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春日井市地球温暖化対策実行計画

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春日井市地球温暖化対策実行計画
30
24
伊藤 太
第1章 計画策定にあたって
第1章
1
計画策定にあたって
計画策定の背景と意義
(1)計画策定の背景
1)地球温暖化とは
地球は、太陽からの光を受け、暖められています。暖められた地球の熱は、最終
的に宇宙へ放出されますが、大気中に含まれる温室効果ガスと呼ばれる気体により
熱の一部が吸収され、大気は暖められます。その結果、地球は急激な気温変化が緩
和され、生物が生きていくのに適した、平均気温 14℃程度に保たれています。
私たちは日常生活をするうえで、石油や電気などのエネルギーを使用します。地
球温暖化とは、この人間活動が拡大したことにより、二酸化炭素(CO2 )、メタン
(CH 4 )などの温室効果ガスが多く排出され、大気中に含まれる温室効果ガスの
濃度が増加することによって、地球の大気や海洋の温度が上昇し、地球の気候に変
動が生じる現象を言います。
資料:全国地球温暖化防止活動推進センター
図 1-1
地球温暖化の仕組み
1
第1章 計画策定にあたって
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC 注 1-1)が平成 19(2007)年に公表
した第4次評価報告書においては、
「気候システムの温暖化には疑う余地がなく、20
世紀半ば以降に観測された世界平均気温の上昇のほとんどは、人為起源の温室効果
ガス濃度の観測された増加によってもたらされた可能性が高い。」とされています。
また、想定されるいくつかのシナリオでは、21 世紀末には地球全体の平均気温が
1.8℃~4.0℃上昇し、海面の水位も上昇すると予測されています。さらに、温暖化
の進行に伴って、極端な高温現象、異常気象、自然災害の増加、食料生産の不均衡、
生態系への打撃、人体への悪影響などが懸念されています。
資料:AR4(IPCC 第4次評価報告書)WG1(第1作業部会(自然科学的根拠)報告書)第3章 FAQ3.1 図1
図 1-2
注 1-1
世界平均気温の変化
地球温暖化に関する影響やその対策を技術的・社会的知見をもとに評価・検討し、各国政府に情報提供などを
行う政府間機構。
2
第1章 計画策定にあたって
2)地球温暖化対策に関する国際動向
二酸化炭素などの温室効果ガス増加による気候変動に対処する国際的な枠組みを
定めるため、平成4(1992)年ブラジルのリオデジャネイロで「国連環境開発会議」
(地球サミット)が開催されました。この会議で地球温暖化防止のため、大気中の
温室効果ガス濃度を安定化させることを究極的な目的とした「気候変動に関する国
際連合枠組条約 注1-2」が採択され、世界中の多くの国が署名を行い、平成6(1994)
年に条約が発効しました。
また、これを受けて気候変動枠組条約締約国会議の第1回目(COP1)がドイ
ツのベルリンで始まり、平成9(1997) 年には京都で開催された第3回締約国会議
(COP3)で京都議定書が採択され、平成 17(2005)年に発効しました。この中
で、平成 20~24(2008~2012)年の第一約束期間における、各国の温室効果ガス総
排出量の削減目標が定められ、我が国においては、1990 年比で6%削減するとの目
標が定められました。
資料:全国地球温暖化防止活動推進センター
図 1-3
京都議定書で定められた主要国の温室効果ガス排出量削減目標
その後、平成 25(2013)年以降の国際的な枠組みについて、全ての主要排出国が
参加する公平かつ実効的な国際枠組みの交渉が進められ、平成 21(2009)年 12 月
にデンマークで開催された第 15 回締約国会議(COP15)で、留意されることが決
定された「コペンハーゲン合意」に基づき、主要国から自主的な削減目標・削減行
注1-2
地球温暖化問題(気候変動)に対する国際的な枠組みを設定した条約。大気中の温室効果ガスの濃度を安定
化させ、現在及び将来の気候を保護することを目的とする。
3
第1章 計画策定にあたって
動が提出され、国は、2020 年の排出削減目標として、主要国による公平かつ実行性
のある国際枠組みの構築及び意欲的な目標の合意を前提とするとしながらも、1990
年比で 25%削減することを目指すこととしました。平成 22(2010)年 12 月にメキシ
コで開催された第 16 回締約国会議(COP16)では、新たな地球温暖化対策の枠組
みの骨格が「カンクン合意」として採択され、1年後の平成 23(2011)年 12 月に南
アフリカ共和国ダーバンで開催された第 17 回締約国会議(COP17)では、今後、
将来の枠組みに関して、法的文書または法的効力を有する合意成果を 2020 年から発
効させ実施に移すとの道筋や、京都議定書第二約束期間に向けた合意などがなされ
ました。
3)地球温暖化に関する国内動向
国では、京都議定書の目標達成に向け、温室効果ガスの排出抑制を目的とした、
「地球温暖化対策の推進に関する法律」が平成 10(1998)年に制定され、それに基
づく「京都議定書目標達成計画」が平成 17(2005)年に策定されました。さらに、
「低炭素社会づくり行動計画」(平成 20 年 7 月閣議決定)が策定され、この中で、
平成 62(2050)年までに、温室効果ガスの排出量を現状から 60~80%削減するとい
う目標が定められるなど、地球温暖化対策が推進されてきました。
しかし、温室効果ガスの総排出量は、平成 21(2009)年においては、CO 2 換算
12 億 900 万トンで、京都議定書の基準年の排出量であるCO 2 換算 12 億 6,100 万ト
ンと比べると、4.1%の削減となっていますが、目標達成のためには、さらなる取り
組みが必要となっています。
京都議定書削減約束
(2008 年~2012 年)
図 1-4 国内の温室効果ガス排出状況
4
資料:環境省
第1章 計画策定にあたって
平成 23(2011)年3月 11 日に発生した東日本大震災に伴い、原子力発電所で重
大な事故が発生しました。これにより、地球温暖化防止の柱とも言える原子力発電
を巡る環境が一変し、原子力発電に電力供給を依存するとしてきたエネルギー戦略
を大きく見直し、省エネルギーと再生可能エネルギー 注
1-3
を新たな基幹的な柱とす
るなど、エネルギー政策の総合的な見直しが進められています。
また、この震災の影響により、国は電力不足という問題に直面し、ライフスタイ
ルの見直しなど、市や事業所、家庭で節電に取り組んでいます。
さらに、再生可能エネルギー利用の重要性から、同年8月に「電気事業者による
再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」が成立し、再生可能エネルギ
ーの普及へ大きな一歩となりました。
(2)本計画の意義
平成 20(2008)年6月に改正された「地球温暖化対策の推進に関する法律」では、
特例市以上の地方公共団体に対して「その区域の自然的社会的条件に応じて温室効
果ガスの排出量の抑制などを行うための施策に関する事項」を盛込んだ地方公共団
体実行計画の策定を義務付けました。
また、本計画は市域の現状と地域特性を踏まえ、市民、事業者、市の各主体が、
それぞれの役割に応じた取り組みを総合的かつ計画的に推進していくものです。
注 1-3
太陽光発電や太陽熱利用、地熱発電、風力発電など、エネルギー源が枯渇しない自然エネルギーのことで、二
酸化炭素排出などの環境負荷が少ない。
5
第1章 計画策定にあたって
2
計画の基本的事項
(1)計画の目的
本計画は、市内から排出される温室効果ガスの削減に向け、市民、事業者、市で
取り組む地球温暖化対策を区域の自然的社会的条件に応じて、総合的、計画的に進
め、地球温暖化防止に貢献することを目的とします。
(2)計画の期間
本 計 画 は 、 市 内 全 域 を 対 象 と し 、 計 画 の 期 間 を 平 成 24(2012) 年 度 か ら 平 成
32(2020)年度までを中期目標期間、さらに平成 62(2050)年度までを長期目標期間と
します。
表 1-1
計画の期間
(3)対象とする温室効果ガス
本計画の対象とする温室効果ガスは、京都議定書及び地球温暖化対策の推進に関
する法律に定める6種類のうち、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の3種類とし
ます。
表 1-2
注1-4
対象温室効果ガス一覧
温室効果ガスの種類
地球温暖化係数注1-4
二酸化炭素(CO 2)
1
メタン(CH 4)
21
一酸化二窒素(N 2O)
310
主な発生源
石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料消費、
廃棄物焼却、火力発電所の発電など
化石燃料消費、廃棄物の埋立・焼却、下水
処理、水田・家畜からの発生など
化石燃料消費、廃棄物焼却など
各温室効果ガスが地球温暖化にもたらす効果の程度について、二酸化炭素の当該効果に対する比で表した数値。
6
第1章 計画策定にあたって
(4)計画の位置づけ
本計画は、春日井市環境基本計画を上位計画とし、地球温暖化防止に向けた施策、
取り組みを更に具体化し、実行していくものであり、他の関連計画(都市計画マス
タープランなど)と整合、連携するものです。
また、本計画の位置づけは、図 1-5 に示すとおりです。
■「春日井市環境基本計画」の地球温暖化の防止の取り組みを具体化する地球温
暖化防止対策分野の個別計画に位置づけられます。
■「春日井市生活環境の保全に関する条例」の第3章に規定されている「地球環
境の保全」に関する施策を具体化する地球温暖化防止対策分野の個別計画に
位置づけられます。
■「地球温暖化対策の推進に関する法律」第 20 条に基づく地球温暖化対策実行
計画に位置づけられます。
図 1-5
計画の位置づけ、他計画などとの関連
7
15
19
12
92.71km2
16
2-1
9
13.5
155
302
55
20
1,410mm 15.7℃
55
14.7℃
21
16.6℃
℃
( )
3,000
(℃)
45
40
2,500
35
2,000
30
25
1,500
20
1,000
15
10
500
5
0
0
2-2
21
23.4
18.7
13.9
3.7%
2
19.3%
12.6%
5.5%
7.1%
18.3%
22.5%
11.0%
4.0%
9
21.0%
12.9%
6.6%
7.1%
19.6%
15.8%
13.0%
3.9%
15
22.3%
13.7%
6.1% 5.3%
19.0%
4.1%
21
23.4%
3.7%
18.7%
13.9%
16.5%
13.1%
19.2%
12.6%
4.3%
0%
20%
40%
60%
2-3
10
80%
100%
350,000
277,589
300,000
244,119
250,000
256,990
287,623
295,802
305,569
266,599
213,857
200,000
150,000
100,000
50,000
0
50
55
60
2
7
12
17
22
2-4
/
4.20
140,000
3.6
120,000
3.4
119,187
3.3
3.2
94,550
103,597
3.60
110,596
3.00
100,000
80,000
72,221
77,154
84,261
2.9
2.8
2.7
2.40
2.6
60,207
60,000
1.80
40,000
1.20
20,000
0.60
0.00
0
50
55
60
2
2-5
11
7
12
17
22
17
65
15
15
15
64
65
( )
350,000
36,525
300,000
250,000
48,009
61,925
16,675
21,211
27,461
161,557
177,201
194,282
205,845
207,102
201,552
196,130
69,507
63,058
50,799
44,243
43,692
44,951
46,032
12,952
9,428
200,000
150,000
141,853
100,000
50,000
62,506
0
50
55
60
2
7
12
17
22
2-6
25
350,000
4.2
302,900
303,000
302,900
302,700
302,300
301,800
301,200
300,500
299,800
