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道徳研究
No . 55
・対談 長谷徹/馬場喜久雄
特集◆新しい学習指導要領
・多時間扱いの実践例 赤堀美喜夫
・新しい文溪堂の道徳副読本
巻頭言
「そんなの当たり前でしょう」と言う前に
当たり前ではなくなっているのである。
「もしかしたら世
宿題は自分でやるのが当たり前だ、約束を守るのは当
然だ、という枠から出られないと、先の設例の解答は出
ひでのり
てもらった。
の中には、守らなくてもいい約束があるのではないか。」
今井秀智
國學院大學法科大学院教授(弁護士・元検事)
「 ジ ャ ン ケ ン を し て、 負 け た 方 が 冬 休 み の 宿 題 を や っ
て相手に見せる約束をした。ところが負けた子は、休み
もっと難しい。
の終わりにインフルエンザで宿題ができず、勝った子は
もらうのはいけないことなのか。」当たり前への疑問に直
「宿題だって、自分で全部できない子がだれかに手伝って
過日、都内の公立小学校の六年生を対象にディベート
形式で「法教育」を行った。次の設問を投げかけ、考え
見せてもらえなかった。勝った子は先生に怒られたのに、
「病気なんだから仕方がない」「いや、そういう事態も
見越して先に宿題をやっておくべきだった」
「病気になっ
部開拓時代には「WANTED」で人を殺害して賞金が
とが分からない人が増えたと憂い落胆する。しかし、西
面し、思惑を巡らせる。すると、
「当たり前」も実は一つ
ない。答えを出すには、どちらか一方の「当たり前」が
負 け た 子 は 病 気 を 心 配 さ れ た。 宿 題 が で き な か っ た ら、
たらすぐに伝えれば、自分で宿題ができたかもしれない」
もらえたし、斬捨御免では仇討ちが賞賛されたのである。
いちばん大切なものをあげる約束だったので、その子が
「でも、こんな約束がおかしいんじゃないか」「単なる口
ファジーでボーダレスといわれる時代だからこそ、物
事を「当たり前」という一言で片付けてはいけない。一
の価値判断でしかなく、絶対ではないことに気付く。
約束だし、そもそも宿題を人に見せてもらうこと自体が
方的に価値を押し付けるだけでは、何らの解決も与えて
大切にしている、なかなか手に入らないゲームカードを
間 違 っ て る 」「 で も、 そ う い う 自 分 だ っ て 約 束 し た ん で
いないと思う。どこでいかなる線を引くかを考えるのが
もらいたい。果たしてこの請求は認められるか。」
しょ。ジャンケンで負けてから言うのは卑怯じゃないか」
重要なのである。「当たり前」を外し、意見をぶつけ合う。
昨今の通り魔的凶悪殺傷事件が起きるたびに、私たち
は憤慨し、
「人を殺してはいけない」という当たり前のこ
るわけがない」
「いちばん大切なものって『命』でしょう。……あげられ
そうすれば、価値を共有し、その時代、その社会での文
字通りの当たり前に行き着くはずである。
様々な意見が飛び交い、大人顔負けの白熱した討論が繰
まずは、教える者と教わる者との垣根を外し、コミュ
ニケーションすることが大切なのではないだろうか。法
・
り広げられた。小学生はあなどれない。正直な感想である。
教育も、道徳教育もそこから始まるのだと思う。
前述のように、子どもは柔軟な法的思考の素地をもっ
ている。それを潰しているのは私たち大人かもしれない。
・
人は、
「あることがこうなっている」ことを教えるのは大
律教育ではな
「法律ではこうだ」ということを教え・る法
い。法律的なものの考え方を教える法教育である。日本
変得意である。しかし、
「なぜそうなのか」を教えること
は下手だし、なぜなのかを自分で考える力を授けるのは
コード 6-1548
1
◆対談◆ 新学習指導要領をどう読むか
馬場喜 久 雄
東京都板橋区立板橋第八小学校校長
全国小学校道徳教育研究会会長
長谷 徹
東京家政学院短期大学教授
◆新学習指導要領の第一印象
という言葉が加えられています。これらを、先生
徳教育推進教師」
、全体計画の中の「内容と時期」
い こ と 」 な ど に 目 が 留 ま り ま し た。 そ れ と、
「道
活習慣」
「人間としてしてはならないことをしな
た「自己の生き方」
「公共の精神」
「規範意識」
「生
活動、そして、道徳教育の充実として記されてい
項で挙げられていた伝統と文化、言語活動と体験
印象的でした。また、中教審答申の七つの改善事
馬 場 先 生( 以 下、 敬 称 略 ) 各: 教 科、 領 域 す べ て
に道徳にかかわる記述が入っていることが、まず
ぶん、念をおされた。
」という印象を受けました。
取 り 上 げ る 」 と い う 表 現 が 入 っ た り し て、
「ずい
き く 変 わ っ て は い ま せ ん。
「 内 容 項 目 は、 す べ て
ている感じも伺えますが、内容的にはそれほど大
の2勤労が入るなど、今日の社会の現状を考慮し
読んでいくと、それほどありません。低学年に4
ています。新しい内容が増えたのかなとじっくり
第1章総則2の道徳教育に関する記述が長くなっ
要領が改訂されました。その中で、第3章道徳と、
きる力」をはぐくむという理念のもと、学習指導
したね。実践力にとどまらせるのではなくて、実
ける指導の内容及び時期を示すことが求められま
長谷 「:道徳的実践力」については、これまでと
同じ記述です。全体計画では、各教科、領域にお
◆道徳的実践力
ていくことを求められているような気がします。
たが、更に踏み出して、道徳的実践とかかわらせ
う扱うか。これまで内面的自覚を重視してきまし
る流れの中で、小学校での「自己の生き方」をど
幼稚園での「道徳性の芽生え」からはじまり、高
長谷 今: 回の改訂は、幼・小・中・高という縦の
流れをずいぶん意識しているように思われます。
い生き方を学ぶというふうに考えたいですね。
いて考えることを通して、自己を見つめ、よりよ
じゃないですね(笑)。人間としての生き方につ
と い う 言 葉 が あ り ま す が、 わ た し は あ ま り 好 き
が大事になってくると思います。
「自分探しの旅」
ての生き方を、どんな資料で考えさせていくのか
馬場 「:自己」ですから、自分を振り返ることが
大切だと思いました。また中学校では、人間とし
はどう捉えましたか?
なども気になりましたね。
践力に支えられた実践を繰り返していくことで、
長 谷 先 生( 以 下、 敬 称 略 ) 教
: 育 基 本 法、 学 校 教
育法が改正され、これらを踏まえ、引き続き「生
◆自己の生き方
ていく必要があるのでは、と思いましたね。
実践力も実践も深めていく。そういう面を工夫し
等学校で「人間としての在り方生き方」に到達す
長 谷 小: 学 校 の 目 標 に「 自 己 の 生 き 方 」 が 入 っ て
き ま し た。 中 学 校 で は「 道 徳 的 価 値 に 基 づ い た 」
2
対談 新学習指導要領をどう読むか
ていますよね。道徳的実践力をつけた上で、特別
馬場 他: 教科とのかかわりの中で、特に学習指導
要 領 の 特 別 活 動 に、 か な り 道 徳 的 な こ と が 書 か れ
と関連した他教科の各単元の指導内容、どんな時
要がありますね。道徳の時間を中心にすえ、それ
例えば低・中・高で三枚にするなど、工夫する必
でもよいのかとも
を明確にするだけ
のか、という部分
それを意識して書かれていると感じました。
ると思うのですが、そのあたりはいかがですか?
