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古川聡宇宙飛行士と子供たちが無線交信
近畿総合通信局 2011 年 9 月 9 日 第 95 号 国際宇宙ステーションに滞在の 古川聡宇宙飛行士と子供たちが無線交信 小学生が宇宙からのメッセージに感激 9 月 5 日 神戸市立青少年科学館で活動する「おもしろ 科学館クラブ」のメンバーの子供たちが、地球を周回し ている国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の古 川聡宇宙飛行士と無線交信を行いました。 このイベントは「ARISS スクールコンタクト」と呼ば れ、子供たちがアマチュア無線で ISS の宇宙飛行士と交 信することで、宇宙や科学技術への興味と理解を深める ことを目的に行われるプロジェクトで、この日の交信は 国内で 56 例目のチャレンジになりました。 宇宙を身近に感じてほしい 子供たちと宇宙をつなぐ夢の時間がやってきた おもしろ科学館クラブは、会員制の通年講座で「電波 の世界へとびだそう」をテーマに、アマチュア無線の世 界を体験する活動をしています。そこに届いた今回のス クールコンタクトは、急きょ神戸にもたらされた幸運の チケットでした。 子供たちは 1 カ月足らずの準備期間のなかで、南極昭 和基地の通信隊員を迎え、南極から ISS と交信した話を 聞いたり、過去の ARISS スクールコンタクトの映像を見 るなど、宇宙飛行士の活動や ISS の役割などを学習して 交信できる時間は ISS が日本上空を通過するわずか 10 分のチャンス。その間にメッセージを交換しなければな りません。 会場は、和やかなリハーサルから一転、張り詰めた緊 張感に包まれました。最初は交信がうまくいかず、6 回 の呼びかけの後、ようやく古川さんの声が届くと、大き な感動に満たされ、この後に続く子供たちの交信を緊張 の面持ちで見守りました。 きました。 本番当日 ISS の軌道を確認する子供たち 地デジについてのお問い合わせは 総務省地デジコールセンターへ 0570−07−0101 交信には小学生 15 人が交代でトランシーバーを握り、 「宇宙ではどんな体の変化が起こりましたか」「宇宙から 見た太陽は地球から見たものとどう違いますか」など、 矢継ぎ早に質問を投げかけました。 古川さんは「重力がなくなる影響で身長が少し伸びま す」「大きさは同じですが、ギラギラして見えます」な どと子供たちの質問に一つ一つ丁寧に答えました。 交信の最後に古川さんから「なぜなんだろう? という 科学する心を大切にしてください」というメッセージが 子供たちに届けられ、交信を終了しました。 交信を終えた子供たちは、興奮冷めやらぬ雰囲気の中、 友達や家族に喜びを伝えあうなど、感激した様子でした。 発行・編集 近畿総合通信局 総務部総務課企画広報室 〒540 -8795 大阪市中央区大手前 1-5-44 大阪合同庁舎第 1 号館 TEL: 06(6942)8508 FAX : 06(6942)1849 http://www.soumu.go.jp/soutsu/kinki/