安定した経営とはどういうものなのかとい うことを考えまして、特に酒税法の関係もありますことからですね、会社の在り方については、 庁内において、いろんな専門の方々をですね、お呼びしながら御意見を伺うなどして、内部の 方で整理さしていただきたいと思っております。その検討を踏まえまして、今後のですね、中 長期的な計画を杜氏の里笠沙の在り方を検討してまいりたいと、そういうふうに考えていると ころであります。 次に味楽来館につきましては、もう御案内のとおり株式会社いなほの解散を見込みまして、 今後の管理についてはですね、今直営として管理するか、他の団体等に指定管理するのか、今、 検討を行っております。以上そういうことであります。あとのこと等につきましてはそれぞれ - 50 - 担当部長の方から答弁をいたさせます。 ○18番議員(貴島 修) ないみたいですので、ほかにですね、私が第三セクターなどとい うことを書いているもんですから、ほかの坊津病院とかあるいは、それに関する、何ですか、 高太郎にある和楽苑とか、あの辺のことはどうされるかは。今回の質問の中で私は含めたつも りだったんですが、もし検討されてなかったらないでいいです。私の質問の仕方が悪かったで しょうから。してない。準備してる。そしたら、そこのあたりをお願いします。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 坊津病院と和楽苑の在り方等については、方針としまして、民 営化等も含めて経営形態の在り方を検討するというふうに考えておりまして、それぞれ経営形 態も何パターンもございございますので、今、庁舎内部の担当者の方で、その経営パターンの それぞれの資料収集、それから内容の吟味を今庁舎内部で検討しているところでございまして、 それを今年度中にそれぞれそろえまして、来年度、このあり方検討委員会を設置しまして、諮 問を行いまして、ベストな答申を25年度中にいただきたいなというふうに、今、考えていると ころでございます。以上です。 ○18番議員(貴島 修) 今、言われるように、途中であるとかということでありますので、 わかりましたらですね、私たちがわかりやすい形でですね、提示していただきたいと思います。 市長の方から、木花館、笠沙恵比寿、杜氏の里、味楽来館などの説明がありました。わかりま した。具体的に検討されてるようで結構なことだと思います。市長がよく言われますけども、 スピードが問題だということを言われます。一つスピーディーにこのあたりのことも結論を出 すなりしていただきたいもんだと思います。時間は余りましたけれども、最後に、市役所職員 の皆さん、特に幹部職員の皆さんに申し上げたいんですけども、私はよく市民の声を聞きます と、結構皆さんのですね、動向というのは、南さつま市の市民の未来に対してですね、多大に 影響力を持っていらっしゃると思います。市の職員あるいは幹部職員の課長、部長の皆さんも ですね、皆さんがおっしゃることとか言うことにはですね、皆さんもよく皆さんのお住まいの あたりで話されることもあると思うんですけども、大きな影響力を持っていらっしゃるという 自覚をですね持っていただきたいと思うんです。私は、今日申し上げた2番目と3番のことに 対して、短期、中期、長期の目標なり計画なりを数字と分かりやすい言葉で持っていただきた いというのはですね、そういうことをですね皆さんが言っていただければですね、結構啓発に なるんですね、そういうものをたたき台としてもですね、皆さんが提示する必要があると思う んですよ。先ほどの、今、清水さんに貸しましたけれども、これはですねバイブルですよね、 いろいろな印刷物がありますけども、たった作って終わり、配って終わりじゃないですよね。 何かそれで終わっているような気がしてですね、大きな予算を投じて、このようにですね南さ つま市の総合振興計画の基本計画書という夢を紡ぐセカンドステージというすばらしいバイブ ルとか、これはもうお経ですよね。これがあるだけでは駄目ですよね。例えばどんな考え方、 宗教というのは哲学なんでしょうけれども、それはただこういう教科書とかバイブルとか、お - 51 - 経があるだけじゃなくて、それが駄目で神父さんとかお坊さんとかですね、そういう伝道者が 必要なわけですよね。これの伝道者は誰かということなんですよ。私はですね、市長はその伝 道者のトップなんですけども、その職員の皆さんもですね、その伝道者であると思いますよ。 その自覚を持ってですね、いろんな場所で、だから、そういう長い文章じゃなくて、わかりや すい言葉で、何回も繰り返し繰り返し聞いても心の奥底に届くようなそのような言葉をですね、 その目標の計画の中につくっていただいて数字と、そしていろんな場所でですね、市民の皆さ んに伝えていただきたいと思います。いろんな場所で市民の皆さんに啓発していていただきた いということ、これはですねお願いであります。それをお伝えしまして終わりにさしていただ きます。ありがとうございました。 ○議長(大原俊博) 次に、今村建一郎議員の発言を許可します。 [今村建一郎議員 ○20番議員(今村建一郎) 一般質問席] 午後 1時14分 どうも昼から先、ちょっと食後、満腹の状態で上まぶたと下ま ぶたが仲よくなりそうな気もしますけど、気を引き締めて質問したいと思います。 まず、今年、せんだってですね台風15号、大きい台風でですね、ちょうど進路をですね、変 えていただいてですね、ちょうどあの時期、普通水稲の花芽の時期でですねあれが直撃すると またそれなりの被害が出たんじゃないかなというように考えられましたけど、非常にそれてい ただいたということでですね、またこれから先ですね、実りの秋へ向かいまして、普通水稲は もちろんですが、柑橘類とかですね、それから抑制かぼちゃ、秋かぼちゃですね、これ等の被 害等もですね今の状態でありますと、順調に収穫の方へ向かっていくんじゃないかなというふ うに考えられます。私はですね大きく二つについて、質問をいたします。 まず、大きい方のですね農業関係について伺うということでですね、これは2回目にもなり ますけど、まずその1点目ですけど、ジャンボタニシの捕獲についてというようなことでです ね質問をいたします。今年でですね、緊急雇用対策事業の一環として2年目になろうかと思い ますけど、ジャンボタニシ、早期水稲、普通水稲、これのですね昨年、今年の被害状況等をで すね伺いたいと思います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 通称ジャンボタニシ。正式名称スクミリンゴガイというよう でございますけれども、これは田植え直後のですね柔らかい葉を好んで食すということから、 田植え直後の圃場において被害を受けるということになります。それの被害状況ということで ございます。南薩農業共済組合の水稲共済の被害申請がありますのでこれによりますと、平成 23年産の普通期水稲、これにおいては加世田地区で10アール、それから24年産の早期水稲これ においては金峰地区が110アール、加世田地区が23アールの被害を受けたというような状況で ございます。 ○20番議員(今村建一郎) 今、被害の状況が部長の方から報告があったわけですけど、普 通で10アール、まあ1反ですね、それと早期では、金峰の方で110アールと、そういう被害が - 52 - 確認されているわけですけど、面積からするとですね、そう大した面積じゃないかもしれませ んけど、今後ですねまた撲滅というような状況に持っていければいいですけど、なかなかそう いう方向は難しいかなと、今の時点では考えられます。それとですね、捕獲の実績ですけど、 捕獲の量ですね。それと捕獲に要した人員ですね。ことを伺いたいと思います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 駆除作業でございます。金峰、加世田、大浦、笠沙地区の水 田において実施をしております。具体的には成貝の捕獲と卵の駆除でありますが、23年度にお きましては7トン、24年度は3トンの成貝を捕獲し、枕崎市の内鍋清掃センターで処理をして おります。議員おっしゃいましたとおり緊急雇用対策事業を活用しておりまして、23年度が7 か月間、6名の方を雇用し、24年度については、3か月間で6名の方をば雇用して駆除に当た っあたっております。 ○20番議員(今村建一郎) 今、昨年と今年ではですね、半分以下というような捕獲量の報 告がありましたけど、これは期間的なものも考えられますし、7トンと3トンというようなこ とでしたけど、かなり差がありますけど、わかってたらですねこの辺は、後もってもまた出て きますけど、反省させられるような点は、半分以下の捕獲の量で反省するような点はなかった ものか伺います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 24年度につきましては、まだ、普通水稲の数字は入れてござ いません。この駆除作業につきましてはですね圃場内を除いた用排水路や水口周辺、これを中 心に行うという状況でございますので、各圃場内の捕獲につきましてはですね、圃場内に立ち 入って捕獲ができないというようなことから、圃場内につきまして農家個人で捕獲するという ような状況でありますので、これらの水口等周辺、河川等、田んぼの外回り等をした時の捕獲 実績というのが先ほど申し上げた数字でございます。 ○20番議員(今村建一郎) 捕獲の量的なもんはですね、まだ普通水稲が含まれていないと いうような報告がありましたけど、この次のですね質問の今後の対策というようなことでです ね、今部長の方から答弁がありました内容の中に触れますけど、圃場の中は、要するに捕獲員 の方々は入って捕れないと、捕獲できないというようなこと、これは当然だろうと思います。 個人の田んぼですから、この辺をですね、私はですねやはり田植え後のというようなことで先 ほども報告がありましたけど、田植え後にですね非常にやっぱり被害が大になるっちゅうのは もう御存じのとおりですけど、こういうときにですねやはり圃場内にですね、耕作者がですね、 直接入って捕るような方向というのがですね、被害を最大限に抑えられるのではないかなと、 抑えられるというふうに考えられます。そういう点からですね個人の捕獲を対象にしたような 形でですね、捕獲したやつをですね例えば1か所にですね持って来ていただいてとか、圃場の 一角でもいいかと思いますけど、そういう所でですねやはり奨励的な処置というか、報償的な 処置をですね、考えられないもんか、この今後の対策というような所に入ってますけど、こう いうのは今後考えられないもんか、また、今までやった中でですね2年間やった中で、この捕 - 53 - 獲に対してのですね反省点等があれば伺いたいと思います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 卵についてはですね、田んぼの中に水の中に落とせばいいと いうことです。成貝についてはですねまた今後、集める、集荷すると捨てる場所、枕崎まで持 って行っておりますけれども、これらについては今後検討させていただきたいと思っておりま す。それからですねジャンボタニシは、卵をば畦に産むというような状況でございますので、 畦の草払いの徹底、そういうのをしながらですね産卵場を減らす取組等を今後行っていかない といけないなと、そういう指導等もしていかないといけないなというようなことも考えており ますので農林技術連絡会議、これらを通じながらですね、今後ともまた一緒になって指導を行 っていければなというふうには考えております。 ○20番議員(今村建一郎) 今ですね部長の答弁の中でですね、私、先ほど言いましたよう にですね個人捕獲的なものの今後の考え方、これはまだ検討というか、検討する余地はないも のか。この件を再度伺います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 個人捕獲をした後の処理ということですよね。圃場内の害虫 駆除等につきましてはですね、基本的にこれはもう生産者が行うということが基本であろうと 考えますので、圃場内の管理等についてはまだ今のところは考えていないというような状況で ございます。 ○20番議員(今村建一郎) 先ほど、今の答弁じゃなくて、先ほどの答弁でですね、部長の 方から畦に産むと、もちろん畦にもたくさん産んでおります。卵を産みつけております。稲の 穂にもですね、かなり産みつけられております。不思議なもんでですね水の水面からですね、 10センチぐらいのところ、稲がかなり大きくなってからですけど、10センチぐらいのとこまで ですね多分、かたつむりみたいに這い上がっくるのかなと思うんですけど、産みつけているわ けですけど稲にもですね、かなり産んでおります。畦ももちろんですけど、そういうことでで すね。今後、先ほども言いましたように撲滅というような状況には、近年のうちにいかないと 思いますけどまた今後ですね行政としましても、新たなるですね、駆除方法なりをですね検討 していただければというふうに思いますので。 それと2番目ですけど、戸別所得補償についてというようなことでですね、これは民主党が 誕生しまして、農業者の戸別所得補償導入されたわけですけど、多分今年で2年目になろうか と思います。昨年と今年と、いうようなことでですね、鹿児島県の支払い状況ですね、予算的 には5,000億を超える予算が組まれているというのは皆さんも御存じかと思いますけど、鹿児 島県の状況、それと南さつま市の支払い状況ですね。今年、去年と書いてありますけど、多分、 今年の分はまだ支払い状況はでてないかと思いますけど、昨年の分をお願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 支払い状況、県と市の状況ということでございます。まず、 鹿児島県の実績について申し上げますと、米価下落に対する生産者所得を補償する米の所得補 償交付金が2万4,694件で17億4,000万円、それから、米並みの所得を補償する水田活用の所得 - 54 - 補償交付金が1万8,630件で37億2,000万円、国内需給率の低い作物をば作付した農業者に対し て交付される畑作物の所得補償交付金が899件で1億7,000万円となっており、県の合計で3万 1,123件で56億3,000万円となっております。これの南さつま市の状況、23年度の実績を見てみ ますと、米の所得補償交付金が1,130件で1億3,254万6,000円、水田活用の所得補償交付金が、 121件で9,169万円、畑作物の所得補償交付金が45件で4,001万円となっております。このよう な状況でございます。 ○20番議員(今村建一郎) 私もですね、この戸別補償、昨年、今年申請したわけですけど、 水田のですね所得補償の方がほとんどかなと思いましたけど今、部長の報告の中にはですね、 もちろん畑とか、水田の替え作目とか、こういうやつにもというようなことで報告がありまし たけど、非常にですね、今の状態ではですね、これは政権次第かと思いますけど、今の状態で はですね、まだまだ農家の救済というような形ではですね、継続さしていただきたい事業の一 つではないかなというふうにも考えております。 それとですね2点目の農家への支払いの普及度というようなことでお伺いしますけど、当市 のですね支払いの可能が100といたしました場合に、請求ちゅうか未請求の方々が何パーセン トぐらいおられるもんか。この辺わかっていたら、お願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 農家への支払いの普及度についての御質問でございます。戸 別所得補償制度が22年度のモデル事業対策より2年が経過し、本年で3年目となります。パン フレットの作成や集落説明会等の実施をしながら周知についてはおおむね周知をされたものと 考えておりますけれども、しかしながら米の所得補償交付金は、米の販売を行っている農業者 又は水稲共済に加入している方が交付の対象となっておりますので、小規模の農業者において は、共済費と交付金交付額と相殺した場合にメリットが少ないことと農地集積等により対象外 になる農家もあることから、対象者が1,298人でございますけれども、そのうちの16.3パーセ ント、211人の方が未申請、申請を行っていないというような状況でございます。 ○20番議員(今村建一郎) 今部長の答弁の中で16.3パーセント、213名というような報告が ありました。11ですか。211名というような報告がありましたけど、この方々は、先ほどの答 弁の中にふれますけど、要するに該当しない方々なのかそれとも該当して未請求な方々なのか、 その点を。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) まずですね、水稲作付の合計面積から一律に10アールを控除 して所得補償交付金というのが出ますので、10アール耕作してない方については対象外、それ から、共済費等の加入をされてないと対象外というようなことになっておりますので、これに 加入してない方、これらの方々が含まれて211人の方が未申請ということだろうと思っており ます。 ○20番議員(今村建一郎) せっかくこういう補助制度というのが導入されてるわけですの で、農家の方々にですねまた今後ともですね啓蒙方々やりながらですね、普及率の向上にです - 55 - ね努めていただきたいというふうに思います。 それと、3点目のですね、青年就農給付金の就農者について伺うということでですね、先の 第2回のですね、定例会の議案の第55号、青年就農給付金の就農者についてというようなこと でですね前回の定例会で出たわけですけど、この給付対象が10名というようなことでですね前 回確認されてるわけですけど、もう既に今年の最終の方々が、今年の24年の4月からスタート しているわけですけど、10名、みんなスタートしてるわけですけどこの中でですね年齢、就農 者の年齢ですね、性別、地区、作物、それと、作物面積ですね、ことを伺いたいと思います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 年齢につきましては、20代が4名、30代が3名、40代が3名 の性別につきましては、いずれも男性というような状況でございます。それから耕作面積は総 体でですね12.31ヘクタールでございますけれども、内訳としましては水稲が1名、工芸作物 が2名、野菜が5名、施設が1名、酪農が1名と、合計で10名というような状況でございます。 地区についてはですね加世田地域が5名、坊津地域が1名、金峰地域が4名となっております。 ○20番議員(今村建一郎) 今ですね、年齢、性別、地区、作物を報告していただきました けど、全体で12.31ヘクタールですか。というようなことでですね。せっかくこういう制度、 年間150万円でしたね。こういう制度、それと5年間の給付というようなことでですね。特に、 本市におきましては、農業振興と第1産業のということでですね非常にやっぱいこうこの10名 の方々ですね、今までというか、就農からですね、5年後、当然その後もですね、以後拡大す るような方向にですねぜひ育てあげていただきたいというふうに思っておりますので。それと ですね、給付対象後の管理といいますか、この辺に触れていきますけど、今までですね、新規 就農者というようなことでですね。この給付金制度はですね過去にも、いろんな形でですねあ りました。ただですね残念なことにですね、給付後にですねほとんどの方々が離農をしていか れるんですね。やはりこの辺がもうやめるのは勝手といえば勝手なんですけど、せっかくです ねやはりそういう補助といいますか、そういうのをですね導入されてというか、いただいてで すね、頑張ってきて後でリタイアするような状況になるわけですけど、今後ですね就農された 方々、この給付金をいただいた方々等のですね5年後のそこら辺の管理、行政としましてまた 農協あたりとですね、この辺をどう考えているのかお願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 給付対象後の管理についてでございます。青年就農給付金受 給者は給付期間内、及び給付期間終了後、3年間について毎年7月末と1月末にその直前の6 か月の就農状況報告書を市町村に提出するということになっております。これにより、国県等 と協力をしながら、給付金を給付している期間、経営開始計画に即して計画的な就農ができて いるかどうか、実施状況を確認し、必要な場合は関係機関と連携して適切な指導を行うという ことになっております。そういう指導を行うことにしております。途中でですね就農をやめた というような場合もあろうかとございますけれども、農業経営を中止した場合、農業経営を休 止した場合、就農状況報告書の報告を行わなかった場合、就農状況の現地確認等により適切な - 56 - 農業経営を行っていない場合の4つのいずれかのケースに該当したというような場合について はですね、農業経営をやめた翌月分から給付の停止になります。このように月単位で給付を行 うことから、経営開始型の青年就農給付金については途中で農業経営を中止した場合でも、全 額返還するということにはなっておりません。ただしですね虚偽の申請をした場合は、全額返 還というような状況になっております。 ○20番議員(今村建一郎) 今、答弁の中で給付期間中の処置等は、今答弁があったとおり かと思いますけど、多分給付後のですね、就農についてから給付後の5年後のですね、この辺 の管理というようなのは、多分まだ検討されてないのではないかなというふうに考えられます。 今後ですねやはりこの辺のですね、やはり給付後の5年後のですね、就農者に対してもですね。 またそれなりのですね、連絡をとりながらですね、育て上げていくというような状況をですね、 努力して図っていただきたいと思います。 それでは、大きい2点目に入りますけど、震災瓦れきの受入等について伺うというようなこ とでですね、震災が起きてから1年半が経とうかとしております。今でもですね震災後の復旧 復興は、厳しい状態にあるということでですね。皆さんも御存じかと思いますけど、震災瓦れ きの処理はですねここ数日というか、数週間、数日のうちのは、かなり復旧がされているんだ よというような報告も耳に入れますけど、私がつかんだところではまだ全体の10パーセントぐ らいの処理しかなされていないというふうに聞いております。この瓦れきについてはですね放 射能に汚染されたというようなことでですね、非常にやはり生活環境的な面でですね非常にや っぱい受入にですね、拒否を示す状態もあろうかと思います。なぜ私はこの震災瓦れきをです ね、取り上げたかと言いますとですね、ここにですね福岡市のですね飯塚市の市長のコメント がありますので、ちょっとここをですね読まさしていただきます。今年3月ですね、03年の大 水害時の経験を踏まえ、瓦れき処理を少しでも早く進めないと復興はあり得ないと。水害時に 全国から、飯塚市が水害を受けたときですね、全国から支援を受けた恩返しをしたいとして震 災瓦れきの広域処理を受入れを前向きな意向表明、市議会も安全確保を前提にした受け入れを 求める決議を可決したというようなコメントが出てますけど、この恩返しをしたいということ で、本市におきましても過去水害等でですね全国の方々にですね、過去お世話になったかと思 います。やはりこういうのを踏まえてですね、鹿児島県でも19市の中でですね、阿久根市をは じめ4市がですね、この瓦れき受入れのですね、受入れを検討というようなことを、今年3月 スタートさしております。その後はわかりませんけど一応ですね、そういう形をとっておりま すけど、本市においてはですね今までこういうような言葉がですね、全然聞こえなかったとい うのは非常にですね、私も残念なような気もします。この辺をですね市長としてはどう考えて いるか伺いたいと思います。 ○市長(本坊輝雄) 震災瓦れきの受入れについてのお尋ねでありますが、被災地の皆さん方 が復旧復興に向けて懸命な努力を行っているわけでありまして、1日も早い復旧復興を願うと - 57 - ころであります。しかしながら、震災瓦れきの受入れにつきましては、南さつま市長としての 判断とか、議会としての判断とか、市民の理解を得るとか得ないとか、組織的には南薩衛生管 理組合の管理者としての判断とか、衛生管理組合の議会にお諮りするとか、そういう以前の問 題がございまして、どうかこれは御理解を賜りたいと思いますが、実は、震災瓦れきの受入れ についてはですね、3年以内に受入れて、そして処理をして、そして焼却灰は埋めなさいとい うのがこれが震災瓦れきの受入れであります。南さつま市はですね御案内のとおり、今、廃棄 物を処理する南薩地区衛生管理組合の内鍋清掃センターはですね、今年と来年にかけて12億の 予算をかけて10年間の延命化に向けて、この9月から工事に入るところなんです。ぜひ御理解 いただきたいと思いますが、平成35年までに使用するためにですね延命化工事を行うために、 今年7億2,000万、南さつま市も3億3,000万負担をして工事にこの9月28日から入るんです。 入るということは2つの炉がある中で1つの炉を延命化の工事に入るわけです。でありますか ら、市民のごみを1つの炉で処理していかなきゃならないわけです。2年間です。であります ので、市民の皆さん方の今ごみを処理するために2年間は延命化工事ですから、一切他の地区 のところをですね、受け入れる余裕がないところです。ぜひ御理解いただきたいと思いますが、 市長が判断すれば議会にお諮りすれば、住民説明会開くのどうのこうの以前の問題であるとい うことをですね、ぜひ御理解いただきたいなと思っております。工期は本年5月26日から来年、 工期はあいですけれども、正確にはですね今年の9月の28日から工事に入る予定でありまして、 26年の2月28日までの1年9か月間、清掃センターの延命化の工事に入ります。でありますか ら、実は、布団や衣類もですね処理をしていたものを、工事期間中に入るために処分をお願い しなきゃならんということで、特別にまた七百数十万の委託費を払って、これはもう焼却場じ ゃなくて別なところに処理をお願いしますと、そういう手続にも入っているところです。であ りますので、受け入れる以前の問題として自分たちの今置かれた衛生管理組合のこの延命化工 事を行っているということをぜひ御理解いただき、市民の皆さん方にもですね、そういう機会 があればですねこういう状況ですよと、何とか御支援したいという気持ちはやまやまあります が、そういう状況でですねどうも、まず自分たちのごみ処理が精一杯ということを御理解いた だきたいと思います。それからですね、処理に当たってはですね、この廃棄物処理法施行令第 4条第9号イに基づく通知等でですね、処分やら再生を委託をする市町村がですね、処分先に 市町村同士で契約しなさいとなっておりまして、実はですね。私の手元にある資料によります と阿久根も薩摩川内もいちき串木野も姶良もですね、議会は受入れをしていいですよというこ とでありましたが、阿久根もですね広域の北薩行政組合のために調整は全然進んでおりません ので、全然動きはございません。議会が表明しただけであります。それから薩摩川内はですね、 うちと一緒でですね、延命化工事に入るために処分場の予定がありませんということです。そ れからいちき串木野はですね、議会が執行部に申し入れをいたしましたけれども、国の動向、 近隣市町の動向を見ながら対応したいということでそういう状況です。それから、姶良市もで - 58 - すね議会から受入れはありましたが、具体的な動きは特にないということでありまして、先ほ ど飯塚の市長さんのコメントがありました。どこの首長さんも1,800の自治体の首長さんは何 とか協力したいということはやまやまだと思いますが、それぞれ住民の同意とかというのもあ ろうかと思いますが、九州においては108市の市の中で現在受け入れをしておりますのは、福 岡県の北九州市だけであると承っております。今後飯塚市がまたそういうアクションを起こす かわかりませんけれども、でありますので、私ども九州市長会等々でもですね、全国でも廃棄 物の処理については、瓦れき処理については、説明も受けているわけでありますが、どうして もこうやってハード面の自分たちの処理場がなければですね、どうしようもできないというと ころであります。話をもっと拡大しますと、そいじゃあ塩ぬきのために外に5年間放置するの はどうだと、10年間放置するのはどうだと、うちは何十ヘクタールあるからどうだという仮に 話があったとしても、それは国が認めません。3年以内に焼却して埋めなさいということであ ります。でありますので、そういういろんな条件等をクリアしなければということであります が、ひとまず南薩衛生管理組合の管内であります南さつま市におきましては、そういう状況下 にあるということでありますので、意思がないとか手を上げないから云々とかという以前の問 題だということで、是非御理解をいただきたいと思います。 ○20番議員(今村建一郎) ちょっと私の勉強不足というようなところもありまして、市長 のただ今の答弁に対しましてですね、気持ちはやまやまあるんだとこういうことがですね、非 常にこう、私としてはですねうれしい言葉に聞こえました。内鍋のですね改修工事、これは議 員である私もですね改修工事に入るというようなことでですね、先ほど言いました勉強不足と いうようなことでですね、焼却埋設とこの処置というようなところをですね、ただ野積みにし とけばいいんじゃないかと、こういう簡単なですね、瓦れき受入れの発想しかなかったという なことでですね。今答弁していただいてですね、本市の現状、今後というようなことで、今後 また住民にもですね伝えていきたいというふうに思っております。 それとですね、2点目としまして、市としてですねこの被災地への支援というようなことで ですね現在、岩手県大槌にですね、川野氏を1年間の派遣というようなことでやっているわけ ですけど、また物資的にはですね北茨城の方でしたか。今年で2回目というようなことで、コ シヒカリをですね、また新米を届けたというようなことで、報道等がなされましたけど、この 辺ですね今後、市長として支援的なもんを今後も続けていこうとか、いやもうそういう方向は ないよというなことでですね考えがあろうかと思います。その辺をお伺いいたします。 ○市長(本坊輝雄) 今後の被災地への支援でありますが、まずもって、災害応援協定を締結 いたしております北海道旭川市それから愛知県北名古屋市においては、被災地ではございませ んでしたので、通常の応援協定ということでありますが、北茨城市については、被災地でござ いましたので、それなりの応援を支援をさしていただいているところでありますし、いろんな 交流が深まっているわけであります。ただ今後被災地への広くまだまだ東北地方を中心にです - 59 - ね、被災された地域がございまして、全国市長会からも職員の要請がですね定期的に25年度要 請もきております。ただ、今回は、課長級の職員が1人派遣されておりますが、本人からの申 出でありました。やはり被災地への遠隔地への派遣というのは本人の意思を尊重しなければな らないというところもございまして、私としましては被災地の状況を把握しながら、また防災 意識を高める、そしてまた何はともあれ被災地の皆さん方のお役に立てるそういう職員を派遣 したいという気持ちはやまやまでありますが、今後、来年度へ向けてですね、そういう環境が 整うことをですね、大変期待をいたしておりますし、整えば派遣をしたいと思っているところ でもあります。それから、それぞれ災害応援協定を締結いたしました地域につきましても、応 援協定の締結以降ですね、やはり人と人の交流や物と物の交流が徐々に始まっております。特 に茨城県の北茨城市につきまして、福島県いわき市との隣接地でありますので、報道はされま せんが、大きく被災をされた地域でありますし、一時期4万人の人口の中で6,000人の方が、 1週間ほど避難生活を送った地域でもあります。そういう意味での復興が今進んでいると思っ ておりますが、今後皆さん方に元気を届けるためにもですね、今後一層の連携を深めてまいり たいと思っております。先ほど議員からもございましたように、先の北茨城まつりにつきまし ては、職員も派遣いたしまして、こちらの焼酎や焼き豚等も持っていきまして、そしてまた消 防団員の有志の皆さん方が真心でお届けいただきました400キロの新米とともにですね、北茨 城の方にお伺いをさしていただいたところで大変喜ばれたところであります。今後北茨城市、 そして災害はございませんが北海道旭川市、そして愛知県北名古屋市等々ともですね、今後、 積極的なおつき合いもさしていただくとともに、昨年いろいろと交流の中でおいしいお魚もい ただいたり、私どもも支援いたしました岩手県釜石ともですね、いろいろと今お話があるよう でございまして、えにしを絆をお互い大事にしましょうというようなことで今連絡をとり合っ ているところでありまして、また岩手県釜石市ともですね連携を深める。皆さん方に御報告で きる状況が整いましたら、また何かと御理解と御協力を賜りたいと思っております。 ○20番議員(今村建一郎) 今、市長の答弁の中で、応援協定なり、災害協定なりですね、 震災後いろんな形でですね、協定等を取り交わしてきてるわけですけど、これがですね今後で すね更なる発展を遂げましてですね、南さつま市のですねもちろん、人的、物的なですね交流 につながっていくことをですね、願って私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(大原俊博) 答弁の訂正がありましたので。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 先ほど今村議員の米の所得補償の関係の未申請の211人の方が どういう方かということの中でですね、私の方で間違った答弁しておりましたので、お詫び申 し上げて、正確にはですねこの211人の方は、農業共済に加入して10アール以上の米の作付を 行っている販売農家の方ということで、申請資格があるという方の中から211人が未申請とい うことでございます。訂正してお詫び申し上げます。 ○議長(大原俊博) 次に、清水春男議員の発言を許可します。 - 60 - [清水春男議員 ○13番議員(清水春男) 一般質問席] 午後 2時00分 9 月1 日は、防災 の日として 10万人以上 が犠牲にな った 89年 前 1923年、大正12年の関東大震災発生の日に当たり、災害に備える認識を深める取組が各地で行 われています。東日本大震災と福島原発事故から間もなく1年半です。多くの住民がふるさと を追われ、避難生活が今も続く事態の改善が急がれています。日本は地震、津波、台風などが 相次ぐ災害多発国です。わが南さつま市でも、昨日、かせだふれあいセンターを中心会場とし て、今年度の防災訓練が行われ多くの市民が参加していました。内閣府が、南海トラフを震源 とするマグニチュード9.1の巨大地震が起きた場合、最悪で32万人が犠牲になるという新たな 地震の被害想定を発表しましたが、防災訓練に参加した市民の中でも、このことが話題になっ ていました。従来の犠牲者を13倍も上回る想定をしたのは、マグニチュード9の巨大地震を想 定外として備えを欠き甚大な被害を生んだ東日本大震災の反省を踏まえて作られたものです。 常に最悪を想定し、命を守ることを最優先にすることを防災の鉄則にするべきです。そのため には、国、地方自治体、住民のレベルで地域の状況をつかみ、避難体制の整備をするなど点検 し、改善をする日常的な取組が急がれます。市民の生命と財産を守るべき市議会議員の一人と して、市民の暮らしを守るために日本共産党の議員として一般質問を行います。本坊市長の明 快な答弁を求めます。 まず1番目が、南さつま市内の旧町の活性化について質問をします。東日本大震災の中で、 コミュニティの力、地域の絆、この大切さが再認識されたと思いますが、昨日の市の防災訓練 に参加をして、私自身もそのことを考えました。合併して7年目、周辺部は高齢化が進み、 小・中学校の再編や支所の組織再編で職員も減っています。また、坊津地域では、保育園と幼 稚園が統合され認定こども園となり、今その子ども園の民営化も保護者の関心事になっていま す。また、小中一貫の坊津学園は、来年4月の開校に向けて新校舎の建設が進んでいますが、 この坊津学園でも、今、スクールバスの運行の話し合いが行われています。今、若者が住みに くい環境になりつつあります。私は、周辺地域でも若者が減らない若者が住みやすいまちづく りをどうして考えていくか、このことが1番大切な問題であると考えます。ぜひとも、この問 題について、市長の考えをまずお聴きします。 ○市長(本坊輝雄) 過疎化の波が押し寄せておりますが、この過疎化の波を押しのけなけれ ばと思って私も市政を担当さしていただいているわけでありますが、平成22年の国調の結果に よりますと、本市の人口は3万8,704名ということでありましたが、減少率が2,973人、その前 回の国調よりも減少していたということでありまして減少率が7.1パーセントの減少であった ということで、県全体の2.7パーセントよりもはるかに大きな減少率であったと、このことが やはり大変心配をいたしているところであります。減少率を各旧町ごとに見ますと、笠沙が 14.7パーセント、坊津が12.6パーセント、大浦が11.8パーセント、金峰が8.2パーセント、加 世田が4.2パーセントの減少率でありました。笠沙が14.7、坊津が12.6、大浦が11.8、金峰が - 61 - 8.2、加世田が4.2ということであります。それから、20代から30代までの若い世代が市全体で 574名ということで、率にして8.8パーセントの減少であります。これにつきましては、笠沙が 29.2パーセント、坊津が19.4パーセント、大浦が16.0パーセント、金峰が8.2パーセント、加 世田が5.5パーセントの若い20代、30代の減少率であります。このような人口減少率でござい まして、議員御指摘のとおり、南さつま市の中でも、特に、笠沙、坊津、大浦についてはです ね、人口減少が加速をしているという現状がございます。そのことは朝夕住んでるそれぞれの 方々が、感じる姿ではないかと思っております。そういうことによって、地域経済の低迷や、 集落の低下いわゆる地域力の低下が、地域力の低下につながるなどですね、やっぱり様々な影 響が出ているところであります。まちづくりにつきましては、それぞれの地域にですね、先ほ ど私が交通アクセスのないものをそれぞれあげましたけれども、ただ私どもの地域には宝物が まだまだ眠っておりますし、宝物を探し、宝物を磨きということ等は今後も地域づくりの中で 大きな課題であるわけでありますので、その宝物を特性を踏まえつつですね、地域コミュニテ ィの機能の維持、活力が重要であると思っておりますし、昨日の防災訓練の中でいろいろ感じ ました中でやはり自助、自らがやろうと、発電機も消防団が起こす発電機でなくして、住民の 皆さん方が発電機を起こしてくださいと、そしてまた、避難所のつい立も住民の皆さんで組み 立ててくださいとか、荷物の搬入も住民の皆さんで搬入してくださいと、そういうような住民 また行政、またそれぞれ消防団等々含めましてですね、お互いが共同し合って地域をつくって いかなけりゃならないと考えているところでありまして、昨日はそういう意味ではですね、一 つ住民参加の防災訓練でもあったなと思っております。私の方でも、先ほどの貴島議員の中で、 総合基本計画の夢を紡ぐセカンドステージでのいろいろと御意見等もあったわけでありますが、 地域資源の活用や歴史文化の魅力を創出し、観光客と交流人口の拡大を図るとともに、第1次 産業を柱としながら、6次産業を創出するための起業化に取り組むほか、愛と真心広がる南さ つま人きらめきプランなど、夢を紡ぐすまいるUPプロジェクトとして位置づけ、地域の活性 化策として、移住・定住促進事業や、きらりと輝け市民活動応援事業など、心をつなぐ取組等 も展開してまいりたいと思っております。なお、移住・定住促進事業につきましては、平成24 年度から企画係に専属の担当を設けるとともに、移住者住宅取得補助や移住者住宅リフォーム 補助を新設するとともに、商工団体協議会の要望を契機として、南さつま市定住化促進検討委 員会を設置して、本市における移住・定住施策の総合窓口設置と新たな施策を今検討をいたし ております。特にやはり、平成14年に消費税増案が14年実施の消費税増案が可決いたしました が、やはりここ一、二年、できることならば、南さつま市に定住化に向けて家を造っていただ けるようなですね、いろいろと公有地を含めた対応策と支援策と民有地も含めたですね取組 等々も大事ではないかと思っておりますが、今現在、検討委員会で協議中でありますが、様々 な施策を様々なメニューを持ってですね、この地に定住いただけるように、そして今、議員か らも御指摘がありましたが、減少率の高い地域についてはですね、より一層特段の何か施策が - 62 - あればと思っておりますので、また、御提案等もいただきながら、積極的に取り組んでまいり たいと思っております。 ○13番議員(清水春男) さまざまな施策をやっていきたいということでありますが、一方、 今ですねほんとこのごろの話なんですけれども、言えば一般の住民の人たちは、やはり自分の 生活があるがために、街部の方にですね移住をするというのも事実あるんですけれども、やは り公立の、市役所の職員とかですね、やはりその関連の職員の方もですね、周辺部では住めな い環境になっていくということで、街部の方に坊津の方からですね、2世帯出ていくという話 を聞きました。こういう先ほど市長も言われましたけれども、防災での訓練の中での自助、本 当、昨日の私も参加してやりましたけれども、ああいう場では本当若い人もおるし、年をとら れた人たちも協力しながらいろんなことをやってくれました。そのことは本当大事なことです ね、それをまた、今度は集落に帰ったときにそれを生かす努力をするというのは大切なことだ と思うんですけれども、そのためにもねやはりやっぱり、後からもこう質問をしますけれども、 若い世代がそこに住んでいただかないと世代交代というのは起きない。高齢化していくと本当 この前もですねうちの集落でも奉仕作業があったんですけれども、もう70歳になると「ちょっ ともう70歳になったから私は奉仕作業は協力できませんよ。」というような声も、ひょっとし て上がってくるという点からするとね、本当そういう点ではそこでの地域との中での話し合い というかですね、語らいをする中で協力体制をとっていくとまた若い人をね、そこに住まわせ る一つはですね、そういうことも必要ではないかなと思うんですよ。それから、その私は、若 者が住まない環境が、どんどん変わっていくといった中で、坊津地区のことをちょっと、言い ましたけれども、本当、保育園にしても、若い人たちは、基準的に、その地域を離れて便利な 所に住む一つの基準は、やはり働く場、また保育園、学校、これが近くにあるかというので選 ばれるというのもあるんですね。そういう点で私は、働く場の確保という点では、行政として そういう地域での施策としてはどういうふうな考えを、どういうふうな形での話し合いを、そ ういう話し合う会とかというのもあるとは思うんだけれども、どういう形で進めようとしてい るか。そういう点がですねまず1点。それから、先ほど言いました若い世代の保育園に通わせ る坊津認定こども園の移設の問題もありました。今そういって説明会もやられているというん ですが、そういう状況は今どうなってるのか。また学校の関係でもですね、新たな学校が4月 に開校するということで、坊津地区ではあるんですが、スクールバスの問題も、今、話し合い をされていますが、その状況はどうなのか。その点、まず3点お願いします。 ○市長(本坊輝雄) 認定こども園やスクールバスのことにつきましては、後ほど答弁をいた させますが、まずもって消費税導入につきまして平成14年と何か言ったそうでありますので、 2014年に訂正をさしていただきたいと思います。それから、働く場の確保につきましては、こ こ数日ですね、入来の富士通のこと等も報道されまして大変、地元はもとよりでありますが、 鹿児島県にとりましても大変大きな痛手であろうと思っております。また日置のパナソニック - 63 - であれ、出水であれ、今、県内の優良企業、かつての華々しく進出したですね誘致企業がこう いう状況下にあるということ。日本経済の置かれた立場ということをですね、私ども、大変残 念なことでありますが、素直に受け止めをしながら、何とかならもんかねと、そういう歯がゆ い思いであります。企業誘致は、私は南さつま市だけに限ったことでなくしてやはり日置であ れ南九州であれ枕崎であれですね、この近隣で雇用の場がお互い確保できれば、相互に自分の 住んでるところにそれなりの思いがあればですね、地元から車で30分、40分なり、50分なり、 通勤しながらも地元に住んでいただける、そういう思いはあるわけでありますが、その辺のい ろんな環境等が整えばのことであろうとは思います。ただうちにつきましても、小さいことな がらも少なからず今、企業の拡張の地鎮祭が予定されていましたり、それから内々で契約が進 んでいい時期には報道できるような状況もあるところでありまして、ありがたいことにほかの 地域では撤退するような話が、うちでは何とか踏ん張ってくださってるというそういう状況下 はありますが、特別手放しで喜べるような状況ではありませんので、お互いの近隣の市町とも 連携を深めながら、また、この薩摩半島にゆかりのある皆さん方とですね、県外にお住まいの 皆さん方とも連携を深めながらですね、この地に何かの御縁をつくれないか、それから異業種 の形で今後いろんな取組をなさる皆さん方もいらっしゃいますので、その異業種参入について のですね、支援を応援していくこと等、それから残念なことでありますが、学校統合再編によ っての校舎の活用等も出てまいりますので、そういう意味での何か新しく自ら起こす企業も含 めてですね、何らかのきっかけをつくっていきたいと思っているところであります。 ○市民福祉部長(長濵一盛) ちょっと質問が理解できなかったですが、坊泊保育所の民営化 に関する進捗状況と説明会の内容ですか。先月の16日に坊泊保育所の保護者を対象としまして、 坊泊保育所については民営化の方針で26年度ということを目標に掲げております。このことで 保護者の方々に説明をいたしまして、いろいろ意見交換をいたしたところでございます。基本 的に条件は、坊泊保育所を民営化する。それとあと坊泊保育所については、いろいろな出入口 の問題とか老朽化の問題等で清原保育所の方に移転をするというような2点の内容をもって説 明会をいたしました。いろいろと御意見ございましたけれども、特に厳しい御意見はございま せんでしたが、今後をお互い、いろいろと1回目でしたんで、数回話合いを重ねて、双方とも 良い方向に進めるように意見の一致をみたいなというふうに考えておりますので、今後、何回 か説明会を開催することになろうかと思います。以上です。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) ちょっと休憩します。 休憩 午後 2時20分 再開 午後 2時20分 再開します。 ○教育部長(塩賀千弘) スクールバスのお話がありましたが、地域活性化との関係でおっし - 64 - ゃったというようなことですけれども、このことにつきましては、PTAの方々とともに話し 合いを続けているところであります。 ○13番議員(清水春男) すいませんね。あえてこういう質問をさしてもらった。若者が住 めるまちづくりをという観点でねこうして若者の人たちが、やっぱり一応懸念というか、1番 関心を持っている一つでもあるもんですからあえて聴かしてもらいました。それで、今、市長 の方からもですね、本当この問題は大変難しい問題であるし、今、本当こういう不景気の中で ですね、先ほど市長自身も言われましたほかのところは閉鎖の中での、いい方向がね出てきて いる可能性があると、それはまだですからあえてあれですが、だからそこでですね、今先ほど も貴島議員の中で、メガソーラーの問題とかいろいろ電源のこれは、ごめんなさい、石原議員 のときでした。すいません。の中でね出たんですが、やはり仕事確保という点では、その水力 の関係では万之瀬川の水力発電所という点で、今、その5,000世帯が利用のあれがあるという ことで、部長の方から先ほどあったんですけど、私は、提案をしたいのはですね、小水力発電 のね設置というのも検討をし、そこにやはり雇用の場も出るんじゃないのかなと。というのは 地域活性化のためにですね広がる我がまちの発電ということで地域活性化につながるというこ とで小電力とか、うちは風車の関係もありますよね、そういうところの連携をする中で雇用を 生み出すというような地域もあるんですけれども、そういう点では小水力の発電という点は検 討をする考えはないかですね、その点を聴かしていただきたい。 ○市長(本坊輝雄) 南さつま市の旧町の活性化についての中での小水力発電の取組について のお尋ねでありますが、自然再生エネルギーについてのそれぞれの地域の動きがあるわけであ ります。確か前の議会でも申し上げたと思いますが、小水力につきましては、南さつま市では 金峰ダムとそれから万之瀬川と2か所で小水力発電を行っております。私も県の小水力発電の 協議会のメンバーの1人として、専門家も南さつま市にお呼びしてですねいろいろ協議もさし ていただきましたが、やはり水の量と高低差がないということ等で適地が見つかりませんでし た。小水力発電についてですね。そういうこと等でですね、なかなか、取組はやりたいという 思いはあるわけでありますが、そういう状況であります。それから、小水力発電も鹿児島県内 に40か所を目標に取組を大隅半島の方とそれから伊佐地区の方で始まっているわけであります が、これが必ずしも雇用につながるかというと、メガソーラー等についてもですね、直接雇用 につながるような、また次の何か関連の取組ができてくればと思っておりますが、ただそれだ けではということ等もありますので、やっぱり広くその入ってきた企業とまた新たなおつき合 いが始まって、地元との企業とのコラボによって新しい産業がおきるとか、そういうこと等を 期待しながら、遊休地の活用も含めての再生エネルギーの取組が今後求められるとは思ってお りますが、何らかのやっぱりいろんな糸をたぐり寄せながら取組をやっていかなければと思っ ているところであります。 ○13番議員(清水春男) 地域活性化、若者が住めるそのまちづくりという点ではやっぱり - 65 - そこに雇用が生まないことには若者が出ていくというその環境を整える意味からも、仕事の確 保という点での質問をしておりますので、そういう点で今、市長も言われました。今後の本当 検討課題としてはね、いろいろ研究を私はするべきだと思いますので、ぜひ努力していただき たいと思います。 次にいきますが、高齢化していく中で本市でも未婚者がおられます。結婚されるこれまでの 事業の成果と今後の対策をどのように考えているか質問します。 ○市民福祉部長(長濵一盛) ただ今の御質問についてはきもいりどん事業の成果等について のことだと思いますんでそういう理解して答弁申し上げます。きもいりどん事業に取り組む背 景には本市における未婚率ですね、というのが他の市町村に比べて非常に高い状況にあったこ とと、この事業の展開によっては地域の活性化につながっていくんじゃないかというというこ とで、これまで事業を進めてまいりました。平成22年の9月30日にきもいりどんクラブを設立 しまして20名前後のきもいりどんが研修や情報交換を行いながら日常的に独身男女の会、縁結 びの会っていうふうに、今回ネームを変えようということで考えているんですが、もうほぼ決 まったんですけど、ネームを変える予定でいますけれども、そういった縁結びの会等にですね 24年度に入りましてから新たに19人の入会者がありました。それから現在男性が47人、女性が 29人、計76人となっております。今年の7月にはですね会員同士の成婚者がありまして、これ までに4組の方が結婚をされ、現在もおつき合いされる方が数組いらっしゃいます。こういう ことで一定の成果はあらわれていると受け止めているところでございます。今後24年度はです ね、きもいりどん事業を市全体の事業として、さらに浸透を図るためにですね、団体とか事業 所にですね、婚活を支援するきもいり応援団になってもらいまして、所属、勤めている独身男 女にですね、登録促進を進めていただきましてですね、また、イベント参加への配慮、会社と してですね、積極的に取り組んでいただくことにしております。先ほど申し上げましたとおり 新しい名称による知名度アップも含めまして、会員の拡大に努めたいというふうに思っており ます。またきもいり協力店、いわゆる婚活支援店なんですが、こういったものも募集をしまし て、それぞれのお店独自のサービスを展開しまして、婚活を支援したいとそういったことで、 そういったお店の登録店の誘客にもつなげまして地域経済活性化の一助としていきたいという ふうに考えているところでございます。登録されました協力店につきましては市のホームペー ジとか広報紙などで当然紹介していきたいと今後のイベントの展開としましては出会いイベン トの開催、それからイベント情報の提供などですね、そのほか新たな自分磨きの場としてのセ ミナー、こういったのも開催してまいりたいというふうに考えております。また最近、他の市 から会員になられるケースがありますので、近隣市とですね連携して、こういった事業展開し ていきたいなというふうに考えているところでございます。以上です。 ○13番議員(清水春男) 今本当、努力をされているというのはわかりました。それでなお 一層ですねやっぱりこのことは、続けていってほしいなと、やはり今、女性の未婚者よりも男 - 66 - 性の方の未婚者というかですね、その人たちが多いと。また地域によっても、40代、50代の 方々もいらっしゃいます。先ほどもありましたけれども、男性の意識改革というかですね、そ ういうやっぱり男性の方が意識を変えてもらう。その努力という点では、私は、市の方もやる ということですけれども、年にやっぱり1回じゃなく、また地域ごとにですね、全体でやるの も一つですけれども、この地域ごとにそういうイベント言えば集まり、意識改革のそういう形 での集い的なものをやる必要もあるんじゃないかなと考えるんですが、その点はどうでしょう。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 確かにこの事業については、言われたように意識付け、結婚に 対する意識付けをですね一つのきっかけづくりになればいいのかなと思っております。この事 業を展開してもうカップルをどんどんどんどんつくりだそうということじゃなくてですね、そ ういった独身の男性女性の結婚に対する認識を持ってもらいたいという意味であります。地域 でのイベントなんですが、特に今んところは計画はしておりません。それぞれの地域でも、行 政以外の方でやってるところありますので、そういったところ支援するなりとかですね、そう いった方法で考えております。今後、私たちが一番望んでいるのは、地域の方の独身の人たち が集まっていろいろと自分たちで企画されたりとか、市の方へそういったいろんなアドバイス 支援をもらいたいとか、そういった形でですね盛り上がっていけば逆にいいのかなと。行政の 方からするんじゃなくて、地元の方々の方から盛り上げてもらえば非常にいいそういう方法が 1番意味があるのではないかなと思っておりますが、こちらとしてもですねいろんな支援はで きる限りのことはしたいと思いますので、今のところはそういうことで考えております。以上 です。 ○13番議員(清水春男) 今言われましたような地域の人たちが盛り上がって市を動かして やるという、本当それは私もそう思います。基本的なことですからね。ですが残念だけれども、 今、先ほど市長の方は他の議員の質問の中でも青年団の活動とかいうことを自分の活動された こと、これまでのことを話をされました。私も青年団で活動した経験があるしですね、しかし 今、そういう点ではそういう団体が少なくなっているし、先ほど私の地域の清原地区では、清 援会というね団体があって納涼祭までやるという地域になってます。そういう点では、私はも うすごいことだと思うしですね、だけど、そういう地域でない所は残念だけれどもやっぱり行 政の方がね、ある一部の火付け役的な組織をつくるための努力というのは一方では、私はやっ ていかないとね、残念なのかなという思いもあります。そういう点ではぜひですねそういう点 での情報を地域の人たちに提供する。そのことも私はやっていただきたいと思います。 次にいきますが、伝統芸能を伝承するためにも早急な対策をとるべきと考えますが、その考 えはないかお伺いをいたします。この点は、基本計画の中にですね、87ページのところに少子 高齢化等の影響による後継者不足で存続の危機にさらされている団体もあります。先人から受 け継いできた地域の宝である郷土芸能を後世に伝えていくために、今後も支援していく必要が ありますという文書で、総合振の中でも書かれています。また、この前、大浦と坊津で、太鼓 - 67 - 踊りがあったということで新聞に報道をされました。その中でですね、大浦地区の場合に踊り 手の高齢化が進み、後継者の育成が課題だと、歴代の人たちが絶やさず長年守ってきた伝統を 何とか守り続けていきたいというその思いが皆さん、久志の太鼓踊りの場でもですねありまし た。そこで一つ、この継承という点で今、坊津学園では小中一貫の中での新たな学校建設にな ってるんですけれども、やはりこれまでの伝承という点では、そのうちの平原の集落の太鼓踊 り、集落の中で続けていこうという努力もしてきておりますけれども、それが本当できなくな ると、今度は学校の一つの子どもたちに地域は違っても、伝承するという方策という点での考 え方というのは持てないのかなと。それはまたいろいろ後援会の方々との話し合いというのも あると思いますのでね、それは一概にどうこうとは言えないけれども、しかし、私はやっぱり もうそういう時代に来てるのかなと、やはり坊津で言えば、ほぜどんというまた地域の行事が あるんですよね。そこにもやっぱり子どもたちが中心とした十二冠女とかですね、旗をもって 行列に参加するそういういろんな仕事があるんですよね。そういうのでの行事を伝承していく 意味からも、何かそういう新たな形での参加というのはできないものか、ぜひそれは検討して いただければと思います。やれという意味じゃないんですけれども、地域の人たちとの話し合 いの中でね、そういう方策で継承を続けられないかなということを考えたんですけれども、そ ういう点はどうなのか。 ○教育長(出口定昭) 伝統芸能の伝承にかかるお尋ねでございましたのでお答えいたします。 本市の郷土芸能の伝統を守り継ぐために、南さつま市郷土芸能保存会連絡会があることは、御 承知のとおりでございます。この保存会連絡会では保存活動に関する事例研究や、総合研修に 取り組むとともに、昨年度から郷土芸能が奉納される県内の先進地研修視察も実施し、各保存 会の伝承活動の充実を目指しているところでございます。また市では、郷土芸能の毎年の奉納 を目指して、活動助成金の交付も進めてきております。早急な対策をというお尋ねですが、坊 津学園の例を先ほど申されましたけれども、幼少年時代から郷土芸能になれ親しませることに より、後継者育成を目指して、各保存会には保育園や幼稚園児はもとより、小・中学生や高校 生への指導に力をいただいており、学校等との連携も大事にしていただいてきております。小 学生、中学生、高校生では、郷土芸能になれ親しんだ体験をもつ青壮年は、大学進学や就職に よりふるさとを離れたとしても、ふるさとの保存会の皆様方の誘いや励まし賞賛により、奉納 日に合わせてわざわざ帰省し、郷土芸能伝統を守るという事例もたくさんございます。また踊 り手の確保を目指して、年齢制限の緩和や今まで男性のみによる踊りの中に女性の踊り子の登 場や、踊り手のふるさと帰省に係る経費の助成、さらに、歌い手や楽器演奏者の育成にも当た っていただいてきております。伝承にも必要な経費の助成について申し上げますと、郷土芸能、 伝統行事につきましては、市による助成に加え財団等による各種助成制度があり、各団体が有 効に活用しております。昨年度も鹿児島県文化振興財団や安田文化財団から助成を受けた団体 もあり、これからも市では活用を呼び掛け、申請支援を行うとともに、郷土芸能伝承の積極的 - 68 - な取組を各学校へ呼び掛けてまいりたいと思っております。教育委員会では、郷土芸能保存会 連絡会との連絡を密にして、各地で奉納される芸能のデジタル映像による記録保存とともに保 存会関係者とも連携を重視してまいりたいと思っております。以上です。 ○13番議員(清水春男) 今、この件に関しては教育長が本当言っていただきましたことを ですね、今度は具体的にやはり実践を実行に移す、行動に移してる部分もあるわけですけれど も、ぜひやっていただきたい。本当、既に今、先ほど教育長が紹介した帰省してまでね太鼓踊 りに参加するという、働いている青年がですね参加しているという点では、もう久志の太鼓踊 りでもそういう青年の方がですねおられて、現に協力をしてやってます。ですからこういう点 では一方でそういう努力をされてる人もいます。しかし残念ですが、どんどん地域からやはり 子どもが減り若者が減る中で厳しくなっていくと、そういう点では、今言われたような形での 努力をですねぜひやっていただきたいと思います。 次に行きます。2番目が、消費税増税についてであります。先ほども市長自身も言われまし たように、国会で消費税増税法案が採択をされ、2014年4月から8パーセントに、2015年10月 から10パーセントに税率が引き上げられます。国民にとって大きな負担となりますが8パーセ ントでいくら10パーセントでいくらの影響額となるか。また、市にとっても、大きな影響が出 ると考えますが、その額はいくらになるのか示すべきと考えますが、その考えはないかお願い します。 ○総務企画部長(山口力三) 消費税増税に関する御質問でございますけれども、御承知のと おり、消費税増税関連法案につきましては、去る8月10日に国会において成立いたしておりま す。国民への影響につきましては、各種新聞やテレビ等により、その試算額が報道されており ます。その中で、日本経済新聞の第一生命経済研究所の試算では、世帯主の年収が400万円で 4人家族の場合、8パーセントの増税で影響額は年間5万5,546円、10パーセントへの増税で 影響額は年間9万894円の増税となっております。また南日本新聞の大和総研の試算では、夫 婦とも40歳以上で夫だけ働く4人家族で、年収500万円の場合10パーセントへの増税で影響額 は年間、16万7,000円など、民間シンクタンクの試算にはそれぞれ差異がございます。今後、 国は増税時の低所得者対策や、価格転嫁が困難とされる中小企業などに対する軽減税率の取扱 いなどについて、具体的な制度設計に入ることになっており動向が不透明であるとともに、 個々の消費実態が異なりなりますことから、本市としての試算額を示す考えは持っておりませ ん。 ○13番議員(清水春男) 本市としての試算額を示す考えはないということですが、本当い ろいろ諸条件の関係で難しいとは思うんですけれども、しかしやはり先ほど総務企画部長も言 われましたようにいろいろな新聞でも試算の報道をされているんですよね、そういう点でいく と、ただ試算というのは、絶対的にその額がその人がそうなるというのじゃないという試算で すよね、ですから私はおよそこれぐらいはあるんじゃないかという点での目安に市民がねでき - 69 - れば私はいいと思うんですよ。そういう点では、本当、今度の8パーセントに増える、10パー セントに増えるという点では、自分の家計というのがどれぐらい、単純に計算をすれば自分の、 その買ったものに8パーセントとか、1か月に家計簿をつけている方々はそれなりの試算を自 分でもやろうと思えばできないことはないと思うんですけれども、だから、そういう点では市 として私は出していけるんじゃないかなと。また、私さっき言いましたけれども、市にとって の影響額という点でもですね、水道事業に関しては、決算の今度の23年度の決算ですよね、営 業費用で433万2,337円の消費税額というのがありました。また水道事業で営業外費用で1,379 万4,300円というね、消費税の額が、消費税を払ったというのが出てます。そういう点ではほ かの建設業にしてもやっぱり、入札の関係でそこには消費税も含んだ額というのが私は出ると 思うんですよね。ですからそれは、総体的な部分での額というふうになって、それから消費税 という点では計算をするわけだけれども、だから入札の関係もあって一概にそれがどうこうと いう点にはならないのかもしれませんけれども、影響額という点でいけばね、私は出すべきだ と、今度の8パーセント、10パーセントという点はやっぱり大きいんですよね市民にとって。 また事業をされている中小企業にとっても、先ほど部長の方からもありましたけれども転嫁を、 大企業はそれなりに消費税を見込んでの価格を提示できるけれども、中小企業がそれを、買う ときに消費税分をという感じで、何ていうかな、向こうがくれたらいいけれども、そうじゃな いと。とかいろいろあるわけですよね。そういう点での影響が大きいもんですからあえてこの 質問をさしてもらったんですけれども、そういう水道事業、ただ1点ですけれども、影響の関 係からすると私は市の試算だけでもですね、じゃあ一般の家庭に対する資産は難しいかもしれ ないけれども、市の試算としての大体の額というのは、出せるんじゃないかと考えるんですが その点はどうでしょう。 ○総務企画部長(山口力三) 消費税の関係で試算額を出した方がいいんじゃないかというお 考えでございますけれども、確かに水道事業等、そういう建設工事等につきましては必要なと 言いますか支出した工事費、それから必要な資材等そういうことで計算はできていくかとは思 いますけれども、ただ、個人の消費税につきましては、先ほども申し上げましたとおり、まず 消費実態が違うという前提がございますんで、これを単に先ほど申し上げました目安というこ とでございますが、逆に出すことによって、こんだけで思ってたのが高くなったとかというそ ういう混乱もまた出てくるかと思いますんで、私はむやみにそういう試算額というの示さない 方がいいと思っております。 ○13番議員(清水春男) 本当というよりも、こうして税金が上がるという点でいけば、そ れでも市民は不安になってるわけですよね、ですからそれが試算が出たからといって、なおそ れ以上にまた混乱というのはですね、私は混乱というよりも、本当、税金は、試算以上に低い という人と、高いという人とわからんわけですから、どうなるかという点で言われると思うん だけれども、今、言われたと思うんだけれども、私は、試算だからその点は出してもいけるん - 70 - じゃないかな。だからもし、市民の一般市民への影響というのは難しいかもしれないけれども、 市にとっての影響額という点は今先ほどあったような形での部門という形で一応これだけの事 業をするとしたときにはこれだけの影響がありますというそのことは、来年度予算に向けては 若干また予算が変わってくるわけですから、一概に今年の予算にかけて、どうこうというのも あるけれども、しかし逆に言えば、決算の今年はこれだけでしたと。しかしこれに対して8パ ーセント、10パーセントになればこれだけの影響がありますという点では、市民の方も「こん だけの額になるのか。」という点での納得は私はしてくれるんじゃないかなと考えるところで す。そういう点では本当、市にとって影響があるというのは、もうないとは言えないわけです よね、これだけ先ほど水道事業の関連だけでも、これまであったわけですから、それがまたこ れが5パーセントで今ですから、8パーセント、10パーセントならまだ額は増えるわけですよ ね、というふうになりますよね。ですから、そういう点での私は試算を示すべきだということ を強く述べます。 次いきますが、市民の暮らしを守るべき市長としてですね、今回の消費税増税を実施しない ための声を国に上げるべきと考えますが、その考えはないか伺います。消費税法案は今回通り ました。しかし、実施されるのは2014年また2015年、まだ、2年、3年後になるわけですよね。 その点でやはり市長、市民の暮らしを守るべき役割を持ってる市長としてですね、市民に影響 が大きい、また市にとっても影響が大きいものに関してはですね、ぜひ声を上げてですね、私 は消費税を導入するなということをしていただきたいと考えるんですが、どうでしょう。 ○市長(本坊輝雄) 消費税の増税につきまして国に対して声を上げなさいということであり ますが、増税につきましては、社会保障と税の一体改革として国で決定をされたことでありま す。税金というのはですね、先の国保にしろ介護にしろですね、様々な税金においては安い方 がいいです。はい、安い方がいいですよ。私もそう思います。上げない方がいいですよ。上げ たくはありません。でもある意味では暮らしを守るために、社会保障をしっかりと確立するた めに必要な財源はどうするんですかという議論が、一方では必要じゃないかと思うんですよ。 財源の確保はどうするんですかということです。応分の負担を、広く国民の皆さんでまた一方 では広く県民の皆さんで、また一方では、広く市民の皆さんで応分の負担をしながら支え合っ ていきましょうというのがまた納税義務という中でのこの日本の法治国家ではないかと思って おります。でありますので、私も、市長に就任いたしましてですね、2つの大きな税を上げで すね、市民から「本坊市長になったら、税金が上がった。」と、夜中も電話をいただきました。 「すいません。」と「ごめんなさい。」と、言いながらも、より以上ね、働く世代が少なくなっ てそして年配の方々が年を重ねる世代の皆さん方をどうして安定的に安心して老後を送ってい ただくか、その環境づくりのために、若い方々にも御負担をお願いしましたと、そういうこと 等も申し上げているところであります。本当に増税をするということは申しわけない部分もあ りますが、国においても1兆円余りの社会保障費が年々必要とされる中でですね。今後、増税 - 71 - をせずに安定的な社会保障の環境づくりをどうすればいいかというのはですね。私は非常に大 きな難しい課題であろうと思っております。そういう意味で、私がせいぜい声を上げられるの は、南さつま市議会でありますので、国にとかそういうことにつきましてはですね、考えてお りませんが、いろいろと国の方でもですね、低所得者の雇用対策や軽減税率の導入なども今か ら検討が進むと思っておりますのでですね、その点をですね、見守っていきたいなと思ってお ります。 ○13番議員(清水春男) 今、市長が言われた軽減税率の関係ではですね、3党合意の中で、 この消費税増税案は決まったわけでありますが、そして、国会で決まった方向になったわけで すけれども、今言われた市長が言われた点でのね話し合いというのは残念だけど、まとまる可 能性は薄いと、そして、またこれ南の新聞にですね載ったあれですが、ここでもですね所得税 の最高税率引き上げや、相続税増税など高所得者層へのね課税強化は先送りをされていると、 私たち共産党はですね、本当消費税にたよらなくても、財政を健全化する道はあるんだという ことで、これまでも言ってきたのがですね、米軍への思いやり予算という軍事費の1兆円を削 減をする問題、政党助成金ですね320億円の政党助成金やですね機密費を廃止させる問題、ま た、富裕層やですね、大企業に応分の負担を求めると。