300,000
3.6
250,000
3.0
2.5
2.5
2.4
2.4
2.4
150,000
121,600
122,800
124,000
125,100
126,300
2.3
2.4
200,000
127,300
128,400
2.3
129,400
2.3
2.4
130,400
1.8
100,000
1.2
50,000
0.6
0
0.0
24
25
26
27
28
2-7
12
29
30
31
32
13
13
18
18,000
130,000
114,469
16,000
113,062
120,000
111,689
106,164
14,000
110,000
12,000
100,000
10,000
90,000
8,000
8,652
8,466
80,000
8,544
8,353
6,000
70,000
4,000
60,000
2,000
7
3,395
7
3,374
11
2,996
10
50,000
2,698
0
40,000
3
8
13
18
2-8
1.9%
3
9.7%
4.1%
18.9%
23.1%
40.5%
1.4%
3.8%
1.9%
8
10.5%
23.8%
40.6%
17.6%
1.5%
3.3%
2.4%
13
10.6%
26.3%
40.2%
15.4%
1.4%
2.3%
18
10.1%
3.4%
14.3%
29.8%
38.3%
1.3%
0%
20%
40%
60%
2-9
13
80%
100%
14
21
1,400
12
1,307 1,297
1,275
1,229 1,214
1,181 1,141 1,211
1,161 1,096
10
9.1
1,069 1,037
8.7 8.5
8.4
983
8.1
8.0
8.0 7.8 7.9
8
7.3
7.2
6.9
6.5
1,200
944
886
903
6.8
6
1,000
865
876 888
768
6.8
7.3
7.0
7.8
800
7.8
6.6
600
4
400
2
200
0
0
2-10
17.3%
2
2.5% 2.6%
3.3%
7
17.8%
7.9%
19.2%
24.9%
19.6%
7.7%
18.3%
25.1%
2.7%
18.3%
17
20.3%
3.1% 5.6%
7.7%
22.9%
17.2%
2.7%
0%
20%
40%
60%
2-11
14
3.6% 4.3%
24.7%
2.1%
21
20.2%
8.6%
20.6%
15.6%
20.5%
3.4% 3.3%
3.1%
12
20.8%
9.1%
19.7%
24.7%
18.5%
5.8%
4.9%
80%
100%
22
290ha
(ha)
800
6 51
700
600
96
515
500
144
4 75
78
72
400
109
112
3 04
2 90
49
59
47
58
196
185
17
22
300
410
200
328
291
100
0
2
7
12
(
2-12
20
1,508,325
1,600,000
347
185,605
1,400,000
1,200,000
1,000,000
787,974
800,000
1,234
92,457
1,322,373
600,000
400,000
694,283
200,000
0
2
20
2-13
15
)
54
0.1%
4.2%
54.1%
41.6%
0.2%
2.8%
51.1%
0%
45.9%
20%
40%
60%
80%
100%
20
2-14
46
55
55
23.7
38
S35
S36 45
S46 55
S56 H2
H3 7
H8 12
H13 17
H18
3.5%
10.8%
0%
18.6%
23.7%
20%
40%
11.0%
60%
20
2-15
16
13.2%
13.7%
80%
5.6%
100%
17
(
)
200
180
162.4
160
141.5
140
128.7
146.7
151.6
156.5
21.8
172.2
40.0 41.9
34.9 36.6 38.6
31.7 33.1
29.4 30.5
43.9 46.1 48.0
50.3
28.1
135.1
24.8
25.6
26.5
3.1
24.1
120
168.6
187.6
185.5 187.3 188.2
187.2 187.3
181.2 183.3 185.0
175.0 177.9
23.0
2.2
3.6
4.3
4.6
4.7
4.4
4.1
3.8
3.5
3.1
2.9
2.9
2.7
2.3
2.7
2.0
2.0
1.8
100
1.6
93.1
112.8 114.9 116.4 117.8 119.4 120.5 121.6 122.3 123.5 124.0 121.8 120.0
118.9
104.5 108.5
97.1 100.9
0.5
0.5
80
83.8
60
88.3
40
0.5
0.5
0.5
0.5 0.4 0.4
0.4 0.4 0.4 0.4
0.4 0.4
0.4
21.0
20.9 20.5 20.2 20.2 19.8 18.8 17.6 16.7 15.4 14.6 14.6
18.8 19.3 19.8 20.3 20.4 20.6 20.8
14.0
0.3
20
0.3
0.5
0.5
0.5
0
2-16
18
t
16
12.5
14
11.3
12
10.1
0.1
10.6 10.4 10.7
0.4
10
1.7
1.7
0.1
1.6
0.2
0.1
1.7
11.9
0.2
1.8
12.3
0.1
0.2
11.7 11.8
0.2
1.8
1.8
0.1
0.1
1.7
1.8
12.4
1.8
2.1
11.9 11.8
0.1
1.8
0.1
1.8
12.3
12.5 12.8 12.6
0.1
0.1
1.9
1.9
12.5
0.1
0.1
0.1
1.9
1.9
1.8
10.7
0.1
9.3
1.6
0.0
1.5
8
6
8.3
8.5
8.7
8.9
9.3
9.9
10.4 10.6
9.7
4
9.9
10.3 10.1
9.9
10.3 10.6 10.9 10.7 10.6
9.0
7.7
2
0
2-17
17
2-1
20
2,500
1,015
1,054
1,159
943
416
46.4
92.9
39.5
22
6.6%
82.3%
1.6%
9.5%
9.5%
6.6%
82.3%
2-18
18
2-1
13.0%
8.6%
40.3%
35.0%
13.0%
23.6%
8.6%
40.3%
6.4%
35.0%
5.8%
2-2
0.9%
2-3
0.6%
0.2%
21.8%
10.4%
6.7%
6.8%
0%
25%
2-19
2-1
2-2
2-3
19
50%
78.3%
69.3%
58.5%
53.1%
78.3%
69.3%
58.5%
53.1%
27.3%
2-4
23.5%
23.5%
19.0%
2-5
17.6%
2-6
14.0%
13.1%
2-7
9.4%
0%
25%
50%
75%
2-20
2-4
CO2
CO2
2-5
2-6
2-7
30,000k
20
100%
69.9%
44.0%
41.4%
39.8%
37.3%
69.9%
44.0%
41.4%
39.8%
37.3%
0.4%
1.7%
2.4%
0%
25%
2-21
21
50%
75%
100%
77.0%
21.1%
0.6%
1.3%
74.6%
21.1%
1.2%
3.0%
73.9%
21.1%
1.6%
3.5%
70.6%
21.6%
1.8% 6.0%
69.4%
7.2%
21.6%
7.3%
21.5%
10.7%
21.3%
1.9%
69.3%
1.9%
65.8%
2.2%
60.5%
15.2%
21.4%
14.9%
21.8%
2.9%
60.1%
3.1%
21.5%
54.4%
21.7%
2.5%
26.4%
48.7%
22.1%
2.8%
41.6%
30.9%
21.1%
53.4%
22.1%
6.5%
22.1%
2.4%
0%
25%
2-22
22
50%
75%
100%
3.0%
9.8%
26.9%
3.0%
0.5%
16.3%
15.5%
9.8%
15.5%
16.3%
26.9%
28.0%
2-23
7.8%
39.8%
8.1%
34.9%
9.4%
7.8%
9.4%
39.8%
34.9%
2-24
23
18.5%
24.0%
43.3%
1.0%
13.2%
13.2%
18.5%
24.0%
43.3%
2-25
5
6.3%
6
10
2.7%
11
20
21
50
51
100
101
300
26.6%
25.0%
42.2%
23.3%
21.9%
50.7%
26.7%
15.1%
41.9%
18.2%
45.5%
301
25%
50%
2-26
24
2.3%
3.0%
33.3%
7.1%
92.9%
0%
2.2%
8.6%
48.4%
30.2%
25.6%
1.2%
14.0%
43.0%
22.6%
18.3%
1.4%
75%
100%
50%
13.5%
16.6%
56.7%
10.6%
56.7%
10.6%
2.6%
13.7%
16.3%
2.6%
53.6%
16.6%
15.6%
10.3%
3.8%
58.9%
16.6%
10.8%
10.6%
3.1%
0%
25%
50%
2-27
25
75%
100%
1.7%
80.4%
6.4%
3.3%
8.3%
1.9%
78.2%
5.5%
9.4%
6.6%
11.3%
5.0%
2.8%
76.2%
3.0%
1.7%
73.8%
7.7%
11.9%
5.0%
3.3%
70.4%
7.2%
14.6%
4.4%
0.8%
69.1%
5.8%
17.7%
6.6%
1.1%
57.2%
6.4%
27.3%
8.0%
2.2%
55.5%
8.8%
26.2%
7.2%
1.4%
50.8%
9.7%
32.0%
6.1%
1.4%
48.1%
14.4%
31.5%
4.7%
1.1%
43.9%
11.3%
35.1%
8.6%
36.2%
8.0%
1.9%
41.2%
12.7%
3.0%
℃
26.5%
15.7%
46.7%
8.0%
4.1%
24.9%
24.3%
41.2%
5.5%
1.4%
(
)
22.9%
16.9%
51.9%
6.9%
0.8%
16.3%
20.7%
53.6%
8.6%
1.4%
11.3%
0%
18.8%
25%
2-28
26
61.3%
50%
7.2%
75%
100%
72.1%
51.0%
48.6%
39.2%
72.1%
51.0%
48.6%
39.2%
19.0%
18.0%
13.2%
12.3%
8.4%
7.5%
6.3%
5.5%
7.7%
0%
25%
2-29
27
50%
75%
100%
52.2%
33.9%
52.2%
33.9%
17.3%
ISO14000
12.7%
2.6%
0%
2-30
28
25%
50%
75%
2-2
29
30
18
31
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
1
温室効果ガス排出量の現況推計
(1)温室効果ガスの排出量
■ 市内の平成 20(2008)年度の温室効果ガス(GHG 注 3-1)排出量は、1,733.4 千
トン-CO2(二酸化炭素換算)であり、京都議定書における基準年の平成2(1990)
年度と比較して 5.8%の増加となっています。
■ 平成 20(2008)年度の温室効果ガス排出量の内訳では、二酸化炭素が全体の
99.4%を占めています。
■ 平成 20(2008)年度の市民一人当たりの温室効果ガス排出量は、平成2(1990)
年度と比較して 7.7%の減少となっています。
表 3-1
部 門
温室効果ガス排出量
平成2(1990)年度
市民一人
構成比
排出量
あたり
(GHG)
排出量
排出量
(単位:t-CO2)
平成20(2008)年度
市民一人 市民一人あたり
排出量の増減
構成比
あたり
排出量の増減
(1990年度比)
(GHG)
排出量 (1990年度比)
産業部門
783,190.2
2.92
47.8%
680,839.5
▲13.1%
2.22
▲24.2%
39.3%
民生家庭部門
262,854.9
0.98
16.0%
347,099.4
32.0%
1.13
15.2%
20.0%
民生業務部門
191,239.0
0.71
11.7%
266,129.5
39.2%
0.87
21.4%
15.4%
運輸部門
356,703.1
1.33
