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4. トラフグ簡易性判別技術開発支援事業

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4. トラフグ簡易性判別技術開発支援事業
トラフグ簡易性判別技術開発支援事業
1 事業目的
若狭ふぐ養殖は、生産量125トン、生産額224百万円(H22)となっており、県内魚類養殖のそれぞれ53%、66%を占める(嶺南振興局
資料より)、県内魚類養殖の最重要魚種である。一方で、若狭ふぐ養殖漁家は魚価の低迷や、餌料の高騰などで経営が圧迫されており、若
狭ふぐの付加価値向上と他県産との差別化が緊急の課題である。
また、県と県立大学、東京大学との共同研究によりトラフグの雌雄判別方法が開発され、種苗生産現場での実用的な簡易性判別法および
雌雄別の養殖技術を開発することで、雄は白子・雌は肉質など需要に応じた雌雄の分別生産の実用化が期待されている。
そこで、若狭ふぐ雌雄別養殖技術と雄フグ成熟促進技術を確立し、雌雄別分別出荷の養殖現場への普及と白子を持つ雄フグの増産を目
指すことで、若狭ふぐの付加価値向上を目指す。
2 事業主体
福 井 県
3 事業実施期間
平成23~平成26年度
4 事業内容
(1)種苗生産現場での雌雄判別手法の検討(県立大学委託)
コスト、判別に係る時間などの手法の改良を含めた検討を行う。
(2)雌雄別の効率的な養殖技術を開発
1)雌雄別養殖試験 : 雄、雌、混合(1:1)の3区を設定し、成長、成熟、生残などについてモニタリングを行う(H24からの継続飼育)。
雌雄別養殖委託試験 : 雌雄判別した0歳魚を使い、雄、雌区の2区を設定し、県内の養殖業者に飼育委託試験を行い、成長、成
熟、生残などについてモニタリングを行う。
2)成熟促進飼育試験 : 光刺激による雄のトラフグの成熟促進試験を行う。
(3)養殖業者への普及に向けた経営調査
雌雄別飼育委託業者と通常養殖の養殖経営の実態調査を行い、雌雄判別技術利用時のB/Cを算出する。
項
目
(1)種苗生産現場での雌雄判別手法の検討
(県立大学委託)
H23
H24
H25
H26
雌雄判別技術の改良とコスト削減
雌雄別養殖試験
(2)雌雄別の効率的な
1)雌雄別養殖試験
養殖技術を開発
養殖業者委託試験
性比別飼育試験
2)成熟促進飼育試験
光刺激試験(H25屋内、 H26海上生簀)
(3)養殖業者への普及に向けた経営調査
5 予算額
4,330 千円
経営基礎調査 白子成熟調査
雌雄判別技術利用時のB/C算出
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