長谷 そ: の関連を考えたとき、毎時間、全教科と
絡めたものを作るとなると、相当の量になってく
いかなくてはなりませんね。
ことですよね。
もあると思いますが、それはそれで生かすという
長谷 こ: れまでも年間指導計画の中で、例えば行
事との関連や教科との関連の欄を設けている学校
すね。
導計画との差が見えにくくなることも考えられま
思いますね。
長谷 や: はり特活が道徳的実践力と結び付く場面
は 多 い で す ね。 実 践 力 に 裏 付 け ら れ た 実 践 が で き
付けられそうな単元だけを取り出すとよいのかな
が具体的にできることは何か? 今回の学習指導 馬場 教: 科によって特色が異なり、考えにくいと
要領では、そこを問われているような気がします。 ころもあると思いますが、特に道徳の内容に関連
る 子 ど も た ち を 育 て て い く。 そ の た め に 道 徳 教 育
という気がします。例えば、算数で、いろいろ考
活 動 の 場 で さ ら に 道 徳 的 実 践 の 場 面 が 出 て く る。 期にどう指導するか、そういった関連図を考えて
◆全体計画
え工夫していくところを「真理・創意進取」とい
馬 場 細: か く な り
すぎると、年間指
馬場 全: 体計画で、
「内容及び時期」を重視して考
え る と い う と、 年 間 指 導 計 画 に な る か な と 思 っ た
う内容項目に関連付ける。音楽なら、民族楽器を
長谷 そ: の全体計画を作る中心人物が、道徳教育
推進教師というわけですが、具体的に来年の三月
◆道徳教育推進教師
*文溪堂の道徳副読本では、新学習指導要領に基づい
た新しい全体計画をご提案しています。
んですが、他教科とのかかわりですから、やはり
間では「友情」や「親切」に関連付づけたりして
道徳的実践力をもとにした実践を意図しているの 「 国 際 理 解 」 に 関 連 付 け た り、 ア ン サ ン ブ ル の 時
で し ょ う ね。 そ う い う 目 で 見 直 す 必 要 が あ る と い
うことなのでしょう。各教科等での道徳教育とか、 おさえる。そういった部分をピックアップすれば
には、「あなたやってくださいよ。
」と言われるわ
よいのかなと思っています。
道徳の時間と各教科等との関連を考えることが大
馬場 本: 校では、
数年前に学校の運営組織をガラッ
と変えまして、
「心の教育プロジェクト」という
の を 設 置 し て い ま す。 こ の プ ロ ジ ェ ク ト の リ ー
けです(笑)
。どういう人をイメージしますか?
長谷 そ: れぞれの学校の重点だけでもいいという
事ですね。
長谷 全: 体計画というと、現在は、構造図のように、 気もします。例えば、本校の低学年の重点目標が
学校教育目標、道徳教育の目標、低・中・高の重点、 「親切」ならば、「親
周りに教師の願いや親の願いなどを一枚の紙にま
ダーは道徳主任ですので、今後はそのリーダーが
切」をそれぞれの
とめて作っていますが、今回の趣旨を反映させて、 教 科 の 活 動 の 中
いような気がします。どんな形が考えられますか。 ど う い う か か わ り
よ り 具 体 的 に し よ う と す る と、 一 枚 に は 収 ま ら な
入れているので、その計画などは全部この道徳教
本校では学校公開の中で、必ず道徳の授業を取り
道徳教育推進教師となります。
で、いつ、どこで、
馬 場 一: 枚 目 は 今 ま で と 同 じ 形、 二 枚 目 以 降 は、 を も た せ れ ば よ い
3
考えて、そのあたりはいかがですか?
へと、単純に動かせるかどうか。全国的な状況を
道徳主任がいて、それが今度は道徳教育推進教師
とは限らない。一般的な学校を考えたとき、現在
長谷 先: 生の学校では、そういう体制がすでにで
きているのですね。しかし、すべての学校がそう
育推進教師が担当することになりますね。
はないでしょうか。
これまでの道徳主任より指導性も発揮できるので
す。 そ う す る と、
なりいく気がしま
ある存在だとすん
任が道徳にも力の
て き ま す。 教 務 主
事と深くかかわっ
ろん、副読本などの資料でどう取り扱われていく
た位置づけなのだと思います。今後、実践はもち
て、
自分の生活を振り返って直していく。
そういっ
たちが分かるようにならなくてはならない。そし
「大切さを知り」ですから、その大切さを子ども
すね。生活習慣そのものを知るわけではなくて、
長谷 高: 学年に「生活習慣」が入ったことは、中
学校の「望ましい生活習慣」との関係性を感じま
道徳教育推進教師は、プラス指導性をもった役割
長谷 道: 徳主任は、学校によっては単に連絡の窓
口の仕事で終わっていたところもあるようです。
道徳教育推進教師が設けられたのだと思います。
を洗い出し、しっかりやっていこうということで、
は、かなり大事な仕事があると思うのです。それ
そんなこともありましたが、本当は、道徳主任に
し、道徳主任の仕事には何も言われませんでした。
すると、校長から厳しい指導が入りました。しか
す。そこは管理職の後押しによると思うのですよ
なんら変わっていないという実態も考えられま
また、道徳主任の名前が変わっただけで、中身は
がないとうまくいかないのではないでしょうか。
校にとっては、大変だと思います。管理職の応援
はない。これまでにあまり機能していなかった学
担う立場の人がいる学校では、特に難しいことで
のではなく、もともと道徳教育推進教師の役割を
しまいますよね。何も無理して新しいものを作る
馬場 道
: 徳が各教科と並立の関係にあると、単な
る道徳の時間の指導だけという位置づけになって
せるということなんだと思います。
ならない。そこで、高学年で、生活習慣を意識さ
れを立て直すために、どこかで気づかせなくては
しかし、二、三年でまた下がってしまいます。こ
やらなくてはということで、少しよくなります。
ていくのです。中学に入るときは、またしっかり
ています。ところが、二年生以降はどんどん落ち
馬場 生: 活習慣というのは、小学校に入学すると
きは、親がしっかりやってくれるので、割とでき
*『5・6年生の道徳』では、基本的な生活習慣の資料
を新しく入れました。十五ページをご覧ください。
か、関心が高いのではないでしょうか。
を期待されるのだと思います。授業公開の準備だ
ね。本校の道徳教育をどう考えるか。当然、管理
馬場 若: いころ、生活指導主任と道徳主任を兼ね
たことがありました。生活指導主任の仕事を失敗
けでなく、相談にのったり、アドバイスをしたり
は教務主任的な立場の人間がなってもよいのでは
任という存在は残しておいて、道徳教育推進教師
個人的な意見ですが、これまでの窓口的な道徳主
することを求められるのではないでしょうか。
馬場 具: 体的にどうやっていくか悩むところです
ね。低・中・高それぞれの特徴を考えてやってい
◆高学年の「基本的な生活習慣」
いう一言は、
ものすごく意味が大きいと思います。
職の質も問われてくる。
「校長の方針の下に」と
かなと思います。
