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「ホンジュラス協力隊の父」に感謝

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「ホンジュラス協力隊の父」に感謝
「ホンジュラス協力隊の父」に感謝
2007 年 10 月 6 日、
「国際協力の日」に、JICA ホンジュラス事務所の所長
からホンジュラス中央部コマヤグア県在住の脇四男さん、立山義行さんに感
謝の盾が贈られました。同盾は長年に渡り JICA ボランティアおよび関係者
をご支援いただいた脇さん、立山さんに感謝の意を込めて贈られたものです。
インターネットや電話等の通信網がまだ発達していない頃(70~80 年代)、
任地で孤独に活動している多くの隊員は、活動や生活の悩みを相談しに、脇
家を訪ねていました。そんな時、脇家ではドミニカ人の陽気な奥さんと共に
メレンゲ(ドミニカ共和国で生まれた陽気なラテン音楽)・パーティーを開
き、踊って騒いだそうです。脇家で食べて、飲んで、踊って、脇さん家族か
らエネルギーをもらい、隊員は元気になって任地に戻っていきました。
また、15 年ほど前から同地で東洋野菜の輸出業を始められた立山さんのと
ころにも、同様に近郊で活動中のボランティアが訪ねてきて、立山さんが経
営する宿泊施設に大勢泊まらせていただいたり、野菜の出荷場を見学させて
いただいたりしています。これら施設はボランティアの憩いの場所となって
いるようです。
脇さんは、1959 年に鹿児島県からドミニカ共和国に農業移民として移住さ
れ、その後、1975 年に中米経済統合銀行(BCIE)のトマト栽培指導コンサル
タントとしてコマヤグア市に来られました。農業開発センター(CEDA)で技
術指導員として JICA プロジェクトに参加されたこともあり、トマト栽培指
導終了後もホンジュラスに残られ野菜栽培業やティラピア養殖等を携わら
れています。また、脇さんの親友、立山さんも 15 年程前に、ドミニカ共和
国からホンジュラスに来られ、東洋野菜の輸出業を開始されました。現在は、
ホンジュラスとドミニカ共和国の間を行き来されています。
脇さんは今回の感謝の盾について、「こんな形で感謝されるなんて思って
もいなかった。とても嬉しいです。
」と涙を浮かべ喜ばれました。そして、
「今
後も JICA ボランティアおよび関係者の皆さんに気軽に訪問して欲しい。
」と
いった温かいお言葉がありました。
(終わり)
盾を持って少し緊張
気味(?)の立山さん。
涙を浮かべて喜んでくださっ
た脇さん。
「気軽に来て下さい」
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