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用語説明 - 川崎市
C M Y K 用語説明 あ行 赤潮 ことにより、需要の転換を図り、持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指しています。また、国等の各機 プランクトンの異常繁殖により海水、湖沼、池が着色する現象。プランクトンの持つ毒性や溶存酸素の低下により、魚 関の取り組みに関することのほか、地方公共団体、事業者及び国民の責務などについても定めています。 介類が死ぬことがある。 下水道人口普及率 雨水滞水池 下水道計画区域内の人口に占める水処理センターで下水を処理することが可能な区域内の人口の比率をいい、百 初期雨水を一時的に貯留し、合流式下水道からの越流水による汚濁負荷量を減少させるための施設をいう。流入、 分率で表す。 越流条件により4型式に分類され、滞水池満水後も下水を流下させ沈殿処理を行うこともある。貯留した雨水は降雨 嫌気―無酸素―好気法 終了後に水処理センターへ送水され、処理される。 生物学的りん除去プロセスと生物学的窒素除去プロセスを組み合わせた処理法。反応タンクを嫌気タンク、無酸素(脱 雨水貯留管 窒) タンク、好気(硝化) タンクの順に配置し、流入水と返送汚泥を嫌気タンクに流入させる一方、好気タンク混合液を 下流の河川や水路の流下能力が不足する場合、雨天の一部を一時貯留(ピークカット)し、下流の流下量を減少さ 無酸素タンクに循環させる。 せる施設。 公共用水域 雨水吐き口(雨水吐き室) 水質汚濁防止法では、 「河川、湖沼、港湾、沿岸海域、その他公共の用に供される水域、およびこれに接続する公 合流式下水道において、雨天時にある一定量までは遮集管を経て水処理センターへ、 一定量以上は分水し、直接、 共溝きょ、かんがい(灌漑)用水路、その他公共の用に供される水路」と規定されている。下水道では、公共下水道 河川などの水域に放流するための雨水越流ぜきなどの施設。 の雨水きょならびに都市下水路等が該当する。 更生 温室効果ガス 老朽化した施設を修繕や改築によって機能を回復させること。下水管路では各種の更生方法が実用化されている。 地球温暖化の原因となるガスのことで、二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素などの物質がある。また、京都議定書に おける排出量の基準年は、物質により1990 年と1995 年のものがある。 高度処理 か行 下水処理で一般的に行われている一次処理(沈殿法等)、二次処理(微生物により汚濁物質を分解除去する活性 簡易処理 汚泥法等)ではなお残留するりん・窒素を除去するなど、処理水の水質をさらに向上させるために行う処理のこと。 下水を沈殿法によって処理すること。BOD、SSの除去率はそれぞれ30∼50%、40∼60%と低い。 合流式下水道 環境会計 汚水及び雨水を同一の管きょで排除し処理する方式。合流式下水道では、分流式に比べ管路施設の建設が容易な 環境会計とは、企業等が、持続可能な発展を目指して、社会との良好な関係を保ちつつ、環境保全への取り組み 反面、雨天時に公共用水域へ未処理で排出される放流負荷量の削減が課題である。 を効率的かつ効果的に推進していくことを目的として、 事業活動における環境保全のためのコストとその活動により 合流式下水道の改善(合流式下水道緊急改善計画) 得られた効果を認識し、可能な限り定量的(貨幣単位又は物量単位)に測定し伝達する仕組みです。 河川や海など公共用水域の雨天時における水質保全や公衆衛生の向上等を目的として、合流式下水道について緊 環境ホルモン(外因性内分泌撹乱化学物質) 急的に改善を行うための事業計画。降雨時に未処理下水が公共用水域へ流れ出すことによる水質の悪化などを防 動物の生体内に取り込まれた場合に、その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与えることにより、生 ぐため、地方公共団体にて「合流式下水道緊急改善計画」 (整備区域、事業内容、年度計画等)を策定し、改 殖機能を阻害したり、悪性腫瘍を引き起こすとされる外因性の物質。現在、ノニルフェノールやビスフェノールAなど 善対策を計画的かつ緊急的・集中的に推進するもの。 約70の物質が疑われているが、その約2/3は農薬で占められている。 乾燥汚泥 加熱により水分を気化蒸発させ、乾燥させた汚泥。緑農地や土壌改良材に用いられる場合の含水率は一般に20% 以下である。 さ行 再構築 老朽化または陳腐化した施設を時代の新たな要請にも応えられるよう、機能向上を含め改築、更新すること。この場 合の機能向上の主たる視点としては、①地震、災害時等に対する安全性の向上、②資源、エネルギー、下水道施 グリーン購入法 設の有効利用、③快適性、利便性の向上、④水質保全の高度化などが考えられる。 循環型社会の形成のためには、 「再生品等の供給面の取組」に加え、 「需要面からの取組みが重要である」という 観点から、平成 12 年 5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の 45 散水利用(散水用水) 推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。