言えば本当国民に対しては、税金を、 払って国民は税の義務がありますかね、それなりに、負担が上がっても払わらざるを得ないわ けですよね。だから私も税金を払うなとは言いません。決まったらですね。だけど、よく言わ れる不公平税制というんですか、公平な税は所得に応じて負担をするという、その税の原則が あると思ってるんですよね。しかし、株を持つ人たちの優遇税制とかですね、また、大企業に 対しては、輸入をするためには今度は戻し税というね、また企業に対しては、税の制度がある という、本当一方で、国民が本当納得しない、知られていない、報道されていない部分という 優遇されている部分は私はあるしですね、そういう点をね、考えていけばね、先ほど言うよう に、本当市町村にとっても、国保の問題を言いましたけれども、国自体が国保に対する交付税 をねどんどん減らしていったと、国保に対するそれの影響が国保の分にのしかかってきている から、残念だけど今回市長としても値上げを提案をせざるを得なかったという面もあるわけで すよね。私はそういう点からしてね、やはり今のこういう国の悪政というかね、政治によって 市が大変な目になっているわけでしょう。消費税が上がるということは市にとっても大きな影 響になる。また市民にとっても大きな影響になる。だからこそ市としても、市長として、やは りその市民の暮らしを生活を守る責任のある役職におられる人として、私は声を上げるべきだ と考えているんです。そういう点では国に上げなくてもそういう市長会とか、そういう県、国 とかいろいろありますけれども、そういう公の場でもやっぱり私は声を上げてほしいと考える んですが、その点はどうですか。 ○市長(本坊輝雄) 基礎自治体も国からの支援がほしい。国も財源がない。1,000兆円の借金 を抱えている。さあどうしましょうかということですよね。全国市長会、九州市長会、鹿児島 - 72 - 県市長会あるわけでありますが、国へのいろんな事業のですね、いろんな事業の国への加算割 合であったり負担割合であったり、国の方がもっともっと応援してください補助を重ねてくだ さいとか、そういう要請はありますが、もう消費税についてですね、特段、実施しないように というような御意見はありません。 ○13番議員(清水春男) この見解はですね、ちょっと市長とは平行線をたどっています。 残念ですが、しかし、私はですね、先ほど市長も言われましたけれども、国の財政が厳しいと いうのの原因は国民がつくった部分でもない、さっき言ったような取れるところから取ってな い部分もあると。自分たちでまた国会が、やめるべきものをやめてないというのも、政党助成 金の問題ですね、そういうのもやっぱりやめさせるというのも含めていろいろ改革はまだほか にもあるということを述べて次にいきます。 3番目が坊津高太郎公園グラウンドについて質問をします。野球でグラウンドを利用したと きに、ファールボールがグラウンド外に出ることがあり、フェンスを2メートル引き上げてほ しいという声がありますが、引き上げる考えはないかお願いします。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) ここで休憩します。再開を15時15分といたします。 休憩 午後 2時59分 再開 午後 3時14分 再開します。 ○教育部長(塩賀千弘) 坊津の高太郎公園グラウンドのフェンスのことであります。これま で、地域の方々の健康づくりや、交流の場として、また野球、ソフトボール、運動会、グラウ ンドゴルフ等の競技大会等、多目的に使用をいただいているグラウンドであります。お尋ねの フェンスの設置でありますが、一塁側、海側の方になりますけれども、高さ約4メートルのフ ェンスが設置されております。ホームベースからライト側のフェンスまでの距離は約70メート ル、ファールエリアも十分な面積ではありませんが確保されているところであります。これま での使用でファールボールがフェンスを超えた事例があるということは確認しているところで はあります。平成25年度からは、主に坊津学園の学校施設として使用されることになります。 部活動で野球部が日常使用することになりますことから、ホームプレートの位置を校舎側に移 動をすることで、グラウンド外にボールの飛ぶケースの回数は軽減できるものと考えていると ころです。併せて、野球専用に設計されておりませんので、グラウンド実態に応じた練習方法 や大会運営等をお願いしてまいりたいというふうに考えているところであります。今後の利用 状況を見守りたいというふうに考えているところです。 ○13番議員(清水春男) 今、設置ではなくて、そのベースを移動してのグラウンド外に出 るボールをなくするということなんですけれども、こういう点で、それで大体解決はする方向 になるのかなというふうには理解をするんですけれども、本当、今回ですね今先ほど部長の方 - 73 - からもありましたように、今度は学校の体育施設としての活用が主になってくるとしたときに、 今後ですね、これまでの利用をしていた人達の活用という点では、やっぱりその試合、大会と かですね、そういうのは使用をできるものなのかですね。それ以外のものでもやっぱり、学校 が優先をするというのは、そういうふうになるなというのはわかるんだけれども、やはりこれ までもこう活用してきた人たちがね、やっぱり不便というかですね、そういうふうにならない ようにしてほしいなというふうに考えるんですけどもその点では、これから審議になる旧坊津 中ですね、今ありますけれども、坊津学園中学校が泊のグラウンドになるというふうに条例で 出てます。改正が出てますけれども、そっちの活用を主にしてくださいというふうになるのか その点をお願いします。 ○教育部長(塩賀千弘) 議員、今おっしゃったように高太郎のグラフウンドにつきましては、 学校施設になりますので、学校外の方々の利用ということについては学校開放という形での利 用になります。あくまでも学校の授業、学校の行事が優先するということになります。ただお っしゃいましたようにその中で、もっと利用したいといいましょうか、そういう需要に関して は、おっしゃいましたように現在の中学校のグラウンドを活用していただく、あるいは他の組 み合わせによる活用という工夫をまたしていただかないといけないということは生じてまいる と思います。 ○13番議員(清水春男) そういう点でですね利用のやり方が少し変わってくるとなると、 やはりこれまで利用していた人たちに対するやっぱり説明ですね、そういう機会をぜひどっかで か持っていただいてですね、やっぱり混乱がないような形をぜひとっていただきたいということ を強く要望します。 最後ですが、高太郎公園体育館横のテニス場のですね、活用の現状と活用策をどう考えてい るかその点をお願いします。 ○教育部長(塩賀千弘) テニスコートのことであります。この、今お話のテニスコートは昭 和61年1月から使用されている施設でありまして、セメントを基礎にその上に合成樹脂を張り つけたハードコート3面を備えていますが、現在のコートの状況でありますけれども、建設時 から25年が経過しコート面のゴムが劣化してきております。一部の箇所ではゴムが薄くなって いる箇所や凹凸のある箇所が見られるところです。また、電気や水道も停止しております。こ のことに関しましては新しい学校の建設との関係での停止というようなことであります。また トイレの使用も現在禁止しているところであります。これまでの利用状況ですが、平成23年度 は1回12人、平成22年度は1回3人、平成21年度は2回30人、平成20年度は4回37人と、年間 を通して利用者は非常に少ないというような状況であります。利用者の大半は鳳凰高等学校の テニス部がハードコートを使用した大会に出場する前の練習に利用している程度の状況であり ます。今後の活用策というようなことでありますが、坊津学園、新たなところでの開校に合わ せて学校施設の一つとして活用ができないものかと、検討を行ったところでありますが、テニ - 74 - スが体育授業のネット競技としての選択競技となっていないことや、部活動での活用が現在の ところ考えられないことから、これまで同様に体育施設として管理していくことにしていると ころであります。利用者が非常に少ないことから、改修工事の費用対効果というようなことを 考えますときに、他の有効な活用策も含めながら、今後検討をしたいというふうに考えている ところであります。 ○13番議員(清水春男) 今、体育施設としておいとくと、しかし、活用を今後検討すると いうことなんですけれども、今、先ほど利用の状況がありましたけれども、本当回数的にも、 少ないと、先ほど加世田のテニス場の利用状況というのがありましたけれども、そことすると 特段の大きな差があると。そうするとやはり、今、今回、学園の施設となるわけですよね、周 りが。そしてテニス場はこれまでの施設として置いておくんだけれども、今度はあそこは、一 段上になってますから、直接こう見れるちゅうのはあまりこうないんですけど、やはりああい う場が今度は何も利用されないとなるとですね、先ほどあったように私は体育施設としておい とくということだけれども、やはり今後検討ということを言われましたけれども、やはりこれ はですね、もう活用自体がそれまでよりもないと、これまでもあまりないとなるとやはりあの 施設何か別なね活用方法はないのかという点では、早急にやっぱりこう話し合いを地域とも持 って、体育の協会かなんかの地域の人たちもおるわけですから、そういう団体ともやっぱい早 急に持ってもらって、何かこう別なもんでの活用はできないのか。そうすることが逆に生かさ れる面になるんじゃないかなと考えるんですけれども、その点はどうでしょう。 ○教育部長(塩賀千弘) 今おっしゃいましたことも含めて今後検討していくわけですが、あ そこの利用をされてこれまできた団体、あるいはこれからの可能性、そして今、テニスをされ ている方々の状況、そういったところも考え合わせながら、あるいは今おっしゃいましたよう な新たなものへの活用方法、そういったことを総合的に含めて検討してまいりたいと思います。 ○13番議員(清水春男) ぜひですね、この検討に関しては本坊市長も自分もテニスをやっ てこられた方ですので、ぜひいい知恵をですね、現場を見てもらって検討をする中でのね、話 し合いの中に入っていただきたいということを述べて一般質問を終わります。 ○議長(大原俊博) ここでお諮りいたします。 ただ今、発言通告者10人中4人の質問が終わりました。 申し合わせにより、本日は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本日は以上で留めることに決定しました。 本日はこれで散会いたします。 散 会 午後 3時24分 - 75 - 第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年9月4日 (第3日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第3日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年9月4日(火)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第3号) ○開 日程第1 1 諏訪 議 通告順 一般質問 昌一 議員 (ごみ処理、災害対策、発達支援について 2 相星 輝彦 議員 (市役所本庁、支所等の防災対策について 3 上村 研一 等) 等) 議員 (第三セクターと公の施設、小児入院施設を ○散 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 76 - 等) 1.会議に出席した議員(22名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 7番議員 古 木 健 一 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 14 番議員 下 野 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 博 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 認 研 一 1.会議に欠席した議員(0名) 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(21名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 柴 田 達 朗 長 出 口 定 昭 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 市 民 福 祉 部 市民生活課長 鮫 島 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 市 民 福 祉 部 子ども応援室長 野 村 産業おこし部 商工政策課長 園 田 親 久 産業おこし部 観光交流課長 宇 都 勝 美 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 彦 教 育 部 教育総務課長 神 前 満 隆 教 育 育 部 - 77 - 市 設 部 仁 一 誠 徹 教 育 部 学校教育課長 小 薄 敏 幸 - 78 - △ ○議長(大原俊博) 開 午前10時00分 ただ今から、本日の会議を開きます。 △ ○議長(大原俊博) 議 日程第1 一般質問 日程第1、一般質問を行います。 まず、諏訪昌一議員の発言を許可します。 [諏訪昌一議員 ○5番議員(諏訪昌一) 一般質問席] 午前10時00分 おはようございます。昨日は、校区元気づくり事業の一環で、現在 演奏旅行を行っております鹿児島大学吹奏楽団の演奏会を小学校の体育館で行わせていただき ましたが、先輩前に立ってちょっと話をしてくれと言われて出まして、我が青春時代を思い出 して、思わずうるうるとなって込み上げてきたそれを気付かせまいとしながら、また話をする ことでありましたが、そうこうするといろいろなことが思い出されて、特に本日の2項目目の 問題などは、「そうだようなあ、いろんなことがあったよなあ。」と走馬灯のごとくというよう な話がありますけれども、思い出させる。そうすると人はやはり気を付けていても人を傷つけ てしまう、生きてる限り、ついつい言ってしまったなと、でも言ってしまった口に戸は立てや ならんというお話がありますが、そういう思いをしながら、また過日、友人のお母さんが亡く なられましたけれども、その友とのこと、同時に集まった仲間のこと、いろいろなことを思い 出しながら、だからこそ世代が変わっていく今また更に一念発起せないかんのかなと思いなが ら、本日の一般質問に臨ましていただいてるところでございます。 それではまず1番目から、質問をさしていただきます。ごみ処理についてのその後の検討状 況についてでありますが、合併後、満7年が経とうとしております。これまでもごみ処理の在 り方や分別の在り方につきまして、再三問題提起をしてまいりました。過去、再資源化につい て若干答弁と私の理解とに齟齬があったと思いますが、このことはまず私の方の理解力に関し てお詫びを申し上げながら、今後それでもリサイクルできるものについては増やしていくこと を念頭に検討していくことが、必要ではないかと思っております。また、不法投棄や年度替わ りの時期に、違反ごみなど再啓発が必要と思われる状況も多々見受けられます。不法投棄はそ れぞれのモラルの問題で、対策等のイタチごっこになっていることは理解しておりますけれど も、また、年度替わり問題は別の問題として考えなければいけないんじゃないかと思います。 そこで質問ですが1番目、合併後8年目直前であります。分別の在り方統一等について、具体 的に検討する時期と考えておられないかどうか。2番目に、分別して再資源化するものを計画 的に増やしていくことは考えられないか。これは、まだこれもできるんじゃないかと品目を増 やすというだけではなくて、もっとこう品質を上げるための細分化も含めてですね、考えられ ないかということであります。3番目に、不法投棄はこれまでの努力を続けるしか当面ないと 思いますけれども、特に違反ごみの多い所の啓発、あるいは春に自治体を越えて異動のある職 - 79 - 場に呼びかけるような工夫をしてもいいのではないかと。せめてそういうところに協力をお願 いするだけでもですね、当面考えられないか質問いたします。 ○市民福祉部長(長濵一盛) それでは、ごみ処理についての御質問でございますが、本市の ごみの分別に関しましては、各地域とも基本的に大きな差異というかそういったものはないと いうふうに考えております。いわゆる旧衛生管理組合が2つございまして、坊津地区と坊津地 区以外のごみの分別の方法等でございます。ただですね、こういった旧衛生管理組合でそれぞ れ収集しておりましたんで、違うところは収集回数とそれから収集方法ですね。ごみ袋で資源 ごみを出すところと出さないところとあるというようなそういった違いがあるようでございま す。それで言われたようにリサイクルで具体的に検討する時期ではないかということなんです が、2番目の回答とも重複しますけれども、先般、衛自連の総会等がありまして、いろいろ分 別に関する御意見が出たところであるんですが、皆さんの御意見をまとめますと、これ以上分 別品目というんですかね、高齢者が多いので、なかなか分別品目をまた細分化することについ ては非常に前向きな発言はなかったところであります。それとまた方法についても、現行を維 持してほしいなという意見もあったところであります。しかしながら、市としても統一化に向 けてはですね、今のところは品目については、基本的には現行を維持しながらしていくんです が、いわゆる収集回数ですね、そういったものについて、坊津地区については今年度から収集 回数をですね減らしたりしているような実態で、一旦はそれに取り組みたいと思っております。 御存じのとおり、内鍋の清掃センター延命化をしまして、36年度から新たな清掃センターで操 業するというようなことでですね、いわゆる南九州市の知覧、川辺、枕崎市、南さつま市とい うことで、それぞれ合意を見ておりますんで、一つの清掃センターで処理をすることになりま す。そういうことでですね、新たな清掃センターで処理するまでにですね、やはり基本的にも 同じ統一化に向けてですね、早めに協議をしていきたいというふうに考えているところでござ います。先般市長も6月議会で申し上げましたが、当然、建設の予定地等の準備作業、これも 早めにということでございましたんで、それと並行しながら3市ですね、3市でですね、そう いった管理組合を構成する構成市で協議をしていきたいというふうに考えているところでござ います。2番目の質問については、そういうことで御了解いただきたいと思います。それとあ と不法投棄、そういったルール違反、これはもうちょっと後を絶たないところで行政としても 悩んでいるところなんですが、とにかくこういったルール違反等の対策については、随時市報 等でですね、啓発を行っていきたいと。今後も取り組んでいきたいと考えております。不法投 棄対策については、現在、緊急雇用創出事業を導入しまして、パトロールも実施して、業者に 委託して取り組んでいるところでございます。それから悪質な不法投棄等については、保健所 とか警察等に連絡を取り合いながら対応を取っていきたいというふうに考えております。ルー ル違反のごみの対策については、非常にイタチごっこみたいな感じがするんですけれども、も う粘り強くチラシを作成してですね、市民一人ひとりのごみの意識に対する高揚を図っていき - 80 - たいと考えております。言われました転勤する職場等についての、そういったごみのマナーそ ういったものの啓発なんですが、当然必要だとは思います。ただ、そういった職場の、どうい った職場に話をするかというな基準もなかなか難しいところところでありますので、今後は検 討していきますけれども、先ほども申し上げましたとおり、粘り強いいろいろマナー、ごみに 対するマナーですね、そういったものはお知らせ版、市報等で今後啓発していきますし、転入 された方々についてもそれなりの転入のときにごみ袋等を渡したり、そういったごみの分別の 仕方を徹底して、さらに強化・指導、強化っていうのはちょっと表現的におかしいかもしれま せんが、しっかりとその辺のごみ出しのルール、マナー等については、丁寧に説明を更に申し 上げていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。 ○5番議員(諏訪昌一) 今、答弁の中でも出ましたけども、内鍋清掃センターの延命化を図 ったといいましても、先日から言っておりまして、市長も予定地の問題を含めて早めに検討を 進めなければならないという認識での答弁をいただいておりますし、25、つまり来年ないし27 年ぐらい辺りにはですね、次のセンターの在り方について具体的に始めていかなければならな いんじゃないかと思っているところであります。そうしたときに、前向きに先進的なことを提 起できる自治体と、そうでないところでは、ごみをごみとして扱うのか、資源化して扱ってい くのかという点で、スタート時から大きく異なってまいるわけであります。ですから、我が市 の南さつま市ごみ処理基本計画を読ましてもらいましても、非常にこのごみの再資源化という ことに1つの理念は流れていると感じますし、やっぱりそうであるならば、1つのセンターに 対して3つの市があって、そこでやっぱり意思統一がなされなければ、やっぱりごみはごみと なってしまう傾向がどうしても強まってきますから、そこに対してきちっとした理念を持って 臨んでいくべきだと考えています。で、ごみの量がですね、この10年ほど総体で減少している ことは歓迎すべきことですし、それから、資源化量も減少というのは、この地区の人口の減と つながっているのかなというふうに私なりには分析しておりますけれども、本市の基本計画の 中に、これまでの施策の推進及び拡充を行うことに一層の減量化と資源化を図るという目標、 それから、構成市と協議をしながら計画的なごみ処理施設の整備等を行うと、これは後半の部 分は、今までの答弁にもありますし、前半の部分は本日の答弁にもあるわけですが、そういっ たことがうたわれておるわけで、このうたわれてる事のとおりですね、やっぱり構成市と前向 きに一つの前向きな理念を持って協議をしていくことが1番大事なのではないかと思うわけで すが、その点は市長いかがでしょうか。それが1点目。それから職場にの基準が難しいという ことでありますが、単純に余りこう、ですからあそこが犯人が出る可能性があるかというよう な妙なうがった考え方ではなくてですね、そういう所というのはやっぱり自治体によって1つ の処理をする枠の違いによって、例えばもっともっと少ない回収をしている地域から来られま すと、やかましい所に来たと思われるでしょうし、もっと細かい分別をしてる所に行きますと、 甘い所に来たと思われるでしょうし、それはその元の所のごみの扱いによって違うわけですか - 81 - ら、そういったところはもっとフランクな考え方で、あそこは確か自治体の枠を越えて異動が あるよなというような場所にですね、ピックアップして計画的にそこに対してチラシとか、あ るいは勤務終了後5分時間をいただけませんかとかですね、別に強制でありませんからお話を 聞いていただけませんかとかですね、あるいは昼休みに5分いただけませんかとかですね、い うような形での呼び掛けというのはできるじゃないかなと思うわけですけどその辺りはどう考 えられますか。 ○市長(本坊輝雄) ごみの分別の在り方の統一についてのお尋ねであります。御案内のとお り合併いたしまして7年目を迎えております。いろんな自治会運営であれ、いろんな取組等、 イベント等も含めてですね、それぞれ検討を重ねながら、一つひとつ市民の理解と協力をいた だきながら今日に至っているところであります。ごみの分別につきましてもですね、加世田地 区が16分類、そして大浦、笠沙、金峰地区が15分類、そして坊津地区が11分類で今行っており ます。地域によっては茶色ビンも透明ビンも一緒の所もあれば、缶もですね食べ物の缶と他ん 缶とですね一緒にしているところもあれば、きちんと分けてる所もあるということであります。 私も月に1回集落の分別の時には、我が家のことも含めて、また地域の当番であれば、私も早 朝行きまして地域の皆さん方と分別を一緒にするわけでありますが、先ほど部長の方から話が ありましたように、衛自連なんかで話をしますと、分別をするのをですね、非常に高齢者の 方々が面倒がると、「もう今ずい、いっどきやったたっで、よかぁなかかと。」そういうことで ですね、なかなか細かく色ビンを分けてくださいと言ってもなかなか難しいというのもあるよ うであります。ステーションの管理のこととかですね、それから内鍋の清掃センターへの直接 搬入のこととか、その時間帯とか、それぞれ枕崎の衛生管理組合と薩南衛生管理組合が、今の 南薩衛生管理組合になる以前のそのままがずっと引き継いだ形にあるわけであります。そうい う意味でですね、一つひとつ丁寧に皆さん方の御理解をいただきながら、今、収集回数をこれ までのあった回数から一つ他の地域に合わせてくださいませんかということ等も御説明申し上 げ、御理解いただいて今日に至っているわけでありますので、総体的に内鍋の清掃センターの 延命化が既にもうこの本年度予算でいただいておりますそうで、9月28日から炉の整備に入る。 そして、これが動き出すと同時にやはり早い時期から新しい候補地に向けての調整・検討をし ていかなければならんと思っております。そういう意味では、内鍋の清掃センターを延命化し た皆さん方に大変御心配をおかけした栗野地区の皆さん方に大変御理解をいただくに、私も苦 労いたしましたけれども、大変申し訳ない中で御理解いただいた、そういうこと等を踏まえま すと、きちんとした形で清掃センターの建設に向けた取組が必要であろうと思っております。 ただこれをこれをですね、先ほど諏訪議員からもございましたように、ごみか、資源化という 考え方でありますが、私は清掃センターをですね、資源の再生をする所であるというぐらいの 認識に立ってですね、地域の皆さん方から御理解と御協力をいただいて建設できるような、そ のような清掃センターを建設すべきであろうと、迷惑施設でなくしてですね、住民の皆さん方 - 82 - からとても大切な施設だねと、自分たちの朝夕の生活の中で、最も今後の自然と環境にやさし い自分たちの再生、自然エネルギーも含めてでありますが、再生型の地域社会社会をつくるに 最も大切な施設であるねと言っていただけるような、そういう施設を造るべきであろうと思っ ておりますので、ごみから資源へですね変えていくような取組等も住民の皆さん方の御理解も いただきながら今後努力していきたいと思っております。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 職場等へのそういった啓発でございますが、今後そういった取 組、職場だけに限らずですね、少しでもまた市民のごみのモラルですね、そういったもの意識 を高めるために当然必要かと思います。今後、いろんな機会を捉えての説明等についてはちょ っと検討さしていただきたいというふうに考えております。 ○5番議員(諏訪昌一) えっとですね、市長も資源の再生をする所だと、私も同感なんです が、従来から生ごみによる発電とかいろんなことも申し上げてきておりますけれども、そこま で行くには生ごみの量が足りない、じゃあどっからどうするのかと、いろんなアイデア等がま た生まれてこなければならないとも思ってますし、それは一つの案としてですね、例として、 受け止めてこれまでのことはいただければいいんじゃないかと思います。一方で本市とか、本 地区のような所は、特に、昔から言われてきておりますのが、加世田地区の生ごみは水分が多 いということが昔から言われてきております。そうすると水分が多いとどうなるかというと、 燃やすときに助燃剤を多く使うと、そうすると本来なら資源に回っていたであろうはずのプラ スチックとか、その他のごみが非常にいい助燃剤になると、痛し痒しのところがあるというの も十分わかった上で質問しておりますので、そこのところはバランスをとりながら、かつしか し、やっぱり、当初あの酷かった昔のごみ捨て場から、その当時としては先端をいったダイオ キシン対策をした清掃センター、その後、国の基準をクリアーできなくなりましたけれども、 を造るに当たってやっぱり燃やすごみ、燃やさないごみという発想がおかしいんじゃないかと、 燃えるごみ、燃えないごみという発想がおかしいんじゃないかという議論を相当な時間をかけ てやらせてもらいましたが、燃えるものは何でも燃えれば燃えるものは燃えるわけですよね、 じゃあ言えばこれだって資源ごみでその他紙類で出せばいいわけですけれども、でもこれだっ て燃えるごみなんですね。燃えるごみと燃えないごみなのか、燃やすごみなのか、燃やしても 構わないごみなのか、燃やさざるを得ないごみなのか、もう燃やすしか処理する方法がないご みなのかということを理念として持ちながら、関係市ときちっとした協議をやっていくという ことが、長いこと問題があってきた、引っ掛かってきた、お願いをしてきた、さらに延命化を 図ってきたというこの苦しい中で、清掃業務というものをやってきた地域の次の時代に向かっ ての、やっぱりワンステップじゃなくて、ツーステップ、スリーステップ上がったようなもの を造っていくんだという理念を持って進んでいただきたいということを思っておりますので、 そのことをぜひ念頭において関係市と協議をしていただきたいと思っております。それからそ の職場の関係につきましては、ぜひ今後とも地域も含めてですね、部長がおっしゃられるとお - 83 - り、地域も含めてぜひやっていただけたらと思います。 次に移ります。児童・生徒の発達支援についてでございますが、表題にこのように書きます と、発達障害のある子どものことのみと錯覚されるなあと、通告書を出してからしまったと思 ったことでございました。そのことはこれまでも何回も申し上げてきておりますので、今回は そのことではなくて、すべての子どもに対する発達の支援という意味で書いたわけであります ので、そういうふうに御理解をいただいているものと思って質問をさせていただきます。過去 にも質したことでありますけれども、我慢のできない年齢の上昇というのが既に各研究機関、 各大学等の教育学部、いわゆる教育学を研究する教育学部あたりの研究報告でも発表されて久 しいわけでありますが、また、今日いじめを取り巻く悲しい事件が後を絶たないわけでありま すけれども、いじめられてそこから這い上がった人の自伝などを見ますと、やはりと思われる こともたくさん書いてあります。よくこの地域でも耳にすることでありますけれども、いじめ た側の言い分として遊びの一環だったということを言われるわけです。まあそうだろうと私は 思いますよ。いじめる側にとっては遊び、笑いながらやったり、あるいはそのときは囃し立て てやっとって後から笑うわけですから、楽しいわけですからそれは遊びでしょう。でも、いじ められる側にとっては遊びではないわけです。毎日毎日が学校に出かけていくことが苦痛で苦 痛でたまらないわけですよね。自分自身の経験も踏まえながら言いますとか、転校生として相 当やられましたけれども、上級生がいなくなって無くなりましたが、そのころになると今度は 自分が卑屈になるんですね。何か嫌な言葉がピッとそばで通ると、嫌な言葉というのはみんな 気にしないでもふっと出てくるわけで、私自身も「しまったなあ、あんときあげん言わんなよ かったなあ」と結構あります。でも、その言葉がどうという事のない言葉なのに、自分をいじ めてるというふうに感じるようになってしまうわけです。ですから、それは、自分のやっぱり 過去の経験としてそういうことがありますし、そのことに対して担任がですね、今度は「あん たは別に、回りの人はいじめてないのに、あんたが過剰にそう反応するのよ」というふうに言 ってしまっているのを目の当たりにしたことがあります。今度は自分が大人になってからです ね。ですからそういうことも含めてですね、余り神経質になり過ぎるのもその子のそういう心 理状態を助長することになりますけれども、しかし、多分これは教育委員会とも共通の思いだ と思いますけれども、いじめた側が、学年や学校がかわるといじめられる側になったというこ とは多々あるわけでありますし、やっぱりそういった深層心理というものをしっかりと掘り起 こして臨んでいかなければ、なくなりはしないとは思いますけど減少はしないと思うわけであ ります。今までもこの問題については、いろんな切り口、あるいは角度から提言や質問をして きたわけでありますが、そのどれもが私は正解であった部分もあるし、不正解であった部分も あるんじゃないかなと、でも不正解であった部分の中にも、しっかりと捉えてその問題をみん なの共通認識として持っていかなければならなかった部分もあるでしょうし、かつまた解決し ていくために王道もないというふうに思っております。そこで質問ですが、この1番目に、我 - 84 - 慢のできない高学年の子どもへの支援・指導は最も大切な現代の学校における発達支援の一つ と思っておるわけでありますけれども、どのような支援・指導がなされているかと非常に抽象 的ですけれども、その我慢できない子どもたち、今なんか聞いてますと、「ああ、あの子はそ ういう子よ」というようなことも耳にします。何かそういうふうにもう黙認してしまってる部 分はないのかなあというのを心配するわけですが、その点はいかがでしょうか。2番目に、抽 象的な言い方になって恐縮なんですけれども、いじめを子ども自身がどういうふうに認識して いるか。つまり、いじめられてる子はいじめられてる、いじめとして認識してますけれども、 それ以外の子どもにとってどんなふうに認識していると捉えておられるか。3番目に、いわゆ る問題になっている子どもが、声なき声で何かを訴えているんじゃなかろうかということがで すね、私自身も、自分の地域のことで恐縮ですけれども、わくわく塾をやりながらいろんな子 どもと接して、本当に「えっ」と思うような反応、「えっ」思うようなこちらの対応によって、 今までホップ、ステップ、ジャンプでなくて、ホップ、ジャンプになってしまったような子ど もも見受けたりしながらですね、来たわけですけど、そういうところにどう向き合うかが重要 だと、大事だと思うわけですが、何か取り組んでいることがあればお示しをいただきたいと思 います。以上です。 ○教育長(出口定昭) 3点御質問があったかと思いますが、順序に従いましてお答えしたい と思います。児童生徒の行動の荒れということにつきましては、一概に荒れという捉えはでき ない面もございますが、様々な要因がまず考えられます。一つには、これは発達障害に関係な くですね、基本的な生活習慣が身についていなかったり、自己中心的で我慢する心が養われて いなかったりするなど、発達に応じた行動様式が十分確立していないという要因が挙げられま す。一つにはアスペルガー症候群など、発達障害により自分自身の行動を上手くコントロール できないという要因、また一つには家庭生活や学校生活に不満や悩みを抱え、精神的に安定し ていないという要因等が考えられます。さらにこれらの要因が複雑に絡まりあった根の深い事 例の報告もございます。対策といたしましては、まずLD、ADHDあるいはアスペルガー症 候群を持つ子どもたちの真の理解に努めることが重要かというふうに考えます。こういう子ど もたちの内なる心を知るために、例えば対策の一つといたしまして、今年の夏は、南さつま市 内のすべての学校の管理職、校長、教頭になりますが、また指導主事はですね、自閉症に苦し む子どもが、他人からわからない内なる心を綴った本がございまして、その本を読むことに取 り組みました。このようなことを通して、対象となる子どもの適切な真の理解に努めることが 大切だというふうに考えております。この本の作者本人が言っておりますが、自閉の世界はみ んなから見れば謎だらけです。この本を読んでくだされば、あなたの身近な友達の1人だと思 っていただけるでしょうと言っているぐらいですから、このことについては、我々は深く研究 しなければ対応できないということが言えるのではないかというふうに思っております。この ような理解の上に立って、議員御指摘のようにその子の状況について、学校、家庭が相互に理 - 85 - 解を図り、状況に応じた具体策を一緒に考えていこうとする姿勢を持つことが、大変重要だと いうふうに考えております。家庭だけが、また学校だけが問題を抱え込むのではなく、情報を 共有し、場合によっては関係機関に協力をもらいながら、改善に向けて努力を怠らないことが 大切だというふうに考えます。また、学級崩壊という言葉もありましたわけですが、担任任せ にすることなく学校全体で取り組む姿勢が必要だというふうに考えます。教育委員会におきま しては、子どもの状況に応じて支援員の配置、この支援員に関しましては、ただ今、17の小学 校に38名の対象となる子どもがいるわけですが、学習支援の対象となる子どもが30名、生活支 援が8名、支援員をですね、この17校に25名を配置いたしまして対応をしているところでござ います。また、御指摘のように、このような状況にある子どもを黙認にすることは、私は教育 の放棄であり、学校ではあってはならないことだというふうに考えております。どのようなこ とが要因であれ、子ども理解の上に立って悪いことは悪いと諭すなど、指導をする大人の毅然 とした姿勢は、学校でも家庭でも地域でも持たなければならないと考えております。しかしこ れについては、先ほど申し上げましたように研究も必要だし、障害に対する力量が欠かせない ものだというふうに考えております。重たい問題ですが、いじめ問題につきましては、子ども たちはいじめは許されないということは頭の中で理解していると思いますが、人を思いやる心、 命を大切に思う心、人の痛みを推し量る心、美しいものを愛でる心など、いわゆる感性の部分 については、まだ未成熟な段階にあるというに認識を持つべきだというふうに考えます。その ようなことでございますので、学校では心に届く資料、読み物資料を教材として、道徳の時間 に琴線に触れるような指導方法を研究したり、また、実践の発表の成果を共有したり、様々な 体験活動やボランティア活動などを通して人とのかかわりを深め、お互いを尊重し合う心を育 む学習活動を充実させるなどの努力をしております。そしてそれは学校だけでなく地域活動の 中で、また家庭生活の中の様々な体験の中で、学び養われていくものだと考えておりますので、 引き続き、学校、家庭、地域の連携を充実させていきたいと考えているところでございます。 3番目の御質問です。問題を抱える子どもたちの要因は先に述べましたように様々な要因があ り、家庭の生活や家庭の教育等も複雑に絡み合っております。そういった子どもたちの心の声、 つまり声なき声といいますか、心の叫び声でございますが、担任や養護教諭における教育相談、 スクールカウンセラーや教育相談によるカウンセリングなどにより受け止められる姿勢づくり を行っております。また、今年から問題抱える子どもたちの状況についての情報を関係者が共 有し、解決を図るためのコーディネートの役割を果たすスクールソーシャルワーカーを設置し ております。個々の問題に対するケース会議を開くなどして、子どもたちの声を受け止め、ど こでどのように具体的な支援ができるのか明らかにして対応してまいりたいと、しかしこのこ とについては決定ではございませんので、努力を続けるのみであります。以上です。 ○5番議員(諏訪昌一) 1番目から3番目、非常にきちっと関連させながら答弁をいただい たところでありますが、全くおっしゃるとおり今までも私もいろんな角度、いろんな切り口で - 86 - 申し上げてきましたけども、本日特にクローズアップしたいのは、推し量る心の未成熟という ものを、どうやったら年相応にといったら何ですかわかりませんが、成熟させていくことがで きるんだろうか、その成熟していくことの手伝いができるんだろうかということであります。 昔はというとあれですけども、いじめる子がおればそれを守ってくれる子がいました。今はな かなか、いじめる子はいても守ってくれる子はいないというのが実態ですし、どこにあるのか なといろいろ考えてましたら、ある本に出合いましてですね、もう本当にそのとおりだなと思 ったんですが、国語の授業時数が激減していると。かわって英語が小学校で必修になったと。 ますます、国語を、日本語の国語の中身、意味、深さを理解する力を、子どもたちに浸透させ る時間が足りなくなってきているということがありました。そのとおりだよなと思いました。 いわゆる総授業時数が減って、中にはですね本を読むことがものすごく好きで、暇さえあれば 本をひっぱってる、持っている、抱えてる子がいますけれども、でもそうでない大半の子ども はそうでないわけで、そうしますと勢い、その解釈する能力がまだそんなに成熟していない心 のままに英語を訳する能力だけが出ていっても、外国の方とお話しするときにその程度の薄っ ぺらな外国語でしゃべったって、日本人というのはそんな程度の思考力しかないのかと思われ るだけのことであって、それは国際化でも何でもない。本当にこうつくづくそう思うわけです ね。その結果として、今この例のゆとり教育で3.14を3と書くと、円に内接する正6角形の外 周と円の外周が同じとそんなばかな話はないわけで、それはしまったなあということで、今ま た3.14に戻すの、ゆとり教育の見直しのどうのこうのと言われてますけれども、あのころも相 当、私ら市議会議員レベルで言ったって仕方ないことですが、国会でやんなきゃいけないこと ですが、あるいは教育学者が言わんなすまんことですが、教育としてやっぱりきちっとやるべ きゆとり教育というのは、別に微分積分を中学校でやらなくっていいじゃないかというような、 積分は高校ですけれども、やらなくたっていいじゃないか、理科系がやれば済むことでという ようなところの教育にゆとりを持たしていくべきカリキュラムだったはずであって、それを中 身を薄くすることによって、ゆとりを持たせるという方向でいったことがそもそもの間違いで、 そのことが結果的に子どもたちの語い力の不足、本をほとんど読まない子ども、挙げ句はネッ トの氾濫、この頃私が1番嫌いなのがツイートですか、何というんですか、最初つぶやくとい うことがパソコンの画面に出始めまして、何ですかこれはと思ってたんですが、最初はですね 思ってたんですけども、そうこうするうちにあの短い言葉で、顔が見えないから、いくらでも どんなことでも言うという、1番最初はチャットがありましたけれども、その中で喧嘩をして いく、訳のわからない暴力につながっていく、言葉即感情という短絡的な子どもが、育ってい くという状況をどんどんどんどん助長していった。そうした中で、日本語をきちんと理解でき ない状況というのは、どんどんどんどん増えていく、そうすると何が起きるかというと、その 年相応に、例えば詩を読んだとき、例えば小説を読んだとき、例えば人の何かのエピソードを 聞いたとき、その状況が映像として浮かんで、その状況においてその人たちが抱いた心という - 87 - のを推し量る心、推し量れる心というのが醸成されていかない。そういうことにつながってい ってるんじゃないかなと思います。今非常にこう申し上げましても、一市会議員が何をぬかす というようなことでありますけれども、一地方自治体において、こういうことを論じましても 結果的にせんない部分が非常に多いわけですが、しかしながら工夫は少なくともすべきではな いかと思うわけであります。そうしたときに、何かこの豊かな感情表現をフォローアップして いくような、何かこう、いじめの減少に一石を投じることができるような、そういう工夫、一 工夫というのは何か考えていることはないものかお尋ねをいたします。 ○教育長(出口定昭) 質問がですね多岐に渡っておりますが、まず日本語がまだ固まらない うちに英語を必修とするのはいかがなもんであろうかということもございましたけれども、こ れもですねいろいろございました。文科省が言っているのはですね、英語教育そのものではな くて、言語活動という位置づけでですね、英語というのは英語を話す、英語圏の人々はですね いろんな人種の方がおられましてですね、本当に自分はあなたが好きだったら、アイ・ラブ・ ユーと言わなきゃ意味がわからんと。日本だったら目は口ほどに物を言い、腹芸とかあります が、向こうは言葉に出して言わなきゃわからないというような民族でありましてですね、そう いうことから英語の言葉の特質からですね、日本語も本当に声を出して相手にきちっと伝えま しょうと、今回の国語の改定の目標がですね、私たちも振興計画で伝え合う、互いに伝え合う と言っておりますが、伝えあう力を高めるというのをですね、もう第1目標にいたしておりま す。どうしたらいいかと。そのですね突破口を五、六年の英語を必修にして言語活動をですね、 コミュニケーション能力を高めるということでしております。議員がおっしゃるようにですね、 英語のことに関しましては単語力ですね、三千から四千が頭につとまって文章を構成する力で すね、プラスアルファーがなければ会話はできない。プラスアルファーは何かというとですね、 文化ですよこれは。英語のことができてもですね、単語をしても文にしても、語るものがなけ ればコミュニケーションは成立しない。向こうはあなたのまちは何人いるんですか、産業は何 が盛んなんですかと、どんなことが特徴ですかと、そういうことがですね内容になければこれ は成立しないと、コミュニケーション能力が。そういうことをですね期待していると。私たち もどういうことにするかということにつきましてはですね、いろいろ工夫しておりまして、何 回かこの場で答弁もいたしましたが、大浦小学校がですね、文科省のこの言語活動の指定を受 けてしました。大浦小学校のですね取組はまさに、このコミュニケーションの能力をどう高め るということに終始しましてですね、いい参考例になったというふうに思っております。それ から日本語についてはですね、先ほどおっしゃったとおりでありまして、したがいましてです ね、昔は発達の段階に応じて古典とかそういうものは中学校から入ってきたものですが、今、 小学校の4年生からですね、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらわす」ということなどが、4年生で意味がわかろうがわかるまいが暗唱さ せている。短歌についてもですね、「田子の浦からうち出でて見れば真白にぞ、富士の高嶺に - 88 - 雪は降りける」と、4年生に言わせているわけですよね。暗唱させながらですね、日本に豊か な心を伝えようという努力はしているということでございまして、一発でこうやればもうそれ で良くなるというのがですね、なかなか今の子どもたちにないものですから、ありとあらゆる 言わば試みをしながら心豊かな、そして学力をつけながら、心豊かな、そして健やかな体をす る。言わば生きる力ですね。今、生きる力というよりも、生き抜く力をどう育てていくかとい うことに努力を重ねているということであります。よく学校の現場からはですね、これをどう すればいいかということについて質問、その他もありますが、指定校がですねそれぞれ成果を 出して、そろそろまたその結果をですね、研究発表する時期にもなりますので、全員が参加し てですね、御質問であったような課題には応えてまいりたいというふうに思っているところで あります。 ○5番議員(諏訪昌一) 今の最後の部分については賛否両論あるでしょうけれども、個人差 がものすごく大きいと思いますよね。結局1割か、どうかすると5パーセントのエリートを育 てるだけじゃないのかなと思ったりします。なぜならば、人によっては「祇園精舎の」と言っ たりですよ、「春はあけぼの」と言ったりとかすればですよ、4年生でも理解できる子どもは いるかもしれません。でもですね、たぶん私がその頃いたら、わからんかっただろうなと思い ます。でですね、何かちょっと、手前のことで恐縮なんですけども、学生のときに、高校のと きに聞いた音楽を、大学のときに歌ったその詩がそのときはですね、「雨の音が聞こえる、雨 が降っていたのだ、あの音のようにそっと世のために尽くしてみよう、あの雨が上がるように 静かに死んでいこう」という詩があるんですけれども、たったそれだけのことですけど、最初 の2行ですよ、雨の音が聞こえる、雨が降っていたのだ、これは雨の音で雨に気付いたという ふうに私は思ったんです。この歳になると、あっ違ったと思うわけですね。雨の音が聞こえて 初めて雨が降っていたと気付くほどに自分の心が何かに集中してたんじゃないかと思ったわけ です。だから、事程左様にやっぱり人の発達段階に応じて、それからその人の持ってきた人生 経験によって、受取方は十分変わっていきますし、ですからそれをただ下ろしていけばそれで わかってもらえるんだという発想の教育というのでは、いかがなもんかなと思います。先ほど 教育長が言われました腹芸と言わなきゃわからないような文化の違い、西洋型合理主義で1か 0(ゼロ)か、まるでコンピュータと一緒ですが、1か0(ゼロ)かではない世界が日本には あったはずで、その間の狭間を埋めてたのが情緒だったはずなんですよね。それがちょっとこ う「うーん」と思うことがありまして、私は最近、自分が指導している子どもたちの合唱団で ですね、もう合唱というよりも何か託児所みたいになっている部分も大きいんですが、先日で すね、練習の前にその歌詞をですね、解釈する。まだ始めたばかりですけれども、歌詞を解釈 するような試みを始めています。この前ちょっと金子みすずをやったもんですから、ついでに 金子みすずの他の詩も持っていきまして、子どもたちと一緒に鑑賞しようということをやった りしましたけれども、このようなこと、これは一つの例ですが、課外活動、サークル活動、部 - 89 - 活、少年団、学校外教育活動、勉強としてだけでなくても、取り組むことを推奨していく。例 えとして上げていく。何かこういうことを申し上げますと、「こういうことは、ええ例がある からどうやっちて」じゃなくて、いろんな例があるよということをお互いに試みていくという ことは大事なんじゃないかと、今、かつては少子高齢化の中で、かつてはあった文化的サーク ル、文化的部活、文化的な活動が小中高ともに本当に激減しまして、金管バンドか吹奏楽部ぐ らいしかなくなってきまして、昔はもう書道から華道から茶道から演劇部からいろんなのがあ りましたけれども、そういったのがなくなった。化学もありましたしですね、いろんなのがあ ったけれども、そういうのがなくなったということが子どもたちもかわいそうですよね。選択 肢が少ない。そしていろんなことをすることによって心の発達も伴っていくから、どんどん広 がっていくことが広がれないということがあるわけで、今私たちが大事にしなければならない のは、東京都と南さつま市とでは情報量の差はあっても、情報のスピードに差はないという中 で、私たちがそういう環境をいかに必至になって取り組んでいくかということをしても、どん どんどんどん社会に毒されていくことの方が大きいわけですから、その努力を私たちは怠って はいけないんじゃないかなということを最後に申し上げて、次に移ります。 災害対策、時間がなくなってきますので、災害対策ですが、未だ経験したことのない大雨と かですね、これまで経験したことのない大雨とかですね、あるいは台風、ゲリラ豪雨、ともか く未だ誰も経験していないんだから、対策の立てようがなかったんだと言われても仕方がない ような言い方が横行しているように感じます。確かにこの温暖化によってグリーンランドの氷 も消えたというわけですから、南極の氷もどんどん溶けているというわけですから、これから もそういったことは続出していくと思います。急激に進むこの自然の崩壊にですね、人類ごと きが対抗策を自分たちの科学力、技術力で討てるはずもないわけで、そこで質問ですが、今、 大した質問では本日はこの問題はありません。地域によっては口を酸っぱくして、まず自らの 命を優先して逃げることを周知しているわけですが、市全体としてこのことをもっともっと口 酸っぱくして、言っていくべきことではないかなと思いますが、どの程度周知がされているも のか、とらえておられたら示していただきたいと思います。それから自主防災会の相互交流や 研修の具体化というものをいつ頃から具体的にやっていくのか計画がありましたら示していた だきたいと思います。 ○総務企画部長(山口力三) 昨年の3月11日に東日本大震災が発生いたしましたけれども、 この震災により消防団員254名が犠牲となっております。消防団員等を始めとして防災業務に 係る方々の安全対策につきましては、議員がおっしゃいますように大変重要なことであり、ま た反面、課題となっているところでございます。消防団員は、地域に最も密着した存在であり ます。誰よりも真っ先に災害現場へ駆けつけ、そして最後まで活動することを余儀なくされて おります。市民の生命財産を守るという立場は十分認識いたしておりますけれども、災害時に あっては消防団員を含め、極めて身に危険を感じたら自らの命を守るため、避難行動を最優先 - 90 - にしていただくことは言うまでもないことでございます。総務省消防庁では、東日本大震災を 踏まえて、消防団活動の在り方に関する検討会を設置し、先日最終報告書案がまとめられたと 聞いております。この提言を受けまして、国から消防団の安全対策についての方向性が示され るものと思っております。今後、消防団本部会議や研修会等の機会をとらえて、消防団員始め とする自主防災会の皆さん方の安全確保についても努めてまいりたいと考えているところでご ざいます。 次に、自主防災会につきましては、本年度2つの防災会が発足し、組織率は82.9パーセント となっております。組織率の向上はもちろんのことでございますが、今後は、自主防災会の活 動をいかに活性化していくのかということも大きな課題となっております。自主防災会の活動 については、それぞれ違いがございますけれども、その中でも特に金峰地域におきましては先 進的な取組が行われております。このような取組の情報を提供するとか、市の研修会で報告し ていただくなどできるものにつきましては、本年度からでも取り組んでまいりたいと考えてお ります。また、あらゆる機会をとらえて組織の充実・強化をお願いしてまいりたいと考えてお ります。以上でございます。 ○5番議員(諏訪昌一) 具体的に各自主防災会にこういったことを市としては考えているが、 こういった方向での研修なり、相互交流なり検討したいところがあれば出してほしいとかです ね。そうした中で、例えば、本当に現実的に前に進める自主防災会というのの向上というか、 に結びついていくと思うわけですが、そういったことを呼びかける考えは、具体的なことを、 抽象的にこんな例がありますよ、あんな例がありますよじゃなくて、具体的にこういうことを して研修する考えを持っているところありませんかとかですね。そういったこと等について働 きかけていく考えはないでしょうか。 ○総務企画部長(山口力三) 自主防災会の研修でございますけれども、昨年度は、東日本大 震災を受けまして、釜石市の防災課長さんにお出でいただき、その実態にあった研修会を実施 いたしたわけですけれども、それを踏まえまして今年度におきましても、そういう、今、議員 おっしゃいましたように、相互の交流とか、研修会、それから市が率先してそういう具体的な 自主防災会をやってる活動等の報告、情報を提供しながらですね、今後、自主防災会の組織の 充実・強化、そういうものに努めてまいりたいと思っております。 ○5番議員(諏訪昌一) それぞれ形態やら、その目指す活動、やってる活動、随分違うと思 うんですが、そのままで結構だと思うんです。そのままの中でどういったことをその団体が次 の段階として、その地域の自分たち自ら自らを守る組織として成長、発展、向上しようと思っ ているのかということを喚起していくことが大事じゃないかと思いますので、その点ぜひ、も っと能動的に働きかけていただけたらと思います。次に進みます。 万之瀬川河口の天然記念物周辺整備と書きますと、いかにもここに公園を造りなさいという ふうに読むかもしれませんがそうではありませんで、すいません。誠に誤解を招きそうな言い - 91 - 方が本日2つ目ですが、従来から申し上げてきたわけですけれども、学習の場としても活用し たいという発言等も過去あった中で、周辺の整備というと、まさに野鳥も何もかんもが住めな い感じになって、人間がやるとなってしまうわけで、そういう意味の整備ではなくて、やっぱ り安全をきちっと確保できるだけの整備というものはなされていて、そして自然公園化がなさ れるとすれば、災害防止にも、それから荒廃地対策もしやすくなりますし、学習の場というの にも貢献できるものになっていくと思っているわけです。そうした中で、ボランティアも含め てのこのクリーン作戦は行われるわけですけれども、まあすごいものがありますよね。毎年た め息が出るような物がありますけれども、取っても取っても海から押し寄せてくるわけですか ら仕方のない部分もありますが、そうした中で河川改修が、と言いますか、新堤防の建設がも う何年止まっているんでしょうか。本当に旧堤防の方に向けてですね、竹が繁茂して普通の草 刈り機などではとてもじゃないけど歯が立たないというような状況までなって、あそこは、 「来年はします、来年はします」という中でですね、「ほんなら来年するんだったら、今年は あそこのもう草刈りやら竹払いはせんでよかよなあ」というようなことでですね、何か置いて 行かれた最初の発端があるわけです。ですが、そういったことで、市の直接の仕事ではなくて 恐縮なんですけれども、私たちは、市を通じることも一つの手段、手段の一つであるわけであ りますので、改修の今後の進捗はどのように見込まれるか、また、わかっている部分がありま したら示していただきたいと思います。 ○建設部長(徳留忠昭) 万之瀬川につきましては、県において万之瀬川河口から花川橋まで を整備区間とした河川改修が進められております。現在、第二万之瀬橋から花川橋区間におい て、流下能力の向上を目的とした堤防や水門の整備が行われており、当面はこの区間の改修が 重点的に進められる予定であります。河口左岸の天然記念物周辺における改修につきましては、 荒田川合流点から上流の一部区間で暫定の堤防が整備されておりますが、今後の整備に当たり ましては、現在進めている第二万之瀬橋から上流の改修工事の進捗状況を踏まえながら検討し てまいりたいと聞いているところであります。以上です。 ○5番議員(諏訪昌一) そういう形にしかできないんでしょうけども、天然記念物の辺りは 暫定区間ができている。確かにそうなんですけども、あそこの例えば配水路にしましても、最 終的に排水がされる所の底盤よりも低い所に配水路がずっと下までいってしまってて、これ後 どこに流れていくんだろうとかですね。それからその上の方、あれは実は土地改良施設だった わけですけども、土地改良施設を付け替えていいですかという許可はもらいに来た記憶があり ますが、その後はああいう形になってしまって、その上流でまだ放棄にしないで耕作をしてら っしゃる農家の方がおられるんですけれども、もうすぐ浸かるということでですね、非常に難 渋してる。それは私どもの地域の土地改良施設の管理も悪いといえば悪いわけですが、もうど んどんどんどん耕作放棄地が増えて管理できない状況が出てきているということもぜひ理解し ていただきたいわけで、そういった中であのまま放っておかれますと下流から途中までできて、 - 92 - ぽそっとなくなって、こっちは旧堤防がこうあるから、ここでまだ安全が確保されてるからこ こは放置して上流の方からとなりますと、ここがもしガサッといったら、今でも第二万之瀬橋 の所が当初は想定内だったよという説明があったんですけれども、どんどんどんどん旧堤防が 崩れていって、崩れていくと当然縦に直角に近い段階で水を受けますと、当然強い圧力を受け ますから危ないですが、だんだんだんだん崩れていくと当然のことながら力は分散しますから、 危険度は下がっていくわけですけれども、そういったことの想定内だったんだろうなというふ うに思うわけですが、そういった部分を含めてですね、やっぱり古くなった部分、誰も手を入 れなくなった部分というのは、どんどんどんどん崩れる要素というのを持っていきます。だか ら非常に危険な部分があるわけで、何か耳にしたところでは、二言目には「天然記念物がある から手を付けやならんでやなあ」という話を聞きますし、それから過去、まだ天然記念物にな る前も、「県の文化課がやかましかでやなあ。」ということでですね、なかなか手をつけてくだ さらんかったんです。そのころ何て言われたか私どもには、来年は何とか予算を付けますから、 川の向こう側は伊集院土木、川のこっち側は川辺土木ということでですね、何かその「何とか 来年はしますから」ちゅうことでですね、お互いに予算をとってきたような経過があるんです が、「来年は何とか、来年は何とか」と言われるたびに、私は「来年は何とかするそうです」 と説明してですね、あるとき公衆の面前でぼろくそに罵倒された「お前が、来年、来年ち、嘘 ばっかい。こん嘘ひいごろが」ちゅってですね、ぼろくそに罵倒されたことがあるんですけれ ども、ですから来年はとは県の方も言わなくなってきましたが、そのことは市長自身も相当よ く御承知のはずですので、ぜひその辺りですね含めて、天然記念物にしましてもですね、よく 耳にしますけれども、今日は答弁はそうではありませんでしたが、史跡、名勝、天然記念物又 は、現状変更等許可申請書というのがありまして、文化財保護法の第214条によって申請すれ ば、それが生命、財産に係ることであれば、現状変更もやむなしということを許可できる、で きるということはなかなかできる方向に持って行きたがらないのが行政という機関ですけれど も、許可できざるを得ない方向に行かざるを得ないというのが、この申請書の中身だというふ うに解釈しますが、その辺りについてもですね、ぜひ行っていただいて、何とか、もう今年、 来年ということは言いませんから、市民の、私はあんまりこんなすごくローカルなことをです ね、議会の本会議では嫌いなんですけれども、あれは少なくとも生命、財産、どうかすると家 が流れたりする可能性もありますので、しかもその、前にも申し上げましたが水が増えてくる のは、知覧、川辺含めて各基盤整備がどんどん進んで、もうほとんど済んでますけど、どんど ん用排水路、あるいは林道整備で側溝等で水が一気に川に流れ込むことによって、一気に水が 増えて危ない、危険度が増しているわけですので、ダムもできてますけれども、そういった危 険度が増していることをどうするのかと考えれば、当然のことながら、何とかやっぱり、人力 によってできてしまって、上流域でローカルな話題ではなくて非常にグローバルに南九州市か らの影響で、水源地を含めてずっと流れてくる流れの中で起きてる現象の結果が、結果が下流 - 93 - 域に出てきているわけですから、そういったことをぜひですね、今さら上流域に減水側溝を設 けてくれとかですね、ミニダムを各用水路に全部付けっくれとかですね、浸透性升をいっぱい 付けてくれとかですね、浸透性舗装をいっぱいしてくれということはもう一切申しませんから、 あぜぐい その辺りをきちっと生命、財産に係るんですよと、なぜあの地域が畦 杭 ち言うかというと、潮 が染み入ってくるから、畦に杭を打ったから畦杭と言うんです。だからそのことをぜひ、市と しても要望を続けていただきたいということを申し上げておきたいと思います。決してローカ ルな話題ではなくて、大きな問題なんだということをですね。すいません。これは余り触れな いことと書いてありますが、ちょっと上げさしてください。 最後に、市民の健康増進と国保の健全化についてでありますが、7月27日に、鹿児島大学と の南さつま市健康長寿のまちづくり推進事業に関する連携協定が締結されたことは、非常に喜 ばしいことであります。今大学は、全国的に経済界に役立つ存在が問われております。おかし な状況だと私は思います。大学が基礎研究をせんで、どこがするんだと。マネーゲームに狂奔 してバブルに踊って、そんなものが何の価値があるんだというものに膨大な価値を付けて、自 分たちがそこをあおることができなければ暴力団に裏で手をまわして、市中の金融をつくらし て、ばんばんあおっていって、それを崩壊さしたのは誰だったんだろうかと、大学だったんだ ろうかと私は思います。違うんですよね。それなのに矛先を変えるためとばかりに、大学の研 究が実社会役に立たんからいかんのみたいにですね、やってること自体が非常に怒りを覚えと ったわけで、そういうときに南さつま市の健康長寿をつくるために基礎的な部分から含めて、 各学科横断的に協力をし合う大学との連携の協定が結ばれたことはですね、非常に嬉しい限り でございました。この本市との連携による研究がですね、市民の健康増進につながる日まで、 疾病と食の傾向、疾病と風土、疾病と地域環境等々様々な研究がなされるならば、長い目で見 て揺るがぬ安定的な国保の運営というものができる体制という土台ができていくんじゃないか なと、健全化につながっていくんじゃないかなと思うわけで、それが表題に結び付いたいわれ ですんで、そういうふうにお読みいただきたいと思いますが、そこで、献体という言葉も書き ましたが、まさに疾病の根幹を洗い出すという意味での、今までるる申し上げたことに、既往 症との係わり等含めてですね、疾病の予防、早期発見、早期治療に結びつくものとして、例と して上げておりますので、そういうふうに御理解いただきたいと思いますが、鹿児島大学とは その後どういう取組をし、具体的に今後の取組について協議なされているものかお尋ねいたし ます。 ○市長(本坊輝雄) 鹿児島大学との連携協定でございますが、御案内のように去る7月27日 に市民の皆さん方が300名程度御出席をいただいたと思っておりますが、お見守る中、立ち合 いの中ですね、私と吉田学長と健康長寿まちづくり推進事業に関する連携協定式を行ったとこ ろでございまして、議員の皆さん方にも大変お忙しい中、御出席をいただきましたこと、厚く 御礼を申し上げたいと思います。私も、市長に就任いたしましてから、市民の健康づくりにつ - 94 - いては日ごろから大変関心があったわけでありますが、特に、高齢化率につきましては、現在 35パーセントということでございまして、いつも申し上げますとおり、日本の全国の平均の35 年先、鹿児島県の平均の20年先を行っている我が南さつま市であります。そしてまた、国保税 に係る話でもございましたけれども、医療費につきましても、年間市民1人当たり四十二、三 万円であったものが、23年度においては45万円台まで達したのではと思っているところであり ます。そしてまたですね、私どもの地域は、特別養護老人ホームの特養のベッド数は御案内の とおり南九州市の1.5倍、それから枕崎市の2倍、65歳以上のお年寄りの皆さん方、1人当た りベット数に換算いたしますとですね、その程度あるわけでありますが、しかしながら、今日、 明日と特別養護老人ホームに入所したい方々の待機者はですね、550名からいらっしゃると、 そういうこと等を感じているところでございまして、そういう中で、高齢化率が高くなるとい うことは、一方ではもっと若い世代が増えるべきでありますけれども、年を重ねるということ は、私は、そういう元気でお過ごしいただけるということは大変ありがたいことでありますし、 誇りに思うことでありますが、元気で長生きをしていただきたいなということを常々考えてい るところであります。食に勝る薬なしと、食べ物は薬よっかんな効きますよとか、「三里四方 の食に病なし」とかという言葉もありますけれども、地産地消のお話でございますけれども、 地元でとれた食材というのは健康にいいですよと。そういう中からですねやっぱり、医療と食 はとっても結びついたもんであると。医食同源という言葉もありますが、そういう意味でので すね、医食同源やはり食生活の改善もやるべきである。健康づくりもやるべきである。そのこ とは一部の方々のものではなくして、市民全体としての市民運動としてそういう食生活の見直 し、元気な心と元気な体をつくる施策を展開していけないものかと思っていたところでありま す。笑い話かと思いますが、よく私が最近、南さつま市もAKB(エー、ケー、ビー)がいら っしゃいますよと、AKB4800(エー、ケー、ビー、フォーティエイト、ゼロ、ゼロ)明 るくかわいい、おばあちゃんたちが4,800名、80才以上いますよと。それから、AKG480 0(エー、ケー、ジー、フォーティエイト、ゼロ、ゼロ)同じく明るく格好いい、じいちゃん たちが4,800名、80才いますよと。何かやっぱりですね、80を過ぎてもですね、やはり元気な 生き生きとした御年配の皆様方が日々生活の中でそれぞれの目標に向かって、また好きな趣味 やらですね、特技を生かしながら充実した日々を送っていただく。そんな地域をつくっていか なけりゃならないなと思っているところであります。そこで、鹿児島大学のお力をいただきな がら、また鹿児島大学にとってもこの南さつま市をキャンパスとして御活用いただきながら、 私どもも鹿児島大学のいろんなノウハウをいただきながら、健康長寿のまちづくりを目指して いきたいとそういうこと等を願っての今回の連携協定でありました。支援協力といたしまして は、南さつま市の各地域の土壌、環境に適合した抗酸力やアンチエイジング力をはじめ、老化 防止ということでありますが、始め健康効果をもたらす成分、機能をより多く有する農産物や 健康食材の開発に関する助言・指導を農学部の方からいただきたい。また、農業実践、経験、 - 95 - 普及政策に関する御指導も同じく農学部からいただきたい。そしてまた、健康長寿地域のため の公衆衛生学的ニーズの調査や分析は医学部の方からいただきたいと。具体的にそういうこと 等もお願いをいたしているところであります。今後、戦略プロジェクト等に御参加をいただき ながら協議・検討を進めてまいりたいと思っております。平成24年度は戦略プロジェクトを立 ち上げ、南さつま市の現状等についてですね、調査項目の検討・協議を行いながら、今後、平 成25年度以降の長期ビジョンの策定等を協議を進めてまいりたいと思っているところでありま す。よく脳血管疾患等も全国の1.4倍多いということ等も言われておりますので、この南薩地 域の中での南さつま市の置かれた現状等をきちんと分析しながらですね、生命力を高める健康 づくりの施策を展開してまいりたいと思っておりますが、あとのこと等についてはまた関係部 長から答弁をさせます。 ○5番議員(諏訪昌一) ええとですね。非常に我が意を得たりの方向性が今見えてくるわけ ですけれども、別に6月議会で産官学の協力について私が質問したからこういうことができた とは一切思っておりませんので、そこに至るまでには何か月にも渡る協議があったんだろうと 思いますから、その御苦労に敬意を表しながら、ぜひ今言われた視点に立って進めていただけ たらと思います。農学部が食とあるいは教育学部のあれは家政科ですかね、が一緒になって例 えば食と生活、そして疾病とかいうことを研究しても、その時それが何の役に立つんですかと いうようなこともあるかもしれません。でもそういったことで積み上げた知識、積み上げたデ ータ、それから経験というものは、揺るぎのない次へ向かうための土台になってきますから、 そのとき何もならなくても、その基礎というものが大事だということこそが学問だし、そして 学問としての基礎があることこそが、やっぱり国民に対しても、そして今提携を結んだ我が市 に対しても、お互いに大学に対しても我が市に対しても役に立つことにつながっていくんだと 思っております。