21.8%
405,367.1
13.6%
1.32
▲0.9%
23.4%
34,066.0
0.13
2.1%
23,921.6
▲29.8%
0.08
▲38.7%
1.4%
小計
1,628,053.2
6.08
99.4% 1,723,357.0
5.9%
5.61
▲7.7%
99.4%
メタン排出量
1,315.5
0.00
0.1%
1,232.3
▲6.3%
0.00
▲18.3%
0.1%
一酸化二窒素排出量
9,003.1
0.03
0.5%
8,849.6
▲1.7%
0.03
▲14.3%
0.5%
温室効果ガス排出量
合計
1,638,371.9
6.12
100.0% 1,733,438.9
5.8%
5.65
二
酸
化
炭
素
排
出
量
廃棄物部門
注
注3-1
メタン(CH 4)、一酸化二窒素(N 2O)の排出量は、二酸化炭素(CO 2)に換算
Greenhouse Gasの略。
33
▲7.7% 100.0%
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
二酸化炭素
メタン
一酸化二窒素
(千t-CO2 )
2,000
1 ,638.4
一酸化二窒素
9.0
8.8
1.3
1,500
一酸化
二窒素
0.5%
メタン
0.1%
1 ,733.4
1.2
メタン
5.8%増加
1,000
1,628.1
1,723.4
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
二酸化
炭素
99.4%
500
0
図 3-1 温室効果ガス排出量の推移
図 3-2 平成 20(2008)年度の温室
効果ガス排出量の内訳
(t-CO2 /人)
二酸化炭素
メタン
一酸化二窒素
8
6.12
6
一酸化二窒素
0.03
0.03
5.65
0.00
0.00
メタン
4
6.08
7.7%減少
5.61
2
0
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
図 3-3 市民1人あたりの温室効果ガス排出量の推移
34
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(2)二酸化炭素の排出量
1)全体
■ 市内の平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は、1,723.4 千トン-CO2 であり、平
成2(1990)年度と比較して、5.9%の増加となっています。
■ 平成 20(2008)年度の部門別の二酸化炭素排出量の内訳は、産業部門(39.5%)
が最も多く、次いで、運輸部門(23.5%)、民生家庭部門(20.1%)、民生業務部
門(15.4%)、廃棄物部門(1.4%)の順となっています。
■ 平成 20(2008)年度の市民一人当たりの二酸化炭素排出量は、平成2(1990)年度
と比較して 7.7%の減少となっています。
■ 平成2(1990)年度から平成 20(2008)年度にかけて二酸化炭素排出量が増加した
要因は、民生業務部門(+39.2%)、民生家庭部門(+32.0%)、運輸部門(+13.6%)
の排出量が増加したことによるものです。
表 3-2
部 門
産業部門
二
酸 民生家庭部門
化
炭
民生業務部門
素
排
出 運輸部門
量
廃棄物部門
合計
部門別二酸化炭素排出量
平成2(1990)年度
市民一人
構成比
排出量
あたり
(CO2)
排出量
排出量
(単位:t-CO2)
平成20(2008)年度
市民一人 市民一人あたり
排出量の増減
構成比
あたり
排出量の増減
(1990年度比)
(CO2)
排出量 (1990年度比)
783,190.2
2.92
48.1%
680,839.5
▲13.1%
2.22
▲24.2%
39.5%
262,854.9
0.98
16.1%
347,099.4
32.0%
1.13
15.2%
20.1%
191,239.0
0.71
11.7%
266,129.5
39.2%
0.87
21.4%
15.4%
356,703.1
1.33
21.9%
405,367.1
13.6%
1.32
▲0.9%
23.5%
34,066.0
0.13
2.1%
23,921.6
▲29.8%
0.08
▲38.7%
1.4%
1,628,053.2
6.08
100.0% 1,723,357.0
5.9%
5.61
▲7.7%
100.0%
35
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(t-CO2 /人)
(千t-CO2 )
2,000
1,628.1
1,723.4
23.9
8
廃棄物部門
34.1
1,500
405.4
356.7
191.2
運輸部門
266.1
民生業務部門
1,000
262.9
6
4
民生家庭部門
500
783.2
6.08
5.61
2
680.8
産業部門
0
平成2(1990)年度
7.7%減少
347.1
0
平成20(2008)年度
平成2(1990)年度
図 3-4 部門別二酸化炭素排出量の推移
平成20(2008)年度
図 3-5 市民一人あたりの二酸化炭素排出量
の推移
2)部門別排出量の推移と要因分析
① 産業部門
・平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は 680.8 千トン-CO2 で、市内における総排
出量の 39.5%を占めており、平成2(1990)年度と比較して 13.1%の減少となって
います。
・二酸化炭素排出量が減少した要因は、製造業と農林業の排出量が減少したことに
よるものと考えられます。
・製造業の二酸化炭素排出量を業種別に見ると、特に「鉄鋼・非鉄・窯業土石」の
業種が、平成2(1990)年度と比較して 48.8%減少しており、これは、窯業土石の
事業所数が減少したことによるものと考えられます。
② 民生家庭部門
・平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は 347.1 千トン-CO2 で、市内における総排
出量の 20.1%を占めており、平成2(1990)年度と比較して 32.0%の増加となって
います。
・二酸化炭素排出量が増加した要因は、人口増加によるエネルギー消費量が増加し
たことによるものと考えられます。
・市民一人あたりの二酸化炭素排出量は、平成2(1990)年度と比較して 15.2%増加
しています。
・1世帯あたりの二酸化炭素排出量は、平成2(1990)年度と比較して 8.8%減少し
ており、これは世帯あたり人員の減少によるものと考えられます。
36
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
③ 民生業務部門
・平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は 266.1 千トン-CO2 で、市内における総排
出量の 15.4%を占めており、平成2(1990)年度と比較して 39.2%の増加となって
います。
・二酸化炭素排出量が増加した要因は、大型商業施設の立地により、床面積の増加
によるエネルギー消費量が増加したことによるものと考えられます。
④ 運輸部門
・平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は 405.4 千トン-CO2 で、市内における総排
出量の 23.5%を占めており、平成2(1990)年度と比較して 13.6%の増加となって
います。
・二酸化炭素排出量が増加した要因は、自動車における排出量が増加したことによ
るものと考えられます。
・車種別の二酸化炭素排出量については、平成2(1990)年度と比較して軽乗用車は
2.5 倍、軽貨物車は2倍の増加となっており、これは自動車保有台数が増加した
ことによるものと考えられます。
⑤ 廃棄物部門
・平成 20(2008)年度の二酸化炭素排出量は 23.9 千トン-CO2 で、市内における総排
出量の 1.4%を占めており、平成2(1990)年度と比較して 29.8%の減少となって
います。
・二酸化炭素排出量が減少した要因は、一般廃棄物焼却施設における排出量が減少
したことによるものと考えられます。
・市民一人あたりの二酸化炭素排出量は、平成2(1990)年度と比較して 38.7%減少
しており、世帯及び事業者あたりの二酸化炭素排出量は 49.1%減少しています。
これは、一般廃棄物の焼却処理量に含まれる廃プラスチック含有率の減少、また、
家庭を始め事業所でも分別の徹底が進み、ごみの減量化が進んでいることが要因
として考えられます。
37
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
2
温室効果ガス排出量の将来推計
(1)温室効果ガス排出量の推計結果
すうせい
今後、追加的な対策を講じないまま推移した場合(現状趨勢 ケース)の温室効果
ガス排出量は、平成 32(2020)年度について算出した結果、平成 20(2008)年度比で
9.1%増加の 1,890.8 千トン-CO2、市民一人あたりでは 6.31 トン-CO2 と推計されます。
表 3-3
温室効果ガス排出量
(単位:t-CO2 )
平成2(1990)年度
部門
平成20(2008)年度
市民一人
構成比
あたり
(GHG)
排出量
排出量
すうせい
排出量
平成32(2020)年度(現状趨勢ケース)
市民一人
排出量
あたり
市民一人
の増減
排出量の 構成比
あたり
(1990
増減
(GHG)
排出量
年度比)
(1990
年度比)
排出量
市民一人
排出量
あたり
市民一人
の増減
排出量の 構成比
あたり
(2008
増減
(GHG)
排出量
年度比)
(2008
年度比)
産業部門
783,190.2
2.92
47.8%
680,839.5 ▲13.1%
2.22
▲24.2%
39.3%
791,823.9
16.3%
2.64
19.1%
41.9%
民生家庭部門
262,854.9
0.98
16.0%
347,099.4
32.0%
1.13
15.2%
20.0%
367,345.7
5.8%
1.23
8.4%
19.4%
民生業務部門
191,239.0
0.71
11.7%
266,129.5
39.2%
0.87
21.4%
15.4%
268,269.7
0.8%
0.89
3.2%
14.2%
運輸部門
356,703.1
1.33
21.8%
405,367.1
13.6%
1.32
▲0.9%
23.4%
429,012.1
5.8%
1.43
8.4%
22.7%
34,066.0
0.13
2.1%
23,921.6 ▲29.8%
0.08
▲38.7%
1.4%
23,356.6
▲2.4%
0.08
0.0%
1.2%
1,628,053.2
6.08
5.9%
5.61
▲7.7%
99.4% 1,879,808.0
9.1%
6.27
11.7%
99.4%
メタン排出量
1,315.5
0.00
0.1%
1,232.3
▲6.3%
0.00
▲18.3%
0.1%
1,344.2
9.1%
0.00
11.7%
0.1%
一酸化二窒素排出量
9,003.1
0.03
0.5%
8,849.6
▲1.7%
0.03
▲14.3%
0.5%
9,653.0
9.1%
0.03
11.7%
0.5%
6.12 100.0% 1,733,438.9
5.8%
5.65
▲7.7% 100.0% 1,890.805.2
9.1%
6.31
11.7% 100.0%
二
酸
化
炭
素
排
出
量
廃棄物部門
小 計
温室効果ガス排出量合計
1,638,371.9
99.4% 1,723,357.0
(千t-CO2)
2,000
1,500
1,000
1,638.4
5.8%
増加
1,733.4
9.1%
増加
1,890.8
500
0
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
平成32(2020)年度
図 3-6 温室効果ガス排出量の推移
38
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(t-CO2 /人)
8
6
4
6.12
7.7%
減少
11.7%
増加
5.65
6.31
2
0
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
平成32(2020)年度
図 3-7 市民一人あたりの温室効果ガス排出量の推移
(千t-CO2 )
1,879.8
2,000
