...

サイトライセンスで自由に使える Revit Architectureの3次元

by user

on
Category: Documents
27

views

Report

Comments

Transcript

サイトライセンスで自由に使える Revit Architectureの3次元
千葉工業大学
工学部 建築都市環境学科
オートデスク アカデミック プログラム
オートデスク教育機関限定サイトライセンス
Revit Architecture
AutoCAD
活用事例
津田沼
津田沼キャンパス完成予想図
完成予想図
サイトライセンスで自由に使える
Revit Architectureの3次元設計教育が
「次代」の建築業界を革新する
千葉工業大学では、2006年4月の演習室コンピュータのリプレースを機に、
「オートデ
スク教育機関限定サイトライセンス」を導入。AutoCAD、Revit Architecture、
Autodesk Inventorなどオートデスク主要8製品すべてを、ライセンス数の制限なく
千葉工業大学
情報システム課
課長
平田 幸夫 氏
学内で自由に使える環境とした。同学では以前からオートデスク製品を多数利用してい
たが、このサイトライセンス導入を機に、その活用範囲はさらに大きく広がりつつある。
工学部 建築都市環境学科では、以前から利用していたAutoCADのみならず、Revit
Architectureを活用した3次元設計の授業をいち早く導入し、今注目を集めている。
ライフサイクルの中でうまく連携するオートデスク製品を採用
千葉工業大学
工学部 建築都市環境学科
准教授
寺井 達夫 氏
「建築系学科と工学系学科を併置している当学にとって、
この両分野をカバーする製品をライン
アップするオートデスクの教育機関限定サイトライセンスは、教育的にもコスト的にもそして運用
面でも大きなメリットをもつ、画期的なライセンス形態です」。そう語るのは、今回のオートデスク
サイトライセンス導入の実務面を主導した情報システム課の課長、平田 幸夫氏である。
「今回コンピュータをリプレースした演習室は、学科専用のものではなく、全学で使用している施
設です。そのため学生が自由に使える時間は限られています。しかし、オートデスクのサイトライ
センスならば、ボローイング(ライセンス持ち出し)機能を利用して学生も自分のパソコンなどに
自由にインストールできるので、授業ではもちろん、研究室でも自宅でも同じCADを使って演習
課題などを行うことができるのです。学生にとっても、学校にとっても、非常に大きな導入効果が
あるのは間違いありません」
(平田氏)。
このようなサイトライセンスの特徴は、実際に学生を指導する教員にとっても重要な意味を持つ。
特に1年生でAutoCAD、3年生ではRevit Architectureによる授業を行っている建築都市環
境学科の寺井 達夫氏は、学生に利用を積極的に勧めている。
「最近は新入生オリエンテーションで、何がいいか、
どんなCADを買うべきか、
という質問をよく受
けます。そんなとき私は、サイトライセンスのオートデスク製品を自分のノートPCにインストール
するよう勧めています。これなら授業と同じCADが自由に使えますし、大学で利用できるものは
利用して、何がいいか自分で判断できるようになってから買えばいいのです」。だが、寺井氏が
オートデスク製品を支持するのは、サイトライセンスだけが理由ではない。
「実際、CAD選定ではさまざまな意見がありました。しかし、将来を考えれば建築の生産体系全体
の合理化が欠かせないのは明らかで、CADデータも建築物のライフサイクル全体に渡り幅広く
活用していく視点が必要です。だからライフサイクル全体の中でうまく連携するオートデスク製品
で教えることは意味がある。特にRevitは、3次元ツールとして海外の研究者の間で非常に評価が
高かったのも決め手になりました」。こうしたことから、同氏はベースとなるAutoCADを1年生に
教え、3年生でよりハイレベルな設計ツールとしてRevitを教えている。だが建築業界での3次元
の活用はまだ始まったばかりである。なぜ今、3次元設計の授業が必要なのだろうか。
千葉工業大学
工学部 建築都市環境学科
オートデスク アカデミック プログラム
オートデスク教育機関限定サイトライセンス
Revit Architecture /AutoCAD 活用事例
芝園新校舎
設計とは図面を書くことではなく
3次元モデルを作り込むこと
店舗付集合住宅設計課題作品建物外観
(建築都市環境学科 伊藤 大介 君設計)
「かつて建築の世界では図面を書くことがす
なわち設計でした。しかし、実際の工事では
図 面を 読 み、対 象 物や 空 間をイメージして
