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フライブルク - 学術情報センター
フライブルク研修旅行報告書 2014 年中口研究室 9月7日 1 日目 フライブルク到着 9月8日 2 日目 ロープウェイ 山の上から町観察 街歩き(サッカースタジアム・小水力発電・市営住宅) ボーバン地区 (プレゼン・街歩き) デポジット体験 9月9日 3 日目 ホテルビクトリアの説明 (P+R・カーシェアリング・駐輪場) バインガル地区 リーゼルフェルト(学生寮・エコステーション) 森のようちえん 前田成子さんのお話 9 月 10 日 4 日目 自由行動 9 月 11 日 5 日目 エコシュトローム 高校生作成の太陽光パネル見学 熊崎さんのヒアリング 9 月 12 日 6 日目 グループ毎にフライブルクの町並み観察 環境保護局のトーマス・トレーゼルさんにヒアリング ヴァインガルテン地区の省エネマンションの住民の方にヒアリング 熊崎さんとの個人ゼミと全体ゼミ 9 月 13 日 7 日目 ミュンヘン移動 9 月 14 日 最終日 日本帰国 最後の懇親会 フライブルク研修旅行まとめ 次にリッテンバイラー方面のサッカース タジアムとドライザム川の水力発電施設の ◆9 月 8 日 視察を行った。 1 日の流れ *全員でロープウェイを使いショロスベロ クを山登りし、塔からフライブルクの町を 一望する ↓ *街歩き(サッカースタジアム・小水力発 電・市営住宅) ↓ *ボーバン地区 (プレゼン・街歩き) (ドライザムスタジアムの外からの写真) この日は始めにショロスベロクの山の上 SC フライブルクのホームスタジアムで にロープウェイを使いフライブルクの街を は、観客席屋根を利用した太陽光発電・太 展望しました 陽熱利用の大規模施設を設置しており、市 民は一口(500W分)5000 ユーロ程度で好 きなだけ購入でき、発電した電気は電力会 社に売電、出資者は配当を得られ、売電先 は badenova 社であり、市民と公社の繋が りがこういった部分にもあるというのは市 民参加が活発であるということであって、 市民の意識に対しても、経済的にも良いこ とになっています。 (写真:ショロスベロクの山頂からの景色) ○気づいた点 ・フライブルクの街は建築物の色や形、 高さが統一されていることがよくわかりま した。高さ制限等により守られてきた景観 でした。 ・山頂に市民出資の風車が置かれていた。 (ドライザム川水力発電) 元々は軍用施設であった土地を、10 年か けて開発した。人口は 5500 人ほど。敷地は ○気づいた点 ・所有欲がないためライフスタイルに合わ 38 ヘクタール。 せて住み替えていた。 ・集合住宅が8割で、内市営住宅5割 ・サッカースタジアムにサポータ出資のソ ーラーパネルを設置。 ・日本にはないスクリュー型の小水力発電 ・川には洪水の心配がなく堤防を作る必要 がないため、水深が浅く見える。 ・旗を付けベビーカーを引いていた。 ・大聖堂前で平日に市場が開かれていて賑 わいを催していた。 (写真:出典フライブルク市、Stadt Freibrug) そしてヴォーバン地区の住宅地についての まず、ヴォーバン地区の大きな特徴の1 ヒアリング つは「カーフリー」です。カーフリーとは ヴォーバンの航空写真は次のようになって マイカーを極端に減らし、自転車と徒歩交 います。 通を推進する構想です。完全に車の無い地 講師 デレスケさん 域というわけではなく、必要に応じて車を 通訳 熊崎さん 共同で使用するカーシェアリングなどを利 サポーター 遠藤さん 場所:中心部にあるカフェ2階 用しているようです。マイカーを持つ人は 会議室 通常は地区の端にある集合駐車場に車を止 めることができ、重い荷物を自宅へ運ぶ時 など特別な場合に限り団地内へ車を入れる ことができるようです(カーポートフリー)。 このような仕組みを市に考案したのは、持 続可能な地区にしたいと願う市民が 1994 年に立ち上げられた「フォーラム・ヴォー バン」という NPO 団体であり、都市計画 に対し市民参加の道を示しました。フォー ラム・ヴォーバンの方が言うには、もしも 団地に住む人々が皆車を持ったら、ヴォー バンの約 30%の土地が駐車スペースとし (プレゼン場所) ヴォーバン地区 て必要とのことだ。