そうした中で、私が献体と書きましたのは、実はCTやMRIでもですね、 わからないことが相当あるわけです。あれだけ検査技術が発達、普及していても切ってみなけ ればわからないということが相当あるわけです。鹿児島大学でそこまで対応できるかというと、 今順番待ちがすごくてですね、特に外科系はですね、本当に順番待ちで、すぐ切らなければな らない患者がすぐ切れないというような状況もあったりする話も聞いておりますけれども、た だ考え方の例として、そういった方向も目指していけばできる日が来るんじゃないかと思うわ けであります。実は、古い話で恐縮ですけれども、旧加世田市時代に22年前、福岡県久山町を 訪れました。行った目的は、合併浄化槽の研究・検討だったわけですけれども、その翌年に担 当者も一緒に行きまして、ずっともんでその翌年に合併浄化槽の補助制度をつくらせていただ きましたが、実はこの町はもう一つ自慢があって、ちょうどそのことを打ち上げた。そして自 分自身が献体第1号になった方が当時市議会議長で、その後町長になったという方だったもん ですから、ものすごくそのことで演説されたのをはっきり覚えているんですが、町民の健康づ くりをですね、昭和36年から九州大学と連携して取り組んできたということであります。合併 - 96 - 浄化槽にしましてもですね、そこんの先のドロドロした水がこう流れてきて、ここで柄杓で汲 んで、こん水を飲まなければ説明してくれないというぐらいの頑固な町でしたし、同じように ですね、献体についてもですね、九大と契約してる人が多い町だから、どの医師も丁寧な診察 とインフォームド・コンセント行ってくれるということでですね、何しろ後から病理解剖する わけですから、綺麗に縫い合わせて返してくれる翌日には。さあっと迎えに来るそうです。九 大から。そういった意味で本当に素晴らしい見識というものを聞かせていただいたわけであり まして、久々にですね、まだそんなことをやっているのかなあと思いながら調べてみました。 あぁまだ、やってるんだ。しかも50年の健康づくりってですね。今年の4月にですね、パンフ レットが、分厚いパンフレットが出されてました。それを要点だけちょっとコピーしてきたん ですけども、素晴らしいものが出されております。こういったことを、能動的にポリシーを持 って進めていこうという思いを、まさに今この鹿児島大学と我が市の協定という中に、ぜひそ ういったことまで踏み込んでいけたらなば、さらにその後に、生まれてくるであろう病気を持 たれた方々の解決に結び付いていくんじゃないか、そのことがそして結果的にはその後暮らし ていかれる方々の、まだその頃その制度がそのまま残ってるとは思いませんけれども、国民健 康保険制度の安定的な発展と、そして安心して税も払っていける制度の充実ということにつな がっていけるんじゃないかということを強く思っておりますので、その辺りまで深めていって いただきますように、ぜひ心づもりをお願い申し上げて、お願いというのはおかしいですが、 これは一つはOBとしてもお願いもありますので、気持ちとして強く申し上げて、終わらせて いただきます。 ○議長(大原俊博) 次に、相星輝彦議員の発言を許可します。 [相星輝彦議員 ○3番議員(相星輝彦) 一般質問席] 午前11時13分 今年の夏は、ロンドンオリンピックが開催され、南さつま市出身の 又は縁のある選手が活躍されていました。その中で自分の所で大変申し訳ないんですけども、 万世に縁のある女子サッカーの鮫島選手と女子バレーの迫田さおり選手がメダル獲得に貢献す る活躍をしてくれました。迫田選手に至りましては、先日万世の方に来れたという連絡があっ たんですけれども、私がちょっと忙しくて、お会いすることができませんでしたけれども、昨 日も県や鹿児島市から表彰され、テレビにも出演されておりましたけれども、これからもスポ ーツ選手に限らずにいろいろな分野の方が活躍されている南さつま市出身の方や縁の方が活躍 することを期待したいと思います。それでは、今回質問するに当たりまして、大きく4点につ いて質問いたします。 まず1点目の市役所本庁、支所における防災対策について質問いたします。南さつま市では、 先日2日の日に総合防災訓練が実施されました。実際災害が起こらないということが1番だと 思いますが、こういった訓練を行い、市民が多く参加することで地域住民の方々の防災意識が 高まるのだと思います。また、市内各地に海抜表示等をすることにより、常日ごろから市民の - 97 - 防災の意識も高まっているのだと思いますが、今回は、先ほど言いましたが、本庁、支所の庁 舎における防災対策について質問いたします。本庁、支所においてこれまで大きな災害という ものは聞いたことはないんですけれども、本日は庁舎内の設備について質問をいたします。通 告してから、災害と書いてちょっと失敗したなという点もあるんですけれども、今回は、火災、 防火対策についてお聴きしたいと思います。火災に対しまして、各庁舎消火器の設置やスプリ ンクラーなど整備されていると思いますが、実際どのような設備がなされているのでしょうか。 市内には、本庁、支所以外にも市民会館や文化センターなど多くの施設を管理していると思い ますが、今回は、本庁、支所について、どのような設備がなされているのかをお伺いいたしま す。また、民間の企業等においては、消火器等を使用した消火訓練や避難訓練というものが行 われておりますけれども、本庁、支所においてそのような訓練を実施されているのかどうか、 まず、この2点をお伺いいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 庁舎内に設置してございます火災に対する消防設備でございま すけれども、ハード面といたしましては、火災報知器、防火戸、防火ダンパー、屋内消火栓11 基、消火器39個を備えているほか、委託業者による毎年2回の機器の点検と年1回の総合点検 を実施し、不具合があれば修理等を行ってきている状況でございます。なお、スプリンクラー 設備につきましては、建築基準法で義務づけられております坊津病院、和楽苑には設置してご ざいますけれども、その他の施設には設置しておりません。次に、職員の消火訓練等について でございますが、一部の職員につきましては消防出初め式での消火訓練に参加しておりますけ れども、職員全体での訓練は実施しておりません。今後いろいろな機会をとらえて、市民の生 命財産を守る、また自分の身を守るためにも消火訓練、避難訓練等を行っていきたいと考えて おります。なお市職員には、消防団員も多く、万一の場合は消防団活動の経験等を活かして消 化活動等に当たっていただきたいと考えているところでございます。 ○3番議員(相星輝彦) 先般、行われました防災訓練もですが、いざというときどうすれば いいのか。また、消化器を使ったことがないとか、使い方がわからないということもあるかと 思いますので、ぜひ訓練等も今後行っていただけたらと思います。 次に、もし火災が発生したときの職員の対応について御質問いたします。毎日多くの市民の 方が各庁舎を訪れていると思いますが、もし火災が発生したら、職員の方々の初期消火や避難 誘導といったことはどのような対応をとられるのでしょうか。また、こういったときの各フロ アーにおいての責任者となる方は決まっているのでしょうか。市役所を訪れる方の中には、庁 舎内のことが全くわからない方、お年寄りや小さい子どもや赤ちゃんを連れている方などいら っしゃるかと思います。そういった方々が逃げ遅れることなく、避難誘導してあげなければな らないと思いますが、こういったときのマニュアルといったものあるのではないかと思います。 しかし、職員の方々も四、五年ぐらいでの異動もあるかと思いますが、そういった中で、各フ ロアーにおいて職員の方々はこういう火災等起こったときには、どういった対応をとるように - 98 - なっているのかをお伺いいたします。また、例えば、今、本庁内で火災が発生したとしました ら、ここ議場内には、本坊市長始め執行部の方々、私ども議員、そして傍聴に来られている市 民の皆様と多くの方がこの議場内にいますが、どなたの指示のもとで、どのような避難をすれ ばいいのかこの点をお伺いいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 火災が起きた場合の避難者への対応、職員の体制でございます けれども、庁舎内で火災、地震、その他の災害が発生した場合に備え、本庁、支所それぞれ消 防計画を作成いたしてございます。消防計画には、庁舎内の防火管理業務について必要な事項 を定め、火災、地震、その他の災害の予防及び人命の安全並びに災害の防止を図ることを目的 とするものです。この消防計画を遂行するために、資格を有しております防火管理者のもとに、 防火担当者及び火元責任者を置き、それぞれの業務を定めて火災等の予防に努め、万一の事態 に備えて消火班、避難誘導班など自衛消防組織の任務分担についても定めているところでござ います。議場内でのそういう火災等が発生した場合には、誰のもとでそういう避難等をすれば いいのかということでございますが、現在、市の防火管理者につきましては、本日議場に出席 しております秘書広報課長が防火管理者となっておりますので、その責任のもと、またそれ以 外につきましては、総務担当部長であります私の方で、そういう災害等につきましては一時的 な避難、消火ということでやっていきたいと思っています。 ○3番議員(相星輝彦) 本日は本庁、支所等のことでお聴きしましたけれども、市内には庁 舎だけでなく多くの方が利用する施設が数多くあると思います。いざというときに何もわから ずに被害に遭ったということのないように、日ごろから訓練や確認といったことは継続して行 っていただけたらと思います。 次に、小中学校の防災システムについて御質問いたします。市内の各学校においては、それ ぞれ避難訓練等を行っていると思います。昨年の3月の東日本大震災以来、私の地元の万世中 学校でも、高台に避難しないといけないということで、高台にあります万世小学校まで走って、 ちょっと時間は忘れましたけれども、何分以内に小学校のグラウンドに生徒全員避難するとい った訓練をしていました。前も同じような質問をされた議員の方がいらしたかと思いますけれ ども、改めて避難訓練といったことに対しまして、各学校どのような取組をされているのかを お伺いいたします。 ○教育長(出口定昭) お答えします。各小・中学校における避難訓練、防災訓練等につきま しては、年間を通じて三、四回行っているところでございます。訓練の内容といたしましては、 全学校で火災、地震を想定した訓練が行われ、津波を想定した訓練につきましては、一部を除 いた学校で行われております。訓練は各学校が作成しているマニュアルや計画に基づいて、消 防署等の指導を仰ぎながら実施しているところでございます。特に地震、津波については、各 学校で地震津波対策マニュアルを作成しておりますので、各学校の標高等を勘案しながら、地 震発生時の1次避難、津波発生時の2次避難の仕方について、マニュアルに基づいて訓練を実 - 99 - 施しております。なお学校によっては、既に日曜参観日を良い機会として、保護者や地域の方 と一緒に訓練等を実施したところもありますが、災害はいつ起こるかわからないこと考えると、 今後は学校、家庭、地域が一体となった防災訓練の実施を行っていくことが必要であるという ふうに考えております。 ○3番議員(相星輝彦) それぞれの学校で、避難訓練等取り組まれているということですけ ど、実際災害が起こりますと1分1秒を争うと思います。例えば、台風が来て危険と判断され れば、前日、若しくは朝になったからでも緊急の連絡網や今は学校メールというものがありま して、災害や災害以外のときにも、手続をした保護者には学校からメールが来るようになって います。そういったものを活用すればいいと思いますが、地震や津波、大雨、竜巻といった緊 急警報などが発令された時の情報収集は、各学校の先生方はどのように行っているのでしょう か。通常、日中はほとんどの先生方は、授業をされていると思います。もし、災害が発生して も、先生方はわからないと思います。校長先生や教頭先生も、テレビやラジオ、パソコン等を 見ていないとわからないこともあるかと思います。今は携帯電話に災害情報といったメールが 来るということも聞きますけれども、南さつま市近辺の情報がわからないと何もならないんだ と思います。こういった災害の情報を、市当局の方でいち早く得ることができるのであれば、 その情報を教育委員会からでも各学校にメールなり連絡をするといったシステムがあればと考 えますが、今現在、このような取組はどのようになされているのかお聞きいたします。 ○教育長(出口定昭) 突発的な警報等の伝達につきましては、まずはもう市の防災無線、こ れが1番有効であるというふうに思いますが、市の防災無線放送により行っているところでご ざいまして、同時に教育委員会からも状況に応じて、一斉に送信できるファクスやメール、緊 急電話連絡網等により必要な情報を提供し、緊急事態に対応することといたしております。加 世田幼稚園につきましても、小・中学校で同様に対応しているところでございますが、市立幼 稚園におきましても防災マニュアルを定めるとともに、消防署の指導を受けながら訓練を実施 しているというのが実情でございます。 ○3番議員(相星輝彦) 最初で言いましたけれども、子どもたちや先生方は1分1秒でも早 く避難できるように、学校で避難訓練などを行っておりますので、教育委員会としましても最 善の方法を今後とも考えていただけたらと思います。また、次にお聴きしますけれども、今、 加世田幼稚園の方ではということで御答弁いただきましたけれども、先ほどのような連絡を私 立の方にも情報を流していただけるような方法はないのか。また、この件に関しまして現在ど のようになっているのかお聞きいたします。 ○教育部長(塩賀千弘) 私立の幼稚園につきましては、直接の所管というようなこととは違 うわけですけれども、それにいたしましても同様な危険が生じた場合には、私どもとして伝達 をするという対応はしてまいりたいというふうに思います。 ○3番議員(相星輝彦) 今、登下校による子どもたちの安心安全ということが言われており - 100 - ますけれども、こういった災害から子どもたちを守る安心安全というものもあるのじゃないか と思いますので、今後ともより良い方向に持っていっていただけたらと思います。 次に、市報6月号の窓口アンケート調査について質問いたします。6月号に集中改革プラン の改革プログラムの一つである市民満足度調査の実施の計画に基づき、2月1日から3月16日 まで市内15か所の公立施設の窓口で、市民応対アンケートを実施したとありました。6項目に ついて結果が記載されており、平成20年度と23年度を比較してありましたが、満足、やや満足 が増えておりました。このアンケートについても、市民にも職員一人ひとりの意識改革に向け た継続的な取組も実施していきますと記載されていましたが、今一度総体的にどのように総括 されたのかをお伺いいたします。また、質問項目が6項目ありましたけれども、これに対しま して前回と全く同じだったんでしょうか。新たに取り組んだことなどアンケートに盛り込んで も良かったのではないかと思いますし、またアンケートだけでなく、自由に市民の皆さんが意 見、要望等を書けるような欄も設けてはと思いましたけれども、そういった取組はされていな かったのかお伺いいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 今回の窓口アンケート調査に対する総括でございますが、窓口 アンケート調査は、本市の行政改革大綱に盛り込まれております市民の視点に立った行政サー ビスの推進の取組の一つ、窓口サービスの向上を目指す集中改革プラン・改革プログラム、市 民満足度調査の実施の計画に基づき、実施しているところでございます。市役所を訪れた市民 の意向やニーズを把握し、分析することで、受付事務や窓口フロアの見直し、改善による市民 サービスの向上、職員の意識改革、接遇能力の向上に努めているところでございます。今回3 年ぶりにアンケート調査を実施いたしましたが、前回の調査結果と比較して見ますと、窓口の 対応につきましては、満足と回答した人の割合が高くなっており、本庁等においては前回の 2.1倍となっております。「やや満足」を含めた割合は、本庁、支所ともに全体の80パーセント を超える結果となっております。また電話の応対につきましても、「満足、やや満足」と回答 した人の割合が高くなっております。次に、「担当課に迷わず行くことができましたか」の設 問では、本庁、支所ともに90パーセントを超える方が「はい」と回答しております。特に本庁 におきましては、「はい」と回答した人の割合が高くなっており、庁舎内の各課案内看板等の 改修や60パーセントの人が困ったときに助かると回答したフロアーマネージャーの配置等によ り、改善が図られつつあるものと考えております。また、来客者の視点に立った庁舎の整備に 関して、来客者用駐車場スペースの確保やスロープの設置、ローカウンター、仕切り板の設置、 洋式トイレの設置などの改修、改善の取組につきましても、おおむね評価をいただいたと考え ているところでございます。また「1年前と比べて支所の機能をどのようにお感じですか」と の設問に対する回答では、「よくなった、変わらない」が50パーセント、「悪くなった」が6パ ーセント、「その他、無回答」が44パーセントとなっております。行財政改革の一環として、 簡素で効率的な組織機構への再編を目指し、段階的に支所業務の本庁集約を進めており、地域 - 101 - に住む住民の皆様からは、「支所の職員が減り寂しくなった」等の御意見もお聞きするところ ではございますが、取組に対する一定の御理解はいただいているものと考えております。今回 の窓口アンケート調査結果につきましては、前回平成20年度の調査以降、専門の講師による接 遇研修の実施や接遇マニュアルの作成・実践など、職員の接遇に対する意識やマナーの改善、 向上に取り組んできた成果が表れつつあると考えておりますが、少数ではありますが「やや不 満、不満」の回答もございます。今回の調査結果は、全職員に周知を行うとともに、寄せられ ました窓口サービスや施設の改善等に対する御意見・御要望につきましては、担当課において 検討を行い、できるものから見直しや改善の取組を行ったところでございます。アンケート調 査を行う目的は、結果を踏まえた中で今後どのような取組を行うかという点にございます。今 年度、3年未満の職員を対象とした民間企業の職場研修を2回計画し、1回目につきましては、 既に実施済みでございますが、積極的に取り組む職員の態度・姿勢に対しまして、受入れをし ていただきました企業からは、良い評判をいただいているところでございます。職員研修につ きましても、実践形式を積極的に取り入れるなどの工夫を行いながら、職員一人ひとりの意識 改革と資質向上を推進し、市民サービスのさらなる向上を図ってまいりたいと考えているとこ ろでございます。次に前回の調査内容でございますけども、これについてちょっと時間をいた だきたいと思います。ちょっと調べさせてください。 ○3番議員(相星輝彦) 平成20年度から久しぶりにアンケート調査を行ったということであ りますけれども、先ほど言いました2月1日から3月16日までの1か月半、市内15か所の窓口 で75名の方から貴重な御意見をいただいたということで、資料がありますけれども、私としま しては、この75名というのはちょっと少ないのではないかなと思います。市内の15か所の窓口 で75名という数字なんですけれども、どういったアンケートの取り方をされたのかということ をお聞きいたします。例えば、用紙をただカウンター等に置いてあったのか。また、職員の方 が来られた方に対しましてアンケートの協力をお願いしたのかという点です。せっかく市民の 貴重な意見を聞くのであれば、多くの方の意見を聞く取組を行った方が良かったのではないか と考えます。市民の方々にどのようにお願いして、このアンケート調査に協力をしていただい たのかお伺いいたします。 ○総務企画部長(山口力三) 先ほどの御質問でございました、新たな設問等のお答えでござ いますけれども、今回実施いたしましたアンケート調査につきましては、前回の平成20年度に 実施しました内容と同じ内容でございます。ただ、アンケートに協力をいただきましたが市民 の皆さん方々からは意見として、今回27件について、それぞれ自由意見ということで記入をし ていただいたところでございます。それと今回アンケートの回答数が少なかったということで、 どのような方法でということでございますけれども、今回の窓口アンケート調査におきます実 施期間は、2月1日から3月16日までの45日間として、本庁舎や各支所、ふれあいかせだ、市 民会館、中央図書館、坊津病院など15施設の施設内に置いて実施をしたところでございます。 - 102 - 調査に当たりましては、お知らせ版や市のホームページ、市役所ロビーの電子掲示板等で市民 へお知らせするとともに、職員への周知を図り、アンケート実施への協力をお願いしたところ でございますけれども、回答数は前回調査時の117件を下回る75件、本庁等で43件、支所等で 32件の回答となっております。回答数が少ないとこのようなことでございますけれども、アン ケート調査を行う上ではなるべく多くの市民の意向やニーズを把握することが、大切であると 考えております。今後、調査の実施に当たりましては、フロアマネージャーによる聞き取りや 窓口担当職員による来客者への積極的な案内、協力依頼のほか、アンケート用紙の内容や記入 方法と、特に回答の中で「満足、やや満足、やや不満、不満」と、このような紛らわしい内容 となっている設問もございますので、これらについても工夫、改善を行い、回答数が増えるよ うな検討を図ってまいりたいと思っております。なお、回答数についてアンケート調査結果を 分析し、判断材料参考となる一つのポイントではございますけれども、調査を調査の結果で終 わらせることのないように、その後にどのような取組、アクションを起こすかが最も大切なこ とであろうとこのように考えているところでございます。 ○3番議員(相星輝彦) これからもこういったアンケートを取る場合には、より多くの市民 の人の意見が聞けるような調査を行っていただけたらと思います。また今後も、「満足」とい う項目が増えるような取組を実施していただきたいと思います。 それでは、最後になりますけれども、吹上浜砂の祭典についてお聞きいたします。2012吹上 浜砂の祭典も盛大のうちに終え3か月が経過いたしました。現時点においてこれまで報告され てきたこと以外の実績、又は課題等何かあったのかお伺いいたします。また、砂の祭典開催期 間中の南さつま市への経済効果というものは、どのように把握されているのか、この2点お伺 いいたします。 ○市長(本坊輝雄) 吹上浜砂の祭典につきましては、私の方から答弁をいたしたいと思いま すが、先のアンケートの件につきましても、ちょっと触れさしていただきたいと思います。ま さしく議員御指摘のとおりでありました。私も結果を見まして、アンケートにお答えになった 方と、それから御利用なった9,000人からの方が御利用になってる中で、このサンプル数は非 常に少ないんじゃないかというようなこと等も話をさしていただきました。それぞれ私ども今 回のアンケートを踏まえてですね、御指摘のいろいろと課題もございましたので、20年にやっ て23年にやったわけでありますが、今後の中でですね、いろんな御意見等を生かしていきたい と思っております。ただ20年の中でですね、20年度のアンケート中で私も幾つかの課題を感じ ておりましたので、20年度の中でいろいろ指摘された中で職員がつっかけでおったとかですね。 笑顔がないとか、笑顔がないということには、職場で笑顔であっていい場所もあれば、笑顔で 余りニタニタしちょってもいろいろあろうと思いますが、ただよく職員に言うのは、三つS (エス)を今申し上げながらですね、スマイル、笑顔で、そしてスピード感を持って仕事をし ようと、そのためにはスケジュールをしっかりやろうということのS(エス)を3つ並べて3 - 103 - S作戦ということも申し上げているところでありますし、駐車場がいつ来ても止めにくいじゃ ないかというという課題等についても、河川敷を駐車場に活用しながら、庁舎の前はお客さん が来る駐車場、市民の皆さんが来る駐車場ですから、職員は全部引き上げるようにという形を とらしていただいたり、カウンターが高いということ等もございましたのでカウンターを下げ たり、それから場所によって支所も含めてでありますが、お客様に背中を向けている場所があ るということで、銀行方式のですね、お客様と向き合った課のあれはできないかと、机の並び はできないかとか、いろいろとできる場所、できない場所も、すぐできた場所もあれば、まだ そのままの場所もありますが、努めてそういうことでこのアンケート結果を活かしながら今日 に至っております。御指摘の件につきましても、今後とも一つひとつ改善しながら、市民の皆 さん方が利用しやすい、そしてまた、自分たちの市役所である、本所である、支所である、訪 れやすい市役所づくりを目指してまいりたいと思っております。 それから、吹上浜砂の祭典についてでありますが、5月の2日から13日までの12日間に開催 をいたしまして、おかげ様で天候にも恵まれまして、県内外から17万1,000人の来場者があっ たわけであります。精巧で芸術性の高い砂像群と会場彩る2万本の花々の美の共演や、音と光 のファンタジーなど多くの人々に感動を与えることができました。また、本年度整備しました 展望施設には、眺望のため多くの御利用もございまして、吹上浜の海岸線や松林などを高いと ころから眺める景観は、多くの方々に満足いただいたものと思っております。今年は昨年の反 省を踏まえまして、物産や飲食ブースを砂像群と同じ会場内に設けたことによって、入場者の 流れがスムーズになった、より一体感のあるイベントとなったと思っておりますし、また、会 場への誘導につきましても、草原町の運動公園からですね、保安林を借りまして、直進して最 短距離で遊歩道を設けたことで、短時間で会場まで行けるというそういうこと等もございまし た。いろいろと反省もたくさんあるわけでありますが、何はともあれエージェントさんから言 われておりますのは、PRの期間が遅いということで、この秋口ぐらいには動き出せというこ とを県外エージェントから言われております。特に今回は、県外からのバス旅の中で福岡が弱 かったと、熊本、宮崎はそれなりの成績をおさめておりますが、福岡が弱いということをつく づく感じました。そういうことで、どこのエージェントであってもですね、できるだけ早い時 期に企画をやると、商品開発をやるということでありますので、努めて早く動き出してくれと。 これまでは、年が明けてから動き出した面もありますので、この点を2013は反省材料として活 かしていきたいと思っているところであります。なお、2013砂の祭典の開催日程につきまして は、2013年の5月2日から12日までの11日間と役員会で決定をいたしたところであります。今 後ともですね、新幹線の開業に伴う導線をどう確保するかとか、レンタカーのお客さんのいわ ゆる利用しやすい環境をどう整えるかとか、それから昨日から御指摘がありますように、薩摩 半島全体としての取組によって情報が発信できないかとかですね、そういうこと等もあるわけ であります。また一方エージェントからはですね、もっともっとですね、長期化することによ - 104 - って、修学旅行とかですね、バス旅を組み易いと、エージェントが1番バス旅行を企画し難い のは、ゴールデンウィークの期間中が1番企画し難いということで、最も値段が高く、最も人 の流れが激しいときで、一番旅行会社としては企画し難いときであるということ等もあります。 そういうこと等でございますので、今後の検討課題であると思っております。それから、関連 したいろんなスポーツ大会等もですね、今後もっと早く取り組みたいなと思っております。ゴ ールデンウィークの期間中もサッカーの大会とかいろいろありましたが、今回初めて西日本の 人工芝のグラウンドゴルフを行いましたが、これについても私どもの動きが4月になってから、 予算のことを考えながら4月になってから動き始めた関係でですね。グラウンドゴルフのツア ーにしても、大体2月ぐらいまでには大会日程を県のグラウンド協会、それから九州グラウン ドゴルフ協会も決めるということでありましたので、県外のお客さんを招致するには、できる だけ早い時期に日程を送ってくれということでありましたので、今年は大分から県外は1チー ムでありましたけれども、今後、県外のお客さんも関連して誘客を図っていきたいと思ってお ります。それから、経済効果についてでありますが、経済効果につきましてましては、総額大 体8,000万ぐらいの事業でありますが、7割、8割はですね、地元の会場設営とか、砂像制作 とか、いろいろ食事とか、いろんなことを含めてですね、7割から8割は地元へ発注をいたし ておりますので、大体3,000万程度は地元にということでありますが、3,000万の中にはですね、 飲食の出店とか、それから新鮮市場とか、いろいろそういうもの等が入っての3,000万という 見方もあります。でありますので、全体経費の3,000万、それから売上げの、失礼しました。 全体経費の8,000万のうちの7割ですので、五千五、六百万の一つの経費が地元に落ちる。そ れから、お土産やら飲食ブースで売上げは大体3,000万ぐらいという報告であります。申告で ありますので、それ以上は申し上げられませんが、そういうことでお受け止めいただきたいと 思いますが、ただですね、交通機関とか、それからホテルとか、飲食業の利用とかですね、ま だまだ効果は大であろうと思っております。実は、この経済効果を計算するにはですね、一定 のやっぱり調査要件がございまして、ただ私どもがですね、聞き取りだけでできる話ではござ いませんので、これは調査機関に委託をしなきゃならんということで、百数十万の予算を要す るというのが、これまでの見方でありまして、これまでも経済効果を調査機関に研究所等に委 託した経緯がございません。近隣のイベント等ではほとんどこういうことはないと思っており ますが、しかしながら、今後ですね、やはり成熟した吹上浜砂の祭典として、私どものゴール デンウィーク中を初めとして、5月のですね、いい時期に、人が動くあのいい時期にのイベン トとして、今後成熟していくためにやはり経済効果もきちんと出しながらですね、あるべき姿 を求めていかなければと思っておりますので、いずれかの時点で関係機関にですね、経済効果 の推計をお願いをしたいと、そう思っているところであります。 ○3番議員(相星輝彦) 今、市長の方より詳しく答弁がありましたけれども、砂の祭典には 今、市長の方からありました17万の人が南さつま市の方に来られていると。その中で南さつま - 105 - 市内の方を引いても数万人の方が、県内、県外から南さつま市の方に来られているということ になります。今市長の方よりありましたとおり、いろんなエージェント等の協力して多くの方 が来れるような策を考えるのが1番なんですけども、やはり南さつま市内にある施設とか、海 道八景とか、そういったのを組み合わせて家族で宿泊していただけるようなことも考えていか なければならないんではないかなと。また、南さつま市内に言葉は悪いですけど、どれだけお 金が落ちたかというようなことも考えていかなければならないと思いますけれども、今市長か らありましたが、具体的に何か来年度に向けて、こういったことを考えているというのがあれ ばお聴きいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 具体的にはですね、10月になりましてから実施本部、2013の 実施本部会議を立ち上げて、それから検討ということでございますので、まだ基本的な会議等 は実施していないという状況でございます。 ○3番議員(相星輝彦) 砂の祭典というのは集客力のある大きな、大変大きなイベントでご ざいます。また前々からこういったどれだけ南さつま市に効果があるかというのは、昔からの 課題だったと思います。南さつま市にとりまして、このすばらしいイベントですので、市内に も多くの方が訪れていただけるように、また今後とも考えていただきたいと思います。では以 上で、私の質問を終わります。 ○議長(大原俊博) 次に、上村研一議員の発言を許可します。 [上村研一議員 ○16番議員(上村研一) 一般質問席] 午前11時53分 議席番号16番、上村研一です。今日はまず第三セクターと公の施 設についてお聴きします。第三セクターについては、昨日、貴島議員の方から質問もあり、そ こで関連する具体的な公の施設として、旧いなほ館を初めとする木花館、味楽来館、そして笠 沙恵比寿、杜氏の里笠沙、それぞれについての現状と課題、今後の考え方、目標と計画、そう いったところを確認したわけですが、今日私の方では少し視点が異なってるということで、予 定どおりに通告順にお伺いしていきたいと思いますが、答弁が重なるような部分については配 慮をしていきたいと思いますが、もし重なった場合には、前の日と同じだというようなお答え をいただければと思います。昨日も出されたいなほ館については、先般一つの答えが出された わけですが、その後の結果については、議員も言われたように経営者の努力と周囲の協力であ るというふうに私もそのとおりであろうと思います。こういった一つの判断するに当たっては、 市長、執行部、それぞれいろんなところからいろんな意見、批評を受けられると思いますし、 我々も受けるわけですけども、そういった我々が受ける比ではないということは理解しており ますし、相当なものだろうと思います。こういった施策については、本当にやり続ける判断よ り、止める判断の方が重い場合が多いということで、苦渋の選択、決断もあろうというふうに 理解するわけです。しかしながら、立場立場でしっかりと議論をする。その中で相手の理解、 判断を確認する。そういったところだろうというふうに思っております。そしてやはりそこで - 106 - 基本となるのは、まず何よりも市民に理解、判断していただく、こういうことが大事であると 思いますし、そのためにはまず市民に正しく知っていただく。そのための今回少しですが、努 力をするという観点から、基本的なあるいは初歩的なことになるかもしれませんが、私は本質 的なことだろうと思いますので、幾つかお伺いしていきたいと思います。まず、第三セクター と公の施設について、その関係についてお伺いするわけですが、この二つの関係については、 市民におかれては混同されておられる方がいらっしゃるというふうに私思っております。恥ず かしながら、私自身も以前はそういった状態でしたので、初歩的なことで恐縮ですが話を整理 しながら進めるためにも基本の基本ということでお伺いしますが、まずこの笠沙恵比寿を例に しますと、まず第三セクターである株式会社笠沙恵比寿が、今管理運営している施設は条例で 定められている公の施設、笠沙恵比寿であるということ。そして、その公の施設というのは、 市民共有の財産、市民のものという共通認識でよいかまずお伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 今、議員御質問がありましたとおり、第三セクターとは、国 や地方公共団体が民間との共同出資により設立した事業体ということであります。また、公の 施設につきましてはおっしゃいましたとおり、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に 供するために地方公共団体が設ける施設でございます。このようなことでございますから、笠 沙恵比寿につきましても公の施設であり、市民共有の財産であるというふうに考えております。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) ここで休憩いたします。再開は、13時といたします。 休憩 午前11時57分 再開 午後 1時00分 再開します。 ○16番議員(上村研一) 今、公の施設は市民の共有財産であるということと、第三セクタ ーのつながりについて答弁いただいたわけですが、少しくどいようで逆の方からもう1回お聴 きするんですけども、この公の施設、笠沙恵比寿を地方自治法、条例に基づいて第三セクター 株式会社笠沙恵比寿が市に代わって指定管理者として業務管理を行っているという理解でよろ しいんでしょうか、重ねてお伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) ○16番議員(上村研一) はい。今議員のおっしゃったとおりでございます。 こういった一連のつながりというか一体は一体なんですけど、市 民にとってはなかなか、それがどういった法的なものがあって、どういった区分けかというの が理解できないということでお聴きしているわけですけども、実は全く別ではないわけですが つながりがあるんですが、基本的にはやはり別なものだということだというふうに思っており ます。それで、次の第三セクターへの指定管理料についてお伺いしていくわけですが、この第 三セクターが市に代わって業務管理行っているというところが大事な部分かなというふうに思 うわけですが、この第三セクターは市から指定管理料というものを受け取るわけです。これに - 107 - ついては予決算上は、現在では当たり前のように出てきて、私も当たり前のように見させてい ただいているわけですが、自治法や条例を見ましてもこの指定管理料という文言というのは実 は表れてないわけでありまして、私があえて理解しようとすれば、条例の中ではですね、管理 に係る収支計画書、おそらくその中に記載される数字的なものかなというふうに思いますし、 また自治法の中では平成15年の地方自治法改正時の国の通知文の中に、指定管理者に支出する 委託費の額という記載が事項あって、こういったところに付けて、こういった部分なのかとい うふうに私ながら理解しているわけですけども、こういった私の理解も含めて、この指定管理 料については、市民に対して説明しようとした場合、どのようなものであるとしたらよろしい でしょうかお伺いします。 ○副市長(柴田達朗) 指定管理料の考え方でございますが、以前と言いますか、平成23年の 12月議会の中でもこの指定管理料の考え方につきまして、当時の秘書広報課長が答弁をいたし ているわけでございますが、考え方としてはそれと変わりませんので再度申し上げてみたいと 思います。一般的には、この公の施設を適正に管理するための業務の対価でございます。指定 を行う業務の範囲、内容等について、それぞれの施設の在り方に対応して積算を行っていると ころでございます。指定管理料の算定の一般的な手法につきましては、施設を維持するため、 光熱水費等や人件費、その他必要な経費等を計算をして、全体の経費を積算をし、収入のある 場合はその分を考慮して指定管理料を算定をしているところでございます。このようなことか ら、指定管理料は公の施設を管理運営する業務の対価であると、こういうふうに考えていると ころでございます。 ○16番議員(上村研一) 先の12月議会ですか。その答弁ともしっかりとつながりを持った 上で、整合性を持った上で答弁をいただいたわけですけども、そういうことで業務の対価であ るというふうに言われて、この業務の対価ということであれば、そこからの話なんですけども、 この第三セクターは公の施設の業務を代行してやってると。その対価ということですので、当 然、この指定管理料というのは、公の業務に対して支払われているということだろうというふ うに思っております。これはつまり一般的には、というか私の理解では公の業務にに対する支 出であって、これをその会社への財政支援と呼ぶには至らない。そういった理解に至らないわ けですが、しかし、この市報の7月号、第三セクターシリーズパート2ですか。この中には書 いてあるわけですけども、第三セクターには指定管理料や委託管理料等の財政支援が行われて いるというふうに書いてあります。さらには、前年にも同じように第三セクターシリーズパー ト1ということで出されて、そこにもやはりいなほ館の、旧いなほ館の特集だったわけですけ ども、そこにも同じような内容が書かれているわけです。この第三セクター問題、公の施設の 問題については、私も冒頭申し上げたとおり、まず市民に正しく知っていただくということで どうでしょうか。これでは公の施設に係る経費の支出の在り様そういったものについて、果た して市民に正しく知っていただくことからすると、少し遠ざかっているような私は気がします。 - 108 - 当然その後の理解、判断も変わってくるんではないかなというふうに思うわけです。もちろん 市民に対して、問題意識、危機感を持ってもらうことは大変大事なことであると思うわけです が、この指定管理料を財政支援と呼ぶことについてのお考え、どのように考えておられるかお 伺いします。 ○副市長(柴田達朗) 指定管理料につきましては、先ほども申し上げましたけれども、公の 施設を適正に管理するための業務の対価ということでございますので、財政支援であるという ことは考えていないところでございます。今、議員が申し上げました、市報の文章表現につい てでございますけれども、指定管理料や委託料等の財政支援が行われていますとこういう記載 でございます。私どもの考えといいますか、指定管理料で一旦区切り、委託料等の財政支援と いう意味でのこのような表現をしたところでございますが、議員が御指摘のとおり、今回の市 報7月号の文章表現、指定管理料も財政支援であるとの誤解を与えかねない表現でございます ので、正確性に欠けていたものと思われ、その点につきましては深くお詫びを申し上げたいと 思います。 ○16番議員(上村研一) 先ほど言いました正しく知っていただくということで、今、点が 入るんだということで、そういったことであればですね、その後の理解というのはまた判断と いうのはそこであっていいと思うんですけども、やはり私もいくらか問い合わせがあって、そ ういう中ですね、遅まきながら気付いて、私もある程度問題意識はあったんですけども、そう いうことで、やはり今回少し触れたわけですが、実は、今答弁いただいたわけですけども、指 定管理料でやってる施設というのは他にも57ぐらいですか。そしてその中に、指定管理料が払 われてるのが20ぐらい、そういった施設があるというわけですけども、指定管理料については 少ないものでは数万円から、大きなものでは2,000万ぐらいまでのものがあるということで、 やはりこういったことについてもですね、今、そうやって財政支援ではないということで、同 じやっぱし制度ですので、指定管理という制度ですんで、同じやはり見解で通すべきだと思い ますが、他の施設に関してもやはりこういった見解であられるのか改めてお伺いします。 ○副市長(柴田達朗) 指定管理料につきましては、先ほども答弁をいたしたとおりでござい ますが、財政支援ではございませんので、私どもとしましてはその施設の対価ということで、 財政支援という考えは持っておりません。 ○16番議員(上村研一) 制度を運用する側の市の見解の相違があってはならない部分だと いうことで、その辺はしっかりと確認させていただきました。それで市報7月号の話に戻るわ けですが、この中で笠沙恵比寿についてのあり方検討委員会の報告書の概要が記載されている わけですが、当然ですが、いなほ館の場合のときとは若干、あるいは場所によっては相当ニュ アンスが違っているようで、そことは比べますと、ときに厳しく、そしてときには踏み込んだ 意見提案もあったというふうに見てとれるわけですが、その中でいくつかお伺いしていきたい と思います。まず、旧いなほ館のあり方検討委員会のときと比べて、委員の数はどうだったの - 109 - か。重複して委員になった方はおられたものか。委員の居住地はどのようなものであったのか お伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) いなほ館の場合と笠沙恵比寿のあり方検討委員会、委員の数 等の違いについてでございますけれども、まず、いなほ館のあり方検討委員会、これにつきま しては委員は10名、市内居住の方が6名でありました。笠沙恵比寿のあり方検討委員会の委員 につきましては、委員数が7人、そのうち市内居住者の方は2人でございます。また重複する 委員はということでございましたけれども、重複する委員は1人でございまして、鹿児島大学 准教授の中武氏でございます。以上です。 ○16番議員(上村研一) 今、委員構成もお聴きしたわけですけども、いなほ館のときより は全体の人数も少ないということと、重複された方は1名ということと、市内は2名いたとい うことで、そういった構成というのは確認させていただきました。それで、このあり方検討委 員会の報告の内容そのものについては、全く異を唱えるつもりはありませんし、そういった立 場でもないと。こうやってせっかく諮問をしていただいて、答申をしていただいたわけですか ら、私は大変尊重すべきだと思います。どうでしょうか。笠沙恵比寿を公の施設としてもっと こうあるべきだと。そういった議論の割合がやや少なかったのかなというふうな気がします。 これは、いなほ館のときと比べたこういった市報の概要だけを見ていてそういう気がするわけ ですが、そこら辺りの公の施設施設としての議論という部分において、委員の方々のこういっ た公の施設についての共通認識というものについては、どのように感じておられましたでしょ うか。よかったらお聴かせください。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 委員会での公の施設であるという共通認識についてというこ とでございますけれども、委員会の中での議論といたしまして、まず設立時の目的、役割、こ れらを踏まえた中で評価を行い、今後の方向性について検討がなされてきております。笠沙恵 比寿の設立時の目的や役割をまず理解するとともに、評価をするに当たっては公益性や収益性 の両面から評価を行い、今後の方向性について検討がなされたところでございます。そういう ことでありますから、公の施設であるという認識を持たれた中で御議論、検討委員会の中で御 議論いただいたとそういうふうに考えております。 ○16番議員(上村研一) いなほ館のときとはメンバーも、委員長以外は入れ替わっておら れるということで、報告のまとめ方、その内容、テーマも少し違ったのかなというような気が するわけですけども、それとこの報告の中で、最終的にですね、一つの報告項目ですけども、 指定管理料を0(ゼロ)にするという提言もなされているわけですが、これは、自立経営のい わゆる自立経営の可能性にまで言及された上での提言ということで、ある意味大変頼もしい提 言だというふうに思っているわけですが、これについては一つ何かこう具体的な、こういうこ とをやったらいいよと、こういうことをやったら自立経営ができるんだよというような事業計 画、内容、そういったものを示した上での提言だったものかどうかお伺いします。 - 110 - ○産業おこし部長(本坊佳彦) 議員ご覧になったと思いますけれども、この報告の中では具 体的事業計画内容等については踏み込んでまとめをしておりません。しておりませんけれども 意見としてはですね、さらにエージェントを活用するとか、料理のインパクトが薄いとか、食 をさらに売りに出していくとか、そういう具体的内容の発言も多々検討の中ではあったという ことであります。また自立経営に向けて、実施主体自らが目標を設定し、必要な対策を講じる ということを求めておりますので、第三セクターが構造的に有しております経営体制、それか ら体質、これらについて厳しい指摘と外部人材の活用、外部からの知恵の導入、外部の目を意 識した経営を目指すべきという提言があったというところでございます。 ○16番議員(上村研一) 今 、業 務内容そし て経営内容 についても いろんな厳 しい意見 が 多々あったということであるわけですが、どうでしょうか、こういった外部からの報告を受け た今、公の施設としてこの笠沙恵比寿について、今後何を期待し、求めるかということなわけ ですが、昨日は、今少しお話もされたわけですが、昨日は、外部人材の活用であったりとか、 平成25年から26年の経営改善状況を見ながら判断していくというような、市長の方から具体的 な取組もお示しがあったわけですが、この笠沙恵比寿をですね、地域浮揚、特にその観光拠点 として、今後やはりしっかりと活かさなければ、仮に何かをやったとしても造ったとしても短 い期間はうまくいったとしても、おそらくやはり実らないだろうと続かないだろうというふう に思うわけです。そういったことでは今取組については昨日も少しお伺いしたわけですけども、 その取組をやるに当たってのやはり気概というか、気構えというものか、そういった今後につ いてどのように考えておるのかお伺いします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 笠沙恵比寿につきましては、公益性・収益性を兼ねた地域の 観光振興の重要な拠点施設とそういうふうに考えております。議員から御指摘のとおり、現在 の笠沙恵比寿はその設置目的や役割、これらを十分に果たしているとは言えないと考えており ます。そのためには、今後、笠沙恵比寿をどのように活かせばよいかということを含めながら ですね、あり方検討委員会で議論をお願いし、報告をいただいたところでありますので、その 報告に基づきながらですね、当面、外部人材の活用を図りながら経営改善を目指すということ をまず第1にやっていきたいと。それからその後につきましてはですね、それらの状況を見な がら、指定管理者の変更とか、あるいは施設の民間移譲、そういうのも今後検討していかない といけないだろうなというふうには考えております。 ○16番議員(上村研一) 全般的にですけれども、先日通告を出す前に市民の方からこうや っていろいろと第三セクターが、あるいは公の施設が整理されていく中で、「これ財産なんで すか」と聞かれて、その公有財産はどうなるんですかというようなことを聞かれて、はっとし てこの質問項目として出してあるわけですが、この公の施設が条例上廃止される。それはいろ んなケースが考えられるわけです。譲渡するであったりとかですね、あり方検討委員会の方で されている民間移譲のことであったりとかなるわけですが。やはり建設されて公の施設、財産 - 111 - となったものについては、やはりそこには起債もされている。あるいは補助金もあっただろう と。あるいはまた、いわゆる通称リゾート法の下整備されたものであれば、そこには廃止に当 たっては、国の何らかの同意が要るのかなあと、そういったものも考えるわけですが、そこで お伺いするわけですが、起債残高、補助金返納については、旧いなほ館、笠沙恵比寿、杜氏の 里、そういったものはどうなっているのか。また、廃止に当たっての国の同意についてはどの ようなものがあるのか。該当するものがあればお聴かせいただきたいと思います。 ○副市長(柴田達朗) 第三セクターの廃止の関係についてまず申し上げます。すみません。 公の施設の廃止について申し上げます。公の施設を廃止する場合の補助金等の関係についてで ございますが、国の補助等を利用をしまして取得した財産について、公の施設を廃止し、財産 の処分、目的外使用、譲渡、交換、貸付、取壊しなどでございますが、この処分をした場合に は国の承認が必要となっております。国の補助金を利用して取得した財産については、補助金 等に係る予算の執行の適正化に関する法律、これによりましてその処分については、国への申 請や報告が必要とされており、補助金の種類により返納等も必要となる場合もあるところでご ざいます。しかしながら、昨今この基準も緩やかになってきており、現況におきましては、10 年以上経過した財産の処分については、国へ報告することにより補助金の返納を求められるこ となく処分が可能となっております。また、起債残高が残っている場合につきましては、その 施設の管理体制、この違いに関わらず、事前に借り入れ先と協議を行うこととされております。 次に、政府資金を借入れた場合で申し上げますと、借入れた資金で取得した財産の全部又は一 部について、借入れの目的に反して使用したり、貸付、売払、譲渡、交換、撤去等、一切の処 分行為をしようとする場合には、事前に相談をした上で承認を受けることとされております。 この場合、借入金の残高については、一般的には繰上償還を行うことになりますが、先ほど申 し上げました処分行為が、例えば法律の規定に基づいて行われるものであるとか、若しくは、 起債と同時に補助金等の交付を受けて取得した施設で、関係省庁との協議により、補助金等の 返還を要しない旨の承認を受けた場合については、繰上償還が猶予されることとされておりま す。あと、それぞれの施設の起債残高等の御質問がございましたが、少し時間をいただきたい と思います。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 事例がないかというような話でございましたので、私どもが 把握してるいなほ館について申し上げますと、いなほ館は建設時に補助金がありまして、起債 が24年度終了ということでございます。いなほ館の補助金に関しましては、6月5日に県へ報 告の手続を行い、県から7月17日に、国が受理した旨の連絡があったところでございますし、 起債の関係につきましては、24年度で償還が終了するということで、これはもう協議不要とい う状況となっております。恵比寿の償還計画ということでございますが、これにつきましても 24年度で終了ということで額につきましては、失礼しました。額につきましては461万9,433円 ということでございます。 - 112 - ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) 暫時休憩いたします。 休憩 午後 1時25分 再開 午後 1時25分 再開いたします。 ○16番議員(上村研一) こういった公の施設について判断する場合には、冒頭も市民の共 有財産であるというふうに言われましたので、やはりこういった財産の状況、そして市の財産 の在り様については、やはり公の施設について考えていく場合にやはり今後、十分やはり考え ないといけないことだろうというふうに思っているわけです。市のため、市民のために財産を 手放し、ある意味身軽になった方がいい場合もあるだろうし、あるいは逆にもう少し本当にぎ りぎりまで粘って財産を大事にしながら考えていくということもあるだろうし、そういったこ とはしっかりと考えていかないといけないというふうに思っております。さらに、第三セクタ ーについてはですね、その解散の在り方については、今、あり方検討委員会含めて、経営分析、 その判断、評価など、それは取締役会、そういった会社の中を初めとした、今あったあり方検 討委員会、そういった内外を問わずに詳しい専門の個人組織から、そういった指摘もいくらで もあると思うわけですけども、やはり第三セクターが管理している公の施設の在り方について は、そこへの予算の配分そういった妥当性については、やはり市民の共有財産ということです ので、その重要度の認識についてはやはり市民とともに議員も主体的に議論していかなければ ならないというふうに思っております。それとやはり、今委託している第三セクターに対して もですね、やはり公の業務を代行してやっているという大義名分があったとしても、それはそ れでやはりその指定管理料そのものについても、無駄なお金、必要以上のお金については、し っかりと厳しくやはりそれは正していくべきだろうということは申し上げたいと思いますし、 まさに第三セクターについては正念場であると思っております。それなりにやはり頑張ってい ただかなければならない部分もあろうかと思っております。冒頭、繰り返しますが、公の施設 は市民のものであると、共有財産であるというような認識を示されたわけですので、だからこ そやはり、まず民意をそこには反映させるんだと、民意を問うんだということで、この市報で はこの大きな枠でですね、囲って書かれてあります。今後とも笠沙恵比寿の御利用をよろしく お願いします。市民共有の財産として、笠沙恵比寿の今後の経営の在り方、失礼、経営等の在 り方についての御意見をお聴かせください。商工政策課第三セクター係、内線2141、内線番号 まで書いてあります。前回のいなほ館のときは、この大体半分ぐらいの大きさ、今回は2倍ぐ らい使ってありますので、これはまさに今申し上げた、やはり市民に通っていくという姿勢の 表れであるというふうに思っております。今後も、先ほどお聴きしたように気概はと、気構え というふうにお聴きしたわけですが、その表れだというようなことで、我々もしっかりとそれ については提言しながら議論しながら進めていきたいということを申し上げて、この第三セク - 113 - ターと公の問題については終わり、次に移りたいと思います。 ○副市長(柴田達朗) 起債の償還の関係につきましては、あと杜氏の里がございましたが、 杜氏の里につきましては、すべて償還が終わっているということでございます。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 先ほど恵比寿の償還残高を461万と申し上げました。大変失礼 しました。間違っておりました。正しくはですね、659万9,190円が残高ということでございま す。お詫び申し上げます。 ○16番議員(上村研一) 続きまして、本市の小児医療対策について2項目お伺いしたいと 思います。1項目ヘルパンギーナについてお伺いするわけですが、今年の夏は先般、ヘルパン ギーナということでこれはいわゆる子どもの夏かぜということで、それが大変流行し、県の方 でも警報を発令したということで、これは新聞報道にも出ていたわけですが、そこを見ますと、 県内では、我が市が所属する加世田保健所管内がその時期で報告数が最も多かった時期があっ たということで、1定点当たり報告数が10人ということで大変心配され、私の身の回りもこの ヘルパンギーナだけではないんですが、いわゆる風邪を引いていたと。人によっては重症化し て入院までしたという事例を耳にしたわけですが、これは全体的ないわゆる病気の勢い、病勢、 健康度の問題もあったと思いますが、まずお伺いしたいのは、この夏のこういった状況につい て、市の方で把握しておられる詳しい経緯・状況、そして今この夏かぜですね、現在の状況は どのようになっているのかお伺いします。また併せまして、少し難しいと思いますけども、本 市を含む加世田保健所管内が県内でもこの時点で1番多かったという現象については、その要 因等について何かお考えがあれば、お聴かせいただきたいと思います。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 感染症についてのお尋ねにお答えいたします。まず、感染症 の情報につきましては、県、南薩振興局が毎週定期的に発行しております感染症情報等により 情報等の提供を受けているところでございます。県等が提供をしている情報につきましては、 医師会、社会福祉施設等にも提供がなされているところです。議員からありました1定点当た り報告数は、対象となる感染症につきましてはすべての定点医療機関からの報告数を定点数で 割った値のことで、言いかえると1医療機関当たりの平均報告数となっているところでござい ます。例えば、感染性胃腸炎は小児科定点が対象であり、南薩地域には3定点ございます。あ る週の報告数が30人であれば、1定点当たり報告数は30人で3で割って10人ということになり ます。今年の夏のヘルパンギーナの南薩振興局管内における流行発生警報基準値の6.0を超え たのは、27週の7月2日から30週の7月29日までの4週間連続となっております。現在のとこ ろは、流行性発生警報基準値を下回っている状況でございます。要因等につきましてでござい ますけれども、1歳から10歳ぐらいが対象になっておりますが、夏にプール等を介して流行す るのではないかと推測されているところでございます。 ○16番議員(上村研一) 今は治まっているということで、ひとまず安心ということだと思 うんですが、やはりこういったことも一つの危機管理だろうというふうに思っております。そ - 114 - の危機管理の一環としては、まず迅速な対応、そして対策が重要になってくると思いますが、 具体的に本市では感染拡大防止のため関係機関への周知指導というのは、どういった所にいつ どのようになされたかお伺いします。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 関係機関等への周知等でございますけれども、この病気は先 ほども申し上げましたとおり、10歳ぐらいまでの小さな子どもがかかりやすくなっております ので、母子の保健師等が保育園等の訪問を行う際に流行の情報提供を行うとともに、手洗い、 うがい等の励行を呼び掛けているところでございます。また、感染症情報につきましては、県、 南薩振興局が毎週定期的に発行している感染症情報等により、医師会、社会福祉施設等にも提 供がなされて対応をしているところでございます。 ○16番議員(上村研一) 広報の在り方についてお伺いするわけですが、市として広報とし てホームページに出している市もありまして、それは私が把握してる部分では、市としては鹿 児島市、いちき串木野市が出しているというのを目にしたわけですが、これはもうホームペー ジに出したりすればいいとは思わないですし、載せたからといって見る人、見ない人の問題も あり、効果は何とも言えないというようなこともあると思うわけですが、ただやはりこの情報 化社会において、発信者のその意識の、先ほど言いましたように危機管理の意識の度合いが示 されるということにおいては、こういったホームページにですね、掲載するのとしないのでは 大きな違いがあるというふうに思うわけです。特に、本市では4週に渡って警戒値を上回って、 本市を含む加世田所管内ですね、そういった地域にあったということで、発生が深刻だったと いうことで、大変注意を喚起すべきだったというふうに思うわけです。こういったホームペー ジでの広報の在り方、そこら辺についての考え方についてはどのようなことを考えておられる かお伺いします。 ○市民福祉部参与(中山秀次) ホームページ等の感染情報等の提供でございます。昨今、情 報化社会において市のホームページに感染症の情報等が掲載されていないとの、本市の場合は 御指摘でございます。感染症情報につきましては、県等が医師会、社会福祉施設及び学校教育 機関と協力を得て、感染症の地域情報を把握し、関係機関等に情報提供を行う仕組となってい るところでございます。この情報につきましては、県、南薩振興局ホームページ等に掲載され ているところでございますが、市ホームページの健康づくりの項目につきましては、御指摘の とおり情報量が少ないことから検討してまいっておりましたけれども、感染情報につきまして は、議員御指摘のとおり、直接市民に係ることでございますので、現在ホームページの方には 8月末からは可能な範囲で感染情報を掲載し、市民の皆さんが安心して暮らせる健康づくり情 報として提供を行っているところでございます。 ○16番議員(上村研一) 積極的に前向きに取組をされておられるということで、またそれ についてはまたしっかりとまたやっていただいているということですので、また引き続き私ど ももそういった市民からの声があったらですね、しっかりと伝えながら、またこういった感染 - 115 - 症拡大防止についても、協力しながらやっていきたいというふうな意見を申し上げさしていた だきたいと思います。それで、次の小児入院施設についてお伺いしていきたいと思います。今、 小児医療対策の話をさせていただいているわけですが、こういった話というのはつまるところ、 市長もマニフェストに書かれております子育て支援につながるものだろうということで、その 子育て支援がなぜ大事かというのは論を待たないところであります。そういったところにおい ては、子育て支援においては、市長も医療費の無料化ということで、中学校卒業までの医療費 自己負担を全額補助でやっていただいていると。しかもその手続も今年度からですか。簡素化 というか、されたものというふうに、よりやりやすくなったというふうに理解しているわけで す。こういったことがやはり、住みやすさ、暮らしやすさの一つの要因にもなろうかと思って おりますし、また診療所においても若い、しかもを子どもを連れていただいた医師を続けて切 れ目なく派遣をしていただいていると。こういったことについても、地域の医療そして小児医 療について配慮をいただいている結果と。そしてそのための大きく予算を割いていただいてる ということで、こういった体制が維持され、あるいは新たにつくっていただいていることは、 これは本当に本市において市長が地域医療に対する責務に対して重く感じておられて、そうい ったものに対して配慮をいただいている、その表れであろうと思いますし、私どもも親として は大変ありがたいですし、こういった施策というのは政治関係者としても、他に誇れるもので あるということで、まだもう少しいい意味でアピールもしていい部分だろうと思います。しか しながら、小児の入院施設だけはない。その病院がないということであります。まずその実情 というということでお伺いするわけですが、南薩地域、近隣の市を含めた地域の小児入院施設 の状況は、まずどのようになっているかお伺いします。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 南薩地域の小児入院施設の状況についての御質問ですが、平 成23年4月から川辺生協病院の小児科入院施設がなくなったことによりまして、南薩地域では 小児科の入院施設の病院はなくなっております。緊急時に診療してもらえないことから、地域 以外の小児科にかかり付けの医者をかえている傾向も顕著になっているというような状況でご ざいます。 ○16番議員(上村研一) 平成23年4月から実質的に小児が入院できる施設なくなったとい うことです。それで多くの方はもう御存じだと思うわけですが、以前は平成19年までだったで すかね、県立薩南病院には小児科があり良かったわけですが、この問題を整理する意味からも、 ここが休止になった経緯、そこには県当局や医師派遣を行っている大学病院ですか、そういっ たところの事情もあったというふうに記憶しているんですが、こういった当時の背景について、 まずお伺いしたいと思います。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 県立薩南病院の小児科が休診になった当時の背景等について の御質問にお答えをいたします。薩南病院の小児科は、昭和58年4月から診療を開始し、平成 19年7月に休診となっております。当時の資料等によりますと、薩南病院は県立の病院であり、 - 116 - 診療科の休診等については、情報提供や打診等はいつの時点かということでございますが、こ の点についてはちょっと不明でございますけれども、平成19年3月13日に本市から県及び鹿児 島大学病院に対して県立薩南病院の小児科休止に対する陳情を行っております。しかし、平成 19年7月に医師不足を理由に小児科休診となったところでございますけれども、この当時入院 施設としまして、南薩地域内に川辺生協病院もあったことでそういう状況になったところでご ざいます。 ○16番議員(上村研一) 医師不足を背景にということで、その当時は先ほど言われました 生協病院もあったということで何とかだったんですが、そこからまた状況も今、話があったよ うに変わっているということで、まさにそういった公的な機関が惜しまれながらなくなった、 休診になったという感がしておりました。関係者の思いは休診ですから、いつか近いうちにと いうこともあっただろうと思いますし、私もやはりそういった関係者の1人としてそういう思 いがあったわけです。そういうことで小児科再開に向けた取組状況についてお伺いしますが、 引き続いて、次のところまとめてお伺いしたいと思います。小児科は、小児の病気については、 先ほど申し上げたヘルパンギーナ、あるいは重症化した肺炎そういったものだけではないわけ ですし、病気の種類、あるいは重症度によっては遠隔地に病院を求めていくということはやむ なしと思っておりますので、そういったものまで対応できるような大きな施設というか、大規 模なスタッフというような要望はするつもりはないわけですが、せめて入院を要するが初期の 段階の病気、あるいはそこまで重症化に至らないような種類の病気、そういったものに対応で きるような小児用の入院施設の確保というのは、やはり今もですけども今後、市の地域医療に とって大変大事なことだというふうに思っているわけです。本市には開業医の方もいらっしゃ いますし、地域医療、小児医療ということで御尽力をいただいているわけですが、そういった いわゆるかかりつけ医との連携を図りながら保ちながら、いわゆる紹介型の小児入院施設そう いったものでもいいわけですので、それは専門的な見地からの御指導・御判断もいただきなが らやはり公がやるそういった施設についての設置、確保に向けた取組、まさにこれは子育て支 援策の重要なことだろうと思います。しかしながら、何事も一旦やめたのを再開するというの は非常に大きなエネルギーを要するわけですが、現在、本市の子育て世代の状況はどのように なってるかと言いますと、一旦子どもが入院となった場合には、残された子ども、家族を周囲 に託して、鹿児島まで付き添いで母親が行くというそういった姿がある。これが本市の実態だ というふうに思っております。どうでしょうか。先般、薩南病院のホームページで院長が出さ れているコーナーでですね、見たわけですけども、院長がこのように述べられております。小 児科再開に向けては病院だけではなく、地域を挙げて取り組む必要があると。病院、住民、行 政、医師会等力を合わせて大学へ働きかける。このように言っておられるわけです。どうでし ょうか。力を合わせようではありませんか。前半申し上げた今までの取組と、今後の小児入院 施設、小児科再開に向けての考え方についてお伺いします。 - 117 - ○市長(本坊輝雄) 県立の薩南病院の小児科の再診に向けての取組についてでありますが、 私ども新年度がスタートいたしますと、毎年医師会の先生方と、私ども市の衛生行政担当との 打ち合わせ会、年度の初めのいろんな打ち合わせ会をやるわけでありますが、その時に医師会 からも、そしてまた私どもからも双方からも、双方の一つの大きな大きな課題として、やはり、 小児科と産科についての現在の市内の状況、近隣のまちの状況、この辺一体のですね、薩南病 院を中心としながら、その状況というのがそれぞれ意見交換されて、これは早急に対応しなけ ればならない大きな大事な課題であるなということを共通に意識したところであります。いっ ぺん、平成19年に小児科は休診になったわけでありますが、何はともあれ、川辺の生協病院が あったがゆえに、さほど近くに他にあるからということであったわけでありますが、しかしな がら、こういう環境下になってきますとですね、私どもも夢を紡ぐセカンドステージの新しい 計画を立て、これはうちに限らず南九州も枕崎もですね、けれども、やはり生み育てる環境が ですね、子どもを生み育てる環境が整わないと、産科、小児科のない地域に若い方々が住むか というとですね若い世代を定住させるには働く場とかいろいろと生活環境とかありますが、こ の医療の環境整備というのは、すごく大事なことだと思っているところであります。