馬 場 キ: ャ リ ア 教
育を大事にしたい
長 谷 「: み ん な の
という表れの一つ
◆低学年の「勤労」
ないでしょうか。学校公開の機会を設けるにして
かなくてはならない。
も、 ど う 授 業 を 組 む か に し て も 、 教 務 主 任 の 仕
4
◆情報モラル
加わっています ね 。
伸ばす、高学年は悪いところを直すという内容が
あるわけですし。中学年で自分を知り、よい所を
長 谷 そ: う で す ね。 弾 力 的 な 扱 い と い う こ と で、
当該学年以外のものを扱ってもよいという場合も
いのではないかという気もしますが。
思いますね。内容的に低学年から取り組んでもよ
馬場 こ: こでいう「個性伸長」とは、自分を大切
にする、自分に対して自信をもつということだと
◆中学年「個性 伸 長 」
りがやがて社会へとつながっていくのでしょう。
必要があるでしょうね。そして、地域とのかかわ
「 み ん な 」 は、 家 族 か ら 始 ま り 、 家 族 の 外 へ 出 る
とかかわってい こ う と い う よ う な 。
低学年の場合、
求められている気がしますね。低学年なりに社会
ために働く」という部分から、社会参画の意識が
て子どもたちが考えられるような道徳資料は、他
そのものというよりも、情報の伝達や発信につい
内容項目のどこかにかかわらせながら、情報機器
るとよいのでは、と思いますね。
ついて考えさせるきっかけとなるような授業をす
を使って、情報化社会でのコミュニケーションに
く、副読本にある資料、例えば「絵はがきと切手」
なのでしょうか。そのものズバリを扱うのではな
て」というような授業は、道徳の時間にすること
長谷 「情報モラル」は指導しなくてはならない
:
けれど、
例えば
「コンピューターや携帯電話を使っ
また、そこから誤解が生まれることがあります。
日本語を使っていないので、
言語力が育ちません。
りますね。短い言葉のやりとりで、きちんとした
携帯電話のメールは、言語力にかかわる問題もあ
馬場 小: 学生では、およそ三十%が持っていると
聞きました。地域差はあると思いますが。
のではないでしょうか。
携帯電話をもってきても、分からない場合がある
いの子どもが携帯を持っているのか。題材として
長谷 扱: い方が難しいですね。例えば、携帯電話
を扱うとしても、日本全国の小学生で、どれくら
事になってくるかと思いますが。
*次ページでは、『6年生の道徳』に掲載中の「銀のし
ではないかと思います。
もって、指導方法を工夫していただけるとよいの
期 待 も 大 き い の で、 そ れ ぞ れ の 学 校 が 主 体 性 を
いることが大切ですね。道徳教育は、社会からの
しても年間指導計画時にきちんと位置づけられて
う気をつけないといけないと思います。いずれに
長 谷 そ: の よ う な 扱 い の 場 合、「 結 果 と し て 複 数
時間になってしまった」ということにならないよ
あってもよいのではないでしょうか。
ができるようになります。そのような複数時間が
に時間をかけることによって、より効果的な指導
馬場 よ: い資料でも、内容が難しかったり長かっ
たりすると四十五分での扱いが難しく、どこかに
いごとに授業を行う方法も考えられます。
資料を複数のねらいから視点を当て、一つのねら
て効果のある場合があるでしょう。また、一つの
いろいろなやり方があると思います。例えば、同
とで、複数時間にわたる指導がいわれています。
もう少し柔軟性をもたせてもよいのではというこ
長谷 四: 十五分が一つのまとまりで、一つの内容
項目について考えていくのが通常の方法ですが、
◆「複数時間」の取り扱い
*『3・4年生の道徳』では、個性伸長の資料を新し
く入れました。十三ページをご覧ください。
ら使わなくてはならないし、使いながらどのよう
無理が出てくることがあります。複数時間で十分
じねらいの資料を意図的に連続させることによっ
馬場 今: までは視聴覚教材という言葉がありまし
たが、今回は「コンピュータや情報通信ネットワー
にもあるのではないでしょうか。
ょく台」の複数時間での実践例をご紹介しています。
*『1・2年生の道徳』では、勤労の資料を新しく入
れました。十一ページをご覧ください。
クなどの情報手段」と表現されています。これか
た資料を新しく入れました。
に「情報モラル」を学んでいくかということが大
5
*『1~6年生の道徳』では、情報モラルを取り入れ
対談 新学習指導要領をどう読むか
複数時間扱いの実践例
東京都台東区立台東育英小学校
赤堀美喜夫
■学年 六年
■内容項目 2―4謙虚・寛容
■主題名 広い心
■資料名 銀のしょく台
■本時のねらい 謙 虚 な 心 を も ち、 広 い 心 で 自 分 と 異 な る 意 見
や立場を大切にしようとする心情を育てる。
■資料のあらす じ
次の四つの場面から構成されている。
①ミリエル司教が、刑務所から出たばかりのジャ
ン を 客 と し て 迎 え る が、 ジ ャ ン は、 銀 の 食 器 を
盗んで逃げる。
② 翌 朝、 銀 の 食 器 が 盗 ま れ た こ と を 知 っ て も、
司教は怒りを表 さ な か っ た 。
③ 逃 げ た ジ ャ ン が 警 官 に 捕 ま り、 司 教 の 前 に 連
れ て こ ら れ て も、 司 教 は 笑 っ て 対 応 し、 ジ ャ ン
の無罪を主張す る 。
④ 司 教 は 銀 の 食 器 は あ げ た も の だ し、 銀 の し ょ
く台もあげたはずなのに、なぜ、銀のしょく台
を 持 っ て い か な か っ た か と 言 っ て、 ジ ャ ン に 銀
のしょく台を渡 す 。
■出典 文溪堂発行『6年生の道徳』
『自分の考えを基に、書いたり話し合ったりする
えに接する中で、自分の考えを深め、自らの成長
■二時間扱いを計画した意図
本資料は、長編の物語の一部を道徳の時間で扱
えるように短くまとめている。原典は名作の
『レ・
を実感できる』ような指導を目指した。
などの表現する機会を充実し、自分とは異なる考
ミゼラブル』である。事前に、朝の読書などで読
という地位にある人物について理解を図っておい
◇「ハンドベースボールで、A君のエラーで二点
●展開後段の記録(一部抜粋)
む本として紹介しておき、当時の時代背景、司教
た。また、資料を読む前に説明を加えた。この資
取られて、A君を一方的に責めてしまいました。
」
なくなったのに、責められて悔しかったです。」
「あのときは、一年生が急にきて、ボールが見え
料を通して、司教やジャンの心情や葛藤を考え、
児童同士の意見の交流を図り、道徳的価値の自覚
「それなのに、ぼくがエラーをしたとき、A君は、
を一層深めるには、二単位時間にわたって指導す
る必要があると考えた。一単位時間を資料の登場
『今のは捕れないよ。難しいバウンドだったよ。』
と言ってくれて、うれしかったです。
」
人物について考える時間として扱い、今までの自
分を考え、児童同士が話し合う時間として、一単
◇「仲がいいBさんと、ささいなことでけんかに
