柏市のごみ処理事業 （一般廃棄物）

柏市のごみ処理事業
（一般廃棄物）
平成２６年１月
柏市環境部廃棄物政策課
目次
１　廃棄物の種類
２　柏市のごみ処理
３　ごみ処理のおおまかな流れ（旧柏地域）
４　ごみ処理に関する長期的課題
５　清掃事業費の状況（平成２６年度）
６　喫緊の課題
(1) 放射能対策
(2) ごみの減量と資源化の推進
３Ｒの推進にご協力ください
(3) 今後のごみ処理方針の検討
１　廃棄物の種類
ごみ
（生活系ごみ・事業系ごみ）
一般廃棄物
し尿（汲み取りし尿・浄化槽汚泥）
廃棄物
特別管理一般廃棄物
産業廃棄物
１　燃殻　２　汚泥　３　廃油　４　廃酸　５　廃アルカリ
６　廃プラスチック類　７　紙くず　８　木くず　９　繊維くず
１０　動植物性残渣　１１　動物系固形不要物　１２　ゴムくず
１３　金属くず　１４　ガラスくず，コンクリートくず及び陶磁器くず
１５　鉱さい　１６　がれき類　１７　動物のふん尿　１８動物の死体
１９　ばいじん
２０　１から１９を処理したもので１から１９に該当しないもの
特別管理産業廃棄物
２　柏市のごみ処理
旧柏地域
旧柏地域　沼南町との合併前の柏市域。柏市がごみ
を処理している区域
旧沼南地域　柏市との合併前の沼南町域。柏・白井・鎌
ケ谷環境衛生組合がごみ処理をしている区
域。柏市は当該区域のごみ処理経費を負担
金として支払っています。
旧沼南地域
注　発生する焼却灰の大部分を柏市外の民間最終処分場で埋め立て処分を行っています。
３　ごみ処理のおおまかな流れ（旧柏地域）
収集・運搬
中間処理
家庭系可燃・不燃・プラ
（市直営）
処分
最終処分場
（業務委託）
清掃工場
（業務委託）
ごみ
事業系可燃・不燃・プラ
（事業者が許可業者に委託）
資源品・粗大ごみ
（業務委託）
リサイクル施設
（業務委託）
再生資源化
（売却）
４　ごみ処理に関する長期課題
１　３R（Reduce：減らす，Reuse：再使用，Recycle：再資源化)の
推進
３Rの推進によるごみ処理経費の削減
最終処分場の計画的利用
資源の有効活用・地球温暖化対策
→３Rのために１TRY
ごみの発生抑制に向けた指導・啓発活動
リユースの推進
資源化の検証と推進　２　適正かつ合理的なごみ処理
・施設の老朽化対策と合理化
・社会変化（高齢化，少子化等）に対応した収集体制の改善
・財源や最終処分場の安定的な確保
6
５　清掃事業費の状況（平成２６年度）
歳出予算５８．１億円の内訳
清掃総務費
塵芥処理費
ごみ処理施設
整備費
３９億円
旧柏地域分
５０．２億円
１１．２億円
旧沼南地域分
７．９億円
１億円
収集　１．４　処理施設管理　２０　資源回収　７　放射能対策　３．３等　６．８億円
収集運搬　３．２　処理　３．６　なし
０．１億円
歳入予算９．６億円の内訳
合計
使用料・手数料
資源品等・リサイクル家具等
売却代金
その他
９．６億円
６．２億円
２．８億円
０．６億円
ごみの処理は，日々の生活に必須の事業であり，中断することができないため，
毎年，４０億円前後の費用が必要です。
財源のほとんどを市税に依存しているため，より効率的なごみ処理体制やごみの
減量などの検討が必要です。
歳出予算(優先順位別)
単位：千円
安定したごみ収集処理のため必要な経常経費
1
施設の維持管理　2,937,426 組合負担金　795,583等
5,793,777
（再掲）放射能対策事業経費
2
ごみ減量事業経費
ごみ減量化推進事業　2,216　生ごみ処理機補助金　800等
326,706
2,071
3 今後のごみ処理方針の検討
合計
10,000
5,805,848
６　喫緊の課題（１）　放射能対策
中間処理
処分可能
最終処分
（民間最終処分場）
受入拒否
保管・処分対策
指定廃棄物
国に引き渡すまで仮保管
（国の委託業務）
清掃工場
（業務委託）
ごみ焼却灰
①放射能測定の実施など，処分先との相互理解を深め，安定処分を確保します。
②保管場所や保管施設を確保・維持するとともに，国の財源負担を確実に求めます。
③その他，特別に必要となる経費は，東京電力（株）に対し，賠償請求を行います。
６　喫緊の課題（２）　ごみの減量と資源化の推進①
■ ごみの減量と資源化の推進が必要な理由
◆ごみ処理経費の削減
◆国内の最終処分場埋立容量の逼迫
◆地球の環境負荷の軽減と天然資源の消費抑制
減量と資源化のために
①ごみ減量・資源化に向けた具体的な行動に繋がるよう，広報や説明会，見学会，
学習事業を展開します。
②家庭の生ごみ減量について，「水切り」や「処理機」の具体的なやり方の説明や，
減量効果の体験といった，実際の行動に繋がる啓発を行います。
③ごみを多く排出する事業所への指導強化と具体的な減量方法の提案をします。
６　喫緊の課題（２）　ごみの減量と資源化の推進②
■ 市民１人が１日当たりに排出するごみ量の推移
国
千葉県
柏(家庭系のみ)
柏（旧柏＋旧沼南）
1,250
1,200
1,180
1,150
1,100
1,166
1,163
1,136 1,136
1,130
平成２８年度目標（旧柏地域）
対平成２２年度比 ５％減を目指します
1,146 1,131
1,115
1,114 1,126 1,113
（ｇ／人／日）
1,050
1,000
1,080
1,021 1,013
1,020
950
1,006 1,022
平成２９年度目標（旧沼南地域）
対平成２３年度比 ５％減を目指します
1,089
1,013
1,037
1,033
993
957
900
999
994
920
850
800
750
700
751
750
757
741
755
977
976
901
976
975
925
898
【削減目安】
市民１人１日あたり，約４５ｇ（おに
ぎり約半分）のごみを削減
750
729
650
707
686
677
701
671
600
13
14
15
16
17
18
19
（年度）
20
21
22
23
24
３Ｒの推進にご協力ください
マイバック持参
ごみを減らそう！Ｒｅｄｕｃｅ
・必要なものを必要な分だけ購入
・マイバック持参でレジ袋削減
×
・生ごみの水切り推進
詰め替え
再利用しよう！Ｒｅｕｓｅ
・詰め替え用品の利用
・フリーマーケットの活用
再資源化しよう！Ｒｅｃｙｃｌｅ
・ごみの分別徹底
・修理して，長く大事に使う
・生ごみ処理容器で堆肥化
分別徹底
・リサイクル製品の利用
修理
生ごみ処理機
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イラスト出典：経済産業省ごみイラスト素材集
６　喫緊の課題（３）　今後のごみ処理方針の検討
検討の必須項目
①　安定したごみ収集維持のための直営収集体制の見直し
②　旧柏地域と旧沼南地域のごみ収集・処理方法の統一
③　近隣市との広域処理等ごみ処理効率化方策
④　稼働期間が長期化している清掃施設の整備