入院施設 が川辺の方もなくなりましたので、子どもたちの場合は、夜中に、急性な発症をいたすという ことが多いわけでありますので、やはり、なんかありますと鹿児島まで走っていかなきゃなら んという、そういうことの中でですね、子育て世代の皆さん方が、私どもの方にも小児科入院 施設・病院の環境整備の強い要望が寄せられているところであります。私も、今年南薩地区の 総合開発期成会というのを、指宿まで含めてですね、この枕崎、南九州、南さつま市、南薩地 域振興局内の4市で今回結成をいたしましたが、この要望・陳情の中で、これまではハード面 の道路・河川の生活環境の整備が主であったわけでありますが、地方の財源の確保とか、やは り地方を取り巻く、基礎自治体取り巻くいろんな環境整備の要望をいたす中でですね、やはり 県の保健福祉部とそれから厚生労働省の方にもですね、小児科と産婦人科等の医師確保による 地域医療の充実等を要望をいたしてまいりました。このようなことからですね、特に枕崎、南 九州との3市による小児科の再診及び子どもを生み育てる環境整備等の充実、産科もですね、 御案内とおり南さつま市に、一つと、枕崎に一つ、二つの病院があるわけでありますけれども、 産科も一人の先生だけではですね、対応できない体力的にも大変だということを承っておりま す。そういうこと等もございますので、小児科、産科合わせまして、特に、県立薩南病院が所 在いたします私どもの南さつま市が先頭に立って、協議会の事務局を持って、今後もですね、 国の補助事業等もございますので、そういうのを活用しながら、地域ぐるみの運動として、地 域医療の充実を求めていきたいと、市民のお力もいただきながら、今後努力していきたいと思 っておりますので、議会の皆さん方もよろしくお願をいたしたいと思います。 ○16番議員(上村研一) 市長御自身も本当に先頭に立ってやっていくんだというような前 向きな答弁をいただき、そして議会も協力ということで、それにはまさに協力をしていくべき - 118 - だというふうに強く思っているわけでございます。こういった小児科の問題を今申し上げたわ けですが、その背景となるものについては、今、市長の話もあったように産科も同様に、大変 それぞれ厳しい状況にあるというふうにお聞きしております。小児科医の減少、労働環境の厳 しさ、制度の問題等いろいろお聞きしてるわけですが、市長もおっしゃったように地域医療、 大変、これからの市の重要課題であろうと思っております。今般、通告を出した後に新聞でも 県立病院のことが取り上げられているようでございます。あわせまして、本議会においては、 請願も出されているわけですので、そういった意味においては、まさにタイムリーであったな というふうに思っているわけです。野球でいうタイムリーということであれば、我々はせいぜ いバントでしか、走者を進められないわけですけども、市長が入ったとなると、まさに2塁打、 3塁打、あるいはホームランも打てるというふうに思っておりますので、ぜひホームベースを 踏めるようにですね、我々もしっかりと協力しながら、やっていきたいという意見を最後に申 し述べさせていただきまして、本日の一般質問を終わらせていただきます。 ○12番議員(石原哲郎) 昨日の私の一般質問の中で一つだけ訂正をお願いしたい思いまし て、立ちました。昨日の、3番目の体験施設の整備の中で、インターハイで硬式テニスで地元 鳳凰高校が男子テニス部で全国4位と大健闘しましたということで、私の方で質問をさしてい ただきましたが、ちょっと指摘がございまして正確にはインターハイがありまして、ベスト4 に入りまして、結果的には準決勝で破れて3位になりまして、3位決定戦がなかったというこ とで同率3位ということで、訂正をさしていただきます。銅メダルと4位の大きな違いでござ いますので、訂正をお願いしたいと思います。終わります。 ○議長(大原俊博) ここでお諮りいたします。ただ今、発言通告者10人中7人の質問が終わ りました。 申し合わせにより本日は以上で留めたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本日は以上で留めることに決定しました。 本日はこれで散会いたします。 散 会 午後 1時55分 - 119 - 第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年9月5日 (第4日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第4日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年9月5日(水)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第4号) ○開 日程第1 1 古木 議 通告順 一般質問 健一 議員 (こころの健康を守り推進することについて 2 室屋 正和 等) 議員 (立会人の選任・教職員の不祥事・笠沙恵比寿 3 鳥居 亮幸 議員 (国保税の大幅引上げに対応した軽減対策は ○散 等) 等) 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 120 - 1.会議に出席した議員(22名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 7番議員 古 木 健 一 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 14 番議員 下 野 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 博 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 長 柴 田 達 朗 認 研 一 1.会議に欠席した議員(0名) 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(23名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 出 口 定 昭 選挙管理委員会 委 員 長 宇治野 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 仁 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 総 務 企 画 部 税 務 課 長 中 村 千 尋 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 産業おこし部 農水整備課長 永 田 洋一郎 産業おこし部 商工政策課長 園 田 親 久 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 教 育 部 教育総務課長 神 前 満 隆 教 育 設 部 彦 - 121 - 市 育 部 勲 教 育 部 学校教育課長 小 薄 選挙管理委員会 事 務 局 長 市 園 敏 幸 教 育 部 生涯学習課長 尚 - 122 - 小橋口 誠 △ ○議長(大原俊博) 開 議 午前10時00分 ただ今から、本日の会議を開きます。 △ ○議長(大原俊博) 日程第1 一般質問 日程第1、一般質問を行います。まず、古木健一議員の発言を許可しま す。 [古木健一議員 ○7番議員(古木健一) 一般質問席] 午前10時00分 1、こころの健康を守り推進することについて伺います。①本市の 児童・生徒のこころの健康をどのように把握しておられるか伺います。②市役所職員のこころ の健康管理はどのような状況にあるか伺います。③市民のこころの健康管理をどのように掌握 されておられるか伺います。 ○教育長(出口定昭) お答えいたします。こころの問題ということにつきましては、いじめ と非常に絡んでおるわけですけれども、絡めて、また不登校の状況等につきましても絡めて、 答弁したいと思います。市内の小中学校におけるいわゆるいじめについては、いじめが疑われ るような友人間のトラブルについてが2件報告されておりまして、学校で保護者とも連携を図 りながら、適切な指導がなされ既に解決はいたしております。このことから本市のいじめ問題 につきましては、これまでの学校の指導は予防に努めるなど適切になされていると認識してお ります。しかしいじめは、いつでもどこでも起こりうるという視点に立って、各学校では定期 的にアンケート調査を行ったり、個別の教育相談を行ったりするなどしてその把握に努めてい るところでございます。8月17日に市内の児童会・生徒会の役員が一堂に集まって協議する児 童・生徒会サミットを実施いたしましたが、その中でも、いじめのない南さつま市の学校にし ようという提案がなされ、児童会・生徒会がいじめの問題について、自分たち自身でも取り組 もうとする。自主能力の意欲が高まっているところでございます。不登校に関してですが、不 登校の児童・生徒は昨年度が32名、本年度は7月現在で18名でございます。2学期に入ります と例年増加傾向にございます。その要因として、社会生活や集団行動になじめない。情緒的に 不安定である。対人関係がうまく築けない。無気力である。家庭における生活習慣の乱れなど、 様々でございますので、適切に対処してまいりたいと思っております。その要因につきまして も、複合化、そして複雑化しており、根が深いと認識しておりますが、これまでに13名が登校 できるように改善が図られておりますので、今後も引続き、スクールカウンセラーや教育相談 員、スクールソーシャルワーカーなど専門家の協力を得ながら、対処してまいりたいと考えて おります。なお児童生徒のこころの問題につきましては、いじめや不登校といった問題の対象 としての取組とあわせて、様々な学習や体験活動を通して、夢や希望を持ち、充実した学校生 活を送り、豊かなこころを備えた子どもの育成という観点からも詰めてまいりたいというふう に考えておるところでございます。 - 123 - ○総務企画部長(山口力三) 本市職員のこころの健康管理についてお答え申し上げます。全 国的には公務員に限らず、近年あらゆる職種におきまして、こころの病気が問題になっている ところでございます。本市におきましても、これまで研修会を開催するなど、こころの健康づ くりについて取り組んできているところでございますが、こころの病気になるきっかけは個人 により原因が異なりますことから、その対応については難しさを実感しているところでござい ます。このような中、病気療養中の幹部職員が自ら命を絶ったことは、痛恨のきわみであり、 こころの健康づくりは大きな課題でございます。合併後に、7日を超える長期の病気休暇取得 者の状況でございますが、合併いたしました平成17年度が、取得者が11名で、こころの病気に よる取得者はございません。平成18年度が取得者が26名のうち、こころの病気によるものが3 名、平成19年度が取得者38名のうち、こころの病気によるものが10名、平成20年度が取得者31 名のうち、こころの病気によるものが5名、平成21年度が取得者25名のうち、こころの病気に よるものが2名、平成22年度が取得者31名のうち、こころの病気によるものが4名、平成23年 度が取得者24名のうち、こころの病気によるものが5名、そして平成24年度、現在まででござ いますが取得者12名のうち、ここの病気によるものが8名でございます。今日現在、こころの 病気により、休暇者は2名という状況でございます。また、こころの病気による延べの人員は 37名で実人員では27名となっております。こころの病気にならないためには、一人ひとりがス トレスを溜めず上手にコントロールすること、職場では明るい職場、1人で悩まず気軽に相談 できる職場づくりが大切だと考えております。このようなことから、職員へのメンタルヘルス 研修として、昨年度は全職員を対象にうつ病の特徴や治療方法、ストレスの捉え方や予防など について、臨床心理士の先生による研修を行ったところでございます。また今年度は、8月30 日、31日の2日間、管理監督の立場にある係長以上の職員を対象に、メンタルヘルス研修とし て、こころの病気にならない明るい職場づくり、相談しやすい雰囲気づくり、対処方法などに ついて、臨床心理士の先生による研修を行いました。講話の中で、部下の健康状態を知る方法 として、けちなのみやに行かせるなとこういう言葉がございましたが、けちなのみやとはそれ ぞれの文字の意味がございまして、最初のけについては、欠勤を指しております。次のちにつ いては、遅刻。なは、泣く。のは、能率が落ちる、悪くなる。みは、ミスが目立つ。やは、仕 事を辞めたいというこのようなもので、仕事に対する気持ち取り組む姿勢を観察することによ り、その人のこころの健康状態を知ることができるというものでございました。各職場では、 それぞれの業務の状況や課題等の共有を図るため、週の初めには朝礼を実施したり、随時、係 内・課内・部内会議を行っております。相談体制につきましては、専門の相談員は配置してお りませんけれども、各職場では、係長、課長、部長がいつでも相談に応じることができるよう にしております。また今回の研修を受講いたしまして、早速、先生に御相談を申し上げカウン セリングをしていただくなど、その研修の効果が表れたと思ってるところでございます。ここ ろの病が職場に起因する場合、相談しにくい面もあることから直接総務課で相談に応じる体制 - 124 - づくりをしているところでございます。また、市町村職員共済組合では、メンタルヘルス対策 として、相談業務を専門の事業所に委託し、産業カウンセラー及び臨床心理士等の専門家によ る組合員及びその家族のこころの健康相談及び保健指導を行うなど、全県的な相談体制をとっ てるようでございます。今後もこころの病気にならない、健康で明るい職場づくり、相談しや すい職場づくりに努めてまいりたいと考えております。また、対応が必要となった職員には、 早期の治療を進め、こころの健康に関する相談窓口を紹介するなどの、対応を図ってまいりた いと思います。更に、長期療養が必要となった場合でも、治療に専念していただき、いずれも 復職できる職場づくりに、努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 私の方では③の市民のこころの健康管理について、御答弁さ せていただきます。現代社会では誰もがこころの健康を損なう可能性があり、一人ひとりが身 近な問題として受け止めることが大切です。健康で豊かな人生を送るにはストレスの対策も含 め、生涯にわたるこころの健康づくりが重要となってきております。家族や仲間の発言から行 動・体調の変化などに敏感になり、こころの悩みや様々な問題を抱える人が、発するサイン等 を見逃さないためには、市では、こころの健康づくり講演会の開催、民生委員会での研修会及 びリーフレットの配布、市報、ホームページでの普及・啓発に努めているところでございます。 また、地域への障害者理解のための普及啓発活動を行うことにより、障害による生活のし難さ を軽減し、1人の地域住民として差別を受けることなく、安定した生活を送れるような施策も 展開しているところでございます。国においては、自殺者が平成10年以降連続して3万人を上 回り、未遂者も含めれば1日1,000人にもなる事態で、世界的にも自殺者の多い国となってい るところでございます。そこで国民が健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現 を目的として、平成18年に自殺対策基本法を定め、平成19年には自殺総合対策大綱が閣議決定 されまして、9月10日の世界自殺予防デーにちなんで、毎年9月10日からの1週間を自殺予防 週間として、自殺について正しい知識を普及・啓発するとともに、自殺を考える人の発するこ ころのサインに気づき、自殺予防につなげる国民一人ひとりの取組を進めることにいたしてお ります。今後とも県、地域、関係機関と連携を図りながら、こころの健康の環境づくりに取り 組んでまいりたいと思っております。 ○7番議員(古木健一) こころの健康について小・中学校の場合は、いろんな形で子ども達 にですよね、相談があったら先生とか、あるいはいろんな形で、それと電話番号等もですよね、 いろんな感じで市の方とか、県の方とかですよね。そういう電話番号等も配布されております が、市役所の職員に関することですが、600名余りの職員といえばもう大変大きな会社ですが、 民間においては、例えば厚生課があってですよね。その厚生課に相談に行けばいいとかという ことがあるわけですが、今答弁の中では各課係で相談はのるし、まあ場合によっては総務課の 方でというお話がありましたけど、答弁の中でありましたようにその課内のこととかですよね、 個人のいろんなケースがありますが、職員にですよね。場合によっては、市役所では相談しづ - 125 - らいという問題もあるわけですが、県の機関にこういうところがあるとかですよね。そういう ことで、職員一人ひとりにですよね。いつ誰がこういう状態に陥るかはわからないわけですよ。 ある日突然、こういう状況に陥るというのがですよね。ありうることでありますので、職員に いろんな形で小中学校と同じようにですよね。県の機関でこういうところがあるとか、あるい は、民間の無料相談でこういうところがあるとかですよね。何かそういうことはやっておられ るのか。それから、市民に関することで、民生委員の方のですよねば存在について答弁もいた だきましたが、本当に市民の一人の方がですよね。こういうこころの問題まで、民生委員さん に相談すると、あるいは民生委員さんでなくても、先ほどの市役所の件と同じでですよね。こ ころに迷いがあったら、県にこういう機関があるとか、市役所にこういう機関があるとか、そ ういったですね広報についてはどの程度徹底しているのか、その2点伺います。 ○総務企画部長(山口力三) 職員のこころの病気等に関する件でございますけれども、市全 体としましては職員安全衛生会議、こういう会議もございますのでその中で議論もいたします し、また外部のそういう相談体制につきましては、市町村の共済組合、この中でサポートアミ というのがございますが、ここにお願いをしまして、職員の方々のそういうこころの健康等に ついて、御相談を申し上げておるところでございます。 ○市民福祉部参与(中山秀次) 民生委員の自殺予防等々についての研修会も実施しているとい うようなことを発言させていただきましたけれども、やはり民生委員の場合は、市民に直接身 近な所にいるというようなことで、保健師を中心にうつ病とか、そういうこころの病気につい て、研修会を開いて、より多くの方に支援していただくような体制づくりをしているところで ございまして、今後も、平成23年度におきましては、11回の研修会等も開いております。それ ぞれ精神科の医者の方とかですね、研修を行っておりますので、これをまた広く市民の方にも 広げていきたいというように努めてまいりたいと思います。 ○7番議員(古木健一) 9月ですけど、いわゆる啓蒙の月間もあるということですが、往々 にして、こういう状態に陥るとですよね、視野が狭くなって、そういうところをなかなか思い 出さないことですのでですね、市の職員であってもあるいは市民であってもですよね、ぜひも っとこまめにですよね、こういうときはということで、お知らせ版等とか、いろんな形で目に つくようにですよね、もっと広報しておかれた方がいいんじゃないかと考えるところです。な かなか陥った者じゃないと特に、この議会におられる方々はですよね、そういう御経験もある 人はあまり少ないんだと思いますが、その身になってですよね、施策を講じていただきたいと 思うところです。お話もありましたように、厚生労働省ではこれまでがん、脳卒中、心臓病、 糖尿病を四大疾病と位置づけてきましたが、精神疾患を加えて、今は五大疾病としております。 精神疾患の患者が従来の四大疾病患者よりもいずれも多く、看過できない事態であるというこ とが要因であり、厚生労働省は、患者調査によると、平成20年の精神疾患患者数は323万人と 国民の40人に1人が、こういう状態に患ってるケースがあるということであります。職員が - 126 - 615名いますので、職員の、先ほど数字も示していただきましたけど、ほぼこれに近いといい ますか、615名を40で割りますと、職員の15名前後はですよね、こころを病んでいるかもしれ ないという極めて身近な問題でありますので、思いやりとか、あるいは大変気遣いも必要な問 題であります。職員が、こうやって市役所に入ってですよね、志半ばでですよね、自ら命を絶 つというようなことは、あってはならないし、またそういうことにもし仕事で陥ったとしたら ですよね。これはそうならないようにサポートしてあげなくちゃあいけないんじゃないかと考 えるところです。すると、警視庁の平成23年度中における自殺の状況によれば、自殺による死 亡数は3万1,451人と、うちうつ病の影響だけで、あっても6,513人と自らが命を絶っている状 況であります。政府が平成19年度に閣議決定した自殺総合対策大綱では、自殺は追い込まれた 死、自殺は防ぐことができる。自殺を考えている人はサインを出していると、こういう基本認 識を示しております。心身の健康は一人ひとりの国民の基本的な権利であり、社会の活力と発 展の基礎をなすものであります。国民がこころの健康を保持し、安心して生活できる社会を実 現するためには、こころの健康を守る総合的かつ長期的な政策の実現が不可欠であると考えて おります。濵里忠宜先生は、鹿児島県の教育長時代に、一人ひとりのこころに届く教育を提唱 されておられましたが、一人ひとりの子どもたちのこころに届く教育、そして、児童・生徒か ら老若男女まで、市民や職場の一人ひとりの中で、こころを痛めている方々に届く施策がです よね、今求められているときだと思っております。子どもたちのいじめも巧妙に陰湿化してい るようであります。どうかその辺をですよね、いつ起こるか、今日起きても不思議じゃない状 態でありますので、心に届く教育、また市の行政においては市民一人ひとりの心に届くですよ ね、施策を講じていただきたいなと考えているところであります。私の知ってる職場ではうつ 病等のこころの病は風のようなもので、誰でもかかりうるということで、職場の環境づくりを しているところもあります。本坊市長は、市民目線の政策と1人の100歩より100人の1歩と、 こういうことを話されて、信条としているということをお聴きしたことがありますが、ぜひ市 長の100歩ではなくてですよね、そういうことも必要なときもあるでしょうが、職員615名の一 歩、あるいは市民は3万8,000人の1歩がですね、南さつま市の市民福祉の向上を確かなもの にするものと、そういう施策をやっておられますのでですよね、ぜひ職員615名が、市民サー ビスのために一丸となれるような、そういうこころの問題がですね、いつも解決されるような 職場にしていただきたいと考えております。市内最大最良のサービス産業である南さつま市に 求められることは、本坊市長もかねがねおっしゃってるように、全員野球であろうかと考えて おります。昨日の質問の中でも、本坊市長は本市の現状を、本市の高齢化率は県平均の20年先、 全国平均の35年先の状況が南さつま市の今日であるとの御答弁でありました。この現状は、大 きくは変えられませんが、私は615名の職員一人ひとりが明るくいきいきと活動して、職員の 多様な意見、市民の声なき声に耳を研ぎ澄まして、また議会においても、22名が十人十色いわ ゆる22名の議員が皆それぞれ個性のある意見を言えてこそ、そして当局も多種多様な職員の政 - 127 - 策論を吸収して政策の提案と戦略と戦術を描いてこそ、市民目線の市政がかなうものと考えて おります。本市にとり最もこころの健康というのは有効なことだと考えております。高齢化と いうのはいかんともしがたいですし、その要因の一つは私もその要因の年齢でありますので、 それであっても、高齢化のまちであって明るく元気なまちはつくれると思っております。世界 保健機構、WHOの検証は、健康とは完全な肉体的精神的及び社会的福祉の状態であり、単に 疾病又は病弱の存在しないことを言うのではないと、こういうことであります。到達する最高 基準の健康共有することは、人身、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別な しに、万人の有する基本的権利の一つであると、世界保険機構、WHOの検証になっておりま すので、市民からですよね、職員からいわゆる自ら命を絶つということがないような、お互い にまちづくりをですよねする施策を推進していただきたいと考えております。ぜひ、改めて、 御意向をいただきたいと思っております。 2、小学校のあり方について、①加世田地区の9小学校の状況をどのように考えるか伺いま す。平成20年12月の新しい学校づくり検討委員会の最終報告以来、坊津地区、金峰地区、笠沙 地区、大浦地区の小中学校の統廃合の流れについては、今議会に条例の提案がなされていると おり、実務レベルに入りました。そのことは自分なりに十分理解しております。そこで、加世 田地区においては、学校間の交流学習が大変盛んになり、宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬教育ビジョ ン、五ヶ瀬方式を進化させていくのではないかとこういったことを巷間聞くところであります が、そのような方向もこの加世田地区においては考えているのかどうか伺います。 ○教育長(出口定昭) 2点ほどあったかと思いますので順にお答えしたいと思います。加世 田地区以外では、再編が進んでいるがどうなのかということでございますが、本市のこれまで の学校再編につきましては平成20年3月の先ほど申されましたように新しい学校づくり検討委 員会の報告にある学校の適正規模・適正配置の方針に従って学校再編に関する合意のプロセス を大切にしながら保護者や地域住民の方との協議を行って、地域の意見を十分尊重して慎重に 進めてまいってきております。その結果が既に再編した坊津地区の小中学校や津貫中学校、ま た現在進行中の金峰地区・大笠地区であり、それは基本的には、教育委員会による各30校のP TA総会などで説明したことに基づいて、そのスタートラインに立って、学校及びPTA等地 域が一体となって進めてきた結果でございます。加世田地区の小学校におきましても、加世田 小学校、万世小学校及び益山小学校の3校を除いて、複式学級を抱える小規模校となっており ますが、保護者、地域住民の方々の意向を尊重し、再編に係る合意のプロセスを大切にしなが ら慎重にこれからも進めてまいりたいというふうに思っているところであります。先ほど五ヶ 瀬方式のことがありましたが、五ヶ瀬方式はビジョンに基づき、町全体で取り組んでいるもの で、学校数や児童生徒数などの実態に即した独自の取組であると理解しております。今、加世 田中学校区の6小学校及び万世中学校区の3小学校で行われている交流学習は、各小学校間の 連携を通して友人関係を築き、中学校生活へのスムーズなスタートが切れるように行っている - 128 - ものであり、五ヶ瀬方式を活用して、実施しているものではないということを御理解いただき たいと思います。端的に申し上げまして五ヶ瀬方式と加世田の交流学習とは趣旨が違うという ことを御理解いただければと思います。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) ここで休憩いたします。 休憩 午前10時28分 再開 午前10時28分 再開いたします。 ○7番議員(古木健一) 宮崎県の五ヶ瀬町においては町全体がですよね、一つひとつのいわ ゆる小学校残しながらですよね、町全体ですべての教科に渡ってですよね、こういう学校間で 交流を進めながら、すべての教科において、合同学習を進めているようでありますが、本市は、 あくまでもあと残されてるは、この平成20年12月のですよ、新しい学校づくり検討委員会の最 終報告からいきますと、加世田地区以外においてはですよね、ほぼまた長期的なはるかかなた のことは別としまして、ほぼこの新しい学校づくり検討委員会の最終報告に準じた方向が実施 段階に来てるわけですが、加世田地区においても、従来の教育委員会としてのスタンスはとり ながら、新しい学校づくり検討委員会のですよ、の線に沿ってあくまでも行くんだと、決して、 最近この話題になっておる町全体で取り組んでいるような五ヶ瀬教育ビジョン方式はとってい かないということで確認していいのかどうか伺います。 ○教育長(出口定昭) 小規模の学校がですね、いろんな集まってするのは、名前がですね合 同学習、合同学習っていうのはですね、例えば5年生の生徒が3名、6年生が10名おったらで すね、体育の時間を3名じゃできないわけですよね。で5年生と6年生が集まって足してドッ ジボールをするとか、ポートボールをするとか、集団ゲームをする。それが合同学習ですこれ が、交流学習はですね、幾つかの学校が集まって、そして、大規模やら小規模もあるでしょう、 そして教科ごとに学習をすると、そしてまた合同学習それから交流学習ですねあと一つは、小 規模に適したようなですねするわけですが、まさに五ヶ瀬方式は、何回か同僚の皆さんのです ね質問にもありましたが、成果が全部一つの学校に集まって年間30時間というふうな聞いてお りますが、国語なら国語をその複式なのを単式学級で学ぶというような方式でありまして、30 時間程度が限度ではないかというふうに思っておりますが、南さつまのこの確認をされました けれども、加世田中学校には6つの小学校が来ます。入学式に初めて出会ったということでは なくて、加世田中学校にみんな6つの小学校は行きますよね。お互いにその前に顔を合わせて 友達になっておきましょうかというような取組が加世田小学校の取組、そしてまた、万世小学 校を中心とする小湊ですね、それから万小、益山の取組だというふうに理解しておっていただ ければと思います。 ○7番議員(古木健一) 3、花渡川について、①花渡川上流の災害対策と環境護岸をどのよ - 129 - うに進めるかについて伺います。花渡川は加世田の久木野から枕崎に注ぐ、枕崎市側6.45キロ メートル、上流の加世田部分5.05キロメートル延長11.5キロメートルの2級河川であります。 かつて枕崎から国道270号と花渡川と南薩鉄道が並行して走るのどかな田園地帯でありました。 南薩鉄道のない今、枕崎から加世田方面へ走ると市境が鮮明であります。枕崎市を流れる花渡 川は川幅が広くなり、環境護岸等が施工され、親しみのある川に生まれ変わっております。上 流の久木野地区部分の整備は、下流部分が終わってから行うと、これまで説明を受けてきまし た。枕崎市区間はほぼ終わっております。久木野において、蛇行した川が国道の200メートル の区間で3回、国道270号を花渡川が横断しており、大雨のときには、国道に溢れ通行止めに なる状態であります。災害対策上の改修と、そして全体を通した環境護岸等の整備の基本設計 はできないものか伺います。 ○建設部長(徳留忠昭) 県によりますと、花渡川の枕崎市内の改修区間につきましては、平 成25年度に完了見込みと聞いているところでございます。議員ご指摘のとおり、過去数回にわ たり花渡川が溢水、水が溢れまして、国道などが通行不能になりましたことから、花渡川上流 の久木野地区の河川改修につきましては、県と協議をいたしておりますけれども、現在は家屋 の浸水被害が相当に発生している箇所の河川改修が優先されておりますことから、本区間、久 木野地区の改修計画というのがないというところでございます。またこのような状況から環境 護岸についての御質問ございましたけれども、その環境対策としての環境護岸整備という改修 につきましても厳しい状況でございます。しかしながら、花渡川溢水による国道などの通行途 絶も現実としてございますことから、県単河川等防災事業による河川護岸の築堤、あるいは県 単道路整備事業による国道横断部分の暗渠の改修などを県に要望しているところでございまし て、今後も抜本的な河川改修とあわせまして、引き続き県に要望してまいりたいと考えている とこでございます。 ○7番議員(古木健一) 大変長期にわたるこの花渡川の問題はですよね。懸案事項でありま すし、それと国道270号という産業・生活道路でもありますのでですよね、現実的には大雨が 降りますと、その度に通行止になるという状態が毎回起きておりますので、ずっと以前から、 河川改修は下流からということでですよね、今日までずっと説明を受けてきているところであ りますので、答弁いただきましたように平成25年度には終わるということでありますので、上 流部分はですよね、ぜひ、当初計画のとおり、いわゆる災害対策、そして枕崎市民の飲料水に もなっておることですのでですよね、そういう環境に、いわゆる考慮した河川の改修をですよ ね、ぜひとも当初そういう計画はですよね、基本計画まで行っておりませんけど、答弁も事あ るごとに県の方からお聞きしていることでありますので、ぜひ市におかれまして積極的にです よね、推進方をやっていただくようにですよね、意見として申し上げておきます。終わります。 ○議長(大原俊博) 次に、室屋正和議員の発言を許可します。 [室屋正和議員 - 130 - 一般質問席] 午前10時37分 ○9番議員(室屋正和) 8月29日に参議院の本会議におきまして、野田首相における問責決議 が可決されたわけですけれども、いよいよ衆議院の解散総選挙もそれこそ近いうちにあるんじ ゃなかろうかと、こういうふうにまあ思っております。6月議会でも申し上げましたけど、な かなか解散しなかったわけですけれども、選挙を早く行いたいそこらいろいろあるわけですけ れども、私個人としては、また、早く解散総選挙をしていただきたいとこういうふうに思って いる次第です。今日は、通告いたしました5項目につきまして、質問をいたしたいと思います。 市長をはじめ担当職員の明快なる答弁をお願いをいたします。 まず、吹上浜海岸の問題について質問をいたします。浸食対策については、18年に下野議員、 21年に私が質問をしております。このときの答弁を見ますと、「学識経験者の助言等を得なが ら砂の移動のメカニズムを把握し、この対策を研究したい。中長期的に調査をするということ で原因究明までは現在至っていない。海岸線の保護については、現実的に進んでないのが実情 である。要請活動に対応してまいりたい。」と、こういうことを答弁をされておるわけですけ れども、本坊市長になってからですねもう3年なるわけですけれども、今日まで、国土、海岸 の保全という観点からですね、防災上も含めてですね。海岸の浸食対策についてどのような施 策を立ててきたか、今どのような調査が、現在行われているか質問をいたします。 ○建設部長(徳留忠昭) 私の方から現在の調査状況について御答弁申し上げます。浜崖対策に つきましては、原因や対策を検討し吹上浜の保全を図るため、国県によって長期的に調査が実 施されているところでございます。県では、平成14年度以降、航空写真撮影や深浅測量などの 調査を継続して実施しておりますが、それ以前に行われました国の調査結果と最近の県の調査 結果を比較しますと、部分的な浸食や堆積の傾向が認められるものの、海岸線全般に大きな変 化は、見られない状況となっており、具体的に申し上げますと、江口海岸付近は浸食傾向にあ りますが、日置市の大川から伊作川付近は比較的安定しており、入来浜から万之瀬川河口付近 につきましては、堆積傾向にあるとのデータをいただいているとこでございます。また先日は 現地を確認してまいりましたけれども、議員より同様の御質問いただきました平成21年度から しますと、やはり万之瀬川河口付近につきましては、現在は砂が堆積傾向にあり、浜崖は緩や かに傾斜しているようでございます。県では今後とも、中長期的な海岸の変化状況を把握する ため、観測を継続していくとのことでございますので、この調査状況や今後の変化を注視して まいりたいと考えているところでございます。 ○9番議員(室屋正和) 全体的な海岸線はそういうことはないと、大したことはないというこ とですけれども、私が思うには万之瀬川河口付近が1番影響が出てるんじゃなかろうかと、こ ういうふうに思っておるわけですけれども、現在ですね大震災があってからどこの自治体も、 国土保全、あるいは市民の生命財産を災害から守るために災害対策の基本法に基づき、地域防 災計画等が見直し等が進んでおるわけですけれども、平成21年の質問のときにですね、万之瀬 川河口付近の金峰側、私がそのとき30メートル程度浸食しているんじゃないかとこういうこと - 131 - を申し上げたわけですけれども、この前も現場に行ったとき浜崖もなくなりまして、そのとき は浜崖をはしごをかけて、降りていたんですけれども、そういう状況もなくなっておりました。 ですから、さらに浸食されて、いるんじゃなかろうかと、こういうふうに私は思ってるわけで すけれども、海岸線を守ってる浜崖がですね浸食されてて、無くなればですね、それこそ無く なれば陸地の方には大変なことなるわけですけれども、現在ですねえ、侵食が進んでからです ね。物事が進んでから遅きに資すことになりますからですね、そういうことの無いようにです ね、小湊海岸から、市来の串木野海岸まで、約40キロぐらいあるわけですけれども、砂丘をで すね吹上砂丘ですね、それこそ宮内善左衛門さんの石碑が立っておりますけれども、彼が、砂 防工事をしたわけですけれども、その砂防林の防風帯も守っていかなきゃならないわけですけ れども、そういうことで40キロに渡る沿岸市がですね、南さつま、日置、いちき串木野3市あ るわけですけれども、一体となってですね、今現在、浸食される箇所も多いわけですから、そ の付近にですね国、県、関係の機関にですね、強く訴えるべきとこういうふうに思うわけです けれども、単発でやったって全然物事は進まないと思うんですけども、国、関係機関にですね、 どしどし申していただきたいと、こういうことを申し上げておきます。それとですね、平成15 年にですね薩摩沿岸海岸保全基本計画案というのが、鹿児島県から出ておるわけですけれども、 そのときの、平成15年のことですからそれ以後10年近くなるわけですけれども、そのときので すね海岸の防護に関する課題としまして砂浜については、背後資産脅かす大規模な海岸浸食は 見られないものの、浜崖や砂丘崖の形成など国土保全の観点から問題視されている箇所もある。 今後とも引き続き注視していきたいと、部長が述べたようなことですけれども、先ほど申しま したようにですね、ハードの面ではなかなか延長線もありますし、大変だろうし、もう思って おります。整備がですね、そういうことを含めましてソフト面もですね、総合的な防災減災の 推進が今後の重要な課題であると、こういうときの15年には述べております。こういうのをば ですね活かして、今後ですね、浸食が大きくならないようにですね。強く関係機関に意見を申 していただきたいとこういうふうに思ってます。実情を実際ですね、やはり実情を浸食の実情 を知ってもらわないことにはですね全然問題にならないと思うんですね。元がいくらあったか。 今現在はどうなってるかということを、実情を知らなければ話にならないわけですから、その 付近は十分ですね市の方もですねその付近を踏まえましてやっていただきたいと、こういうよ うに申しまして、次の質問に入ります。 2番目の期日前投票の立会人の選任についてを質問いたします。期日前投票のですね立会人 の選任は、これまでの選挙でですね新市になってからでも結構ですけれども、どのような形で ですね人選を行ってきたか、各市町ごとにお願いいたします。 ○選挙管理委員長(宇治野 勲) 投票立会人は、公職選挙法第38条第1項の規定によって当 該選挙の各投票区の選挙人名簿に登録されている中から選挙管理委員会が選任することとなっ ております。御質問の期日前投票の立会人につきましては、選挙権を有する人の中から選挙管 - 132 - 理委員会が選任しております。同法の第48条の2第2項の読替え規定が、適用されているもの でございます。この期日前投票制度は、合併前の平成15年に制定されたものでございますが、 立会人の職責は、選挙当日立会人とかわりませんが、告示及び公示の翌日から投票日の前日ま での間、長期に開設することや、選挙の適正な執行管理を維持する上で、自治公民館連絡協議 会、社会教育団体の推薦者、識見を有する方、選挙委員からなる明るい選挙推進協議会の委員 や自治会長、町及び市の職員OBなどが主な方々でございます。本市におきましては、市民セ ンター、各支所及び久志出張所の6か所に期日前投票所を開設しておりますので、各支所、出 張所は、各支所で市民センター分は、選管事務局で、人選をいたしております。それを選挙管 理委員会で選任・決定をしているところでございます。 ○9番議員(室屋正和) 立会人は、職員OBが主であるということです。鹿児島県の最低賃金 は、時間給696円、700円にも満たない時間給であります。全国で沖縄の次、最下位下から2番 目ということのようですけれども、最高額は東京で837円ということであります。そこでです ね立会人の日当、あるいは時間額等、7月に行われた県知事選挙の場合で幾らほどであったか、 その付近の額が分かっておられたらお願いいたします。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) 期日前投票立会人の報酬額は、国会議員の選挙等の執 行経費の基準に関する法律第14条で定められた9,500円であります。先般執行されました鹿児 島県知事選挙の執行経費も、同法の単価に準じており、同額でありました。なお、市長・市議 の選挙執行におきましても、鹿児島市報酬及び費用弁償に関する条例で、国の基準によるとさ れていることから、同額の9,500円であります。鹿児島県の最低賃金と照らし合わせてでござ いますけれども、立会人の就業時間に換算して対比するのが適当かと思うところではございま すけれども、自治体で1か所の期日前投票所は、午前8時30分から午後8時まで開設しなけれ ばならないことから、就業時間は、12時間と30分であります。今現在の鹿児島県の時間当たり の最低賃金は、647円であり、8,000円余りとなりますが、公益代表としての、職責等からしま しても、適当なものと考えております。 ○9番議員(室屋正和) 9,500円というまあ時間給にすれば1,000円のところもあれば、800円程 度というところもあります。時間給696円と私は申しましたけれども、県内の最低賃金は647円 今申し上げたとおりです。そこでですね、私はほとんど今まで期日前投票が始まりまして期日 前投票に行くわけですけども、今まで投票をしてきた限りですね、旧金峰地区においてはです ね、役場OBの方が非常に多いわけですけれども、そういうことをですね、いろいろな場で聞 くわけですよ、日当が高いとか、それから立会人においては、ほとんど役場OBで占めてると か、こういう話がいつも絶えなくあるわけですけれども、そういうおかしな実情があるわけで すけれども、こういうことをですね今から、先も申しましたように、近いうちの衆議院選挙そ れから来年の夏の参議院選挙、それから、来年の11月の私どもの市長選挙、市議会選挙、こう いうふうに来年は選挙の多い年になるわけですけれどもそういうことを踏まえたときですね、 - 133 - 立会人の選任、役場OBの選任をですね、今までと違ったですね別の分野から検討してですね、 人選を行うべきだと思うんですけれども、その付近はどうでしょう。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) 御答弁をする前に、先ほどの御質問の中で、私が間違 って御答弁申し上げました。市長、市議の選挙執行におきましても、鹿児島市報酬及び費用弁 償と申し上げたようで、これは南さつま市報酬及び費用弁償に関する条例で国の基準にされて いることと訂正させていただきます。それでは、先の鹿児島県知事選挙での市民センター期日 前投票所におきまして、初の試みとしまして、立会人に新成人の選任を行いました。土曜・日 曜のみとなりましたが、同日に2人とも新成人にならないように配慮して選任し、6人の方に 立会人を務めていただきました。若年層の投票離れが言われる今日、若年層の方にも投票しや すい投票所の環境づくりのためにも、適性、公平な選挙が行える範囲内において、幅広い選挙 人の中からの人選も今後検討してまいりたいと考えているところです。 ○9番議員(室屋正和) 市民センターにおきましては、新成人を2人、6人使ったということ で非常に選挙の投票率アップにもつながるんじゃなかろうかと、非常に良いことではなかろう かと思っております。そういうことであればですね、ぜひですね、他の選挙区の期日前投票所 のところにおいてもですね、ぜひそういういろいろな形でですね、役場OBばっかしじゃなく てですね。ぜひその付近を立会人に選任・人選をしていただきたい、こういうことを申し上げ ておきます。まあ選挙日の立会人は嘱託員が、多いわけですけれども、嘱託員の立会人になる のは選挙上、問題はないのかその付近ちょっと確認いたしたいと思います。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) 先ほども御答弁の中で申し上げましたが、選挙当日の 投票立会人は、当該選挙の選挙区内の各投票所の選挙人名簿に登録されている人の中から選任 しております。公職選挙法上は何ら問題のないところでございます。行政嘱託員が身分は、地 方公務員法でいう特別職の臨時又は非常勤の顧問、参与、調査員、嘱託員及びこれらの者に準 ずる者に該当いたします。同法に照らしましても何ら問題ないと思っているところです。 ○9番議員(室屋正和) ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) 3番目の笠沙恵比寿に入ります。 ここでちょっと休憩いたします。 休憩 午前10時55分 再開 午前10時57分 再開します。 ○9番議員(室屋正和) 笠沙恵比寿に入ります。この質問につきましては、貴島議員、上村議 員質問がありました。重なる面もあると思いますけれども私なりに質問をいたしたいと、確認 の意味でも答弁をお願いいたします。市長は就任以来ですね、第三セクターの社長は市長がや るべきではないと、これまでも再三答弁をされてきたわけですけれども、3年近くなる今でも、 ほかのところもありますけれども、笠沙恵比寿の代表取締役ということですけれども、私はい - 134 - ろいろ話を聞いていまして、言うことと違うなと思っとるわけですけれども、なぜ社長をです ね、言われる中で今でも続けているのか。理由をまずお聴かせいただきたい。 ○市長(本坊輝雄) 私は第三セクターにつきましては、第三セクターという性格が、市長が 社長として私も市長に就任以来、3株式会社の社長に就任いたしておりますが、やはり第三セ クターの経営の在り方、経営体質等を考えながらですね、やはりいわゆる行政依存の第三セク ターの形が全国でも多いわけであります。そういう中でですね、やはり自立できるやっぱり会 社経営であるべきだと思ってるもんですから、やはり市長でなくですね。私がいつも市長が社 長してるのは、会社はいつまでやってるのも正しい姿ではないというのは私の持論であるわけ でありますが、やはり新しい経営体の中で、また新しい経営責任者が生まれればと思っている ところでありますが、このいなほ館については御案内のとおり、株式会社いなほ館は来年の3 月以降解散いたすわけでありますので、そういうことでありますが、笠沙恵比寿につきまして はですね、市が筆頭株主であるとそれもまたほかのいなほとの形では、JAさんとのそういう 形でありましたが、こちらの場合はもう後は、漁協さんと杜氏の里が筆頭株主であるわけで、 失礼しました。株主であるわけでございますが、大方南さつま市が筆頭株主であるわけであり ますので、その経営責任を果たさず得ないという状況であります。そういう中からですね、第 三セクターについては、あり方検討委員会を設置しながら、市民の御理解と御協力をいただき ながら、先の広報誌でも現状をお知らせしたわけでありますが、やはり持続可能な施設の、あ るべき姿をですね、求めつつ自立できる体質の改善に向けて努力しつつですね、また、新たな 方向も見据えながらと、そういう段階でありますので、最も筆頭株主としての責任において、 現在はお受けをいたしている状況でありますので、どうか御理解賜りたいと思います。 ○9番議員(室屋正和) まあ黒字会社であればいろいろと問題も大なり小なりあるわけですけ れども、今の状況では、大きいことばっかしだろうと、こういうふうに思っておるわけ、なか なか大変な仕事もやってるなあという思いはありますけれども、まあしかし、今まで言われた こととちょっとどうかなというふうに感じております。昨日、上村議員からも質問がありまし たけれども、市報の7月号に第三セクターについて笠沙恵比寿の現状についてと、これまでの 経緯、それから、経営状況、利用者数、あり方検討委員会報告書の概要版が掲載されておった わけですけれども、笠沙恵比寿のですね今後の経営などの在り方についてということで、市民 の皆様方に意見を求めているわけですけれどもですね、まずですね現在まで、市民の意見があ りましたらですねその件数、内容等お願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 広報7月号で掲載いたしました笠沙恵比寿の現状、これにつ いての御意見等でございますけれども、現在までトータルで2件ございまして、メールでの意 見が1件、電話での意見が1件寄せられております。まあ内容につきましては何とか存続でき ないものかという意見が1件、それから今後の市の方針についての質問と、そういうことの2 件ということでございまして、この意見については返答を差し上げたところでございますけれ - 135 - ども、あり方検討委員会の報告を踏まえて、今後の笠沙恵比寿の在り方を検討していくという 御返答を申し上げているところでございます。 ○9番議員(室屋正和) まあ件数が2件しかなかったということですが、寂しい限りというか どういう感じですかね、あれだけ市報に載して、これだけ金をかけて予算を計上してるわけで すけど、いなほ館も然りですけれども、こういう2人程しかいないということになれば、残念 なことしかないわけですけれども、実態がどういうふうに、皆さんが市民の方々が思ってるか、 把握はできませんけれども、残念というほかありません。そこでですね、この市報を見ますと ですね、経営状況をいろいろ分析しますと、決算にも報告があるわけですけれども、ほとんど 今までのですね、いなほ館と同じような経営状況、市からの負担金、指定管理料、短期借入れ 等、そういうものに頼る会社運営であることに間違いないわけですけれども、市長も昨日言わ れたとおり売り上げも毎年毎年減っておるわけですね。それで、単年度収支も毎年赤字決算で あります。資本金も昨日言いましたように残りが389万、8,000万円が389万6,000円しかないわ けですけれども、何らいなほ館とかわらない悪い道を一途に進んでいると、こういうふうに思 っております。そこでですね、あり方検討委員会で提言を受けてですね、今後の運営・経営に ついて、私もこの移譲ですね、どっちなのかなあとあんまり判断できない意見もあるわけです けれども、自立運営なのか、いなほ館と同じように公募による民間移譲を行うのか。今の考え がですね、どのように検討をされているかお願いいたします。ここのですね、いろいろ今後の 運営・経営についてとこう見ますとですね、いろいろ外部人材とか、それから第三セクターの 関係を指定管理を変更するとか、施設の民間移譲も検討課題であるとか書いてあるけど、何か どっちの方向か判断を私もちょっとしかねるわけですけども、その付近の市の考えをお願いい たします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 笠沙恵比寿あり方検討委員会の提言におきましては、自立経 営の可能性があるとしておりまして、自らが目標を設定して必要な対策を講じることをば求め ているということでございます。そのために外部人材の活用を図りながら目標達成を目指し、 それらの状況を踏まえた上で第三セクターによる運営に固執することなく、指定管理者の変更 や、施設の民間移譲も検討の課題であるとしております。これを踏まえて市としては、その報 告を踏まえた上で、まずは自立経営に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。具体 的には、外部人材から経常的に知恵を獲得する仕組みを図る意味から外部から支配人を登用す ることとしております。会社に外部の新しい人材、新しい風を入れて活性化を図るとともに、 社員の意識改革を進めながら、経費節減はもとより売上げの増加を目指し経営の改善に向けて 取り組んでまいりたいと考えております。当面、外部人材の活用を図り、経営改善に向けた取 組を進めながら、平成25年から26年度にかけまして指定管理者の変更や、民間移譲も視野に入 れながら、それまでの経営状況等を判断をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○市長(本坊輝雄) 今、部長から答弁をいたさせましたが、概ねそういうことであります。 - 136 - ただ御案内のとおり、やはり12年前に、笠沙地区の皆さん方が海風の楽園プロジェクトという ことで、漁業も含めてですすね、海洋性のいろんな、海洋性の文化を発信しながら、交流人口 の拡大を目指してお造りになった施設でありますが、やはり12億からの金をかけて、そして今 日まで至っております。それで2年前に1億5,000万程度の若干のずれはあるかと思いますが 改修をしました。そして、今、売上げはどうかというと、スタッフも懸命な努力をいたしてお りますが、1億程度ぐらいしか上がっておりません。そういう中で実は、第三セクターという 性格の中で、私が就任いたしましたときに、株式会社いなほもでした。株式会社笠沙恵比寿も でした。赤字でありながら、ボーナスが支払われていました。このことをですね、まずボーナ スをやめますということで、平成22年からボーナスを取りやめました。そこで大変従業員の皆 さん方また家族、地域を含めて、「本坊輝雄が市長になって社長になったらボーナスもくれな くなった。」と大変な批判を受けました。しかしながら、御案内とおり株式会社いなほは御案 内とおりでありますが、笠沙恵比寿の社員の方に申し上げておりますのは、「胸を張ってボー ナスをもらえる会社を胸を張ってもらえる企業でその施設で働こうじゃないか。」と、「そのた めには、みんなもそれなりに知恵を貸してくれ。」と。ただ、笠沙恵比寿につきましては、こ れまでもスタッフが概ね変わっておりませんので、そこにやはり新しい人材を入れる。新しい 人材を入れながら、ここ25年、26年状況を見ながら適切に対応したいと、そういうことでござ いまして、昨日は上村議員からも、指定管理についてのいろいろお話がありましたが、やはり、 8,000万の資本金も、もう三百何十万しか残ってないという施設であります。でありますので、 管理するばかりでなくして、ここを活用しなければ、12億も、そして改修費の1億5,000万も プラスしてすね、活用しなきゃならないと思っておりますが、そういう意味では、やはり先ほ ど議員のお尋ねで市民の皆さん方にあえて御意見要望はありませんかという問いをし、2件程 度であったと思っております。でありますので、私もいろんな岬まつりとか、いろんな地域の 中でですね、地元の声をお聴きしますと、まだまだ笠沙恵比寿が地域に愛され方が足りません。 もっともっと地域の皆さん方とですね、愛されともに親しまれる施設として育っていかなけれ ばならないなあと思うことと、また、市外に向かってのいろんな取組等も情報発信が足りない なあと思っております。そういう意味でですね、今、株式会社笠沙恵比寿に指定管理はいたし てありますが、改善の一歩として、外部の新しい風を入れ、そして状況を見きわめながら、自 立できるこのすばらしい施設を活かした経営体制をですね、今後検討してまいりたいと思って おりますので、また今後とも御指導をよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○9番議員(室屋正和) まあ市長が言うことはわからんでもないわけですけれども、25年度、 26年度にやってみて後をまた民間移譲の検討を行うということのようですけれども、2年で結 果を、25年、26年、2年で結果を出すわけですけれども、なかなかそれでも、今の状況が続い ていくんじゃないかなと私は私で思いますけれども、そうしたときにですね、今、指定管理料 は一千四百いくらですかね。それと、たまに借り入れをしたりしているわけですけれども、こ - 137 - の市の関与の1,480万がですね、今後ですね、もう金もないわけですけれども、来年度25年度 ぐらいは運転資金あれこれをですね、幾らぐらい入れていかなければならないか、その1,480 万で足りるのかですね、その付近をちょっと資産的なものがあったら、お願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) まだ資本金も大分少なくなっておりますので、市からの財政 支援というのも今後考えていかないといけないだろうというふうには考えておりますが、今の ところではまだ、そこまで試算等はしていないというのが状況であります。 ○9番議員(室屋正和) 指定管理料だけではやっていけないだろうと、こういうふうに私は試 算しますけれども、多分そこに、100万単位あれこれの金は経営支援が要るんじゃないかなと こういうふうに思っております。そこでですね。先ほど部長の方からですね自立経営の可能が あるとそういうことで、外部人材の人材を登用し、経営改善を目指すとこういうことですけれ ども、そこで、知恵を借りるために支配人を登用するとこういうことを述べましたけれども、 今の支配人居るわけですけれども、今の支配人の頭に置くのか、それとも支配人が辞められる のか、辞められて新しい支配人を入れるという考え、そちらはどうでしょう。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 支配人を2人置くというわけにいきませんので、現在の支配 人との交代ということになると思います。 ○9番議員(室屋正和) 交代ということは、辞められるのか、それともその下に下げるのかど ちらでしょう。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) ○9番議員(室屋正和) 今の支配人は辞めるということでございます。 もうこういう今ですね、今後、笠沙恵比寿についてこういうふうにや っていかなきゃならないと、こういう計画を立ているにもかかわらず、こういう今途中でです ね、辞められていくということは何らかの原因があると思うんですね。それで、これはどんな もんですかねえ、市長どうでしょう。途中で、今まで頑張って来られてどういう意味で辞める のか知りませんけれども、結局、営業成績が上がらないからずうっと下降線をたどったから、 どっかでか切り替えんないかんということで辞められるのか。それとも、自己の退職なのか、 それはどうですか。 ○市長(本坊輝雄) 第三セクターの内部の人事にかかわることでもありますが、今回につき ましては、本人も長年10年来お勤めになったということで、通常通院もいたしておりましたの で、健康上の問題で勇退をさしてくれということ等もございましたので、私どもといたしまし ては、一つの新しい風を入れる転機だなと思ってですね、市外からホテル・レストランのアド バイザー等を経験されてですね、方をですね、お願いをしたいと今思っているところでござい ます。そういうことでございまして少しずつでもですね、ものの見方がまた違った目線、違っ た耳でいろんな取組も始まるであろうと思ってますし、社員の皆さん方も、頑張っているんだ けれども頑張りツボがなかなか絞れなかったとかですね、いろいろとどこにどんなところに目 をやれば良かったのか、そういうこと等もですね、エージェントの皆さん方との御意見等も、 - 138 - いろいろと賜りながら、今持ってる力、新しい風を入れて、この中でどれほどまでに引き上げ られるか、それについてもですね、職員の皆さん方にもお願いをいたしながらやってみると、 大切なのは、南さつま市の施設ではありますが、大切なのはここで働く皆さん方の職場ですよ と、皆さん方の職場を育てるのも気づくのも皆さんですよということをですね、お話をいたし ておりますので、職員の皆さん方も、また一段と目の色変えて、運営にまた職務に当たってく れるであろうと信じております。 ○9番議員(室屋正和) まあですね、私が聞く限りですね、その支配人の方が退職されるわけ ですけれども、いろいろあったみたいなことを聞きます。そこでですね、次回、来年度ですね、 24年度も半年ぐらいあるわけですけども、しっかりとしたですね、監査をしていただきたい。 謄本を見ますと2人ほどの監査の方がいらっしゃいますけども、その監査をですね、もうしっ かりとしていただけないと、おかしな状況になるんじゃなかろうかとこういうふうに思ってお ります。そういう点は特に意見として申し上げておきます。次にですね。6月議会におきまし て、木花館、味楽来館の今後の管理運営ということで、お聴きしました。そのときには、9月 公募の広く市内を対象にしてという質問にですね。「以前申しましたそのような形で検討はし ているけれども、再考慮。」ということがありました。9月になった今ですけれども、その木 花館、味楽来館をですねどのようにですね今後運営をされていくのかですね。その付近を昨日 もちょっと答弁もありましたけれどももう1回ですね確認の意味でお願いいたします。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) まず木花館につきましては、25年度から新たに指定管理者を 公募することとしておりまして、明日9月6日から募集を開始し、市報9月号及びホームペー ジにおいて公募の周知を図るということにしております。公募の内容につきましては、応募者 の資格として市内に本店・支店・営業所のある団体、指定期間につきまして人材の確保や運営 の長期的な計画を立てやすくするため5年間とするとともに、これまでの経営状況等を踏まえ、 納付金530万円を徴収することとしております。申請の受付につきまして、10月1日から5日 までをば予定しているところでございます。また、味楽来館につきましては、24年度までで株 式会社いなほ館の指定管理が終了いたしますことから、今後の管理につきましては市の直営と して管理するか、他の団体に指定管理をするか、まあいろいろ今までの指定管理料等含めなが ら、一番良い方向での検討を現在行っているという状況でございます。 ○9番議員(室屋正和) まずですね今回、指定管理の公募によるとこういうことでありますけ れども、最初のころはですね、民間移譲の公募だったと、こういうふうに思ってるんですけど、 そこで変わった原因はどういうふうに何があったのか、公募が民間移譲から指定管理に変わっ た点ですね。それと納付金を530万ということですけれども、この530万は指定管理の5年間の 530万なのか、単年、単年の530万そちらはどうでしょう。 ○産業おこし部長(本坊佳彦) 指定管理の、木花館等の民間移譲というのはこれまでも申し ておりませんで、指定管理の公募というのは申し上げていると思います。それから今申し上げ - 139 - ましたこの納付金につきましてはですね、毎年、年530万円を徴収するという考えでございま す。 ○9番議員(室屋正和) この問題については笠沙恵比寿にしろですね、今後しっかりとした経 営計画を立ててですね、今後25年、26年の状況を見ながら、公募、指定管理をするというわけ ですから、その付近もうちょっとですねしっかいとしていただかないと、こういう何か途中で 支配人が辞めたりするとですねおかしな現状があるわけですから、その辺しっかいとした経営 運営をなさっていただきたいと、それから木花館、味楽来館は、木花館はそういうことで、指 定管理を公募するということですけれども、味楽来館については、直営でやるということのよ うですけど、それもまたそれなりに株式会社いなほ館というのが、いなほ館がですね、来年の 3月まであるわけですから、しっかりとした経営が、良い結果が出るようにですね、また経営 面指導していただきたいとこういうふうに思っております。 次に、4番目の学校現場の件に入ります。いじめが大きな社会問題として新聞・テレビ等で 大きく報道されている全国民の関心が高まっている今日ですけれども、大津市のいじめの自殺 の問題は、お粗末な学校の対応ということで、日ごろのいじめの実態を重く受けとめていない と、いじめに対する基本的な知識が欠落していたと、こういうことを指摘されているわけです けれども、当市でのですね、小学校・中学校におけるいじめ問題はないのかあるのか。イエス、 ノーで結構です。 ○教育長(出口定昭) お答えいたします。市内の小・中学校におけるいわゆるいじめにつき ましては、いじめが疑われるような友人間のトラブル、いじめとは断定をしておらないわけで すが、これもいじめにカウントするということでございまして、2件報告されておりましてで すね、学校では保護者とも連携を図りながら、適切な指導が展開されまして既にこれは解決い たしております。 ○9番議員(室屋正和) 今まで2件あったということでありますが、これからもですね、その 付近はちゃんとした、しっかりとした指導をしていただきたいこういうことになります。大津 市のですねいじめ問題をですね、今、鹿児島の出水の方も全国版でやっておりますけれども、 大きく取り上げているわけですけれども、南薩地区においてですね、これは私は、大人のいじ めですけれども、指宿市の男性教諭が学校の女子の更衣室にペン型のビデオカメラを設置し、 ワイセツ目的で盗撮をしようとしていたと、結果は、そのペンの電池が切れていたとなってま すけれども、そういうことで懲戒免職の処分を7月20日に受けておるわけですけれども、その 前の7月18日にですね、当市の、南さつま市というふうに報道されますから全然どこの学校か わからないわけですけれども、いろいろ聞くところによれば、当市の学校に勤務する男性の事 務職員が、同僚の女性教諭に荒い語気ですね、話したりそれから追いかけまわしたり、恐怖感 を与えたということで、新聞には載っていたわけですけれども、県の教委より停職を2か月を 受けたとこういうことのようです。そこでですね、私も先ほど言うように大人のいじめがある - 140 - わけですけれども、我がまちの、我が市ですね学校でこのような行動が、教える側の教職員の 中からとられてきたことですけれども、学校の教育者はもちろんのことですけれども、我々も 恥ずかしいわけですけれども、これまでにですね、この教員は前任校、前任校はどっか坊津あ たりにおったということ聞きますけれども、問題があったということを聞くわけですけれども、 これまでにですね、教育委員会はもちろんですね及び学校、今までどのようなですね、この方 が去年の10月、今年の4月問題を起こしているわけですけれども、どのような監督、それから 管理、それでどのように対処してきたか、指導してきたかですね。それと教育委員会でのです ね毎月の定例会でですね、この問題についてですね、どのような会議をしてきたか。このよう な問題についてですね、どのようにまた学校側に指導したか、その付近をちょっとお願いいた します。 ○教育長(出口定昭) 教職員の不祥事についてでございますが、まず市内の学校から処分者 が出たことに対して、こころからお詫び申し上げます。今回の事案は7月18日に県教育委員会 が行った記者発表にあるとおりでございまして、そのとおり述べてみますと、男性事務職員が 勤務校において、養護教諭を追いかけつつ職務に関係のない自分の話を聞くように、語気荒く 迫ったことなどにより、病気休暇を取得するまでに至らしめたものでございます。公表された 以外の詳しい経緯等は控えさしていただきますけれども、教職員への服務規律の厳正確保につ きましては、管理職研修会におきまして繰り返し指導を行ってきたところであります。また学 校では年間指導計画に従って、また状況に応じて個別に指導を重ねてきております。当該人に おける今回の処分までには、その都度学校長が本人の反省を促し、指導を繰り返してきており ます。今回の処分はその反省が生かされなかったことに対するものであることを御理解いただ きたいと思っております。なお、今回の事案につきまして、事務職員の行動を起因として養護 教諭が病休をとるに至ったことから県教育委員会が双方から事情を聴き事実確認を行った後、 県教育委員会が処分をしたものでありますが、南さつま市の教育委員会との情報共有はどのよ うになっているかということでございますが、定例教育委員会で報告第何号というような形で は報告いたしておりません。教育委員会の会議の進め方といたしまして、このような形にはな ってないということでございますが、報告ということは、議案について教育長の臨時代理によ り処理したものを次の教育委員会において報告第何号というような形で報告するものでござい まして、今回のことにつきましては、具体的には7月18日に処分の発表が行われたと同時に、 教育委員には連絡するとともに、8月9日の定例教育委員会で報告第何号という形で報告いた しております。教育委員におきましては、テレビやラジオのニュースで初めて知ったというこ とがないようにはですね、同時進行でお知らせはしているということでございます。 ○9番議員(室屋正和) 学校長がですね、教育委員会もでしょうけれども、その都度学校長が 指導してきたというようなことですけれども、その都度指導してきたけれども、そういう問題 を去年の4月、今年の10月ですね、今年やってきたわけですけれども、そういうのが今回のそ - 141 - ういう2週間に渡る休みをさせたということですよね。いろいろ指導はしてきたけれども、い うことを聞かんかったということしか言えないわけですけれども、そのようなですね指導でも ですね、大の男がですね、四十いくつもなった人がですね、ある人はこう言いましたよ、近く の自治会長ですけれども、自治会長がですね、回覧版あれこれ持っていけばですね、自治会費 も取りに行けばですね、出て来ないと。出て来ないというのは後でちょっとあれしますけれど も、そういうようなあれで、会費は、後で持って来ると。その自治会長が言うには、「よくあ れで県の職員に通ったもんじゃ。」とこういう言い方をしましたね。ですから、それは辞めた 方がいいでしょうけれども、公務員だから辞めさしゃならんわけですから、なかなか本人が辞 めるち言わんな辞めやならんわけですけれども、こういう職員がですね、南さつま市にですね、 まあ居って、今1年半ですかね、こっちの方に来てですね。前の坊津時代も含めればもう長い でしょうけど、こういう職員がいるということは非常に残念でありますし、どのように指導す るか、教育長、学校長ですね、よくですね考えてもらってですね、指導していただきたい。私 が言えるのはそれしかありません。