1,628.1
1,723.4
23.4
廃棄物部門
23.9
34.1
1,500
429.0
405.4
運輸部門
356.7
268.3
191.2
266.1
民生業務部門
1,000
262.9
367.3
347.1
民生家庭部門
500
783.2
680.8
791.8
0
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
平成32(2020)年度
図 3-8 部門別二酸化炭素排出量の推移
39
産業部門
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(2)対策などを踏まえた将来推計結果
国の「中長期ロードマップ 注 3-2」
(平成 22 年 12 月中間整理)の資料を基に、市に
おける省エネルギー機器、次世代自動車、再生可能エネルギー、公共交通の利用促
進など、国の対策の効果を算出すると、平成 32(2020)年度の温室効果ガス排出量は
1,319.0 千トン-CO2~1,482.5 千トン-CO2 と推計され、平成2(1990)年度比で 10%~
19%削減、平成 20(2008)年度比で 14%~24%削減されると推計されます。
また、愛知県では、
「あいち地球温暖化防止戦略 2020(案)」において、国の中長
期ロードマップを参考として、平成 32 年(2020)年度までに国内対策で 15%を削
減させるケースをベースに更なる対策を踏まえ推計していることから、市において
も県との整合を図り、国が行う施策 15%削減ケースの削減効果を推計すると、平成
すうせい
32(2020)年度の現状趨勢ケースに対し、408.3 千トン-CO2、また平成 20(2008)
年度比でも、14%減の 250.9 千トン-CO2 が削減されるものと考えられます。
表 3-4
対策などを踏まえた温室効果ガス排出量
(単位:t-CO2 )
部門
産業部門
二
酸 民生家庭部門
化
炭 民生業務部門
素
排
出 運輸部門
量
廃棄物部門
小計
メタン・一酸化
二窒素排出量
温室効果ガス
排出量合計
注 3-2
平成
2(1990)
年度
平成
20(2008)
年度
すうせい
現状趨勢
ケース
平成 32(2020)年度
対策ケース
国内削減 15%
国内削減 20%
1990 2008
1990 2008
年度比 年度比
年度比 年度比
4%
699,088 ▲11%
3%
国内削減 25%
1990 2008
年度比 年度比
783,190
680,839
791,824
708,005 ▲10%
677,687 ▲13%
0%
262,855
347,099
367,346
236,293 ▲10% ▲32%
212,465 ▲19% ▲39%
178,709 ▲32% ▲49%
191,239
266,129
268,270
169,972 ▲11% ▲36%
149,494 ▲22% ▲44%
126,967 ▲34% ▲52%
356,703
405,367
429,012
336,812
▲6% ▲17%
321,759 ▲10% ▲21%
306,706 ▲14% ▲24%
34,066
23,922
23,357
21,377 ▲37% ▲11%
20,058 ▲41% ▲16%
19,662 ▲42% ▲18%
1,628,053
1,723,357
10,319
10,082
1,638,372
1,733,439
1,879,808 1,472,459 ▲10% ▲15% 1,402,863 ▲14% ▲19% 1,309,731 ▲20% ▲24%
10,997
10,065
▲2%
0%
9,444
▲8%
▲6%
9,257 ▲10%
▲8%
1,890,805 1,482,524 ▲10% ▲14% 1,412,307 ▲14% ▲19% 1,318,988 ▲19% ▲24%
国における中長期の温室効果ガス削減目標を実現するための対策・施策の具体的な姿。これを検討するため、
中央環境審議会地球環境部会中長期ロードマップ小委員会を 2010 年 4 月に設置。
40
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(千t-CO2 )
1,890.8
2,000
1,733.4
23.4
11.0
メタン・一酸化二窒素
1,638.4
23.9
34.1
10.1
1,500
1,482.5
429.0
10.3
405.4
1,412.3
廃棄物部門
10.1
21.4
356.7
268.3
20.1
1,319.0
9.4
19.7
336.8
9.3
運輸部門
321.8
266.1
191.2
306.7
170.0
1,000
367.3
民生業務部門
149.5
127.0
262.9
347.1
236.3
212.5
178.7
民生家庭部門
500
791.8
783.2
680.8
産業部門
708.0
699.1
677.7
15%削減ケース
20%削減ケース
25%削減ケース
0
平成2(1990)年度
平成20(2008)年度
平成32(2020)年度
すうせい
現状趨 勢 ケース
図 3-9 対策などを踏まえた部門別温室効果ガス排出量の推移
41
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
3 温室効果ガス排出量の削減目標
(1)削減目標の設定の考え方
本計画の温室効果ガス排出量の削減目標は、目標年における温室効果ガス排出量
を定めるもので、中期目標を平成32(2020)年度、長期目標を平成62(2050)年度と
します。また、本計画では基準年を、データが取得できる最も直近の年である平成
20(2008)年度とします。
(2)削減目標
本計画の目標年及び基準年、削減目標について、以下のとおり設定します。
〇目標年
:中期目標年平成 32(2020)年度、長期目標年平成 62(2050)年度
〇基準年
:平成 20(2008)年度
〇中期目標
平成 32(2020)年度における市内全域の温室効果ガスの排出量を、
平成 20(2008)年度比で 17%削減する。
・平成 20(2008)年度からの削減量
市民一人あたりの削減量
:
:
294.7 千t-CO2
0.98t-CO2/人
〇長期目標
平成 62(2050)年度における市内全域の温室効果ガスの排出量を、
平成 20(2008)年度比で 60%削減する。
・平成 20(2008)年度からの削減量
: 1,040.1 千t-CO2
・平成 32(2020)年度からの削減量
:
42
745.4 千t-CO2
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
本計画の目標を達成するためには、平成 32(2020)年度は、平成 20(2008)年度から
294.7 千トン-CO2 削減する必要があります。ただし、平成 32(2020)年度までに追加
すうせい
的な対策を講じないまま推移した場合(現状趨勢 ケース)の温室効果ガス排出量は、
1,890.8 千トン-CO2 と推計されていることから、市や国などの対策により、452.1
千トン-CO2 削減する必要があることとなります。
将来推計
(千t-CO2)
現状趨勢ケースの
排出量の推計値
1,890.8千t-CO2
2,000
現状趨勢ケースから
452.1千t-CO2削減
1,500
2008年度比
6 0%削減
1,040.1千t-CO2削減
2008年度比
1 7%削減
294.7千t-CO2削減
1,000
1,733.4
1,438.8
500
693.4
0
平成20(2008)年度
平成32(2020)年度
図 3-10
43
平成62(2050)年度
削減目標
第3章 春日井市における温室効果ガス排出量の現況と将来推計
(3)対策による削減効果
国の中長期ロードマップによる平成 32(2020)年度までの国が対策を行う 15%削
減ケースでは、408.3 千トン-CO2 の削減が見込まれます。さらに国の 20%削減ケー
スまで市の対策として行うことにより、44.2 千トン-CO2 の削減が見込まれ、合計
452.5 千トン-CO2 の削減となり、平成 20(2008)年度比で約 17%の削減が可能と見
込まれます。
表 3-5
分野
対策による削減効果
部門
想定される主な対策
再生可能エネ
民生
ルギーの利用
非住宅用太陽光発電の導入促進
業務
促進
高効率冷暖房機器注3-3の導入促進
エアコン暖房の導入率50%
高効率給湯機器注3-4の導入促進
高効率給湯機器導入率16%
民生 省エネ型家電製品の導入促進
家庭
計測、制御システムの導入による
省エネの推進
市 市民・事業者
で の活動促進
の
対
策
高効率冷暖房機器の導入促進
電気中央式暖房の導入率16%
高効率給湯機器の導入促進
民生
業務 計測、制御システムの導入による
運用効率改善の推進
注 3-5
注 3-6
注 3-7
注 3-8
1.9
19.0
省エネナビ注3-5を2軒に1軒の
割合で設置
推奨基準が33軒に1軒の割合
高効率給湯機器の導入率21%
BEMS注3-6導入率40%
建築物の断熱化の推進
推奨基準相当の比率8%
次世代自動車の導入促進
燃費注3-7 22.0km/L
(2005年 15.5km/L)
小計
注 3-4
家電の平均エネルギー効率132
(2005年を100)
住宅断熱化の推進
地域環境の整
運輸
備及び改善
自動車利用の低炭素化(エコドライブ、
カーシェアリング 注3-8)の推進
注 3-3
延べ床面積1,000㎡の業務用
施設に14kWの割合で設置
CO2削減量
(千t-CO2)
自動車1台当たり
0.059t-CO 2削減
13.4
9.9
44.2
国での対策(15%削減ケース)
408.3
合計
452.5
エネルギー効率の高い冷暖房機器。エアコンなど
エネルギー効率の高い給湯機器。ヒートポンプ給湯器(CO2 冷媒給湯器)、潜熱回収型給湯器など。
家庭におけるエネルギーの消費量を金額で知らせると共に、利用者自身が決めた省エネルギー目標を超えると
お知らせする機器。
Building Energy Management System の略。業務用ビルなどにおいて、室内環境・エネルギー使用状況をモニ
タリングし、室内環境に応じた設備・機器などの運転管理を行うことにより省エネルギー化を図るシステム。
ガソリン乗用車(輸入車を除く)の平均燃費(10・15 モード)。
都市部における渋滞、排気ガス、駐車場不足などの問題の改善を目的に、少数の供用自動車を多数の利用者で
共同利用するシステム。
44
11
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
4-1
45
Ⅰ
Ⅰ
(1)
4-1
4-3
4-4
4-1
4-2
32
62
4-3
4-4
2020
2050
1,000k
1,000k
20,000k
46
4-2
(2)
4-5
4-6
4-7
4-5
4-6
4-7
47
Ⅰ
(1)
4-8
2010
1.5%
4-8
48
2020
15%
Ⅱ
Ⅱ
(1)
4-9
2
4-10
(2)
10
11
4-9
4-10
49
(3)
12
13
14
15
4-11
4-12
(4)
16
4-11
4-12
50
Ⅱ
(1)
4-13
17
18
4-14
(2)
19
4-15
20
4-13
4-14
4-15
Energy Service Company
51
Ⅱ
(1)
21
22
23
24
25
4-16
4-17
(2)
26
4-16
4-17
52
(3)
27
53
Ⅱ
4-18
(1)
28
29
30
4-19
(2)
31
4-18
1,500kℓ
4-19
54
2008
3.3%
55
2020
16
Ⅲ
Ⅲ
4-20
(1)
32
33
34
(2)
35
36
4-20
(EV)
(
(CDV)
(
HV)
(FCV)
56
HV)
(
(
PHV)
NGV)
(3)
37
38
39
(4)
4-21
40
41
4-21
Travel Feedback Program
57
Ⅲ
(1)
4-22
42
4-23
43
(2)
4-24
44
45
46
47
4-22
IT
4-23
4-24
58
Ⅲ
(1)
48
49
50
51
4-25
4-25
59
2005
15.5km/L
60
2020
22.0km/L
Ⅳ
(1)
52
4-26
53
54
55
56
(2)
57
4-27
58
4-26
Reduce
Reuse
Recycle
4-27
61
(1)
59
60
61
2008
4-28
4-28
(
)
21.7%
(
)
(
)
(
)
(