と送ってしまったことがあります。」
なってしまって、メールで、
『もう絶対遊ばない。
』
位時間を使う計画を立てた。
■工夫した点
「ささいなことって、どんなことですか。
」
はよう』って言っても、何も返してくれないので、
「Bさんは、朝が弱いことを知っているのに、
『お
意地悪い行動をとってしまって、けんかになりま
第一時を一日の最後の時間に行い、板書をその
まま残し、翌日の一時間目に第二時を行った。意
子どもなりに考えを深められるよう意図した。
◇忘れ物や、したらいけないことをしてしまった
識を連続させ、また、第二時までに、それぞれの
展開後段からを第二時として扱った。
「相手の
過ちや失敗を許せず、
一方的に非難した経験」
「相
ときに、先生が信頼してくれて、許してもらった
した。」
手の過ちや失敗、
意地悪な行為などを許した経験」
もらった経験」などを振り返るなかで、
謙虚な心、
に進めなくなると思います。
」
◇「許す、許さないというよりも、許さないと前
ことがあります。
広い心をもって他者に接することの大切さに気付
「自分の過ちや失敗、意地悪な行為などを許して
かせようと考えた。
「人は人を許せるか。
」という
以上のように、自分とは違った考えに接する中
で、より学習が深まったと考えられる。
話題を展開後段に設定し、新学習指導要領にある
6
実践事例
■展開の概要(1時間目)
導入
展 開 前 段
主な発問と児童の反応
指導上留意したこと
1 急に弟の面倒を見ないといけなくなって、友達との約束
の時間に間に合わず、一方的に友達に言われる人形劇を見る。
・理由を聞けば、怒らないですんだと思う。
・そんなに怒ることないのにと思う。
・身近に起こりうる謙虚・寛容について考えるこ
とで、ねらいとする価値への方向付けをする。
2 「銀のしょく台」を読んで話し合う。
①司教がジャンを客として迎えたのは、どんな気持ちから
だったと思うか。
・わたしが泊めてやらなければ、この男は困るだろう。
・わたしを頼って来たのだ。お客として迎え入れよう。
②マグロワールに「銀の食器を盗んだのは、ジャンに違いな
い。」と言われた司教は、しばらく黙って何を考えていたと
思うか。
・人間にはだれにでも弱い心があるものだ。
・銀の食器は、ただ一つのぜいたくだったが、仕方がない。
・ジャンが必要としているのなら、許そう。
③翌朝、警察に連れてこられたジャンを見たとき、司教はど
んなことを考えたと思うか。また、司教に「これもあなたに
あげたものです。」と言われたジャンは、どんな気持ちになっ
たと思うか。
司教 ・このままでは、ジャンは再び刑務所に入れられる。
・ジャンにも良心はあるはずだ。なんとかしたい。
ジャン・なぜ、司教は、こんなおれをかばうのだろうか。
・自分は、なんて醜い心をもっているのだろうか。
④ミリエル司教は、銀の食器を盗んだジャンをどうして許せ
たと思うか。
・ここでまた逮捕されてしまったら、この男は、悪いことを
する人間として扱われてしまうから、許した。
・人が人を許すとか、許さないとかを決めるほど偉くないと
考えているから。
・聞き取りの視点を提示し、自分なりの考えがも
てるようにする。
・乱暴なノック、険しい目つき、19年間も刑務
所に入れられていたことなど、ジャンのすさんだ
言動に気付かせる。
・役割演技を行い、2人の気持ちを考えることに
よって、司教の優しく寛容な心が、卑屈になって
いたジャンの心を改心させていったことにも気付
かせる。
・客として迎えたにもかかわらず、その行為を裏
切るように、盗みをはたらいたということを想起
させ、『本当に、人は人を許せるのか』という次
時の学習につなげる。
■展開の概要(2時間目)
主な発問と児童の反応
展 開 後 段
終末
7
3 今までの自分の生活を振り返る。
『本当に、人は人を許せるか』
①相手の過ちや失敗、意地悪な行為などが許せず、一方的に
非難したことがあるか。
・約束を守らなかったので、理由も聞かずに責めてしまった。
②相手の過ちや失敗、意地悪な行為などを許したことがある
か。また、それは、なぜそうできたのか。
・友達の家に遊びに行ったら、わたしだけ入れてもらえなかっ
たけれど、今では、仲良く遊んでいる。
③自分の過ちや失敗、意地悪な行為を許してもらったことが
あるか。
・友達の本を借りて汚してしまった。謝ったら、「わざとじゃ
ないよね。」と言って許してもらった。
指導上留意したこと
・『心のノート』50・51ページを活用し、振
り返りの視点を広げてから、ワークシートに書く
ようにする。
・補助発問として、そのときの気持ちや今の気持
ちを尋ねるようにする。
4 教師の説話を聞く。 「忠怒という言葉は、怒るという字が入っているが、中国の論語という本で使われて
いる言葉で、自分の良心に忠実であり、他人への思いやりがあるという意味である。」
新しい内容項目の指導案・低学年
■本時のねらい 働くことのよさを感じ、み
んなのために働こうとする心情を育てる。
■資料のあらすじと活用の概要
のぶくんは,係決めのとき手をあげる人が
少なかったので、ポスター係になった。どん
な絵を描いたらよいかいろいろ考えて,大好
きな虫の絵を描き、
掲示板に飾ってもらった。
しばらくして、友達のまさと君から「のぶく
んのポスター楽しみにしているんだけどな。」
と言われて仕事を忘れていたことに気づく。
そして一生懸命カマキリのポスターを描き,
まさと君や先生、そしてクラスの友だちに喜
んでもらう。
係活動や当番活動など低学年の児童にとっ
て身近な社会参画を扱い、具体的に実践しよ
うとする心をはぐくみたい。働いて人の役に
立つうれしさややりがいを感じることで、ク
ラスの中での自分の成長に気付き,働くこと
の楽しさを改めて実感できるだろう。
■出典 文溪堂発行『2年生のどうとく』
学年
2年
内容項目
4-(2) 勤労
資料名
のぶくんは
ポスターがかり
■展開例
主な発問と児童の反応
指導上の留意点▼ 工夫■ 評価◆
導入
展 開
1 係活動や当番活動の内容を発表し合う。
▼自分の係や当番に関心をもたせることで、ね
● どんな係活動や当番活動があるか。
らいとする価値への方向付けをする。
・掃除当番で教室の掃除する。
■係の表や当番表などを提示するとよい。
2 資料を読んで話し合う。
■話をしながら場面絵を提示し,主人公の気持
① のぶくんはポスター係になったときどんな
ちが考えられるようにする。
気持ちだったか。
▼ポスター係とは教室に飾る絵を描いて掲示す
・なりたい人が少なかったからやろうかな。
る係だということをおさえる。
② 「ポスターを楽しみにしているんだけれど
■古いポスターを見るまさとくんの残念そうな
な。
」と言われたのぶくんはどんな気持ちか。 様子の絵を掲示する。
・ぼくの絵を楽しみにしてくれていたんだ。
◆自分の仕事を友だちが喜んでくれていたこと
・描くのを忘れていてごめんね。
に気付けたか。
③ のぶくんは笑顔でカマキリのポスターを眺
▼ポスターを見て喜ぶみんなの様子をおさえ,
めていた時、どう思ったか。
(中心発問)
主人公の心情をとらえやすくする。