作っています。つまり、建築は本来すべて3
次元なのです。裏返せば作図による設計は、
2次元化するためさまざまな制約の上に成り
立っているのです。」
「私自身、国交省のCALS /ECに関わってい
ますが、国が3次元の重要性をいくら言って
も現場はなかなかプロセスを変えられませ
ん 。とな ると、後 は 教 育に期 待 するしか な
い。若い世代に“図面を書くのが設計ではな
く、3 次 元 モデ ルを 作り込む の が 設 計 な の
だ ”と。Revit のようなオブジェクト指向 の
CADで教えることが非常に重要です。」
「し
かし今でも“ CADはデザイナーのためでは
なくオペレーターのためのツールだ”と考え
る 教 育 者 も 少 なくなく、努 力 が な け れ ば
CAD自体が日陰の存在でした」と振り返る。
寺井氏のRevitの授業は現在、150人余を
対象に演習形式で行われている。アシスタン
同コート部分外観
導入製品/ソリューション
Revit Architecture
AutoCAD
(オートデスク教育機関限定サイトライセンス)
●
●
導入目的
ライフサイクル全体の中でうまく連携する、
オートデスク製品を活用する
● AutoCADで基礎を、
Revit Architecture
でよりハイレベルな設計を教える
● 自宅や研究室など演習室以外でも、
学生がい
つでも自由に課題に取り組める環境を整える
●
導入ポイント
演習室から研究室、学生個人のパソコンま
で、ライセンス数に制限なく使用できること
(サイトライセンス)
● 初心者の学生でも容易に使える直感的な
操作性(Revit)
● 建 築 のライフサイクル 全 体に渡り連 携が
可能なオートデスク製品であること(Revit
/AutoCAD)
● 建 築 業 界 全 般 に 広く普 及し て い ること
(Revit/AutoCAD)
●
トもなく寺井氏1人が見ているため、学生た
導入効果
ちの質問に応えきれないこともあるが、
「講
のでしょう。学生自身が興味を持って自ら進
設計のベースとしての製図の知識ノウハウ
の習得(AutoCAD)
● より高次な設計手法としての3次元設計の
知識 /ノウハウの習得(Revit)
● 好きなときに課題に取り組める環境による
学生の意欲向上(サイトライセンス)
んで課題に取り組む姿も見受けられます。私
今後の展開
義形式に戻すことも考えましたが、
“ Revit
で演習できて良かった”
“こんなことまででき
るのか!”と非常に評価が高いのです。」
「機
能はもちろん、使い勝手のよさが気に入った
にもRevitは設計の流れに沿ってシステムが
作られている、
という実感がありますね」。
このような学生たちの声を背景に、現在、寺井
氏はCAD関連科目の充実を計画している。
「昨年の評価を元に今年はテキストも授業内
容も改善した結果、学 生 の 習 熟 度も大きく
●
Revitを主体としたCAD科目全般の質的
量的充実
● CGなども取り入れた、
より本格的、総合的
な3次元設計教育の実現
●
学校概要
アップしました。操作性がいいだけに、マニュ
アルさえうまく作れば、学生自ら習得するこ
千葉工業大学
とが可能です」
「2年後を目処に、CADの授
業を科目として350人体制で独立させる計
画を進めています。時間数も現在の倍にな
るので、使い方だけでなくRevitによる3次
元設計の授業もできるでしょう。今からとて
も楽しみですね」
オートデスク株式会社
www.autodesk.co.jp
〒104-6024 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-5-36 新大阪MTビル2号館3F
TEL : 0570-064-787(オートデスク インフォメーション センター)
千葉市習志野市津田沼2-17-1
創 立:1942年
学 科:
●工学部/機械サイエンス学科、電気電子情報工学
科、生命環境科学科、建築都市環境学科、デザイン
科学科、未来ロボティクス学科
●情報科学部/情報工学科、情報ネットワーク学科
●社会システム科学部/経営情報科学科、プロジェ
クトマネジメント学科
学生数:9119人(2007年5月1日現在)
U R L:http://www.it-chiba.ac.jp/
※Autodesk、AutoCAD、Inventor、Revitは、米国Autodesk, Inc.の米国およびその他の国における商標
または登録商標です。その他記載の会社名、ブランド名および商品名は各社の商標または登録商標です。
※記載事項は、予告なく変更することがございます。予めご了承ください。
© 2008 Autodesk, Inc. All rights reserved.
EDU106-0801(B)
Fly UP