また、元々フライブル ク市の住民約2万人のうち 40%は車を持 たない生活をしているそうで、ヴォーバン は車による騒音の無い街となりました。 次に、省エネ住宅(パッシブ・ハウス) が挙げられます。合計 277 棟の住宅は、エ ネルギー基準値 15kWh/m2 以下という省 エネが実現している(規制があり、ドイツ 全体では 110kWh/m2 以下、ヴォーバンで は 65kWh/m2 以下となっている)。 ルギーの普及に大きくかかわっていると思 った。 (町歩きの写真) ○ヒアリング・ボーバン地区町歩きのポイ ント ・住民自らが強い意志を持って活動してき たことと専門家の方と協力することで行政 より早い対応ができたそうです。 ・1㎡あたりの電力消費量はエネルギー法 (パッシブハウスの説明を受けている際の で制限されていて国では 110kw/時である 写真) が、ヴォーバン地区の平均は 65kw/時と大 また、住宅地は、コージェネレーション きく下回っていた。デレスケさんが住んで システムを導入しており、そのエネルギー いる集合住宅は 15~20 と低くなっている。 源は、天然ガスと地域の林業からの木チッ ・地区としてコージェネレーションと木質 プである。間伐材や値のつかない木材を森 チップによるボイラーを稼働し町の 96% でそのままチップにしていて、約 700 世帯 のエネルギーをまかなっています。 の電力を供給しているとのことです。この ・5500 人の人口に対して 44%が 18 歳以下。 コージェネレーションは badenova という ・雨水をためる穴を作ることにより自然の 地域の電力会社が運営しています。 力でろ過することができ排水設備の設置を ※badenova は、ヨーロッパのエネルギー市 軽減することができるため、コストを削減 場自由化にともなうドイツ地方自治体のエ できるそうです。 ネルギー対策として、フライブルグ市およ ・駐車場のない住宅地が約 3 分の 2 び近郊都市で結成したエネルギー供給会社 ・市民で計画したものを外に向かって配信 であり、街の中に事業普及のためのオープ することにより大多数の賛成を得た。 ンなオフィスを設置し、一般市民への再生 ・若い層を除き年齢は大体平均的に振り分 可能エネルギー導入に関する情報提供や助 けられている 成制度の相談を行っています。こうした取 組みが市民生活に定着して、再生可能エネ ・おまけ 夕食風景 1 日目 エピソード まず午前中にシュロスベロクの山にロープ ウェイで登り、フライブルクの街を一望し た際に そこで街の特徴である、建物の高さや屋根 の色などに気がついた。 そしてフライブルクの代表的な太陽光発電 設備があるサッカースタジアムを見て、 個人が所有する水力発電設備も見学し、再 生可能エネルギー施設の多さに感動した。 その後、ヴォーバン地区に行き、フォーラ ム・ヴォーバンの方にパッシブハウスの説 明を受けた。 とても暮らしやすそうな場所だと思った。 もっちゃん 夕食風景 ドイツ初ビール!!! 9月9日 ◆ ドイツの交通に関するスローガンとして、 「公共交通の促進」 「自転車交通の促進」 「車 1 日の流れ 公害の少ない住宅地域」 「自動車道路の整備」 *ホテル・テルビクトリア・P&R について 「効率の良い駐車場システム」があります。 の説明 これらにカーシェアリングや、P&R が含ま ↓ *街歩き(バインガルテン地区 れていると思われます。交通分担率は、自 リーゼルフェルト(学生寮・エコステー ション)ゼイパーク周辺) 動車:自転車:歩行=3:3:3 くらいになって います。 ↓ *森のようちえん Heuweg のヒアリング ↓ *フライブルク市公認講師 前田 成子さ んのヒアリング (写真:カーシェアリングの車) (P&R 駐車場) その後バインガルテン地区にトラムで移動 しフライブルク学生寮とエコステーション を見ました。 エコステーションの概要 熊崎さんの話 1981 年設立。環境に極力負荷を与えないよ うにつくられたモデルハウス。南側は、ガ ラス張りになっていて、北側が土に埋まっ (写真:ホテルヴィクトリア) このホテルは、ドイツ最初の「ゼロエミ ています。インディアの建築方式だが、煙 突部分は窓となっており、その他の床等に ッションホテル」としても知られる環境経 も工夫が施されているそうです。 