)
62
2020
30%
第5章 計画の推進に向けて
第5章
1
計画の推進に向けて
推進の仕組み
地球温暖化対策を着実に推進していくためには、本計画に定める地球温暖化対策
の目標及び基本的方向について適切に進行管理を行うとともに、その達成状況など
について市民、事業者、市の各主体間で共有していく必要があります。そのため、
本計画の効果的な進行管理を行い、計画を推進していくために、地球温暖化対策の
目標及び施策の実施状況を環境審議会へ報告するとともに、市民に公表していきま
す。また、各施策の取り組みについては、P(計画)、D(実施)、C(点検・評価・
公表)、A(見直し・改善)を基本とするマネジメントシステムにより、進行管理を
行います。また、本計画は、今後の温室効果ガス排出状況の推移や地球温暖化防止
に関する国内外の動向や社会情勢、対策技術の発展などの変化を踏まえて、必要に
応じ見直しを行うものとします。見直しにあたっては、環境審議会へ諮ることとし
ます。
図 5-1
推進の仕組み
63
第5章 計画の推進に向けて
2
進行管理項目
計画の進行管理を適切に行うため、次の項目について管理します。
①市内の温室効果ガス排出量
②市民・事業者・市の取り組みの実施状況
③その他課題・検討事項
3
連携による推進
①市役所内部の連携による推進
市が主体的に責任を持って地球温暖化対策を推進していくためには、庁内の部局
を超えた連携が必要です。そのため、庁内関係部署の連携、調整を円滑に行うこと
により、全庁一丸となって積極的な地球温暖化対策に取り組んでいきます。
②国・県・近隣自治体などとの連携
地球温暖化問題は広域的な環境問題であることから、本計画の推進にあたっては、
国や県、近隣自治体などと協力・連携を図りながら、地球温暖化対策を推進してい
きます。
64
1
1
2
3
4
2
5
6
1
7
8
9
1
10
2
11
12
13
3
14
15
4
16
17
1
18
19
20
2
21
22
1
23
24
25
2
26
3
27
28
1
29
30
2
31
65
32
1
33
34
35
2
36
37
38
3
39
40
4
41
42
43
1
44
45
2
46
47
48
49
1
50
51
52
53
1
54
55
56
57
2
58
59
1
60
61
66
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
資料2
温室効果ガス排出量の推計方法
温室効果ガス排出量の推計は、
「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編」)
策定マニュアル(第1版)(平成 21 年6月)の手法を基本とします。
1
基本的な考え方
環境省の策定マニュアルにおける地方公共団体種別、部門別の温室効果ガス推計方法
の基本的な考え方を下表に示します。
本市は、以降で示す部門別の推計方法においては、より実態に則した積み上げ法(B
法)での算出を推計に反映させています。しかしながら、データ取得の可否、毎年度の
更新(推計)の困難性等の要因により、按分法(A 法)によるものもあります。
温室効果ガスの推計方法の基本的な考え方
産業部門
民生部門
運輸部門
備考
部 門
都道府県
製造業
B 法、C 法
中核市
特例市
政令市
B法
建設業
A法
農業
A法
その他の
市町村
A法
家庭系
B 法、C 法
B法
A法
業務系
B 法、C 法
B法
A法
自動車
B法
B法
A法
鉄道
A法
船舶(国内のみ)
A法
航空(国内のみ)
B法
※都道府県以外は算定対象外
運輸計
C法
-
A 法:按分法
B 法:積み上げ法
C 法:産業連関モデルによる方法
出典:地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(第 1 版)
67
環境省
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
2
現況推計の方法
各部門の推計方法におけるフロー図及び推計に用いた基礎データを示します。なお、
推計は年度で実施していますが、暦年で公表されている基礎データは、その年度のデー
タとして取り扱っています。
(1)産業部門:製造業
1)製造業の二酸化炭素排出量推計フロー
業種別※
エネルギー消費量(愛知県)
(①)
業種別※
製造品出荷額(愛知県)
(②)
業種別※
エネルギー消費原単位(愛知県)
(③=①÷②)
業種別※
製造品出荷額(春日井市)
(④)
業種別※
エネルギー消費量(春日井市)
(③×④)
補正
補正
⑦
エネルギー種別
CO 2排出係数
⑤電力(春日井市)
春日井市で消費される総電
力量のうち特定規模需要の
9割分の電力量
⑥都市ガス(春日井市)
工業用のガス販売量
業種別※
CO 2排出量(春日井市)
※業種別
(化学・化繊・紙パ、鉄鋼・非鉄・窯業土石、
機械、他業種・中小製造業)
排出量基本式=①÷②×④×⑦
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の⑦の数値が変わります。)。
3)製造業の排出量推計
番号
①
②
④
⑤
⑥
⑦
基礎データ
平成 2(1990)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)
【経済産
業省資源エネルギー庁】
平成 2 年工業統計表「市区町村編」
【経済
産業省】
平成 2 年工業統計表「市区町村編」
【経済
産業省】
春日井市資料(電力会社提供資料)
【春日
井市】
春日井市統計書(平成 4 年版)
【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画
(区域施策編)策定マニュアル(第 1 版)
資料編(6)排出係数表【環境省】
68
平成 20(2008)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業省
資源エネルギー庁】
平成 20 年工業統計表「市区町村編」
【経済産業
省】
平成 20 年工業統計表「市区町村編」
【経済産業
省】
春日井市資料(電力会社提供資料)
【春日井市】
春日井市統計書(平成 21 年版)【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施
策編)策定マニュアル(第 1 版)資料編(6)
排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(2)産業部門:建設業・鉱業
1)建設業・鉱業の二酸化炭素排出量推計フロー
建設業・鉱業
エネルギー消費量(愛知県)
(①)
建設業・鉱業
従業者数(愛知県)
(②)
建設業・鉱業
従業者数(春日井市)
(③)
建設業・鉱業
エネルギー消費量(春日井市)
①×(③/②)
補正
④建設用工事電力(春日井市)
(全国と春日井市の建設・鉱業
部門従業者比率で按分)
補正
⑤鉱業使用電力(春日井市)
(全国と春日井市の建設・鉱業
部門従業者比率で按分)
⑥
エネルギー種別
CO 2排出係数
建設業・鉱業
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=①×(③÷②)×⑥
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の⑥の数値が変わります。)。
3)建設業・鉱業の排出量推計
番号
①
②
③
④
⑤
⑥
基礎データ
平成 2(1990)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 3 年事業所・企業統計調査【総務省統
計局】
平成 3 年事業所・企業統計調査【総務省統
計局】
電力統計情報「電灯電力需要使用電力量
全国の建設工事用電力」【電気事業連合会
HP】
電力統計情報「産業別使用電力量 全国の
建設工事用電力」【電気事業連合会 HP】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
69
平成 20(2008)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 20 年度刊愛知県統計年鑑(平成 18 年
事業所・企業統計調査)【愛知県】
平成 20 年度刊愛知県統計年鑑(平成 18 年
事業所・企業統計調査)【愛知県】
電力統計情報「電灯電力需要使用電力量
全国の建設工事用電力」【電気事業連合会
HP】
電力統計情報「産業別使用電力量 全国の
建設工事用電力」【電気事業連合会 HP】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(3)産業部門:農業
1)農業の二酸化炭素排出量推計フロー
農業
エネルギー消費量(愛知県)
(①)
農業
産出額(愛知県)
(②)
農業
産出額(春日井市)
(③)
農業
エネルギー消費量(春日井市)
①×(③/②)
補正
④農事用電灯(春日井市)
(全国と春日井市の建設・鉱
業部門従業者比率で按分)
補正
⑤農事用電力(春日井市)
⑥
エネルギー種別
CO 2排出係数
農業
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=①×(③÷②)×⑥
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の⑥の数値が変わります。)。
3)農業の排出量推計
番号
①
②
③
④
⑤
基礎データ
平成 2(1990)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 20 年生産農業所得統計【農林水産省】
生産農業所得統計(長期累年)
【農林水産省】
電力統計情報「電灯電力需要使用電力量
全国の農事用電灯」【電気事業連合会 HP】
電力統計情報「電灯電力需要使用電力量
全国の農事用電力」【電気事業連合会 HP】
平成 20(2008)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 20 年生産農業所得統計【農林水産省】
春日井市統計書(平成 21 年版)【春日井市】
電力統計情報「電灯電力需要使用電力量
全国の農事用電灯」【電気事業連合会 HP】
春日井市資料(電力会社提供資料)【春日井
市】
※全国の農事用電力の H2~H11 までの数値は公
表されていないため、H12 以降の農事用電灯に
対する農事用電力の割合の平均を用いて算出
⑥
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
70
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(4)民生家庭部門
1)民生家庭部門の二酸化炭素排出量推計フロー
家庭用販売電力量
(春日井市)
(①)
家庭用都市ガス
販売量(春日井市)
(②)
年間LPガス消費量
(名古屋市)※
(③)
年間灯油消費量
(名古屋市)※
(⑦)
世帯数
(春日井市)
(④)
都市ガス普及率
(愛知県)
(⑤)
LPG使用世帯数
(春日井市)
(⑥=④-④×⑤)
世帯数
(春日井市)
(⑧)
民生家庭
エネルギー種別消費量(春日井市)
※春日井市の1世帯あた
りの消費量は、名古屋市
と等しいと仮定する。
エネルギー種類別
CO 2排出係数
(⑨)
民生家庭
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=(①+②+(③×⑥)+(⑦×⑧))×⑨
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の⑨の数値が変わります。)。
3)民生家庭部門の排出量推計
番号
①
②
③
④
⑤
⑦
⑧
⑨
基礎データ
平成 2(1990)年度
春日井市資料(電力会社提供資料)【春日井
市】
春日井市統計書(平成 4 年版)【春日井市】
家計調査年報(平成 2 年版)
【総務庁統計局】
(名古屋市を適用)
住民基本台帳(平成 3 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
平成 2 年度ガス事業年報【日本ガス協会】
家計調査年報(平成 2 年版)
【総務庁統計局】
(名古屋市を適用)
住民基本台帳(平成 3 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
71
平成 20(2008)年度
春日井市資料(電力会社提供資料)【春日井
市】
春日井市統計書(平成 21 年版)【春日井市】