そういうことでですね今回、そういう不祥事を起こしたわ けですけれども、その職員のかねてのですね問題をちょっとお聴きしますけれども、その職員 は町の教職員住宅に入居しているわけですけども、何ですか、教職員の、住宅管理規定を見ま すとですね。管理者は教育長と、こういうふうになってますね。ですから、入居のときのです ね、どのような条件を出してですね管理規定を出してですね、入居させたものか。その付近を ちょっとお伺いいたします。 ○教育長(出口定昭) 教職員が教職員住宅に入居する際の条件は、南さつま市教職員住宅管 理規則で、南さつま市立学校等に勤務する職員、又は管理者が認めたものということになって おります。なお住宅管理規則を守り、迷惑をお掛けしないことを制約します。との入居届を提 出させておるわけですが、それが入居する条件と言えば条件ということになります。 ○9番議員(室屋正和) この管理規定見ますとですね、趣旨には教職員の福利厚生のために設 置する南さつま市部分は、福利厚生良いこと書いてあるわけですけれど、その福利厚生どころ じゃないような気はするんですけれども、この入居している自治会はもちろん、目の前には養 護学校もありますよね。それで近所の人は特にもう迷惑をかけてるわけですけれども、まあ教 育長は管理者ですから、管理者としてですね入居者の状況は御存じだったですか今まで、どう でしょう。 ○教育長(出口定昭) 校長からですね、どのような状況かということは聞いておりました。 前任校のときも一緒でございます。草がどうのこうのということがありまして、苦心もいたし ましたけど、ちょっと常識を外れるような状況であったということは認識しております。 ○9番議員(室屋正和) まあですね、私もさっき言いましたようにですね、管理規則からいっ ていろいろ誓約書も取られたことですけれども、福利厚生ということを書いてありますけれど も、もう今言われましたようにですね、敷地の周りはもう草ぼうぼうだったですよね。それと - 142 - 草ぼうぼうでない所は、車が入るタイヤの跡だけがタイヤに押されて、草が生えていないと、 あとは草ぼうぼうですね。裏から全面ですね。あそこは小学生の通学路になってるわけですけ れども、フェンスの穴から草がもう生えて小学生の邪魔になると、こういうことも地域の方は 言っておりました。それとですね、先ほど自治会長の話をしましたけれども、自治会長が集金 に行けば音楽をがんがんやってるから、チャイムを鳴らしても出て来ないと、そういうことで すね。ですから全然管理としてですよ、なってないわけをやってるわけですけれども、それで 隣の人は、私が聞いた限りは、音楽をがんがんかけて地響きがするぐらい大きいボリュームを やってると。こういう状況で、住んでるわけですね。もうちょっとですね、常識がないという のは先ほど言ったようなことですよ。「こいが公務員に通ったたろかい。」と自治会長が言うわ けですから、このようなことですからですね、きつくですね言うていただく、指導していただ く。その付近はですね、学校管理はもう校長がやるわけでしょうけどそういう入居関係に関し ては、教育長となってるわけですから、その付近はきつく言うていただきたい、こういうこと を申し上げておきます。 次に環境整備に入りますけれども、6月にも質問したわけです。そのときのですね、教育部 長の答弁は、「学校を区別することなく全体の経費として支出した。」と、「地域を広げた対応 になっている。」と、それで、「議員言われるとおり理解している。」と、こういうように述べ ております。市長も、「心情的にわかる。」と、「24年度事業においては、広域的な受け止め方 として整理されると思っている。」とこういうように述べまして、私は市長も部長も条例を違 反していることを認めているんじゃないかなと私なりに解釈をしておるわけです。しかし、こ の条例違反を指摘されたにもかかわらずですね、24年度事業は実施をされまして、8月号の市 報にも掲載されておるわけですけれども、私はこの事業そのものを、前も言いました事業その ものを問うんじゃなくてですね。基金の運用について、予算の提案者、執行者は市長ですから、 24年度の事業を行ったわけですけれども、市長はそのときに24年度事業については広域的な受 け止め方で整理されると思っているということですけども、どのように整理をされてですね、 24年度事業を執行したかお聴きいたします。 ○教育部長(塩賀千弘) 6月議会で御質問いただきまして、今、議員おっしゃいましたとお りでございました。歴史探訪事業金峰きらり塾いきいき友愛寮この事業でございました。状況 についてそのとき答弁をさせていただいたわけですが、そのときの議論を受けまして、私ども 関係課等で改めて検証と協議をいたしたところでありました。この協議の結果を踏まえまして、 各事業の趣旨が、金峰地域を活動場所としてなされてきたもので、発足が金峰に誇りと愛着を 持つ心豊かでたくましい青少年を育成することを目的としたものであることから、今もその考 え方が基本となって各事業の根底にあること、また、参加者募集に当たりましては、金峰地域 以外からの募集もしてはいるものの、基本は、金峰地域の青少年の健全育成に資するという考 えに立っているということであります。そのようなことから事業は、金峰教育課が担当してい - 143 - るところであります。もちろん、それ相応の人員体制が必要なことから、教育委員会全体でバ ックアップして取り組んでいるところであります。したがいまして、本年度の事業執行に当た りましては、これまでと同様の対応をさせていただきたいというふうに考えているところでご ざいます。なお、6月25日から7月13日にかけて募集いたしまして、8月22日から24日にかけ て実施いたしました金峰歴史探訪ふれあいの旅におきましては、きらり塾の塾生をこの探訪に 派遣しておったわけですけれども、これまでの反省で中学生が少ないというようなことがあり ましたことから、今年度につきましては、事業の趣旨を踏まえ改めて対象を金峰地域の小学4 年生、5年生、6年生並びに中学生ということで募集して実施したところであります。一方、 いきいき友愛寮につきましては、議員今おっしゃいました6月議会の最中の、それまでの締切 りあるいは研修、あるいは実施ということだったわけですが、5月22日までに申込みをしても らい、6月16日に事前の研修会をいたしております。6月24日から30日にかけて実施したとこ ろですが、この際には、御質問の趣旨を踏まえまして、担当部門として、問い返しをしながら の実施でありましたけれども、しかしながら、既に募集業務も終え、参加者も確定していたこ ともありまして、趣旨を改めて、私ども反芻するなかで、実施については計画どおり、実施さ せていただいたところです。このような形で御理解をいただきたいと思っているところであり ます。 ○9番議員(室屋正和) 結局は、議会最中の、後半に行ったわけですけれども、私はですね、 この問題についてはどうも市長は前回の6月には解釈違いのようなことを言いましたけれども、 この条例改正の時は、新人の皆さんを除いては大多数の方がですね、この問題について知って るわけですけれども、地域等環境整備基金の運用について、改正についてということで、対象 地域の明確化ということで地域対象ですよ、地域対象の明確化ということで、その施設に関連 する地域を金峰地域とすると、なお条文の運用ではその施設に関連する地域とは笹連、大坂、 白川地区とすると決めてありますよね。その金峰地区とは旧金峰町全域となっとるわけですよ。 だから、教育部長が言わんこと分りますけれども、予算の組換えなんかすればよかったんです よ。それをあえて基金を使ってやってるわけですよ。私はどうもこれ腑に落ちない。ですから ですね、基金条例を見ましても、そのようなことになってるし、基金条例を見ましても、もう 何回も言うように金峰地域においてとか、金峰地域でのと場所は全然限定してないんですよ、 金峰地域のということですよ。だから、金峰地域の保健福祉の向上あれこれですよ。それと、 施行規則も同じですよ。施行規則もそのようになってますよ。当然同じでしたからなってます よ。ですからこれはですね、あんたなんかの解釈違いであって、これをですね、おかしなこう いうどうじゃこうじゃというてもですね、もうこういうふうに条例改正をしたときがこういう なっとるわけですから、予算でも組換えすればよかったんですよ。それをあえてやってるとい うことは、私は条例違反してると私は思うんですけども、みんなも思うち思うんですよこれは、 それで、ここの市の関係のあれに聴きますけれども、文書法制はどういう考えでしょうか。 - 144 - ○総務課長(松原哲郎) 文書法制担当の所管課ということでの御答弁を申し上げたいと思い ます。基金条例の解釈についての質問ということでございますが、南さつま市地域等環境整備 基金について定めてございます南さつま市基金条例、別表及び南さつま市基金条例施行規則別 記第3の規定から、金峰地域の青少年の健全育成を目的とする研修事業に当たるか否かの解釈 ということになろうかと考えます。金峰地域の青少年の健全育成を目的とする研修事業の文言 中、健全育成についてでありますが、この健全が何をもって健全と言えるか、健全育成につい て、どのような内容が健全な育成に該当すると言えるか、さらに健全育成に当たるとした場合 でも、どのような内容・メニューの授業を行うのが適切・妥当なのか、どの点での判断も必要 であります。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) 休憩いたします。 休憩 午前11時43分 再開 午前11時43分 再開いたします。 ○総務課長(松原哲郎) このことでですね健全育成のための事業計画の策定、実施に判断の 余地ないし幅を認めていることになるということもあります。この判断の余地いわゆる行政裁量 ないし、計画裁量がある場合には、その判断が裁量の範囲を超え、又は乱用に当たる程度に至っ た場合には、条例に反するということになると思いますが、これに至らない場合は条例上の問題 はないと考えます。以上です。 ○9番議員(室屋正和) あのですね、やはりイエスということでしょ。教育長はどう、教育長 は長としてどう考えますか、この問題について。 ○教育長(出口定昭) いきいき友愛寮、南薩少年自然の家に6泊7日ですね。いうことにつ きましてそれまでにですね。事前指導として子どもたちの宿泊学習の在り方やら、保護者への 説明等ずっと繰り返してきておりましてですね、急にそのようなことがあったということで、 直ぐやめるわけにいかずに実施させていただきたいというふうにやったわけで、まあ許してい ただけるなら、先ほど答弁もありましたように、金峰地区の子どもたちの健全な成長のために ですね、ほかから生徒の参加もして、金峰地区の健全・育成に資するというように運用の形と いうふうな拡大解釈をさしていただければですね、ありがたいというふうに思ってるわけです が、急には変えられなかったということを御理解いただければと思います。 ○9番議員(室屋正和) まあ皆さん方の言いたいことはもう十分分かります。分かりますけれ どもですねやはりここはですね、6月議会でも指摘したわけですから、それこそ予算のですね、 ちょっと組換えをしていただければどうってことなかったと思うんですよ。だから、皆さん方 は執行部の方々は、自分たちのやったことが間違いだったとそこら辺が言えないもんだから、 やはりこのままやってると思うんですよね。ですからそこを最初からですね、やっとってもら - 145 - えれば、こういう問題は起きないと思うんですよ。だから今教育長が言われる、わかるんです 意味は、ですから20年の6月に条例を改正したときにこの基金の運用についてということで対 象地区の明確化いろいろあったわけですから、大多数の執行部の方々わかってると思うんです よね。これを募集して、参加者は少なくて、それでだからほかの学校にもお願いをしたという ことでしょうから、それはもう私はその事業そのものをとやかくいう必要もないし、それはい いことであろうし、だからただ基金のですね使い方・運用としてをいうわけであって、それで あれば、皆さん方はこういう使い方をすればですね、平成28年の3月31日限りと日にちを切っ たわけですから、これも切る必要はないわけですよ。だから切ったから、金峰地域外でこの28 年度以降は使いましょうということになったわけでしょ。28年の3月31日までは、金峰地域で 使いましょうと。その後は良いですよということで、ここではいろいろ議論をした結果こうな ったわけですよ。6月議会でも言いました。ですからその付近をですねちゃんと踏まえてです ね、今後、対処していただきたいとこういうふうに思っております。最後にですね、この問題 について、市長の考え、見解をお願いいたします。 ○市長(本坊輝雄) 基金の運用について、20年に取り決めがなされて28年の3月までと限る ということでありますが、解釈の仕方いろいろあろうかと思います。ただ、6月に指摘をされ、 事が走り始めていたということ等もあろうかと思います。議員のお立場からみますと歯がゆい 部分もあったかなと思いますが、また、行政としてのこれまで準備また相手は子どもさん、児 童・生徒であるということ等もあろうかと思いますが、総合的にですね、これまでのこの基金 をいろいろ活用する中で、それぞれ個々に、各項目あるようでありますが、この点もですね、 やはり、金峰の地域にボートを、ああいう施設を造った。その背景があってこそのこの基金の 活用でありますので、金峰の地域の皆さん方の子どもたちのですね青少年健全育成、イコール、 南さつま市全体でみんなで合い交流し合ってということでありますが、その基金の活用につい てはですねどの程度とどうするかということは、25年度の段階では、また具体にですね、今年 とはまたいろんなちょっと違った形での御提案もできるのではと思っておりますが、ひとまず 6月議会での議論を踏まえてのこの夏の対応でございましたので、そこはどうか御理解を賜り たいと思っております。 ○9番議員(室屋正和) これのですね、理解の仕方はいろいろあるわけですけれども、解釈違 いですね。しかし、先ほど何回も言いますように解釈違いじゃなくてですね、こういうふうに 決まったわけですから、議会の議決事項であるわけですから、それはやっぱり議会のですね、 ことをちゃんと活かしていただきたい。皆さん方は、やはり自治法に則って規則に則って条例 に則って物事を進めているわけですから、それをやっぱりちょっとおかしなことをやってると いうことはですね、ちょっと執行部の皆さん方としてはですね。ちょっとおかしな話なってく ると思うんですね、その付近は十分今後踏まえて、25年度の計画については、頭にそこたい入 れてですね。そういう予算の組み方、参加者が少ないんであれば、他の学校を募集するんであ - 146 - れば、そういう予算の立て方をしていただきたいと、こういうふうに意見申し上げまして私の 質問を終わります。 ○議長(大原俊博) ここで休憩いたします。 再開は13時といたします。 ○議長(大原俊博) 休憩 午前11時50分 再開 午後 1時00分 再開します。 次に、鳥居亮幸議員の発言を許可しますが、鳥居亮幸議員より一般質問に際して、説明会パ ネルを使用したい旨の申し出がありましたので、許可したことを報告いたします。 [鳥居亮幸議員 ○10番議員(鳥居亮幸) 一般質問席] 午後1時01分 有権者の過半数の反対を押し切って、公約違反の消費税増税の方 向が強行されましたが、この方向ではなく、まず、260兆円と言われる大企業の内部留保を生 きたお金として経済に還流すること。住民の所得を増やし、家計を改めること。財政を内需主 導の健全な経済成長軌道に乗せること、賃金、雇用、中小企業や環境対策等ルールがある経済 社会を実現することを一貫して主張しております日本共産党の議員といたしまして、市民の皆 さんから寄せられました切実な要求を取り上げ一般質問をいたします。議会に先立つ8月16日 時点での通告でありますので、その後の情勢の発展もあります。同時に、十分な問題点等の検 討の時間もあったわけですので、的確かつ明快な答弁をお願いいたします。私ども議員といた しましても、一般質問の機会は3か月に1回、しかも40分以内に済ませなきゃならないという 制限がありますので、多くの皆さんの要求、声を取り次ぎますが、的確なる住民の立場での答 弁をお願いをいたします。 1、払いたくても払えない国保税の負担増を軽減する問題について、①平成23年度末未納額 と世帯数、未納理由の分析を、どのように捉えておられるかお尋ねします。またこれらについ て、平成24年度はどのような予測を立てておられるかお願いします。②特定健診65パーセント の目標達成、ジェネリック医薬品使用推進の具体策については、どのように推進をさせていく お考えか。③暮らし困難な世帯の税軽減規定を拡充して、政府への国保への予算増を要請する ことについてお考えをお尋ねいたします。ここで私が、作成いたしましたパネルについても若 干説明さしていただきます。ここ4年間の申請減免の数につきまして、決算資料において拾い 上げてみますと、このような形になります。非常に平成20年の9件が平成23年は8件に下がっ てると、そういうようなことで、暮らしが困難になっている一方、申請減免が数が減っている という状況があります。今、住民の皆さんの暮らしは非常に大変なことであり、申請がもっと あってもしかるべきでないかと、申請をやめる何らかの作用が働いているのかというようなこ とを、この表から読み取るわけであります。平成21年、22年については、申請が、却下された - 147 - 件数が1件ずつありますけれども、他については、過年度分につきましても、申請数と適用数 については同じ数字になっているようであります。また、国保の根本問題としては、国の交付 金の問題があり、国の制度改悪が大きく地方を苦しめていると、また被保険者を苦しめている というのを下の方の図で示しております。細かくは、縦の棒が個人の世帯ですね、世帯の国保 税、そして赤い太い線でなぞりましたのが、国が出す国庫負担金の割合でございます。これが、 50パーセントから24パーセントに現在は減ってきていると、こういうことが大きな原因である ということは3月議会でも指摘をしたところでございます。このような状況を改善するには、 やはり地方からの声とりわけ首長の皆さんの大きな働きかけと、地方6団体とも言われますが、 そういうのが大きな力になって世論となって、国の制度が元に返っていくというふうになろう かと思うわけであります。ここで申し上げたいのは、もっと申請減免を広く受付けて、住民の 皆さんの暮らしを少しでも守る本来の温かい市政を進めてほしいという願いからであります。 既に予算につきましては、新年度は、本請求が住民の中に、届いておるわけでありますけれど も、大幅な値上げがされました。これについて受け取った市民の方々は驚きと、当惑の声を上 げております。世帯主45歳の4人家族においては、34万9,100円が40万5,400円、16.3パーセン トも引き上げられたわけであります。南さつま市の課税所得については、県内の市の中で非常 に低い額であり、200万に満たないというような状況であるにもかかわらず、負担というもの はこういうふうに大きくなっているという現状があります。もう1つは、本年度は後期高齢医 療の保険料が引き上げがなされ、また介護負担の保険料も引き上げられました。年金の方は、 これは引き下げられるという状況で深刻な状況になってまいっております。国保税の大幅引き 上げも、大きな暮らしへの負担ということになっておりますので、国への働きかけとともに市 でできるいろいろな対策というのを進めるべきではないかと、いう立場からであります。市が 運営する国保という制度は、他の医療保険に加入しないすべての住民に医療を保障しておりま す。現役世代では、健保であり共済であった人も年金生活になりますと、国保に加入します。 誰もが一度はお世話になる医療制度であります。こういう国民の3分の1が加入するという最 大の医療保険であり、この制度は、やはり1980年度の改悪前の水準に戻して、国の負担をあた り前に戻すということが、抜本的な解決であります。地方6団体も従来の枠を越えた国庫負担 割合の引き上げを昨年12月10日全国大会で決議をしている状況であります。また、市としての 国保税の軽減の努力を推進することも必要であります。愛知県の一宮市では、それを実施して おりますし、県内においても、霧島市においては、子育て世代に対する市独自の減免制度、こ れは住民の大きな運動があって、実現をしているところであります。減免制度の拡充も、強く 望まれているところであります。また、無慈悲な冷酷な保険証取上げという制度も政府が持ち 込みました。このような資格証の証明は出さないで、安心して誰もが医療にかかれると、そう いうことが今強く望まれているんではないでしょうか。このような観点から、やはり特殊な特 別な人に対しては、特殊な事情を考慮して、市長が救済するそういう規定の充実こそ今望まれ - 148 - ているんじゃないかという質問であります。南さつま市国保税条例の26条及び市税減免の基準 に関する規則ということを見てみますと、市長が必要があると認めるものに対して税減免する ことができると規定しております。1、天災その他特別な事情がある場合、2番貧困・公私の 扶養を受ける場合、4番目にはその他特別の事情がある場合ということで、納期限7日までに 申請書を提出するというようなことになっておりますが、市民の皆さんの意見では、声では、 その申請を受付けない事例があると、こういうような、いつどこでというのは、申しませんで すけれども、本市において、特別な事情ですので、減免をさしていただきたいというその申請 書を窓口で受付けませんと言われたという事例があります。こういうことが、やはりこの私が 作成しました申請減免のこの申請減免の数が伸びていないなということにつながるのではない でしょうか。過年度の決算におきましても一千を超える世帯の未納世帯と、1億4,000万円を 超える未納額というものを決算で出すということは非常に異常なことであり、住民の暮らしと いうのがいかに深刻になってきているかということを示すのではないかと思います。それで根 本的な解決とともに、市ができる解決も必要であるというふうに、強く感じるところでありま す。質問については、3点お答えいただけば良いかと思います。 2番目、自然エネルギー活用推進のまちづくりについてお尋ねします。今年度の再生可能エ ネルギーの推進は、具体的にどの様に考えておられますか、お尋ねします。政府も原発ゼロの 目標を掲げ、再生可能のエネルギーの拡大を検討し始めているという方向も出されております。 本市としては、どのような推進姿勢でおられるのか、具体策は今年度はどんなふうに考えてお られるのかお尋ねします。②水力、風力、太陽光、バイオマス活用の取組については、具体的 な構想があるかどうかお尋ねいたします。報道によりますと、鳥取県北栄町においては、自然 エネルギーの自然の再生エネルギーを活用したまちづくりを進めております。この北栄町にお いては、町として風力発電の施設を取り組んでおり、固定価格買取制度によりまして、売電収 入は2億5,000万円と、また4億円というような数字を出しておるところであります。実に町 民税を上回る収入になっております。その始まりは地球温暖化対策の対策で始めたのがきっか けであるというふうに報道されておりました。その町長は脱原発の呼びかけ人として、全国の 首長の会をリードしているという人で、原発ゼロの日本を目指して、自然再生エネルギーを広 げていくという姿勢をまちづくりに貫いているところであります。風力発電機につきましては、 これはドイツ製で修理が割高になるというようなことから、国産のいわゆる性能のアップが必 要じゃないかというようなコメントをされているところであります。私どもが、行政調査を行 いました真庭市におきましては、資源を森林資源を活用した木質バイオマス、住宅用太陽電池 の推進というようなことでまちづくりを進めておりました。この自然エネルギーについては、 若い人たちを中心にしたまちづくりの取組の中で起こしている1つであり、庁舎の空調は、す べて自然エネルギーで、地元材を使ったバイオマスエネルギーで空調を賄ってると、もちろん 太陽光発電もしておりますけれども、資源循環型と、産業、暮らし、これをマッチさせた市の - 149 - 独自のいわゆる森林保護、8割は森林と言われておりますが、この真庭市においてはこれを活 かした自然エネルギーの導入に取り組んでいると、こういうところをいろいろ研究をしてまい りました。本市としても、大いに、これから脱原発の方向で積極的な産業育成とともに、推進 の方向を探るべきではないかというふうなことを強く感じたわけであります。次に、③川内原 発再稼働阻止のためのいろいろな情報把握、そして住民に対する公開、今後の市としての、こ れに関する独自の活動は、どのように展開しようとされておられるのか、お尋ねいたします。 既に報道でもありましたように、川内原発の安全評価について課題を指摘されたということで 報道されておりました川内原発につきましては、地震対策、免震等早期運用ということが課題 だとという指摘にとどまっているという報道でした。保安院が妥当という判断は示さなかった という点が重要であります。原子力規制委員会に引き継ぐというものでありますけれども、全 国50基の原発うち2基しか稼働しておりませんが、この暑い夏も、原発はなくても乗り切れる ということが明らかになって、原発はゼロとゼロにしようという世論の運動は、大きく広がっ ているところであります。会社自身が原発を動かさなくても電力は足りているということを認 めました。政府は再稼働しないと、電力不足に陥ると散々脅してきましたが、国民の皆さんが 事実をもってこれをはっきりと否定したわけであります。政府自身も、パブリックコメントを 行って、その8割が即時原発ゼロを求めているということが明確になっているという現状であ ります。原発ゼロの日本に、民意が明らかに示されていると、こういう中での本市でも積極的 な発信が必要ではないかというふうに考えます。今後のこれらの県内の情報把握・公開、また 独自の原発ゼロへの、あるいは自然エネルギー活用推進への展開の基本的な考え方をお尋ねし ます。 3、安心できる介護保険制度にするために、ということについてお尋ねします。①老老介護 の実態は、どのようになっているのか、相談体制状況はどのようになっているのか、改善対策 は何か考えておられるのかお尋ねいたします。②特養施設の希望者の待機者数はどのようにな っているか、把握できる範囲内でお願いします。その生活実態については、把握されておられ るかどうか、お尋ねします。県の介護保険相談室に相談をするというような方法もあり、また 市の窓口相談と連携をして、介護サービス事業所、あるいは介護施設、こういうところと連携 指導しているというようなことは報道されておりますが、実際それが機能しているのか、一人 で悩まないでくださいという広報誌も出しておりますけれども、実際問題としては、全国的に は不幸な事件も起こっているところであります。③特殊事情の対象世帯の利用料の負担軽減の 対策は考えておられないのか、お尋ねいたします。介護につきましては、法改定によりまして、 2012年から安上がりの体制推進という方向が進んでまいりました。いわゆる生活援助の時間の 短縮、利用の制限、基本的報酬の大幅引下げ、それからたん吸引などの医療行為の容認、利用 者、事業所の職員の皆さんの重要な影響をもたらす改定であります。実質的には、介護職員の 処遇改善、給付費が3月末で廃止されるので、差引き0.8のパーセント超える引き下げになる - 150 - と、これが介護報酬の事態だとお聞きいたしました。それから60分以上のサービスが、20分、 45分に再編されるということによって、介護報酬が2割引き下げられてくる深刻な状況、いわ れるサービスを受け手の生活の後退が、今年進んできているのではないかということでありま す。民主医療機関に関しての調査でありますが、現場においては、時間不足で選択ができなく なったという声があると、こういうふうに、これは全国のデータですが、買物に余裕がない。 それから調理をするときに副食を3品から2品に減らさなければならなかった。給食サービス に変えなければならなかった。お惣菜はスーパーで購入するようにしなければならなくなった。 こういう深刻な事例が出ております。証言として、同じ民医連の資料中で、認知症の妻を介護 して10年、何度も夫婦心中を考えた。ヘルパーさんに来てもらって、介護が続けられているが、 これがなくなってしまうと、妻を道連れにして死ぬしかないと、こういうふうなことを88歳の 男性、要介護2の方であります。このような事例は、1つもあってはならないことであり、本 市でも起きてはならないことであります。わずかな年金で暮らす高齢者の1割の利用料、保険 料の支払い、生活費とても十分なわけでありません。これによって、デイサービスの回数を減 らす。病院も控えると、こういうような事態が起こってきつつあると言われております。こう いうようなことがないように、やはり特殊事情ということについては、利用料の軽減などのい ろいろな対策を、皆さんに現在ある対策も、お知らせを徹底するとともに、市としても新しい 工夫を何かすべきではないかということが私の質問点でございます。 第4、社会の功労者である高齢者に敬老祝いの表明、祝い金の支給などすることについてお 尋ねします。①今年の敬老祝い金の支給状況と計画、②100歳以上の方の全員に対する支給は 考えないか、③自動車運転免許の返上者に対して、外出の機会を確保する敬老パスというもの の検討は考えないか、お尋ねします。ここでは、運転免許の返上者に対しましては、県として はカードを渡してるというようなことでいろいろな旅館業者との提携というのも進んでいるよ うでありますが、本市としても、このタクシー券とか、あるいはここで言っております敬老パ スというようなことも検討していいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ⑤読書活動の推進についてお尋ねします。人間の育成に重要な問題であり、身近に本がある 環境づくりというのは整えなければならないと思います。①移動図書館車の設置は考えないか。 ②図書司書、司書補の全校配置は、考えないのかお尋ねします。南九州市においては、2台の 移動図書館車が市内を走っておりますが、地区公民館始め各小・中学校、月曜日から木曜日ま で毎日走っているというようなことであります。本市においては一体的な図書館の利用という ものについては整備が進んでおりますけれども、やはり移動図書館車というのは必要ではない かというふうに思うわけですけど、お考えをお尋ねいたします。 ⑥、小・中学校の普通教室の空調調整について、尋ねします。①直近のデータでいいんです が、室内の気温調査をされたことがあるのかどうか、ありましたら最高何度あったというよう なことでお聞かせいただきたいと思います。例年にない猛暑の中で2学期も始まり、子どもた - 151 - ちも元気に運動会の準備や勉強をしております。学校の中でも特殊な事情のある教室、風通し の悪い教室というのがあると聞きます。こういう場合は、優先していく空調施設の設備をホー ムグラウンドである教室について、設置が必要ではないかという質問であります。 7、市内の水道料金についてお尋ねいたします。これは、先だって6月議会にもデータをい ただきましたので、13ミリにつきまして、水道料金1か月に2,360円から3,480など差がありま す。これについて水道料金については将来、整備計画等も考慮して経営分析を行って算定する というようなことでありましたですけども、その心証状況と、計画時期についてお尋ねいたし ます。②未納料金の時効についてはどのように考えているのか、お尋ねいたします。時効期間 は2年ということでやられてるのか。未納者対策については、住民の側に立って、どのように 進められているかお尋ねいたします。 8、砂丘の杜きんぽう公園のことについてお尋ねします。①全施設の完成時期と、その後の 安全管理の計画についてはどう考えておりますか、②樹木等の育成管理はどのように進めてい かれるのかお尋ねします。6月議会でも答弁があったようでございますけれども、管理として は、しっかりやっていくというようなことでありましたが、日常夜間は閉鎖していくのか。そ れとも夜間も開放していくのか、そういうようなことで新たな管理経費というようなものも出 てくるのではないかというふうに考えておるところであります。 9、父子家庭支援の対策についてお尋ねします。①児童福祉手当の支給状況はどういうふう になってますか、②母子家庭同様の対応を市として考えないかお尋ねします。ひとり親世帯に つきましては、医療費の助成等行っているというところであります。427戸というようなのが 受給世帯、決算ベースではなっておりますが、父子家庭におきましても、多くの父子家庭が、 経済的な不安定な状況に置かれる現状であります。昔と違う経済状況であります。平成20年度 の金融危機の以降経済が冷え込んで、その影響は子育てで追われている1人世帯も、大きなし わ寄せを受けいるというところであります。父子家庭におきましては、22年8月からですか、 児童福祉手当が支給されるということになりましたけれども、就労支援、技能習得支援、ある いは福祉貸付としての就学金や奨学金、または自立支援の給付金というものなど、やはり同じ ひとり親世帯であっても、多くの制度恩恵を父子家庭受けておりません。厚生労働省の調査も、 母子世帯調査というのを見たんですが、全国の年間就労収入が300万未満の父子家庭というの は、37パーセントにもなっていると、こういう数字が出されております。父子家庭においても、 制度を改善していくということが今求められているんじゃないかなというふうに考えます。 10、唐仁塚川の河川改修全体計画について、①関係住民への計画の提示は考えないか。花渡 川同様全体計画を提示するという必要が、管内最後に残された未整備の川として必要でないか ということです。②八坂神社裏の堤防の陥没・亀裂の応急対策の要求は、2級河川としての対 策の要請はどのようになっているのかお尋ねします。 11、夏の節電対策について、①事業所、家庭でできる節電対策の呼び掛けをされましたです - 152 - けれどもその心証状況はどうか。推進状況についてお尋ねします。②期間中における各家庭の 実施の集計をする計画はどういうふうになってるのか。 12、市道、農道、農林道の交通安全対策について、豪雨や突風被害、強風による道路への倒 木処理の体制は通常どういうふうになされているのか。路上に繁茂した竹、木の枝の事前の交 通安全確保対策については、どういう体制とっておられるのかお尋ねします。 13、選挙投票区、投票所の適正計画について、投票率を上げ、投票で暮らしを守る大事な機 会を保障するために、住民への説明の状況は、8月中の説明会行われたということですが、状 況はどのようなものであったのか、②投票権を保障するための住民からのどんな要望があった のかお尋ねします。 14、防災対策についてお尋ねします。①戸別無線受信機の設置の計画、今後未設置分の設置 については、どういう計画を考えておられるのか、②防災公園の設置は考えておられないのか、 岡山県総社市などについては、飲料水の確保のタンク、並びにベンチが炊き出し用のかまどに なるというような防災中こころの公園を造っておりますが、各校区1か所ぐらいずつの防災公 園の設置は考えないか、まずお尋ねします。 ○市長(本坊輝雄) 多岐にわたる質問をいただきましたが、私から3点についてお答えをさし ていただきたいと思います。 初めの払いたくても払えない国保税の負担を軽減することについてでありますが、この中で、 国民健康保険税の減免について生活に困ってる人たちの実態に合った市独自の減免規定をつく る考えはないかということについてお答えいたします。国民健康保険税の減免につきましては、 市税減免の基準に関する規則第3条の規定を準用し、申請の手続によりその内容を見きわめ規 則と照合し適正に減免の事務処理を行っております。また、国民健康保険税の軽減措置として、 世帯の総所得金額が一定額以下の場合、均等割及び平等割が所得に応じて7割、5割、2割の 減額措置があり、平成24年8月の本賦課時点では、国民健康保険全世帯の61.2パーセントの 4,092世帯が適用を受け、平成23年度においては、近隣市と比較しましても高い適用率となっ ております。さらに平成22年4月からは、倒産や解雇等によります失業者の方々の前年の給与 所得を7割減額する制度も設けられております。このようなことから、国民健康保険税の減免 につきましては、現行の市税条例、市税減免の基準に関する規則及び取扱基準、取扱要綱に基 づき、随時申請を受け付けて事務処理を行い、十分満たされていると判断しておりますので、 現段階での市独自の減免規定等をつくることは考えておりません。続きまして、同じく政府へ の国保の予算増の要請でありますが、国民健康保険事業につきましては、どこの市町村も大変 厳しい財政運営を強いられていることから、健全な運営を行うためには、国民健康保険制度の 抜本的な改革が急務であると認識しております。国民健康保険は、他の医療保険に比べ年齢構 成が高いことにより、医療費の水準は高いうえに無職者等の低所得者層の増加など、所得水準 が低いという構造的な課題を抱えていることから、足腰の強い国保制度の構築をしなければ、 - 153 - 脆弱な自治体はより一層厳しくなることが予想されており、全国市長会を通じて、平成25年度 予算概算要求に向けた提言書も去る6月には提出したところであります。また県の市長会や南 薩地区総合開発期成会と連携して、国保制度の基盤強化に向けて、財政支援が図られるよう、 あらゆる機会をとらえて今後も積極的に関係機関に要請してまいりたいと考えております。 それから自然エネルギー活用推進のまちづくりについてでありますが、県の方針や九電から の情報というものは、市に連絡があるのかということでございますが、また原発のゼロを目指 した取組はできないのかということでありますが、県や九電から市へ提供される情報につきま しては、マスコミやホームページ等でも公表をされているところであり、原子力発電等に係る 情報についてはそれぞれ機関が責任を持って情報の公開を行うものだと考えております。また 原発ゼロへの取組ということですが、国でも原発の比率を将来的にどうするのかというエネル ギー政策の議論もなされておりますが、減原発に向けての動きから脱原発、原発ゼロというこ とでありますが、昨日も政府のエネルギー環境会議があって、それがまとめられたということ でありますが、やはり大きくは3つの論点があると言われておりまして、電気代が倍になるこ と、それから使用済み核燃料をめぐるですね政策の転換を図らなきゃならないこと。また、地 球温暖化対策にいたしましてもですね、各国と合い確認しあった削減率がこのままでは守れな いこと等含めてですね、多岐にわたるいろんな課題等があるということで、2030年の実現は非 常に難しいというようなこと等も言われております。そういうことを踏まえながらですね、今 後相当な時間がかかるものだと思っておりますが、エネルギー政策のですね推移を見守りなが ら判断をしていかなければならないと思っております。それぞれですね、原発の割合を10パー セントがいいのか、15パーセントがいいのか、20から25パーセントがいいのかという、意見の 聴取やですね。いろいろと討論型の世論調査等も進められているわけでありますが、この点に ついてもですね、本当にただ単なる原発ゼロと言うことは言うのは簡単なんですけれども、こ れに関連します本当に多岐にわたる大変ないろんな議論等が必要であろうと思っておりますの で、まあそういうことで、判断を見守りたいと思います。以上です。 ○総務企画部長(山口力三) 私の方からは5項目についてお答えを申し上げます。 まず大きな1番目の払いたくても払えない国保税の負担を軽減することについての中での、 未納についてでございますけれども、今年度医療費の増嵩に対応するため、国民健康保険税の 税率改正を行ったところでございます。お尋ねでございます平成23年度の国民健康保険税の未 納額につきましては、現年度分として3,077万8,800円で世帯数で432世帯となっております。 未納の理由を分析いたしますと、景気の低迷による事業不振が原因と思われる方が多く、次に 収入が減少した方、収入が不安定である方など生活が困窮したことで納税が困難となった方々 と考えております。次に、平成24年度の未納額についてでございますが、現時点で予測するこ とは困難でございます。また、収入は雇用や経済状況等に大きく左右されますことから、被保 険者の生活実態を十分に把握しながら、納税者と向き合って対応してまいりたいと考えている - 154 - ところでございます。 次に、大きな2番目の自然エネルギー活用推進のまちづくりについての中の2番目の、水力、 風力、太陽光、バイオマス活用の取組でございます。本市にはこれまで風力発電施設として、 坊津地域に16基、笠沙地域に10基の合わせて26基が、3企業により設置されております。また 小水力発電につきましては、万之瀬発電所と金峰ダム発電所が設置されております。平成22年 度以降、新たな施設は設置されておりませんけれども、今年度の7月25日に加世田高橋の岩崎 針本地区で、スカイソーラージャパン株式会社とメガソーラー立地協定の調印式が行われたと ころでございます。スカイソーラージャパン株式会社に対しましては、本市の施策の一つであ ります。人と自然の共生する環境にやさしいまちづくりとして、自然エネルギーの活用策につ いて検討をお願いしているところでございます。 次に、バイオマスの活用についてでございますが、発電の燃料となりますのは、木くずや下 水の汚泥、家畜糞尿、食物残渣など、動植物から生まれるもので、再生可能な有機性資源を言 いますが、本市には該当する施設がございません。このような施設を建設するには、多額の経 費を要することや、燃料となる原料確保など、厳しいものがあることから、本市の立地条件を 活かした最適な自然エネルギーの活用について検討をしてまいりたいと考えております。 次に、大きな項目4番目の社会の功労者である高齢者に敬老祝いの表明や祝い品の支給の中 で、3番目、免許返上者に敬老パスはという御質問でございます。自主的に運転免許証を返納 した高齢者に対しまして、メリットとしてのバスの無料化についてでございますけれども、南 さつま警察署に確認いたしましたところ、高齢者が交通事故の被害者になるとともに加害者と なるケースも多く、警察署では、高齢者の免許証切替時において、免許証の自主返納をしてい ただくようアドバイスも行っているということでございます。免許証の自主返納者につきまし ては、平成23年が87人、平成24年が8月21日現在で69人となっております。自主的に免許証を 返納されました高齢者等の交通手段の確保につきましては、今後総合的に検討してまいりたい と考えているところでございます。 次に、大きな14番目防災対策の充実についてお答え申し上げます。まず1番目の戸別無線受 信機の計画・設置でございますけれども、本市の防災行政無線につきましては、合併前の施設 設備を旧市町ごとに使用しており、今後統一した施設整備について検討していくこととしてお ります。また、戸別無線受信機器の取扱いについても検討をしていくことになりますが、現在、 自治体がそれぞれの自治体で整備いたします無線放送施設に対する補助金を交付しております が、この補助金を活用して整備する自治会も増えてきてるところでございます。これらの放送 施設は市の防災行政無線を聞くことができるように整備することを条件としておりますが、自 治会の無線放送施設の活用も含めて検討しなければならないと考えております。市全域の防災 行政無線の整備につきましては、多額の財源を必要とすることから、総合的に判断していかな ければならないと考えているところでございます。 - 155 - 次に、2番目の防災公園の設置でございます。本市には都市公園をはじめ、普通公園、運動 広場などが数多くあり、火災時の延焼防止や一時的な避難場所としての役割を担っていると思 っております。またこれらの施設の中には、防火水槽のあるところ、ヘリコプターの発着場所 として指定されているところもあり、災害時の各種活動の拠点として使えるものもございます。 本市は各小学校区、それぞれ地理的条件が異なることから、現地や防災マップ等を検証すると ともに、小学校、中学校、高校のグラウンドの活用を含め総合的に検討してまいりたいと考え ているところでございます。以上です。 ○市民福祉部参与(中山秀次) それでは私の方から大きな1番目の②の特定健診65パーセント 目標達成、ジェネリック医薬品使用推進の具体策につきまして、御答弁させていただきます。 特定健診の本市の受診率等の状況でありますが、平成22年度は35.9パーセントでありましたが、 平成23年度には50.85パーセントで約15パーセントの上昇したところでございます。これまで の特定健診の具体的な取組でございますけれども、受診率の向上を図るためにがん検診等との 同時実施のほか、土日検診日や受診会場を増やす一方、未受診者対策として脱漏検診の実施、 訪問指導などを積極的に行ってきたところでございます。さらに若者を対象にしたヤングヘル ス事業の取組や国保連合会と連携した情報提供協定による施策をはじめ、今年度からは、新た に新規の心電図等の検診項目を4項目増やして検診内容の充実を図ったほか、新規事業としま して、華50歳・還暦無料健診事業も実施するなど、市民の方々に健診の機会や意識改革等を促 すための施策を展開し、受診率向上による医療費抑制の効果を期待した取組を行ってきており ます。今年度の目標でありますが受診率が65パーセントということでございますが、少しでも 近づくように保健推進員の皆さんや、関係機関と十分連携をし、この目標達成に向けた取組を 進めてまいりたいと考えております。 次に、ジェネリック医薬品の使用推進につきましては、南薩振興局加世田保健所管内におい て、後発医薬品安心使用のモデル地区として、協議会を立ち上げ、関係者による情報交換や研 修会を本市で開催し、今年度は各地区の会合等に出向いて、市民の皆さんにジェネリック使用 の促進対策について取り組んでおります。更に本市ではジェネリック医薬品カード付き啓発リ ーフレットや医療費適正化パンフレットなどを各戸に配布してジェネリック使用等のピーアー ルに努める一方、医療費自己負担の軽減が分かる差額通知等で切り替えなどの検討を呼び掛け ており、今後も引き続き国保医療等の健全化を図るために、関係機関と連携した取組を積極的 に進めていくことにしております。 ○市民福祉部長(長濵一盛) 私の方からはまず大きな2番、自然エネルギー活用推進のまちづ くりについての①今年度再生可能エネルギー推進の具体化について申し上げます。今年度の再 生可能エネルギー推進の具体的な事業は、市民への自然エネルギー活用の周知を図る上から住 宅用太陽光発電システム設置に対しまして補助事業を導入いたしました。年間の予定件数が50 基で7月末現在で17基の設置に対し補助を行っております。今後においても設置基数は増える - 156 - 傾向にあると思っております。 次に、大きな3番、安心できる介護保険制度にするためにの1番から3番まで申し上げます。 まず、①の老老介護の実態と相談体制状況、改善対策はの質問でございますが、老老介護の実 態ということでありますが、市において特に高齢者が同居の高齢者を介護している実態は調査 をいたしておりませんが、寝たきり高齢者介護手当支給事業における本年2月の申請状況にお いては、72人の介護手当該当者のうち65歳以上の同居介護者からの申請が34件あったところで あります。老老介護に関する特別な相談窓口というのは設置をしておりませんが、通常の窓口 相談での相談のほか、昨年度から高齢者相談員を福祉課と地域包括支援室に配置しております。 平成23年度の相談内容では、施設の入退所関係が23件、介護サービス関係が68件、福祉サービ ス関係54件などとなっているところであります。居宅での介護サービスの必要な高齢者に対し ましては、居宅介護支援事業所において、利用者の現状を把握し、利用者本人や家族とサービ スの事業者の担当者が、ケアマネージャーを中心に話合いを行い、作成されたケアプランの具 体的な内容について、本人の同意を得た上で実施しているところであります。経済的な理由や 地域で孤立する中で、介護サービスを利用することなく老老介護を行っている家庭に対する相 談等に関する質問でございましたが、市内においてそうした老老介護の実態があるということ は、市としては伺ってはおりませんけれども、現実にそうした実態があるとするならば、当然 関係職員を派遣するとともに、本人の現状を把握し、本人や家族とも協議を行い、必要なサー ビスを受けていただくような相談体制は、整えているつもりではございます。また、見守りの 必要な高齢者世帯については、民生委員それから在宅福祉アドバイザー、地域ケア体制整備事 業においてですね地域の方々による見守り体制もあります。問題のあるケースにつきましては、 民生委員の方々等と連携しながら解決に向けた対応をとっているところでございます。 続きまして2番目の特養施設希望者の待機者数と生活状況の把握はという質問でございます が、市内の特別養護老人ホーム7施設の入所待機者数を確認しましたところ、各施設の合計は 南さつま市の方が545人、市外の方が87人という結果でありました。ただ、この数字は延べ人 数でございますので御了解ください。御承知のように施設入所の申請は市町村の枠を越えるこ とができます。また市内外を問わず複数の施設へ申し込むこともできます。本市以外の施設の 申込状況の把握については、一つの自治体だけでは非常に調査が困難であり、重複申請の被保 険者を把握するためには、当然各事業所、各施設ですね、から個人情報の提供を受けそれらの ものが同一のものか否かを確定する必要がございます。福祉事務所による入所措置の制度から、 被保険者がサービスの種類や事業所を自由に選択できる現在の介護保険制度に移行したことか ら、保険者である市が、施設入所を希望している被保険者を特定することは個人情報保護法等 に抵触する恐れがあることや、一つの自治体では調査に限界があるということなどからですね。 待機者の状況把握の調査等についても、慎重な対応が求められているということで御理解いた だきたいと思います。それから入所待機者の生活状況の御質問がございましたけれども、それ - 157 - ぞれ病院に入院されていたり、それから介護・老健施設、それからグループホームそういった とこに入所されている方が多く、在宅であっても必要な介護サービスは受けていらっしゃると 思います。もうかなり劣悪な状況で入所を待っているというような状況ないと思っております。 ただ、在宅での介護においては、御家族の御苦労というものは大変なものがあるのではという ふうに推察をしているところでございます。 次に、3番目の特殊事情の対象世帯の利用料負担軽減の軽減策はということですが、介護保 険では、低所得の方が利用負担の制約により、利用が困難にならないように様々な制度が設け られております。サービスの1割の利用負担の合計が限度額を超過すれば、高額介護サービス 費で超過分は返ってくると償還されるということになります。同様に、介護保険と医療保険の 両方の負担の合計額が限度額を超えれば高額医療、合算介護サービスこういったものも給付を されるところでございます。また、低所得の方が施設を利用した場合、施設サービスのほかに ですにですね、食費とか居住費につきましても介護保険の方から補足給付、特定入所者介護サ ービス費を受けることができます。このようにですね、低所得者の方々に関しても、負担軽減 制度はあります。ただ、こういった介護の利用料のですね、1割負担が1割を払ったり、また 医療費のですね個人負担を払ったりすると、本当にもう生活ができないと、食べていけられな いというような場合にはですね、当然生活保護に起こる扶助制度もございますので、こういっ た制度等も利用をするようなことは可能というふうに考えております。 続きまして大きな4番目の、社会の功労者である高齢者に敬老祝いの表明や祝い品の支給は ということで、この1番と2番、まず1番目の今年の敬老祝い金の支給状況と計画について答 弁申し上げます。本年度の長寿祝い金の支給につきましては、最高齢者への長寿祝いとして9 月に女性の最高齢者に対して、市民からの祝い状及び10万円の祝い金をお届けすることとして おります。また、白寿祝いにつきましては、来年1月に男性3名女性35人の合わせて38名の方 に対して市民からの祝い状及び祝い金の3万円を交付する予定にしております。なお長寿者お かげさま給付金につきましては、在宅で独居又は家族と生活をしている13世帯に対しまして、 3万円の商品券を交付することと予定をしております。次に、2番目の100歳以上の全支給に ついてにお答え申し上げます。長寿祝い金支給の在り方に関しましては、祝い金制度創設時と の人口構造の変化とか、国県の制度も参考に市民がお祝いを申し上げること、そして家族がお 祝いを申し上げることなどの視点に立ちまして、市民の皆様にも現行の制度について御理解を お願いをしたところであります。長寿祝い金の支給につきましては、それぞれ考え方があろう かと思いますが、本市においては、近年の長寿を祝う社会習慣の変遷等を考慮しまして、現行 の制度を導入したわけでございますので、何とぞ御理解をいただきたいというふうに思ってお ります。 続きまして、大きな9番の父子家庭支援策について申し上げます。まず、児童福祉手当の支 給状況ということですが、これは児童扶養手当だというふうに理解して答弁申し上げます。父 - 158 - 子家庭の支援策として、平成22年8月から児童扶養手当制度の範囲が拡大され、父子家庭につ いても、母子家庭と同様に支給の対象になるようになりました。児童扶養手当については18歳 に達した最初の3月31日までの間にある父又は母と生計を同じくしていない児童を扶養してい る方等が対象になります。支給額は、児童1人のときに全額支給の場合月額4万1,430円、一 部支給額が月額9,780円から4万1,420円の間で、それから2人のときは5,000円が加算され、 3人以降は3,000円ずつ加算されます。受給をされるためには、認定請求が必要になりますが、 手当の支給については、所得制限があります。なお平成24年3月の受給世帯は351世帯で、そ のうち父子世帯が43世帯となっています。次に、母子家庭同様の対応はということで、母子家 庭対策総合支援事業については、自立支援教育訓練給付金と高度技能訓練促進費母子寡婦福祉 貸付金の制度がありますが、御指摘のとおり、支給対象者は、母子家庭のみになっております。 父子家庭は対象外となっております。今後ですね、対象になるようにですね環境設備が整うよ う関係機関にも働きかけていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、最後になりました大きな11番、今年の夏の節電対策について申し上げます。まず1番 目の事業所、家庭でできる節電対策呼び掛けと推進状況なんですが、節電対策の呼び掛けと推 進状況については、まず九州電力の計画停電期間はお盆期間を除く7月2日から9月7日の午 前9時から午後8時の時間帯で1団体で、平成22年度の使用電力量から10パーセント以上の削 減を市民の皆様にお願いをしております。市民等への周知といたしましては、九州電力が各世 帯にチラシを配布しました。また市の方では市報7月号にみんなで取り組もう!今年の夏の節 減対策!と題しまして掲載・周知を図っております。期間中における実施集計の計画なんです が、市においては各家庭で消費する電気料を把握することは、個人情報保護の観点から難しい ものがございます。そのようなことで実施集計の計画はできないことであります。また九州電 力の加世田営業所にも問い合わせをしましたが、本市だけの集計はできないということでござ いました。以上でございます。 ○教育部長(塩賀千弘) 私の方からは大きな5番目読書活動の推進についてと、6番目小・中 学校普通教室の空調設備についての項目についてお答えいたします。 まず、5番目の1番移動図書館車の件でございますが、移動図書館車の設置につきましては、 県内の各自治体、先ほど議員おっしゃいました事例あるいは、志布志、曽於、姶良、出水など で設置が見られるようであります。本市におきましては、4つの分館をはじめ、各幼稚園、保 育園、小学校、各読書グループ公民館等に一定の期間を設け配本する巡回文庫を行って、各地 域拠点での図書貸出しに対応しているところです。配本冊数につきましては40冊のところから 300冊のところまで、その状況に応じて配本していますが、現在のところは、この対応で市民 の要請に応えているのではないかというふうに考えているところであります。なお、ICTい わゆる情報通信技術の高度化に伴って、移動図書館車から蔵書の紹介ができるとか、そういう システムもあるようでありますが、本市のネットワークとの比較もいたしまして、また効率的 - 159 - な配本の在り方などを検討する中で巡回文庫の在り方を含めて、このことについては研究させ ていただきたいというふうに思います。 続きまして図書司書のことでございますが、学校司書補の全校配置ということでありますが、 現在7名が兼務となっていますが、兼務校におきましては、司書教諭やあるいは図書館担当教 諭の業務支援も行われているところでありまして、特に図書館運営上の支障は生じていないと いうふうに伺っているところでございますので、この点につきましては御理解いただきたいと いうふうに思います。 続きまして6番目でございますが、普通教室のことでございますけれども直近のデータとい うようなことですが、直近の室内気温調査につきましては、この7月23日から8月3日に実施 しているところでありますけれども、報告書につきましては、分析・製本それらのことで一定 の時間を要するというようなことで、また今年度分については報告を受けていないところであ りますが、この調査が一定の条件のもとで統一した調査でありますので、1年前ということに なりますが23年度の結果でお知らせしたいと思いますけれども、23年度につきましては8月8 日から8月26日まで、全学校、2日間調査を行っております。そのデータによりますと、これ は窓を閉めた状態での計測というようなことになるわけですが、室温が1番高かったというと ころのデータといたしましては、午後2時で33度というような報告があるところであります。 続きまして特殊な事情のある教室の空調設備の必要はというようなことでありますが、窓を 開けても風通しが悪かったり、日が差し込む教室への空調設備というようなことと思いますが、 現在、各学校の普通教室につきましては、扇風機、天井扇あるいは壁掛け扇を設置しています。 この天井扇・壁掛け扇の設置は、平成21年度で全学校終了しているところでありまして、現在 は、特別教室、例えば図書室、音楽室、理科室等に年次的に天井扇を設置しているところであ ります。風通しが悪い教室に置きましては、床置き式の扇風機を購入するなど、その対応をし ているところであります。また、日が差し込む教室はカーテンあるいはブラインドそれと緑の カーテン、簾等でその日差しを防せぐなどの工夫もしているところであります。そのような対 応をしておりますことから、現在のところ普通教室への空調設備の設置については考えていな いというところであります。以上です。 ○建設部長(徳留忠昭) 私の方から7番、8番、10番、12番の4点について御答弁申し上げま す。 まず7番の市内水道料金の料金統一についてでございます。本市では現在二つの上水道と15 の簡易水道、1飲料水供給施設を運営しております。議員御承知のとおり、本市の水道料金は 7種類の料金体系が併用されており、御質問にあったようなひらきがある状況でございます。 水道料金につきましては、人件費や施設の維持管理経費などの経常的な経費、それから経年化 施設の更新などに充てながら健全な施設機能の維持に努めてきているところでございますが、 どの地域の施設も老朽化してきており、今後更新費用も大きな課題となっているところであり - 160 - ます。このため平成20年度に片浦地区の区域拡張、平成22年度に野間池地区及び西部地区の改 修を行い、平成23年度から本年度までの計画で秋目、平崎、今岳地区を久志地区簡易水道に統 合する事業を実施中であり、また、平成26年度からは清原地区の坊泊地区簡易水道への統合を 目指し、現在地元との協議を行っているところでございます。このように、国庫補助対象であ る簡易水道再編推進事業などを活用して、平成28年度までに施設の整備を重点的に実施してま いります。併せまして、上水道事業や簡易水道事業の経営状況や今後の事業計画、給水動向な どの推移を分析し、しかるべき時期に検討委員会なるものを設置して料金体系の統一化を図っ てまいりたいと考えております。 それから未納料金の時効についてでございます。水道料金の債権につきましては、私法上の 契約であり、この消滅時効期間は民法の規定が適用され2年間となります。しかしながら、時 効が確定するには債権者の時効の援用が必要となることから、この時効による債権の消滅につ いては、現在のところ適用事例はないところでございます。水道料金の未納者への対策につい てでございますが、まず納入期限から20日経過後に督促状を、60日経過後に催告状を、80日経 過後に給水停止予告通知を、90日経過後に給水停止通知をそれぞれ発送し、給水停止通知発送 から10日経過しても、納付相談もなく未納となっている使用者に対して、給水停止を執行して おります。納入期限から給水停止の執行まで3か月以上かけて4回の通知を行い納付を促すと ともに、納付相談を随時受付けながら一括納付が困難な方につきましては、納付誓約書を提出 していただき、未納額が増えないよう計画的な分割納付などにより納付していただいていると ころであります。なお現状では、給水停止までに数か月の未納料金が生じますことから、今後 この時期の見直しを検討してまいりたいと考えております。 それから8番の砂丘の杜きんぽうについてでございます。まず、完成時期と安全管理でござ いますけれども、砂丘の杜きんぽうにつきましては、整備計画書に基づき平成22年度から整備 を行っておりまして、これまで敷地造成、駐車場や展望施設などの整備を行ったところであり ます。今年度は、多目的広場などの整備を行う予定であり、残っております遊歩道、案内板な どの整備を平成25年度に実施する計画でございまして、これにより、平成25年度に整備を完了 することとなっております。また安全管理についてでございますが、現在は施設整備中であり ますことから、昼夜を問わず出入口を閉鎖しておりまして、その中で、グリーンドーム金峰に 駐在しております管理人に、午前・午後それぞれ2回定期的な巡回をお願いしているところで ございます。それから植樹の育成管理についてでございますが、砂丘の杜きんぽうでは昨年度 末に抵抗性の松を約440本植栽したところでございますが、梅雨明けに確認したところ、一部 の松、10本程度につきまして活着が悪く枯れているところでございます。植栽を行いました松 につきましては、施工業者側の方にあります1年間の瑕疵担保責任の中で、散水などの管理を 行ってきたところでございます。この枯れた松につきましては、この瑕疵担保責任において適 切な時期に新たな松への植替えについて施工業者と協議を進めているところでございます。今 - 161 - 後についてでございますけれども、今回植替えを行う松につきましては施工業者と連携を図り ながら引続き散水などの管理を十分に行うとともに、順調に成長した松につきましても、併せ て注視してまいりたいと考えているところでございます。 次に、10番の唐仁塚川の河川改修計画についてでございます。まず全体計画でございますけ れども、まず地域の皆様には日ごろより河川愛護の実施など、河川の環境整備に御協力をいた だいておりますことに感謝を申し上げたいと思います。唐仁塚川につきましては、万之瀬川の 整備の一環といたしまして、新川橋から網揚中央橋までを万之瀬川改修計画に基づき整備をし てまいりましたが、この改修計画から上流の区間につきましては、現在のところ改修計画はな いというところでございます。したがいまして、寄洲の除去や護岸の劣化に伴う護岸整備など につきましては、災害復旧あるいは県単河川等防災事業などによる復旧整備を行い、河川の維 持管理に努めているところでございます。 それから、八坂神社裏のことでございますけれども、八坂神社裏堤防の崩壊箇所につきまし ては、6月の河川愛護の際に報告をいただきまして、県の立会の下、現地を確認いたしており ます。背後地には神社や集落が密集しておりますことから、早急な対策を県に強く要望したと ころでございます。 最後に、市道農道等の交通安全対策ということで、まず倒木処理での体制でございますけれ ども、市道などでは強風時の倒木処理につきましては、それぞれの道路の担当課による道路点 検のほか、市民及び各自治会などからの情報により対応いたしまして、軽微な倒木処理はその 場で担当職員が行い、大木等につきましては業者に処理を委託するなど、早急な対応を心がけ ているところでございます。それから、路上に繁茂した枝などについてでございますけれども、 これにつきましては日常の道路巡視のほか地元からの情報をもとに、市有地から張り出してる 枝などにつきましては、職員若しくは管理委託業者により伐採を行っております。一方で、民 地から張り出している枝などにつきましては、所有権の問題から市で伐採ができませんので、 土地所有者の責任において処理していただくようお願いしている状況でありまして、今後も市 報などによる広報活動を中心に、市民への周知協力依頼を続け、より一層の安心安全な道路維 持管理に努めてまいりたいと考えております。なお、それでも危険度が高く、緊急性を要し、 迅速な対応が必要な場合は自治会などとも連携を図りながら対応したいと考えておりますので、 市の方に一報いただければと考えております。以上でございます。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) 私の方からは、選挙投票区、投票所の適正化計画につ いてのお尋ねについて御答弁申し上げます。住民説明の状況はということでございますけれど も、7月中旬に支所長を含む各支所選管書記合同会を行い地域説明会の在り方について協議を いたしました。旧市町ごとの説明会と決定し、行政嘱託員、公民館長等に御案内をしたところ でございます。既に8月27日から31日かけて一連の説明会は、終了いたしました。御要望があ れば校区単位等での説明会を行うとしましたが、本日現在要望はないところであります。しか - 162 - しながら説明会での内容等が住民の方々に周知されれば、今後説明会の要望が出てくるものと 予想されます。次に、説明会での要望等の内容でありますが、当該地区の個別な要望等も出た ところでございますが、遠くなることで投票率を下げることになるのではないか。高齢者等い わゆる交通弱者への対応を考えてほしい。1票ほど重いものはないので、みんなが投票に行け るような体制づくりは、みんなでしないといけない。説明会で出た意見を集約して決定しても らいたい。などの要望があったところです。選挙管理委員会としましては、選挙啓発はもちろ ん、期日前投票制度の周知・啓発と併せて、南さつま市地域公共交通総合連携計画を踏まえ、 関係部署との、連携を図ってまいりたいと考えております。 ○10番議員(鳥居亮幸) 国保税の申請減免の問題について、再度お尋ねしますが、やはり 申請書を渡す場合にですね無条件には出してもらいたいと思うわけです。市長の答弁では、規 則に則って適正にやってるとそういうふうにおっしゃいましたですけども、市民の皆さんから の話ではその申請書、特殊事情による減免申請書ですね、これを渡してもらえないというよう な声がありましてね、そういうことがあるのかどうか私は理解できないんですけど、親身にな った相談、その人の困った状況、そういうものを話をよく聴いてですね対応する。申請書はち ゃんと渡すということが原則じゃないですね、これが適正な規則による処理の仕方だと思うん ですよね。そういうことについては、なされておりますか。 ○税務課長(中村千尋) 国保税の申請減免の件でございますが、先ほど来話が出ております ように、市税条例並びに市税減免の規定に関する規則等に基づきまして、減免をいたしておる わけでございでございますが、納税者の方から申請減免の申請がといいますか、減免を受けた いという申し出があった場合は、税務課としましては、すべての方に無条件で申請書をお渡し し説明も申し上げておるところでございます。特殊事情による申請減免のことにつきましても 触れられたわけでございますが、どのような事情であろうと申し出があれば申請書を渡してお るという状況でございます。 ○10番議員(鳥居亮幸) ただ今の答弁を確認いたします。国保税の申請減免については、 このパネルのとおりですね、年間を通してわずか8件ということではですね、あまりにも非現 実的、実態を見ていないと私は考えるわけでですね、もっとその辺のところを親身になった相 談をしていただくようにお願いいたしまして、質問を終わらしていただきます。 これで一般質問を終わります。 ○議長(大原俊博) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。 ここで念のため申し上げます。7日の本会議は、議案などの質疑等を行います。 本日はこれで散会いたします。 散会 午後 2時24分 - 163 - 第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年9月7日 (第5日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第5日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年9月7日(金)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第5号) ○開 議 日程第1 総務委員会の行政調査の報告について 総務委員長報告 日程第2 文教厚生委員会の行政調査の報告について 文教厚生委員長報告 日程第3 日程第4 報告第14号 平成23年度南さつま市健全化判断比率及び 資金不足比率について 報告第15号 質疑 市長専決処分事項の報告について ・損害賠償の額を定め和解することについて 同上 日程第5 日程第6 報告第16号 ・損害賠償の額を定め和解することについて 議案第65号 専決処分の承認を求めることについて ・平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第3号) 議案第66号 日程第7 市長専決処分事項の報告について 質疑、付託省略、討 論、表決 専決処分の承認を求めることについて ・平成24年度南さつま市特別養護老人ホーム事業特別会 同上 計補正予算(第2号) 日程第8 議案第67号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第9 議案第68号 南さつま市暴力団排除条例 同上 質疑、 総務委員会付託 日程第 10 議案第69号 南さつま市基金条例の一部を改正する条例 - 164 - 日程第 11 日程第 12 日程第 13 日程第 14 日程第 15 日程第 16 日程第 17 ○散 議案第70号 南さつま市防災会議条例及び南さつま市災 害対策本部条例の一部を改正する条例 議案第71号 財産の取得について 議案第72号 南さつま市公の施設に係る指定管理者の指 定について 議案第73号 南さつま市立学校の廃止について 議案第74号 南さつま市立学校設置条例等の一部を改正 する等の条例 議案第75号 質疑、 南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等 の一部を改正する条例 議案第76号 権利の放棄について 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 165 - 文教厚生委員会付託 1.