営の先進事業者です。太陽光を利用し、地 また、博覧会(1986 年)にて好評を得て 下水を暖房として利用したり、木質バイオ 環境教育のための施設として利用されまし マスの利用、グリーン電力の購入、そして た。 食材や建材なども地産地消を原則とする一 活動内容について 貫した地域密着戦略をとっているとのこと 1~4 年生を対象とし、1 時間~3 時間程度 でした。 のプログラムを組んでおり、例えば、生物 多様性に関するものや食の問題、エネルギ 森のようちえん ています。ここでは、座学ではなく、自分 ・ でものに触れることで学習させる。似たよ のようちえん うな施設で、バルトハウス(環境教育施設) ・講師 があり、こちらは小学校高学年~中学 2 年 ん Heuweg ー問題などを学ぶことができるようになっ 場所 リーゼルフェルト地区にある森 Heuweg アンジェリカさん 参加者 通訳 フライブルク大学 熊崎さ 岡村君 生くらいまでを対象としているそうです。 学生への影響等・・・前まではなかった昼 ヒアリングの概要 休みが増えたことで遊び場として有効利用 2004 年に設立されたフライブルクで最も され始めた。事前の登録が必要であり、エ 新しい幼稚園。園児数 6 人(3 歳~6w歳)、 コステが提供するプログラムに参加しても 職員 2 人、研修職員 2 人、その他ボランテ らう形をとっているそうです。 ィア講師等、7:45~13:45 の 6 時間。 教育に関して・・・五感や経験を大事とす る他の環境教育と同じ考えのもとで動いて もりのようちえん 1 日の活動について はいるとのことです。 朝の会でろうそくを囲み、さまざまなお話 をする(例:きのみや葉っぱ、動物の話、歌 を歌ったり、手遊び等) ↓ 自由時間が 1,2 時間 ↓ 朝のおやつ(ドイツでは風習)を食べ、片付け 等を自ら行わせる(みんなで一緒にが重要) ↓ 自由行動 (エコステーション) その後トラムの五番に乗って終点の Bollerstaudenstraße 駅にある森のよう ちえん Heuweg にヒアリングに行きま した (写真:森のようちえん) 最後にフライブルクの中心部に戻り前田成 ・おまけ ・夕食風景 子さんにヒアリングを行いました。 前田さんについて・・・フライブルク市 公認講師、経済観光メッセ公社 日本アジア業務窓口、元フライブルク市長 通訳 ヒアリングの概要 ・交通 街をコンパクト化しているため、郊外に出 ずに住民が少ない移動で生活できる。 住宅地を結ぶようにトラムを作った。 ドイツではトラムを廃止時期があったが フライブルクではトラムをつぶさないよう ドイツ名物シュニッチェル!! なマーケティング政策を行った。 2日目 エピソード トラムは民間企業のバス、電車等と連携し、 ホテルヴィクトリアの中に入れないのが残 乗り換えがしやすくなっているそうです。 念だったが外からでも 日本では市長の任期が 4 年だが、ドイツで ・エコステーションで集合写真を取る際に、 は 8 年のため長期の計画が実現されやすい たかさんが階段を踏み外して滑っていた、 ため、現在のような街づくりが言えます。 そして志村くんのデジカメも落ちてとても 笑った。 1 年間、トラム乗り放題の券が自動車の維 森の幼稚園の中では子供たちがとても楽し 持管理費とほぼ同じくらい。 そうに遊んでいてドイツの環境教育は すごいということを実際に感じた。 優秀賞をとりまくり、資金を調達し、今の ドツツで有名なシュニッツェルを食べたが フライブルクの形ができていった。 とてもボリューム満タンで ドイツビールもとても大きく日本のものよ ・エネルギー りとても飲みやすかった ドイツでは研究者を育成するために国と会 議所の連携が取れています。 新エネルギー事業バイオガスプロジェクト 日本との副市長との違い・・・日本では援 助、ドイツではライバルの関係だそうです。 ともき ◆ 9 月 10 日 終日自由行動 この日は一日自由行動なのでみんな好きな ところに遊びに行きました。 9 月 11 日 ◆ みんな方向としてはフライブルクから近い スイス方面に行きました。 