家計調査年報(平成 20 年版)【総務庁統計
局】(名古屋市を適用)
住民基本台帳(平成 21 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
平成 20 年度ガス事業年報【日本ガス協会】
家計調査年報(平成 20 年版)【総務庁統計
局】(名古屋市を適用)
住民基本台帳(平成 21 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(5)民生業務部門
1)民生業務部門の二酸化炭素排出量推計フロー
業種別
エネルギー消費量(愛知県)
(①)
固定資産税による
民間建物種類別延床面積
(愛知県)
(②)
固定資産税による
民間建物種類別延床面積
(春日井市)
(③)
業種別
エネルギー消費量(春日井市)
①×(③/②)
補正
④業務用販売電力量(春日井市)
(市内販売電力量から農業、建
設・鉱業、製造業、民生家庭部門
の電力量を除いた値)
補正
⑤業務用都市ガス販売量
(春日井市)
補正
⑥市施設分エネルギー消費量
(春日井市)
⑦
エネルギー種別
CO 2排出係数
業種別
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=①×(③÷②)×⑦
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の⑦の数値が変わります。)。
3)民生業務部門の排出量推計
番号
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
基礎データ
平成 2(1990)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 2 年度固定資産の価格等の概要調書【総
務省】
春日井市資料【春日井市】
春日井市資料(電力会社提供資料)【春日井
市】
春日井市統計書(平成 4 年版)【春日井市
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
72
平成 20(2008)年度
エネルギー消費統計(愛知県分)【経済産業
省資源エネルギー庁】
平成 20 年度固定資産の価格等の概要調書
【総務省】
春日井市資料【春日井市】
春日井市資料(電力会社提供資料)【春日井
市】
春日井市統計書(平成 21 年版)【春日井市】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(6)運輸部門:自動車
自動車の排出量推計手法は、
「市区町村別自動車交通二酸化炭素排出推計テーブル」に
よる「全国市区町村自動車 CO2 表示システム」
(2001 年環境省)を用いることにより行い
ます。
当システムは、国土交通省が都道府県、政令指定市、高速道路会社などと連携して、
全国で自動車の使われ方や道路交通状況を調べている「道路交通センサス」
(全国道路・
街路交通情勢調査)の「自動車起終点調査(OD 調査)のオーナーマスターデータ」の集
計結果を利用し、平成 11 年と平成 17 年の市区町村別車種別の年間二酸化炭素排出量を
算出するものです。
平成2(1990)年度は平成 11 年、平成 20(2008)年度は平成 17 年の登録地ベースの数値
を基に、当該年度の人口、車種別自動車保有台数から推計します。
また、当システムにおいて、本市の乗用車以外の車種のデータは信頼性が欠けるため、
マニュアルに則り、乗用車以外の車種のデータについては愛知県市部のデータを適用し、
排出量を算出します。
1)自動車の二酸化炭素排出量推計フロー
全国市区町村自動車CO 2表示システム
(平成11、17年CO2排出量)
車種別
自動車保有台数(春日井市)
(①)
人口(春日井市)
(②)
車種別自動車保有台数
(人口1,000人当たり)
(③=①/②)
車種別
CO 2排出量(春日井市)
2)自動車の二酸化炭素排出量推計
番号
①
②
基礎データ
平成 2(1990)年度
平成 3 年度刊愛知県統計年鑑【愛知県】
住民基本台帳(平成 3 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
73
平成 20(2008)年度
平成 21 年度刊愛知県統計年鑑【愛知県】
住民基本台帳(平成 21 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
3)自動車のメタン及び一酸化二窒素排出量推計フロー
全国市区町村自動車CO 2表示システム
(平成11、17年走行距離)
車種別
自動車保有台数(春日井市)
(①)
人口(春日井市)
(②)
車種別自動車保有台数
(人口1,000人当たり)
(③=①/②)
④車種別走行距離
エネルギー種類別
CH 4、N2 O排出係数
(⑤)
車種別
CH 4、N2 O排出量(春日井市)
4)自動車のメタン及び一酸化二窒素排出量推計
番号
①
②
④
⑤
平成 2(1990)年度
平成 3 年度刊愛知県統計年鑑【愛知県】
住民基本台帳(平成 3 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
人口あたりトリップ数×トリップあたり距
離【全国市区町村自動車 CO2 表示システム】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
74
基礎データ
平成 20(2008)年度
平成 21 年度刊愛知県統計年鑑【愛知県】
住民基本台帳(平成 21 年 3 月 31 日現在)
【春
日井市】
人口あたりトリップ数×トリップあたり距
離【全国市区町村自動車 CO2 表示システム】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(7)運輸部門:鉄道
1)鉄道の二酸化炭素排出量推計フロー
鉄道事業者別
エネルギー消費量
(①)
対象鉄道事業者の
営業キロ数の割合
(春日井市分/全路線)
(②)
鉄道事業者別
エネルギー消費量
(③=①×②)
エネルギー種類別
CO 2排出係数
(④)
鉄道
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=③×④
2)メタン、一酸化二窒素排出量推計
上記で求めたエネルギー消費量にメタン及び一酸化二窒素のエネルギー種別排出係
数を乗じて算出します(排出量基本式の④の数値が変わります。)。
3)鉄道の排出量推計
番号
①
②
④
基礎データ
平成 2(1990)年度
鉄道統計年鑑(H2)
【(社)政府資料等普及調
査会】
名鉄小牧線、愛知環状鉄道、東海交通事業
城北線、JR 東海旅客鉄道 各社 HP 等
(市を跨ぐ駅は駅間営業キロを 1/2 として
算定)
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
75
平成 20(2008)年度
鉄道統計年報(H19)【(社)政府資料等普及
調査会】
名鉄小牧線、愛知環状鉄道、東海交通事業
城北線、JR 東海旅客鉄道 各社 HP 等
(市を跨ぐ駅は駅間営業キロを 1/2 として
算定)
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(8)廃棄物部門:一般廃棄物
1)廃棄物部門の二酸化炭素排出量推計フロー
一般廃棄物
焼却量(春日井市)
(①)
一般廃棄物
廃プラスチック比率
(春日井市)(②)
種類別
CO 2排出係数
(③)
一般廃棄物
CO 2排出量(春日井市)
排出量基本式=①×②×③
2)廃棄物部門の二酸化炭素排出量推計
番号
①
②
③
基礎データ
平成 2(1990)年度
平成 3 年度清掃事業概要(平成 2 年度実績)
【春日井市】
平成 3 年度清掃事業概要(平成 2 年度実績)
【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
平成 20(2008)年度
平成 21 年度清掃事業概要(平成 20 年度実
績)【春日井市】
平成 21 年度清掃事業概要(平成 20 年度実
績)【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
注)産業廃棄物については、処分場がないため二酸化炭素が排出されていない。
76
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
3)廃棄物部門のメタン排出量推計フロー
一般廃棄物
焼却量(春日井市)
(①)
下水処理量
(春日井市)
(③)
処理方法別
CH 4排出係数
(②)
施設種類別
CH 4排出係数
(④)
一般廃棄物
CH 4排出量(春日井市)
排出量基本式=(①×②)+(③×④)
4)廃棄物部門のメタン排出量推計
番号
①
②
③
④
基礎データ
平成 2(1990)年度
平成 3 年度清掃事業概要(平成 2 年度実績)
【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
平成 20(2008)年度
平成 21 年度清掃事業概要(平成 20 年度実
績)【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
注)産業廃棄物については、処分場がないためメタンが排出されていない。
77
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
5)廃棄物部門の一酸化二窒素排出量推計フロー
一般廃棄物
焼却量(春日井市)
(①)
下水処理量
(春日井市)
(③)
下水汚泥処理量
(春日井市)
(⑤)
施設種類別
N 2 O排出係数
(④)
処理方法別
N 2 O排出係数
(②)
処理方法別
N 2 O排出係数
(⑥)
一般廃棄物
N 2 O排出量(春日井市)
排出量基本式=(①×②)+(③×④)+(⑤×⑥)
6)廃棄物部門の一酸化二窒素排出量推計
番号
①
②
③
④
⑤
⑥
平成 2(1990)年度
平成 3 年度清掃事業概要(平成 2 年度実績)
【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
基礎データ
平成 20(2008)年度
平成 21 年度清掃事業概要(平成 20 年度実
績)【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
春日井市資料【春日井市】
地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区
域施策編)策定マニュアル(第 1 版)資料
編(6)排出係数表【環境省】
注)産業廃棄物については、処分場がないため一酸化二窒素が排出されていない。
78
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
3
将来推計の方法(現状趨勢ケース)
今後追加的な対策を講じないまま推移した場合(現状趨勢ケース)を推計し、中期目
標における削減目標を達成するための対策を把握することが必要なため、原単位を固定
したままの「現状趨勢ケース」を推計し、対策検討に向けた基礎資料とします。
推計方法は、策定マニュアルに基づき、以下の式を基本とします。
温室効果ガス排出量 = 活動量 × 原単位 × 炭素集約度
・・・①
活動量…活動の種類によって人口、世帯数、製造品出荷額等があり、部門ごと
に将来活動量の伸びを推計して用いる。
原単位及び炭素集約度は策定マニュアルに基づき現状固定とします。
従って、①式より、現状趨勢ケースにおける温室効果ガス排出量は、次式で算出しま
す。
平成 32(2020)年度の温室効果ガス排出量
=現状の排出量(平成 20(2008)年度)×将来活動量の伸び率 注
注
活動量の伸び率 : 活動の種類によって人口、世帯数、業務部門延べ床面積等の
活動量があり、将来活動量の伸び率を推計して用います。
79
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
現状趨勢ケースの温室効果ガス排出量の算出方法
温室効
果ガス
種類
部門
推計方法
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量×鉱工業生産の伸び率
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
製
造
業
・鉱工業生産の伸び率については、国、県等のデータを基に将来推計したものはなく、
また、過去の実績の伸び率から将来推計したものは将来の経済情勢の予測を加味でき
ないことから、「日本経済の中期見通し(2010~2020 年度)-高齢社会に向けて基盤