会議に出席した議員(22名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 7番議員 古 木 健 一 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 14 番議員 下 野 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 博 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 認 研 一 1.会議に欠席した議員(0名) 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(23名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 柴 田 達 朗 長 出 口 定 昭 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 総 務 企 画 部 財産管理室長 泊 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 和 長 田 産業おこし部 商工政策課長 園 田 親 久 産業おこし部 農林整備課長 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 彦 教 育 部 教育総務課長 教 育 育 部 - 166 - 市 設 楽 部 苑 仁 武 憲 平 和 広 織 田 酉 男 神 前 満 隆 教 育 部 学校教育課長 小 薄 監査事務局長 加 藤 敏 幸 教 育 部 生涯スポーツ 課 長 隆 - 167 - 宮 内 寿 海 △ ○議長(大原俊博) 議 午前10時00分 ただ今から、本日の会議を開きます。 △ ○議長(大原俊博) 開 日程第1 総務委員会の行政調査の報告について 日程第1、総務委員会の行政調査の報告についてを議題といたします。 総務委員長から行政調査の報告を行いたいとの申出があります。 お諮りいたします。委員長からの申出を承認したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出は承認すること に決定しました。総務委員長の報告を許可します。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 総務委員会の行政調査報告を申し上げます。 総務委員8名は、去る8月 20 日から 23 日までの2泊3日、岡山県笠岡市、総社市、真庭市 の県内3か所で調査を実施しました。委員の報告書を総括して報告いたします。 笠岡市は県の西南部に位置し、人口5万 4,256 人、面積 136 平方メートル、気候的にも温暖 で雨も少なく、全国的に日照時間の長い地域であるということであります。当市における調査 項目は、エネルギー対策、笠岡湾干拓地の太陽光発電事業誘致であります。国の方針として、 再生可能エネルギーの導入拡大、また、岡山県においては、岡山新エネルギービジョンが策定 され事業が推進されているところであります。笠岡市では、平成 12 年に完成した広大な笠岡 湾干拓地 1,180 ヘクタールの干拓地の市有地、市道沿いの未利用地、一部飼料作が植えつけて ありますけれども、幅 18 メートル、延長 2,100 メートル、面積 3.8 ヘクタールの市有地に 7,350 枚のソーラーパネルを設置し、出力 1,750 キロワット、年間 185 万キロワットで、一般 家庭 500 世帯の相当する電力供給を見込んでいるとのことであります。当初、8月には稼働す る予定でありましたけれども、工事が遅れまして 10 月ごろということであります。市有地の 借地料は、年間 24 万円、20 年間の期間借地契約を締結しております。一方、運営企業からは、 市へ地域貢献寄附金として 4,000 万円、小型乗用車1台を提供するとのことでありました。現 在までの導入経過で、干拓入植者からの反対もなく、笠岡市として、未利用地、残地の有効利 用活用が図られたとの委員の意見でありました。 次に、総社市は、人口6万 1,216 人、面積 272 平方キロメートルで、岡山市と倉敷市の2大 都市に隣接し、3市で岡山県内の7割の人口を占めている。年間雨量 1,000 ミリ程度で瀬戸内 海特有の温暖少雨の恵まれた気候であり、県内でも無災害地であるとのことであります。当市 における調査項目は、災害、防災対策、防災公園事業であります。当市は自然災害など少ない 地域であり、現在まで自主防災組織の必要性など、住民の意識関心度は低かったが、大震災後、 総社市地域防災計画で、自らの身は自らで守る、自分たちの地域は自分たちで守るを掲げ、現 - 168 - 在までに 177 組織が結成され、自主防災組織率は、39 パーセントであります。防災公園は、 平成 22 年7月に開園、面積1ヘクタール、総事業費が5億 5,400 万円で、公園はグラウンド、 芝広場、憩いの広場、防災広場、備蓄倉庫で構成されております。公園の最大の特徴は、災害 時の避難生活に必要な防災機能を備えているということであります。備蓄倉庫においては、乾 パン、水など保存食を含め、各資機材が収納されております。また非常用便槽については、マ ンホールのふたを外し 10 基が使用できるようになっている。太陽光発電LED等であります けれども、全体で 10 基、うち1基は風力発電兼用であります。耐震性貯水槽は、50 立方平方 メートルで、容量で 5,000 人の3日分の水を蓄えており、地震に強く常に新鮮な水が供給でき る仕組みとなっております。その他、防災あずまや、炊き出し用かまど、ベンチ等を備え、周 辺には小学校、幼稚園等の公共施設があり、収容人員 5,000 人で、都市型災害防災公園である ということでありました。 次に、真庭市でありますけれども、人口、4万 8,976 人、面積 828 平方キロメートル、平成 13 年3月に、旧町村が合併し、南北 80 キロ、東西 50 キロ、岡山県下で最も広大な面積を有 しておりまして、我が南さつま市の3倍の広さであります。そのうちの8割が森林であり、市 有林1万 1,862 ヘクタール、国有林 6,599 ヘクタール、人口林率が 57 パーセントで、うちヒ ノキが 70 パーセントを占めているということであります。林業世帯 4,389 世帯で、全体の 25 パーセントであります。当市における調査項目はエネルギー対策、木質バイオエネルギーにつ いてであります。地域の若い経営者が中心になり、木質資源活用構想、真庭バイオマス利用計 画を策定し、豊かな資源を生かした地域おこしに取り組んでおり、破砕チップ、製材チップ、 樹皮、そして木質ペレット等をバイオ集積基地に集約し、市内各事業所のボイラー、住宅暖房、 農業用ハウスの加温、そして新しくできた新庁舎の冷暖房の燃料として利用されておりました。 そのほかバイオマスを活用し、木片コンクリート製品の製造、バイオマス発電利用などがあり、 急増するバイオマス事業や関連施設の視察等、真庭地域の取組を全体に情報発信するバイオマ スツアー真庭を実施し、現在までに約 8,500 人が参加しているとのことであり、なお、木質ペ レット製品の一部は韓国にも輸出されているとのことであります。真庭市における木質エネル ギー自給率は、全国平均3パーセントに対し、当市は 11.3 パーセントでありました。豊富な 資源を生かし地産地消の活用が実施されているまちであるとの委員の意見でありました。以上 で総務委員会の行政調査報告を終わります。 ○議長(大原俊博) △ ○議長(大原俊博) 総務委員会の行政調査の報告については以上で終わります。 日程第2 文教厚生委員会の行政調査の報告について 次は、日程第2、文教厚生委員会の行政調査の報告についてを議題とい たします。 文教厚生委員長から、行政調査の報告を行いたいとの申出があります。 - 169 - お諮りします。委員長からの申出を承認したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、委員長からの申出は承認すること に決定しました。文教厚生委員長の報告を許可します。 [山下美岳文教厚生委員長登壇] ○文教厚生委員長(山下美岳) 文教厚生委員会の行政調査報告を行います。 本委員会では、去る7月 10 日から 12 日まで埼玉県飯能市、茨城県守谷市、東京都武蔵野市、 同じく中野区の諸施設の調査を行いました。 まず初めに、埼玉県飯能市の東吾野医療介護センター診療所について、報告します。飯能市 は人口8万 3,000 人あまり、埼玉県の奥の方にあたっております。合併前は、東吾野村立病院 でございましたが合併に伴い、市立病院になりました。しかしながら、医師の確保、あるいは 患者の激減、ベッドの稼働率の低下により、近年2億円近い赤字をずっと出しておったそうで ございます。それに伴い、この在り方について検討委員会ではなく、ここでは有識者を集めて 検討したそうです。税理士、保健所長、医師会長、埼玉医科大地域医療事務長、そして日本医 科大教授、企業コンサルタント等のメンバーを集めて協議を重ねていきました。その結果、旧 市立病院の経営状況のまとめ分析として、山間地域という立地から校区外の患者は少なく患者 は見込めない。2番目に毎年2億円近い一般会計からの繰入れに依存した常態的な赤字体質を 改善する。平均 50 パーセント程度という低い病床利用率、職員の平均年齢が高いことや公務 員のための人件費率の高さ、大学病院からの医師の引上げにより常勤医の確保は困難である。 伴い医師不足による医業収入の低下でございます。その結果、改革の概要といたしましては、 入院 50 床を 19 床にする。そして余った 31 床のうち、介護老人保健施設いわゆる老健施設、 そして 29 人のベッドと変えた。あと手術や外来、人間ドック、特定健診は従来のとおりとし、 指定者管理にお任せすることとしました。訪問介護ステーションは従前どおり市直営としてお ります。同時に行った三つの改革は以上でございますが、手術等は大学病院等に機能分化を推 進しました。余剰部分では、老健施設へ転換したということで、50 床の有効活用を図った次 第でございます。指定管理者制度の導入による民間活力のコスト削減等は図られたそうでござ います。改革後の状況といたしましては、外来患者は、前年度比 1,900 人増、24 パーセント アップしたそうです。2番目、病床、老健床利用率は、下半期だけでも稼働率 91.2 パーセン トを達成した。当初、指定管理料は1億 2,000 万円を見込んでいたが、実質額は 2,600 万円と なり 9,300 万円が市に返還されたそうでございます。それぞれ反省会でみんなの意見をまとめ ましたところ、公立病院の経営は大変厳しい中、おおいに参考になりました。近い将来我が市 も大胆な発想のもと、取り組む状況にあるとのいろんな意見が出たしだいでございます。 続きまして、茨城県守谷市の閉校跡地「もりや学びの里」について報告します。守谷市は人 口6万 2,434 人でございます。東京都への筑波エクスプレス開通により、ここもベッドタウン - 170 - として人口が増えておるところでございます。私たち文教厚生委員会としては、現在、本市で 行われてる学校再編により旧校舎の跡地利用についてを研究する予定でございましたが、ここ におきましては、旧大井沢小学校は7学級 192 名の生徒数がおりましたが市街化調整区域であ り、隣接の学区と合併させ 17 学級の新しい学区とし、旧校舎を廃校したわけでございます。 続きまして、跡地利用の検討委員会をつくり、いろいろ住民との協議会を開き、コミュニティ ゾーンを確立するとの決定があり、総工費1億 6,700 万円で全面改修を行いました。改装後の 施設につきましては、A、B、2棟を主に郷土資料室、研修室、シャワー室、地域活動室、宿 泊可能な和室、陶芸室、調理室、アーカススタジオ、音楽活動室、体育館、そしてキャンプ、 バーベキュー12 基とイス・テーブルをセットし宿泊施設と併せ、いろんな合宿等を行えるよ うにしてるとのことでございます。特に適応指導室なるものを設置しております。これは不登 校児童を本来の学校には通学することなくこの旧校舎に、設置しここで適応指導を、不登校児 童の対策を行っているとのことでございます。 続きまして武蔵野市、高齢者健康づくり(介護予防)事業について報告します。高齢者が元 気に生き生きとした生活ができるだけ長くでき、生きがいを持って健康増進、仲間づくり、社 会参加へのきっかけづくり、閉じこもり予防を目的とし各種の講座を設けております。次に、 市長の選挙のマニフェストでございましたテンミリオンハウス事業もございます。テンミリオ ンとは、ミリオン、100 万円を 10 ということで 1,000 万円の補助を出す事業でございます。 共助を活かし身近な施設、小さくとも軽快なフットワークで様々なサービスを提供する。いわ ゆる空き家や公民館等を利用しながら、1,000 万円以内の補助で、近くて、小さくて、身軽な 家ということで、現在7つのテンミリオンハウスが事業展開しているようでございます。テン ミリオンハウスは、朝 10 時から 16 時までそれぞれの活動がございます。利用料は、0円から 300 円、給食 500 円程度、お茶、コーヒーは 100 円で設定されております。いわゆる茶飲み友 達らが語らい、食事を楽しみ、ボディケア、体操、パソコン教室、手芸、麻雀、バラエティに とんだ活動をスタッフやボランティアと行い、当然そのスタッフやボランティアの交流により 高齢者に有効な生きがいのある時間を設定するという目的でございます。 4番目の中野区でございます。ここも閉校跡地に中部健やか福祉センターについてを報告し ます。もちろん本市と違う学校再編でございます。その跡地は地価の高い貴重な公有地である。 これを生かすべく仲町小旧校舎等を活かし健やか福祉センターを設置した。同時に、精神障害 者社会復帰センターや地域スポーツクラブ活動等の拠点を併設しております。建設に当たりま しては、プロポーザル方式で、戸田建設が総額8億 5,000 万円を改修を要しております。築 40 年を経ており、耐震改修等多額の費用が必要でございます。とりわけ障がい者向けの就労 支援事務所は、めずらしいとか興味深い施設でございました。また近隣は、ほとんどが商店街 と住宅街で近年高齢化が進む中、子どもから高齢者まで体力や健康づくり、交流の場として必 要性が高まってる地域でございます。いずれも市も、本市に比べましては、自主財源比率が、 - 171 - 飯能市でも 60 パーセントと、中野区におきましては、不交付団体でございます。いろんな事 業が展開されているなと感心した次第でございます。なお詳細にわたりましては図書室にあり ますので御覧ください。以上文教厚生委員会の報告を終わります。 ○議長(大原俊博) △ 日程第3 文教厚生委員会の行政調査の報告については以上で終わります。 報告第 14 号 平成 23 年度南さつま市健全化判断比率及び資金不足比率 について ○議長(大原俊博) 次は、日程第3、報告第 14 号平成 23 年度南さつま市健全化判断比率及 び資金不足比率についてを議題といたします。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 2点ほどお尋ねいたします。財政健全化法に基づくこの決算の4 つのいわゆる健全化判断比率の指標でございますけども、全部の報告を見た限り大変良い方向 であると、危険はないということで報告されております。財政の再建団体のレッドカードを出 す前に長期健全化の基準に基づくイエローカードの段階に当たるそのいわゆる2段階制度とい うふうにして説明はされております。4年間で 40 団体から4団体といいますか、このいわゆ るイエローカードに入っているということであります。これについて入ってないので本市にお いてはこれ以上の住民サービスの切下げというのはないとみてよろしいかということです。こ れまで国が進めた様々な借金、一応借金の返済の山が越えたということからですね、明るい見 通しと言いますか、住民サービス切下げを優先にしないでも、住民の福祉を守る姿勢を展開で きるという、明るい見通しがあるということをこう理解していいのかどうか、いやそうではな いという気持ちもありますので、その辺のところをお願いしたいと思います。連結実質赤字比 率については、これが病院なども含むというふうに書いてあります。本来、地域医療あるいは 専門医療の担当する意味で、公立病院というのは非常に重要な、民間では採算が取れない医療 もできるという意味で非常に必要なわけですけれども、そういうものをこれ含んでいるという ことであれば、南さつま市の坊津病院においては剰余金計算書においては、当年度の未処理決 算金、約1億 3,000 万円を未処理欠損金として残しているとこういうような状況を考え、また 平成 23 年度の地方債の状況としては 290 億円ぐらいの借金をまだ抱えているというようなこ とを考えますと、両面から見る必要があるんじゃないかということを考えますので、前段の私 の疑問に対して解明していただきたい。 もう一つはですね実質公債比率の1ページの報告書の中でも 10.5 パーセントになったと、 前年度から連続改善だということを言われておりますけれども、これは、1ページですけど下 の方にありますように、普通交付税の減額とか、普通交付税のいわゆる公債費、基準財政需要 額に対する公債費の増額ということが幸いしたんだというふうに書いてあります。いわゆる国 の交付税のさじ加減でですよ、その自治体の計算の数字合わせということになりがちではない - 172 - かなとこう考えるわけです。今後、普通交付税の安定的な交付はあるというふうな立場に立っ ておられるのか、これはもう動く条件があるというふうにたっておられるのかですね、ただ安 心ばっかりしていいのかどうかという観点からですね、本市の固有の財源であると思いますの で、この交付税の関係についての考え方について、この報告の、もとになるですね考え方につ いて、概略、説明していただきたい。以上でございます。 ○財政課長(竹ノ内淳郎) お答え申し上げます。まず1点目の四つの指標が改善をしたとい うことで、今後住民サービスの切下げはないというふうに考えてよいかということでございま すけれども、今回の指標につきましては、お示しをいたしておりますとおり、実質公債比率に つきましては、12.1 パーセントということで、22 年度と比較して 1.7 ポイント、その前年度 である 21 年度と比較いたしますと 4.5 ポイント改善をいたしたところでございます。また、 将来負担比率につきましても 65.3 パーセントと前年と比較しまして 19.0 ポイント、その前年 度である 21 年度と比較しますと 45.7 ポイントという形で大幅に改善をいたしております。い ずれの数値につきましても、これはいわゆる市が抱えている公債費の大きさ、いわゆる負担額 の大きさを数値であらわしておる指標でございます。しかしながら、本市おきましては、この 指標につきましても、経年比較では、前年度と比較して数値は改善をいたしておりますけれど も、県内の 19 市と比較をいたしますと、公表されている段階が 22 年度の状況でございますけ れども、実質公債比率につきましては、19 市中で下から6番目の状況でございます。また将 来負担比率につきましても、19 市中で下から8番目という状況でございます。それと合わせ まして、今回決算の中で主なる施策の成果説明書でもお示しをいたしておりますとおり平成 23 年度決算におけるいわゆる財政力指数というものは、本市の場合 0.28、また経常収支比率 につきましても 90.8 と、本市の財政状況は非常に自主財源に乏しく、交付税に依存している 状況にございますので、今なお財政的には非常に厳しい状況にあるということでございます。 御承知のとおり現状で、交付税の方の御質問もあったわけですけれども、大体 97 億から 98 億 の普通交付税が平成 22、平成 23 年度、交付をされておりますけれども、この交付税も平成 28 年度からは、5年間で段階的に削減をされまして、平成 23 年度には大体今の試算で約 21 億円 程度の交付税が削減される予定でございますので、今後とも非常に大型の事業も予定をされて おるところでございますけれども、必要な事業を実施していく中で、できうる限りの財政削減 には努めていかなければならないというふうに考えているところでございます。それと、実質 公債費比率の改善の御質問がございましたけれども、実質改善比率につきましては、お配りし ております報告資料の中の1ページのところに記載をいたしておりますけれども、本年度の比 率が、いわゆる単年度比率で 10.5 パーセントということで、昨年度、平成 22 年度の単年度比 率が 11.7 パーセントでございましたので 1.2 ポイント改善をいたしております。この大きな 要因につきましては、ここに書いてございますとおり、いわゆる比率を計算する中で、分母に 当たる標準財政規模、これに算入されます普通交付税は、22 年と比べて削減をいたしたわけ - 173 - ですけれども、いわゆる分子に当たる、いわゆる経常費の中で、公債費に充てる財源、これが 大きく 5,800 万ほど、失礼をいたしました。いわゆる公債費の中でいわゆる交付税に算入され る額、これが 5,800 万ほど増えております。これは具体的に申しますと、より有利な起債、繰 り上げ償還を行うとともに、過疎債、合併特例債等、交付税の方に算定をされる、より有利な 起債に借り換えを行っているこういうこと等が大きく、起因しているのが理由でございます。 こういうことから、交付税の方にこの率が依存をしているというよりも、交付税自体は減った わけですけれども、やはり市が抱えている公債費の中身がよくなっているということが大きく 改善をしている理由でございます。それと、坊津病院の関係がございましたが、坊津病院のい わゆる実質赤字比率の数値、これにつきましては、これは病院の経営状況と言いますよりも、 これはいわゆる短期の資金の中で、いわゆる資金不足が、今の段階ではないということでござ いますので、連結赤字比率を計算をする中での、坊津病院の数値につきましては、これは、流 動試算から、流動負債を差し引いた額、これが 23 年度決算においては、大体7億 9,000 万円 程度、黒字になっているということで、いわゆるこの方の赤字額はないということで、健全化 の指数上の数値にはなっているところでございます。それと、交付税の今後の状況でございま すけれども、私どもの方で、今後、交付税がどうなるかということは、具体的に分析もなかな か難しい部分がございますので、どうなるということは申し上げられませんけれども、今の額 から交付税が増えるということは非常に考えにくいというふうに考えております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。報告第 14 号については以上で終わります。 △日程第4 報告第 15 号及び △日程第5 報告第 16 号 次は、日程第4、報告第 15 号市長専決処分事項の報告について、損害賠 償の額を定め和解することについて及び日程第5、報告第 16 号市長専決処分事項の報告につ いて、損害賠償の額を定め和解することについての2件を一括議題といたします。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○16番議員(上村研一) 勤務中の事故だということで、道路交通法違反だというふうに思 ってるんですが、この道路交通法違反においてはどのような違反をされ、どういった罰則だっ たのか、まずお伺いします。 ○農林整備課長(織田酉男) 当日、発生状況からですけれども、平成 24 年1月 16 日月曜日 ですけれども、午後 16 時 15 分ごろ、天気が雨ということで、2月下旬に行われた農地水の会 計検査の実施に備えまして、金峰地区の耕作放棄地の調査中に事故が発生したものですが、市 の職員につきましては、運転者を含め2名の職員と県職員1名が同乗する小型乗用車で事故が - 174 - 発生したと、相手は吹上方面から加世田方面に向かう女性の運転する 21 歳、あと同乗者が 35 歳の女性が同乗していたということで、市道側の停止線で一旦停止をした後に、右側から走行 してきた軽自動車の存在確認が不足し、そのまま国道に進入して、その事故に至ったというこ とで、自己の責任割合といたしましては、職員が9、そして相手が1ということで、また行政 処分として反則点の4点の行政処分が実施されたものでございます。 ○16番議員(上村研一) 今回の、この件については、その相手方の人身の部分の、当然物 損は、もう終わってるかなと思うんですけど、人身の部分の、いわゆる治療とかそういった怪 我も完治してのことだったのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○農林整備課長(織田酉男) 運転者につきましては、事故当日、日置市の東市来町の湯田の 病院に行かれまして、診断を受けてMRIとか、そういう検査をしておりまして、衝突時の首 の頸椎捻挫と診断されております。それで、治療のために、1月 16 日から4月の 27 日まで、 21 回の治療を受けられて完治されているところでございます。同乗車につきましては、同じ く事故当日に頸部に痛みがあったものですから、日置市の吹上町のクリニックで診断を受けら れまして、レントゲン等の検査をした結果、このときは異常が認められず湿布等で安静を指示 されたところでございますが、あと1月の 19 日に経過が良好ということで、一旦治療は終え られたんですけれども、その後、首とか腰とか、足に痛みがありましたものですから伊集院町 の郡の整骨院に1月 16 日から2月3日まで 12 回ですね、治療を受けられて完治されていると ころでございます。 ○16番議員(上村研一) 最後になりますけども、それぞれいろんな誠意をつくされたと思 うんですけども、最後に、市側の損害ですけども、市の公用車にも運転者以外にも同乗者がお られたってことですので、その市側の人身はどうだったのかということと、その公用車の物損 の分については、どのような程度、金額だったのか、最後にお伺いします。 ○農林整備課長(織田酉男) 市側の職員については、身体には、障害は起きておりません。 公用車の損害ですけれども、査定額ですね、それでいきますと 29 万 5,995 円が提示されてお ります。それと相手方ですけれども、車の損害が 13 万 7,000 円ということで、9対1ですの で、その割合に応じて、市が払う、また相手から1割をもらうということで処理がされている ところでございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 私がお尋ねしたいのは、過重な勤務状況じゃなかったのかなとい うことを考えたわけです。その点を回答お願いしたいと思います。いろいろな場所の確認の場 合ですね、場所の箇所数、あるいはそれに要する時間数というものを十分に合理的なものでな ければいけないと、私は考えます。どの仕事もそうだと思います。そして、始業時にですね、 運転者の疲労というようなものの点検というのが、今、非常に貸し切りバスなどでは、言われ ております。個人の注意力というの、普通の注意力の場合ですね、十分見落とすことがないと - 175 - いうような状況であるにもかかわらず事故が起こるいうことになればですね、計画に無理があ るんじゃないかと、そういうように精神主義で気張れ気張れというような職務の計画の在り方 ではなかったのかと、そういう点の反省はないのか、お尋ねします。 ○農林整備課長(織田酉男) 職員の勤務状況ですけれども、事故当日が月曜日でありまして、 前々日土曜日、1月 14 日、土曜日、1月 15 日までは、自宅で休養をとっているということで す。事故当日の1月 16 日につきましては、8時 15 分に出勤しております。午前9時から 10 時まで、県営農村災害対策整備事業の宮崎地区の現場、宮崎排水機場の水路の調査を職員と、 担当係長、県の職員、コンサルタント一緒に調査をしているわけです。その後、農地水活動組 織の中津野、池辺、大野東部、大野西部の活動区域の遊休農地の調査を行い、12 時に帰庁し、 昼食をとっております。午後からは、1時 20 分に午前中に引き続きまして、尾下、白川、新 山、宮崎活動組織区域の立石原の畑を調査後、塘地区の農地を確認するために移動中、16 時 15 分ごろ事故に遭遇したということでございます。また職員につきましては、注意力という ことですけれども、勤務時間内外を問わず自動車運転する場合は、時間と心に余裕のある運転 に心がけて、かつ確認を忘れないように、安全運転に努めるよう指導をしていると、その後も、 そういう指導をしているところでございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○13番議員(清水春男) 今回、またこういう事故がですね、本当、交通事故というのは誰 がいつ起こすかわからない事件ではあるわけですけれども、その点では、今、職員のいろんな 研修というのはやられてるというのは知ってますが、交通事故に関しての、こういう交通研修、 いえば交通の研修というのは、どういう形で言えばその前にもあったと思うんですけど、年に 1回とか年に何回かやっているとは思うんだけれども、そういう実態というのは、どうなのか。 また、事故後の対策ですね、やっぱり今後こういうのが起きないために、やるというのは、も う本当研修しかないというふうに考えるんですが、その点どうでしょう。 ○総務課長(松原哲郎) 研修についての質問でございますが、財産管理室の方で年1回、そ ういった車を点検等のですね、研修を年1回やっております。業務で車を発車する前に、どう いった点検が必要かとか、そういったこともしておりますが、そのほか、事故等についてはで すね、定例の部課長会等で、こういった事故等については、十分注意をするようにということ と、あと、職員については掲示板等で、そういった注意については喚起を促しているところで ございます。 ○13番議員(清水春男) 本当、やってないと言ってるわけじゃないんだけれども、やはり こうして、起きてしまうと、どっちにしても大きな損害になるという点はもうあると思います。 そこで、やはり、法令研修とかですね、そういうのをやってらっしゃると思うんだけれども、 欠席の職員もいらっしゃると思うんですよね。そのときの、だからそういう人たちはやっぱい 全員が年1回であればですね、1回は、確実に受けて、その規律をお互いが持つという意識に - 176 - ならないといけないと考えるんですけども、欠席をされた方々の対応というのはどういう感じ でしょう。 ○総務課長(松原哲郎) 合併前につきましては、市役所支部の法令講習会とか、そういうの もやっておりますけども、交通安全協会については、事業所の支部については、必要ないとい うことですね、現在市役所支部という交通安全協会の支部は存在してないところでございます が、今後、市役所支部についてもまた検討させていただいてですね、研修を深めていきたいと 思いますが、あと、そういった公用車の運転前の研修は、各課から代表で出しておりますので、 今後広くですね職員の研修には努めてまいりたいと思いますし、それぞれ交通安全協議会の各 校区で支部の方で法令講習会があると思いますが、それについても、必ず職員についても、地 元の法令講習会に参加をするようにですね、周知、啓発を図りたいというふうに思っておりま す。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○20番議員(今村建一郎) 私、一点だけですけど保険の関係ですけど、公用車の車両付帯 は、付帯されているものか、この1点だけお伺いいたします。 ○財産管理室長(泊 武憲) 平成 24 年3月末現在の公用車の台数が 249 台ありまして、それ に対しまして任意保険ですけれども、516 万 9,000 円ほど掛けております。1台あたりの平均 保険料が2万円ぐらいかなと思っております。以上です。 失礼しました。この保険には、車両保険も入っております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。報告第 15 号及び報告第 16 号については以上で終わ ります。 △ 日程第6 議案第 65 号 専決処分の承認を求めることについて・平成 24 年度南さ つま市一般会計補正予算(第3号) ○議長(大原俊博) 次は日程第6、議案第 65 号専決処分の承認を求めることについて・平成 24 年度南さつま市一般会計補正予算(第3号)を議題とします。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 - 177 - 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。本件を承認することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、議案第 65 号は承認することに決定 しました。 △ 日程第7 議案第 66 号 専決処分の承認を求めることについて・平成 24 年度南さ つま市特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第2 号) ○議長(大原俊博) 次は、日程第7、議案第 66 号専決処分の承認を求めることについて、平 成 24 年度南さつま市特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたしま す。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○13番議員(清水春男) ページ 19 ページのですね、修繕費の内容、言えば雷被害があった ということでは報告があったんですけれども、具体的にはどういう、言えばテレビとかいろい ろその辺のはどうだったのか、まずお願いします。 ○和楽苑長(田平和弘) お答えいたします。去る7月 21 日、早朝落雷がありまして、被災し た電気設備等の復旧経費に係る増額補正でございますが、内訳につきまして御説明いたします。 電気設備関係でございますが、高圧引込み仮設、高圧受電設備の修繕が 229 万 7,000 円、非常 用の発電機修繕が 178 万 5,000 円。給水ポンプ関係でございますが、給水加圧基盤及びポンプ の取替え修繕が 131 万 3,000 円、次にボイラー関係でございますが、ボイラー制御盤及び給湯 循環ポンプの取替え修繕が 54 万 1,000 円、あと、火災受信機及び非常放送設備の本体取替え 修繕が 193 万 6,000 円で、総額 787 万 2,000 円となっております。 ○13番議員(清水春男) 本当、雷の被害で多大な影響でですね多大な被害を受けたわけで すけれども、これの対策というかですね、雷対策という点では、本当、今後もある可能性もあ るし、あの一帯はですね、住民の方からも聴いたら、テレビアンテナが立ったことで、よく落 ちるようになったという話も聞いているんですけども、そういう点での対策はどのように考え ているのか。 ○和楽苑長(田平和弘) 落雷に対する対応でございますが、今回設置いたしました電気設備 の中の高圧交流の負荷開閉器でございますが、この中に、避雷器を、ライトニングアレスター と申しまして、避雷器を内蔵しておりますので、落雷の対策に対応するものと考えております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 - 178 - ○19番議員(下釡清和) 今の被害に対して、保険等のですね補填というのは、あるのかど うか、また、その内容についてお願いします。 ○和楽苑長(田平和弘) 落雷に対する保険の関係でございますが、財団法人全国自治協会、 建物災害共済に入っておりまして、これの対象が施設、機械室、機械類、倉庫あとポンプの関 係もございますので、大部分は補填されるものと考えているところでございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略したいと思いますが御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。本件を承認することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、議案第 66 号は承認することに決定 しました。 △ 日程第8 ○議長(大原俊博) 議案第 67 号 人権擁護委員候補者の推薦について 次は、日程第8、議案第 67 号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題 といたします。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありません か。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 - 179 - 採決に入ります。本件は市長推薦のとおり決定することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、議案第 67 号は市長推薦のとおり決 定しました。 ○議長(大原俊博) △日程第9 議案第 68 号から △日程第13 議案第 72 号まで 次は、日程第9、議案第 68 号南さつま市暴力団排除条例から日程第 13、 議案第 72 号南さつま市公の施設に係る指定管理者の指定についてまでの議案5件を一括議題 といたします。 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○19番議員(下釡清和) まず議案第 68 号の暴力団排除条例の関係ですけれども、本市にお いて、このような組織あるいは組合員、こういったものがですねあるのかどうか。また、今ま でですね、これについて、いろんな段階で問題が生じた事例があるのか、その点がまず一点。 それから議案第 69 号のですね、南さつま市の基金条例の一部を改正する条例ですけれども、 この提案の中でですね、土地開発基金の関係ですけれども、錯誤が判明したのでと、こういう ふうに実は提案理由としてなっておりまして、今までの、そういった出し入れをしたのを含め てですね、今回修正をするというな形で、出しておりますけれども、こういうですね錯誤とい う提案でですね、まずできるのかどうかというのが考え方なんですが、新旧対照表でですね1 ページに出しておりますけれども、基金の額はということでですね、額を書いてありまして、 ただし市長が必要と認めるときは、予算の定めるところにより基金を追加又はその一部を処分 することができると、こういうふうになっておりまして、予算に全然上がってきていないのを ですね、こういう、まずこれができるのかというのが、一点です。 それからもう一つは、額の中でですね、基金の額は7億 7,480 万 1,000 円という額が上がっ ておりますけども、この額というのが、合併当時の額ですかね。それは正しい数字なのかどう かですね。それから、今度改正しようとする額をしますと2億 53 万 5,000 円減るということ になりますが、この根拠というのがですね、ちょっとわからないものですから、いわゆるどこ でどういうふうにですね、そういったすべきだったのかですね、それを間違ったのか。その辺 が一つははっきりしないというのがあります。 それからもう一つはですね、基金の額が5億 7,426 万 6,000 円に変更するということなんで すが、この決算資料ですね、それからこの前出されました監査からのですね月例監査含めまし て、基金の額はですね、土地開発基金は、6億 3,372 万 7,000 円というふうに、千円単位で言 いますと、なってるんですが、このですね差というのは、何かということですよね。いわゆる これが、今までですよ、決算をしてから、当初予算とかですねそれから補正をみましても、こ - 180 - の基金が動いたという状況がないもんですから、その辺について、お尋ねします。 ○総務課長(松原哲郎) 暴力団排除条例につきましての質問につきまして御答弁申し上げま す。 市内にそういった事務所、あるいは組員がいるのかということでございましたが、警察に聞 いたところ暴力団事務所及び暴力団員については、本市については存在しないということでご ざいますけれども、九州新幹線の開業等、行動について非常に広域になっているということで 心配はあるとのことでございました。 ○財産管理室長(泊 武憲) 基金の額の改正について、説明いたします。今回の基金の額を 7億 7,480 万 1,000 円を5億 7,426 万 6,000 円に改めようとするものでございますけれども、 土地開発基金は、合併時に旧1市4町が所有していました現金、貸付金及び土地保有額の合計 を新市に引き継いだもので、合併時の基金の額を7億 7,480 万 1,000 円と定めたところでござ います。今回基金額を改正する理由としましては、一つ目には、新地方公会計制度に伴う公有 財産管理システムを導入しまして、合併時からの紙ベースの公有財産台帳の電算化を図るため、 財産所管課のデータ調査を行い、必要に応じて法務局の登記簿との確認をしながら、土地2万 1,000 筆、建物 1,500 棟の入力をしたところであります。この段階の土地開発基金の精査にお きまして、合併前に売却された土地の面積は減じられておりますけれども、保有額については、 減額されないまま新市の基金額として承継されていることが判明しましたので、その保有額 5,946 万 1,000 円を錯誤する必要があること。 また、二つ目には、合併後これまでに基金保有地 63.4 ヘクタールを、公園用地やスクール バス駐車場等の用地として、転用しておりますけれども、これに係わる保有額の1億 7,911 万 9,000 円については、一般会計へ現金を繰入れし、基金額が減額していること。 さらに、三つ目には、合併に伴い旧市町では、土地開発基金の取崩し額を見込んでそれぞれ 持ち寄り基金額を7億 7,480 万 1,000 円と定めましたが、合併時に新市に引き継がれた金額は 8億 1,209 万 7,000 円で、3,729 万 6,000 円の差があること。 以上のことを踏まえまして、基金条例の土地開発基金額の整備をするものであります。錯誤 する額、予算措置をして一般会計へ繰り入れした額及び合併当時の基金額との差額との合計2 億 53 万 5,000 円を減額しまして、5億 7,426 万 6,000 に改正しようとするものでございます。 なお錯誤します保有額 5,946 万 1,000 円につきましては、旧金峰町から承継した基金の中に売 却した土地の保有額が減額されていないことが判明したものであります。現在、金峰町池辺に 進出しております東酒造株式会社の土地は、旧金峰町が平成 17 年8月に同会社に売却したも のでありますが、この土地は、土地開発基金で平成 16 年3月に株式会社旭洋工業製作所から、 5,946 万 1,000 円で買い取った基金用地でありました。これを東酒造株式会社に売却したもの であります。この基金処理におきまして、株式会社旭洋工業製作所から買い取った時は保有額 5,946 万 1,000 円を台帳に登載しておりまして、基金処理に誤りはないのですが、東酒造株式 - 181 - 会社に売却したとき保有額 5,946 万 1,000 円を減額する処理がなされず、この保有額が残った まま、新市の基金として、引き継がれているものであります。これにつきましては、売却した 土地の保有額が、まだ残されている状況でありますので、錯誤するものであります。錯誤につ きましてありましたけれども、錯誤しか方法はないと思っております。以上で終わります。 ○19番議員(下釡清和) 非常に細かい数字で私もほんとですね、この辺の事情が分からな かったもんですから、結局もう予算上で出し入れという形でも処理はできないという意味なん ですね。そうなりますと、今度の決算の審査も含めてですよ。この錯誤がいつ、いわゆる分か ったのかですね。その辺も場合によっては、監査を含めてですよ。多分する必要があったと思 うんですが、その辺の考え方についてはどう思いますか。それと、この点についてはまた委員 会付託ですので、できましたら全議員にですね、もう一回詳細については資料をですね出して ほしいと思ってるんですが、その点も含めてお願いします。 ○財産管理室長(泊 武憲) まず今度の決算書の中には、平成 23 年度末で6億 3,000 万で決 算は上げてあります。この錯誤の時期につきましては、この議会を経た後に錯誤処理しようと 考えてるところでございます。これを発見した時期といいますか、これにつきましては、今現 在、こういった公有財産台帳の整理をずっとしておりまして、その中で発見されたもので、ず っと旧金峰町の書類等探しまして、やっと状況が分かったというのが今年度になってからでご ざいます。資料につきましては、委員会のときに準備したいと思っております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○13番議員(清水春男) 私は、議案 71 号の財産取得について質問をいたします。今回、消 防ポンプの自動車購入ということで取得しようということなんですけれども、ここの点では、 2台あるんですけれども、どこに配備するか。また、前の車の処分というか、どういう形でや ろうと考えているか、その2点お願いします。 ○総務課長(松原哲郎) 今回の消防ポンプ自動車につきましては、金峰方面隊の高橋分団と 加世田方面隊の益山分団について配備しようとするものでございます。また、更新した後の車 につきましては、財産管理室等と協議しながら、公売等について検討をさせていただきたいと 思っております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○6番議員(有村義次) 議案第 72 号について質問します。りんりんかせだの指定管理者の指 定についてですけれども、資料をいただきましてですね見ましたら、平成 21 年から 23 年度ま で、合計と言いますか、合計して3で割りますと大体 282 台の、1年にですね。そのくらいの 貸出し実績になってるんです。それで、あと費用がどのくらいかかってるのかなということで 見ましたら、指定管理料が大体年 51 万ぐらいですかね。それから、借地料が大体 60 万ぐらい だと思いますけども、そうしますと年間 110 万ぐらいかかってるんじゃないかと思いますが、 そうした場合にですね、平均 280 台ぐらいで貸し出ししますとですね、1台当たり 4,000 円ぐ - 182 - らいかかるという形なるんですけども、これを設置した設置条例もあるんですけどですね。こ れをもっと利用するようなですね、何かその対策をしてないのかですね、資料によりますと毎 年どんどん利用の貸出台数が減ってるんですけども、どのような利用の増を図るためのですね、 ことをしてるのかどうか伺います。 ○企画課長(尾場瀬仁) りんりんかせだの利用状況につきましては、議員おっしゃるとおり 年々減少してきている状況下にあります。この利用方法について、庁内でそれぞれ検討をさし ていただいてるわけですが、なかなかその効果が表れてないんですが、自転車の利用について は、それぞれ鹿児島市と新たな取組として、ステーションを設けてそこで利用していただくと いうような形で取り組んでるところもあります。本市につきましては、今回、りんりんかせだ の利用につきましても、指定管理を引続き実施することということで今回議案に提案さしてい ただいたわけですが、今後、どういう有効利用策があるのか、またりんりんかせだとして今、 自転車の利用だけを今このりんりんかせだで実施しているわけですが、その他の活用方策はな いか、そこらあたりも含めて有効的に使えるりんりんかせだとしての在り方を検討していきた いというふうに考えているところであります。 ○議長(大原俊博) ○17番議員(林 ほかにありませんか。 耕二) 議案 68 号で質問いたします。市内には暴力団、構成員はいないと いうことで幸いのことですが、こういう条例を設けて法を順守するために、まずその内容を理 解すべきではないかと私は思っていますが、ここの排除条例の中の第2条における(1) (2)の第2条第2号と法第2条第6号についてもう少し詳しく理解できる説明をお願いいた します。それと、世間一般、暴力団、テキ屋という話を聞くんですが、この辺の線引きはどう いうふうになっているのか、分かっていたら教えてもらいたいと思います。 ○総務課長(松原哲郎) 条例第2条の第1号にあります第2条第2号といいますのは、暴力 団、その他その団体の構成員ということでございまして、暴力団対策法に基づきまして、規定 されておりまして、その団体の構成員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うことを助 長するおそれがある団体をいうというふうになっております。それから暴力団員についてです が、法第2条第6号ということですが、これは暴力団員ということで、暴力団の構成員をいう というふうにしております。テキ屋という御質問でございますが、ここについて非常にそのテ キ屋の方が組員であるかどうかということについては、非常に私どもも警察署と紹介しながら、 判断しないといけないと思いますので、テキ屋がイコール暴力団ということには当たらないと いうふうに理解しております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 議案第 68 号から議案第 72 号の議案5件は総務委員会へ付託いたします。 - 183 - ここで休憩します。 ○議長(大原俊博) ○議長(大原俊博) 休憩 午前11時13分 再開 午前11時13分 再開します。 △日程第 14 議案第 73 号から △日程第 17 議案第 76 号まで 次は、日程第 14、議案第 73 号南さつま市立学校の廃止についてから、日 程第 17、議案第 76 号権利の放棄についてまでの議案4件を一括議題といたします。 質疑に入ります。御質疑はありませんか。 ○16番議員(上村研一) 議案第 73 号について、お聴きします。まず、加世田幼稚園の廃園 後の施設、土地・建物、そういったものについてお伺いするわけですが、現在、それについて の問い合わせ状況について件数とか内容はどのようなものが今あるのかということと、今後、 施設の活用については基本的にどのような、公募もというふうに以前お聴きしてるわけですけ ども、その辺含めてどのように考えておられるのかお伺いします。 ○教育部長(塩賀千弘) 加世田幼稚園のことでお答え申し上げます。 加世田幼稚園につきましては、これまで保護者との話し合いもなされてきたわけですが、市 の計画といたしましては、民間移譲を推進するとともに、民間移譲が困難な場合は、平成 25 年3月末に閉園するというような方針を持って臨んでいるところであります。そのようなこと から、民間移譲というようなことで、これまで幼稚園、市内を初め市外の幼稚園等に紹介をし ていたわけですが、なかなか幼稚園の開設というようなことは難しいというような状況であり ます。そういった中で、幼稚園部を持つ認定こども園、事例としては坊泊保育園がありますが、 そのような幼稚園部を持った認定こども園というようなことでの可能性はないものかというよ うなことで、8月 23 日でしたけれども、保育園の園長さん方が集まる機会がありまして、そ の折に幼稚園部を持つ認定こども園の可能性はないものか、ちょっとお話をさせていただいた ところです。現在のところ、その後のと言いましょうか、それ以前からもですが、問い合わせ 等についてはないところであります。今後の活用というようなことでありますが、ただ今、申 し上げましたようなことも含めて、ただ今、模索をしているということではありますが、閉園 後の園舎の活用につきましては、ぜひ活用いただけるようなところがないか、そこを模索して いきたいというふうに考えているところであります。 ○16番議員(上村研一) 平成 22 年の9月議会においては、陳情が出されて、それが大きな 流れの変換期だったというふうに私は捉えているわけですけれども、その中の委員会の答弁で はですね、議会の議決を経て県の教育委員会の承認を経てから、幼稚園は当然廃園となると、 - 184 - そしてその後そういう手続をしないで、公募というのはできないからという答弁があったわけ ですけど、それはそれで今もうそれでいいと思うんですけども、それで、今認定こども園の幼 稚園部を持ってる所にも話を広げたということで、跡地利用については、当初学校法人という ことだったんですけども、今後、学校法人あるいは認定こども園含めたそれ以外の広げたとい うか、活用の余地というのは、特に考えておられないんでしょうか。 ○教育部長(塩賀千弘) 現在のところ、先ほど申し上げました認定こども園の可能性がない かというようなことで市内の各園の方々にお話をしておりますので、やはり教育施設として、 あるいは保育施設、まあそのような形での活用ということができないかということで現在のと ころは進んでいるところであります。 ○16番議員(上村研一) 最後に1点だけ、学校再編に関することで、お伺いしたいと思い ます。教育長にお伺いしたいと思います。教育長であり、教育者であり、教育の専門家、そう いった教育部署のトップということでお伺いしていくわけですけども、今回要望によって、金 峰地区、大笠地区それぞれ一つの方向性が示されたということで、合併あるいは統合によって は学校が当然、金峰の場合は一つの場所に移って行ったと、そして大笠地区の場合には、中学 校が大浦地区にというふうになるわけですけども、再編がなぜ必要かというのは、るる説明も いただき、新しい学校づくり検討委員会の内容も当然尊重して、もう随分お聞きしてます。そ れはそれでいいですが、この立地ということについては、教育長のですね、どういった場所に 学校というのは、立地があるべきかというか、あった方がいいという考えは今までお持ちだっ たのか、あるいはそういうイメージでもいいですからあったのかですね、そういうのをまた各 委員会の中でお話しされたか、その辺を最後に、立地についてのお考え方、ぜひお聴きしたい と思います。 ○教育長(出口定昭) 学校が立地としてどのような条件にあればいいかっていうことですが、 このような災害があればですね、まずは津波その他の影響を受けないこと。それから活断層が 走ってる真上に建つということは常識外でありますので、いかに安全性を求めた場所を求めて 建てるかということは必要なことだというふうに考えております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○19番議員(下釡清和) 議案第 76 号の権利の放棄に関しての質問ですが、今回の協力金に よってですね権利を放棄するということなんですけれども、総額としてですね、今まで私的流 用額、私的に払った分と今回入れて内訳としてまずどうなったかというのが1点です。それか ら、この協力金というのは納入があったためというふうになっておりますけれども、いつどこ のですね、会計で処理をされているものかですね。それからあとですね。これに伴う返還とい うのが生じるというふうには聞いているんですけれども、この額というのは、返還があったで すね、その額に相当するものなのか、あるいは何かそれプラス何かそういう額になっていくの か、ちょっと補正との関係もあるんですけれども、とりあえずその点について、お尋ねいたし - 185 - ます。 ○市民福祉部長(長濵一盛) まず昨年発覚しましたこの私的流用事件の流用額からAさんが 納入した額等含めて申し上げたいと思います。まず私的流用額につきましては、今までも御説 明したとおり 864 万 1,928 円でございまして、既にAさんから昨年の1月 11 日に 63 万 978 円、 そして、2月に 80 万入りまして、この件については昨年の決算委員会でも非常に質問が出ま して、昨年の7月に市の方の収入としたところでございます。そして、その後分納がありまし て、昨年の 10 月から5か月間3万円の 15 万円が納入されております。それで、本人さんが支 払われました 158 万 978 円、158 万 978 円から私的流用額を全額差し引きますと、残りが 706 万 950 円の額が現在のところ残額として残っているところでございます。それで協力金の処理 ということでございますが、これについては 19 年度のAさんが所属していた委託会社の業務 員として 19 年度の処理の私的流用の額については、この委託会社に昨年の事件が発覚した2 月、1か月後から、直接行きましてお話をしてきました。非常に誠意をもって接していただき まして、こうしてお話をしてきまして、実際の所、昨年の 10 月からいろいろと本格的な交渉 を進めてまいりました。本年、そしてこの協力金という形でですね。会社から全額もう支払っ ていただきまして、収入につきましては、今年の3月6日に収入処理をされているところでご ざいます。それとあと返還金というのは、国庫の返納金のことでよろしいんでしょうか。この 国庫の返納金等は、特に今回権利を放棄した額というのは関係はございませんで、国庫返納は あくまでも国庫返納で市の方から支払うということでございます。今回は本人さんに請求して いた額の分を当時の派遣会社から、その分支払ってもらいましたので、その分を本人、またA さんから取るというわけにはいきませんから、それを権利を放棄したいということの案件、議 案で出したというところでございますので、返納金と直接何ら関係するという内容ではないと いうふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 議案の 73 ページの議案について、幼稚園について先ほど説明があ りましたですが、議案 73 号です。ごめんなさい。幼稚園についてありましたが、この幼稚園 につきましては、かって地域の婦人会が創立した歴史のある教育機関であります。100 年近く 続く、100 年にはなってないんですけども、そういう歴史があって郷土の人材を育んできたと いう歴史があるわけで、それについてですね、幼稚園の4月1日は廃止とこういうことになっ てますが、幼稚園につきまして、閉園式とか、そのイベントとか、そういうものは全然考えて おられないのか、お尋ねをするわけです。今、卒園ですね。今の子どもたちが卒園されると、 卒園式ですね、そうすると、あとは、やはり幼稚園というような看板をつけ、いろいろな幼稚 園の用具をそのまま保管し、施設としてはそのまま置くという考え方でいいのかどうか、そう いう閉園の仕方ですね。4月1日以降の在り方についてはどういうふうに考えておられるのか、 やはり長い歴史を持つ幼稚園ですので、しかるべき方法が必要じゃないかと市民の御意見です。 - 186 - それからもう一つはですね、学校使用料徴収についてお尋ねいたします。42 ページですね、 42 ページに出てきておりますが、一番下の方の庭球場並びにナイター設備の使用料につきま してですね、新たに出てきております。大坂ナイター、大田ナイター、白川ナイターとこうい うのが出てきておりますが、それぞれ1時間ごとに使用料が違うというようなことについては、 個数とか、消費電力だろうかなというふうに思いますけども、確たる基準がありますか。関係 の住民の皆さんが、十分それはそうだと納得できるような、あるのか示していただきたいと思 います。それと教室の開放ですけれども、宮崎県五ヶ瀬町の合同学習の在り方で統合していか ない小規模校のメリットを活かした行き方、これも今度の一般質問等でやりとりがあったわけ ですけども、五ヶ瀬町においては、地域の住民が普通の教室も、昼、夜、ここに集まって話を するという交流の場に使ってるというようなことであります。それでそういう場合にですね。 やっぱり使用料を取るのかどうか。教室はもう貸せませんよと、閉めるのかですね。私はやは り地域のよりどころとしての学校としては、やはり住民の皆さんのコミュニティの場であり、 いわゆる文化の中心地、そして地域の活性化の場所だと私は思っております。そして活用され なけりゃいけないと思いますが、教室についてはそうなんですけど、お金をですね、使用料を ナイターにつきましても、大坂、大田、白川、使用料を取らなくてもいいのじゃないかと、学 校の施設であったということからですね。無料開放というようなことは考えなかったのかお尋 ねいたします。 ○教育部長(塩賀千弘) まず、幼稚園の閉園の関係ですけれども、議員おっしゃいましたよ うに、そのような形で発足し、これまで皆様に親しまれてきた加世田幼稚園であります。10 月 14 日だというふうに記憶しておりますが、運動会がありますけれども、このときにも現在 の保護者だけではなくて地域の方々へも呼び掛けて、かねてとは違った運動会にしようという ようなことで計画もされております。また閉園式については、3月に予定しておりますけれど も、今お話のありましたようなことを十分考慮した上での閉園式を執り行うということになろ うかと思っております。それから二つ目の使用料の関係ですが、今回学校再編の関係でこのよ うな形で定める場所が変わりましたけれども、これは、これまでの金額を元に、その施設と類 似の施設と同様な形での定め方になったものであります。特に 42 ページの大坂、大田、白川 のナイターにつきましては、これまで定めていた額とまったく同額であります。それから教室 の関係ですけれども、現在、学校開放で教室を利用いただく場合は、照明等の電気代につきま してはお願いしたいというようなことで基本的に定めているところではありますが、学校が閉 じたところにつきましては、地域での活用というようなことをまず中心にして話合いも続けて いるところであります。そのような地域での交流の場、よりどころとしての活用をしたいとい うようなことがあれば、それはもういつでもおっしゃっていただきまして、利用いただきたい というふうに思います。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 - 187 - ○7番議員(古木健一) 議案第 73 号、第 74 号に関連して伺いますが、平成 25 年の4月、い わゆるこの条例の平成 25 年の4月における阿多小学校、大笠中学校、坊津学園の小中学校の 児童・生徒数と学級数は新しくなったらどのようになるのか、また、平成 30 年度における同 学校の児童・生徒数が学級数の推移が分かれば伺います。 ○学校教育課長(小薄敏幸) 阿多小学校それから大笠中学校、来年度からスタートします大 笠中学校、それから坊津学園の児童・生徒数及び学級数についてお答えいたします。まず阿多 小学校の 25 年度につきましては、児童数 204 名ということで6年生が2クラスで、あとは1 クラスの7クラスでございます。5年後の 30 年度になりますと、児童数が 196 名、3年生が 2クラスになりますので、計7クラスになります。それから大笠中学校でございますが、平成 25 年度は生徒数が 97 名で、学級数は各1クラスの3学級ということになります。5年後の 30 年度につきましては、生徒数 68 名、学級数は、各1クラスの3学級ということになります。 坊津学園ですけれども、平成 25 年度は、1年生から9年生まで合わせまして 153 名、6年生 までが 89 名、7年生、8年生、9年生までが 64 名ということになっております。学級数はす べて1クラスでございます。それから5年後の平成 30 年度でございますが、6年生までが 83 名、7年生から9年生までが 47 名の計 130 名、学級数は各学年1クラスというような予定を しております。以上です。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 議案第 73 号から議案第 76 号の議案4件は、文教厚生委員会へ付託いたします。 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。 ここで念のため申し上げます。 明日から 27 日までは、各委員会の審査及び事務整理のため休会し、28 日に最終本会議を開 きます。 本日は、これで散会いたします。 散 会 午前11時34分 - 188 - 第3回南さつま市議会定例会会議録 平成 24 年9月 28 日 (第6日目) 第3回南さつま市議会定例会会議録(第6日目) 1.開 会 日 時 平成 24 年9月 28 日(金)午前 10 時 1.議 事 日 程 (第6号) ○開 議 日程第1 議案第68号 南さつま市暴力団排除条例 日程第2 議案第69号 南さつま市基金条例の一部を改正する条例 議案第70号 南さつま市防災会議条例及び南さつま市災 日程第3 日程第4 害対策本部条例の一部を改正する条例 議案第71号 財産の取得について 総務委員長報告、 日程第5 日程第6 日程第7 日程第8 日程第9 議案第72号 南さつま市公の施設に係る指定管理者の指 質疑、討論、表決 定について 請願第4号 米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める 請願 陳情第5号 「協同労働の協同組合法」(仮称)の速やか な制定を国に求めることについての陳情 陳情第9号 地方財政の充実・強化を求める意見書に関 する陳情 議案第73号 南さつま市立学校の廃止について 文教厚生委員長報告、 日程第10 議案第74号 南さつま市立学校設置条例等の一部を改正 する等の条例 - 189 - 質疑、討論、表決 日程第11 日程第12 日程第13 日程第14 日程第15 日程第16 日程第17 日程第18 日程第19 日程第20 日程第21 日程第22 日程第23 議案第75号 南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等 の一部を改正する条例 議案第76号 権利の放棄について 請願第3号 「県立薩南病院に小児科の再開と産科の開 設を求める請願書」 陳情第11号 「こころの健康を守り推進する基本法」 (仮称)の早期制定を求める意見書の提出を求める陳情 議案第77号 平成24年度南さつま市一般会計補正予算 (第4号) 議案第78号 平成24年度南さつま市後期高齢者医療特別 会計補正予算(第1号) 議案第79号 平成24年度南さつま市介護保険特別会計補 正予算(第2号) 議案第80号 平成24年度南さつま市土地区画整理特別会 計補正予算(第2号) 議案第81号 平成24年度南さつま市診療所特別会計補正 予算(第2号) 議案第82号 平成24年度南さつま市交通災害共済特別会 平成24年度南さつま市水道事業会計補正予 算(第2号) 議案第84号 平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決 算の認定について 議案第85号 告、質疑省略、討論、 表決 計補正予算(第1号) 議案第83号 予決算特別委員長報 平成23年度南さつま市国民健康保険特別会 計歳入歳出決算の認定について - 190 - 日程第24 日程第25 日程第26 日程第27 日程第28 日程第29 日程第30 日程第31 日程第32 日程第33 日程第34 日程第35 日程第36 議案第86号 平成23年度南さつま市後期高齢者医療特別 会計歳入歳出決算の認定について 議案第87号 平成23年度南さつま市介護保険特別会計歳 入歳出決算の認定について 議案第88号 平成23年度南さつま市簡易水道事業特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第89号 平成23年度南さつま市漁業集落環境整備事 業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第90号 平成23年度南さつま市農業集落排水事業特 別会計歳入歳出決算の認定について 議案第91号 平成23年度南さつま市土地区画整理特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第92号 平成23年度南さつま市診療所特別会計歳入 歳出決算の認定について 議案第93号 平成23年度南さつま市交通災害共済特別会 計歳入歳出決算の認定について 議案第94号 平成23年度南さつま市特別養護老人ホーム 事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第95号 平成23年度南さつま市水道事業会計未処分 利益剰余金の処分について 議案第96号 平成23年度南さつま市水道事業会計決算の 認定について 議案第97号 平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津 病院事業会計決算の認定について 議案議第1号 南さつま市議会会議規則 - 191 - 上程、説明、質疑、 付託省略、討論、表決 日程第37 日程第38 日程第39 日程第40 日程第41 日程第42 日程第43 日程第44 日程第45 日程第46 日程第47 議案議第2号 議案第98号 南さつま市議会委員会条例 南さつま市長及び副市長の給料の特例に関 する条例 議案第99号 上程、説明、質疑、 付託省略、討論、表決 平成24年度南さつま市一般会計補正予算 (第5号) 意見書案第5号 米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求 める意見書 意見書案第6号 協同労働の協同組合法(仮称)の速やか 意見書案第7号 地方財政の充実・強化を求める意見書 意見書案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を 確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書 「こころの健康を守り推進する基本法 (仮称)」の早期制定を求める意見書 意見書案第10号 趣旨説明、質疑、 付託省略、討論、表決 な制定を求める意見書 意見書案第9号 同上 県立薩南病院に小児科の再開と産科の 同上 同上 同上 同上 趣旨説明、質疑、 開設を求める意見書 付託省略、討論、表決 議員派遣について 議長発議 閉会中の継続審査について 申出書 ○総務委員会所管分 閉会中の継続調査について 日程第48 ○文教厚生委員会所管分 申出書 ○産業建設委員会所管分 ○議会運営委員会所管分 - 192 - 日程第49 ○散 請願等の付託及び閉会中の継続審査について 会 1.