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佐賀市証明書コンビニ交付サービス業務 要件定義書

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佐賀市証明書コンビニ交付サービス業務 要件定義書
佐賀市証明書コンビニ交付サービス業務要件定義書
佐賀市証明書コンビニ交付サービス業務
要件定義書
平成27年4月14日
佐賀市
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佐賀市
佐賀市証明書コンビニ交付サービス業務要件定義書
1.システム導入の背景及び目的
1.1 背景及び目的
本市では、諸証明(住民票等)の交付事務を本庁、7 支所、市民サービスセンターの窓口で実施し、
さらに専用 FAX 回線を利用し、市内 5 郵便局での交付を実施している。また、開庁時間中の窓口の混
雑緩和及び開庁時間外の証明発行のために自動交付機を 5 台設置し住民サービスの向上を図っている。
自動交付機の機器は、
設置から 4 年が経過し、機器のリース期限が平成 28 年 2 月までとなっており、
今後のあり方が検討課題となっている。また、今年 10 月に社会保障・税番号制度の個人番号が通知さ
れ、翌年 1 月には個人番号カードが交付開始される予定となっており、個人番号カードの有効な活用
が本市の課題となっている。
そこで、総務省及び地方公共団体情報システム機構(以下「J-LIS」という。
)が推進するコンビニ
エンスストアの多機能端末(以下「キオスク端末」という。
)による証明書の交付システム(以下「コ
ンビニ交付システム」という。)を導入し、個人番号カードを有効活用した、さらなる市民サービスの
向上を図ることを目的とする。
1.2 本市の現況
(1)住民基本台帳人口(平成 27 年 2 月末):96,290 世帯 235,662 人
(2)証明書発行件数(平成 25 年度)
① 住民票:129,566 件
② 印鑑登録証明書:85,253 件
③ 所得・課税証明書:38,996 件
④ 納税証明書:4,739 件
(3)住民票異動事務処理件数(平成 25 年度)
① 転入:6,328 件
② 転出:6,321 件
③ 転居:6,016 件
④ 世帯変更:729 件
⑤ 職権記載等:8,466 件
⑥ その他職権修正等:10,547 件
(4)印鑑登録処理件数(平成 25 年度):19,702 件
2.システム導入の方針
本事業では、以下の方針でシステム構築を行う。
(1)J-LIS の仕様に準拠したシステム
J-LIS の「広域交付システム要件定義書」
、「広域交付システムインターフェイス仕様書」、「証
明書等自動交付システムインターフェイス仕様書」等の仕様に準拠する。
(2)クラウドコンピューティング型(LGWAN-ASP)のシステム
導入費用の削減及び業務継続性の向上を考慮し、クラウド型(LGWAN-ASP)のシステムとする。
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(3)稼働日(予定)平成 28 年 1 月 12 日
個人番号カードを利用するサービスであるため、個人番号カードの交付にあわせ、稼働日は
平成 28 年 1 月 12 日とする。
3.業務概要
3.1
システム構成(イメージ概要)
①連携サーバ
連携サーバ
②証明書発行サーバ
証明書発行サーバ
広域発行サーバ
佐賀市基幹行政システム
コンビニ事業者
3.2
本調達の範囲
本業務の調達範囲は以下のとおりとする。
(1)システム構築業務
① 連携サーバの構築
② 証明書発行サーバの構築
(2)サービス提供業務
※佐賀市基幹行政システムの改修は本業務には含みません。
※本市の LGWAN 設備に係る設定変更は本業務には含みません。
4.システムの要件
4.1 コンビニ交付システムの要件
4.1.1
コンビニ交付システムの運用時間
① 取扱時間 午前 6 時 30 分~午後 11 時
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② 休止日 12 月 29 日~翌年 1 月 3 日
4.1.2
使用するカード
使用できるカードは、個人番号制度において発行される個人番号カードとする。
なお、個人番号カードについては、番号制度において使用される公的個人認証サービス(JPKI)
を用いた本人認証の仕組みに対応できることを前提としている。
4.1.3
発行する証明書
① 住民票の謄本・抄本(除票・改製原は含まない。
)
② 印鑑登録証明書
③ 所得課税証明書(最新年度分のみ)
④ 納税証明書(最新年度分のみ)
4.1.4
発行停止機能
発行する証明書ごとに発行停止ができること。また、佐賀市基幹行政システムから受け取る発行
停止情報により、発行停止ができること。
4.1.5
統計機能
証明書別、日別、時間帯別、地域別等の統計資料が出力できること。
4.2 システム構築業務の要件
4.2.1
開発期間
平成 27 年 5 月 11 日~平成 28 年 1 月 31 日
※ただし、交付サービス開始は平成 28 年 1 月 12 日から開始できること。
4.2.2
システム連携
本システムは、佐賀市基幹行政システムから連携されるデータを利用し証明書を発行する仕組み
とすること。なお、佐賀市基幹行政システムは他システムとの直接連携を禁止しているため、佐賀
市基幹行政システムと証明書発行サーバの間に連携サーバを構築すること。
4.2.3
連携に必要なデータ
連携に必要なデータについては、データレイアウト等を提示すること。佐賀市基幹行政システム
から提供するデータ仕様は、文字コードは住基ネット統一文字コード、ファイル形式は XML 形式と
し、外字情報は明朝体及びゴシック体の TTE フォントとする。コード変換等が必要であれば、コン
ビニ交付システム側で対応を行うこと。
4.2.4
連携サーバの構築
① 連携サーバの構築について
連携サーバは本市が保有する本庁舎内の仮想化サーバ上に構築すること。