の再構築に臨む日本経済の 10 年-(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング)」の中期
見通し総括表(2)に記載されている鉱工業生産成長率(全国)から算出した。
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量×労働力人口の伸び率
建
設
業
・
鉱
業
産
業
部
門
二
酸
化
炭
素
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
労働力人口の伸び率 =将来の労働力人口(平成 32(2020)年)/現状の労働力人口
・労働力人口については、「平成 18 年度労働力需給の推計-都道府県別将来推計-(独
立行政法人 労働政策研究・研修機構)」の第 1-4-1 表 労働力人口の都道府県別推
移にて推計されている労働力人口の推計結果を用いた。
・現状の労働力人口については、平成 20(2008)年のデータがないため、平成 17(2005)
年のデータを用いた。
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量×農業産出額の伸び率
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
農
林
業
農業算出額の伸び率=将来の農業産出額(平成 32(2020)年)/現状の農業産出額
・農業産出額については、「春日井市新長期ビジョン 将来人口推計報告書(平成 18 年
12 月)」の平成 29(2017)年までの推計結果を用いた。
・将来の農業算出額については、平成 29(2017)年以降のデータがないため、変わらない
と設定し、平成 29(2017)年と同じ値を用いた。
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量×世帯数の伸び率
民
生
家
庭
部
門
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
世帯数の伸び率 =将来の世帯数(平成 32(2020)年)/現状の世帯数
・ 世帯数については、
「春日井市新長期ビジョン 将来人口推計報告書(平成 18 年 12 月)」
の平成 32(2020)年までの推計結果を用いた。
80
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量×業務部門延べ床面積の伸び率
民
生
業
務
部
門
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
業務部門延べ床面積の伸び率=
将来の業務部門延べ床面積(平成 32(2020)年)/現状の業務部門延べ床面積
・将来の業務部門延べ床面積については、その後の施策状況等を鑑み、平成 22(2010)年
以降は変わらないと設定した。
将来の CO2 排出量=人口あたりトリップ数×トリップ数あたり距離
×各車両の保有台数×排出係数×将来人口
自
動
車
運
輸
部
門
・人口あたりトリップ数、トリップ数あたり距離については、環境省の「全国市区町村
自動車 CO2 表示システム」を用いた。
・各車両の保有台数については、現況推計(平成 20(2008)年度)に用いた保有台数に世
帯数の伸び率を乗じて算出した。世帯数の伸び率については、
「春日井市新長期ビジョ
ン 将来人口推計報告書(平成 18 年 12 月)」の平成 32(2020)年までの推計結果から算
出した。
・将来人口については、
「春日井市新長期ビジョン 将来人口推計報告書(平成 18 年 12
月)」の平成 32(2020)年の推計結果を用いた。
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量
鉄
道
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
・鉄道の延伸及び運行本数の増加がないと想定し、現状の排出量が将来においても変わ
らないと設定した。
将来の CO2 排出量=現状の 1 人あたり CO2 排出量×将来人口
一
般
廃
棄
物
廃
棄
物
部
門
産
業
廃
棄
物
メ
タ
ン
・
一
酸
化
二
窒
素
ただし、現状の 1 人あたり CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
・将来人口については、
「春日井市新長期ビジョン
月)」の平成 32(2020)年の推計結果を用いた。
将来人口推計報告書(平成 18 年 12
将来の CO2 排出量=現状の CO2 排出量
ただし、現状の CO2 排出量=現況推計結果(平成 20(2008)年度)
・現状(平成 20(2008)年度)の排出量が0t であるため現状維持と設定した。
将来のメタン等排出量=現状のメタン等排出量 ×CO2 排出量の伸び率
(
全
合
部
計
門
)
ただし、現状のメタン等排出量 =現況推計結果(平成 20(2008)年度)
CO2 排出量の伸び率=
将来の推計値(平成 32(2020)年度)/現況推計結果(平成 20(2008)年度)
81
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
4
排出係数等一覧
各係数において、注記のないもの以外は地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域
施策編)策定マニュアル(第 1 版)の【資料編】(ver.1)の値を使用しています。マニュ
アル上、年度別の記載のない係数については全年度で同じ値を使用し、年度別の値が記
載されている係数は各年度のデータを参照しています。最新のデータが公表されていな
い数値については、前年値を採用して推計しています。
(1)単位発熱量
燃料
石炭
コークス
コークス炉ガス
高炉ガス
転炉ガス
原油
単位
~99年度
00~04年度
05年度~(※6)
MJ/kg
26.0
26.6
25.7
MJ/kg
30.1
30.1
29.4
MJ/Nm3
20.1
21.1
21.1
MJ/Nm
3
3.3
3.41
3.41
MJ/Nm
MJ/L
3
8.4
8.41
8.41
38.7
38.2
38.2
ガソリン
MJ/L
35.2
34.6
34.6
ナフサ
MJ/L
33.5
34.1
33.6
灯油
MJ/L
37.3
36.7
36.7
軽油
MJ/L
38.5
38.2
37.7
A重油
MJ/L
38.9
39.1
39.1
B重油
MJ/L
41.0
41.7
40.4
C重油
MJ/L
41.0
41.7
41.9
潤滑油(※1)
MJ/L
40.2
40.2
40.2
オイルコークス
MJ/kg
35.6
35.6
29.9
LPG
MJ/kg
50.2
50.2
50.8
LNG
MJ/kg
54.5
54.5
54.6
都市ガス
3
MJ/Nm
MJ/kWh
41.9
41.1
44.8
電力(※2)
3.6
3.6
3.6
廃油(※3)
MJ/L
38.9
39.1
39.1
15.5
15.5
15.5
0
0
0
オフガス(※4)
産業廃棄物(※5)
MJ/Nm
-
3
(※1)2005 年度以降適用する標準発熱量の検討結果と改訂値(経済産業省資源エネルギー庁)
(※2)2005 年度以降適用する標準発熱量の検討結果と改訂値(経済産業省資源エネルギー庁)
(※3)A 重油と同じと仮定した。(旧推計値を継承)
(※4)固体高分子形燃料電池システム技術開発事後評価委員会中間報告書(NEDO 技術開発機構)(旧推計値を継承)
(※5)廃棄物は熱量換算しない。(旧推計値を継承)
(※6)2005 年度以降適用する標準発熱量の検討結果と改訂値(経済産業省資源エネルギー庁)
82
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(2)二酸化炭素排出係数
燃料
単位
全年度固定
石炭
kg-CO2/MJ
0.09057
コークス
kg-CO2/MJ
0.1078
コークス炉ガス
kg-CO2/MJ
0.04033
高炉ガス
kg-CO2/MJ
転炉ガス
kg-CO2/MJ
0.1408
原油
kg-CO2/MJ
0.06857
ガソリン
kg-CO2/MJ
0.0671
ナフサ
kg-CO2/MJ
0.06673
灯油
kg-CO2/MJ
0.06783
軽油
kg-CO2/MJ
0.06857
A重油
kg-CO2/MJ
0.0693
B重油
kg-CO2/MJ
0.0715
C重油
kg-CO2/MJ
0.0715
潤滑油(※1)
kg-CO2/MJ
0.072
オイルコークス
kg-CO2/MJ
0.09313
LPG
kg-CO2/MJ
0.05977
LNG
kg-CO2/MJ
0.05097
都市ガス
kg-CO2/MJ
(別表)
電力
kg-CO2/kWh
(別表)
(別表)
kg-CO2/t
廃油
kg-CO2/MJ
オフガス(※2)
産業廃棄物(※3)
2.92
0.04033
t-CO2/t
2.55
(※1)マニュアル、ガイドライン 2007 に記載がないため、ガイドライン 2003 値を参照
(※2)コークス炉ガスと同じとした。(旧推計値を継承)
(※3)廃プラスチック類とした。(旧推計値を継承)
1)別表
燃料
単位
1990年度
2007年度
2008年度
高炉ガス(※1)
kg-CO2/MJ
0.1001
0.09658
未公表
都市ガス(※2)
kg-CO2/MJ
0.05133
0.04983
未公表
電力(※3)
kg-CO2/kWh
0.464
0.470
0.455
(※1)2005 年度以降マニュアル掲載なし。2007 年度は温室効果ガス排出量算定に関する検討結果(H22.3)環境省
(※2)2005 年度以降マニュアル掲載なし。2007 年度は温室効果ガス排出量算定に関する検討結果(H22.3)環境省
(※3)中部電力の排出係数を使用(環境省公表値)
2)廃棄物処理部門用
区分
一般廃棄物(プラスチック)
単位
全年度固定
t-CO2/t
2.69
83
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(3)メタン排出係数
該当燃料
区分
単位
全年度固定
焙焼炉、固体燃料
石炭・コークス
kg-CH4/MJ
0.000012
焙焼炉、気体燃料
コークス炉ガス・高炉ガス・転炉ガス・
LPG・LNG・都市ガス
kg-CH4/MJ
0.00000063
その他乾燥炉
原油・ガソリン・ナフサ・灯油・軽油・A重油・
B重油・C重油・潤滑油・オイルコークス
kg-CH4/MJ
0.0000034
1)民生家庭部門用
該当燃料
区分
家庭で使用される機器
単位
全年度固定
石炭(一般炭、練豆炭)
kg-CH4/TJ
290
灯油
kg-CH4/TJ
9.5
都市ガス・LPG
kg-CH4/TJ
4.5
(※)温室効果ガス排出量算定に関する検討結果(H18.8)環境省
2)民生業務部門用
区分
業務用のこんろ、湯沸器、
ストーブその他の事業者が
事業活動の用に供する
機械器具
該当燃料
単位
石炭(一般炭、練炭又は豆炭)
kg-CH4/MJ
0.00029
灯油
kg-CH4/MJ
0.0000095
都市ガス・LPG
kg-CH4/MJ
0.0000045
3)廃棄物処理部門用
区分
全年度固定
単位
全年度固定
一般廃棄物
(連続燃焼式焼却施設)
kg-CH4/t
0.00096
生活・商業排水の処理
(終末処理場)
kg-CH4/m3
0.00088
産業廃棄物
廃油
kg-CH4/t
0.00056
産業廃棄物
汚泥
kg-CH4/t
0.0097
84
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
4)自動車部門用
車種
軽乗用車
乗用車
バス
軽貨物車
小型貨物
普通貨物車
特殊車
燃料
単位
1990年度
2008年度(※1)
ガソリン
kg-CH4/km
軽油
kg-CH4/km
天然ガス
kg-CH4/km
0.000013
0.000013
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
軽油
kg-CH4/km
0.000011
0.000013
天然ガス
kg-CH4/km
0.000013
0.000013
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.000035
0.000035
軽油
kg-CH4/km
0.000019