・みんながポスターを喜んでくれてうれしい。 ◆ポスターを一生懸命描いて,みんなに喜んで
終末
・これからは忘れずに仕事をしよう。
もらえた主人公の気持ちを考えられたか。
3 これまでの自分を振り返る。
■係や当番活動で働くことの楽しさが表現され
① 係や当番活動の仕事をして,みんなの役に
た児童の絵や日記を準備しておき紹介する。
立ってよかったと思ったことはどんなことか。
◆これからもみんなのために働くことで楽しく
・掃除係で教室の床をきれいにした時,みん
学校生活を送っていこうという気持ちが深まっ
なが気持ちいいと言ってくれてうれしかった。
たか。
4 教師の説話を聞く。
▼みんなのために働くことのよさを実感させ
● 係や当番を頑張る姿を撮った画像を見る。
る。
8
新しい内容項目の指導案・中学年
■本時のねらい 自分の特徴に気付き,よい
所を伸ばそうとする心情を育てる。
■資料のあらすじと活用の概要
小学校低学年の時に友達が書いたタコの絵
に感激し,その後,魚全般に興味を広げてい
くさかなクンの話。図書館で魚のことを調べ
続けたり,毎日魚屋に行って魚を眺め続けた
り,宿題では魚の絵をかき続けたりカブトガ
ニの飼育に熱心に取り組んだりと,とにかく
魚ひとすじの生活をしてきた。今でも,魚に
ついての勉強,研究,広報を続け,様々な場
面で活躍をしている。
教科の授業,総合的な学習の時間,特別活
動,様々な場面で,それぞれの児童の個性が
表れる。どのような場面でも,子どものよさ
を見つけたら賞賛し,自分のよさに気付くよ
うにさせたい。そのことが子どもの自尊感情
を育て,健全な心の成長につながっていく。
■出典 文溪堂発行『4年生のどうとく』
学年
4年
内容項目
1-(5) 個性伸長
資料名
魚大好き
さかなクン
■展開例
主な発問と児童の反応
指導上の留意点▼ 工夫■ 評価◆
▼子どもに問いかけ,補足説明をする。興味関
●「さかなクン」を知っているか。
心を引き出し,資料への導入とする。
・テレビで見たことがある。
◆インターネット上に,さかなクンのオフィシャ
・おもしろい帽子をかぶっている。
ルホームページがあるので,大きく映し出して,
導入
1 「さかなクン」についての説明を聞く。
授業で活用することもできる。
2 「魚大すきさかなクン」を読んで話し合う。
① 初めてタコをつかまえたさかなクンは、ど ●タコに夢中になっているさかなクンの気持ち
んな気持ちになっただろう。
に共感させる。
②さかなクンは,どんな気持ちで,毎回魚の絵 ●得意なことが認められてうれしい気持ちに
を描いて提出していただろうか。
なっているさかなクンの気持ちに共感させる。
展
開
・大好きな魚を沢山描きたい。
③カブトガニの世話をしながら,さかなクンは ◆カブトガニについて補足説明する。
どんなことを考えていただろう。
④ここまでさかなクンの気持ちを考えてきて, ●よさを伸ばしているさかなクンを,客観的に
今,さかなクンにどんな言葉をかけたいか。
捉えて,次の段階につなげたい。
・好きなことをがんばって続けてすごいね。
・さかなクン,ぼくにも魚のことを教えてね。
3 これまでの自分を振り返る。
●自分のよさを見つめる段階。
「○○が得意」と
●さかなクンのように,自分にはどんな得意な いった能力面だけではなくて,性格的なよさま
こと,いいところがあるだろうか。
で広げて考えさせる。
・走るのが速い。 ・計算が得意。
◆時間に余裕があれば,
「自分のよさをどのよう
に伸ばしていきたいか」と,自己の生き方にか
終末
9
かわる部分まで発問してもよい。
(4) 教師の説話を聞く。
★自分のよさに気付くことができたか。
文溪堂の『1・2年生の道徳』 新作のご紹介 ーかわいいイラストがいっぱいー
◆「うちの きんぎょ」
車は「ころろろろ」と軽やかに進む。こうし
く 資 料 と し て 加 え た。 赤 や 水 色 の 色 づ か い が 楽
ペ ッ ト の「 き ん ぎ ょ」 を 題 材 に し た 話 を、 新 し
えさせたい。
次第に軽快になっていく荷車の音を、うさ
ぎと仲間たちの親切にする気持ちに重ねて捉
ス ト で ご 好 評 を い た だ い て い る 資 料 に「 は し の
う え の お お か み 」 が あ る。 そ の イ ラ ス ト を
手 が け た 柿 本 幸 造 氏 に よ る 絵 本 か ら、 新 た な 資
料 が で き た。 柿 本 氏 の 描 く、 か わ い ら し さ の 中
に 豊 か な 表 情 を も っ た 動 物 た ち が、 ぽ か ぽ か と
暖 か そ う な 中 で、 仲 間 同 士 で 親 切 に し 合 う。
あ る と き、 う さ ぎ が テ ー ブ ル を 作 っ た。 み ん な
で 使 え る よ う に と、 円 い 形 を し た テ ー ブ ル だ。
で き た テ ー ブ ル を、 い つ も み ん な が 集 ま る 丘 の
上 に 置 こ う と、 荷 車 に 乗 せ て 運 ぶ。 し か し、 荷
ご
「 ろん」と少し軽くなる。驚いたうさ
車は重く、
「ごろりん」としか動かない。ところ
が急に
させたい。
せることを、この資料を通じて感じるように
身 近 な 人 を 思 い や り、 親 切 に す る こ と で、
お互いが温かい雰囲気の中で気持ちよく過ご
ど合い言葉として扱うこともできる。
しいイラストを多数使っている。
る子どもたちの気持ちを育てたい。
が で き る。 動 植 物 の 立 場 に 立 っ て 接 し よ う と す
な ど で、 動 植 物 と 接 す る 機 会 と 関 連 さ せ る こ と
生 活 科 や 係 活 動、 飼 育 小 屋 の 動 物 と の ふ れ あ い
生 活 に 身 近 な 生 き 物 を 取 り 上 げ て い る の で、
児童の関心を引くだろう。また、学校生活でも、
動 植 物 は、 言 葉 で 人 間 に 気 持 ち を 伝 え る こ と
ができないということがよく分かる資料である。
気がつくと、そこはいつもの布団の中だった。
れた。満たされた「ぼく」は、金魚と共に眠る。
す る と 母 親 が 気 付 き、 え さ を く れ 水 も 換 え て く
考えた末、金魚鉢の内側に「ごはん」と書いた。
い。お腹が空き、次第に水も濁ってきた。
「ぼく」 1 年 2 ー 親 切 が声を出してもだれにも聞こえない。
「ぼく」は、 『一ねんせいのどうとく』に掲載中で、特にイラ
の 役 目 だ っ た の で、 だ れ か ら も え さ が も ら え な
ある朝、目を覚ますと、「ぼく」は、飼ってい
る金魚の水槽の中にいた。金魚の世話は「ぼく」
資 料 を 読 ん だ あ と で、 学 級 運 営 に お い て
「
『ごろりん』を『ころろろろ』にしよう」な
ルは、みんなの力で無事に丘に到着する。
て、うさぎがみんなのために つくったテーブ
たのだった。後から後から仲間が加わり、荷
ぎが荷車を見ると、仲間が後ろから押してい
10
1年 3ー 自然愛・動植物愛護
作家の谷口國博氏と画家の村上康成氏による
