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レジオネラ属菌の予防対策 について
レジオネラ属菌の 予防対策について 松山市保健所 生活衛生課 生活衛生担当 光田 友紀 レジオネラ属菌とは レジオネラ属菌は、土の中や河川、湖沼など自然界に 生息しています。 アメーバーなどの原生動物に寄生し、一般に20~50℃ で繁殖し、36℃前後で最もよく増殖します。 我々の身の回りでは、冷却塔水や循環式浴槽水など で多く検出されます。 レジオネラ症とは 「レジオネラ肺炎」 ●主な症状 ・高熱・呼吸困難・筋肉痛 ・吐き気・下痢・意識障害 「ポンティアック熱」 ●主な症状 ・発熱・寒気・筋肉痛 ●特徴 ・急激に重症になり死亡する こともある。 ●特徴 ・一般に軽症で数日で治るこ とが多い。 レジオネラ症の原因 レジオネラ属菌に汚染された目に見えないほどの細か い水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。 特に、打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどではエアロ ゾルが発生するので、注意が必要です。 レジオネラ症は、人から人へは感染しません。 入浴施設での衛生管理 「浴場管理の注意点」に従って管理してください! ●「循環式浴槽を利用の場合」 循環式浴槽は、菌が繁殖しやすく、適正な維持管理が必要 です。 ●「循環式浴槽を利用していない場合」 地下水を利用している場合、又は、貯水槽(貯湯槽)を設置 している場合等、管理次第で、レジオネラ属菌が検出され る場合があります。 循環式浴槽を使用の場合の注意点 連日使用型 ・24時間以上換水せずに循環ろ過している浴槽 ※打たせ湯・バイブラバス・ジェットバス等は感染リスク が高く、危険な施設です! 毎日完全換水型 ・毎日完全換水を行う浴槽 循環式浴槽を使用の場合の注意点 水質検査(大腸菌群、レジオネラ属菌等) 残留塩素濃度の確認(2時間に1回程度) 高濃度消毒の実施 消毒・検査結果の保管(3年間) 貯湯槽の設定温度(菌が繁殖しないよう60度以上) 入浴者への啓発(「体を洗ってから入浴する」等) 浴場管理者を定める(総合的・統括的な状況把握と対策) 等 ご不明な点は・・・ 入浴施設の構造、管理について不明な点は 連絡先 松山市保健所 生活衛生課 生活衛生担当 住 所 : 松山市萱町六丁目30-5 TEL : 089(911)1807 ※公衆浴場法、旅館業法の許可施設以外でも、 ご相談ください。