0.000017
天然ガス
kg-CH4/km
0.001098
0.001098
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.00002
0.000015
軽油
kg-CH4/km
天然ガス
kg-CH4/km
0.000013
0.000013
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.000022
0.000017
軽油
kg-CH4/km
0.0000088
0.0000076
天然ガス
kg-CH4/km
0.00002
0.00002
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.000016
0.000022
軽油
kg-CH4/km
0.000017
0.000015
天然ガス
kg-CH4/km
0.000366
0.000366
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
ガソリン
kg-CH4/km
0.000035
0.000035
軽油
kg-CH4/km
0.000017
0.000013
天然ガス
kg-CH4/km
0.000414
0.000414
LPG
kg-CH4/km
0.000015
0.000012
0.000008
指定なし、該当車種なし
指定なし、該当車種なし
(※1) 2005 年度以降マニュアル掲載なし。2008 年度は 2004 年度値を参照
85
0.000004
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(4)一酸化二窒素排出係数
該当燃料
区分
単位
全年度固定
ボイラー、固体燃料
石炭・コークス
kg-N2O/MJ
0.00000058
焙焼炉、気体燃料
コークス炉ガス・高炉ガス・転炉ガス・
LPG・LNG・都市ガス
kg-N2O/MJ
0.00000014
焙焼炉、液体燃料
ガソリン・ナフサ・灯油・軽油・A重油・
潤滑油・オイルコークス
kg-N2O/MJ
0.000001
ボイラー、BC重油・原油
原油・B重油・C重油
kg-N2O/MJ
0.000000017
1)民生家庭部門用
該当燃料
区分
家庭で使用される機器
単位
全年度固定
石炭(一般炭、練豆炭)
kg-N2O/TJ
1.3
灯油
kg-N2O/TJ
0.57
都市ガス・LPG
kg-N2O/TJ
0.09
(※)温室効果ガス排出量算定に関する検討結果(H18.8)環境省
2)民生業務部門用
区分
業務用のこんろ、湯沸器、
ストーブその他の事業者が
事業活動の用に供する
機械器具
該当燃料
単位
kg-N2O/MJ
0.0000013
灯油
kg-N2O/MJ
0.00000057
都市ガス・LPG
kg-N2O/MJ
0.00000009
3)廃棄物処理部門用
区分
全年度固定
石炭(一般炭、練炭又は豆炭)
単位
全年度固定
汚泥
(高分子・流動床・通常)
kg-N2O/t
1.51
一般廃棄物
(連続燃焼式焼却施設)
kg-N2O/t
0.0565
生活・商業排水の処理
(終末処理場)
kg-N2O/m3
0.00016
産業廃棄物
廃油
kg-N2O/t
0.00098
産業廃棄物
汚泥(高分子・流動床・通常)
kg-N2O/t
1.51
86
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
4)自動車部門用
車種
軽乗用車
乗用車
バス
軽貨物車
小型貨物
普通貨物車
特殊車
燃料
単位
1990年度
2008年度(※1)
ガソリン
kg-N2O/km
軽油
kg-N2O/km
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000002
0.0000002
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
軽油
kg-N2O/km
0.000006
0.000004
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000002
0.0000002
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.000045
0.000041
軽油
kg-N2O/km
0.000025
0.000025
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000384
0.0000384
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.000024
0.000017
軽油
kg-N2O/km
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000002
0.0000002
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.00002
0.000017
軽油
kg-N2O/km
0.000009
0.000009
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000002
0.0000002
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.000039
0.000039
軽油
kg-N2O/km
0.000015
0.000014
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000128
0.0000128
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
ガソリン
kg-N2O/km
0.00004
0.000035
軽油
kg-N2O/km
0.000025
0.000025
天然ガス
kg-N2O/km
0.0000145
0.0000145
LPG
kg-N2O/km
0.000024
0.000015
0.000024
0.000017
指定なし、該当車種なし
指定なし、該当車種なし
(※1) 2005 年度以降マニュアル掲載なし。2008 年度は 2004 年度値を参照
5)エネルギー転換部門用
区分
該当燃料
単位
ガスタービン(航空機又は船
舶に用いられるものを除く)、 天然ガス
液体燃料、気体燃料
t-N2O/GJ
87
全年度固定
0.000000078
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
(5)その他の係数
1)地球温暖化係数(GWP)
温室効果ガスの種類
全年度固定
二酸化炭素(CO2)
1
メタン(CH4)
21
一酸化二窒素(N2O)
310
(※)地球温暖化対策の推進に関する法律施行令
2)二酸化炭素換算係数
単位
全年度固定
t-CO2/t-C
44/12
(※)推計シート内では丸めは行わず、44/12 としている
3)エネルギー転換部門で使用している固定係数
区分
単位
全年度固定
所内率
%
10
送電ロス
%
5.4
(※)旧推計値を継承
4)廃油比重
単位
全年度固定
t/kl
0.95
(※)旧推計値を継承
重油で一般に 0.82~0.95 程度、単位発熱量で同じと仮定している A 重油ならば 0.83 ~ 0.85
5)LP ガス換算係数
単位
3
m /kg
全年度固定
0.458
88
資料2 温室効果ガス排出量の推計方法
6)車種燃料別保有車両割合
車種
燃料
全年度固定
ガソリン
軽乗用車
乗用車
99.28%
軽油
0.00%
天然ガス
0.00%
LPG
0.72%
ガソリン
88.49%
軽油
10.86%
天然ガス
0.00%
LPG
0.64%
ガソリン
バス
0.95%
軽油
98.86%
天然ガス
0.19%
LPG
0.00%
ガソリン
軽貨物車
99.28%
軽油
0.00%
天然ガス
0.00%
LPG
小型貨物
普通貨物車
特殊車
0.72%
ガソリン
24.13%
軽油
75.69%
天然ガス
0.04%
LPG
0.13%
ガソリン
24.13%
軽油
75.69%
天然ガス
0.04%
LPG
0.13%
ガソリン
24.13%
軽油
75.69%
天然ガス
0.04%
LPG
0.13%
(※)環境負荷の少ない都市・国土構造に関する研究(国土交通省国土交通政策研究所 2002 年)より算出
89
32(2020)
1,000
25%
1,000
10
14
100%
78%
100%
1
2
38%
24%
100%
15%
00
100%
18%
50%
―
100%
100%
42%
50%
59%
12%
16%
20%
96 6%
100%
139
126
10
132
3
2
50
139
1
5
33
4
1
―
100%
11%
16%
18%
100%
25%
21%
27%
96 6%
100%
139
126
100%
132
30%
139
40%
100%
5%
40%
8%
13%
―
148
137
142
148
109
109
109
109
12 3
0 086
2
7%
0 035
2
0 059
2
0 086
7%
6%
―
100%
80%
100%
0%
250
0
0
250
―
100%
66%
70%
100%
29%
12
21
AIM
90
10%
29%
―
22
70%
4%
100%
55%
2
(
t-CO2)
82,933
12,462
12,462
18,505
34,058
4,954
6,828
6,828
116,991
17,416
19,291
25,333
415
415
415
415
1,009
1,009
1,009
1,009
1,025
1,025
1,025
1,025
28,560
28,560
28,560
28,560
1
15,747
15,747
15,747
15,747
2
18,074
0
0
7,410
90,058
11,579
11,579
16,210
1,849
925
925
925
91
42,836
24,560
33,477
42,836
199,573
83,819
92,736
114,137
31,374
15,176
18,831
22,146
60,275
13,342
18,554
23,095
12,078
11,976
11,976
11,976
40,418
26,474
33,251
40,418
13,946
4,184
6,973
11,157
32,339
10,775
11,329
11,836
49,505
36,663
41,504
49,505
239,935
118,591
142,418
170,132
25,159
12,015
20,874
24,447
20,084
8,460
9,409
11,063
12,630
12,630
12,630
12,630
17,745
13,051
15,332
17,745
31,089
9,327
12,435
12,435
14,554
1,629
2,120
3,019
53,134
36,231
39,147
53,134
174,395
93,343
111,948
134,474
613,903
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55,960
429
429
429
429
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917
917
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1,250
1,250
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500
500
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225
225
225
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0
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(
22
(
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23
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