同法は、国等の公的機関が率先して環境物品等(環 街路樹、芝等の植物の生育を助けるために散布する水や、グラウンドや道路のほこりやちり(塵)の飛散を防止するた 境負荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進するとともに、環境物品等に関する適切な情報提供を促進する めに散布する水をいう。 「川崎市下水道基本構想」 「川崎市下水道基本構想」 46 C M Y K 用語説明 指定管理者制度 は行 ヒートアイランド対策(ヒートアイランド現象) 広く民間に公の施設の管理運営を代行させ、市民サービスの向上、経費の削減を図りながら、多様化する住民ニー ズにより効果的・効率的に対応していくための制度のこと。 都市域において、人工物の増加、地表面のコンクリートやアスファルトによる被覆の増加、それに伴う自然的な土地被 覆の減少、さらに冷暖房等の人口排熱の増加により、地表面の熱収支バランスが変化し、都市域の気温が郊外に比 修景利用(修景用水) べて高くなる現象のこと。この現象は、都市及びその地上気温分布において、等温線が都心部を中心として島状に 人が水に触れないことを前提として、水辺の景観を楽しむために、池や小川などに流される水、壁泉、噴水などに利 市街地を取り巻いている状態により把握することができるため、ヒートアイランドといわれる。 用される水のこと。 富栄養化 新エネルギー 湖沼、内湾、内海などの閉鎖性水域において、窒素やりんなどの濃度が増加することをいう。水質が悪化するとともに、 国の「新エネルギー法」では、太陽光発電、風力エネルギー、バイオマスエネルギー、未利用エネルギーなど、 「す 赤潮等の発生による被害が生じることもある。 でに技術的に実用段階にあるが経済性の面で普及が十分でない」10種類を新エネルギーとしている。新エネルギー 閉鎖性水域 は、地球温暖化防止対策やエネルギー供給の多様化等の観点から、導入・普及の促進が図られている。 湖沼、内湾、内海などのように、水の出入りや交換が行われにくい水域をいう。 浸水実績図 ポンプ場のドライ化(沈砂池のドライ化) 本市において、洪水ハザードマップのように浸水に関する情報を視覚的に表示し市民意識の高揚や住宅等を建築 する際の参考資料として活用していただくために作成したもの。 ポンプ場には、下水に含まれる砂などを落とす沈砂池と呼ぶ施設がある。合流式下水道では、降雨終了後に沈砂池 に下水が滞留し、腐敗することにより、悪臭の原因となったり、放流水質の悪化を助長している。そこで、降雨終了後、 親水利用(親水用水) 沈砂池に下水が滞留しないように、滞留水と堆積土砂の除去施設を整備することを沈砂池のドライ化と呼んでいる。 人が水に接触することを前提として、水に触れて楽しむためにせせらぎ等に流される水をいう。人が水に接触するこ とから、特に衛生学的な安全性の確保が重要である。 ま行 水辺の楽校 市民やNPOを中心として、河川の持つ豊かな自然を活用し様々な活動を通じて、子ども達の健全な育成をめざすな スクリーン 下水中の浮遊性のきょう雑物を除去するもので、放流水域の汚濁防止、ポンプなどの保護および処理過程を円滑に どの目的で運営されており、水辺での活動を安全かつ充実したものとするために必要な整備を国土交通省が支援して するために設置するものである。一般には平鋼製格子形のバースクリーンが用いられるが、きょう雑物の固着を防ぐ いる。 ために三角形断面等のものもある。 ゼロエミッション ら行 流域別下水道整備総合計画 地球環境を保全する見地から、廃棄物による地球への負荷を限りなくゼロにする思想。産業活動で事前に製品を作 水質環境基準の類型指定のなされている水域について、下水道法に基づき策定される下水道整備に関する総合的 る段階から省資源化を考えた取り組みが求められており、製品がその使用目的を達成した後に原料として再利用で な基本計画で流総計画とも呼ばれ都道府県が策定する。公共用水域の水質環境基準の達成維持に必要な下水道 きるなど、廃棄物を出さない資源循環型社会の形成が必要とされている。下水汚泥の堆肥化やレンガの製造もその の整備を最も効果的に実施するため、個別の下水道計画の上位計画となるもので、水利用計画、河川計画等の関 例と言える。 係機関と調整し、関係自治体の意見を聞いて計画案を策定し、国土交通省大臣の承認を受けることとされている。 た行 【出典】 担体(固定化担体) 酵素、微生物を固定化するために用いられる水不溶性の材料。 川崎再生フロンティアプラン 用字・用語解説 建設局ホームページ 環境省ホームページ 鶴見川流域水マスタープラン 下水道用語集(2000 年版) (社)日本下水道協会 鶴見川流域では健全な水循環を回復するために、流域の市民、企業、行政が力を合わせて、次の取組みを連携し て進めていくプランのこと。①洪水に強い流域づくり②昔のようなきれいで豊かな川の流れを取り戻す③大切な自然 を守り未来に残す④いざというときのための準備⑤流域・川・水とのふれあいの場づくり DO(溶存酸素) 水中に溶解している分子状酸素のこと。酸素の溶解量は気圧、水温、塩類濃度などに影響される。淡水において、 1気圧、20℃の下での飽和濃度は約9mg /lである。溶存酸素は水域の自浄作用や魚介類の呼吸において不可欠 「水火清風」 (岡本太郎作)入江崎総合スラッジセンター壁画 「サラマくん」 であり、活性汚泥法などの下水処理法では運転管理の重要な制御指標である。 47 「川崎市下水道基本構想」 「川崎市下水道基本構想」 48