本日の会議に付した事件 ○議事日程のとおり - 193 - 議長発議 1.会議に出席した議員(22名) 1番議員 南 敏 子 2番議員 若 松 正 伸 3番議員 相 星 輝 彦 4番議員 山 下 美 岳 5番議員 諏 訪 昌 一 6番議員 有 村 義 次 7番議員 古 木 健 一 8番議員 石 井 博 美 9番議員 室 屋 正 和 10 番議員 鳥 居 亮 幸 11 番議員 田 元 和 美 12 番議員 石 原 哲 郎 13 番議員 清 水 春 男 14 番議員 下 野 15 番議員 上 園 邦 丸 16 番議員 上 村 17 番議員 林 耕 二 18 番議員 貴 島 修 19 番議員 下 釡 清 和 20 番議員 今 村 建一郎 21 番議員 柳 元 拓 夫 22 番議員 大 原 俊 博 係 長 指 宿 修 二 記 宮 内 雅 史 認 研 一 1.会議に欠席した議員(0名) 1.会議に出席した事務局職員(4名) 事 務 局 書 長 泊 記 仮 光 屋 彦 議 廣 書 事 1.法第 121 条による会議に出席した説明員(22名) 市 長 本 坊 輝 雄 副 長 柴 田 達 朗 長 出 口 定 昭 総務企画部長 山 口 力 三 市民福祉部長 長 濵 一 盛 市民福祉部参与 兼 保 健 課 長 中 山 秀 次 産業おこし部長 本 坊 佳 彦 建 長 徳 留 忠 昭 教 長 塩 賀 千 弘 総 務 企 画 部 総 務 課 長 松 原 哲 郎 総 務 企 画 部 秘書広報課長 栫 仁 志 総 務 企 画 部 企 画 課 長 尾場瀬 総 務 企 画 部 財 政 課 長 竹ノ内 淳 郎 総 務 企 画 部 税 務 課 長 中 村 千 尋 市 民 福 祉 部 市民生活課長 鮫 島 一 誠 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 阿久根 吉 彦 産業おこし部 商工政策課長 園 田 親 久 産業おこし部 観光交流課長 宇 都 勝 美 建 設 部 建設整備課長 鮎 川 敏 彦 建 設 部 都市整備課長 下 薗 光 生 教 育 育 部 - 194 - 市 設 部 仁 教 育 部 教育総務課長 神 前 満 隆 選挙管理委員会 事 務 局 長 - 195 - 市 園 尚 △ ○議長(大原俊博) 開 議 午前10時00分 ただ今から、本日の会議を開きます。 財政課長から発言訂正の申入れがありましたので許可いたしました。 ○財政課長(竹ノ内淳郎) おはようございます。9月7日の本会議中、報告第14号平成23年 度南さつま市健全化判断比率及び資金不足比率についての鳥居亮幸議員の質問に対しまして、 平成33年度から普通交付税が約21億円程度削減される見込みと申し上げるべきところを平成23 年度から普通交付税が約21億円程度削減される見込みと申し上げましたので訂正してお詫びを 申し上げます。 ○議長(大原俊博) △ 日程第1 議案第6 8号から △ 日程第8 陳情第9号まで 日程第1、議案第68号南さつま市暴力団排除条例から日程第5、議案第 72号南さつま市公の施設に係る指定管理者の指定についてまでの議案5件と日程第6、請願 第4号米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める請願の請願1件、日程第7、陳情第5号 「協同労働の協同組合法」(仮称)の速やかな制定を国に求めることについての陳情及び日程第 8、陳情第9号地方財政の充実・強化を求める意見書に関する陳情の陳情2件の合わせて8 件を一括議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 総務委員会の報告をいたします。 本委員会では、去る9月10日に委員会を開き、付託された議案等の審査をいたしました。 それでは、審査の概要と結果について、報告いたします。 まず、議案第68号南さつま市暴力団排除条例について申し上げます。 市民に対する支援策はどのようなものを考えているかとの質疑があり、まだ具体的な考え方 は持っていないが、来年度予算の段階で検討していきたいとのことでした。本市における過去 の暴力団排除の地域活動の取組事例があったものかとの質疑があり、旧加世田市時代に万世地 域において活動事例があったことを把握しているとのことでした。教育の適切な処置について は、どのようなものを想定しているのかとの質疑があり、具体的には今後検討するが、子ども たちや青少年が犯罪等に染まらないような教育環境を、教育委員会と連携しながら図っていき たいとのことでした。市の担当窓口と県条例との関係についての質疑があり、担当窓口は総務 課消防防災係である。先行して制定された県条例とは、中身的には同じ定義であると考えると のことでした。 採決の結果、議案第68号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしまし た。 - 196 - 次に、議案第69号、南さつま市基金条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本議案については、土地開発基金条例改正に関する資料及び旧金峰町土地開発基金の処理誤 りに伴う錯誤についての説明資料の提出があり、南さつま市土地開発基金については、多くの 質疑が出されました。A社からの買戻しがあった時の名義変更はなされていたのか、また売買 の状況はどのようなものだったのかとの質疑があり、名義変更はされていたものと考える。A 社に売った当時の記録が、市土地開発基金台帳への記載がないため調べようがない。当時は、 普通財産としてB社へ売ったのではないかと思われるとのことでした。B社へ売却した額につ いて、一般会計での特定はできているのかとの質疑があり、一般会計の歳入で財産売払収入と して5,946万1,000円が、平成17年度南さつま市一般会計歳入歳出決算書の中に、諸収入の雑入 として収入されているので、旧金峰町から新市に引き継がれているものと理解するとのことで した。土地開発基金条例は、どのような場合に改正されるものなのか、また、実際に存在しな い土地を台帳に載せていた問題についてはどのように考えるかとの質疑があり、条例改正につ いては、予算の定めるところにより、基金の追加又は一部の処分についてはできるとあるので、 基金増減についての処理は条例改正をしなくてもできると解する。今回の提案については、ま ず一点目が錯誤処理として、新市の暫定予算を組んだ時点での額と実際に新市に引き継がれた 額が3,729万6,000円増の差額があったこと。土地台帳を整理する中で土地の処分代金5,946万 1,000円の処理に誤りがあったことが判明したためである。二点目として、条例上の基金金額 と実際の基金金額との整合性を図るために、新市になってから現在までの土地売買に伴う基金 の増減等の処理を同時に行うものであるとのことでした。今回の処理については、法、条例、 規則に則って事務を執行する側として、100パーセント正しい処置だと考えているのかとの質 疑があり、元々が間違った事務処理を行ったことに起因することなので、他の手法がなく錯誤 しかないと考えるが、正しいやり方だとは判断していないとのことでした。平成23年度の決算 書との整合性はとれているのかどうかとの質疑があり、平成23年度まではこれまでの積み上げ なので問題はないと考えるが、平成24年度の決算において錯誤することになり、その時期は9 月末を考えているとのことでした。 採決の結果、議案第69号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしまし た。 次に、議案第70号、南さつま市防災会議条例及び南さつま市災害対策本部条例の一部を改正 する条例について申し上げます。 防災会議の内容については、どのように変わったのかとの質疑があり、災害対策基本法の改 正により、新たに市町村の役割が明確にされたこと等を受け、防災会議では、地域防災計画の ための会議や、市長の諮問による重要事項の審議を行うことになる。災害対策本部では、対応 対策や情報収集について行うことを明記してある。会議は防災会議と、実践いわゆる現場は、 防災対策本部というすみわけにしたとのことでした。委員の構成と自主防災組織及び学識経験 - 197 - 者について質疑があり、委員は、県の機関、市の職員、指定行政機関である郵便局等及び住民 の代表等である。自主防災組織を構成する者又は学識経験のある者のうちから市長が任命する 者となっており、今回は自主防災の方から委員の任命を考えているとのことでした。 採決の結果、議案第70号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしまし た。 次に、議案第71号財産の取得についてを申し上げます。 消防ポンプ自動車について、価格が非常に高いのではないか。また、耐用年数及び取得計画 についての質疑があり、今回の落札価格は相場価格であると考える。耐用年数及び取得計画に ついては、購入してから18年経過後の19年目に更新するということで、計画的な更新を行って いるとのことでした。 採決の結果、議案第71号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしまし た。 次に、議案第72号南さつま市公の施設に係る指定管理者の指定について申し上げます。 りんりんかせだの土地借上料と指定管理料についての質疑があり、土地借上料は月額5万 2,500円で年間63万円、指定管理料は月額4万2,500円で年間51万円、合計で年間114万円であ るとのことでした。自転車の管理体制と貸出数が少ないことによる自転車の傷み具合について 質疑があり、自転車の修繕等については、専門店でなく指定管理者である観光協会が実施して いる。自転車の傷み具合については、稼働率も低く室内の管理であるため、劣化等は少ないも のと認識しているとのことでした。今回の更新を契機に、今後のりんりんかせだの利用者増に 向けた具体的な計画はあるのかとの質疑があり、施設の有効活用については、市の政策課題協 議のテーマにもなっているが、トイレや空調等がない状況の中で、人員を配置することは難し いと考えるが、竹田神社等のガイドまた加世田地域の観光振興等に活用していただくなど、有 効活用について検討していきたいとのことでした。一定期間努力して見込みがなかった場合の 撤退・やめるという選択肢について、どのように考えるかとの質疑があり、利用が進まない中 でいろんな形での取扱いも考えなければならないが、補助金返納の事情等もあるので、商店街 等と連携を図りながら、引き続き、有効活用に向けた取組を全力で実施していきたいとのこと でした。ガンバリーナかせだ内にあるサイクリングターミナル「りんりん」との連携はどのよ うになっているのか、また利用者の状況についての質疑があり、現在、連携はほとんどない状 況である。なお、りんりんかせだの利用台数は年間約250台で、そのほとんどは、鳳凰高校生 であるとのことでした。 採決の結果、議案第72号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしまし た。 次に、継続審査となっていました陳情第5号「協同労働の協同組合法」(仮称)の速やかな制 定を国に求めることについての陳情について申し上げます。 - 198 - 市内において、協同労働の協同組合法の適用を受けるような団体・企業があるのかとの質疑 があり、協同組合法に基づくような団体等については把握していないとのことでした。 討論では、今日、多くの若者が非正規雇用の状況に置かれていることを考えるとき、また、 働いても十分な生活が維持できない、働きたくても働く場所がないなど、困難を抱える人々が 増大する中で、このような法律を成立させていくことも一つの手段であり、採択して意見書を 送付すべきであるとの討論がありました。 採決の結果、陳情第5号は、全員異議なく採択すべきものと、また、関係機関に意見書を提 出すべきものと決定をいたしました。 次に、陳情第9号地方財政の充実・強化を求める意見書に関する陳情について申し上げます。 多くの権限が国から地方へ移管され、地方財源の必要性が増す中で、地方交付税の遅れとい うような事態が生じることは非常に困ることになる。前年にも関係機関へ提出した意見書では あるが、地方議会の意思として意見書を提出すべきであるとの意見が出されました。 採決の結果、陳情第9号は、全員異議なく採択すべきものと、また、関係機関に意見書を提 出すべきものと決定をいたしました。 次に、請願第4号米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める請願について申し上げます。 以前、問題になった米軍機の低空飛行については、年間計画、ルート等についての事前説明 はあるものかとの質疑があり、低空飛行等についての事前説明は全くないとのことでした。日 本政府が言うところの安全性の確認というものは、いつまでに、どういう内容を確認するとい うことなのかとの質疑があり、一つの言葉の表現であって、墜落原因についての追及、構造上 の欠陥が明らかになっていない段階なので、おそらく確認はできないものと考える。政府方針 の発表の経緯についてはわからないとのことでした。また、事故件数の多いオスプレイが日本 上空を飛ぶことは危険であるため、市民はやめてほしいと言っている。そのような意思を関係 機関に表明することは大事であり、原因不明の欠陥機の配備中止を要請する必要があるとの意 見が出されました。 討論では、これほど事故が多いということは、原因が操縦ミスであったとしても、操縦ミス を起こしやすい不安定な機体であることは証明されている。特に、離着陸時の安定性には欠け ており、防衛大臣が試乗した時のマスコミ報道でも、普通のヘリコプターでは考えられないよ うな激しい縦揺れ、横揺れであったことが伝えられている。よって、再考を促すためにも、 我々自身の上空を飛ばないとは限らないので採択して関係機関に意見書を送付すべきである。 また、事故は、開発段階で4回、量産後も4回起きている。最近では、油漏れにより住宅地 に不時着する事故も起きている。ハワイの周辺では飛行ができなくなっている。政府に対して、 地方の意見を申し上げるべきであり、採択すべきであると討論がありました。 採決の結果、請願第4号は、全員異議なく採択すべきものと、また、関係機関に意見書を提 出すべきものと決定をいたしました。 - 199 - 次に、先の全員協議会において、総務委員会で審査することに決定されました地球温暖化対 策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の採択について申し上 げます。 本市が加入している全国森林環境税創設促進連盟の加盟金及び事業内容について質疑があり、 加盟金は年間2万円を負担している。事業としては、県の森林環境税関係事業として年間6万 円で、100パーセント補助の事業を実施している。内容は、2名の森づくり推進員が、間伐等 現場調査の把握、報告、指導等を行っているとのことでした。全国森林税の創設とあるが、税 収の対象者と活用法についての質疑があり、化石燃料、石油、石炭等に対するCO2の排出量 に応じた税率であり、化石燃料等を扱う者が対象者であると聞いている。今回の改正では、税 が再生可能エネルギーの大幅導入、省エネ対策の抜本的強化等に活用されるようにはなってい るが、CO2の吸収源である森林の保全・整備推進には活用されていないことから、その点を 含めていただきたいというのが、今回の意見書の趣旨であると思われるとのことでした。本市 の保全すべき森林面積についての質疑があり、人口林の面積は7,438ヘクタールという把握は 出来ている。この事業を通じて、今後、森林組合等と共に除間伐等の必要性を調査、把握、適 切な管理に努めていきたいと考えているとのことでした。本件に関して、関係機関へ意見書を 提出するべきかについて採決したところ、全員異議なく、関係機関に意見書を提出すべきであ ると決定をいたしました。 以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。ただ今の委員長報告に対し、御質疑ありませんか。 ○18番議員(貴島 修) 請願第4号の米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める請願につ いてにつきまして、委員会の中でのことを質問いたします。昭和60年から日米安保条約が制定 されておるわけでありますが、今、米軍その中でも海兵隊が使用していますヘリコプターの設 計年度も古いですし、速度も航続距離も短いわけでありますが、その代替としてオスプレイが 運用を計画されているわけでありますが、デメリットはここに書いてあるわけですが、運用の メリットとかそういう話は出なかったのか。尖閣諸島等の問題が今、我が国がかかえているわ けですけど、そういうことはなかったのかを質問します。 ○総務委員長(若松正伸) ただ今の貴島委員の質問でありましたけれども、9月10日に開催 されておりまして、この運用とか尖閣の問題というのは全然出ておりません。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 - 200 - 採決に入ります。1件ずつ採決いたします。 まず、議案第68号南さつま市暴力団排除条例についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第68号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第69号南さつま市基金条例の一部を改正する条例についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第69号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第70号南さつま市防災会議条例及び南さつま市災害対策本部条例の一部を改正す る条例についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第71号財産の取得についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第71号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号南さつま市公の施設に係る指定管理者の指定についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。 次は、請願第4号米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める請願についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 - 201 - 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議あり」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 異議がありますので、本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、請願第4号は、採択されました。 次は、陳情第5号「協同労働の協同組合法」(仮称)の速やかな制定を国に求めることについ ての陳情についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第5号は、採択することに決定しました。 次は、陳情第9号、地方財政の充実・強化を求める意見書に関する陳情についてお諮りしま す。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第9号は、採択することに決定しました。 ○議長(大原俊博) △ 日程第9 議案第73号から △ 日程第1 4 陳情第11号まで 次は、日程第9、議案第73号南さつま市立学校の廃止についてから日程 第12、議案第76号権利の放棄についてまでの議案4件と日程第13、請願第3号「県立薩南病院 に小児科の再開と産科の開設を求める請願書」の請願1件及び日程第14、陳情第11号「こころ の健康を守り推進する基本法」(仮称)の早期制定を求める意見書の提出を求める陳情の陳情1 件の合わせて6件を一括議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 [山下美岳文教厚生委員長登壇] ○文教厚生委員長(山下美岳) 文教厚生委員会の報告をいたします。 本委員会では、去る9月11日に委員会を開き、付託された議案4件と請願及び陳情の審査を - 202 - いたしました。 それでは、審査の概要と結果について、御報告いたします。 まず、議案第73号、南さつま市立学校の廃止について申し上げます。質疑のあった主なもの を申し上げます。 再編後の制服及び体育服の補助について質しましたところ、基本的に準備委員会に部会を設 置して、協議をしてもらっている。金峰地区はこれまで標準服であったので、新2年生から6 年生については現行のものを、新一年生だけ統一される。また、体育服の補助については、新 2年生から6年生に対し補助を行うため今回補正をお願いしているとのことでした。廃止によ る交付税の影響について質しましたところ、急減補正があり段階的に減額されるが、現段階計 算上では、小学校・中学校で最終的に4,899万9,000円、幼稚園が494万2,000円削減されること になるとのことでした。再編準備委員会の開催状況等について質しましたところ、大笠地区は、 あと校歌の作曲があるが、中学校については、ほぼ終了している。これから小学校の話し合い に入っていく段階である。金峰地区は、6月27日に第5回の準備委員会においてほぼ終了した が、10月にもう1回全体会を行う予定であるとのことでした。再編予定の子どもたちのフォロ ーの取組について質しましたところ、金峰地区においては、交流学習を今年度も4回計画して おり、また全小学校が5月に宿泊学習なども一緒に実施し、いろんな活動を通して子どもたち の交流を行っているとのことでした。 討論では、学校は地域の宝、地域民がまとまる一番の核としての大きな役割を果たしている ことと、廃校になると交付税が減らされて、大きな影響になるという考えのもとに反対すると の反対討論。今まで学校再編準備委員会等で粛々と進めてきており、スムーズに再編が進み、 再編によるいろんな効果が最大限に出てくれば1番いいと思っている。その中で、子どもたち への説明やフォロー。PTAや地域等への説明。跡地あるいは建物の積極的な活用策を教育委 員会としても提案できるようにしていただきたいとの賛成討論がありました。 挙手採決の結果、議案第73号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第74号南さつま市立学校設置条例等の一部を改正する等の条例について申し上げ ます。 質疑では、坊泊保育園の名称等について質しましたところ、南さつま市立坊泊保育所となっ ているが、認定こども園として運用はしており、短期保育も可能であるとのことでした。 討論では、この議案には、中学校の統合の部分も入っているし、73号に反対をした関連で反 対を表明するとの反対討論があり、挙手採決の結果、議案第74号は、原案のとおり可決すべき ものと決定しました。 次に、議案第75号、南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等の一部を改正する条例につい て申し上げます。 質疑では、笠沙中学校の施設について質しましたところ、現在の笠沙中学校の校舎等につい - 203 - ては、平成26年4月1日から新小学校の施設として活用されることから、来年改修を行い、小 学校施設として位置づけをしながら進めていきたいとのことでした。使用手続について質しま したところ、学校施設から社会体育施設に変わることで、手続が変わるので、関係団体には十 分周知が図られるよう気を配っていきたいとのことでした。 討論では、使用料の減免処置はとっているが、地域の皆さんが大いに活用し、健康の大きな もとになっていくために活用を増やすためにも無料にして、活用を大きく促すことに力を入れ るべきとの反対討論。まさしく市内の平準化、利用料の均衡、地域の社会教育に貢献するとい う姿が見えるとの賛成討論がありました。 挙手採決の結果、議案第75号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第76号権利の放棄について申し上げます。 質疑では、この案件の提出時期について質しましたところ、22年度分の補助金の返納は、今 年3月の補正予算の中で返納はしてあるが、19年度から21年度分の補助金の返納があり、9月 にお願いした。会社の方には説明してあるとのことでした。 討論はなく、採決の結果、議案第76号は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定 しました。 次に、請願第3号、「県立薩南病院に小児科の再開と産科の開設を求める請願書」について 申し上げます。 参考人から、資料に基づき説明がありました。特にその中で、小児救急搬送件数は、南さつ ま市が98件、南九州市が45件、枕崎市が45件で、小児関係の救急を利用する回数も多いとのこ とでした。また、執行部より、平成23年度の薩南病院の入院患者の構成比率は、南さつま市 61.7パーセント、南九州市24.1パーセント、枕崎市6.7パーセント、日置・吹上地区3.7パーセ ント、その他3.8パーセント、外来患者が、南さつま市74.3パーセント、南九州市15.7パーセ ント、枕崎市5パーセント、日置・吹上地区2.3パーセント、その他2.6パーセントの構成比率 となっている。地区内の産科・小児科は、南さつま市は、小児科1産科1、枕崎市は、小児科 1産科が1、南九州市小児科2となっている。また、県内各地からの医師派遣の要請について は、鹿児島大学病院内の地域医療支援センターが窓口になっていて、大学病院内の医師派遣の 整理・調整を行うように、再三努力をしているけれども、極めて医師不足で難しいというよう な状況にあり、引き続き努力はしたいという県の意向であるとの説明でした。 討論はなく、採決の結果、請願第3号は、全員異議なく採択すべきものと、また関係機関に 意見書を提出すべきものと決定しました。 次に、陳情第11号、「こころの健康を守り推進する基本法」(仮称)の早期制定を求める意見 書の提出を求める陳情について申し上げます。 執行部より、自殺者については、平成21年度は全国で3万2,845人、本県では470人、南薩地 域で41人、南さつま市で12人、平成22年度は、全国で3万1,690人、本県では、476人、南薩地 - 204 - 域で49人、南さつま市では10人、平成23年度全国で3万651人が、本県では436人、南薩地域で 34人、南さつま市で5人亡くなっている。また本市の国民健康保険の医療費で精神疾患で要し た医療費が約9億円で全体の23パーセント、疾患の中でトップであるとの説明がありました。 討論では、本市の精神的な疾患に係る経費割合は非常に高く、今後、益々比率が増してくる のではないかと思う。そういう意味で、こういう基本法を設定して、できるだけ対策を充実で きるような環境をつくっていかなければいけないと思う。さらに、全国で年間の死者数が3万 人を超えるということで、非常に大きな社会現象、大きな疾病になっている。国としても看過 できないということも報道されている状態であるので、早くこころの健康を守る基本法を制定 して、精神的な疾患の対策等、国を中心に進めていただきたいという賛成討論があり、採決の 結果、陳情第11号は、全員異議なく採択すべきものと、また関係機関に意見書を提出すべきも のと決定しました。 以上で、文教厚生委員会の報告を終わります。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。 ただ今の委員長報告に対し、御質疑ありませんか。 ○16番議員(上村研一) 議案73号及び74号について関連してお伺いします。これについて は、加世田幼稚園も含まれているわけですけども、加世田幼稚園に関連しては委員会の中では 議論があったものかなかったものか、あったとしたら項目だけでよろしいですのでお聞きした いと思いますけども。 ○文教厚生委員長(山下美岳) 加世田幼稚園の件について、質疑はなかったところでござい ます。今回、ただ幼稚園の項が削除されるということでなかったということです。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 討論に入ります。討論はありませんか。 ○13番議員(清水春男) 私は、議案第73号南さつま市立学校の廃止についてと議案第74号 南さつま市立学校設置条例の一部を改正する条例、また議案第75号南さつま市立学校施設等使 用料徴収条例の一部を改正する条例の3議案に反対の立場で討論をいたします。 まず、議案第73号南さつま市立学校の廃止については、金峰地域の大坂、大田、白川の3小 は、これまで地域の核として、それぞれの地域の活性化のために大きな役割を発揮してきまし た。少子高齢化の中で地域に若者を住まわせる役割や、子どもは少なくとも、明るく思いやり のあるいじめのない学校づくりに、先生方の努力や地域民の温かい声かけ運動など強力で、地 域とともに100年以上の歴史をつくってきました。その学校が今年度で廃校となるわけです。 幼稚園、小学校の廃校後の活用策はほとんど決まっていません。また、学校廃止に伴い、国か らきている交付税も4,899万9,000円ありますが、段階的に減らされることになります。学校が - 205 - ない地域には若者が住める条件が一層厳しくなることは明らかです。地域を衰退させないため にも、学校の統廃合に反対をします。 議案第74号南さつま市立学校設置条例等の一部を改正する条例では、この条例改正は、第1 条で笠沙中と大浦中を廃止して大笠中に改め、2条では加世田幼稚園の廃止に伴い、幼稚園を 削るものです。このことは、学校や幼稚園の廃止によって、若者世帯が、子育てしにくくなり ます。若者世代が地域に住もうと思う気持ちをなくする施策でもあることを述べて反対討論と します。 最後が、議案第75号南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等の一部を改正する条例につい てですが、市内の廃校になる小・中学校の体育館や運動場などの使用料を徴収する条例ですが、 地域民の交流の場として無料に開放すべきです。そうすることが地域の活性化につながると考 えます。以上述べて反対討論といたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○16番議員(上村研一) 私は、議案第73号南さつま市立学校の廃止について及び議案第74 号南さつま市立学校設置条例等の一部を改正する等の条例に賛成の立場で討論いたします。 今回、加世田幼稚園、金峰地区3小学校、大笠地区2中学校があげられている件であります。 加世田幼稚園については、ただ今、委員長報告にもありましたように、質疑がなかったという ことですが委員会の中では、この件については、平成23年6月議会での陳情に対する判断、そ れに至る議論の中にあったというふうに思っておりますし、その後、この加世田幼稚園につい ては、関係者への支援も適切になされたというふうに思っておりますし、そういったものを受 けての今回の議決であろうというふうに思っております。学校再編につきましては、大笠地区 の両中学校では、既に閉校記念の運動会も開催され、終了しております。そのほか、今、委員 長報告の中にもありましたように、閉校そして新たな学校の開校に向けての準備が進められて おります。また、金峰地区3小学校に置いても、閉校記念の運動会はこれから、開催されてお りますが、先ほどの中学校同様に、いろんな議論がなされほぼ終了しているというようなこと でございます。そして、それぞれの3小学校には、既に看板も設置されております。その看板 に共通している言葉としては、「ありがとう大坂小。」、「ありがとう白川小。」。「ありがとう大 田小。」の文字を私は確認してまいりました。「ありがとう。」という言葉は共通しております。 このような、実質的な、再編手続が進められる中、そして、「ありがとう。」関係者の気持ちが その中でも再編が進めている中での議決は大変複雑な思いがするわけですが、「ありがとう。」 関係者の言葉、そして、聴くところの多くの児童・生徒の期待と希望に対するそのことについ て、私は否定することはできないというふうに思っております。以前教育長は、学校再編の問 題を柿の実に例えられました。覚えておられるでしょうか。まさに、季節は今秋です。実りの 秋です。大きく、真っ赤に熟した柿の実がそこには見えておられますでしょうか。地域の将来 を考える場合、地域の将来を担うのは、その地域で生まれ育った子どもたちであるとした場合、 - 206 - 一番重要になるのは教育であることは言うまでもないと私は考えます。この教育を施す主体は どこなのか。誰なのか。そこが議論すべきことは、判断すべきことは、何なのかについても、 今後まだまだしっかり私自身も考え続けなければならないというふうに思っております。加世 田幼稚園については、施設の今後の利用について大変すばらしい立地施設であると思いますの で、十二分な活用ができるような、そのための積極的な支援・協力を市としてもするべきであ ると思っておりますし、学校再編につきましては、同時にただ今いろんな、環境整備も行われ ているようですが、学校再編は、関係者の自己都合による通学区域の変更ではないために、特 に通学環境、通学路、登下校手段については、支障、格差が生じないようにやはり特段の配慮 に努めるべきであると考えます。今後、公平・公正な考え方、制度運用のもと、関係児童生徒 への適切な補助、関係地域の環境整備がしっかりなされなければならないということを最後に 意見として申し上げ私の賛成の討論といたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 私は、議案73号、74号、75号の件につきまして、反対の立場で、 意見を述べてみたいと思います。 73号につきましては、市立学校の廃止についてでありますが、学校は地域の文化的なあるい は精神的な中心になっておる施設であり、これを守っていくことこそ若い人たちが帰ってくる。 そういう条件になると私は考えます。大坂小においては16名、大田小31名、白川小9名と、こ ういう児童・生徒がおられる中で、この方々の合同学習というものを盛んにすれば、何らデメ リットのない学校をつくられると、このことを私は考えます。創立、明治12年、13年という学 校でありますから、創立113年、116年という長い歴史を持つ学校をなくしてしまうということ については、もっと慎重にやるべきではないかというふうに考えます。先ほど委員長も言われ ましたように、学校があることによって地方の交付税と算定基礎になってくる大きな財政上の メリットというものもあります。宮崎県の五ヶ瀬町においては、小規模校であるけれども、全 員が合同学習するということによって、人間力が高まってきているという事例もあります。幼 稚園の募集停止について事実上進んできたわけですけども、幼児教育につきましては、昭和4 年5月5日、加世田市幼稚園婦人会立として設立し82年の歴史を持ちます。この公立の幼稚園 があるということが、幼児教育の水準を保つという面で大きな役割を果たすと私は考えます。 今後どのような利用されるのかということもわからないことで、自然に今度の卒園生が終われ ば廃止するというようなことで削除の議案になったということであります。やはり公立幼稚園 は残すべきである、そのための対策をとるべきであるというふうに考えます。 学校施設の使用料条例については、学校は開放して、地域と一体となった利用、地域の利用 に資すると供するということが、子どもの教育にとっても、社会教育にとっても非常に重要で あるということから、せめて学校は教室も含めまして、夜間の開放というようなものはもっと 盛んにできるような方向で利用するという方向が必要であると、本市においては、いわゆる使 - 207 - 用料を取るということになっておりますんで、使用料は取らなくていいんじゃないかという声 も多数ありますので、申し添えておきます。以上でございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。1件ずつ採決いたします。 まず、議案第73号南さつま市立学校の廃止についてお諮りします。 本件は起立により採決いたします。 この議案は、可決することについては、地方自治法第244条の2第2項及び南さつま市立学 校設置条例第3条の規定により、出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。ただ今 の出席議員は22人であり、その3分の2は15人であります。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) ただ今の起立者は、20人であり3分の2以上であります。 したがって、議案第73号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第74号南さつま市立学校設置条例等の一部を改正する等の条例についてお諮りし ます。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第74号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号南さつま市立学校施設等使用料徴収条例等の一部を改正する条例について お諮りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第76号権利の放棄についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 - 208 - 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。 次は、請願第3号「県立薩南病院に小児科の再開と産科の開設を求める請願書」についてお 諮りします。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、請願第3号は、採択することに決定しました。 次は、陳情第11号「こころの健康を守り推進する基本法」(仮称)の早期制定を求める意見 書の提出を求める陳情についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、採択であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第11号は、採択することに決定しました。 ○議長(大原俊博) △ 日程第15 議案第77号から △ 日程第35 陳情第97号まで 次 は、日 程第 15、議 案第 77号平 成24年度南 さつ ま市一 般会 計補正 予算 (第4号)から日程第35、議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計 決算の認定についてまでの議案21件を一括議題といたします。 予決算特別委員長の報告を求めます。 [上園邦丸予決算特別委員長登壇] ○予決算特別委員会(上園邦丸) それでは、予決算特別委員会の報告を申し上げます。 本委員会では去る9月12日、13日、14日、18日及び19日の5日間にわたり委員会を開き、付 託された議案第77号平成24度南さつま市一般会計補正予算(第4号)のほか議案20件の審査を いたしました。 まず、補正予算7件について報告いたします。 まず、議案第77号平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。 2款総務費1項総務管理費6目企画費のりんりんかせだに関して、修繕費については、現在 まだ年度途中であり、また室内で適正管理が行われていることなどにより、修繕費が発生して - 209 - いない状況である。利用状況については、6月の梅雨時期、8月の暑い時期は例年利用者が少 ないが、総務委員会での意見等も参考にしながら、有効利用について前向きに検討したいとの ことでした。 同じく6目企画費クジラ骨格展示施設経費2,000万円の増額は、建設予定地は地耐力が少な く沈下のおそれがあるため、杭を打設しなければならない。また、当初計画では半地下式の古 墳形を想定していたが、地下水位が高く、半地下方式では、骨格に悪影響を与える結露の発生 が予測されることから地上式に変更したため、平屋建てから一部2階建てに計画を変更したも のである。クジラ館の完成は2月末を目指し、3月10日にオープンさせたいが、入場料は取ら ない考えである。管理費は、年間約50万円を想定しているとのことでした。 3款民生費1項社会福祉費3目老人福祉費、地域介護福祉空間整備等施設整備事業、1億 2,582万8,000円は、いなほ館の譲渡を受けた博楽福祉會が、同敷地内に地域密着型介護老人福 祉施設を新設、また、介護事業所である桑の実と尊丘の家の2つの施設にスプリンクラーを整 備するための補助金であり、財源は全額県費である。また、補助金の内示があったのは8月23 日付、市の受付は8月27日であるとのことでした。 8款土木費6項住宅費1目住宅管理費は、笠沙町において県施工により進められている広域 農道の線形見直しによる市営山野団地の移転について、最終的に本市が合意し解体費を含む 4,787万8,000円の移転補償契約を行ったことから、山野団地6戸中該当する3戸の解体費用な どの459万6,000円を増額補正するものである。移転補償契約においては、新たに住宅建設をす る契約をしているとのことでした。 9款消防費1項消防費1目常備消防費では、長期間使用するはしご自動車の機能や安全性を 確保するために、オーバーホールを実施しなければならないこととなっている。このはしご車 は、既に12年を経過したことからオーバーホールの経費として3,400万円を増額するものであ る。同型式、同仕様の車を新規で購入した場合の価格は、1億5,000万円程度である。オーバ ーホールには、3か月程度の期間を要する。現在、消防組合では2台のはしご車を所有してい るが、枕崎市所有のはしご車は現在使用不能となっており、整備期間中においては、はしご車 は存在しない状況になるとのことでした。 10款教育費3項中学校費3目学校建設費の委託料450万2,000円及び公有財産購入費368万 3,000円は、大浦中、笠沙中を再編する新たな中学校のグラウンド改修に係る測量設計委託料、 土地購入費である。購入面積は、2,455平方メートルを予定している。なお、中学校運動場の 面積は、学校教育法の中学校設置基準で定められており、生徒数1人以上240人以下では、 3,600平方メートル以上となっている。購入後の大浦中学校グラウンドの面積は1万1,385平方 メートルになり、中学校設置基準の約3倍の面積になる。現在、グラウンドの排水等の環境が 悪いため、嵩上げや土盛などを総合的に考え合わせた中、効率的な改修になるよう検討をして いるとのことでした。 - 210 - 次に、歳入について申し上げます。 15款財産収入1項財産運用収入1目財産貸付収入、土地建物貸付収入の太陽光発電用地貸付 料371万3,000円について質疑があり、平成24年度分の8か月分の貸付料であり、1平方メート ルの単価は130円であるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第77号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第78号、平成24年度南さつま市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につ いて申し上げます。 執行部の補足説明では、平成25年4月から広域連合の新システム移行に伴う、市設置の端末 機5台分とソフト購入費が主なものであるとのことでした。新システム移行についての質疑が あり、平成19年に県広域連合が設立されたが、機器購入から5年経過し耐用年数等もきている ので、新しいシステム及び機器の買替えであるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第78号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第79号、平成24年度南さつま市介護保険特別会計補正予算(第2号)について申 し上げます。 執行部の補足説明では、高齢者元気度アップポイント事業は、本年度、県が新たに制度化し た事業であり、事業のねらいは、65歳以上の高齢者の自主的な健康づくりや社会参加活動に対 し、商品券等を交付できるポイントを付与し、介護予防や健康維持の取組を促進し、併せて地 域経済の活性化を図ろうとするものである。今年度は、生きがい対応型デイサービス事業、サ ロン・ビタミン・愛事業、介護予防教室、老人クラブなどの活動などの参加者に対してポイン トを付与する計画であるとのことでした。ポイント付与等に関する質疑があり、1ポイントは 100円、概ね1時間の活動に対して1ポイントを付与、1日の上限を2ポイントまでとし、一 人当たり年間50ポイントを上限に考えているとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第79号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第80号平成24年度南さつま市土地区画整理特別会計補正予算(第2号)について 申し上げます。 執行部の補足説明では、一般会計繰出金として加世田第三土地区画整理事業地区内の保留地 処分金3,922万9,000円、公債費に長期債元金の繰上償還金5,885万円であるとのことでした。 繰上償還の選定理由などについて質疑があり、件数は2件であり、借入先と保証金なしで償還 の協議が整ったことから、繰上償還するものであるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第80号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第81号平成24年度南さつま市診療所特別会計補正予算(第2号)について申し上 げます。 執行部からの補足説明では、返還金395万8,000円は、平成19年度から21年度までの私的流用 に係る県補助金過払いの返納金であるとのことでした。 - 211 - 採決の結果、全員異議なく、議案第81号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第82号平成24年度南さつま市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について 申し上げます。 報償金について質疑があり、交通災害共済の在り方について検討委員会を設置するための報 償金であり、委員については7名を予定している。現在、市総務課で事務を行っているが、市 にこういう制度があることがどうなのか。また、保険制度は民間の方でも充実していると思う ので、そういうことなども含め総合的に判断をしていきたいとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第82号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第83号平成24年度南さつま市水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げ ます。 補足説明では、加世田上水道の内山田地区は、内山田水源地からの直圧給水のため、使用の ピーク時には高台区域に水圧低下が発生している。また、水源地は湧水であり、計画取水量は 1日1,000トンだが、時期的に取水量が半分以下になり、安定給水に支障が生じている。併せ て今後の水需要に対応し、安定給水を行うため、対策を講じようとするものであり、その方法 としては、加世田上水道の最大水源地である万之瀬水源地の水を利用し、加世田高校上の第6 配水池先から新たに送水管を布設、途中に配水池を設け、その下流側に配水管の新設布設替を 行うものである。今回の補正は、施設設計、地質調査、用地測量の業務委託の1,041万6,000円 であるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第83号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、決算に関する議案14件について報告いたします。なお、決算の現地調査については、 9月13日に13か所の調査を実施いたしました。 まず、議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算の認定について申し上げます。 2款総務費1項総務管理費1目一般管理費の職員研修については、近年、病気休暇等も多い ことからメンタルヘルスということで、心のサポート・アミ福祉臨床心理士を呼んだ研修など も行なった。各種職員研修の受講成果としては、実務の中で役立っているものと思っている。 職員の自主性を尊重しながら研修を実施しているとのことでした。 4款衛生費2項清掃費2目塵芥処理費のもやせるごみ及び資源ごみ・もやせないごみ収集運 搬業務委託料については、市の自治事務で随意契約ができることになっており、この業務委託 については、継続的かつ安定的に運営するために、従来から業者に随意契約で委託している。 本市のごみ処理計画において、新規参入の業者については、現在のところ認めがたいというこ とが明記してあるとのことでした。 7款商工費1項商工費4目観光施設費のかせだ海浜温泉ゆうらくの水中ポンプ取替修繕につ いては、平成15年に入れ替えたポンプの揚湯量が、1日当たり約105トンあったものが1日当 たり約70トンに減少し、営業に支障をきたすことが懸念されたため、市が持っていた予備ポン - 212 - プを修理し入れ替えた。しかし、ポンプが正常に作動せず、もう一度引上げ、再度修理を行い、 深度を約18メートル浅く入れ直したものである。予備費からも充用し、結果的にはポンプの取 替作業を2回実施したことによるポンプ点検・整備費とクレーン作業に要した経費である。現 在は、1日当たり約100トンの揚湯量があるとのことでした。 10款教育費1項教育総務費3目教育振興費の不用額997万305円についての大きな要因は、学 校再編を考慮して大浦中学校のパソコン購入を見送ったことによるものである。再編後に新し いパソコンの整備をする計画であるとのことでした。 同じく5項社会教育費1目社会教育総務費の青少年体験活動事業のいきいき友愛寮について、 参加者の内訳は、金峰地域の学校から17名、その他の学校から26名である。なお、監査時には、 参加者などの内容について、監査委員には説明はなかったとのことでした。 浄化槽の管理経費が、一般会計全体で2,142万5,346円、主なものとしては、土木費の住宅管 理費で378万7,257円、教育費の関係で1,234万6,426円支出しているが、行政の在り方において、 場合によっては、職員の専任又は専門の必要性もあるかと思うが、民間ができるものは民間に お願いし、限られた財源であることを十分自覚しながら、適正な契約額で今後も進めていきた いとのことでした。 討論では、不納欠損、収入未済の額が多大なものになっている。市が進めている学校の統廃 合、幼稚園の3歳児の募集停止も含まれた決算になっているので反対する。また、市税や市民 負担金未納額が示すように、暮らし困難が一層拡大した決算である。財政改革により市民サー ビスが低下し、正規職員の削減、補助金の削減や学校統廃合などが進んできた。県や国が言う がまま減反政策を進め補助金の削減、また、憲法違反の自衛隊の募集事務に対して無批判、こ ういう点は、憲法の立場で暮らしを守る防波堤となるべきであり反対する。一方、決算認定は、 議会が決定した予算が趣旨と目的にしたがって適法・適正かつ効率的に執行されたかどうかを 判断するものであり、今回、指摘された事業が来年度以降、予算編成や行政執行に当たり、条 例等に則って行うべきであることを意見として申し上げ賛成するとの討論がありました。 挙手採決の結果、賛成多数で、議案第84号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第85号平成23年度南さつま市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 国保税の退職被保険者に係る不能欠損額は、41万3,904円で、主なる理由は、生活困窮の申 し立て者、事業不振、借金返済の事情等である。本市は医療費がかなり伸びてきている状況で ある。平成24年度において、保険税の値上げをせざるを得なかったという現実がある。平成23 年度の医療費は、1人当たり45万円を上回り鹿児島県で第1位になると予測され、早期発見、 早期治療をすることが最も大切なことであると思っているが、これまでの制度に基づいた取組 をこれからも進めていきたい。また、現在、鹿児島大学と連携協定を結んでおり、今後、健康 長寿のまちづくりに向けて取組を行っていくこととなっている。平成24年度において、医療費 - 213 - の分析作業や戦略会議を設置予定であり、その中でも課題などの提起をしながら、市民の健康 づくりや医療費抑制のために努力していきたいと考えているとのことでした。 討論では、国保税を引下げ、少しでも払える保険税にすべきであり、国保の負担は加入者に とって大変厳しいものである。決算の中で、収入未済額、不納欠損額が多額にあるのは、その あらわれであり反対する。また、申請減免がわずか8件、生活困窮世帯が595世帯ある中で、 市の独自軽減をすべきであるという立場から反対する。一方、多受診、投薬の重複などを全面 的に抑えるということは、疾病の重症化を招くおそれもあるので、可能な範囲での是正、医療 費の軽減、税の軽減、また、医療費分析を進めていただくことを意見として申し上げ賛成する との討論がありました。 挙手採決の結果、賛成多数で、議案第85号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第86号平成23年度南さつま市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につい て申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 後期高齢者医療については、減免申請の事例はない。督促は、納期限後20日以内に納付がな い場合に督促状の発送をしているが、高齢者であるため、納め忘れが多いものと理解している とのことでした。 討論では、普通徴収の収納率も昨年よりも低くなっており、また収入未済額、不納欠損額が あるという点で、高齢者の方々の負担が大きいと思うので反対する。高齢者が安心して医療を 受けられる制度にするために、即刻これは廃止すべきであるので、反対するとの討論がありま した。 挙手採決の結果、賛成多数で、議案第86号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第87号平成23年度南さつま市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について申し 上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 要介護認定者数については、高齢化率は上がっていく傾向にあるが、高齢者の人口が減って いく状況にあるため、認定者数は減っていく傾向に今後もあると思っている。要支援・要介護 の認定を受けた方々については、それぞれ事業所の方で、ケアマネージャーを中心に、本人、 家族などと必要な給付サービスについて話し合いながらプランを作成する。低所得者に対する 減免制度等もあるので、それを活用する中で給付を受けているものと理解しているとのことで した。 討論では、加入者である被保険者が高齢化し、負担に関して多くの方から不満の声が上がっ ているので反対する。利用料の軽減を図る必要があり、認定において自立と軽度者を増やす認 定の方向がとられてきている。また、制度について周知徹底をし、住民の皆さんが利用しやす い相談体制をつくるべきであるという立場で反対するとの討論がありました。 挙手採決の結果、賛成多数で、議案第87号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第88号平成23年度南さつま市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について - 214 - 申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 有収率は、81.34パーセントで、前年度に比べプラス0.6ポイントである。有収率が低い理由 として、老朽管が多いのが一つの原因である。料金統一については、給水負担金だけでなく水 道料金の関係もあり、併せて検討していきたいと考えているとのことでした。 採決の結果、議案第88号は、全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第89号平成23年度南さつま市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算の認定 について申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 平成24年3月末の坊地区の加入率は、全体で57.8パーセント、坊1地区は82.1パーセント、 坊2地区は16パーセントである。加入率の向上対策として、未加入世帯の戸別訪問を行い加入 促進のチラシ配布に取り組んでいるところであるとのことでした。 討論では、環境整備という点では反対をせず協力をしてきたが、泊地区の整備に関しては、 もう少し慎重に住民の声を聞き、具体的な話し合いを行い、理解を得る努力をすべきと思うが、 このことが不十分であると考え反対するとの討論がありました。 挙手採決の結果、賛成多数で、議案第89号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第90号平成23年度南さつま市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定につ いて申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 収入未済額6万5,000円の内訳は、平成20年度分が1人、4か月の8,000円、平成21年度分が 2人、13か月分の5万円、平成22年度分が1人、1か月分の3,000円、平成23年度分が1人、 2か月分の4,000円であるとのことでした。 採決の結果、議案第90号は、全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第91号平成23年度南さつま市土地区画整理特別会計歳入歳出決算の認定について 申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 保留地処分金7,769万円は、加世田第四地区の保留地処分金であり、宅地9区画2,652.45平 方メートル、7,685万円、墓地2区画11.48平方メートル、84万円であるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第91号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第92号、平成23年度南さつま市診療所特別会計歳入歳出決算の認定について申し 上げます。本件は、歳入歳出、一括して審査いたしました。 医師派遣については、従来どおり自治医科大に県内のへき地の市町村等が、負担金等を払い、 県を通して自治医科大卒の医師を診療所に派遣していただいているとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第92号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第93号平成23年度南さつま市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定について 申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 見舞金の給付改善については、検討していない。今後の検討課題であるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第93号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 - 215 - 次に、議案第94号平成23年度南さつま市特別養護老人ホーム事業特別会計歳入歳出決算の認 定について申し上げます。本件は、歳入歳出一括して審査いたしました。 採決の結果、全員異議なく、議案第94号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第95号平成23年度南さつま市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び 議案第96号平成23年度南さつま市水道事業会計決算の認定についての2件は、一括して審査い たしました。また、議案第96号は、収入支出一括して審査いたしました。 補足説明では、議案第95号は、地域の自主性や自立性を高めるための改革の推進を図るため の関係法律の整備に関する法律より、地方公営企業法の一部改正であり、地方公営企業の経営 の自由度を高めるなどの観点から、公営企業における資本制度が見直され、平成24年4月1日 から利益剰余金についての法定積立金の積立義務が、今まで20分の1を下らない金額を減債積 立金又は利益積立金として積み立てなければならないという規定があったが、これが廃止され、 利益の処分は地方公営企業がそれぞれの経営判断に基づき、条例の定めるところにより、また 議会の議決を経て対応することになったためであるとのことでした。老朽管の布設替えは、毎 年、加世田地区で約1億円、金峰地区で3,000万円ほど行っているが、これでも追いつかない 状況である。有収率は若干だが上がっている状況にあり、老朽管の布設替えの効果と考える。 建設改良積立金は、老朽化した設備の改修や施設整備のための積立金であるが、積み立てた分 を翌年度か翌年度以降に使用している状況である。なお、資本的収支については、合併してか ら約2億から3億円程度の不足が生じている。剰余金を積み立てなければ、次年度以降の改良 整備等ができない状況になるとのことでした。 採決は、1件ずつ行いました。 議案第95号は、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第96号は、全員異議なく、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 次に、議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決算の認定につい て申し上げます。本件は、収入支出一括して審査いたしました。 医業外収益の受取利息については、昨年は現金を全部当座預金に入れてあったが、23年度中 に検討を行い12月から利息の付く預金に変えたことにより発生した利息であるとのことでした。 採決の結果、全員異議なく、議案第97号は、原案のとおり認定すべきものと決定しました。 以上で、予決算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(大原俊博) 本特別委員会は補正予算の審査については、議長を除く全議員21人をも って、また、平成23年度各会計の決算の認定等の審査については、議長及び議選監査委員を除 く議員20人で構成する予決算特別委員会でしたので、質疑を省略したいと思いますが、御異議 ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 - 216 - したがって質疑は省略することに決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 ○13番議員(清水春男) 私は、議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算と 議案第85号平成23年度南さつま市国民健康保険特別会計歳入歳出決算並びに議案第86号平成23 年度南さつま市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、次に、議案第87号平成23年度南さつま 市介護保険特別会計歳入歳出決算、最後に、議案第89号平成23年度南さつま市漁業集落環境整 備事業特別会計歳入歳出決算について反対の立場で討論をいたします。 まず、一般会計の方から、歳出から述べていきます。行財政改革により市の補助金も減らさ れ、市民の暮らしに少しずつ影響が出てきているようにみられます。老人福祉では、高齢者等 訪問介護給食サービス事業でも市民の声は1食600円と高いという声です。利用者数が平成22 年度は183人あったものが167人に減っている。このことをみても制度がいろいろあったにして も、その影響が出ている要因ではないでしょうか。給食費の引下げをするべきです。 農業委員会費では、48人いた農地流動化推進員が46人になっています。農業委員会と一緒に 流動化を進める仕事ですが、市の面積が広くなった中で活動を強めるためにも委員の農地流動 化推進員の数は増やすべきです。 水産業振興費の、種苗放流事業として、マダイ、ヒラメ、イセエビ、カサゴの放流をやって いますが、放流した稚魚が大きくならないうちに網で獲られる。網の目を大きくするべきとい う声を漁民の方から聞きます。漁業協同組合と話し合い、協力を求める努力をするべきと考え ます。 教育費の中の事務局費に大笠地区と金峰地区の小中学校再編準備委員会の経費が計上され、 24年度で金峰地区の大坂、大田、白川小と笠沙中と大浦中学校が廃校になり、大浦中の後に大 笠中として統合されます。このことは、学校が廃校になった地域の活力がなくなる恐れがあり ます。幼稚園では23年度から3歳児の募集停止になりました。25年度からの廃園になりますが、 市は幼児教育を民間任せにして責任を放棄する施策を進めているようと言わなければなりませ ん。 収入の面では、市税の収入未済額が、市民税で1億3,994万5,352円、固定資産税では1億34 万270円、軽自動車税では252万2,759円も出ていることで、市民の暮らしの大変さがわかりま す。払いたくても払えない市民が増えていることがこれで読み取れます。市独自の減免制度の 充実をさせて、払える税金にするべきです。 議案第85号の平成23年度南さつま市国民健康保険税の決算に関しては、国保会計は収入の安 定しない自営業者や農林水産業などの方々が多く加入している保険制度です。払いたくても払 えない実態が収入未済額の1億2,743万883円を見ても明らかではないでしょうか。一般会計か らの繰入額を増やし、払える保険税にするべきです。また市民の健康と暮らしを守るべき市長 として、国に対して、国保に対する補助率を、元の50パーセントに戻すよう、国に声を上げる - 217 - べきと考えます。 次に、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について述べます。高齢者は少ない年金から税 金や公共料金、介護保険料などを天引きされて大変な生活を強いられています。そのことは、 収入未済額が54万1,000円出ていることでもみられます。今の民主党政権も後期高齢者医療制 度は廃止すると公約していました。そのことを政府に実現させるよう求めると同時に、この制 度の廃止を求めます。 次に、介護保険特別会計歳入歳出決算について述べますが、介護保険料が負担が大変だとい う声です。このことは、収入未済額が349万9,957円出ています。また不納欠損額も97万1,000 円ありますが、このことからも明らかです。サービスを受けたくても1割の利用料を払わない と受けることができません。このことも問題です。介護保険料と利用料の減免をしてサービス が受けられる制度にするべきと考えます。 最後に、漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算について述べます。私はこれまでのこ の事業に対しては賛成をしてきましたが、坊泊処理場の範囲が泊地区まで拡大されますが、坊 2工区でも16パーセント、泊地区は51パーセントという答弁がありました。51パーセントの市 民がすべて下水道に加入するかといえば、答弁では加入をすると言いますが、私が聞いた範囲 では、良いと答えた方でも加入はしないという方も何人か聞きます。住民の理解を得る説明が 不十分であるのではないかと考えます。加入するには、設備費がかかります。個人によってそ の額は変わりますが、その話が十分にやられていないと、後で問題になると考えます。住民へ の説明会を十分行うべきと述べて反対の討論といたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○9番議員(室屋正和) 議案第84号の賛成討論をいたします。 議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算の認定について賛成の討論といたし ます。審査において一定の行政目的を達成し、住民の福祉向上が高められていると理解をいた します。ただ、南さつま市地域等環境整備基金の主旨、目的、積立の額、処分における社会教 育総務費の特にいきいき友愛寮の事業は、条例を違反した支出を行っている事業であったと言 わざるを得ません。私は議会に身を置く者として、決算の認定を行うに決算は、議会が決定し た予算がその事業の主旨と目的に執行されたかどうかを問う等であります。よって、今回指摘 された事業が、来年度以降の予算編成や行政執行に生かされるよう、自治法、条例、規則など などによる事務が誠実、公平に執行されるべきであることを申し上げまして、賛成の討論をい たします。 次に、議案第85号、86号、87号、89号については、予算が事業の使途目的に執行され、住民 の福祉向上が図られていることを理解し、賛成の討論といたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 私は議案第84号、85号、86号、87号、一つ飛びまして89号につい - 218 - て、認定しないという立場から意見を述べます。 まず、一般会計の平成23年度の決算認定についてでありますが、決算の審査においては、予 算どおり執行しているか。