1 日の流れ *名古屋大学フライブルク留学センターで エコシュトロームの代表にヒアリング ↓ *市内のギムナジウム(中等教育機関) プレゼン・見学 ↓ *熊崎さんへのヒアリング この日は、Ökostrom gruppe Freiburg、 中口 facebook より 3日目 エピソード scolaire へのヒアリングを行った。 Ökostrom gruppe Freiburg(エコシュト ロームグループフライブルク)のヒアリン 1日自由行動で僕たちはスイスのバーゼル グでは、会長であるアンドレアフ・マルコ に行きました。 フスキーさんにお話を伺いました。この企 スイスはスイスフランで違うのでユーロが 業は、30 ほどの子会社を持つ、風力発電や 使えなくて驚いた 太陽光発電の設備を管理運営、配電する市 バーゼルでは美術館やミュンスター(大聖 民出資型の企業です。企業の方針としては、 堂)に行きました。 再生可能エネルギー発電設備は市民による 出資で運営できているので市民の手にわた そしてミュンスターで写真を撮ったら何故 るべきであるとのこと。市民に「自分たち か心霊写真みたいに自分の体が透けていて が建てた」という考えを持たせることが重 怖かったです。 要であるそうだ。もちろん出資者は、その 夜のゼミでは全員で UNO をした。はしと 設備による利益を配当としてもらえます。 もが負けてしまい、罰ゲームで面白い話を マルコフスキーさんは子供のころからダ したが、すべっていた笑 ムの近くに住んでいたそうで、水力発電が 身近にあり、将来はそういった設備に携わ ゆたか る仕事がしたいという考えを持っていたと のことで、銀行マンとして働いていたが、 趣味として始めた再生可能エネルギーを仕 事にしたいと考え、エコシュトロームグル ープができたそうです。 子会社については、発電設備を建てる地 2008 年からある会社だそうで、目的は学 校の屋上にソーラーパネルの設置、管理。 作業は全て生徒が行っている。自由時間を 域ごとにつくります。それは、その設備を 使って活動をしているそうです。この 近隣の住民のものとしたいことと、その地 scolaire は、法律上は市民団体となってい 域の利益のためだそう。マルコフスキーさ ます。会社への出資は生徒の親や教師、そ んは、設備管理は親会社が行うが、あくま の知人、卒業生など。配当については、利 で所有者は地域住民であると念を押して話 益の 3%を出資者へ、そしてあまりの半分を してくれました。 さらに出資者へ与え、残りを学校に費やす 子会社について、地域ごとにつくると伺 ったので、その会社の雇用も地域ごとに生 とのことだ。屋上のソーラーパネルの写真 は次のようになっています。 まれるのかと質問したところ、子会社は住 民による持ち株会社であり、社員は存在し ないとのことです。 事業を行っていく際、フライブルク市と の関係も重要だ。ある 1 つのプロジェクト が始まったとすると、自治体とかなり密に 接していかなくてはならないとのことです。 市民出資の企業は再生可能エネルギーの 普及に大きく貢献していると思いまいた。 設備を自分たちのものだと実感させること (写真:学校の屋上のソーラーパネル) で市民の意識が高まり、次のプロジェクト 法律上は市民団体となっているが、そも に繋がっていくのだと思い、また利益もで そもどういった法律なのかを調べる必要が ているので、地域の活性化にもなるとのこ あると思う。 と。自治体や他社との関係も重要な鍵だと 思いました。 (badenova との協力体制のお 熊崎さんのヒアリング 話も伺いまいた。15 機もの風車を共に建て た。) 熊崎さんが以前働いていたエコステーショ ンについての話をはじめにしてもらい、 その後これまでのヒアリングでの疑問点や フライブルクのことについての質問を行い ました。 次に、市内のギムナジウム(中等教育機 フライブルクに女性が多い理由・・・男性 関)へ足を運んだ。そこには学生による会 労働が少ないため、男性が少ない。 社「scolaire」があり、そこの教師や学生に 病院が多い、第 3 次産業が中心のため 話を伺いました。 9 月 12 日 選挙率高くない理由・・・現代、環境問題 ◆3-5 のグローバル化により、目の前の問題が見 1 日の流れ えなくなってきているため。または自然の *グループ毎にフライブルクの町並み観察 流れなのではないか? ↓ *環境保護局のトーマス・トレーゼルさん バーデンベルグ・・・ごみの埋め立て場、 にヒアリング ドイツ内で日射量が最も多く、太陽光パネ ↓ ルがつけやすい。