② 仮想化サーバの環境
別紙「仮想化サーバ仕様書」のとおり。
③ 連携サーバの機能
佐賀市基幹行政システムから連携されるデータを集約し、証明発行サーバに連携する仕組み
を構築すること。
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4.2.5
証明書発行サーバの構築
① J-LIS 提供の各種仕様書等に準拠すること。
② 証明発行に必要なデータについては、すべて証明発行サーバ側に保存し、佐賀市基幹行政シ
ステムが稼動していない時間帯においても、サービス提供が可能な仕組みとすること。
③ 個人番号カードに格納された利用者証明用電子証明書を利用した JPKI 認証方式に対応でき
ること。
④ 証明書発行サーバは LGWAN-ASP 方式で構築すること。
⑤ 証明書発行サーバは別紙「データセンター要件書」の条件を満たす施設内に設置すること。
4.2.6
データの連携
① 初期データの移行前にデータ連携テストを実施すること。
② 随時発生する異動データについては10分~30分程度の間隔で連携できること。
③ 日次のデータ連携はサービス提供時間外に連携を可能とすること。所得課税情報の年度切り
替え処理等の大量一括更新についても対応できること。
④ 連携処理の結果が確認できること。
4.2.7 SLA(Service Level Agreement)の策定
サービス提供業務の範囲、内容、サービス品質の評価及び利用者の義務や免責事項などを明確に
した上で、サービス品質の要求水準と客観性の高い評価方法を規定すること。その規定内容を適正
に運営するためのルールや、要求水準が実現されなかった場合などにおける対応について基準を策
定すること。
4.2.8
導入支援
① コンビニ交付システム試験工程にあたり、別途 J-LIS が規定している「試験実施要領」に基
づき、テストを行う際は導入支援を行うこと。
② 本市が特定個人情報保護評価を実施する場合、その手続きに際して支援を行うこと。
4.2.9
研修
システム稼動までに、システム担当職員及び利用職員に必要な研修を実施すること。
① システム担当職員向け研修
システムの運用に際し、システム担当職員に必要とされる研修を行うこと。
② 一般利用職員向け研修
システムの利用に際し、一般利用職員に必要とされる研修を行うこと
4.2.10 成果物
システム構築業務の成果物は以下のとおりとする。
① 設計書
② 仕様書
③ 各種マニュアル(管理・一般・統計等)
④ システム構成図、データフロー図
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4.3 サービス提供業務の要件
4.3.1
サービス提供期間
平成 28 年 1 月 12 日~平成 32 年 12 月 31 日
4.3.2
サービス維持体制
RTO(Recovery Time Objective)の設定及び BCP(Business Continuity Plan)を策定し、サー
ビスの維持に勤めること。
4.3.3
運用支援
① システムの操作方法やトラブル等に関する問い合わせに対応するためのヘルプデスクを設置
し、電話又は電子メールにより迅速に対応すること。
② 点検や障害対応を含め、問い合わせの受付・回答・完了等の一連の記録を管理し、必要に応
じ適宜報告すること。
4.3.4
SLA(Service Level Agreement)の改定
構築業務において策定されたSLA基準によりサービス提供業務を行うこと。また、この基準
の維持向上を図ること。
5.セキュリティ要件
システム構築及びサービス提供業務に際しては、
「個人情報保護法」、
「佐賀市個人情報保護条例」及
び「佐賀市セキュリティポリシー」等を遵守し、以下の事項を考慮したセキュリティを有すること。
5.1
情報セキュリティ要件
①
アクセスログ(ID、アクセス先、操作内容、操作日時)の記録・管理・分析機能を有するこ
と。また、それを当市に適宜開示できること。
5.2
②
情報漏えい及び改ざんを防ぐためにデータに対する暗号化を実施すること。
③
管理者やユーザーのアクセス制御を講じること。
システム構築時のセキュリティ要件
①
作業で使用する記録媒体は、ウィルスチェック等により安全を確認すること。
②
本市より個人情報を記録した帳票を提供した場合は、作業完了後、直ちに本市へ返却すること。
③
本市より磁気記録媒体及び個人情報を記録した帳票類を提供した場合は、施錠可能な場所にて
保管すること。
④
システム構築後、システム本体以外のすべての機器から、本市のデータを完全に消去し、その
消去証明書を発行すること。
5.3 要員に関するセキュリティ要件
① 開発及び保守に従事する者は、機密情報を守る旨の誓約書を提出すること。
② 保守に従事する者に対して、定期的に情報セキュリティに関する教育を実施すること。
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5.4 サービス提供業務終了後のセキュリティ要件
① サービス提供業務終了後は、すべての機器から、本市のデータを完全に消去し、その消去証
明書を発行すること。
② サービス提供業務終了後も本業務で知り得た機密情報は漏洩しないこと。
6.その他
① システム構築期間中に、佐賀市基幹行政システムにおいて、大規模改修業務(番号法対応等)
が実施されています。このため、本業務に影響が出る場合は、柔軟に対応すること。
② システム構築期間中に、庁舎耐震・大規模改修工事が実施されています。このため、本業務に
影響が出る場合は、柔軟に対応すること。
③ 本業務期間中に、佐賀市基幹行政システム機器更新作業が実施されています。このため、本業
務に影響が出る場合は、柔軟に対応すること。
④ 試験工程において J-LIS との調整の結果、稼働日に影響が出る場合は、柔軟に対応すること。
⑤ 個人番号カードの配布日程の変更等により稼働日に影響が出る場合は、柔軟に対応すること。
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