人気の絵本「うちのかぞく」シリーズから、
今回、
◆「ごろりん ごろん ころろろろ」
(2)
(2)
青字……新作
◆新しくなったラインナップ◆
作品名
1年生
内容項目
作品名
2 年生
内容項目
1 たのしい がっこう
4-(4) 愛校心
1 おじいさん こんにちは
2-(1) 礼儀
2 いつでも どこでも
2-(1) 礼儀
2 りすの ちょろた
1-(1) 基本的な生活習慣
3 おてつだい
4-(3) 家族愛
3 おばけ学校の きまり
4-(1) 規則尊重・公徳心
4 じゅぎょうが はじまります
4-(1) 規則尊重・公徳心 4 わらった ねこ
1-(4) 正直誠実・明朗
5 バムの おかたづけ
1-(1) 基本的な生活習慣 5 のぶくんは ポスターがかり
4-(2) 勤労
6 わたしは もんしろちょう
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
6 わけっこしよう
2-(3) 友情
7 がんばれ ホイッ
1-(2) 勤勉努力
7 げん気で わくわく
3-(1) 生命尊重
8 ごろりん ごろん ころろろろ
2-(2) 親切
8 どう したら いいのかな
2-(2) 親切
9 いなりやまの こんたろう
2-(1) 礼儀
9 とつぜんの 雨ふり
4-(3) 家族愛
10 ぼくに まかせてね
4-(2) 勤労
11 かぼちゃの つる
1-(1) 基本的な生活習慣 11 さいごに なっちゃった
1-(1) 基本的な生活習慣
12 うちの きんぎょ
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
12 お気に入りの かさ
2-(4) 尊敬・感謝
13 がっこうの ようむしゅじさん
2-(4) 尊敬・感謝
13 ふしぎな 音
3-(1) 生命尊重
14 うみがめの あかちゃん
3-(1) 生命尊重
14 ひみつの ばしょ
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
15 よりみち
1-(3) 勇気
15 えんぴつは なんさい
1-(1) 基本的な生活習慣
16 およげない りすさん
2-(3) 友情
16 おじさんの てがみ
4-(1) 規則尊重・公徳心
17 はしの うえの おおかみ
2-(2) 親切
17 町の 大いちょうの 木
4-(5) 郷土愛
18 おつきさまが みて いる
3-(3) 敬けん
18 ぐみの木と 小とり
2-(2) 親切
19 ぴょんたくんの ゴール
1-(2) 勤勉努力
19 おかあさんの つくった ぼうし 4-(3) 家族愛
10 学校の うた
4-(4) 愛校心
20 きいろい ベンチ
4-(1) 規則尊重・公徳心 20 ぼく、よびに いって くる
21 たけとんぼづくり
2-(4) 尊敬・感謝
21 おいしかったよ
2-(1) 礼儀
22 ひつじかいの いたずら
1-(4) 正直誠実・明朗
22 きつねと ぶどう
2-(4) 尊敬・感謝
23 すてきが いっぱい
4-(5) 郷土愛
23 きんの おの
1-(4) 正直誠実・明朗
24 二わの ことり
2-(3) 友情
24 大きく なあれ、どんぐりくん
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
25 みみずくと おつきさま
1-(3) 勇気
25 ハムスター
3-(1) 生命尊重
26 ぼくに できること
2-(2) 親切
26 かけざんけんてい
1-(2) 勤勉努力
27 ひのようじん
4-(5) 郷土愛
27 森の けいじばん
4-(1) 規則尊重・公徳心
28 いただきます
3-(1) 生命尊重
28 先生からの おうえんメッセージ
4-(4) 愛校心
29 ひかった おほしさま
3-(3) 敬けん
29 どっちーぬくん
2-(3) 友情
30 きんいろの クレヨン
1-(4) 正直誠実・明朗
30 どうぶつ森の おまつり
4-(5) 郷土愛
31 ランドセルは 十二さい
1-(1) 基本的な生活習慣 31 七つぼし
32 がんばれ ポポ
1-(2) 勤勉努力
32 ぼくの うちの ゆうはん
4-(3) 家族愛
33 あかちゃんが うまれるよ
3-(1) 生命尊重
33 ピンクいろの 花
1-(3) 勇気
34 二ねんせいに なっても
4-(4) 愛校心
34 先生に なったよ
4-(2) 勤労
1-(3) 勇気
3-(3) 敬けん
35 せかいで いちばん うつくしい こえ 3-(3) 敬けん
11
文溪堂の『3・4年生の道徳』 新作のご紹介 ー今、話題の内容を収録ー
◆「ふろしき」
使ってみたいと思うようになる。
しっかり包む風呂敷の魅力を知り、
「わたし」は
何でもすっぽりと包んでしまう。どんな形でも、
方をたずねた。風呂敷は本や重箱、
びんやスイカ、
ある日、「わたし」はとてもきれいな布を見つ
け た。 風 呂 敷 だ っ た。 興 味 を も ち、 母 親 に 使 い
上げ、紹介している。
ワ ー ク 上 の ル ー ル、 マ ナ ー な ど が 一 般 に 指 摘 さ
ることができ、内容としては、個人情報の保護、
活動を行うための基になる考え方と態度と捉え
盛 ん で あ る。
「 情 報 モ ラ ル と は情 報 社 会 で 適 正 な
た指導」が記載されたように、情報教育の議論が
4 年 4 ー 規 則 尊 重・ 公 徳 心
新学習指導要領にも「情報モラルの問題に留意し
◆「和がし屋さんの写真」
扱ったものとして、この資料は最適である。
れ て い る 」 と『 小 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 道 徳
編(九十四頁)』にある。児童が起こす肖像権を
と り、 地 図 に 貼 っ て ま と め て い く。 香 奈 は、 老
前 が 付 け ら れ て い て、 日 本 の 伝 統 や 文 化 を 扱 う
舗 の 和 菓 子 屋 さ ん へ 出 か け た。 和 菓 子 屋 さ ん は
場 合 に、 関 連 さ せ て 指 導 す る こ と が で き る。 総
わ た し た ち の 生 活 の 中 に は、 日 本 人 が 昔 か ら
大 切 に し て き た 伝 統 や 文 化 が た く さ ん あ る。 日
テレビに出た
夏 休 み、 香 奈 は 自 由 研 究 で 自 分 の 住 む 町 を 調
べ る こ と に し た。 デ ジ カ メ で 町 の 名 所 の 写 真 を
常 的 に そ う し て き た も の へ と 視 野 を 広 げ、 日 本
合的な学習の時間や特別活動などに扱うとよい。
人 権 侵 害、 著 作 権 等 に 対 応、 危 険 回 避 や ネ ッ ト
(1)
のよさを感じ取ることのできる心を育てたい。
の 包 み 方 が あ る と い う。 そ れ ぞ れ の 包 み 方 に 名
資 料 の 中 で は、 代 表 的 な 四 種 類 の 包 み 方 が 紹
介 さ れ て る が、 風 呂 敷 に は、 実 に 三 十 種 類 ほ ど