また、ラテン系の人が多 *ヴァインガルテン地区の省エネマンショ く、OPENな人が多いため、車を締め出 ンの住民の方にヒアリング して中心部等で歩きや自転車ですれ違う確 ↓ 率が高くなり、本来であればなかったコミ *熊崎さんとの個人ゼミと全体ゼミ ュニケーションがとれるようになった。 最後の懇親会 ヴィーレ(1900 年前後)・・・文化財保護の 対象となっている地域でファザードと呼ば れる家に手入れをしていけない法が課せら 環境保護局は 1986 年に市に設置された。 れているが、家の改修工事等の際に無料で 行政は気候保護にどう貢献できるかという コージェネ対応しているかを無料調査を行 と、まずインフラの整備、次に建物を環境 い、促進している。ただし、悪く言う人、 に適したものへとすること、そして市民に 買い替え等の問題、変化を好まない人の影 声をかけること。 響で実際うまくいっていない。 ○エネルギー目標 ・エネルギー消費量の削減 4日目 ・高効率のエネルギー開発 ギムナジウムに行った際に、学生 3 人の発 ・再生可能エネルギーの利用 表は本当にすごかった。 有機ゴミからバイオガスを作り、昔ゴミの 特に小学生が 2 人いたが、小学生であのレ 埋め立て地として使われていた場所からメ ベルの発表をできるのはすごいと思う。 タンガスを採取しコージェネレーションに 学生にどうしてこんなにうまくできるのか 使用する と話を聞いてみると、プレゼンなどを行う ことに特化した 国が電気の買い取り価格等を定め、個人で 教育を受けているというお話だった。 ソーラーパネルを所持していても利益が出 学校の屋上のソーラーパネルの多さや学校 るようなシステムを作った。しかし、2014 内の施設の充実さなどは 年以降法改正の影響により売電が魅力的で 日本でも取り入れるべきだと思いました。 なくなった。そのため予想では発電量が横 ばいになるため、法改正に対抗できる市の はしとも 条例を考えているそうです。 時間帯によっては自転車通行量が多いため ヴァインガルテン西部でフライブルク・シ 自転車道が対応しきれていない。 ュタットバウ社 が約 140 戸、16 階建ての 駐輪場の問題があるそうです。 ビルを改修し、一部にバリアフリー設計を 導入。エネルギーコストを大幅に削減した そのような問題を解決すべく自転車の高速 魅力的な低コスト住宅となっている。パッ 道路の作成を計画している。 シブハウス基準(年間冷暖房負荷 15kWh/m2)を導入。環境保護効果は以下 世界で初めて回収した高層住宅をパッシブ ハウス化した。他にも学校などもその基準 を満たしている。 のようになっています。 年間 60 トンの二酸化炭素を削減。 の太陽光発電設備を整備。 雨水ろ過設備を搭載。 学校教育で環境を意識させる行動を取らせ また、住民同士のコミュニティーをつくる ることで、減ったエネルギーの分の利益は ことをコンセプトとしており、このマンシ 半分学校の補助金として与えられている。 ョンには低所得の方が多く住んでいるよう で、また 1 人暮らしも多いそうです。なの FREE-sun で色分けされている航空写真を で 1 人 1 人の関係が重要であり、こういっ 公開されているため、自分の家の屋根がソ たマンションは自発的に増えるべきだと住 ーラーパネルの設置に適しているか確認で 民は語ってくれました。 きる。 等があるそうです。 ヴァインガルテン地区の省エネ住宅を視察、 住民の方に話を伺いました。 (写真:マンションの一室) (写真:省エネマンション) 最後にドイツで研究を行う人たちは熊崎さ 最終日 エピソード んと個人ゼミを行い疑問点などを解消しま した。 ヴァインガルテンの実際に生活している方 にマンションに部屋に入れていただき、部 その後全体ゼミでドイツの研修旅行のまと 屋内の暖かさに驚いた。 めや反省を行い最後の懇親会を行いました。 さらに日本とは違う私生活の雰囲気も味わ えた。 その夜の全体ゼミの後に前日が誕生日だっ たことを研究室メンバーが覚えていてくれ て、 サプライズでお祝いしてくれて、ケーキを 二つも食べれて思い出に残る誕生日になっ た。 くわっち 全体ゼミの風景と高桑君の誕生日会!!!