そういう数字的にあっているか、そういう立場だけでなく、その予 算の執行が市民の暮らし、営業にどう影響を与えたかという観点から審議すべきものであると 考えます。合併によるうたい文句として、均衡ある発展、一体化、そして財政力が強くなる、 サービスの質が高くなるということでありましたが、23年度決算はどうでしょうか。県、国が 言うがままのいわゆる行財政改革、定数管理を進めました結果、平成17年の農家戸数について センサスにおいては2,567戸でありましたが、その後の、同じ統計によりますと2,108戸、約 459戸の農家が減少しているという状況であります。一方、大型農家を対象とした施策が推進 されるため、小規模農家の経営が大変困難になっているのがわかります。平成17年度南さつま 市の農業総生産額を見ますと109億6,000万円というふうに数字が上がっています。平成22年度 の同じ総生産額について見ますと、87億6,000万と、こういうふうな減少しているというとこ ろからも、理解ができるのではないかと思います。やはり住民サービスの向上は人であると思 います。定員管理によりまして、相当数の職員の減少が見られております。 一方、学校の図書司書の嘱託職員化、兼務化、また学校助手の配置についても嘱託員化に全 部切り替えるというような在り方であります。やはり子どもを犠牲にした行政改革は、あり得 ないと私は考えるところであります。 憲法の問題も論議をいたしましたが、やはり憲法を守る地方自治でなきゃならないと思いま す。これは生活保護の認定においても同じことであり、平和の問題についても同じことである と思います。今年も終戦記念日、原爆投下の日を迎えたわけですけれども、高齢化になられた 戦争体験者がやっと重い口を開き、悲惨な戦争体験を語り始めているというのが今年の特徴で あり、その多くの人たちの犠牲の上に、今の憲法ができあがったということを私どもは痛感し て、その精神を地方自治で発揮するということが求められているというふうに考えます。 身近な問題では補助金のことも申し上げましたが、平成23年度各種補助金、交付金の削減、 廃止されるものが多くて、全体で64項目、廃止は9項目。今度の決算でも、各種団体等の育成 事業は、224万程度ありましたのが172万に減額しているというような事例でもわかると思いま す。やはり、国県の悪政から住民を守る、暮らし営業を守る防波堤の役割として、地方自治が 仕事をすべきであるということを述べたいというふうに考えております。 それから、議案第85号の国保の決算の認定についても、認定しない立場で討論いたします。 国保の現状を見ますと、特殊事情に考慮した負担減免策がとられるべきであるということが、 痛感される決算だと思います。平成23年度の申請減免は8件で、適用が8件ということでござ いましたが、内容を見てみますと、離職による生活困窮が1件、農作物の降雪被害が1件、そ れから東日本大震災による被災が4件、学生が4件、わずか8件であります。21年度は48申請 があって、47減免されているということであります。平成22年度は19件の申請が出て18人の適 - 219 - 用がなされているということです。やはり制度的に欠陥があるわけですので、住民を守る立場 で軽減対策をとるべきだということを申し上げたいと思います。 それから、86号、後期高齢医療の決算の認定についても、反対の立場で意見を述べます。 75歳という年齢で故障あるいは病気が多いお年寄りを囲い込むそういう制度について、国民 的な怒りの声があり、マニフェストにおいてもこれを廃止すると、現政権の公約でした。当面、 老人保健法に戻すことによって、制度の根本的な検討をし、国民的な論議を起こすことによっ て、高齢者が安心して医療にかかれるという制度を構築すべきであるというふうに考えます。 高齢者の方々の負担軽減を市としても考えるべきだと、当面考えるべきだと申し上げたいと思 います。 議案第87号介護保険の特別会計の決算についても、認定しない立場で討論を行います。認定 については、大変厳しくなったという年であります。調査の基本項目が82項目が74項目に減ら されるということによって、国が安あがりの制度にしようという方向を打ち出しました。いわ ゆる、要支援者と要介護1を、7対3に持っていくというねらいを持っております。必要な人 が自分が希望する介護サービスが受けられるような状況にすることこそ、必要であります。施 設に入所希望出しておられる方が、複数希望も含めて延べ400から500人おられる現状、いわゆ る待機者と言われている人たちが非常に多いという点についても、希望するサービスが受けら れるという点では実現していない。これを早急に改善すべきであるというふうに、申し上げま して、私の反対討論といたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○19番議員(下釡清和) 私は、議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算の 認定から、議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決算の認定まで の平成23年度各会計の決算に係る議案14件すべてについて認定すべきであるとのことで討論い たします。 各会計においては、その予算の目的にしたがって執行され、おおむね適正に行われていると 認めます。その中心となる一般会計においては、経費節減の努力や高利率や交付税措置の少な い起債等の繰上償還、有利な起債や補助金等の活用も行われ、基金等の積立ても行われるなど、 実質公債比率も前年度より改善されたことを評価いたします。しかし、各会計とも、歳入や収 入における税、負担金、使用料、保険料などについては、収入未済、滞納や不納欠損が少なく なるよう引き続き努力することを望みます。また基金関係では、土地開発基金残高について錯 誤があったことから、今後適正な処理を行うこと、国保会計の2つの基金については、その必 要性を再検討し、整理することを望みます。また、他の基金についても条例・規則等に基づい て執行するようですね、更に厳正することを望みます。 一方、歳出及び支出面では、多くの会計で、浄化槽の保守点検等の随意契約が行われ、全部 を合わせると高額になっていることから、市独自での保守点検はできないか。検討することを - 220 - 要望し、各会計の決算は認定すべきとの討論といたします。 ○5番議員(諏訪昌一) 私も、議案第84号から97号まで、認定すべきという立場であります が、特に85号、86号につきまして若干の討論をさせていただきたいと思います。 委員会でも申し上げましたことでありますが若干、少しだけ角度を変えますと、昨年の医療 費のあまりの高騰で、この原因究明と対策をしなければ、国保税は高止まりが続くことになり ます。で、いろいろな指摘が市民からもなされているところでありますけれども、ともかくこ の医療費の分析と原因究明というものが急がれるところであります。鹿児島大学との連携を生 かすことはもちろんですけれども、その対策を生かすためにはどうしても長期的な展望という ものが必要になってまいりますが、市としても、まず、早急に昨年度の急激な問題についての 分析というのを急ぐべきではないでしょうか。さらにまた、国保税の減免はもちろんですけれ ども、減免という前に、例えばその人の家庭のありよう等をお尋ねしたりする中での軽減対象 世帯は増えないのか。軽減対象になるような形でのその人の例えば、税の在り方ということを 検討することできないのか、それが、もしできるとするならば、軽減世帯の分について一般会 計からさらにプラスした繰入れをすることは容易になるわけですので、そういった形での切り 口というものも考えていくべきではないのかなというふうに考えるところであります。こうい ったことに努力すれば、助かる家庭がまた更に増えるということになります。国庫補助率の問 題はもちろんこれまでも指摘してまいりましたけれども、医療費そのものの改善をしなければ、 やっぱり根本的に直っていかない。すなわち、その医療費そのものの改善ということは、単に 医療費を抑圧するという形ではなく、市民の健康増進するという立場において進められるべき であるということを申し上げ、そうしなければ、この改善に王道ないということを重ねて申し 上げたいと思います。 86号につきましては、私も根拠法のいわゆる後期高齢者医療制度そのものの在り方について は反対でありますけれども、一地方自治体がその制度に加入している中での運用という中で、 本予算の認定に反対するという立場は私はとらないということを申し上げて賛成の討論とさし ていただきます。 ○7番議員(古木健一) 議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算の認定から 議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決算の認定、14議案につい てすべて認定することに賛成の討論をいたします。 決算の認定に当たっては、第1に最少の経費で最大の効果を上げるべく執行されているのか、 第2に、予算から決算の執行の一連において市民福祉の向上にかなっているのか、第3に新年 度の予算編成に向けて継続性や地域バランス、投資効果等が期待されるものであるか、第4に 事業仕分けに耐えられるものであるかと、このような視点であろうかと思います。14の議案を 通して、①職員の定員適正成果及び集中改革プラン、財政健全化後期計画は着実に実施推移さ れていると考えております。②市民福祉の向上につながるよう細かな事業が実施されてきてい - 221 - ると考えております。このような視点から、全体としておおむね適正であると考えております。 ①土地開発基金については、合併時の事務煩雑な時期のこととはいえ、7年間の決算をくぐり、 この9月に超法規的手法で減額をしなくてはならないという事案がありました。合併してから 今日まで至りますが大分改善されてきておりますが、本市の決算は内部決算のみですので、民 間やあるいは大きな都市の監査に比べ、徹底しないところがまだあるように思いますし、いま だに旧市町の考え方の執行があるように見えます。②行政全般においてそれぞれ専門職以前の 課題として、公務員としての服務規律や規範意識の研修が、昨今特に求められていると考えて おります。気になることは、現在の決算額の約半額であった旧市においては、現地調査も2日 間を要しておりましたが、合併後は1日だけであるとか、あるいはない年もあったように思い ますが、議会と行政は言い尽くされた言葉でありますが、車の両輪に例えられている深い意味 合いがあります。議会が先に走れば一輪車になりますし、行政の後追い議会では自転車になり ます。決算議会が活発なことは、次年度の予算に反映され、市が前進すると言われます。市民 の皆様も執行当局が実施し、市民に提供した料理を積極的に、まな板に載せ活発な論議で事業 の理解を相互に深めることになり、次年度の予算に活かされ、市民目線にかなうものであると いうことを理解していただきたいと思います。決算審議の過程で出された提案や問題点、課題 等については、新年度に活かされることを期待し、議案第84号平成23年度南さつま市一般会計 歳入歳出決算の認定から議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決 算の認定の14議案についてすべて認定することに賛成いたします。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 ここで休憩いたします。再開を13時といたします。 ○議長(大原俊博) 休憩 午前11時58分 再開 午後 1時00分 再開いたします。 採決に入ります。1件ずつ採決いたします。 まず、議案第77号平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第4号)についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第78号平成24年度南さつま市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につい - 222 - てお諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号平成24年度南さつま市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてお諮 りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号平成24年度南さつま市土地区画整理特別会計補正予算(第2号)について お諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第80号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号平成24年度南さつま市診療所特別会計補正予算(第2号)についてお諮り します。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第81号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号平成24年度南さつま市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)について お諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。 - 223 - 次に、議案第83号平成24年度南さつま市水道事業会計補正予算(第2号)についてお諮りし ます。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。 次は、議案第84号平成23年度南さつま市一般会計歳入歳出決算の認定についてお諮りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第84号は、認定することに決定しました。 次に、議案第85号平成23年度南さつま市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について お諮りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第85号は、認定することに決定しました。 次に、議案第86号平成23年度南さつま市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につい てお諮りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第86号は、認定することに決定しました。 次に、議案第87号平成23年度南さつま市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてお諮 りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 - 224 - 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第87号は、認定することに決定しました。 次に、議案第88号平成23年度南さつま市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について お諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第88号は、認定することに決定しました。 次に、議案第89号平成23年度南さつま市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算の認定 についてお諮りします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、議案第89号は、認定することに決定しました。 次に、議案第90号平成23年度南さつま市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定につ いてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第90号は、認定することに決定しました。 次に、議案第91号平成23年度南さつま市土地区画整理特別会計歳入歳出決算の認定について お諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第91号は、認定することに決定しました。 次に、議案第92号平成23年度南さつま市診療所特別会計歳入歳出決算の認定についてお諮り - 225 - します。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第92号は、認定することに決定しました。 次に、議案第93号、平成23年度南さつま市交通災害共済特別会計歳入歳出決算の認定につい てお諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第93号は認定することに決定しました。 次に、議案第94号、平成23年度南さつま市特別養護老人ホーム事業特別会計歳入歳出決算の 認定についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第94号は、認定することに決定しました。 次に、議案第95号、平成23年度南さつま市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてお 諮りします。 本件に対する委員長報告は、原案可決であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第95号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第96号平成23年度南さつま市水道事業会計決算の認定についてお諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第96号は、認定することに決定しました。 次に、議案第97号平成23年度国民健康保険南さつま市立坊津病院事業会計決算の認定につい - 226 - てお諮りします。 本件に対する委員長報告は、認定であります。 委員長報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第97号は、認定することに決定しました。 ○議長(大原俊博) △ 日程第36 議案議第1号及び △ 日程第37 議案議第2号 次は、日程第36、議案議第1号南さつま市議会会議規則及び日程第37、 議案議第2号南さつま市議会委員会条例の2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 [諏訪昌一議会運営委員長登壇] ○議会運営委員長(諏訪昌一) それでは、本日提案いたしました議案議第1号南さつま市議 会会議規則及び議案議第2号南さつま市議会委員会条例について、提案理由を御説明申し上げ ます。 地方自治法の一部を改正する法律が去る8月29日に成立し、9月5日に公布されたところで ありますが、今回の改正により、議会運営に関し、本会議においても、公聴会の開催、参考人 の招致をすることができるようになったこと及び委員会に関する規定を簡素化し、委員の選任 方法、在任期間等について法律で定めていた事項を条例で定めるようになったことに伴い改正 するものでありますが、併せて標準の会議規則、委員会条例に合わせるため全部改正をしよう とするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願 い申し上げます。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 本件は委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 - 227 - 採決に入ります。1件ずつ採決いたします。 まず、議案議第1号南さつま市議会会議規則についてお諮りいたします。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案議第1号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案議第2号南さつま市議会委員会条例についてお諮りします。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案議第2号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第38 ○議長(大原俊博) 議案第98号 南さつま市長及び副市長の給料の特例に関する条例 次は、日程第38、議案第98号南さつま市長及び副市長の給料の特例に関 する条例を議題といたします。提案理由の説明を求めます。 [本坊輝雄市長登壇] ○市長(本坊輝雄) それでは、本日追加提案いたしました議案第98号南さつま市長及び副市 長の給料の特例に関する条例について、提案理由を御説明申し上げます。 本議案は、本市元職員が酒気帯び運転により刑事処分を受けたことに関して、市長及び副市 長について処分を行うため、本条例を制定しようとするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わりますが、詳細については、総務企画部長から説明をさせま すので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○総務企画部長(山口力三) それでは、議案第98号について、詳細を御説明申し上げます。 議案第98号につきましては、建設部建設維持課長であった元職員が、地方公務員法第29条第 1号及び第3号に違反した行為で処分されたことにより、市長及び副市長の給料を減額するも のでございます。今回の処分に至った経緯を申し上げますと、元職員は平成24年8月30日の午 前6時18分ごろ、南さつま警察署において、酒気帯び運転で検挙されたもので、略式裁判によ る罰金30万円と違反点数が15点以上となったことにより、免許取消しの行政処分を受けるもの でございます。これらの処分を受けて、平成24年9月20日に開催した市賞罰審査委員会では、 交通違反の事実関係及び人事院による懲戒処分の指針、並びに県内市町村における公務外の不 祥事件による処分等を参考として審査を行い、その結果を市長に報告したところでございます。 処分の決定につきましては、地方公務員としての信用失墜行為の禁止及び全体の奉仕者たるに ふさわしくない行為に当たるもの、さらに、職員の模範となり、指導監督すべき立場にある課 長職が起こした行為は厳しく処分することとし、懲戒免職の次に重い停職6か月の処分とした - 228 - ところでございます。これらを踏まえまして市長にあっては現行給料66万8,000円の10パーセ ント、1か月分を、副市長にあっては、現行給料56万1,000円の5パーセント、1か月分をそ れぞれ減額するもので、現在の減額率に今回の率を加えますと、市長が30パーセント、副市長 が20パーセントとなります。なお、関係する職員につきましては、今回の事件が公務外におけ る違反であり、これに対する懲戒処分は要しないと認め、口頭による訓告処分としたものでご ざいます。以上であります。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○5番議員(諏訪昌一) 4点質疑さしていただきますが、以前の同様の事案のときにも申し 上げたんですけれども、その後、こういった例えば、職員の不祥事等による市長の減額とかで すね、いうような事例、他市の状況等は、調査されたかどうか。それから、どうも2番目にで すね、封建時代の連座制とですね封建時代、一人があげれば家族もですね、一族もというよう な、の連座制と同等な部分と見られる部分もあるというふうな感じ方も受け取り方もあるわけ ですが、その点についてはどう考えられるか。3番目にですね、段階的にこうずっと決裁があ がって、決裁をした仕事の中で、こういう若しくは容認しがたい過失で職員が犯したものなら 当然決裁をした側の責任も問われることになるわけですけれども、勤務時間外のことまで市長 が責任があるのかということに関してはどうなのかどうか、道義的な責任というのは、別にあ るというのはわかりますけれども、そういうはっきりとした核とした責任が問われるべきもの なのかどうか、それから4番目に、例えば過去に犯した事案が、後年発覚した場合に、過去の 上司が、さかのぼって責任を問われるものなんでしょうか。それとも、現在における上司が責 任を問われるものなんでしょうか。そのあたりについてどう判断されるか、現在の考え、今現 時点での考えをお聴かせいただきたいと思います。4点お願いします。 ○副市長(柴田達朗) 4点御質問ございまして、まず他市の状況等について調べたかという ことでございますが、職員の不祥事におけます他市の状況、市長、副市長それから、その上司 そういった関係については、いろんな事例がございますので調べてはおりますが、組織によっ てはですね、市長までこういった減給とか、そういったところまで及んでない大きな組織の中 ではそういったところまで及んでないところもあるようでございますが、一般に大体同程度の この市の中では調べた中ではやはり、職員のこういった不祥事については、市長、副市長ある いは上司についてのですねやはり処分というのが、これまでも適用されているようでございま す。それから連座制と勤務外についてということでございますが、今回の場合は、勤務外の摘 発された酒気帯び運転ということでございますけれども、これは市長も私もですが、これはあ くまでも市の職員が犯した一つの事案でございますので、勤務外でありましてても、これは道 義的にはどうしても我々の市民に対する一つの道義的な責任という部分も出てまいりますので、 そういった意味から今回こういった条例をお願いをいたしたところでございます。それから、 過去に犯した事案が発覚した場合のということでございますが、これは、過去の事案といいま - 229 - すのはいろいろ、どういった場合を想定もいろいろあると思いますけれども、例えば今この交 通事故関係について言いますれば、今2年間ですかね違反の状況を今起こした場合には、前の 事例までですね、違反の状況を証明、証明といいますかね、警察の方からですね、事故等の証 明といいますか、それをもらっております。それで、今職員には公務、公務外を問わずですね、 違反等があった場合は報告をするようにいたしておりますので、これが報告はがなされなかっ た場合にはですね、それなりの口頭で済むものがそれ以上の文書になりそれから、重くなれば 懲戒という形も出てきますが、報告なかった分については重くするということにしております。 ただ、そのことが上司に反映をするかと言いますとそれは、今の上司については、そこまでの 私ども過去のことに対するですね、上司に対しての責任というのは、その分について私は、お わないという形で今はとってるというふうに思います。以上です。事故等の証明については警 察署といいましたけれども、交通安全センターからの証明ということでございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 10番議員(鳥居亮幸) 勤務時間外のこのような職員の不祥事に対する今後の対策というも のがとられなければ、ただ給料を減額しただけで、依然として、ちょっとも変わらないという のであったら、市民も納得しないと思います。それで、一般的な不祥事、勤務時間外に対する 市長の新たな、この事例を受けてですね教訓としてどういうことを考えておられるのか、今ま でと変わらないということになるのかですね。私はこういう減額よりも、もっと積極的な研修 とかですね、いろんな養成していくと、育てていくという観点を持つべきじゃないかと思うん ですけど、その点が抜けているんじゃないかと思いますが、お考えをお聴かせいただきたい。 ○市長(本坊輝雄) 職員の綱紀粛正でありますけれども、職員も高卒であれば18で、大卒で あれば二十一、二で入ってくるわけでありますが、その後、それぞれの職員としての職場での いろんな仕事を覚え、また上司から教えられ生き方として、人としての生き方としてを積み重 ねての今日であるわけであります。私は、職員に就任いたしましてから申し上げておりますこ とは、公用車に乗ったり市役所に来たときだけが勤務時間じゃないということで、24時間365 日、市の公務員であるということを忘れないでくださいと、市役所の職員であるということを 忘れないでくださいと、このことは、市の職員として採用され、そしてこの道を公務員として は歩み始めた以上は、休み時間であろうが年休であろうが何であろうが、うちに寝ていようが 自由時間であろうが、公務員であるということは常について回りますということを申し上げて おります。そういう意味で、職員である前に市民であれと、市民である前に1人の人間として 世の中のルールを守ってほしいということを申し上げているわけであります。お互い私も人生 56年でありますが、それぞれ歩んできて生き方としては、めつ、はなつ、言わずともおのずと 生き方としては、それぞれ人生観を持って歩んでこられたであろうと思っておりますが、しか しながら、こういうことが起こるということは非常に残念でありますし、市民の皆さん方に申 し訳ないというそのいっぱいであります。今日もでしたが秋の交通安全運動30日まででありま - 230 - すが、職員には自主的に今日は7時過ぎからだったと思いますが、交通安全の街頭立哨をする ようにということで、それぞれボランティアで立哨をいただいたわけでありますが、また来月 になりましたら、法令講習を初めてでありますけれども、職員の法令講習を全職員を対象に行 いたいと思っております。今後ともですね、道路交通法の中でも、特に、私が就任いたしまし たときに、公用車の物損事故等も報告もあったりなかったりの状況でありましたので、すべて を報告させるとかそれから、これまでの交通違反等についてもすべてを報告させるとか、そう いうこと等も今やり始めて3年近くなるわけでありますが、すべてにおいて、やはり自らの責 任というのも、もちろん公務員は賠償責任とえないわけでありますが、自らの責任というのも 市民の皆さん方に対してのですね自覚をしっかり持っていただきたい、果たすべき役割という のを持っていただきたいということを申し上げております。今後、プライベートな部分であっ てもですね、やはり南さつま市の職員と市民の皆さん方から給料もらっているということをで すね、しっかりと念頭に置いて、仕事に精錬し、そしてまた世のルールを人として、人間とし てしっかり守っていただきたいとそういうふうに考えているところであります。今後とも御指 導方よろしくお願いいたしたいと思います。 ○10番議員(鳥居亮幸) お聴きしますと、勤務時間外についても、職員としての意識を持 てというような立場でいらっしゃるわけですけど、やはり勤務時間というのは、労働三法にお いてちゃんと決まっておりましてですね、その間だけが仕事の責任というのがあるわけですか ら、あくまでも、勤務時間内のいろんなことについて責任を持つというのが市長の考え方であ り、5時から先、勤務時間外のいろいろな私生活についてですね、市長が責任を持つというこ とは、ちょっと無理があるんじゃないかと思いますが、そういうふうには思っておられないの か、逆な立場から言えばですね、勤務時間外も勤務時間のようなふうに受け取られてしまうわ けですね、それはあくまでも勤務時間とは別な問題。それで、そこのところを混同しないよう なですね、市長の指導方針というのを聴かしてほしいと思います。 ○市長(本坊輝雄) 仕事についての責任というのはもちろん、勤務時間内の責任であります が、私が先ほど申し上げましたのは、職員としてやはり任命権者でもございますが、職員とし て勤務時間は離れたとしても、そいじゃ離れた、あとはどんないわゆるルールに違反した場合 にも任命権者は責任はないのかということになりますと、私はやはり道義的な責任がついてま わると、私はそのように受け止めております。そういう意味で誰にも迷惑かけないから、勤務 時間外は、何やってあとは全部すべて責任は自分でとりますというもんではないと思っており ますので、すべてが南さつま市の職員であるということは認識すべきであろうと思っておりま すので、仕事によることは仕事によることの責任のとり方、プライベートによることは人とし ての責任のとり方があろうと思っております。以上です。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○9番議員(室屋正和) この元職員は、既に退職されたわけですけれども、退職前は管理職 - 231 - のポストについとったわけですけれども、今後ですね来年の3月までの今までのポストをです ね不在にされるのか。その付近を今度どうされるか、その付近の対応はどうでしょうか。 ○副市長(柴田達朗) すいません。この元職のあとにつきましては、退職の同日付でですね 部長に兼務辞令を一応出してございます。すいません、退職日が9月の20日でございましたの で、翌日の21日付で兼務辞令を出してございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 本件は委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第98号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第39 ○議長(大原俊博) 議案第99号 平成24年度南さつま市一般会計補正予算(第5号) 次 は、日 程39、議案 第99号、平 成24年度南 さつ ま市一 般会 計補正 予算 (第5号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 [本坊輝雄市長登壇] ○市長(本坊輝雄) そ れでは 、議 案第 99号平 成24年 度南 さつま 市一 般会計 補正 予算( 第5 号)について、提案理由を御説明申し上げます。 本補正予算は、歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に2,110万円を追加しようとす るものであります。補正予算の歳出の内容につきましては、10月28日執行の衆議院鹿児島県第 3区選出議員補欠選挙に係る経費の増額補正であります。一方、歳入につきましては、歳出と 同額の県支出金を計上しました。以上で、提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議く ださいますようお願い申し上げます。 - 232 - ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○9番議員(室屋正和) 選挙の立会人を一般質問でもしましたけれども、節1のですね、非 常勤の職員報酬の非常勤職員ですけれども、この非常勤職員は、150ページを見ますと、職員 数が297名必要になるわけですけれども、この297名がですね、どのような方をこの非常勤職員 とされるのか。その付近をお願いしますのと、次の職員手当の1,011万1,000ですけれども、こ の1,011万1,000、もう半分を占めてる約半分を占めるわけですけれども、この時間外勤務手当 のですね積算根拠、大体何人ほどを対象にしてこういう計算されたのか、それとそうした場合 ですね大体平均、選挙事務について幾らぐらい1人の方に支払われるのか、その付近をちょっ とお願いいたします。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) ただ今お尋ねの節1報酬の非常勤職員のどのような 方々を雇用といいますか選任しているのかということでお尋ねかと思いますけれども、今回の 場合は、期日前投票がございます。11日間でございます。それと支所が7日間でございます。 投票所が5か所ございます。それに投票管理者、投票立会人が2人ずつ必要でございます。そ れから、当日投票の場合51投票所ございますので、投票管理者が1人、投票立会人が2人とい うことになってまいります。また、開票が必要でございますので、開票管理者が1人、それか ら今回の開票につきましては、開票立会人を5人分計上さしていただきました。投票管理者に つきましては、現職の管理職員をお願いしてございます。当日投票の場合ですね。期日前投票 の場合は、明るい選挙推進員の方々、それから選挙管理委員会の補充者等々を選任してござい ます。それから立会人につきましては、議員、一般質問でも御質問がございました、広く人選 をいたしまして、市の職員等々に、OBに偏らないような配慮をしたところでございます。次 に、職員手当でございますが、当然、期日前投票に5日間、それから失礼しました。11日間そ れと、それから支所につきましては7日間の分を計上してございます。それと、投票所におき ましては、243人の職員が従事する予定になっております。平均しますと時間外手当となるわ けですけれども、単価基礎におきましては、国の基準額を適用してありまして、11時間投票時 間につきましてはですね、約1人頭2万6,000円程度で計算をしてございます。以上でござい ます。 ○9番議員(室屋正和) 期日前投票なんかは11日あるわけですけれども、支所もあるし、本 所もあるわけですけれども、投票所が5か所あるわけですけれども、市のOBの方をお願いし てあるというようなことですけれども、一般質問でも言いましたように答弁の中でも広く検討 するということでしたよね。ですからまだ余裕があるわけですから、これを実際ですよ、この 選挙もあるかないかわからないわけですよね、もし解散になればなくなるわけですから、そう いうことを踏まえて、例のように急きょこういう選挙になるわけですけども、もう少しですね 広くお願いすると言ったわけですから、その付近はもうちょっとですね広げるべきじゃないか なと思うんですね。ですから、期日前投票の立会人も一般質問で聴いたように、大体1人、1 - 233 - 万いくらとかでしたよね九千いくらからですよね、そういう一般市民が聞けばですね、こうい う高いというような感覚でものを言うんですね。ですから、もう少し、市の職員のOBだけじ ゃなくてですね、やっぱいその付近からもうちょっと広く人材を集めてお願いした方がいいん じゃないかなと思うんですが、その付近は市長どうでしょう。考えとして。 ○市長(本坊輝雄) 選挙管理委員会に関する件は、私が答える立場にはございませんので、 御理解いただきたいと思います。 ○9番議員(室屋正和) それでは選挙管理委員会事務局は、一般質問でそのように答えたわ けですけれども、その付近に対応するべきだと思うんですけれどもどうですか。その付近は。 ○選挙管理委員会事務局長(市園 尚) 先ほどの御説明で不備なところがあったかもしれま せん、説明不足のところがあったかもしれませんけれども、期日前投票にいたしましては、投 票管理者は、OBの方も使っております。それと立会人につきましては、一般質問で御指摘の ございました期日前投票の立会人につきましては、OBの起用は、極力避けるように広く人材 を求めて人選をお願いしますということで、今回の選挙は、もう既に候補の名簿があがってき ております。それをチェックといいますか、見たところ、そのような、人選はしてないようで ございます。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。本件は委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありません か。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、本件は委員会付託を省略することに決定しまし た。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。したがって、議案第99号は、原案のとおり可決 されました。 △ 日程第40 ○議長(大原俊博) 意見書案第5号 米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める意見書 次は、日程第40、意見書案第5号米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求 - 234 - める意見書を議題といたします。 提出者の趣旨説明を求めます。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 意見書案第5号については、意見書を朗読して趣旨説明と代えさ していただきます。 米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求める意見書 日米両政府は、国民の強い反対を無視して、米軍新型輸送機MVオスプレイを沖縄県の普天 間基地をはじめ、国内の米軍基地に配備する計画を進めており、米軍基地をかかえる自治体か らも配備への不安の声が上がる中、日本政府は、9月19日には「安全性の確認」を宣言し、9 月21日には岩国基地で試験飛行を開始、また、米軍普天間基地に移動させ、10月から本格運用 を開始する方針であります。 オスプレイは、開発段階から何度も墜落事故を繰り返し、今年4月にはモロッコで、6月に は米国フロリダ州で墜落するなど、これまでも少なくとも36人が死亡しており、いつどこで落 ちるかわからない危険な欠陥機であることが世界に知らされています。 こうした危険な輸送機オスプレイを「世界一危険な」普天間基地をはじめ、国内の米軍基地 へ配備することなど、とても認めることはできません。 しかも米軍は、東北・北信越・近畿・四国・沖縄・奄美など6つのルートで高度150メート ルの低空飛行を含む訓練など、沖縄を始め日本本土のあらゆる場所での訓練を想定しています。 6つのルートの1つである「パープルルート」は、奄美諸島からトカラ列島にかけた低空飛 行訓練ルートであり、オスプレイの普天間基地への配備と低空飛行訓練が沖縄県民のみならず、 鹿児島県民の生活にも耐え難い苦痛と危険、不安をもたらすことは明白であります。 全国知事会も「安全性について大きな懸念を抱いている」、「現状においては、受け入れるこ とはできない」といった内容の緊急決議を上げています。 以上の趣旨から、普天間基地をはじめ、国内の米軍基地へのオスプレイ配備に反対いたしま す。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書案第5号の提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、外務大臣及び防衛大臣であり ます。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会総務委員会より発議するものであります。 よろしく御審議の上、御賛同いただきますようにお願い申し上げます。 - 235 - ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 ○18番議員(貴島 修) 一つだけこの意見書、請願に対する意見書に対して、どのぐらい の時間を使われて審査あるいは審議、調査されたのか、をお伺いします。 ○総務委員長(若松正伸) 貴島議員にお答えします。米軍輸送機オスプレイ配備の撤回を求 める審議、意見書等につきましては、非常に多くの委員から質疑がありまして、この件につき ましては約25分ぐらいの審議を用したと思っております。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。意見書案第5号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異 議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第5号は、委員会付託を省略すること に決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 ○18番議員(貴島 修) 私は、この意見書案に対しまして時期尚早であるということと、 たった25分の審査の中で、尖閣諸島等の領土問題を抱えている今、また、過去、我が国の18パ ーセントでありました世界の中でのGDPが、今では9パーセントであります。弱くなったも んであります。この弱くなった国体のより弱体化につながりかねるこのような文章を25分の審 査で軽々しく出すことに反対する立場で討論をいたします。 私は25分ということの審査とか調査であったということに驚きを隠せません。私の友人は、 この前までタンカーに乗っていまして、アラブの国から油を運んでおりました。我が国に国防 軍がない今、その友人が言いますには、我が国に、国防軍がない今、日米安保条約の運用を大 変ありがたいと言っております。また別の友人であります。民間の国際線パイロットもしかり であります。すべてではありませんが、これは世界を相手にする現場の声であります。日米安 保条約の中で、武器の運用の決定権、我が国にはないのではないでしょうか。また、オスプレ イは、今までなかった形態の飛行機であり、開発段階で事故が多かったということは、事実で あります。新しいは形態のものが、特に飛行するもは、出来上がるまでの事故が多いのは、オ スプレイだけではないと思います。レシプロ機の開発段階でもしかりでありました。その後の ジェット機の開発段階でもしかり、そのジェット機がマッハを超えるときも同じであります。 スペースシャトルの事故率を見ても、お分かりだと思います。そして、オスプレイが変わろう としているヘリコプターの10万時間当たりの事故率は、オスプレイの事故率と比べてどうなん でしょうか。そのあたりのことも調査せずに、調査する必要があるのではないでしょうか。ま だ掘り下げ調査、審査する必要があるということであります。それから、請願書の中あるいは - 236 - 意見書の中などでもありますが、いつどこで落ちるかわからないなどの文言をはじめ、意見書 の行間に現政権がめちゃくちゃにした普天間、辺野古移設問題と、オスプレイ配置問題を絡め ていることが見え隠れしております。もっと勉強してからでも意見書を出すのは遅くないので はないでしょうか。私は高校時代、不勉強で期末や、中間のテストの点数は赤点が多かったわ けでありますが、勉強しないで出す赤点必至のこのような文章を、このようなこの年になって から、私は出したくないのであります。以上です。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 ○10番議員(鳥居亮幸) 貴島議員の御意見をよくお聴きしましたけど、まとめればですね、 もっとよくわかってから時間をかけてからしなさいということになると思うんですね、私は、 それは国民の皆さん、市民の皆さんの願いじゃないと思います。沖縄を中心として、岩国、既 に大多数の国民の皆さんがですね、勝手者お断りと言っている今こそですね、出すべきもので あると、早すぎるどころかですね、もう安全ですよと、政府の高官が言いだすほどですね、遅 れていると思うわけですよ。それで早く出すべきであるということを言いたいわけです。そし て、もう一つは、事故率の問題ですけど、これは今までの事故例というのは、この量産体制に 入ってからも、たくさん事故が起こっておりまして、それについての原因究明がですね、十分 なされていない段階です。米軍としても、その点は認めておりますし、ハワイなどはですね、 このオスプレイは訓練はしてはならんと、地元の人が言われて、そこはできなくなったと、も う1か所、西部の方でも、もう一か所そこは住民の反対でですね訓練ができないというふうに なっているアメリカにおいては、そういうふうに、住民の皆さん、地方自治体の皆さんの意見 を聴いて、せざるを得なくなっているそういう危険性のあるものであってですね日本に持って きて、我が者顔に訓練をしてもらったら本当、これまでも米軍機落ちておりますので、沖縄の 方々は非常にこれは敏感です。特に事故率が高いオスプレイというのは乱気流を発生するので の普通のヘリコプターと違う気流の流れがあると、それをうまく操縦できるという点がですね 不足しているもともと欠陥をもつ欠陥機だということが言われておってですね、世界中でそれ は知られているところであります。そういうふうに多くの人たちがですね、この軍用機におけ る事故をなくしてほしいという切なる願い持っているので、これは当然時間をかけても同じ結 論が出ると思いますので、このとおり意見書として出すべきだというふうに申し上げたいと思 います。 ○議長(大原俊博) ほかにありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに、賛成の議員の起立を求めます。 - 237 - [賛成者起立] ○議長(大原俊博) 起立多数であります。 したがって、意見書案5号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第4 1 意見書案第6号 協同労働の協同組合法(仮称)の速やかな制定を求め る意見書 ○議長(大原俊博) 次は、日程第41、意見書案第6号協同労働の協同組合法(仮称)の速や かな制定を求める意見書を議題といたします。 提出者の趣旨説明を求めます。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 意見書案第6号については、意見書を朗読して趣旨説明とかえさ していただきます。 協同労働の協同組合法(仮称)の速やかな制定を求める意見書 現在の日本社会は、年金・医療・福祉などの基本的な社会制度は疲弊し、グローバル化によ る国際競争などで、労働環境にも大きな変化の波が押し寄せ、ワーキンプア、ネットカフェ難 民などに象徴されるような、働いても充分な生活が維持できない、働きたくても働く場所がな いなど困難を抱える人々が増大するなど、新たな社会不安が深刻さを増しています。 このような中、地域の問題は、自らで解決しようとNPOや、ボランティア団体、協同組合、 自治会など様々な非営利団体が、住みやすい地域社会の実現を目指し活動しています。 これらの一つである協同労働の協同組合は、働く者が出資し合い、全員参加の経営で仕事を 行う組織でありますが、国内では労働者協同組合、ワーカーズコレクティブ、障害者団体など 10万人以上が、この協同労働という働き方で20年、30年という長い歴史の中で働いてきており、 その中で、自分たちの働き方に見合った法人格や、労働者として法的保護を受けられるような 社会的認知をしてほしいと法律の整備を求めてきています。 世界の主要国では、労働者協同組合についての法制度が整備されていますが、日本でも協同 労働の協同組合の法制度を求める取り組みが広がり、1万を超える団体がこの法制度化に賛同 しています。また、2008年、国会においては、220名を超える超党派の議員連盟が設立される など法制度の検討が始まっています。 協同労働の協同組合は、市民事業による市民主体のまちづくりを創造するものであり、働く こと・生きることに困難を抱える人々自身が、社会連帯の中で仕事を起こし、社会に参加する 道を開くものです。 上記理由により、国においても社会の実情を踏まえて、就労の創出、地域の再生、少子・高 齢社会に対応する有力な制度として、協同労働の協同組合法の速やかな制定を求めるものです。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 - 238 - 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書案第6号の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、 総務大臣及び経済産業大臣であります。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会総務委員会より発議するものです。 よろしく御審議の上、御賛同していただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 意見書案第6号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第6号は委員会付託を省略することに 決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、意見書案第6号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第42 ○議長(大原俊博) 意見書案第7号 地方財政の充実・強化を求める意見書 次は、日程第42、意見書案第7号、地方財政の充実・強化を求める意見 書を議題とします。 提出者の趣旨説明を求めます。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 意見書案第7号については、意見書を朗読して趣旨説明と代えさ していただきます。 地方財政の充実・強化を求める意見書 急速な高齢社会が到来し、国の歳出に占める社会保障関係費の割合は5割を超え、社会保障 - 239 - の機能強化と持続可能性の確保が一層重要となっています。 社会保障においては、子育て、医療、介護など、多くのサービスを提供する地方自治体の役 割が高まっており、安心できる社会保障制度を確立するためにも、安定した財源の確保が重要 です。また、全国の経済状況は依然として停滞しており、地域の雇用確保、社会保障の充実な ど、地域のセーフティネットとしての地方自治体が果たす役割はますます重要となっています。 特に、地域経済と雇用対策の活性化が求められるなかで、介護・福祉施策の充実、農林水産 業の振興、クリーンエネルギーの開発など、雇用確保と結びつけ、これらの政策分野の充実・ 強化が求められています。 2012年度政府予算では、地方交付税について総額17.5兆円を確保しており、2013年度予算に おいても、2012年度と同規模の地方財政計画・地方交付税が求められます。 このため、2013年度の地方財政予算全体の安定確保にむけて、政府に次の対策を求めます。 記 1 被災自治体に対する復興費については、国の責任において確保し、自治体の財政が悪化し ないよう各種施策を十分に講ずること。また、復旧・復興に要する地方負担分は、通常の予算 とは別に計上すること。 2 医療・介護、子育て支援分野の人材確保など、少子・高齢化に対応した一般行政経費の充 実、農林水産業の再興、環境対策など、今後増大する財政需要を的確に取り入れ、2013年度地 方財政計画を策定すること。 3 地方財源の充実・強化をはかるため、地方交付税の総額確保と小規模自治体に配慮した再 分配機能の強化、国税5税の法定率の改善、社会保障分野の単位費用の改善、国の直轄事業負 担金の見直しなど、抜本的な対策を進めること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書案第7号の提出先は内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済 財政政策担当大臣及び経済産業大臣であります。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会総務委員会より発議するものです。 よろしく審議の上、御賛同いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 - 240 - 意見書案第7号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第7号は、委員会付託を省略すること に決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、意見書案第7号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第4 3 意見書案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する 仕組み」の構築を求める意見書 ○議長(大原俊博) 次は、日程第43、意見書案第8号、地球温暖化対策に関する「地方財源 を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書を議題といたします。 提出者の趣旨説明を求めます。 [若松正伸総務委員長登壇] ○総務委員長(若松正伸) 意見書案第8号については、意見書を朗読して趣旨説明と代えさ せていただきます。 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書 地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊 の課題となっており、森林の持つ地球環境保護、国土の保全、水資源のかん養、自然環境の保 持など森林の公益的機能に対する国民の関心と期待は大きくなっています。 また、わが国は、京都議定書において、第1約束期間である平成20年から平成24年までの間 に、温室効果ガスを6パーセント削減することが国際的に義務付けられていますが、そのうち 3.8パーセントを森林吸収量により確保するとしています。 このような中、地球温暖化対策のための税が平成24年10月に導入される一方、森林吸収源対 策などの地球温暖化対策に関する地方の財源確保については、平成24年度税制改正大綱におい て、平成25年度実施に向けた成案を得るべく更に検討を進めるとされています。 もとより、地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備・保全等の森林吸 収源対策や豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギ一の活用などの取り組みを、山村地域 の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠であります。 - 241 - しかしながら、これら市町村では、木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化、後継者不 足など厳しい情勢にあり、森林吸収源対策などの地球温暖化対策に取り組むための恒久的・安 定的な財源が大幅に不足しています。 よって、下記事項の実現を強く求めるものであります。 記 二酸化炭素吸収源として、最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村の 役割を踏まえ、地球温暖化対策のための税の一定割合を、森林面積に応じて譲与する地方財源 を確保・充実する仕組みを早急に構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書案第8号の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総 務大臣、国家戦略担当大臣、農林水産大臣、環境大臣及び経済産業大臣であります。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会総務委員会より発議するものであります。 よろしく御審議の上、御賛同していただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 意見書案第8号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第8号は、委員会付託を省略すること に決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、意見書案第8号は、原案のとおり可決されました。 - 242 - △ 日程第44 意見書案第9号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の早期 制定を求める意見書 ○議長(大原俊博) 次は、日程第44、意見書案第9号「こころの健康を守り推進する基本法 (仮称)」の早期制定を求める意見書を議題といたします。 提出者の趣旨説明を求めます。 [山下美岳文教厚生委員長登壇] ○文教厚生委員長(山下美岳) 意見書案第9号については、意見の朗読をもって趣旨説明に 代えさせていただきます。 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の早期制定を求める意見書 今、国民のこころは深刻な状況にあり、平成10年から毎年3万人以上の人々が自殺によって 命を亡くしています。平成17年には、300万人以上、つまり40人に一人以上の人々が精神科を 受診するようになり、今も増加傾向が続いています。 平成18年4月に3障害を一体的に支援する障害者自立支援法が施行されましたが、サービス の基盤体制は立ち遅れており、地域で暮らす当事者を支える家族に対しても、支援が必要であ ることが最近になってようやく認識されるようになっています。 厚生労働省は、平成20年度から21年度にかけて「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関す る検討会」を設け、現状と今後望まれる施策をまとめています。これに基づき平成22年4月、 家族当事者、医療福祉の専門家、学識経験者による「こころの健康政策構想会議」が設置され、 家族・当事者のニーズに応えることを主軸に据え、現実の危機を早く根本的に改革するための 「こころの健康政策についての提言書」が、平成22年5月末に厚生労働大臣に提出されています。 この中で、精神医療改革、精神保健改革、家族支援を軸として、国民すべてを対象とした、 こころの健康についての総合的・長期的な政策を保障する「こころの健康を守り推進する基本法 (仮称)」の制定を強く求めています。 つきましては、国会及び政府に対し、「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の早期制 定を強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書案第9号の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣及び厚生労働大 臣であります。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会文教厚生委員会により発議するものです。 よろしく御審議の上、御賛同していただきますようお願い申し上げます。 - 243 - ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 意見書案第9号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第9号は、委員会付託を省略すること に決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、意見書案第9号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第45 意見書案第10号 県立薩南病院に小児科の再開と産科の開設を求める 意見書 ○議長(大原俊博) 次は、日程第45、意見書案第10号、県立薩南病院に小児科の再開と産科 の開設を求める意見書を議題といたします。 提出者の趣旨説明を求めます。 ○文教厚生委員長(山下美岳) 意見書案第10号については、意見書の朗読をもって趣旨説明 に代えさせていただきます。 [山下美岳文教厚生委員長登壇] 県立薩南病院に小児科の再開と産科の開設を求める意見書 南さつま市は高齢化率35パーセントと県内でも高齢化の進んだ地域であり、さらに少子化も 進んでおります。 現在、南薩地区における小児科については、平成23年度以降入院できる医療機関が皆無とな り、入院治療ができない状況にあります。また、民間の産科についても現状のまま継続される か危惧しているところであります。 南薩地区に居住している幼児をもつ親にとって、地域の中核的医療機関である「県立薩南病 院」の存在は、命をつなぐ為に、必要不可欠な病院であります。 子どもを産み育てやすい環境を整備し充実することは、少子化対策の国家的課題であります - 244 - が、同時に地域が取り組むべき喫緊の課題であり、特に小児科と産科の充実は必要不可欠です。 このような状況は、民間の努力だけで改善できる可能性は少なく、子どもを産み育てやすい 環境の基盤が崩壊し、少子化は増々進行していくものと懸念されます。 平成27年度までの『県立病院中期事業計画』にも、地域の医療ニーズに対応した診療分野の 医師を確保し、診療体制の充実・拡充を図ることとされております。 つきましては、南薩地域の中核的医療機関である県立薩南病院に入院が可能な小児科を早期 再開するとともに、産科の開設についても強く求めます。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 平成24年9月28日 鹿児島県南さつま市議会 なお、意見書第10号の提出先、は鹿児島県知事、県立病院事業管理者及び県立病院局長でご ざいます。 この意見書につきましては、南さつま市議会会議規則第13条第2項の規定により、南さつま 市議会文教厚生委員会により発議するものです。 よろしく御審議の上、御賛同していただきますようお願い申し上げます。 ○議長(大原俊博) 質疑に入ります。御質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 意見書案第10号は、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議ありませんので、意見書案第10号は委員会付託を省略することに 決定しました。 討論に入ります。討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 討論を終わります。 採決に入ります。 本件は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、意見書案第10号は、原案のとおり可決されました。 △ 日程第46 議員派遣について - 245 - ○議長(大原俊博) 次は、日程第46、議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。お手元に配付の議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣したいと思います が、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣することに決定しました。 △ ○議長(大原俊博) 日程第47 閉会中の継続審査について 次は、日程第47、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 お手元に配付の申出書のとおり、総務委員長から閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 総務委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、総務委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。 △ ○議長(大原俊博) 日程第48 閉会中の継続調査について 次は、日程第48、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 お手元に配付の申出書のとおり、文教厚生委員長、産業建設委員長及び議会運営委員長から 閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 3委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、3委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。 △ ○議長(大原俊博) 日程第49 請願等の付託及び閉会中の継続審査について 次は、日程第49、請願等の付託及び閉会中の継続審査についてを議題と いたします。 8月24日開催の議会運営委員会から9月25日までに陳情第12号を受理しています。 お諮りいたします。 この陳情については、お手元に配付の文書表のとおり、総務委員会へ付託して閉会中の継続 審査にしたいと思いますが。御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] - 246 - ○議長(大原俊博) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第12号は、総務委員会へ付託して、閉会中の継続審査とすることに決定し ました。 以上で、本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。 これをもちまして平成24年第3回南さつま市議会定例会を閉会いたします。 散 会 午後 2時46分 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 南さつま市議会議長 大 原 俊 博 南さつま市議会議員 古 木 健 一 南さつま市議会議員 石 井 博 美 - 247 - 請願・陳情結果表 平成 24 年9月定例会分 委員会 請願・陳 受理 受 別 情 の 別 番号 年月日 請 請 願 願 4 5 理 24.8.23 24.8.23 件名 米軍輸送機オスプレイ配 備の撤回を求める請願 TPP交渉参加に向けた 協議の中止を求める請願 「協同労働の協同組合法」 陳 情 5 24.5.1 (仮称)の速やかな制定 を国に求めることについ ての陳情 総 務 提 出 者 結 果 採 択 継 続 審 査 採 択 採 択 継 続 審 査 採 択 南さつま市加世田武田 17923 鮎川正一郎 南さつま市坊津町泊 362 前田 茂博 南さつま市大浦町 23870 松井 将宗 南さつま市加世田川畑 陳 情 9 24.7.26 地方財政の充実・強化を 2648 番地 求める意見書に関する陳 南さつま市職員労働組 情 合 執行委員長 山元重徳 安易な国保税引き上げに 対する市議会の役割と国 陳 情 12 24.9.14 保税減免制度の拡充及び 市職員による減免申請拒 否における法令違反につ 南さつま市金峰町宮崎 2158-2 岸 誠之助 いて 南さつま市金峰町高橋 文 教 厚 生 請 願 3 24.8.20 「県立薩南病院に小児科 1969 の再開と産科の開設を求 南さつま市保育連合 める請願書」 会々長 上鑪貞雄ほか5人 - 248 - 「こころの健康を守り推 文 教 厚 生 陳 情 11 24.8.10 進する基本法」(仮称)の 早期制定を求める意見書 の提出を求める陳情 - 249 - 南さつま市加世田本町 41-19 南薩地区精神保健福祉 推進の会 木佐貫 南風会会長 勉 採 択