見 直 さ れ て い る。 資 料 で は、 こ の 風 呂 敷 を 取 り
理 性 な ど が 評 価 さ れ、 エ コ ロ ジ ー の 観 点 か ら も
物 で も 包 み 込 む 高 い 実 用 性、 何 回 で も 使 え る 合
敷 は、 古 い イ メ ー ジ か ら 脱 却 し て、 ど ん な 形 の
3年 4ー 愛国心・国際理解
生活様式の洋風化で鞄や紙袋に追いやられて
い た 風 呂 敷 が、 復 活 の 兆 し を 見 せ て い る。 風 呂
(6)
間等の活動の場で、実践したい。
連づけ、特別活動や社会科、総合的な学習の時
童は少ない。マナーという概念で道徳教育と関
被写体には肖像権があり、特に人の場合は撮
影ごとに許可が必要になることを知っている児
と決意する。
なった。香奈は悩んだが、撮影許可をもらおう
撮 っ た こ と を 思 い 出 し、 後 ろ め た い 気 持 ち に
と 言 う。 香 奈 は 和 菓 子 屋 さ ん 断 ら ず に 写 真 を
は、協力してくれた町の人々にも見せるとよい
がった地図を見て、父親がほめてくれた。父親
けずに写真をとってしまった。きれいに出来上
そうである。ためらいながらも、香奈は声をか
出直すことにした。しかし、何度来ても、忙し
く人は大変忙しそうだった。声をかけられず、
テレビに出たことがあるほど有名で、店内で働
12
青字……新作
◆新しくなったラインナップ◆
作品名
3 年生
内容項目
作品名
4 年生
内容項目
1 言葉のまほう
2-(1) 礼儀
1 エジソンとえいじ
1-(1) 基本的な生活習慣
2 コメット君をりっぱな盲導犬に
2-(2) 親切
2 徳べえざくら
4-(5) 郷土愛
3 ロバを売りに行く親子
1-(1) 基 本 的 な 生 活 習
3 貝がら
慣
4 三年二組だって
4-(4) 愛校心
4 花さき山
3-(3) 敬けん
5 友だち屋
2-(3) 友情
5 不思議なぼくの気持ち
2-(2) 親切
6 自転車置き場があるのに
4-(1) 規 則 尊 重・ 公 徳
6 笑顔であいさつ
心
7 まどガラスと魚
1-(4) 正直誠実・明朗
8 はじめての尾瀬で
10 ふろしき
3-(2) 自然愛・
動植物愛護 8 ぼくの部屋
4-(1) 規 則 尊 重・ 公 徳
9 あこがれのアナウンサー
心
4-(6) 愛 国 心・ 国 際 理
10 日本はどんな国?
解
11 二重とびチャンピオン
1-(2) 勤勉努力
11 雨のバス停留所で
4-(1) 規則尊重・公徳心
12 祭りだいこ
4-(5) 郷土愛
12 おばあさんのおむかえ
4-(3) 家族愛
13 おじいさんの顔
2-(2) 親切
13 富士山を救えー田部井淳子
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
14 ないた赤おに
2-(3) 友情
14「正直」五十円分
1-(4) 正直誠実・明朗
15 手紙を書くね
2-(1) 礼儀
15 フィンガーボール
2-(2) 親切
16 キウイフルーツのたなの下で
1-(3) 勇気
16 和菓子屋さんの写真
4-(1) 規則尊重・公徳心
17 お母さん なかないで
3-(1) 生命尊重
17 不思議の不思議
3-(1) 生命尊重
18 公園の草取り
4-(2) 勤労
18 見えない名札
4-(4) 愛校心
19 おばあさんときれいな歩道
2-(4) 尊敬・感謝
19 チューリップの球根
4-(2) 勤労
20 森がすき
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
20 絵はがきと切手
2-(3) 友情
21 リフティング 100 回
1-(5) 個性伸長
21 イモリが元気だと雨がふる
1-(2) 勤勉努力
22 金色の魚
1-(1) 基 本 的 な 生 活 習
22 けんじのわすれもの
慣
23 ありがとうチャンプ
3-(1) 生命尊重
24 ペロとさんぽ
4-(1) 規 則 尊 重・ 公 徳
24 人間愛の金メダル
心
25 大そうじ
4-(2) 勤労
25 ハクチョウの湖・瓢湖
3-(2) 自然愛・
動植物愛護
26 ブラッドレーのせいきゅう書
4-(3) 家族愛
26 なんとなく
2-(3) 友情
27 天の笛
3-(3) 敬けん
27 よわむし太郎
1-(3) 勇気
28 色紙かして
1-(4) 正直誠実・明朗
28 お見まい
2-(1) 礼儀
29 バトミントンクラブ
1-(1) 基 本 的 な 生 活 習
29 新次のしょうぎ
慣
30 女の子ときかんし
3-(1) 生命尊重
30 あなたがもつ生きる力
3-(1) 生命尊重
31 あの日のこと
2-(4) 尊敬・感謝
31 だがし屋のおばあちゃん
2-(4) 尊敬・感謝
32 医学の道へ進みたいー野口英世
1-(2) 勤勉努力
32 シュートボール
1-(1) 基本的な生活習慣
33 さとしの心
2-(3) 友情
33 魚大すきさかなクン
1-(5) 個性伸長
34 拾ったりんご
2-(2) 親切
34 お母さんとの約束
4-(2) 勤労
35
13プレゼント
4-(3) 家族愛
35 運動オンチのオリンピックー秋山エリカ 1-(2) 勤勉努力
9 水飲み場
7 ぼくの生まれた日ードラえもん
23 バングラデシュからきたシャボン君
2-(3) 友情
2-(1) 礼儀
4-(3) 家族愛
1-(1) 基本的な生活習慣
1-(5) 個性伸長
4-(6) 愛国心・国際理解
4-(1) 規則尊重・公徳心
4-(6) 愛国心・国際理解
3-(1) 生命尊重
1-(4) 正直誠実・明朗
文溪堂の『5・6年生の道徳』 新作のご紹介 ー今、話題の内容を収録ー
◆「ふろしき」
使ってみたいと思うようになる。
しっかり包む風呂敷の魅力を知り、
「わたし」は
何でもすっぽりと包んでしまう。どんな形でも、
方をたずねた。風呂敷は本や重箱、
びんやスイカ、
ある日、「わたし」はとてもきれいな布を見つ
け た。 風 呂 敷 だ っ た。 興 味 を も ち、 母 親 に 使 い
上げ、紹介している。
ワ ー ク 上 の ル ー ル、 マ ナ ー な ど が 一 般 に 指 摘 さ
ることができ、内容としては、個人情報の保護、
活動を行うための基になる考え方と態度と捉え
盛 ん で あ る。
「 情 報 モ ラ ル と は情 報 社 会 で 適 正 な
た指導」が記載されたように、情報教育の議論が
4 年 4 ー 規 則 尊 重・ 公 徳 心
新学習指導要領にも「情報モラルの問題に留意し
◆「和がし屋さんの写真」
扱ったものとして、この資料は最適である。
れ て い る 」 と『 小 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 道 徳
編(九十四頁)』にある。児童が起こす肖像権を
と り、 地 図 に 貼 っ て ま と め て い く。 香 奈 は、 老
前 が 付 け ら れ て い て、 日 本 の 伝 統 や 文 化 を 扱 う
舗 の 和 菓 子 屋 さ ん へ 出 か け た。 和 菓 子 屋 さ ん は
場 合 に、 関 連 さ せ て 指 導 す る こ と が で き る。 総
わ た し た ち の 生 活 の 中 に は、 日 本 人 が 昔 か ら
大 切 に し て き た 伝 統 や 文 化 が た く さ ん あ る。 日
テレビに出た
夏 休 み、 香 奈 は 自 由 研 究 で 自 分 の 住 む 町 を 調
べ る こ と に し た。 デ ジ カ メ で 町 の 名 所 の 写 真 を
常 的 に そ う し て き た も の へ と 視 野 を 広 げ、 日 本
合的な学習の時間や特別活動などに扱うとよい。
人 権 侵 害、 著 作 権 等 に 対 応、 危 険 回 避 や ネ ッ ト
(1)
のよさを感じ取ることのできる心を育てたい。
の 包 み 方 が あ る と い う。 そ れ ぞ れ の 包 み 方 に 名
資 料 の 中 で は、 代 表 的 な 四 種 類 の 包 み 方 が 紹
介 さ れ て る が、 風 呂 敷 に は、 実 に 三 十 種 類 ほ ど
見 直 さ れ て い る。 資 料 で は、 こ の 風 呂 敷 を 取 り
理 性 な ど が 評 価 さ れ、 エ コ ロ ジ ー の 観 点 か ら も
物 で も 包 み 込 む 高 い 実 用 性、 何 回 で も 使 え る 合
敷 は、 古 い イ メ ー ジ か ら 脱 却 し て、 ど ん な 形 の
3年 4ー 愛国心・国際理解
生活様式の洋風化で鞄や紙袋に追いやられて
い た 風 呂 敷 が、 復 活 の 兆 し を 見 せ て い る。 風 呂
(6)
間等の活動の場で、実践したい。
連づけ、特別活動や社会科、総合的な学習の時
童は少ない。マナーという概念で道徳教育と関
被写体には肖像権があり、特に人の場合は撮
影ごとに許可が必要になることを知っている児
と決意する。
なった。香奈は悩んだが、撮影許可をもらおう
撮 っ た こ と を 思 い 出 し、 後 ろ め た い 気 持 ち に
と 言 う。 香 奈 は 和 菓 子 屋 さ ん 断 ら ず に 写 真 を
は、協力してくれた町の人々にも見せるとよい
がった地図を見て、父親がほめてくれた。父親
けずに写真をとってしまった。きれいに出来上
そうである。ためらいながらも、香奈は声をか
出直すことにした。しかし、何度来ても、忙し
く人は大変忙しそうだった。声をかけられず、
テレビに出たことがあるほど有名で、店内で働
14
青字……新作
◆新しくなったラインナップ◆
作品名
5 年生
内容項目
作品名
6 年生
内容項目
1 マンガ家になろうー手塚治虫
1-(6) 個性伸長
1 見送られた二十球ー松井秀喜
1-(4) 正直誠実・明朗
2 星野君と定金君ー星野仙一
2-(3) 友情
2 わたしは、わたしらしくー熊田千佳慕
1-(6) 個性伸長
3 ひとふみ十年
3-(2) 自然愛
3 伊能忠敬
1-(2) 希望・勇気・努力
4 待合室で出会った少女
2-(1) 礼儀
よみがえれ、海よ
4
ーえりも岬に木を植えた漁師たち
3-(2) 自然愛
5 父の言葉ー黒柳徹子
2-(2) 親切
5 「分かってるよ」
1-(1) 基本的な生活習慣
6 ふくらんだリュクサック
4-(1) 規則尊重・公徳心・
6 頂上はすぐそこに
権利義務
7 消えたマイケル
4-(2) 公正公平・正義
7 気持ちを伝える言葉
2-(1) 礼儀
8 コロナのかがやき
3-(3) 敬けん
8 共に生きるために
2-(3) 友情
9 キャプテン
1-(2) 希 望・ 勇 気・ 努
9 この手に命を受けてー国境なき医師団
力
1-(3) 自由・規律
3-(1) 生命尊重
10 夏休みの白川郷
4-(7) 郷土愛
10「あたりまえ」をやぶるかぎー白川英樹 1-(5) 真理・創意進取
11 ボランティアクラブに入って
4-(4) 勤労・社会奉仕
11 おばあちゃんの心
4-(5) 家族愛
1-(1) 基 本 的 な 生 活 習
12 もう一度エベレストへー三浦雄一郎 慣
12 雨ー星野富弘
2-(2) 親切
13 おもちゃのシンフォニー
4-(3) 役割・責任
13 班長になったら
4-(3) 役割・責任
14 命のアサガオ
3-(1) 生命尊重
14 絶望の中で見つけた光
3-(1) 生命尊重
15 わたしとゆかた
4-(8) 国際理解
15 屋久島の森で
3-(2) 自然愛
16 手品師
1-(4) 正直誠実・明朗
16 千年の瓦を作るー山本清一
4-(7) 郷土愛・愛国心
17 言葉のおくり物
2-(3) 友情
17 海の勇者
4-(3) 役割・責任
18 世界初のトンボ保護区づくり
3-(2) 自然愛
18 レジにて
2-(2) 親切
19 どこかでだれかが見ていてくれるー福本清三 4-(3) 役割・責任
19 絵地図の思い出
2-(3) 友情
20 ワールドカップへの道ー中田浩二
2-(5) 尊敬・感謝
20 イチョウ祭り
4-(6) 愛校心
21 たまご焼き
4-(5) 家族愛
21 やっぱり気になる
2-(4) 謙虚・寛容
22 だれも知らないニュース
1-(3) 自由・規律
22 マリー=キュリー
1-(5) 真理・創意進取
23 シンガポールの思い出
4-(1) 規則尊重・公徳心・
23 太平洋のかけ橋にー新渡戸稲造
権利義務
24 すれちがい
2-(4) 謙虚・寛容
24 図書館員のなやみ
4-(8) 国際理解
4-(1) 規則尊重・公徳心・
権利義務
1-(2) 希 望・ 勇 気・ 努
25 心にうったえる音楽を目指してー梯剛之 力
25 米百俵
4-(7) 郷土愛・愛国心
26 くずれ落ちたダンボール箱
2-(2) 親切
26 わたしたちの小さな駅
4-(4) 勤労・社会奉仕
27 日本のたから
4-(7) 郷土愛・愛国心
27 ダーウィンの計画
1-(1) 基本的な生活習慣
28 天からの手紙
1-(5) 真理・創意進取
28 地震で学んだこと
2-(5) 尊敬・感謝
29 今年のお年玉
1-(1) 基 本 的 な 生 活 習
29 ぼくの仕事は便所そうじ
慣
30 牛乳配り
4-(4) 勤労
30 銀のしょく台
2-(4) 謙虚・寛容
31 稲むらの火で命を救え
3-(1) 生命尊重
31 大王と風車小屋の主人
4-(1) 規則尊重・公徳心・
権利義務
32 マーチン少年の夢ーキング牧師
4-(2) 公正公平・正義
32 先着順採用
4-(2) 公正公平・正義
33 ネパールで学んだこと
4-(8) 国際理解
33 また、勝てばいいー羽生善治
1-(2) 希望・勇気・努力
168センチのスーパースター
34 ーロベルト=カルロス
1-(6) 個性伸長
34 難民に思いを寄せてー緒方貞子
4-(8) 国際理解
15アジア・パーティー
35
4-(6) 愛校心
35 もみじー東山魁夷
3-(3) 敬けん
4-(4) 勤労・感謝
学習指導要領準拠
1~6年生の道徳
道徳研究 No.54
2008.02 発行
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